JP2012078532A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常光量に対してより安全性の高い画像表示装置を提供すること。
【解決手段】光量モニタを備えた光源部と、光源部からの光束の出射を制御する制御部と、光束を2次元走査する走査部とを備え、前記制御部内に設けられ、光量モニタの検出出力に基づいて前記光束の光量の異常を検出して前記光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段と、制御部外に設けられ、光量モニタの検出出力に基づいて、前記光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段と、制御部外に設けられ、光源部から出射された光束の光量を光源部より後段にて検出する外部光量検出部を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段とを備え、前記制御部は、第2の異常光量検出手段又は第3の異常光量検出手段により光量の異常が検出された場合、光源部からの光束の出射を停止させることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関し、詳しくは、2次元走査された光束を投影表示する走査型の画像表示装置に関する。
従来、走査型の画像表示装置として、眼の網膜に画像を形成させるようにした網膜走査型画像表示装置が知られている。すなわち、画像信号に応じた強度の光束を出射する光源部と、前記光源部から出射された光束を2次元走査する走査部と、この走査部で走査された光束を被投射対象である眼の網膜に投射する投射部とを備えた画像表示装置である。また、かかる網膜走査型画像表示装置には、光源部からの光束の出射を制御する制御部が設けられている。
光源部には、電気信号を光に変換するレーザダイオードが用いられるが、上述したように、網膜走査型画像表示装置はレーザ光を眼の網膜に直接投射するため、前記制御部によって光量調整を行うようにしている。
前記制御部としては、レーザダイオードの光量モニタの検出結果に基づいて光量調整を行うFPGA(Field Programmable Gate Array)が制御手段として用いられることが多い。FPGAとは、現場において回路の書換えが可能なLSIである。
他方、例えば、特許文献1に開示されているように、レーザダイオードからの出力光量の異常を検出可能とした異常光量検出手段を備えた構成も広く知られている。
レーザ光を眼の網膜に直接投射するものである網膜走査型画像表示装置では、安全性が極めて高く要求されるため、FPGAのようなソフトウェアに依存する安全回路系と、上記異常光量検出手段のようなハード的な安全回路系とを組み合わせて、安全性をより高めるようにした構成とすることが望ましいと考えられる。
特開平5−267769号公報
しかし、上述したように、ハード的な安全回路系としては、レーザダイオードからの出力光量の異常を検出可能としたものが殆どである。レーザダイオードからの出力光量の異常は、電流を電圧に変換して検知するのであるが、その変換回路に異常があって、電圧が低く出力されてしまった場合、制御部では、より光量を増加する方向に制御してしまう。また、互いに波長の異なる複数の光束を合波する合波部を備え、合波した光束を走査部に出射する構成の場合、合波部で異常が発生して光量が著しく増加したような場合でも、合波部の後段では光量異常の検出ができないのが現状である。
そこで、本発明では、より安全性を高めるために、ハード的な安全回路系として、レーザダイオードからの出力光量の異常のみならず、光源部の後段側においても光量異常を検出可能な構成とした画像表示装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、画像信号に応じた強度の光束を出射するとともに、出射する前記光束の光量を検出する光量モニタを備えた光源部と、前記光源部からの光束の出射を制御する制御部と、前記光源部から出射された光束を2次元走査する走査部と、を備え、前記2次元走査された光束を投影表示する画像表示装置であって、前記制御部内に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて前記光束の光量の異常を検出して前記光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段と、前記制御部外に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて、前記光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段と、前記制御部外に設けられ、前記光源部から出射された光束の光量を前記光源部より後段にて検出する外部光量検出部を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段と、を備え、前記制御部は、前記第2の異常光量検出手段又は前記第3の異常光量検出手段により光量の異常が検出された場合、前記光源部からの光束の出射を停止させることとした。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記光源部は、互いに波長の異なる複数の光束を出射することができ、前記複数の光束を合波し前記走査部に出射する合波部を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の画像表示装置において、前記第3の異常光量検出手段は、前記合波部と前記走査部との間の光路上に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する主走査部と、前記第1の走査方向とは略直交する第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する副走査部と、を有し、前記第3の異常光量検出手段は、前記主走査部と前記副走査部との間の光路上に配置されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記第3の異常光量検出手段は、前記走査部の後段の光路上に配置されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項4又は5に記載の画像表示装置において、前記走査部において走査される光束の走査タイミングを、前記第3の異常光量検出手段の外部光量検出部の検出出力に基づいて検出する光検出手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記光源部からの光束の出射を停止させる際に、前記制御部は、前記光源部への電源の供給を停止させることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記走査部で走査された光束の投射対象を、観察者の少なくとも一方の眼の網膜とし、前記走査部によって走査された光束を、前記網膜に入射して、画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、光量の異常が検出された場合、光源部からの光束の出射を停止させるようにした複数の異常検出手段を制御部外に設けたため、安全性を著しく高めることができる。したがって、例えば、より安全な網膜走査型画像表示装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置の概要を示す機能ブロック図である。 同画像表示装置の外観を示す説明図である。 同画像表示装置の電気的構成及び光学的構成を示す説明図である。 同画像表示装置のブロック図である。 同画像表示装置におけるLDに関する光量異常検出処理の第1の流れを示す説明図である。 同画像表示装置におけるLDに関する光量異常検出処理の第2の流れを示す説明図である。 同画像表示装置における光源部の合波後に関する光量異常検出処理の流れを示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像表示装置について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、画像表示装置を、2次元走査された光束を投影表示する走査型画像表示装置としている。
[画像表示装置の概要]
先ず、本実施形態に係る走査型画像表示装置の概要について、図1の機能ブロック図を参照しながら説明する。
図1に示すように、走査型画像表示装置は、画像信号に応じた強度の光束を出射する光源部と、前記光源部からの光束の出射を制御する制御部と、前記光源部から出射された光束を2次元走査する走査部とを備えている。また、前記光源部として、電気信号を光に変換するレーザダイオード(以下、「LD」と表記する場合がある)が用いられており、このLDは、出射する光束の光量を検出する光量モニタとしてフォトディテクタを備えている。
また、図示するように、走査型画像表示装置は、光量の異常を検出する手段として、以下の3つの異常光量検出手段を備えている。
(1)制御部内に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて前記光束の光量の異常を検出して前記光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段。
(2)前記制御部外に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて、前記光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段。
(3)前記制御部外に設けられ、前記光源部から出射された光束の光量を前記光源部より後段にて検出する外部光量検出部を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段。
そして、本実施形態に係る走査型画像表示装置の特徴は、上記第1〜第3の異常光量検出手段を備えるとともに、前記制御部が、前記第2の異常光量検出手段又は前記第3の異常光量検出手段により光量の異常が検出された場合、前記光源部からの光束の出射を停止させるようにした点にある。
このように、制御部内に設けられ、光源部の光量モニタの検出出力に基づいて光量調整を行う異常光量検出手段と、制御部外に設けられて、光源部からの光束の出射を停止させるようにした異常検出手段を設けたため、安全性をさらに高めることができる。
特に、本実施形態では、制御部外に設けたハード構成からなる異常検出手段として、光源部の光量モニタの検出出力に基づいて機能する第2の異常光量検出手段と、光源部から出射された光束の光量を当該光源部より後段にてする外部光量検出部の検出出力に基づいて機能する第3の異常光量検出手段とを備えている。
すなわち、光源部のレーザダイオードからの出力光量は、光量モニタを介して電流―電圧変換回路によって電流を電圧に変換して検知している。しかし、この光量モニタに依存する第2の異常光量検出手段のみであれば、前記電流―電圧変換回路に異常があった場合は異常検出ができなくなってしまう。例えば、電流―電圧変換回路から電圧が低く出力されてしまった場合、制御部では光量を増加する方向に制御することになり、実際の光源部から出力された光束の光量異常が検出できないのである。
また、例えば、互いに波長の異なる複数の光束を合波する合波部を備え、合波した光束を走査部に出射する構成が考えられる。その場合、合波部で異常が発生して光量が著しく増加したような場合でも、合波部の後段では光量異常の検出ができない。
したがって、本実施形態のように、光源部から出射された光束の光量を当該光源部より後段にてする外部光量検出部の検出出力に基づいて機能する第3の異常光量検出手段を備えた構成とすることにより、走査型表示装置の安全性を著しく高めることができる。
特に、図示するように、走査部で走査された光束を被投射対象に投射する投射部を備えた走査型画像表示装置であって、その被投射対象が眼の網膜である網膜走査ディスプレイ(Retinal Scanning Display、以下「RSD」という。)の場合、本実施形態の構成は安全面において大きく寄与することになる。すなわち、それぞれ光量を検出する位置と検出結果に応じた制御との組み合わせが異なる3つの異常光量検出手段を備えさせ、その検出結果に応じて光量調整を行ったり、光源部からの光束の出射を停止させたりしたため、RSDに対する安全への信頼性が著しく向上する。
[RSD(網膜走査型ディスプレイ)]
次に、本実施形態に係るRSD(網膜走査型ディスプレイ)について、図2及び図3を参照しながら具体的に説明する。
(RSDの外観)
本実施形態に係るRSDは、図2に示すように、RSDは、画像信号に応じた強度の光を出射する光源部300(図3)が配設されたコントロールユニット2と、レーザ光を使用者の眼に投射して画像を視認させる投射部500(図3)が配設された画像表示ユニット1とを備えている。これら画像表示ユニット1とコントロールユニット2とは、光ファイバ140(図3)を有する伝送ケーブル3により接続されている。
そして、画像表示ユニット1を、アタッチメント18を介して眼鏡型フレーム5に取付けて使用者の頭部に装着可能とする一方、コントロールユニット2は、使用者の衣服のポケットなどに収納して携行可能としている。
また、図示するように、画像表示ユニット1は、眼鏡型フレーム5の左側(使用者から見て)に取り付けられるが、この画像表示ユニット1は、当該画像表示ユニット1の外観を構成する平面視略L字状の筺体4を有している。そして、かかる筺体4内に、コントロールユニット2の光源部300から出射された光束を2次元走査する走査部400を備えた投射部500が配設されている。なお、筺体4の基端部17には、伝送ケーブル3の一端が接続されている。
また、筺体4の先端部には、使用者の眼と対向するようにハーフミラー9が設けられている。なお、ハーフミラー9は、筺体4の先端に着脱自在に取り付けられたミラーホルダ8に前後回動自在に枢支されている。そして、かかるハーフミラー9を前側へ回動させた開放位置において、投射部500から出射されたレーザ光がハーフミラー9を介して使用者の眼の方向へ反射される。
すなわち、コントロールユニット2の光源部からの各色(R,G,B)毎に強度変調されたレーザ光を合波するとともに、合波したレーザ光を投影部の走査部400で2次元方向に走査し、走査したレーザ光を、ハーフミラー9を介して使用者の眼に入射させ、使用者の眼の網膜上でレーザ光を2次元方向に走査する(図3を参照)。こうして、使用者は網膜上で走査された光により画像信号に応じた画像を視認することになる。
また、外光もハーフミラー9を透過して使用者の眼に入射される。すなわち、投影部から出射されるレーザ光がハーフミラー9で反射して使用者の眼に入射される一方、外光もハーフミラー9を透過して使用者の眼に入射されることになる。そのため、使用者は外光による外景にレーザ光による画像を重ねて視認することができる。このように、本実施形態に係るRSDは、外光を透過しつつ、画像信号に応じた強度のレーザ光を使用者の眼に投射するシースルー型となっている。
ところで、コントロールユニット2は、外部入力端子109(図3)を備えており、この外部入力端子109を介して外部からの画像信号を入力することができる。また、この外部入力端子109を介して図示しないパーソナルコンピュータ等との間で画像信号を形成するためのコンテンツ情報などの送受信を行うことができる。そして、コントロールユニット2は、受信したコンテンツ情報に基づいて画像信号を形成し、この画像信号に応じた強度のレーザ光を伝送ケーブル3の光ファイバへ出射している。
また、眼鏡型フレーム5は、フロント部15と左右のテンプル部16,16とを備えている。そして、テンプル部16は、撓み量を増やせるように、その中途部を平面視及び側面視でZ型に形成したサスペンション構造16aを備える構成としている。したがって、使用者の頭部形状の違いに応じてテンプル部16が撓んでその形状を変化させることにより、様々な使用者の頭部に可及的にフィットさせることができる。そして、かかる眼鏡型フレーム5を頭部に装着することにより、画像表示ユニット1の先端部分に設けられたハーフミラー9を、眼前に容易に配置することができる。
(RSDの電気的構成及び光学的構成)
次に、RSDの電気的構成及び光学的構成について説明する。本実施形態に係るRSDは、図3に示すように、コントロールユニット2(図1参照)内に設けられ、外部入力端子109から入力された画像信号Sに応じた強度の光束を出射する光源部300と、画像表示ユニット1(図1参照)内に配設され、光源部300から入射する光束を利用者の網膜に走査して画像を形成する走査部400を備えた投射部500とで構成されている。
光源部300は、互いに波長の異なる複数の光束を出射することができる構成となっており、複数の光束を合波し走査部400に出射する合波部を備えている。すなわち、光源部300は、後述するRレーザ部121R、Gレーザ部121G及びBレーザ部121Bからの各レーザ光を合波する合波部としての光合成部600を備えている。
このように、光源部300は、外部入力端子109から入力された画像信号Sに基づいて、画像を形成するための要素となるR(赤色)駆動信号120r,G(緑色)駆動信号120g,B(青色)駆動信号120bを画素単位で生成する。
また、光源部300は、当該光源部300の光量調整を行うことのできる制御部110を備えている。この制御部110は、後述する光量モニタの検出結果に基づいて光量調整を行うことのできるFPGA(Field Programmable Gate Array)を備えている。
また、制御部110は、走査部400の主走査部である高速走査部150で使用される高速駆動信号111と、副走査部である低速走査部160で使用される低速駆動信号112とをそれぞれ出力する。なお、主走査部である高速走査部150は、例えば水平方向の第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査し、副走査部である低速走査部160は、前記第1の走査方向とは略直交する例えば垂直方向の第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する。
Rレーザ部121Rは、Rレーザドライバ126と、Rレーザダイオード123と、これと一緒にパッケージされた光量モニタとしてのRフォトダイオード123aとを備えている。また、Gレーザ部121Gは、Gレーザドライバ127と、Gレーザダイオード124と、これと一緒にパッケージされた光量モニタとしてのGフォトダイオード124aとを備えている。同様に、Bレーザ部121Bは、Bレーザドライバ128と、Bレーザダイオード125と、これと一緒にパッケージされた光量モニタとしてのBフォトダイオード125aとを備えている。
Rレーザドライバ126,Gレーザドライバ127,Bレーザドライバ128は、それぞれ制御部110から出力されるR駆動信号120r,G駆動信号120g,B駆動信号120bをもとに、Rレーザダイオード123,Gレーザダイオード124,Bレーザダイオード125へそれぞれ駆動電流を供給する。各レーザダイオード123,124,125は、各レーザドライバ126,127,128から供給される駆動電流に応じて強度変調されたレーザ光を出射する。
そして、各レーザダイオード123,124,125から出射した赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光は、光合成部600のコリメート光学系131,132,133によってそれぞれ平行光化された後に、ダイクロイックミラー134,135,136に入射される。その後、これらのダイクロイックミラー134,135,136により、3原色の各レーザ光が波長選択的に反射・透過して結合光学系137に達し、合波されて光ファイバ140へ出射される。
光ファイバ140を介して出射されるレーザ光は、コリメート光学系141により平行光化されて走査部400の高速走査部150(主走査部)へ入射される。高速走査部150は、レーザ光を水平方向に走査するための偏向面(反射ミラー)152を有する共振型偏向素子151を備えており、高速走査駆動回路153により高速駆動信号111に基づいて共振型偏向素子151を駆動し、偏向面152によりレーザ光を偏向して走査する。高速走査部150と副走査部である低速走査部160との間には、第1リレー光学系155が設けられており、高速走査部150(主走査部)により操作されたレーザ光が、低速走査部160(副走査部)に入射する。
低速走査部160は、レーザ光を垂直方向に走査するための偏向面(反射ミラー)162を有する非共振型偏向素子161を有しており、低速走査駆動回路163により低速駆動信号112に基づいて非共振型偏向素子161を駆動する。この低速走査部160は、表示すべき画像の1フレームごとに、画像を形成するためのレーザ光を最初の走査線から最後の走査線に向かって垂直方向に走査する。ここで「走査線」とは、高速走査部150による水平方向への片側一走査を意味する。非共振型偏向素子161によって走査されたレーザ光は、正の屈折力を持つ2つのレンズ170a,170bが直列配置された第2リレー光学系170を介して、眼201の前方に位置させたハーフミラー9で反射されてユーザの瞳孔201aに入射する。これにより、網膜201b上に画像信号Sに応じた画像が投影され、ユーザは瞳孔201aに入射するレーザ光を画像として認識する。また、ハーフミラー9は外光Laを透過してユーザの瞳孔201aに入射させるようにしており、これによりユーザは外光Laに基づく外景にレーザ光に基づく画像を重ねた画像を視認することができる。
また、主走査部である高速走査部150と副走査部である低速走査部160との間に、フォトダイオードによって構成されたBDセンサ154を設けている。より具体的には、共振型偏向素子151と第1リレー光学系155との間にBDセンサ154を設けている。
かかるBDセンサ154は、共振型偏向素子151によって往復走査される光ビームを検出して電気信号に変換する。すなわち、光源部300から出射された光束の光量を当該光源部300より後段にて検出する外部光量検出部として機能するとともに、走査部400の共振型偏向素子151において走査される光束の走査タイミングを検出するタイミングセンサ(光検出手段)としての機能を果たしている。
そして、制御部110は、BDセンサ154により光ビームが検出されたときの電気信号(BD信号)に応答して、基準信号を生成する。また、制御部110は、画像信号供給回路を有し、基準信号が生成された時点(つまり、BDセンサ154により光ビームが検出された時点)から予め設定された基準時間が経過するのを待って、外部から入力した画像信号を記憶しているRAM(図示せず)から画像信号Sを読み出し、光源部300に出力する。
ここで、本実施形態に係るRSDが備える安全回路系について、図3〜図7を参照して説明する。
本実施形態に係るRSDは、図3に示すように、制御部110の内部に、各レーザダイオード123,124,125が備える光量モニタ(Rフォトダイオード123a、Gフォトダイオード124a、Bフォトダイオード125a)の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出して光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段700を設けている。
また、制御部110の外部には、前記光量モニタ(Rフォトダイオード123a、Gフォトダイオード124a、Bフォトダイオード125a)の検出出力に基づいて、光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段800を設けている。
さらに、同じく制御部110の外部に、光源部300から出射された光束の光量を当該光源部300より後段にて検出する外部光量検出部を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段900を備えている。この第3の異常光量検出手段900は、合波部である光合成部600の後段の光路上に配置されていればよく、本実施形態では、主走査部である高速走査部150と副走査部である低速走査部160との間の光路上に配置している。
すなわち、第1の異常光量検出手段700は、制御部110内に設けたFPGA(図4)内に、前記光量モニタの検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出して光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段700が設けられている。この第1の異常光量検出手段700は、具体的には、図4に示すように、FPGA内に、送信アンプなどを備え、この送信アンプの出力値を検出し、検出結果に応じて送信アンプの増幅率を制御することにより送信出力を一定に制御するようにしたオートパワーコントロール回路(APC)310により構成される。このAPC310は、値取得用のアナログデジタル変換器(A/DConverter)390と接続しており、光量モニタ(Rフォトダイオード123a、Gフォトダイオード124a、Bフォトダイオード125a)の電流―電圧(I−V)変換回路320から受信したPD値を示すアナログ信号をデジタル変換して得た信号を受信する。そして、LD用バイアスデジタルアナログコンバータ(LD用Bias D/A Converter)370を介してレーザダイオード123,124,125に制御信号を送信する。また、APC310は、後述のエラー処理を行うエラー処理部360とも接続されている。
また、制御部110の外部に設けられた第2の異常光量検出手段800は、具体的には、図4に示すように、光量モニタ(Rフォトダイオード123a、Gフォトダイオード124a、Bフォトダイオード125a)における電流―電圧変換回路320と接続する第1の閾値監視コンパレータ330により構成される。そして、第1の閾値監視コンパレータ330において、電流―電圧変換回路320からのPD値が第1の閾値を超えている場合はORゲート410を介して信号保持部であるラッチ回路420に信号を送信する。
さらに、同じく制御部110の外部に設けられた第3の異常光量検出手段900は、具体的には、図4に示すように、外部光量検出部としてのBDセンサ154(図3参照)と、第2の閾値監視コンパレータ340とから構成される。そして、第2の閾値監視コンパレータ340において、BDセンサ154からのPD値が第2の閾値を超えている場合はORゲート410を介して信号保持部であるラッチ回路420に信号を送信する。
上述の第2、第3の異常光量検出手段800,900により光量の異常が検出された場合、本実施形態では、図4に示すように、ラッチ回路420を介して電源OFF信号が制御部110のエラー処理部360を介して、レーザダイオード123,124,125の電源制御を司るLD電源制御部380に送られる。すなわち、制御部110は、第2の異常光量検出手段800又は第3の異常光量検出手段900による検出結果に基づいて、光源部300からの光束の出射を停止させるようにしている。なお、本実施形態では、図示するように、第2、第3の異常光量検出手段800,900により光量の異常が検出された場合、ラッチ回路420からは電源OFF信号がLD電源制御部380に直接送られるようにもしている。
かかる構成により、RSDの安全性が著しく高められている。特に、第3の異常光量検出手段900は、光源部300の光合成部600よりも後段に配設されているBDセンサ154の検出出力に基づいて機能する。そのため、光量モニタであるフォトダイオード123a,124a,125a(図3参照)の電流―電圧変換回路320に依存する第2の異常光量検出手段800とは異なり、電流―電圧変換回路320に異常があった場合でも、光合成部600で異常が発生して光量が著しく増加したような場合でも、光量異常の検出を行うことができる。したがって、本実施形態のように、レーザ光を使用者の眼に投射して画像を視認させる投射部500(図3)を備えたRSDの安全性を著しく高めることができる。
なお、第1の閾値監視コンパレータ330で監視される第1の閾値と第2の閾値監視コンパレータ340で監視される第1の閾値との間には、「第1の閾値<第2の閾値」の関係があるように設定しているが、第1の閾値と第2の閾値とは等しくてもよい。
なお、図4において、符号350はFPGA内に設けられた画像信号供給回路を有する画像タイミング制御部である。画像信号Sを入力すると、所定のRAM(不図示)に一旦格納するとともに、前述の基準信号が生成された時点から予め設定された基準時間が経過するのを待って、画像信号Sを読み出して光源部300の各レーザドライバ126,127,128に出力する。
ここで、図5〜図7を参照しながら、本実施形態に係るRSDの安全機能に関する処理の流れを簡単に説明する。
図5及び図6は、LD(レーザダイオード123,124,125)に関する光量異常検出処理の流れを示す説明図であり、図5は、制御部110内のFPGAに設けられた第1の異常光量検出手段700による処理を示す。図示するように、第1の異常光量検出手段700では、オートパワーコントロール回路(APC)310(図4参照)により、常時、レーザダイオード123,124,125の光量を監視しながら光量を調整する光量制御を行っている(S11)。
そして、制御部110は、電流―電圧変換回路320(図4参照)から受信したPD値が異常であると判断した場合(S12Y)、例えば、図示しない異常ランプを点灯したり、ブザーを鳴らしたりするなどして、光量異常に対して光量調整中であることを報知するエラー処理を実行する(S13)。なお、S12の処理でPD値が異常ではないと判断した場合(S12N)、制御部110は処理をS11に戻す。
次いで、制御部110は、LD電源制御部380を調整してレーザダイオード123,124,125の光量を落とす処理(S14)を行うとともに、各レーザドライバ126,127,128に画像タイミング制御部350を介して光量を低下させる信号を送信する(S15)。なお、S14とS15との処理の順序は逆であってもよいし、平行処理であってもよい。
他方、図6は、制御部110外に設けられた第2の異常光量検出手段800によるレーザダイオード123,124,125の光量異常検出処理を示す。図示するように、第2の異常光量検出手段800では、第1の閾値監視コンパレータ330により、LD(レーザダイオード123,124,125)から出射される光束の光量をPD値と第1の閾値とを比較しながら監視している(S16)。なお、この第2の異常光量検出手段800による光量異常検出処理は、第1の異常光量検出手段700による処理に比べて異常検出タイミングが早くなっており、より優先的な制御処理が行われるようになっている。
そして、第1の閾値監視コンパレータ330による比較結果をORゲート410で判定し、その判定結果が異常であると判断された場合(S17Y)、ラッチ回路420に保持させる(S18)。なお、保持された判定結果は、再度電源がオンされ、起動されるなど異常な状態が解除されるまで維持される。一方、S17の処理で判定結果が異常ではないと判断された場合(S17N)、ラッチ回路420をスルーさせて処理をS16に戻す。
判定結果が異常であった場合、制御部110は、その異常レベルが所定のレベルより大きいか否かを判断し(S19)、所定のレベルより小さい場合(S19N)、エラー処理部360にエラー処理を行わせる(S20)。この処理におけるエラー処理は、やはり図示しない異常ランプを点灯したり、ブザーを鳴らしたりするなどして、光量異常により電源OFFになることを報知するようにしている。
次いで、制御部110は、LD電源制御部380を調整してレーザダイオード123,124,125の光量を落とす処理(S21)を行うとともに、各レーザドライバ126,127,128に画像タイミング制御部350を介して光量を低下させる信号を送信する(S22)。なお、S21とS22との処理の順序は逆であってもよいし、平行処理であってもよい。
一方、S18でラッチ回路420に保持された異常結果の異常レベルが所定のレベルより大きい場合(S19Y)、制御部110は、LD電源制御部380に電源OFF信号を直接出力して電源をOFFさせる(S23)とともに、各レーザドライバ126,127,128には出力停止信号を送信する(S24)。なお、S23とS24との処理の順序は逆であってもよいし、平行処理であってもよい。ところで、S17の判定結果で異常があると判定された結果をラッチ回路420に保持させた後は、S19の判断をすることなく、S20以降の処理とS23以降の処理を並行して行ってもよい。
このように、第2の異常光量検出手段800では、異常光量を検出すると、光源部300からの光束の出射を停止させるが、その際に、制御部110は、光源部300への電源の供給を停止させる制御を実行している。すなわち、電源をOFFとし、かつラッチ回路420を用いた制御を行っているため、異常光量が発生した場合、自動復帰することはなく、誤って強い光量の下で画像表示される虞がない。
一方、図7は光源部300の合波後に関する光量異常検出処理の流れを示す説明図である。この処理では、第3の異常光量検出手段900が、BDセンサ154からのPD値と第2の閾値とを比較しながら光源部300における合波後の光量を監視している(S31)。
そして、第2の閾値監視コンパレータ340による比較結果をORゲート410で判定し、その判定結果が異常であると判断された場合(S32Y)、ラッチ回路420に保持させる(S33)。なお、保持された判定結果は、再度電源がオンされ、起動されるなど異常な状態が解除されるまで維持される。一方、S32の処理で判定結果が異常ではないと判断された場合(S32N)、ラッチ回路420をスルーさせて処理をS31に戻す。
判定結果が異常であった場合、制御部110は、その異常レベルが所定のレベルより大きいか否かを判断し(S34)、所定のレベルより小さい場合(S34N)、エラー処理部360にエラー処理を行わせる(S35)。この処理におけるエラー処理は、やはり図示しない異常ランプを点灯したり、ブザーを鳴らしたりするなどして、光量異常により電源OFFになることを報知するようにしている。
次いで、制御部110は、LD電源制御部380を調整してレーザダイオード123,124,125の光量を落とす処理(S36)を行うとともに、各レーザドライバ126,127,128に画像タイミング制御部350を介して光量を低下させる信号を送信する(S37)。なお、S36とS37との処理の順序は逆であってもよいし、平行処理であってもよい。
一方、S34で異常レベルが所定のレベルより大きい場合(S34Y)、制御部110は、LD電源制御部380に電源OFF信号を直接出力して電源をOFFさせる(S38)とともに、各レーザドライバ126,127,128には出力停止信号を送信する(S39)。なお、S38とS39との処理の順序は逆であってもよいし、平行処理であってもよい。ところで、S32の判定結果で異常があると判定された結果をラッチ回路420に保持させた後は、S34の判断をすることなく、S35以降の処理とS38以降の処理を並行して行ってもよい。
このように、第3の異常光量検出手段900において異常光量を検出した場合も光源部300からの光束の出射を停止させるのであるが、その際に、制御部110は、やはり光源部300への電源の供給を停止させる制御を実行する。この場合も、ラッチ回路420を用いた制御を行っているため、自動復帰するとはなく、誤って強い光量の下で画像表示される虞がない。
ところで、上述してきたように、本実施形態における第3の異常光量検出手段900は、外部光量検出部としてBDセンサ154を兼用したが、専用の外部光量検出部を設けてもよい。BDセンサ154では、走査タイミングによっては光量検出ができない場合も考えられるが、専用の外部光量検出部であれば確実に異常光量検出が行える。なお、外部光量検出部は、例えば、副走査部である低速走査部160の後段に設けるなど、走査部400の後段の光路上に配置することもできる。
本発明を、上述してきた実施形態を通して説明したが、本実施形態によれば、以下のRSDが実現される。
(1)画像信号に応じた強度の光束を出射するとともに、出射する前記光束の光量を検出する光量モニタ(例えば、フォトダイオードなど)を備えた光源部300と、光源部300からの光束の出射を制御する制御部110と、光源部300から出射された光束を2次元走査する走査部400と、を備えて、前記2次元走査された光束を投影表示する画像表示装置であって、制御部110内に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて前記光束の光量の異常を検出して前記光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段700と、前記制御部110外に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて、前記光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段800と、前記制御部110外に設けられ、前記光源部300から出射された光束の光量を光源部300より後段にて検出する外部光量検出部(例えば、フォトダイオードなど)を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段900と、を備え、前記制御部110は、第2の異常光量検出手段800又は第3の異常光量検出手段900により光量の異常が検出された場合、光源部300からの光束の出射を停止させる走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、異常に大きな光量などが出射されることを防止でき、走査型画像表示装置としての安全性を著しく高めることができる。
(2)前記光源部300は、互いに波長の異なる複数の光束(例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色))を出射することができ、前記複数の光束を合波し前記走査部400に出射する光合成部600(合波部)を備えた走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、光量異常のない安全な状態でカラーによる画像を楽しむことができる。
(3)前記第3の異常光量検出手段900は、前記光合成部600(合波部)と前記走査部400との間の光路上に配置されている走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、電流―電圧変換回路320に異常があった場合でも、また、光合成部600で異常が発生して光量が著しく増加したような場合でも、光量異常の検出を行うことができ、走査型画像表示装置の安全性を著しく高めることができる。
(4)前記走査部400は、高速走査部150(第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する主走査部)と、低速走査部160(前記第1の走査方向とは略直交する第2の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する副走査部)と、を有し、前記第3の異常光量検出手段900は、前記主走査部と前記副走査部との間の光路上に配置されている走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、例えば、通常、走査型画像表示装置に備えられているBDセンサ154を外部光量検出部として兼用する設計が行い易くなる。
(5)前記第3の異常光量検出手段900は、前記走査部400の後段の光路上に配置されている走査型画像表示装置。
かかる構成であれば、第3の異常光量検出手段900の配置に関する設計自由度が高まる。
(6)前記走査部400において走査される光束の走査タイミングを、前記第3の異常光量検出手段900のBDセンサ154の検出出力に基づいて検出する光検出手段(外部光量検出部)をさらに備える走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、外部光量検出部により走査タイミングを検出できるように、通常、走査型画像表示装置に備えられているBDセンサ154を外部光量検出部として兼用することができる。
(7)前記光源部300からの光束の出射を停止させる際に、前記制御部110は、光源部300への電源の供給を停止させる走査型画像表示装置。
かかる構成によれば、異常光量が発生した場合、電源の供給を停止するため自動復帰するとはなく、誤って強い光量の下で画像表示される虞がない。
(8)前記走査部400で走査された光束の投射対象を、観察者の少なくとも一方の眼の網膜201bとし、走査部400によって走査された光束を、前記網膜201bに入射して、画像を表示するRSD。
RSDは、光束を網膜201bに直接入射するため、上述してきた3つの異常光量検出手段を備えた構成とすることによって、RSDに対する安全への信頼性を著しく向上させることができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
110 制御部
123a Rフォトダイオード(光量モニタ)
124a Gフォトダイオード(光量モニタ)
125a Bフォトダイオード(光量モニタ)
150 高速走査部(主走査部)
154 BDセンサ
160 低速走査部(副走査部)
201b 網膜
300 光源部
400 走査部
600 光合成部(合波部)
700 第1の異常光量検出手段
800 第2の異常光量検出手段
900 第3の異常光量検出手段

Claims (8)

  1. 画像信号に応じた強度の光束を出射するとともに、出射する前記光束の光量を検出する光量モニタを備えた光源部と、
    前記光源部からの光束の出射を制御する制御部と、
    前記光源部から出射された光束を2次元走査する走査部と、
    を備え、前記2次元走査された光束を投影表示する画像表示装置であって、
    前記制御部内に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて前記光束の光量の異常を検出して前記光束の光量を調整する第1の異常光量検出手段と、
    前記制御部外に設けられ、前記光量モニタの検出出力に基づいて、前記光束の光量の異常を検出する第2の異常光量検出手段と、
    前記制御部外に設けられ、前記光源部から出射された光束の光量を前記光源部より後段にて検出する外部光量検出部を有し、当該外部光量検出部の検出出力に基づいて光束の光量の異常を検出する第3の異常光量検出手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第2の異常光量検出手段又は前記第3の異常光量検出手段により光量の異常が検出された場合、前記光源部からの光束の出射を停止させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光源部は、
    互いに波長の異なる複数の光束を出射することができ、前記複数の光束を合波し前記走査部に出射する合波部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第3の異常光量検出手段は、前記合波部と前記走査部との間の光路上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する主走査部と、前記第1の走査方向とは略直交する第二の走査方向に対して相対的に低速に光を走査する副走査部と、を有し、
    前記第3の異常光量検出手段は、前記主走査部と前記副走査部との間の光路上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  5. 前記第3の異常光量検出手段は、前記走査部の後段の光路上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  6. 前記走査部において走査される光束の走査タイミングを、前記第3の異常光量検出手段の外部光量検出部の検出出力に基づいて検出する光検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像表示装置。
  7. 前記光源部からの光束の出射を停止させる際に、前記制御部は、前記光源部への電源の供給を停止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記走査部で走査された光束の投射対象を、観察者の少なくとも一方の眼の網膜とし、前記走査部によって走査された光束を、前記網膜に入射して、画像を表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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