JP2012075223A - 器具取付部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁材に壁孔を穿設する際に用いられる突起を利用して、壁裏の取り付け位置に位置決めすること。
【解決手段】上枠部12及び下枠部13の表面には、枠本体11の表面が壁材W1の裏面における壁孔W2の周縁に当接可能な壁孔W2を穿設するため、壁孔W2の外形基準位置を壁材W1に記すための突起21が形成されている。そして、各突起21は、枠本体11が壁裏に設置される際に、壁孔W2の四隅の各内面に係止可能になっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、器具取付部材に関する。
建築物の壁に、例えば配線器具を設置するために、器具取付部材としての配線用ボックスが壁裏に配設される(例えば特許文献1参照)。特許文献1の配線用ボックスは、その外形が方形状であるとともに、各縦側壁の開口側の端面にフランジが外側に向けて設けられ、各横側壁の内側にはボスが設けられている。また、底壁の外側面には、複数の突刺体(突起)が一体に突設されている。
そして、特許文献1の配線用ボックスを壁裏に設置する際には、まず、底壁の外側面を壁材における配線用ボックスの設置位置に押し付けて、複数の突刺体を壁材に突き刺すと、壁材に対して配線用ボックスが位置決めされる。この状態で、配線用ボックスの外形を罫書き具により罫書くと、壁材の表側に配線用ボックスの外形線が表示される。次に、鋸等の切断具によって、壁材を外形線に沿って切断すると、壁材に配線用ボックスの外形に対応した方形状の透孔(壁孔)が形成される。そして、壁材の表側から透孔に配線用ボックスを挿入すると、フランジが壁材の表面に当接して、配線用ボックスの開口が壁表に臨んだ状態で、壁材の裏側に配線用ボックスが設置される。
また、特許文献1には、二つの円の一部を互いに重合させた形状の外形をなす配線用ボックスが開示されている。この配線用ボックスには、その周壁の端面に一対のフランジが外側に向けて設けられるとともに、周壁の内側には一対のボスが対向するように設けられている。配線用ボックスの底壁の外側面において、配線用ボックスの外形を構成する各円の中心位置それぞれには、突刺体が一体に突設されている。
そして、配線用ボックスを壁裏に設置する際には、まず、底壁の外側面を壁材における配線用ボックスの設置位置に押し付けて、各突刺体を壁材に突刺させる。各突刺体による突刺痕は、配線用ボックスの外形を構成する二つの円の中心位置となる。この突刺痕に穿孔具のセンターを押し付けた状態で、穿孔具の回転切削刃により壁材に円形孔を穿設する作業を突刺痕毎に行う。すると、二つの円形孔の重合により、二つの円の一部が互いに重合している配線用ボックスの外形に対応した形状の透孔が穿孔される。そして、配線用ボックスを壁表側から透孔に挿入して、各フランジが壁材の表面に当接すると、配線用ボックスの開口が壁表に臨んだ状態で、壁材の裏側に配線用ボックスが設置される。
特開平11−127520号公報
特許文献1の配線用ボックスでは、複数の突刺体は、配線用ボックスの外形を罫書く際の配線用ボックスの位置決めのためや、配線用ボックスの外形に対応した透孔を穿設する際の穿孔中心を記すために用いられる。しかしながら、複数の突刺体は、いずれの場合であっても透孔を穿設した後は不必要なものになってしまっている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、壁材に壁孔を穿設する際に用いられる突起を利用して、壁裏の取り付け位置に位置決めすることができる器具取付部材を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、対向配置された固定部を少なくとも一対備え、壁材に穿設された壁孔を通過させて壁裏の取り付け位置に配置されるとともに、前記固定部を使用して器具又は前記器具の器具枠が壁表に設置されることで、前記壁材を前記器具又は前記器具枠とで挟持して前記取り付け位置に固定される器具取付部材であって、前記壁材の裏面における前記壁孔の周縁に当接する当接面を表面に有する本体部を備え、前記当接面が前記壁孔の周縁に当接可能な前記壁孔を穿設するための外形基準位置を前記壁材に記すための突起が前記本体部の表面に形成されるとともに、前記突起は、前記本体部が壁裏に設置される際に、前記壁孔の内面に係止可能になっていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記壁孔は四角形状であり、前記突起は、前記外形基準位置として前記壁孔の四隅を記すとともに、前記本体部が壁裏に設置される際に前記壁孔の四隅内面に係止可能になっていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記突起における前記壁孔の内面に係止する面が、前記本体部の表面に対して直交する方向へ延びるように形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記本体部には、前記壁孔を穿設する際に前記壁材の表面に記される墨だし線に対して位置合わせ可能な位置合わせ部が設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、壁材に壁孔を穿設する際に用いられる突起を利用して、壁裏の取り付け位置に位置決めすることができる。
実施形態における器具固定枠及び器具枠を示す斜視図。 (a)は器具固定枠の正面図、(b)は図2(a)におけるA―A線縦断面図。 (a)は壁材の表面に第1及び第2墨だし線を記した状態を示す正面図、(b)は第1及び第2墨だし線に対して第1及び第2凹部を位置合わせして突起を壁材の表面に押圧した状態を示す正面図、(c)は突起の突刺痕を示す正面図、(d)は四角枠を罫書いた状態を示す正面図、(e)は壁孔が穿設された状態を示す正面図、(f)は枠本体の一部が壁孔に挿入されている状態を示す正面図。 各突起が壁孔の四隅の各内面に係止している状態を示す正面図。 器具枠が壁に設置された状態を示す縦断面図。
以下、本発明を器具固定枠に具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。また、本実施形態における器具固定枠10は、器具としてのスイッチSが保持された状態の器具枠Hを建築物の壁Wに一つ設置するために壁W裏に設置されるものである。
まず、壁Wについて説明する。
図5に示すように、壁Wは、図示しない柱と、その柱の前後両面に立設される一対の壁材W1とによって構成されている。また、一対の壁材W1の間には中空部K(壁W裏)が形成されるとともに、中空部KにはケーブルCが配設されている。
次に、器具固定枠10について説明する。
図1に示すように、器具固定枠10は、矩形枠状に形成される合成樹脂材料製の本体部としての枠本体11を備えている。
図2(a)に示すように、枠本体11は、対向する短辺を構成するとともに互いに平行に延びる上枠部12及び下枠部13を備えている。また、枠本体11は、対向する長辺を構成するとともに上枠部12の右端部と下枠部13の右端部とを繋ぐ右側枠部14、及び上枠部12の左端部と下枠部13の左端部とを繋ぐ左側枠部15を備えている。そして、枠本体11の中央部には、上枠部12、下枠部13、右側枠部14及び左側枠部15により挿通孔11aが囲み形成されている。
上枠部12及び下枠部13における長辺方向の長さは同じであるとともに、右側枠部14及び左側枠部15における長辺方向の長さは同じになっている。右側枠部14及び左側枠部15は、上枠部12及び下枠部13に対して直交する方向へ延びている。上枠部12、下枠部13、右側枠部14及び左側枠部15の厚みはそれぞれ同じになっている。上枠部12及び下枠部13の表面12a,13a(一端面)と、右側枠部14及び左側枠部15の表面14a,15a(一端面)とは同一面上に位置しており、これら表面12a,13a,14a,15aは、壁材W1の裏面における壁孔W2の周縁全周に亘って当接する当接面として機能する。
上枠部12及び下枠部13の中央部内側それぞれには、固定部としてのボス部16が互いに対向配置され、枠本体11は一対のボス部16を備えている。各ボス部16には、上枠部12又は下枠部13の厚み方向へ貫通する円孔状のボス孔16aが形成されるとともに、各ボス部16内にはナットN1(図1参照)が埋設されている。そして、ナットN1には、器具枠Hを一対のボス部16に固定するための固定ビスB1がボス孔16aを介して螺合可能になっている。
上枠部12及び下枠部13の表面12a,13aには突起21が設けられている。各突起21は、上枠部12及び下枠部13の表面12a,13aにおいて、一対のボス孔16a同士を結ぶ直線L1から上枠部12及び下枠部13の長辺方向に沿って同じ距離だけ離間した位置に設けられている。また、各突起21は、右側枠部14及び左側枠部15の長辺方向の中央を通過し、且つ直線L1に対して直交する方向へ延びる直線L2から右側枠部14及び左側枠部15の長辺方向に沿って同じ距離だけ離間した位置に設けられている。さらに、各突起21は、挿通孔11aの各角部から枠本体11の各角部に向けて一定距離だけ離間した位置に設けられるとともに、挿通孔11aの長側辺の延長線上に設けられている。また、各突起21は、上枠部12又は下枠部13の外側面から挿通孔11a側へ一定距離だけ離間した位置に設けられるとともに、右側枠部14又は左側枠部15の外側面から挿通孔11a側へ一定距離だけ離間した位置に設けられている。さらに、各突起21は、ボス孔16aよりも上枠部12又は下枠部13の外側面寄りに位置している。
そして、隣り合う突起21同士を直線で結ぶことで四角形が描かれるとともに、この四角形は挿通孔11aよりも大きくなっている。また、4つの突起21が壁材W1の表面に突き刺さると、壁材W1の表面には壁孔W2の外形基準位置としての壁孔W2の四隅が記されるようになっている。すなわち、隣り合う突起21同士を直線で結ぶことで描かれる四角形よりも外側に位置する各表面12a,13a,14a,15aは、壁材W1の裏面における壁孔W2の周縁に当接するようになっている。
図2(b)に示すように、各突起21は三角錐状をなすとともに、各突起21の先端は、突出方向に沿って尖った尖端部21dとなっている。図2(a)に示すように、各突起21における上枠部12又は下枠部13側に面する第1側面21aは、上枠部12及び下枠部13の長辺方向に対して平行に延びるとともに、上枠部12又は下枠部13の表面12a,13aに対して直交する方向へ突出するように形成されている。また、各突起21における右側枠部14又は左側枠部15側に面する第2側面21bは、右側枠部14及び左側枠部15の長辺方向に対して平行に延びるとともに、上枠部12又は下枠部13の表面12a,13aに対して直交する方向へ突出するように形成されている。さらに、各突起21における挿通孔11a側に面する第3側面21cは、第1側面21aと第2側面21bとを繋ぐとともに、第1側面21a及び第2側面21bの突出方向に対して交差し、枠本体11の各角部側に向かう方向へ延びて傾斜するように形成されている。
上枠部12及び下枠部13の外側面であって、直線L1を通過する部位それぞれには、挿通孔11a側に向かって凹む位置合わせ部としての第1凹部25が形成されている。また、右側枠部14及び左側枠部15の外側面であって、直線L2を通過する部位それぞれには、挿通孔11a側に向かって凹む位置合わせ部としての第2凹部26が形成されている。
次に、上記構成の器具固定枠10を用いてスイッチSを壁Wに設置する方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、一方の壁材W1において、スイッチSの設置位置に、鉛直方向に延びる第1墨だし線Y1、及び水平方向に延びる第2墨だし線X1を記す。第1墨だし線Y1及び第2墨だし線X1は互いに直交している。
次に、図3(b)に示すように、枠本体11の表面側を壁材W1の表面側に向けた状態で、第1墨だし線Y1上に各第1凹部25を位置合わせして、各第1凹部25と第1墨だし線Y1とを重合させると同時に、第2墨だし線X1上に各第2凹部26を位置合わせして、各第2凹部26と第2墨だし線X1とを重合させるように枠本体11を配置する。さらに、枠本体11の表面を壁材W1の表面に押圧する。すると、各突起21が、尖端部21d側から壁材W1の表面に突き刺さる。そして、枠本体11を壁材W1の表面から離すと、図3(c)に示すように、壁材W1の表面には、壁孔W2の外形基準位置を示す突起21の突刺痕31が形成される。
次に、図3(d)に示すように、罫書き具(図示せず)により、各突刺痕31における隣り合う第1側面21aと対応する部位同士を直線で結ぶように罫書くとともに、各突刺痕31における隣り合う第2側面21bと対応する部位同士を直線で結ぶように罫書く。すると、壁材W1の表面に、四角形状の壁孔W2の外形を示す四角枠32が描かれる。そして、図3(e)に示すように、例えば鋸等の切断工具を用いて、壁材W1を四角枠32に沿って切断する。すると、壁材W1に四角形状の壁孔W2が穿設される。この壁孔W2は、枠本体11を、長辺方向に沿う方向を挿入方向として、枠本体11の短辺側から壁孔W2を通過させて、壁W表側から中空部K内へ挿入可能であるとともに、ボス部16が壁孔W2を介して壁W表側へ臨む大きさになっている。
次に、図3(f)に示すように、中空部Kに配設されたケーブルCを壁孔W2から壁材W1の表側に引き出すとともに、ケーブルCを挿通孔11aの内側を通過させた状態で、枠本体11を、長手方向に沿う方向を挿入方向として、上枠部12側から壁孔W2を介して中空部K内に挿入する。すると、枠本体11全体が壁孔W2を通過して、器具固定枠10が中空部K内に位置する。
次に、図4に示すように、作業者は、各突起21における第1側面21a及び第2側面21b全体が、壁孔W2の四隅の各内面に当接するように位置調整しながら、各突起21を壁孔W2内に挿入する。すると、各表面12a,13a,14a,15aにおける壁孔W2よりも外側に位置する部位が壁材W1の裏面における壁孔W2の周縁に当接する。
ここで、各突起21が壁孔W2に挿入された状態では、各突起21における第1側面21a及び第2側面21b全体が、壁孔W2の四隅の各内面に面接触している。このため、枠本体11における壁孔W2に対する上下左右への移動が規制され、挿通孔11aが壁孔W2から壁W表側へ臨む取り付け位置に位置決めされる。
次に、図5に示すように、器具枠Hに予め保持されたスイッチSにケーブルCを接続するとともに、器具枠Hを壁材W1の表側に配置し、固定ビスB1を、器具枠Hのビス挿通孔H1、壁孔W2及びボス孔16aを介してナットN1に締め込む。これにより、器具固定枠10は、壁材W1を器具枠Hと共に挟持した状態で、壁材W1裏面に固定されるとともに、スイッチSが壁Wに設置される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)上枠部12及び下枠部13の表面12a,13aには突起21が設けられるとともに、各突起21を壁材W1の表面に突き刺すことで形成される各突刺痕31同士を直線で結ぶ。すると、枠本体11を壁W表側から中空部K内へ挿入可能であるとともに、ボス部16が壁孔W2を介して壁W表側へ臨むことが可能であって、各表面12a,13a,14a,15aが壁材W1の裏面における壁孔W2の周縁に当接可能な大きさの壁孔W2の外形を壁材W1の表面に描くことができる。この壁孔W2の外形に沿って壁材W1を切断することで、壁材W1に所望の大きさの壁孔W2を穿設することができる。さらに、枠本体11を壁孔W2を介して中空部K内に挿入するとともに、壁材W1に壁孔W2を穿設する際に用いた各突起21を壁孔W2の内面に挿入することで、各突起21が壁孔W2の内面に係止して、挿通孔11aが壁孔W2から壁W表側へ臨む取り付け位置に枠本体11を位置決めすることができる。したがって、壁材W1に壁孔W2を穿設する際に用いられた突起21を、枠本体11を取り付け位置に位置決めするために利用することができ、壁孔W2を穿設した後でも、突起21を有効利用することができる。
(2)壁材W1に対して四角形状の壁孔W2を穿設する際に、壁材W1の表面に壁孔W2の外形を予め罫書くことをせずに、鋸等を用いて手作業で穿設作業を行うと、壁材W1に対して所望の大きさの四角形状の壁孔W2を穿設することが難しい。しかし、本実施形態では、各突起21が壁材W1の表面に突き刺さると、壁材W1に対して、壁孔W2の外形基準位置としての壁孔W2の四隅(突刺痕31)が記される。そして、各突刺痕31同士を直線で結ぶことで、壁材W1の表面に、四角形状の壁孔W2の外形を示す四角枠32を描くことができ、四角枠32に沿って壁材W1を切断することで、所望の大きさの四角形状の壁孔W2を穿設することができる。
(3)各突起21は、上枠部12及び下枠部13の長辺方向に対して平行に延びるとともに、上枠部12又は下枠部13の表面12a,13aに対して直交する方向へ突出する第1側面21aを備えている。また、各突起21は、右側枠部14及び左側枠部15の長辺方向に対して平行に延びるとともに、上枠部12又は下枠部13の表面12a,13aに対して直交する方向へ突出する第2側面21bを備えている。よって、各突起21が壁孔W2に挿入されると、各突起21における第1側面21a及び第2側面21b全体が、壁孔W2の四隅の各内面に面接触するため、突起21の突出長さが短くても、枠本体11における壁孔W2に対する上下左右への移動を規制することができる。
(4)上枠部12及び下枠部13の外側面であって、直線L1を通過する部位それぞれには、第1凹部25が形成されるとともに、右側枠部14及び左側枠部15の外側面であって、直線L2を通過する部位それぞれには、第2凹部26が形成されている。よって、第1墨だし線Y1上に各第1凹部25を位置合わせするとともに、第2墨だし線X1上に各第2凹部26を位置合わせすることで、枠本体11を、壁材W1に対して傾くことなく配置することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、各突起21は、壁材W1に対して壁孔W2の四隅を記すとともに、壁孔W2に挿入されると壁孔W2の四隅の各内面に係止可能になっていたが、これに限らない。例えば、各突起21は、壁孔W2の外形基準位置として、壁孔W2の内面における上下方向に対向する内面と左右方向に対向する内面とを壁材W1の表面に記すとともに、壁孔W2に挿入されると、壁孔W2における上下方向に対向する内面と左右方向に対向する内面に係止可能になっていてもよい。
○ 実施形態において、壁材W1に穿設される壁孔W2の形状は四角形状であったが、これに限らず、例えば、縦長楕円形状、小判形状、真円を一部分が重合するように二つ形成した略瓢箪状、又は複数の円形の穿孔を一部重合させて形成された壁孔であってもよい。
例えば、縦長楕円形状の壁孔は、開口形状が縦長楕円形状をなすカップ状のケーシングを備えた電動穿孔具を用いて、壁材W1の所望位置に穿設される。この場合、上枠部12及び下枠部13の表面12a,13aにおける各ボス部16よりも外側には、係止突起がそれぞれ設けられる。この各係止突起は、上枠部12及び下枠部13の表面12a,13aに対して直交する方向へ延びるように突出するとともに、各係止突起における各ボス部16側とは反対側の側面全体が、壁孔の内周面において、壁孔における長辺側の対向する円弧部分それぞれに沿うように円弧状に形成されている。
そして、枠本体11の表面を壁材W1の表面に押圧すると、壁材W1の表面には係止突起の突刺痕が形成され、この突刺痕に沿うように電動穿孔具のケーシングの外形を位置させた状態で、電動穿孔具により壁材W1を切断すると、壁材W1の所望位置に縦長楕円形状の壁孔が穿設される。そして、枠本体11を壁孔を介して中空部K内に挿入し、係止突起を壁孔に挿入すると、係止突起が壁孔における長辺側の対向する円弧部分それぞれに係止して、枠本体11が取り付け位置に位置決めされる。
○ 実施形態において、上枠部12及び下枠部13の外側面であって、直線L1を通過する部位それぞれに形成された第1凹部25、及び右側枠部14及び左側枠部15の外側面であって、直線L2を通過する部位それぞれに形成された第2凹部26を削除してもよい。
○ 実施形態において、器具枠Hに取り付けられる器具はスイッチSであったが、これに限らず、器具枠Hに取り付けられる器具は、例えば、コンセントや報知器であってもよい。
○ 器具として報知器を適用した場合は、報知器をボス部16に直接固定して、報知器と器具固定枠10とで壁材W1を挟持することで、壁Wに報知器を設置するようにしてもよい。
○ 本発明を、スイッチSが保持された状態の器具枠Hを壁Wに一つ設置する場合に用いられる器具固定枠10に適用したが、これに限らず、器具枠Hを壁Wに二つ以上並設する場合に用いられる器具固定枠に適用してもよい。
○ 本発明を、器具固定枠10に具体化したが、これに限らず、一面に開口部を有するとともに有底四角箱状の配線ボックスに具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記器具取付部材は、前記本体部として、矩形枠状をなす枠本体を備えた器具固定枠であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の器具取付部材。
B1…固定ビス、H…器具枠、S…器具としてのスイッチ、W…壁、W1…壁材、W2…壁孔、10…器具取付部材としての器具固定枠、11…本体部としての枠本体、12a,13a,14a,15a…当接面として機能する表面、16…固定部としてのボス部、21…突起。

Claims (4)

  1. 対向配置された固定部を少なくとも一対備え、壁材に穿設された壁孔を通過させて壁裏の取り付け位置に配置されるとともに、前記固定部を使用して器具又は前記器具の器具枠が壁表に設置されることで、前記壁材を前記器具又は前記器具枠とで挟持して前記取り付け位置に固定される器具取付部材であって、
    前記壁材の裏面における前記壁孔の周縁に当接する当接面を表面に有する本体部を備え、
    前記当接面が前記壁孔の周縁に当接可能な前記壁孔を穿設するための外形基準位置を前記壁材に記すための突起が前記本体部の表面に形成されるとともに、
    前記突起は、前記本体部が壁裏に設置される際に、前記壁孔の内面に係止可能になっていることを特徴とする器具取付部材。
  2. 前記壁孔は四角形状であり、
    前記突起は、前記外形基準位置として前記壁孔の四隅を記すとともに、前記本体部が壁裏に設置される際に前記壁孔の四隅内面に係止可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の器具取付部材。
  3. 前記突起における前記壁孔の内面に係止する面が、前記本体部の表面に対して直交する方向へ延びるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の器具取付部材。
  4. 前記本体部には、前記壁孔を穿設する際に前記壁材の表面に記される墨だし線に対して位置合わせ可能な位置合わせ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の器具取付部材。
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