JP2012079708A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源回路部からの熱を効率良く放熱することができる照明装置を提供する発熱部品からの熱を効率良く放熱することができる照明装置を提供する。
【解決手段】光源モジュール1と、電源基板71上に変圧器721が設けられた電源回路部7と、電源回路部7からの熱を放熱する放熱部2とを備える照明装置であって、変圧器721は、低電圧側の端子が電源基板71の縁部の側になるように設けてある。放熱部2と変圧器721とを近接させることができ、変圧器721の発熱を放熱部2に効率良く伝達し確実に放熱することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源に電力を供給する電源回路部からの熱を放熱する放熱部を備える照明装置に関する。
照明装置は、光源と、該光源からの熱を放熱する放熱部と、前記光源に電力を供給する電源回路部とを備えている。一般に、白熱電球等の電球型の照明装置においては、放熱部の内部の空洞に電源回路部を収容するように構成してある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたランプ装置511は、複数の発光ダイオード(以下、LEDという)535を有するLED基板(光源)513と、LED535を点灯制御する点灯回路542を有する点灯回路基板(電源回路部)514と、LED基板513及び点灯回路基板514を内部に収容するケース体(放熱部)512とを備えている(図9参照)。ケース体512は、熱伝導性を有し内部にLED基板513を収容する略円筒状のケース521と、該ケース521に取付けられ内部に点灯回路基板514を収容する略円筒状のカバー体522とを有している。LED535からの熱は、LED基板513が取付けられる基板取付部521fを介してケース521及びカバー体522に伝達され、ランプ装置511の外部に放熱される。
特開2010−40223号公報
ところで、特許文献1に係るランプ装置511の如く、電源回路部を放熱部の内部に収容する照明装置において、照明装置を小型化するためには、電源回路部を小型化する必要がある。電源回路部を構成する部品のうち変圧器(発熱部品)が比較的大きな部品であるから、変圧器の小型化を図ることが必要となる。変圧器を小型化するためには、変圧器を構成する1次側及び2次側の巻線の線径、コアの寸法を小さくする必要がある。巻線の線径、コアの寸法は、温度が高くなるに従って電気抵抗が大となるため、大きくする必要があるから、変圧器の温度上昇を抑えることが重要となる。
特許文献1に係るランプ装置においては、カバー体522の内部に設けられ、点灯回路基板514を収容する絶縁カバー531の内部に、点灯回路基板514を埋没させるように放熱性及び絶縁性を有する充填材を充填してもよいことが開示してある。しかしながら、点灯回路基板514を構成する変圧器543a等の回路素子543と金属製のカバー体522との間には、充填材及び絶縁カバー531が介在しており、回路素子543と金属製のケース521との間は、隙間548を有して離間してあるから、変圧器543a等の回路素子543からの熱をケース体512に十分に伝達することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、電源回路部からの熱を効率良く放熱することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、該光源に電力を供給する電源回路部と、前記電源回路部の少なくとも一部を収容し、前記電源回路部からの熱を放熱する放熱部とを備える照明装置において、前記電源回路部は、変圧器が設けられた基板を有し、前記変圧器は、低電圧側の端子が前記基板の縁部の側になるように設けてあり、前記基板は、前記低電圧側の端子が位置する縁部を前記放熱部に近接させるように設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、発熱部品としての変圧器が、放熱部に近接する基板の縁部に、該縁部の側に低電圧側の端子が位置するように設けてあるから、放熱部と変圧器とを近接させることができ、変圧器の発熱を放熱部に効率良く伝達し確実に放熱することができる。
本発明に係る照明装置は、前記低電圧側の端子と前記放熱部の間隔は、所定の絶縁距離であることを特徴とする。
本発明にあっては、低電圧側の端子と放熱部の間に所定の絶縁距離を確保してあるから、金属製の放熱部との接触による感電事故の発生を未然に防止し、安全性を確保することができる。
本発明に係る照明装置は、前記放熱部は、一面に前記光源を保持する光源保持部を備え、前記基板は、前記低電圧側の端子が前記光源保持部の前記一面と反対側の他面に近接するように、前記放熱部に設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源からの熱を放熱するように放熱部を設けてあるから、光源と変圧器とで放熱部を共用し、部品点数を低減することができる。
本発明に係る照明装置は、前記放熱部と前記変圧器の間に熱伝導体が介挿してあることを特徴とする。
本発明にあっては、近接する放熱部と変圧器との間に熱伝導体が介挿してあるから、変圧器から放熱部への熱伝達をより良好に行わせ、変圧器の発熱をより確実に放熱することができる。
本発明に係る照明装置は、前記光源はLEDであることを特徴とする。
本発明の照明装置によれば、発熱部品としての変圧器等を備える電源回路部からの熱を効率良く放熱することができる。
本発明の実施の形態に係る照明装置の模式的外観斜視図である。 本実施の形態に係る照明装置の模式的分解斜視図である。 本実施の形態に係る照明装置の要部の模式的縦断面図である。 本実施の形態に係る照明装置の放熱部の模式的縦断面図である。 本実施の形態に係る照明装置の電源回路部の模式的平面図である。 図5のVI−VI矢視から見た電源回路部の模式的側面図である。 本実施の形態に係る照明装置の電源回路部の放熱構造の説明図である。 本実施の形態に係る照明装置の電源回路部の他の放熱構造の説明図である。 従来技術に係る照明装置の縦断面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態に示す照明装置は、放物曲面状の外形を有する所謂PAR(Parabolic Aluminized Reflector)型の照明装置である。図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置の模式的外観斜視図である。図2は、本実施の形態に係る照明装置の模式的分解斜視図である。図3は、本実施の形態に係る照明装置の要部の模式的縦断面図である。
図中1は、光源としての光源モジュールである。光源モジュール1は、図3に示すように、円板状をなすLED基板11の一面に、LED12を複数実装してなる。LED12は、例えば、表面実装型LEDである。本実施の形態においては、LED基板11の一面の周縁部に周方向に略等配をなして5つのLED12を設け、この環状に設けられたLED12の内側に、略同心をなして、角度を異ならせて、周方向に略等配をなして5つのLED12を設けている。なお、図2においては、LEDの記載は省略している。
このLED基板11の一面(LED12が実装された面)には、該LED基板11と略同一直径の反射シート10が取付けてある。反射シート10には、LED12の配列に整合させて、LED12の平面形状より若干大きい矩形穴が設けてある。反射シート10は、高光反射率である材料製であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムである。これにより、LED12から出射される光がLED基板11に吸収されることなく反射シート10の反射面において反射されるから、光源モジュール1から外部に出射される光量の低下を防ぐことができる。
光源モジュール1は、該光源モジュール1からの熱を放熱する放熱部2に取付けてある。図4は、本実施の形態に係る照明装置の放熱部2の模式的縦断面図である。放熱部2は、例えば、アルミニウム等の金属製である。放熱部2は、円板状をなし、光源モジュール1を保持する光源保持部21を備えている。該光源保持部21の一面21aには、光源モジュール1がLED基板11の他面(LED12が実装された面と反対側の面)にて取付けてある。なお、光源モジュール1と光源保持部21との間には、熱伝導シート又はグリースを介装する方がより望ましい。光源保持部21は、LED12からの熱を放熱部2の他の部分に伝達する伝熱部としても機能する。
光源保持部21の他面21bには、該光源保持部21と同心をなす筒状の放熱筒22が立設してある。放熱筒22の端部は光源保持部21の一面21aと平行な平面であり、該端部には、該放熱筒22に同心をなす環状の溝22cが設けてある。該溝22cには、環状のシール材30が嵌入してある。シール材30には、周方向の3か所にネジ用穴を有する固定部が設けてある。なお、溝22cは、シール材30の形状に整合するように形成してある。
光源保持部21の一面21aには、該光源保持部21と同心をなす扁平な筒状の反射部23が立設してある。反射部23の内面23aは、鏡面加工が施してあることがより望ましい。鏡面加工を施すことにより、LED12から出射され、反射部23の内面23aに入射した光が、内面23aにて反射され、LED12の光出射方向に沿う方向に出射されることになり、照明装置全体としての光利用効率、いわゆる装置効率を向上することができる。
反射部23の端部の内縁部には、後述する透光板が取付けられる取付面23bが形成してある。該取付面23bには、環状の溝23cが設けてある。溝23cには、環状のパッキン20が嵌入してある。パッキン20により放熱部2と透光板との間を密着させることができ、水滴等の異物が内部に侵入することを防止することができる。この放熱部2の反射部23と透光板により形成される空洞内に、前述した光源モジュール1が収容されることになる。
放熱筒22及び反射部23は、外周面が放熱筒22から反射部23に向けて拡径される滑らかな曲面(略放物曲面)となるように形成してある。この放熱筒22及び反射部23の外周面には、径方向外向きに長手方向に沿って突設された突条の複数のフィン24が周方向に略等配をなして放熱部2の略全長に亘って設けてある。
光源保持部21の他面21bの放熱筒22の内側には、後述する電源回路部からの熱を放熱部2の他の部分に伝達する矩形板状の伝熱板25が立設してある。また、放熱筒22の内側には、後述する電源回路部の電源基板を挟持する挟持部26が伝熱板25に適長離隔して該伝熱板25と平行をなして設けてある。なお、放熱部2は、光源保持部21、放熱筒22、反射部23、フィン24及び伝熱板25が一体的に形成されてなり、光源を保持する保持体としての機能を有すると共に、照明装置の外装体としての機能を有する。
この放熱部2の放熱筒22の側には、絶縁体である筒状の絶縁ケース3を介して、光源である光源モジュール1に外部電源からの電力を供給する給電部である口金4が設けてある。
絶縁ケース3は、放熱部2を保持する筒状の放熱部保持筒31と、口金4を保持する筒状の口金保持筒32と、放熱部保持筒31及び口金保持筒32を連結する連結部33とを備えている。これら放熱部保持筒31、口金保持筒32及び連結部33は、例えば、樹脂等の電気絶縁材料製であり、一体成形してある。
放熱部保持筒31は、放熱部2の放熱筒22に内嵌する環状の突設部と、該突設部に周設され、放熱筒22の端部が当接する当接面を有する鍔部34とを備えている。鍔部34には、周方向に略3等配をなして、ネジ用穴が設けてある。前述したシール材30のネジ用穴は、該鍔部34のネジ用穴に整合するように設けてある。口金保持筒32の外周面には、口金に螺合するための螺子加工が施してある。
放熱部保持筒31の端部には、電源基板の一部を係合する係合凹部36(図2参照)が2つ設けてある。各係合凹部36は、放熱部保持筒31の内周面から内側に突設され、適長(挟持する電源基板の板厚に略等しい長さ)離隔する平行な2つの板部によりなる。2つの係合凹部36は、絶縁ケース3の中心線を含む面に関して対称位置に設けてある。
口金4は、有底円筒形状を有しており、電球用のソケットと螺合するための螺子加工が円筒部に施されてなる一極端子41と、口金4の底面に突設された他極端子42とを備えている。これら一極端子41と他極端子42とは電気的に絶縁してある。なお、口金4の円筒部の外形状は、例えばE26のねじ込み形口金と同一形状に形成してある。この口金4の一極端子41及び他極端子42夫々には、電線(図示せず)の一端が半田付等により固定してある。
この口金4は、口金4の内部に絶縁ケース3の口金保持筒32を挿入して固定することにより、絶縁ケース3と一体化してある。口金4が取付けられた絶縁ケース3は、放熱部保持筒31の側から放熱部2の放熱筒22の内部に挿入し、ネジ28により固定することにより、放熱部2に一体化してある。より詳細には、放熱部2の放熱筒22の端部に設けた溝22cにシール材30を、放熱筒22の端部に設けたネジ用穴にシール材30のネジ用穴が整合するように嵌入して、これらのネジ用穴に放熱部保持筒31の鍔部34に設けたネジ用穴が整合するように、絶縁ケース3の放熱部保持筒31の鍔部34を放熱部2の放熱筒22に当接させた状態において、ネジ28をネジ用穴に螺合させることにより、絶縁ケース3を放熱部2に固定してある。シール材30により、放熱部2と絶縁ケース3との間を密着させることができ、水滴等の異物が内部に侵入することを防止することができる。
このように一体化された放熱部2と絶縁ケース3とにより形成される空洞内には、電線を介して光源モジュール1に所定の電圧及び電流の電力を供給するための電源回路部7が収容してある。図5は、本実施の形態に係る照明装置の電源回路部7の模式的平面図である。図6は、図5のVI−VI矢視から見た電源回路部7の模式的側面図である。
電源回路部7は、収容される空洞の縦断面形状に応じた形状を有する電源基板71と、該電源基板71に実装された複数の電源回路部品とを備えてなる。電源基板71の一面71a及び他面71bには、外部交流電源から供給される交流電流を全波整流するブリッジダイオード、整流後の電源電圧を所定の電圧に変圧する変圧器721、変圧器の1次側及び2次側に接続されたダイオード、IC等の電源回路部品が分配して実装してある。なお、電源基板71として、例えば、ガラスエポキシ基板、紙フェノール基板等が用いられる。
電源回路部7の電源基板71の一面71aには、発熱部品としての変圧器721を含む複数の電源回路部品72が実装してあり、電源基板71の他面71bには、一面71aに実装される電源回路部品72(変圧器721を除く)と比較して、供給される電流による発熱量が比較的多い電源回路部品73が実装してある。
発熱部品である変圧器721は、1次2次絶縁型の変圧器であり、コア721aと、該コア721aに巻回された1次側巻線及び2次側巻線からなる巻線部721bと、1次側巻線に接続される入力端子721cと、2次側巻線に接続される出力端子721dとを備えている。変圧器721は、1次側の入力端子721cから入力された、例えば120Vの電圧を、2つの巻線間の相互誘導により、1次側及び2次側の巻線数比に応じた電圧に変換して、変換した電圧を2次側の出力端子721dから出力する。この実施の形態において、変圧器721の2次側の方が低電圧となっており、変圧器721は、例えば、120Vの電圧を30Vの電圧に降圧するように構成してある。
変圧器721は、図5及び図6に示すように、低電圧側の端子である出力端子721dが電源基板71の縁部の側になるように、電源基板71の縁部に実装してある。以上のように、変圧器721を含む電源回路部品が実装された電源基板71は、放熱部2及び絶縁ケース3により形成される空洞内に、放熱部2及び絶縁ケース3にて保持してある。
図7は、本実施の形態に係る照明装置の電源回路部7の放熱構造の説明図であり、放熱部2への電源回路部7の取付部分近傍の部分拡大図である。電源回路部7は、電源基板71の他面71bの側(電源回路部品73が実装してある側)が放熱部2の伝熱板25の側になるように、2次側巻線に接続される出力端子721dの側が光源保持部21の側になるように、電源基板71の一部を、絶縁ケース3の放熱部保持筒31の端部に設けられた係合凹部36に係合させ、電源基板71の他の一部を、放熱部2の放熱筒22の内側に設けられた挟持部26に夫々係合させることにより、放熱部2と絶縁ケース3とにより形成される空洞内に保持される。この保持状態において、電源回路部7は、図3に示すように、放熱部2及び絶縁ケース3により形成される空洞内に配されることになる。
電源回路部7は、放熱部2の光源保持部21と変圧器721の出力端子721dとの間隔Gが安全上必要とされる所定の絶縁距離になるように、放熱部2に取付けてある。この間隔Gは、端子に供給される電圧の高低に応じて大小となる。即ち、本実施の形態においては、2次側の出力端子721dの方が、1次側の入力端子721cよりも間隔Gを小さくすることができ、放熱部2の光源保持部21により近接させることができる。
放熱部2の光源保持部21と変圧器721との間には、熱伝導体5が介挿してある。熱伝導体5は、変圧器721の光源保持部21に近接する側面及び該側面に連続する上面の一部に亘って、具体的には、コア721aの1側面及び上面の一部、並びに巻線部721bの一部に亘って配してある。熱伝導体5は、絶縁性を有する熱良導体であり、例えば、シリコーン樹脂を含む材料製である。変圧器721からの熱は、図7中に矢符にて示すように、熱伝導体5を介して光源保持部21に伝達される。
この熱伝導体5は柔軟性がある粘土状であることが望ましい。熱伝導体5が柔軟性を有する粘土状とすることにより、放熱部2の光源保持部21及び変圧器721の形状に応じて、熱伝導体5を柔軟に変形させることができるから、放熱部2及び変圧器721間に隙間なく熱伝導体5を介挿することができる。
なお、熱伝導体5は、電源回路部7を放熱部2の放熱筒22の内側に挿入する前に、予め変圧器721の光源保持部21に近接する側面及び該側面に連続する上面の一部に亘って配してある。電源回路部7の電源基板71を挟持部26に係合させるべく、電源回路部7を放熱部2の光源保持部21に向けて押込んだときに、熱伝導体5は、粘土状であるから、柔軟性を有しており、光源保持部21及び変圧器721の形状に応じて変形する。
例えば、光源保持部21及び変圧器721間の間隔が、製造誤差等により若干大きく又は小さくなった場合にも、設計上の光源保持部21及び変圧器721間の間隔よりも若干厚めに熱伝導体5を配しておくことにより、放熱部2及び変圧器721間に隙間なく熱伝導体5を介挿することができる。熱伝導体5が粘土状であり、粘性を有しているから、所望の厚みを維持することが容易である。また、光源保持部21及び変圧器721間の間隔が製造誤差等により若干小さくなった場合に、熱伝導体5が粘土状であり、柔軟性を有しているから、電源回路部7の放熱部2の内部への挿入に従って熱伝導体5の周りの空間に向けてはみ出すように変形するから、変圧器721に作用する力を低減することができ、変圧器721(特に端子の半田付部分)等に悪影響を及ぼす虞はない。
電源基板71の他面71bと伝熱板25との間には、矩形板状の熱伝導シート76が介装してある。熱伝導シート76は、電源基板71の他面71bに実装された電源回路部品73の配置に応じて、適切に寸法及び配置が決定してある。この熱伝導シート76として、絶縁性を有する熱良導体が用いられ、例えば、低硬度の難燃性のシリコーンゴム製が用いられる。電源回路部7、特に電源回路部品73からの熱は、図7中に矢符にて示すように、熱伝導シート76を介して伝熱板25に伝達される。
電源回路部7には、口金4の一極端子41及び他極端子42にその一端が接続された電線の他端が接続してあり、電源回路部7は、口金4と電気的に接続してある。また、電源回路部7は、光源モジュール1と電線(図示せず)を介してコネクタにより電気的に接続してある。なお、電線ではなく、ピンプラグを用いて電気的に接続するようにしてもよい。
放熱部2の反射部23の取付面23bには、光源モジュール1の光出射方向の側を覆い、LED12からの光を拡散しつつ透過する円板状の透光板8が取付けてある。透光板8の外縁部には、周方向に適長離隔して、放熱部2の反射部23の端部及び/又は後述するリングカバーに設けられた係合部に係合する複数の係合部が設けてある。透光板8は、放熱部2の反射部23の取付面23bに外縁部を当接させて、ネジ等により放熱部2に固定してある。なお、透光板8は、例えば、耐衝撃性及び耐熱性に優れ、拡散剤が適宜添加された乳白色のポリカーボネート樹脂製である。
透光板8には、リングカバー9が取付けてある。リングカバー9は、透光板8と略同一直径の環状に形成してあり、外縁部に、放熱部2のフィン24の形状に整合する形状の突設部が設けてある。なお、該突設部には、透光板8の前記係合部に係合する係合部が設けてある。
以上のように一体化された照明装置は、口金4を電球用のソケットに螺合することにより商用交流電源に接続される。この状態にて、電源を投入したとき、口金4を介して交流電流が電源回路部7に供給され、該電源回路部7にて整流された直流電流が光源モジュール1に供給され、LED12が点灯する。
このLED12の点灯に伴って、主としてLED12及び電源回路部7が発熱する。LED12からの熱は、光源保持部21を介して放熱部2の他の部分に伝達され、放熱部2の他の部分(主としてフィン24)から照明装置の外部の空気に放熱される。一方、電源回路部7の電源基板71の一面71aに実装された変圧器721からの熱は、熱伝導体5を介して放熱部2の光源保持部21に伝達され、放熱部2の他の部分(主としてフィン24)から照明装置の外部の空気に放熱される。また、電源回路部7の電源基板71の他面71bに実装された電源回路部品73からの熱は、熱伝導シート76を介して放熱部2の伝熱板25及び光源保持部21に伝達され、放熱部2の他の部分(主としてフィン24)から照明装置の外部の空気に放熱される。
以上の本実施の形態に係る照明装置は、発熱部品である変圧器721を電源基板71の縁部に設け、前述した如く、電源回路部7を放熱部2に近接させて設けている。この近接する放熱部2と変圧器721の間に熱伝導体5が介挿してあるから、変圧器721からの熱を放熱部2に効率良く伝達することが可能となり、変圧器721からの熱を効率良く放熱することができる。
本実施の形態に係る照明装置は、熱伝導体5が粘土状であるから、放熱部2の光源保持部21及び変圧器721の形状に応じて、熱伝導体5を柔軟に変形させることができ、放熱部2及び変圧器721間に隙間なく熱伝導体5を介挿することができる。この結果、変圧器721及び放熱部2の光源保持部21間に殆ど空気等の気体が介在しないから、変圧器721及び光源保持部21間の伝熱抵抗を小さくすることができ、変圧器721からの熱を光源保持部21により効率良く伝達することができ、変圧器721からの熱をより効率良く放熱することができる。
また、熱伝導体5が粘土状であるから、例えば、光源保持部21及び変圧器721間の間隔が、製造誤差等により若干大きく又は小さくなった場合にも、前述したように、放熱部2及び変圧器721間に隙間なく熱伝導体5を介挿することができる。また、例えば、熱伝導体として熱伝導シート等の厚みが予め設定された部材を用い、光源保持部21及び変圧器721間の間隔が製造誤差等により若干小さくなった場合に、電源回路部7を放熱部2に取付けたときに、設計上の間隔から実際の間隔を減算した値に応じた力が変圧器721に作用することになるが、本実施の形態においては、熱伝導体5が粘土状であり、柔軟性を有しているから、変圧器721に作用する力を低減することができ、変圧器721等に悪影響を及ぼす虞はない。
そして、2次側の端子である出力端子721dが、電源基板71の縁部の側になるように、光源保持部21に近接するように電源回路部7を放熱部2に設けている。本実施の形態の如く、放熱部2をアルミニウム等の金属製とした場合、安全上必要とされる所定の絶縁距離に対応する間隔Gは、端子に供給される電圧の高低に応じて大小となるから、電圧が低い側である出力端子721dの方が、1次側の入力端子721cよりも間隔Gを小さくすることができ、放熱部2の光源保持部21に更に近接させることができる。この結果、変圧器721及び放熱部2間に介挿される熱伝導体5の厚みを薄くすることができるから、伝熱抵抗を更に低減することが可能となり、変圧器721からの熱を放熱部2により効率良く伝達することができ、変圧器721の放熱性を向上することができる。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置においては、変圧器721の放熱性を向上することができるから、変圧器721の温度の上昇を抑制することができる。変圧器721の温度の上昇を抑制することができるから、電気抵抗の増大を抑制することができ、変圧器721の1次側及び2次側の巻線の線径を小さくすることができ、巻線部721bの寸法を小さくすることができると共に、コア721aの寸法を小さくすることができる。この結果、変圧器721を小型化することができ、該変圧器721を内部に収容する照明装置を小型化することができる。
更に、光源からの熱を放熱する放熱部2を発熱部品である変圧器721からの熱を放熱する放熱部として用いているから、部品点数を低減することができ、照明装置を小型化することができる。
図8は、本実施の形態に係る照明装置の電源回路部7の他の放熱構造の説明図である。放熱部102の光源保持部21の他面21bの放熱筒22の内側には、発熱部品である変圧器721からの熱を放熱部2の他の部分に伝達する矩形板状の伝熱板27が伝熱板25に平行に立設してある。
放熱部102の光源保持部21及び伝熱板27と変圧器721との間には、熱伝導体5が介挿してある。熱伝導体5は、変圧器721の光源保持部21に近接する側面及び該側面に連続する上面(伝熱板27に対向する面)に亘って、具体的には、コア721aの1側面及び上面の一部、並びに巻線部721bの上面に亘って配してある。熱伝導体5は、絶縁性を有する熱良導体であり、例えば、シリコーン樹脂を含む材料製である。変圧器721からの熱は、熱伝導体5を介して光源保持部21に伝達される。その他の構成は、図7に示す放熱機構と同様であるため、対応する構成部材に図7と同一の参照符号を付して、その構成の詳細な説明を省略する。
以上のように構成された放熱部102及び電源回路部7を備える他の放熱構造においては、巻線部721bの上面に亘って配してあるから、放熱部2及び電源回路部7を備える前述した放熱構造よりも、更に変圧器721の巻線部721bの温度の上昇を抑制することができる。この結果、巻線部721bの1次側及び2次側の巻線の線径を小さくすることができるから、変圧器721を更に小型化することができ、該変圧器721を内部に収容する照明装置を更に小型化することができる。
なお、以上の実施の形態においては、変圧器721の光源保持部21に近接する側面及び該側面に連続する上面に亘って熱伝導体5が配してあるが、これに限定されず、変圧器721からの熱を放熱部に効率良く伝達可能なように、熱通過面積を確保するように、配してあればよい。また、熱伝導体5は、シリコーン系樹脂に限定されず、熱伝導性及び絶縁性に優れていれば良く、放熱シート、ボンド等も適用可能である。
また、以上の実施の形態においては、2次側の端子である出力端子721dが、電源基板71の縁部の側になるように、電源回路部7を放熱部2に設けているが、1次側及び2次側のうち電圧が低い側の端子が電源基板71の縁部の側になるように設けてあればよい。例えば、昇圧する変圧器においては、1次側の端子の側が電源基板71の縁部の側になるように設けられることになる。
また、照明装置は、変圧器721の入力端子721c及び/又は出力端子721dと放熱部との間隔が所定の間隔Gになるように構成してあればよく、例えば、入力端子721c及び/又は出力端子721dの変圧器721における位置が、変圧器721の中央部の側の位置になるように、換言すると、入力端子721c及び/又は出力端子721dを変圧器721の側面から内側に所定の間隔Gほど内側に位置するように、変圧器721を構成してもよい。
また、以上の実施の形態においては、発熱部品として変圧器721を例に説明したが、発熱部品は、これに限定されず、変圧器以外の電子部品でもよい。
また、以上の実施の形態においては、光源としてLEDを用いた照明装置を例示したが、光源はLEDに限定されず、白熱電球、蛍光灯、EL(electroluminescence)等の光源であってもよい。
更に、以上の実施の形態においては、電球用のソケットに取付ける照明装置を例に説明したが、本発明は、このような照明装置に限定されず、スポットライト、ダウンライト等の他のタイプの照明装置においても実施可能であり、その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
1 光源モジュール(光源)
2 放熱部
5 熱伝導体
7 電源回路部
71 電源基板(基板)
72,73 電源回路部品
721 変圧器

Claims (5)

  1. 光源と、
    該光源に電力を供給する電源回路部と、
    前記電源回路部の少なくとも一部を収容し、前記電源回路部からの熱を放熱する放熱部とを備える照明装置において、
    前記電源回路部は、変圧器が設けられた基板を有し、
    前記変圧器は、低電圧側の端子が前記基板の縁部の側になるように設けてあり、
    前記基板は、前記低電圧側の端子が位置する縁部を前記放熱部に近接させるように設けてあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記低電圧側の端子と前記放熱部の間隔は、所定の絶縁距離であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記放熱部は、一面に前記光源を保持する光源保持部を備え、
    前記基板は、前記低電圧側の端子が前記光源保持部の前記一面と反対側の他面に近接するように、前記放熱部に設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記放熱部と前記変圧器の間に熱伝導体が介挿してあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の照明装置。
  5. 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の照明装置。
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