JP2012074984A - イメージセンサユニット、及び、画像読取装置 - Google Patents

イメージセンサユニット、及び、画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤表面に盛り上がりが生じた場合においても、導光体等の構成部品と干渉しないイメージセンサユニットを提供する。
【解決手段】光電変換素子13が複数実装されたセンサ基板14と、光源10と、光源10からの光を導光して原稿をライン状に照明する棒状の導光体11と、センサ基板14に原稿からの反射光を結像するロッドレンズアレイ12と、これらを夫々取り付けるフレーム15とを備えたメージセンサユニット4において、フレーム15は、ロッドレンズアレイ12を収納するロッドレンズアレイ収納部16と、ロッドレンズアレイ収納部16に開口を形成するよう、ロッドレンズアレイ収納部16の当接面16Aに断続的に設けられた接着剤充填部18を備え、接着剤充填部18には、接着剤充填部18の底面18Aに穿たれ、且つ、接着剤充填部18の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部21が夫々形成された構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットを用いた画像読取装置に関する。
一般に、画像読取装置としてはスキャナー、複写機、ファクシミリ等が知られている。
これらの画像読取装置として、密着型イメージセンサユニット(CIS;Contact Image Sensor)を用いたフラットベッド方式の画像読取装置が知られている。この画像読取装置においては、原稿載置部としてのプラテンガラス上に載置された原稿の画像を、筺体内に設けられたイメージセンサユニットを移動することにより、読み取りを行う構成である。この時、イメージセンサユニットは、光源からの光を原稿へ照射することで生じる原稿からの反射光を結像素子としてのロッドレンズアレイにて光電変換素子に結像し、画像を読み取るものである。
ところで、ロッドレンズアレイをフレームに固定するには、接着剤を用いて行われることが一般的である。
図17は、従来のイメージセンサユニット4の拡大図であり、図18は、接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。また、図19aは、イメージセンサユニット4の副走査方向における断面図であり、図19bは、導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
即ち、ロッドレンズアレイ12は、接着剤17によってロッドレンズアレイ収納部16内に固定されるものである。
特開平11−261761号公報(第17図)
近年、画像読取装置等の機械において小型化が求められていることから、イメージセンサユニットに対しても小型化が求められている。このため、イメージセンサユニットにおける構成部品の配設間隔が狭くなることで取り付け場所の余裕が無くなると共に、接着剤の塗布・充填時の作業性も低下しているものである。
しかしながら、従来の構成では、図19a、及び、図19bに示すように、接着剤の粘性・表面張力、及び/又は、添付量の違いによって接着剤表面に生じる盛り上がりが導光体11等の構成部品と干渉する虞があった。
このため、塗布・充填時に接着剤17の量の管理や、接着後の接着剤17の盛り上がり部の削り取りを行う必要が生じる問題があった。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、接着剤の塗布・充填時の作業性を向上させつつ、接着剤表面に盛り上がりが生じた場合においても、導光体等の構成部品と干渉しないイメージセンサユニット、及び、画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のイメージセンサユニットは、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成され、前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項2記載のイメージセンサユニットは、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成され、前記接着剤充填部における前記凸部間には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項3記載のイメージセンサユニットは、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記導光体を支持する導光体支持部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成されると共に、前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項4記載のイメージセンサユニットは、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットにおいて、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記導光体を支持する導光体支持部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた複数の接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部を長手方向における両側面に夫々形成されると共に、前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、前記接着剤充填部における前記凸部と凸部との間には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項5記載の画像読取装置は、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成され、前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項6記載の画像読取装置は、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成され、前記接着剤充填部における前記凸部間には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項7記載の画像読取装置は、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記導光体を支持する導光体支持部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成されると共に、前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填されたことを特徴とする。
請求項8記載の画像読取装置は、光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、光源と、前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、これらを夫々取り付ける支持体とを備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、前記導光体を支持する導光体支持部と、前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた複数の接着剤充填部を備え、前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部を長手方向における両側面に夫々形成されると共に、前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、前記接着剤充填部における前記凸部と凸部との間には接着剤が充填されたことを特徴とする。
以上のように、メージセンサユニットを構成する支持体に設けられた接着剤充填部において、接着剤充填部の底面に穿たれた凹部が夫々形成されたことにより、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤のはみ出しの影響を低減できるものである。さらには、ロッドレンズアレイを当接面側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できるものである。加えて、接着剤と導光体との干渉がなくなることから、接着剤と導光体との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となるものである。
また、メージセンサユニットを構成する支持体に設けられた接着剤充填部において、接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成されたことにより、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤のはみ出しの影響を低減できると共に、接着剤の塗布・充填作業時に、ノズル先端をロッドレンズアレイに沿って移動させる際、接着剤充填部内に段差がないことからノズル先端が引っ掛かることが無いものである。さらには、ロッドレンズアレイを当接面側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できるものである。加えて、接着剤と導光体との干渉がなくなることから、接着剤と導光体との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となるものである。
また、メージセンサユニットを構成する支持体に設けられた接着剤充填部において、接着剤充填部の底面に穿たれた凹部が夫々形成されると共に、接着剤充填部をフレームの長手方向における幅寸法が漸次増加する形状とすることで、長手方向における両端に夫々逃げ部が形成されたことにより、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤のはみ出しの影響を低減できるばかりでなく、接着剤の塗布・充填開始時にノズルを斜め方向より位置決めする場合においても、接着剤充填部両端の壁面とノズルとの接触を回避できることから、接着剤の塗布・充填開始時のノズルの位置決め方向が左右どちらからであっても、ロッドレンズアレイとフレームとの接触面の隅部への塗布・充填が容易となるものである。さらには、ロッドレンズアレイを当接面側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できるものである。加えて、接着剤と導光体との干渉がなくなることから、接着剤と導光体との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となるものである。
また、メージセンサユニットを構成する支持体に設けられた接着剤充填部において、接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成されると共に、接着剤充填部をフレームの長手方向における幅寸法が漸次増加する形状とすることで、長手方向における両端に夫々逃げ部が形成されたことにより、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤のはみ出しの影響を低減できると共に、接着剤の塗布・充填作業時に、ノズル先端をロッドレンズアレイに沿って移動させる際、接着剤充填部内に段差がないことからノズル先端が引っ掛かることが無いばかりでなく、接着剤の塗布・充填開始時にノズルを斜め方向より位置決めする場合においても、接着剤充填部両端の壁面とノズルとの接触を回避できることから、接着剤の塗布・充填開始時のノズルの位置決め方向が左右どちらからであっても、ロッドレンズアレイとフレームとの接触面の隅部への塗布・充填が容易となるものである。さらには、ロッドレンズアレイを当接面側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できるものである。加えて、接着剤と導光体との干渉がなくなることから、接着剤と導光体との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となるものである。
図1は、本発明を適用できるフラットベッド方式のイメージスキャナー(画像読取装置)の構造を示す斜視図である。 図2は、イメージセンサユニット4の構造を示す概略図である。 図3は、本発明の実施例1に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。 図4は、本発明の実施例1に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。 図5aは、本発明の実施例1に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図5bは、本発明の実施例1に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図6は、本発明の実施例2に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。 図7は、本発明の実施例2に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。 図8aは、本発明の実施例2に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図8bは、本発明の実施例2に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図9は、本発明の実施例3に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。 図10aは、本発明の実施例1に係る接着剤17の塗布・充填時におけるノズル22の位置関係を示す図である。 図10bは、本発明の実施例3に係る接着剤17の塗布・充填時におけるノズル22の位置関係を示す図である。 図11は、本発明の実施例3に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。 図12aは、本発明の実施例3に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図12bは、本発明の実施例3に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図13は、本発明の実施例4に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。 図14aは、本発明の実施例2に係る接着剤17の塗布・充填時におけるノズル22の位置関係を示す図である。 図14bは、本発明の実施例4に係る接着剤17の塗布・充填時におけるノズル22の位置関係を示す図である。 図15は、本発明の実施例4に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。 図16aは、本発明の実施例4に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図16bは、本発明の実施例4に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図17は、従来のイメージセンサユニット4の拡大図である。 図18は、従来の接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。 図19aは、従来のイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。 図19bは、従来の導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明を適用できる、いわゆる、フラットベッド方式のスキャナー(画像読取装置)の構造を示す斜視図である。
1は筐体であり、この筐体1には原稿載置部としてのガラス製の透明板からなるプラテンガラス2と、このプラテンガラス2上に載置された被照明体としての図示しない原稿を覆うように開閉自在設けられたプラテンカバー3とが設けられている。
また、筐体1の内部には、イメージセンサユニット4が格納されており、イメージセンサユニット4は、例えば、密着型イメージセンサ(CIS;Contact Image Sensor)ユニットである。5はイメージセンサユニット4を囲むように保持する保持部材であり、6は保持部材5をプラテンガラス2に沿って移動可能に設けられたスライドシャフト、7は駆動モータ、8はワイヤ、9は信号処理部である。
この構成により、駆動モータ7を駆動して保持部材5に取り付けられたワイヤ8を機械的に動かすことにより、イメージセンサユニット4をスライドシャフト6に沿って読み取り方向(副走査方向)に移動するものである。
尚、読み取り方式は、フラットベッド方式に限らずシートフィード方式であっても構わない。
図2は、イメージセンサユニット4の構造を示す概略図である。
10は光源であり、この光源10には夫々赤緑青3色(以下、RGBと記載する)の発光波長を持つLEDからなる発光素子10r、10g、10bが備えられており、これらの発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することにより光を照射する構成である。
11は光源10から照射された光を原稿へと導く棒状の導光体であり、この導光体11の長手方向(主走査方向)の一方の端面の近傍に光源10が配置されている。これら光源10、及び、導光体11の組み合わせにより照明装置として作用するものである。
この導光体11は、例えば、アクリル等の透明な合成樹脂素材から形成されている。
12は結像素子としてのロッドレンズアレイであり、このロッドレンズアレイ12は、正立等倍結像型レンズ素子が複数配列されたものである。
13はロッドレンズアレイ12にて結像された反射光(原稿画像)を検知し、電気信号に変換する光電変換素子であり、14は光電変換素子13(kは1から11の自然数)が実装されたセンサ基板である。
尚、本実施形態では、光電変換素子13の数は11個であるが、光電変換素子13の数は特に限定されない。
15は構成部材を支持する支持体としてのフレームであり、このフレーム15内に、光源10、導光体11、ロッドレンズアレイ12、光電変換素子13の実装されたセンサ基板14の機能部品が所定の位置関係で夫々取り付け支持された構成である。
以上の構成により、イメージセンサユニット4はプラテンガラス2の直下の読み取り位置において、光源10に設けられた発光素子10r、10g、10bを順次点灯駆動することにより光を照射する。照射された光は導光体11を通して原稿の表面に対し主走査方向においてライン状に略均一に照射される。照射された光は原稿によって反射され、この反射光はロッドレンズアレイ12により、センサ基板14上に設けられた光電変換素子13上に集束結像される。順次読み取られた反射光は光電変換素子13により1走査ライン分の原稿データとして電気信号に変換された後、信号処理部9により処理される。
このようにRGB全ての反射光を1走査ライン分読み取ることで、原稿の主走査方向における1走査ラインの読み取り動作を完了するものである。
1走査ラインの読み取り動作完了後、イメージセンサユニット4はさらに1走査ライン分副走査方向へ移動しつつ、原稿に光を照射しながら同様に1走査ラインの読み取り動作を行うものである。
そして、これらの読み取り動作を夫々繰り返すことで原稿の全面を順次走査するものである。
(実施例1)
図3は、本発明の実施例1に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。
即ち、16はフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ12の収納部(結像素子収納部)としてのロッドレンズアレイ収納部であり、このロッドレンズアレイ収納部16はロッドレンズアレイ12との当接時に当接する当接面16A(ロッドレンズアレイ収納部16の一方の壁面)と平面16Bとを備えている。
17は、例えば、紫外線硬化性の接着剤(接着用紫外線硬化性樹脂)。18は、ロッドレンズアレイ収納部16内に開口を形成するよう当接面16A側の壁面に設けられた接着剤充填部であり、フレーム15の長手方向(主走査方向)において断続的に複数設けられている。
18Aは接着剤充填部18の底面、19は底面18Aの幅方向の両端に夫々設けられた堰堤であり、接着剤充填部18内に接着剤17を夫々塗布される際に接着剤17の流れ出しを防止するものである。
20はフレーム15に設けられた導光体11の支持部としての導光体支持部であり、内法を導光体11の外形形状、及び、導光体11より照射される光に干渉しない形状に形成されている。
尚、導光体支持部20側に設けられた堰堤19は、底面18Aと角Rを成して設けられているが、これは、接着剤17の硬化の工程において、斜め上方より紫外線を照射する際に紫外線が照射されない死角領域を無くすためである。これにより、接着剤17の硬化ムラを防止できる。
21は接着剤充填部18の両側面に近接、及び/又は、連接して設けられた凹部であり、夫々底面18Aに穿たれた状態に形成されている。
この構成により、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に固定するには、先ず、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ収納部16内に設置する。その時、例えば、図示しないスペーサー等をロッドレンズアレイ12と当接面16Aに対向するロッドレンズアレイ収納部16の片側の壁面に挿入して、当接面16Aと平面16Bにロッドレンズアレイ12を夫々当接させる。その後、接着剤射出用のノズル22により接着剤17を接着剤充填部18内に設けられた夫々の凹部21と堰堤19との間に囲まれた底面18Aに夫々塗布・充填し、紫外線照射により硬化される。これにより、ロッドレンズアレイ12とフレーム15とを所定の読み取り幅に渡り固定するものである。
接着剤17を接着剤充填部18に塗布・充填する際、開始時、及び、終了時に接着剤射出用のノズル22が一定時間静止することにより射出量が多くなるものである。しかしながら、余剰に射出された接着剤17は、両端の凹部21内に充填されつつ、紫外線照射によって硬化されるものである。
このため、接着剤充填部18の両端部における接着剤17の上端が盛り上がることが無く、当接面16Aの上端を越えることが無いため、接着剤充填部18内部に退避できることになる。
これにより、導光体11を導光体支持部20内に保持する際、接着剤17による導光体11への干渉を低減できるものである。
図4は、本発明の実施例1に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。また、図5aは、本発明の実施例1に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図であり、図5bは、本発明の実施例1に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
即ち、図4において、接着剤17はロッドレンズアレイ12をロッドレンズアレイ収納部16内に固定しつつ、接着剤充填部18内に設けられた夫々の凹部21と堰堤19との間に囲まれた底面18Aからはみ出ることなく夫々の凹部21間に保持されている。
これは、接着剤充填部18内に凹部21を形成することで、塗布・充填する際の開始時、及び、終了時に射出された接着剤17の一部をその中に退避できることを示している。
このため、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤17のはみ出しの影響を低減できる。
さらには、ロッドレンズアレイ12を当接面16A側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤17の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できる。
また、接着剤17と導光体11との干渉がなくなることから、接着剤17と導光体11との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となる。
尚、凹部21の形状は一例を示したものであり、本実施の形態の形状に限るものではなく、どのような形状であっても構わない。
(実施例2)
図6は、本発明の実施例2に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。
即ち、16はフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ12の収納部(結像素子収納部)としてのロッドレンズアレイ収納部であり、このロッドレンズアレイ収納部16はロッドレンズアレイ12との当接時に当接する当接面16A(ロッドレンズアレイ収納部16の一方の壁面)と平面16Bとを備えている。
17は、例えば、紫外線硬化性の接着剤(接着用紫外線硬化性樹脂)。18は、ロッドレンズアレイ収納部16内に開口を形成するよう当接面16A側の壁面に設けられた接着剤充填部であり、フレーム15の長手方向(主走査方向)において断続的に複数設けられている。
18Aは接着剤充填部18の底面、19は底面18Aの幅方向の両端に夫々設けられた堰堤であり、接着剤充填部18内に接着剤17を夫々塗布される際に接着剤17の流れ出しを防止するものである。
20はフレーム15に設けられた導光体11の支持部としての導光体支持部であり、内法を導光体11の外形形状、及び、導光体11より照射される光に干渉しない形状に形成されている。
尚、導光体支持部20側に設けられた堰堤19は、底面18Aと角Rを成して設けられているが、これは、接着剤17の硬化の工程において、斜め上方より紫外線を照射する際に紫外線が照射されない死角領域を無くすためである。これにより、接着剤17の硬化ムラを防止できる。
23は接着剤充填部18内の主走査方向における両側面に設けられた凸部であり、夫々底面18Aより突出させ、且つ、導光体支持部20の形状に沿って、少なくとも接着剤充填部18の両側面の垂直投影面積内に収まる形状に形成されている。
尚、垂直投影面積とは、接着剤充填部18の内側の両側面を主走査方向から見た面積とする。
この構成により、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に固定するには、先ず、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ収納部16内に設置する。その時、例えば、図示しないスペーサー等をロッドレンズアレイ12と当接面16Aに対向するロッドレンズアレイ収納部16の片側の壁面に挿入して、当接面16Aと平面16Bにロッドレンズアレイ12を夫々当接させる。その後、接着剤射出用のノズル22より接着剤17を接着剤充填部18内に設けられた夫々の凸部23と堰堤19との間に囲まれた底面18Aに夫々塗布・充填し、紫外線照射により硬化される。これにより、ロッドレンズアレイ12とフレーム15とを所定の読み取り幅に渡り固定するものである。
接着剤17を接着剤充填部18に塗布・充填する際、開始時、及び、終了時には接着剤射出用のノズル22が一定時間静止するため接着剤17の射出量が多くなるものである。この結果、接着剤17は自身の粘性・表面張力等により両端の凸部23の上面より盛り上がりが生じつつ、紫外線照射によって硬化されるものである。
このため、接着剤17の上端は、凸部23の上面より盛り上がるが、当接面16Aの上端を越えることが無いため、接着剤充填部18内部に退避できることになる。
これにより、導光体11を導光体支持部20内に保持する際、接着剤17による導光体11への干渉を低減できるものである。
図7は、本発明の実施例2に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。また、図8aは、本発明の実施例2に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図であり、図8bは、本発明の実施例2に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
即ち、図7において、接着剤17はロッドレンズアレイ12をロッドレンズアレイ収納部16内に固定しつつ、接着剤充填部18内に設けられた夫々の凸部23と堰堤19との間に囲まれた底面18Aからはみ出ることなく夫々の凸部23間に保持されている。
これは、凸部23の形状が接着剤充填部18の端面の垂直投影面積内に収まるように形成することで、凸部23と接着剤充填部18との間に段差が備わるためである。これにより、図8a、及び、図8bに示すように接着剤17の粘性・表面張力等による盛り上がりが、接着剤充填部18の上端を越えないことを示している。
このため、塗布・充填時の接着剤17の量の管理や、接着後の接着剤17の盛り上がり部の削り取りを行うことなく、接着剤17の盛り上がりの影響を低減できる。
さらには、ロッドレンズアレイ12を当接面16A側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤17の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できる。
また、接着剤17の塗布・充填作業時に、ノズル22先端をロッドレンズアレイ12に沿って移動させる際、接着剤充填部18内に段差がないことからノズル22先端が引っ掛かることが無い。
また、接着剤17と導光体11との干渉がなくなることから、接着剤17と導光体11との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となる。
尚、凸部23の形状は一例を示したものであり、本実施の形態の形状に限るものではなく、どのような形状であっても構わない。
(実施例3)
図9は、本発明の実施例3に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。
即ち、16はフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ12の収納部(結像素子収納部)としてのロッドレンズアレイ収納部であり、このロッドレンズアレイ収納部16はロッドレンズアレイ12との当接時に当接する当接面16A(ロッドレンズアレイ収納部16の一方の壁面)と平面16Bとを備えている。
17は、例えば、紫外線硬化性の接着剤(接着用紫外線硬化性樹脂)。18は、ロッドレンズアレイ収納部16内に開口を形成するよう当接面16A側の壁面に設けられた接着剤充填部であり、フレーム15の長手方向(主走査方向)において断続的に複数設けられている。
また、接着剤充填部18は、ロッドレンズアレイ収納部16から、後述する導光体支持部20へ行くに従い、フレーム15の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状とすることにより、長手方向における両端に夫々逃げ部Aが形成されるものである。
18Aは接着剤充填部18の底面、19は底面18Aの幅方向の両端に夫々設けられた堰堤であり、接着剤充填部18内に接着剤17を夫々塗布される際に接着剤17の流れ出しを防止するものである。
20はフレーム15に設けられた導光体11の支持部としての導光体支持部であり、内法を導光体11の外形形状、及び、導光体11より照射される光に干渉しない形状に形成されている。
尚、導光体支持部20側に設けられた堰堤19は、底面18Aと角Rを成して設けられているが、これは、接着剤17の硬化の工程において、斜め上方より紫外線を照射する際に紫外線が照射されない死角領域を無くすためである。これにより、接着剤17の硬化ムラを防止できる。
21は接着剤充填部18の両側面に近接、及び/又は、連接して設けられた凹部であり、夫々底面18Aに穿たれた状態に形成されている。
この構成により、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に固定するには、先ず、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ収納部16内に設置する。その時、例えば、図示しないスペーサー等をロッドレンズアレイ12と当接面16Aに対向するロッドレンズアレイ収納部16の片側の壁面に挿入して、当接面16Aと平面16Bにロッドレンズアレイ12を夫々当接させる。その後、接着剤射出用のノズル22により接着剤17を接着剤充填部18内に設けられた夫々の凹部21と堰堤19との間に囲まれた底面18Aに夫々塗布・充填し、紫外線照射により硬化される。これにより、ロッドレンズアレイ12とフレーム15とを所定の読み取り幅に渡り固定するものである。
接着剤17を接着剤充填部18に塗布・充填する際、開始時、及び、終了時に接着剤射出用のノズル22が一定時間静止することにより射出量が多くなるものである。しかしながら、余剰に射出された接着剤17は、両端の凹部21内に充填されつつ、紫外線照射によって硬化されるものである。
このため、接着剤充填部18の両端部における接着剤17の上端が盛り上がることが無く、当接面16Aの上端を越えることが無いため、接着剤充填部18内部に退避できることになる。
これにより、導光体11を導光体支持部20内に保持する際、接着剤17による導光体11への干渉を低減できるものである。
また、接着剤充填部18の長手方向における両端に夫々逃げ部Aを備えたことから、接着剤17の塗布・充填開始時にノズル22を斜め方向より位置決めする場合においても、接着剤充填部18両端の壁面とノズル22との接触を回避できる。
これにより、接着剤17の塗布・充填開始時のノズル22の位置決め方向が左右どちらからであっても、ロッドレンズアレイ12とフレーム15との接触面の隅部への塗布・充填が容易となるものである。(図10a、及び、図10b参照)
図11は、本発明の実施例3に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。また、図12aは、本発明の実施例3に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図であり、図12bは、本発明の実施例3に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
即ち、図11において、接着剤17はロッドレンズアレイ12をロッドレンズアレイ収納部16内に固定しつつ、接着剤充填部18内に設けられた夫々の凹部21と堰堤19との間に囲まれた底面18Aからはみ出ることなく夫々の凹部21間に保持されている。
これは、接着剤充填部18内に凹部21を形成することで、塗布・充填する際の開始時、及び、終了時に射出された接着剤17の一部をその中に退避できることを示している。
このため、塗布・充填時の接着剤の量の管理を行うことなく、接着剤17のはみ出しの影響を低減できる。
さらには、ロッドレンズアレイ12を当接面16A側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤17の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できる。
加えて、左右どちらからでも接着剤17の塗布・充填が容易となることから、ロッドレンズアレイ12とフレーム15との固定作業時における作業性を向上できる。
また、接着剤17と導光体11との干渉がなくなることから、接着剤17と導光体11との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となる。
尚、凹部21の形状は一例を示したものであり、本実施の形態の形状に限るものではなく、どのような形状であっても構わない。
(実施例4)
図13は、本発明の実施例4に係るイメージセンサユニット4の拡大図である。
即ち、16はフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ12の収納部(結像素子収納部)としてのロッドレンズアレイ収納部であり、このロッドレンズアレイ収納部16はロッドレンズアレイ12との当接時に当接する当接面16A(ロッドレンズアレイ収納部16の一方の壁面)と平面16Bとを備えている。
17は、例えば、紫外線硬化性の接着剤(接着用紫外線硬化性樹脂)。18は、ロッドレンズアレイ収納部16内に開口を形成するよう当接面16A側の壁面に設けられた接着剤充填部であり、フレーム15の長手方向(主走査方向)において断続的に複数設けられている。
また、接着剤充填部18は、ロッドレンズアレイ収納部16から、後述する導光体支持部20へ行くに従い、フレーム15の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状とすることにより、長手方向における両端に夫々逃げ部Aが形成されるものである。
18Aは接着剤充填部18の底面、19は底面18Aの幅方向の両端に夫々設けられた堰堤であり、接着剤充填部18内に接着剤17を夫々塗布される際に接着剤17の流れ出しを防止するものである。
20はフレーム15に設けられた導光体11の支持部としての導光体支持部であり、内法を導光体11の外形形状、及び、導光体11より照射される光に干渉しない形状に形成されている。
尚、導光体支持部20側に設けられた堰堤19は、底面18Aと角Rを成して設けられているが、これは、接着剤17の硬化の工程において、斜め上方より紫外線を照射する際に紫外線が照射されない死角領域を無くすためである。これにより、接着剤17の硬化ムラを防止できる。
23は接着剤充填部18内の主走査方向における両側面に設けられた凸部であり、夫々底面18Aより突出させ、且つ、導光体支持部20の形状に沿って、少なくとも接着剤充填部18の両側面の垂直投影面積内に収まる形状に形成されている。
尚、垂直投影面積とは、接着剤充填部18の内側の両側面を主走査方向から見た面積とする。
この構成により、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に固定するには、先ず、ロッドレンズアレイ12をフレーム15に設けられたロッドレンズアレイ収納部16内に設置する。その時、例えば、図示しないスペーサー等をロッドレンズアレイ12と当接面16Aに対向するロッドレンズアレイ収納部16の片側の壁面に挿入して、当接面16Aと平面16Bにロッドレンズアレイ12を夫々当接させる。その後、接着剤射出用のノズル22より接着剤17を接着剤充填部18内に設けられた夫々の凸部23と堰堤19との間に囲まれた底面18Aに夫々塗布・充填し、紫外線照射により硬化される。これにより、ロッドレンズアレイ12とフレーム15とを所定の読み取り幅に渡り固定するものである。
接着剤17を接着剤充填部18に塗布・充填する際、開始時、及び、終了時には接着剤射出用のノズル22が一定時間静止するため接着剤17の射出量が多くなるものである。この結果、接着剤17は自身の粘性・表面張力等により両端の凸部23の上面より盛り上がりが生じつつ、紫外線照射によって硬化されるものである。
このため、接着剤17の上端は、凸部23の上面より盛り上がるが、当接面16Aの上端を越えることが無いため、接着剤充填部18内部に退避できることになる。
これにより、導光体11を導光体支持部20内に保持する際、接着剤17による導光体11への干渉を低減できるものである。
また、接着剤充填部18の長手方向における両端に夫々逃げ部Aを備えたことから、接着剤17の塗布・充填開始時にノズル22を斜め方向より位置決めする場合においても、接着剤充填部18両端の壁面、及び/又は、凸部23とノズル22との接触を回避できる。
これにより、接着剤17の塗布・充填開始時のノズル22の位置決め方向が左右どちらからであっても、ロッドレンズアレイ12とフレーム15との接触面の隅部への塗布・充填が容易となるものである。(図14a、及び、図14b参照)
図15は、本発明の実施例4に係る接着剤17を接着剤充填部18内に塗布した状態を示すイメージセンサユニット4の拡大図である。また、図16aは、本発明の実施例4に係るイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図であり、図16bは、本発明の実施例4に係る導光体支持部20に導光体11を支持した状態を示すイメージセンサユニット4の副走査方向における断面図である。
即ち、図15において、接着剤17はロッドレンズアレイ12をロッドレンズアレイ収納部16内に固定しつつ、接着剤充填部18内に設けられた夫々の凸部23と堰堤19との間に囲まれた底面18Aからはみ出ることなく夫々の凸部23間に保持されている。
これは、凸部23の形状が接着剤充填部18の端面の垂直投影面積内に収まるように形成することで、凸部23と接着剤充填部18との間に段差が備わるためである。これにより、図16a、及び、図16bに示すように接着剤17の粘性・表面張力等による盛り上がりが、接着剤充填部18の上端を越えないことを示している。
このため、塗布・充填時の接着剤17の量の管理や、接着後の接着剤17の盛り上がり部の削り取りを行うことなく、接着剤17の盛り上がりの影響を低減できる。
さらには、ロッドレンズアレイ12を当接面16A側に接着できることから、作業スペースの広い照明装置側から接着剤17の塗布・充填作業ができるため、組み立て時の作業性を向上できる。
加えて、左右どちらからでも接着剤17の塗布・充填が容易となることから、ロッドレンズアレイ12とフレーム15との固定作業時における作業性を向上できる。
また、接着剤17の塗布・充填作業時に、ノズル22先端をロッドレンズアレイ12に沿って移動させる際、接着剤充填部18内に段差がないことからノズル22先端が引っ掛かることが無い。
また、接着剤17と導光体11との干渉がなくなることから、接着剤17と導光体11との配設間隔を狭くできるようになるため、イメージセンサユニットのさらなる小型化が可能となる。
尚、凸部23の形状は一例を示したものであり、本実施の形態の形状に限るものではなく、どのような形状であっても構わない。
本発明は、画像読取装置として有効な技術である。
4 イメージセンサユニット
10 光源
11 導光体
12 ロッドレンズアレイ(結像素子)
13 光電変換素子
14 センサ基板
15 フレーム
16 ロッドレンズアレイ収納部(結像素子収納部)
16A 当接面16A(壁面)
17 接着剤
18 接着剤充填部
18A 底面
20 導光体支持部
21 凹部
22 ノズル
23 凸部
A 逃げ部

Claims (8)

  1. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットにおいて、
    前記支持体は、
    前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成され、
    前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填された
    ことを特徴とするイメージセンサユニット。
  2. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットにおいて、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成され、
    前記接着剤充填部における前記凸部間には接着剤が充填された
    ことを特徴とするイメージセンサユニット。
  3. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットにおいて、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記導光体を支持する導光体支持部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成されると共に、
    前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、
    前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填された
    ことを特徴とするイメージセンサユニット。
  4. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットにおいて、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記導光体を支持する導光体支持部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた複数の接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部を長手方向における両側面に夫々形成されると共に、
    前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、
    前記接着剤充填部における前記凸部と凸部との間には接着剤が充填された
    ことを特徴とするイメージセンサユニット。
  5. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成され、
    前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填された
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部が夫々形成され、
    前記接着剤充填部における前記凸部間には接着剤が充填された
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記導光体を支持する導光体支持部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部には、前記接着剤充填部の底面に穿たれ、且つ、前記接着剤充填部の両側面に近接、及び/又は、連接する凹部が夫々形成されると共に、
    前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、
    前記凹部を含む前記接着剤充填部には接着剤が充填された
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 光電変換素子が複数実装されたセンサ基板と、
    光源と、
    前記光源からの光を導光して被照明体をライン状に照明する棒状の導光体と、
    前記センサ基板に前記被照明体からの反射光を結像する結像素子と、
    これらを夫々取り付ける支持体と
    を備えたメージセンサユニットを用いた画像読取装置において、
    前記支持体は、前記結像素子を収納する結像素子収納部と、
    前記導光体を支持する導光体支持部と、
    前記結像素子収納部に開口を形成するよう、前記結像素子収納部の幅方向の一方の壁面に断続的に設けられた複数の接着剤充填部を備え、
    前記接着剤充填部の両側面には、前記接着剤充填部の底面より突出させ、且つ、少なくとも前記接着剤充填部の両側面の垂直投影面積内に収まる形状の凸部を長手方向における両側面に夫々形成されると共に、
    前記結像素子収納部から前記導光体支持部へ行くに従い、前記支持体の長手方向における幅寸法が漸次増加する形状を有し、
    前記接着剤充填部における前記凸部と凸部との間には接着剤が充填された
    ことを特徴とする画像読取装置。
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CN105245754A (zh) * 2014-07-02 2016-01-13 佳能元件股份有限公司 图像传感器单元、纸张类识别装置、图像读取装置及图像形成装置
JP2018065329A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 株式会社沖データ レンズユニット、光学ヘッドおよび画像形成装置

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