JP2012073698A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性を向上させる。
【解決手段】携帯端末装置1は、表面に設けられる表示部21と、表示部21の表示領域に対する入力操作を受け付ける表面入力部22aと、裏面に設けられて裏面の所定領域に対する入力操作を受け付ける裏面入力部22bと、表面入力部22a及び裏面入力部22bを介して行われた入力操作を検知して、当該入力操作と表示部21の表示内容とを対応付けて入力操作内容を判別し、当該入力操作内容に応じた処理を行うCPU11と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯端末装置に関する。
近年、タッチパネル式の表示入力装置を備えた携帯端末装置がある(例えば特許文献1)。タッチパネル式の表示入力装置を備えた携帯端末装置では、液晶ディスプレイ等の表示装置と、当該表示装置の表示領域に対する入力操作を受け付ける入力装置とを備えることにより、ユーザは表示装置の表示内容に対して直接入力操作を行う感覚で携帯端末装置に対する入力を行うことができる。
特開2007−274136号公報
ところで、タッチパネル方式の携帯端末装置を、片手で把持した上で当該片手のみで操作したいという需要がある。従来、タッチパネル方式の携帯端末装置に対して、当該携帯端末装置を把持した側の手により操作する場合、専ら親指を用いることとなった。
しかしながら、親指の長さに比してタッチパネルの表示装置の表示領域が大きい場合、表示領域のうち親指が届かない箇所に対する操作を行うことができないので、表示領域のうち親指が届かない箇所に対する操作を行うためには両手を使わざるを得なかった。
本発明の課題は、タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性を向上させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、少なくとも2つの面部を有し、当該2つの面部のうち一方の面部が他方の面部の裏面側に設けられる携帯端末装置であって、前記一方の面部に設けられる表示手段と、前記表示手段の表示領域に対する入力操作を受け付ける第1の入力手段と、前記第1の入力手段に対する入力操作を検知する第1の入力検知手段と、前記他方の面部に設けられて、当該他方の面部内の所定領域に対する入力操作を受け付ける第2の入力手段と、前記第2の入力手段に対する入力操作を検知する第2の入力検知手段と、前記第1の入力検知手段により検知された入力操作及び前記第2の入力検知手段により検知された入力操作を前記表示手段の表示内容と対応付けて入力操作内容を判別し、当該入力操作内容に応じた処理を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置であって、前記制御手段は、前記第1の入力検知手段により検知された入力操作及び前記第2の入力検知手段により検知された入力操作に応じて前記表示領域内で移動するカーソルを前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯端末装置であって、前記制御手段は、前記第2の入力手段が入力を受け付ける所定領域のうち一部又は全部の領域と、前記表示領域の一部の領域と、を対応付けることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置であって、対象を光学的に読み取る読取手段と、前記表示手段の表示領域及び前記他方の面部内の所定領域以外の所定箇所に対する押圧操作を受け付ける第3の入力手段と、前記第3の入力手段に対する押圧操作を検知する第3の入力検知手段と、前記第3の入力検知手段により検知された押圧操作に応じて前記読取手段を動作させる動作制御手段と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の携帯端末装置であって、前記第1の入力手段、前記第2の入力手段及び前記第3の入力手段はそれぞれ、一体に形成された可撓性を有する入力受付装置のそれぞれ異なる一部分を用いることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態による携帯端末装置を表面から見た場合の外観構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態による携帯端末装置を裏面から見た場合の外観構成の一例を示す図である。 携帯端末装置の主要構成を示すブロック図である。 携帯端末装置を側方から見た場合の断面図である。 入力受付部とXY座標との関係の一例を示す図である。 表面入力部に対する入力例を示す図である。 裏面入力部に対する入力例を示す図である。図7(A)は裏面入力部に対する接触操作の位置の一例を示す図である。図7(B)は図7(A)に示す接触操作が行われた場合におけるマウスカーソルの表示例を示す図である。 マウスカーソルモードを用いた操作の一例を示す図である。図8(A)は、裏面入力部に対する入力操作のうち図7とは異なる一例を示す図である。図8(B)は、図8(A)に示す入力操作に応じて移動するマウスカーソルの軌跡を示す図である。 携帯端末装置の主要な動作の流れを示すフローチャートである。 表面入力部への入力操作における処理の流れを示すフローチャートである。 裏面入力部への入力操作における処理の流れを示すフローチャートである。 2本の指を用いて裏面入力部に対する入力操作を行っている一例を示す図である。 裏面入力部が入力を受け付ける領域のうち一部の領域と表示部の表示領域の一部の領域との対応付けの一例を示す図である。 ソフトウェアキーボードによる入力を行う場合の表示例及び裏面入力部によるキー入力受付範囲の一例を示す図である。図14(A)は、ソフトウェアキーボードによる入力を行う場合の表示例を示す図である。図14(B)は、図14(A)に示す表示が行われている場合の裏面入力部によるキー入力受付範囲の一例を示す図である。 図14(A)、(B)に示すソフトウェアキーボードによる入力例のうち、表面入力部に対する入力操作により文字を入力した場合の例を示す図である。 図14(A)、(B)に示すソフトウェアキーボードによる入力例のうち、裏面入力部に対する入力操作及びトリガーキーにより文字を入力した場合の例を示す図である。図16(A)は、裏面入力部に対する入力操作によりソフトウェアキーボードを操作した場合のイメージを示す図である。図16(B)は、図16(A)に示す入力操作及びトリガーキーにより文字を入力した場合の例を示す図である。 裏面入力部が入力を受け付ける全部の領域と表示部の表示領域の一部の領域との対応付けの一例を示す図である。 第3実施形態の携帯端末装置の主要構成を示すブロック図である。 第3実施形態による携帯端末装置の構成の一例を示す図である。図19(A)は、携帯端末装置を表面側から見た外観構成を示す図である。図19(B)は、携帯端末装置を側方から見た場合の断面図である。 携帯端末装置にバーコードを読み取らせる場合のイメージを示す図である。 第3実施形態の入力受付部とXY座標との関係の一例を示す図である。 第3実施形態の携帯端末装置の主要な動作の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1実施形態)
図1、図2を用いて、本発明の第1実施形態による携帯端末装置1の外観構成の一例を示す。
携帯端末装置1は、少なくとも2つの面部を有し、当該2つの面部のうち一方の面部が他方の面部の裏面側に設けられる。言い換えれば、一方の面部と他方の面部とは、携帯端末装置1において表裏の位置関係を有する。以下、表示部21を有する一方の面部を「表面」と記載し、他方の面部を「裏面」と記載する。
図1は、携帯端末装置1を表面から見た場合の外観構成の一例を示す図である。
図2は、携帯端末装置1を裏面から見た場合の外観構成の一例を示す図である。
図1に示すように、携帯端末装置1の表面には、表示部21と、表面入力部22aと、キーボード15aとが設けられる。携帯端末装置1の側部の両側には、トリガーキー15bが夫々設けられる。また、図2に示すように、携帯端末装置1の裏面には、裏面入力部22bが設けられる。表面入力部22a及び裏面入力部22bについては、後述する。
図3は、携帯端末装置1の主要構成を示すブロック図である。
携帯端末装置1は、CPU11、RAM12、ROM13、コンパニオンチップ14、キー入力部15及びタッチパネル20を有し、これらの各構成はバス16により接続される。
CPU11は、ROM13内に記憶されたプログラムと協働し、RAM12に展開されたプログラムやデータ等に従って携帯端末装置1の動作制御を行う。
RAM12は、CPU11の処理によって展開されたデータや、当該処理によって一時的に生じたデータ等を格納する。
ROM13は、CPU11によって読み出されるプログラムやデータ等を記憶する。
コンパニオンチップ14は、複数の機能を有する集積回路である。コンパニオンチップ14は、例えばバス16のブリッジとして機能してバス16により接続される各部間のデータ伝送を可能する機能、コンパニオンチップ14は、図示しないインタフェースを介して携帯端末装置1に対する他の機器の接続を可能とする機能、音声や画像の出力においてCPU11の処理内容の一部を受け持つ機能等を有する。ここに記載した例の他、携帯端末装置1に求められる機能に応じたコンパニオンチップ14を採用することができる。
キー入力部15は、複数のキー(ボタン)により入力操作を受け付ける。キー入力部15は、キーボード15aとトリガーキー15bを有する。キーボード15aは、図1等に示すように、携帯端末装置1の表面においてタッチパネル20の表示領域の外側に複数のキーを並べるように設けられる。トリガーキー15bは、図1、図2、図4等に示すように、携帯端末装置1の側部に設けられる。
タッチパネル20は、表示部21、入力受付部22、タッチパネルコントローラ23を有する。
表示部21は、CPU11の処理内容に応じた表示出力を行う。表示部21は、例えば液晶表示装置、有機エレクトロルミネセンス(Electro-Luminescence、EL)ディスプレイ、その他の表示装置によって構成される。第1実施形態の表示部21は、携帯端末装置1の表面側に設けられる。表示部21は、表示手段として機能する。
入力受付部22は、表示部21の表示領域に対する入力操作を受け付ける。入力受付部22は、例えば膜状に形成された電極(スイッチ)をその構成として有し、電極に対する接触位置に応じて電気信号を生じさせる。なお、第1実施形態の入力受付部22は、抵抗膜方式を採用しており、タッチパネル20に対する入力を受け付ける。
図4は、携帯端末装置1を側方から見た場合の断面図である。
第1実施形態の入力受付部22は、表面入力部22a及び裏面入力部22bを含む。
表面入力部22aは、透過性を有する膜状の電極であり、少なくとも表示部21の表示領域を覆うように設けられる。これによって、表示部21の表示領域に対して接触操作が行われると、表面入力部22aの電極がその接触に応じて電気信号を生じさせることにより、表示領域に対する入力操作を受け付ける。表面入力部22aは、表示部21の表示領域に対する入力操作を受け付ける第1の入力手段として機能する。
裏面入力部22bは、携帯端末装置1の裏面に設けられて、裏面の所定領域(図2に示す裏面入力部22bが設けられた範囲)に対する入力操作を受け付ける。裏面入力部22bは、第2の入力手段として機能する。
第1実施形態では、表面入力部22aと裏面入力部22bとはフレキシブルプリント基板(FPC)等の接続線を介して接続される。さらに、表面入力部22aはFPC等の接続線を介して基盤5に接続される。基盤5には、上述のCPU11、ROM12、RAM13、コンパニオンチップ14、タッチパネルコントローラ23等が設けられている。
タッチパネルコントローラ23は、入力受付部22により受け付けられた入力操作を表示部21の表示領域における座標情報に変換してCPU11へ入力する。タッチパネルコントローラ23は、例えば集積回路等により構成される処理装置であり、表示部21及び入力受付部22と接続される。
図5は、入力受付部22とXY座標との関係の一例を示す図である。
第1実施形態では、表示部21の方形状の表示領域を囲む四辺のうち、短い側の二辺に沿う方向をX方向、長い側の二辺に沿う方向をY方向としており、X方向とY方向とは直交する。タッチパネルコントローラ23は、表面入力部22aが入力を受け付けると、その入力位置に応じて表示領域の所定位置(例えば左下角)を原点とした座標(XY座標)をCPU11へ入力する。また、タッチパネルコントローラ23は、裏面入力部22bが入力を受け付けると、その入力位置に応じて座標をCPU11へ入力する。ここで、タッチパネルコントローラ23は、表面入力部22aの座標と裏面入力部22bの座標を区別可能にCPU11へ入力する。第1実施形態では、表面入力部22aに対する入力操作に対応するY座標を所定の数値(A)以下とし、裏面入力部22bに対する入力操作に対応するY座標がAを上回るように設定している。
CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力された座標に基づいて、表面入力部22aにより受け付けられた入力操作及び裏面入力部22bにより受け付けられた入力操作を検知する。具体的には、CPU11は、入力された座標(XY座標)のうちY座標がA以下の場合に表面入力部22aにより受け付けられた入力操作として検知し、Aを上回る場合に裏面入力部22bにより受け付けられた入力操作として検知する。
ここで、CPU11は、表面入力部22aに対する入力操作を検知する第1の入力検知手段及び裏面入力部22bに対する入力操作を検知する第2の入力検知手段として機能する。
また、タッチパネルコントローラ23は、CPU11の制御下で表示部21の表示制御を行う。CPU11は、表示部21に表示させる画面のデータをROM13等から読み出してタッチパネルコントローラ23へ入力する。タッチパネルコントローラ23は、CPU11から入力されたデータに基づく表示を表示部21に行わせる。
CPU11は、入力受付部22に対する入力操作、即ち表面入力部22a及び裏面入力部22bに対する入力操作に応じてタッチパネルコントローラ23から入力された座標を、表示部21の表示内容と対応付けることによりユーザの入力操作内容を判別し、入力操作内容に応じた処理を行う。
ここで、CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力された座標に基づいて検知された表面入力部22aに対する入力操作及び裏面入力部22bに対する入力操作を表示部21の表示内容と対応付けて入力操作内容を判別し、当該入力操作内容に応じた処理を行う制御手段として機能する。
次に、携帯端末装置1のタッチパネル20を用いた入力操作について説明する。
タッチパネル20に対する入力として、マウスカーソルモード及びペン入力モードが設けられている。
マウスカーソルモードの場合、CPU11は、表示部21にカーソル(例えばマウスカーソルM等)を表示させる。そして、CPU11は、入力受付部22が入力操作を受け付けた座標に応じてカーソルを表示領域内で移動させる表示制御を行う。また、マウスカーソルモードのときにトリガーキー15bに対する入力操作が行われると、CPU11は、トリガーキー15bが操作されたときにカーソルが表示されている座標において所定の入力指示(例えば図示しないアイコンの選択やアイコンに対応付けられたプログラムの実行指示等)が行われたものとして扱う。
ペン入力モードの場合、CPU11は、入力受付部22が入力操作を受け付けた座標において所定の入力指示(例えば図示しないアイコンの選択やアイコンに対応付けられたプログラムの実行指示等)が行われたものとして扱う。つまり、ペン入力モードは、マウスカーソルモードにおける入力受付部22に対する入力操作(座標の位置決定)とトリガーキー15bによる操作(所定の入力指示)とを、入力受付部22に対する入力操作のみで受け付けることができる。
図6は、表面入力部22aに対する入力例を示す図である。
第1実施形態では、表面入力部22aに対する入力を行った場合、ペン入力モードを用いた入力として扱われる。図6では、表面入力部22aに対する入力操作位置を符号Pで示している。
図7(A)、(B)は、裏面入力部22bに対する入力例を示す図である。図7(A)は裏面入力部22bに対する接触操作の位置の一例を示し、図7(B)は図7(A)に示す接触操作が行われた場合におけるマウスカーソルMの表示例を示す。
第1実施形態では、裏面入力部22bに対する入力を行った場合、マウスカーソルモードを用いた入力として扱われる。CPU11は、例えば図7(A)の符号Qに示す入力操作が裏面入力部22bに対して行われた場合、図7(B)に示すようにマウスカーソルMを表示させる。
図8(A)、(B)は、マウスカーソルモードを用いた操作の一例を示す図である。
図8(A)は、裏面入力部22bに対する入力操作のうち図7とは異なる一例を示し、図8(B)は、図8(A)に示す入力操作に応じて移動するマウスカーソルMの軌跡を示す。
図8(A)、(B)に示すように、ユーザは、裏面入力部22bに対する入力操作により、表示領域内のマウスカーソルMを操作することができる。これによって、表示部21の表示領域のうち、親指では操作が困難な範囲(例えば図8(B)に示す表示領域の右上等)についても、裏面入力部22bに対する入力操作により容易にマウスカーソルMを移動させることができる。
図8(A)、(B)に示すように、第1実施形態では、裏面入力部22bが入力を受け付ける全部の領域と表示部21の表示領域の全部の領域とを対応付けている。また、図8(A)、(B)に示すように、裏面を正面として見た場合の裏面入力部22bに対する入力位置と、表面を正面として見た場合における裏面入力部22bの入力位置に対応付けられた表示領域の位置と、は、鏡映しの関係(図8(A)、(B)に示す左右の対応関係が逆)となる。言い換えれば、表面を正面として携帯端末装置1の筐体を透かして見た場合の裏面入力部22bに対する入力位置と、裏面入力部22bに対する入力位置と、は同様のものとなる。
次に、携帯端末装置1の動作の流れについて、フローチャートを用いて説明する。以下、入力受付部22に対する接触操作を「ペンダウン」と記載し、入力受付部22に対する接触操作の終了を「ペンアップ」と記載する。
図9は、携帯端末装置1の主要な動作の流れを示すフローチャートである。
CPU11は、ペンダウンが行われたか否かを判定する(ステップS1)。ペンダウンが行われたか否かの判定は、例えばタッチパネルコントローラ23から座標の入力があったか否かに基づく。
ステップS1の判定において、ペンダウンが行われた場合(ステップS1:YES)、CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力された座標のうちY座標がAを上回るか判定する(ステップS2)。Y座標がA以下の場合(ステップS2:NO)、CPU11は表面入力部22aへの入力操作として処理する(ステップS3)。一方、ステップS2の判定においてY座標がAを上回る場合(ステップS2:YES)、CPU11は裏面入力部22bへの入力操作として処理する(ステップS4)。
ステップS3若しくはステップS4の処理後又はステップS1の判定においてペンダウンが行われていない場合(ステップS1:NO)であって、携帯端末装置1の電源(図示略)が切られた場合(ステップS5:YES)、携帯端末装置1の処理は終了する。電源が切られるまで(ステップS5:NO)、CPU11はステップS1からの処理を繰り返す。
図10は、表面入力部22aへの入力操作における処理の流れを示すフローチャートである。
CPU11は、ペン入力モードで、タッチパネルコントローラ23から入力された座標に応じた処理を行う(ステップS11)。その後、CPU11は、ペンアップが行われたか判定する(ステップS12)。ペンアップが行われたか否かの判定は、例えばタッチパネルコントローラ23から座標の入力が終了したか否かに基づく。
ステップS12の判定において、ペンアップが行われた場合(ステップS12:YES)、CPU11は表面入力部22aへの入力操作に係る処理を終了する。ステップS12の判定においてペンアップが行われていない場合(ステップS12:NO)、CPU11はステップS11の処理に戻り、タッチパネルコントローラ23から入力されてくる座標に応じたペン入力モードに係る処理を行う。
図11は、裏面入力部22bへの入力操作における処理の流れを示すフローチャートである。
CPU11は、マウスカーソルモードで、タッチパネルコントローラ23から入力された座標に応じた位置で、表示部21にマウスカーソルMを表示させる(ステップS21)。その後、CPU11は、トリガーキー15bに対する入力操作が行われたか否か判定する(ステップS22)。トリガーキー15bに対する入力操作が行われた場合(ステップS22:YES)、CPU11は、そのときマウスカーソルMが表示された座標において所定の入力指示(例えば図示しないアイコンの選択やアイコンに対応付けられたプログラムの実行指示等)が行われたものとして処理する(ステップS23)。
ステップS23の処理後又はステップS22の判定においてトリガーキー15bに対する入力操作が行われていない場合(ステップS22:NO)、CPU11は、ペンアップが行われたか判定する(ステップS24)。ペンアップが行われたか否かの判定は、例えばタッチパネルコントローラ23から座標の入力が終了したか否かに基づく。
ステップS24の判定において、ペンアップが行われた場合(ステップS24:YES)、CPU11は裏面入力部22bへの入力操作に係る処理を終了する。ステップS24の判定においてペンアップが行われていない場合(ステップS24:NO)、CPU11はステップS21の処理に戻り、タッチパネルコントローラ23から入力されてくる座標に応じたマウスカーソルモードに係る処理を行う。
以上のように、第1実施形態の携帯端末装置1は、表面に設けられた表示部21の表示領域に対する入力操作を受け付ける表面入力部22aと、裏面に設けられて所定領域に対する入力操作を受け付ける裏面入力部22bと、を有する。そして、CPU11が、タッチパネルコントローラ23から入力された座標に基づいて、表面入力部22a又は裏面入力部22bを介して行われた入力操作を検知し、表示部21の表示内容と対応付けてユーザの入力操作内容を判別し、当該入力操作内容に応じた処理を行う。
これによって、表面入力部22aを介して表示部21の表示領域に表示された表示内容に基づいて直接操作する感覚で入力操作を行うことができると共に、当該表示内容に対して裏面入力部22bを介して携帯端末装置1の裏面側から入力操作を行うことができる。このため、携帯端末装置1を把持した手の親指で操作可能な表示領域内の範囲については親指で操作を行い、親指が届かない又は親指での操作が困難な表示領域内の範囲については他の指(例えば人差し指等)を用いて裏面入力部22bを介して入力操作を行うことができる。よって、表示領域のうち携帯端末装置1を把持した手の親指が届かない箇所に対する操作を行うために両手を用いることなく、当該把持した手のみで操作を行うことができる。つまり、タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性を向上させることができる。
さらに、裏面入力部22bにより受け付けられた入力操作に対して、CPU11は、表示部21にカーソルを表示させる。そして、CPU11は、入力受付部22が入力操作を受け付けた座標に応じてカーソルを表示領域内で移動させる表示制御を行う。これによって、表示領域を正面に見据えた場合にユーザの視界に入らない携帯端末装置1の裏面に対する入力操作における位置あわせを容易に行うことができる。
また、表示部21にカーソルが表示された状態でトリガーキー15bに対する入力操作が行われると、CPU11は、トリガーキー15bが操作されたときにカーソルが表示されている座標において所定の入力指示(例えば図示しないアイコンの選択やアイコンに対応付けられたプログラムの実行指示等)が行われたものとして扱い、当該入力指示に応じた処理を行う。これによって、カーソルを用いた位置あわせ後の入力操作を的確に行うことができ、携帯端末装置1の裏面を用いた入力操作の操作性をより向上させることができる。
なお、入力受付部22に対して2箇所以上の同時接触操作を行うようにしてもよい。
図12は、2本の指を用いて裏面入力部22bに対する入力操作を行っている一例を示す図である。
例えば図12に示すように、携帯端末装置1を把持した手の人差し指と中指を用いて、裏面入力部22bの2点に対する入力操作を行ってもよい。この場合、例えば当該2点の間隔を広げた場合に表示内容を拡大(ズーム)する表示制御や、当該2点の間隔を狭めた場合に表示内容を縮小する表示制御を行うようにしてもよい。
なお、図12に示す裏面入力部22bは、図2に示す裏面入力部22bに比して入力を受け付ける領域を大きく設けることで、2箇所以上の同時接触操作を行うことをより容易としている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、CPU11が、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部又は全部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域と、を対応付けて入力操作内容を判別する。
図13は、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部の領域と表示部21の表示領域の一部の領域との対応付けの一例を示す図である。
第2実施形態では、例えば図13に示すように、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部の領域(図13に示す裏面入力部22bの右半分)と、表示部21の表示領域の一部の領域(図13に示す表示領域の右下)とを対応付けることができる。
図14(A)、(B)は、ソフトウェアキーボードSによる入力を行う場合の表示例及び裏面入力部22bによるキー入力受付範囲の一例を示す図である。図14(A)は、ソフトウェアキーボードSによる入力を行う場合の表示例を示し、図14(B)は、図14(A)に示す表示が行われている場合の裏面入力部22bによるキー入力受付範囲の一例を示す。なお、図14(B)及び後述する図16(A)に示す裏面入力部22bのソフトウェアキーボードSの一部分は、割り当てられた一部のキーを明示するための記載であって、実際に裏面入力部22bに図示したキーが表示されるわけではない。
図14(A)に示すような、ソフトウェアキーボードSによる入力を行う画面が表示され、表示部21の一部にソフトウェアキーボードSの表示が行われた場合、図14(B)に示すように、ソフトウェアキーボードSに含まれるキーの一部に対する入力操作を、裏面入力部22bに割り当てることができる。図14(A)、(B)に示す例では、図13に示す裏面入力部22bの領域と表示部21の表示領域の一部の領域との対応付けに基づき、表示領域の下部に表示されたソフトウェアキーボードSのキーのうち右半分が裏面入力部22bに割り当てられている。
図15、図16(A)、(B)を用いて、図14(A)、(B)に示すソフトウェアキーボードSによる入力例を示す。
図15は、表面入力部22aに対する入力操作により文字を入力した場合の例を示す図である。
表示部21に表示されたソフトウェアキーボードSの文字に対する入力操作として、表面入力部22aに対する入力操作が行われた場合、CPU11はタッチパネルコントローラ23から入力された座標の位置に表示されたキーの文字が入力されたものとして処理する。図15に示す例では、ソフトウェアキーボードSの左半分に含まれる文字である「A」のキーに対する入力操作が行われた場合を示している。
図16(A)、(B)は、裏面入力部22bに対する入力操作及びトリガーキー15bにより文字を入力した場合の例を示す図である。図16(A)は、裏面入力部22bに対する入力操作によりソフトウェアキーボードSを操作した場合のイメージを示す図であり、図16(B)は、図16(A)に示す入力操作及びトリガーキー15bにより文字を入力した場合の例を示す。
表示部21に表示されたソフトウェアキーボードSの文字に対する入力操作として、裏面入力部22bに対する入力操作が行われた場合、CPU11はタッチパネルコントローラ23から入力された座標の位置にマウスカーソルMを表示させる。そして、トリガーキー15bに対する入力操作が行われると、CPU11はマウスカーソルMの表示されている位置に応じたキーの文字が入力されたものとして処理する。図16(A)、(B)に示す例では、ソフトウェアキーボードSの右半分に含まれる文字である「B」のキーに対する入力操作が行われた場合を示している。
なお、図13及び図14〜図16のソフトウェアキーボードSに対する入力例では、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部の領域と表示部21の表示領域の一部の領域との対応付けが行われているが、裏面入力部22bが入力を受け付ける全部の領域と表示部21の表示領域の一部の領域とを対応付けることもできる。
図17は、裏面入力部22bが入力を受け付ける全部の領域と表示部21の表示領域の一部の領域との対応付けの一例を示す図である。
例えば図17に示すように、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち全部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域(図13に示す表示領域の下部)とを対応付けることができる。
図13及至図17に示す裏面入力部22bと表示領域との対応付けの位置関係はあくまで一例であり、第2実施形態では、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部の領域と、表示部21の表示領域のうち任意の一部の領域とを対応付けることができる。
裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部又は全部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域と、の対応付け関係を示す情報はROM13に記憶されていてもよいし、図示しない書き換え可能な記憶装置(例えばフラッシュメモリ等)を携帯端末装置1に設けて、当該記憶装置に記憶するようにしてもよい。書き換え可能な記憶装置に対応付け関係を示す情報を記憶させる場合、対応付け関係を示す情報を生成するためのソフトウェアをROM13又は当該記憶装置に記憶させ、CPU11が当該ソフトウェアを実行処理することにより、ユーザが任意に裏面入力部22bの一部又は全部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域と、の対応付けを設定することができる。
以上、第2実施形態について特筆した点を除き、第2実施形態の携帯端末装置1の構成及び動作は第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、CPU11が、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部又は全部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域と、を対応付けて入力操作内容を判別する。
これによって、裏面入力部22bを介して行う入力操作が及ぶ表示領域内の範囲をあらかじめ特定することができる。よって、表面入力部22aを介して行う入力操作と裏面入力部22bを介して行う入力操作とをより区別しやすくすることができ、タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性をより向上させることができる。
また、CPU11が、裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部の領域と、表示部21の表示領域の一部の領域と、を対応付けることにより、裏面入力部22bが入力を受け付ける特定の領域のうちユーザにとって操作を行いやすい範囲をあらかじめ特定しておくことができる。これによって、誤って当該一部の領域以外に対する何らかの入力操作(接触等)が行われた場合の誤検知を低減させることができる。よって、タッチパネル方式の携帯端末装置を把持した手のみを用いて操作を行う場合の操作性をより向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図18は、第3実施形態の携帯端末装置1Aの主要構成を示すブロック図である。
図18に示すように、第3実施形態の携帯端末装置1Aは、第1実施形態の携帯端末装置1の構成に加え、読取装置17をさらに備える。
読取装置17は、光を発する光源と、光源により発せられた光の反射光を検知する光検知部とを有し、光源からの光により照らされた対象を光学的に読み取る。以下、第3実施形態の説明においては、バーコードスキャナを読取装置17として設けた場合について説明するが、バーコードスキャナに限らず他の読取装置を用いてもよい。読取装置17は、対象を光学的に読み取る読取手段として機能する。
また、第3実施形態の入力受付部22Dは、第1実施形態に示す表面入力部22a、裏面入力部22bに加え、第3入力部22cを有する。第3入力部22cは、表示手段の表示領域及び前記他方の面部内の所定領域以外の所定箇所に対する押圧操作を受け付ける。
図19(A)、(B)は、第3実施形態による携帯端末装置1Aの構成の一例を示す図である。図19(A)は、携帯端末装置1Aを表面側から見た外観構成を示し、図19(B)は、携帯端末装置1Aを側方から見た場合の断面図を示す。
図19(B)に示すように、第3実施形態では、第3入力部22cは表面入力部22aと裏面入力部22bの間に介在するように設けられる。また、第3実施形態では、第3入力部22cは、読取装置動作スイッチ30、30と当接可能な位置に設けられる。
読取装置動作スイッチ30は、図19(A)、(B)に示すように、携帯端末装置1Aの上部(図19(A)、(B)に示す携帯端末装置1Aの上側)に設けられる。読取装置動作スイッチ30は、Y軸方向に沿って移動可能に支持される。そして、読取装置動作スイッチ30のY軸方向に沿った端部の一方は外部に露出し、他方は第3入力部22cに対する当接/離隔を切替可能に設けられている。
また、図19(A)に示すように、読取装置17は二つの読取装置動作スイッチ30、30の間に介在するように設けられる。
図20は、携帯端末装置1Aにバーコードを読み取らせる場合のイメージを示す図である。
携帯端末装置1Aの読取装置動作スイッチ30、30が設けられた側をバーコードに向けた状態で、バーコードが貼り付けられた面部に対してユーザが携帯端末装置1Aを押し付けると、読取装置動作スイッチ30、30がY軸方向に沿って移動し、他方の端部が第3入力部22cに当接する。読取装置動作スイッチ30、30が第3入力部22cに当接した場合、第3入力部22cが読取装置動作スイッチ30、30を介して行われた押圧操作を受け付ける。ここで、第3入力部22cは、表示部21の表示領域及び裏面入力部22bが設けられた所定領域以外の所定箇所に対する押圧操作を受け付ける第3の入力手段として機能する。
第3入力部22cが押圧操作を受け付けると、タッチパネルコントローラ23からCPU11へ座標が入力される。CPU11は、入力された座標に基づいて第3入力部22cに対する入力操作を検知する。ここで、CPU11は、第3入力部22cに対する押圧操作を検知する第3の入力検知手段として機能する。
CPU11は、第3入力部22cに対する入力操作を検知すると、読取装置17を動作させる。読取装置17は、バーコードに対して光を照射し、その反射光を検知してバーコードを読み取る。ここで、CPU11は、第3入力部22cにより検知された押圧操作に応じて読取装置17を動作させる動作制御手段として機能する。
図21は、第3実施形態の入力受付部22DとXY座標との関係の一例を示す図である。
図19(B)、図21に示すように、第3実施形態の入力受付部22Dは、表面入力部22a、裏面入力部22b及び第3入力部22cが一体となるよう設けられ、表面入力部22a、裏面入力部22b、第3入力部22cはそれぞれ入力受付部22Dの異なる一部分を用いて構成される。第3実施形態の入力受付部22Dは、例えば抵抗膜方式によるタッチパネルの電極のように可撓性を有する構成であり、携帯端末装置1Aの上部でU字状のカーブを描くよう配設される。そして、U字の直線の一方で携帯端末装置1Aの表側に設けられた部分が表面入力部22aとして機能し、U字の直線の他方で携帯端末装置1Aの裏側に設けられた部分が裏面入力部22bとして機能し、表面入力部22aと裏面入力部22bとの間に介在するU字のカーブの部分が第3入力部22cとして機能する。
CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力される座標に基づいて、表面入力部22a、裏面入力部22b、第3入力部22cのいずれに対する入力操作であるかを判別する。図21では、方形状の入力受付部22Dの四つの角のうち一つ(左上)を原点としたXY座標が設定され、表面入力部22a、裏面入力部22b、第3入力部22cのそれぞれが含まれるY座標の範囲が異なるものとなっている。CPU11は、Y座標に基づいて表面入力部22a、裏面入力部22b、第3入力部22cを判別することができる。
次に、携帯端末装置1Aの動作の流れについて、フローチャートを用いて説明する。
図22は、第3実施形態の携帯端末装置1Aの主要な動作の流れを示すフローチャートである。
CPU11は、ペンダウンが行われたか否かを判定する(ステップS31)。ペンダウンが行われたか否かの判定は、例えばタッチパネルコントローラ23から座標の入力があったか否かに基づく。
ステップS31の判定において、ペンダウンが行われた場合(ステップS31:YES)、CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力された座標のうちY座標がIを上回るか判定する(ステップS32)。Y座標がIを上回る場合(ステップS32:YES)、CPU11は表面入力部22aへの入力操作として処理する(ステップS33)。一方、ステップS2の判定においてY座標がI以下の場合(ステップS32:NO)、CPU11は、タッチパネルコントローラ23から入力された座標のうちY座標がHを下回るか判定する(ステップS34)。タッチパネルコントローラ23から入力された座標のうちY座標がHを下回る場合(ステップS34:YES)、CPU11は裏面入力部22bへの入力操作として処理する(ステップS35)。一方、ステップS34の判定においてタッチパネルコントローラ23から入力された座標のうちY座標がH以上の場合(ステップS34:NO)、CPU11は第3入力部22cに対する入力操作として扱い、読取装置17を動作させる(ステップS36)。
ステップS33、ステップS35若しくはステップS36の処理後又はステップS31の判定においてペンダウンが行われていない場合(ステップS31:NO)であって、携帯端末装置1Aの電源(図示略)が切られた場合(ステップS37:YES)、携帯端末装置1Aの処理は終了する。電源が切られるまで(ステップS37:NO)、CPU11はステップS31からの処理を繰り返す。
ステップS33に示す表面入力部22aへの入力操作の処理の流れは、第1実施形態のステップS3及び図10に示す表面入力部22aへの入力操作と同様である。ステップS35に示す裏面入力部22bへの入力操作の処理の流れは、第1実施形態のステップS4及び図11に示す裏面入力部22bへの入力操作と同様である。
以上、第3実施形態について特筆した点を除き、第3実施形態の携帯端末装置1Aの構成及び動作は第1実施形態の携帯端末装置1と同様である。
第3実施形態によれば、第3入力部22cが押圧操作を受け付けたことをCPU11が検知すると、CPU11は読取装置17を動作させる。これによって、タッチパネル20を介して受け付けられる入力を読取装置17の動作スイッチとして用いることができる。
さらに、表面入力部22a、裏面入力部22b及び第3入力部22cはそれぞれ、一体に形成された可撓性を有する入力受付部22Dのそれぞれ異なる一部分を用いる。これによって、表面入力部22a、裏面入力部22b及び第3入力部22cを個別に設ける必要がなく、携帯端末装置1Aの部品点数及び製造コストを低減させることができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、入力受付部22の構成について、第1実施形態、第2実施形態においても第3実施形態と同様に表面入力部22a及び裏面入力部22bを一体の構成で設けてもよい。また、第3実施形態で表面入力部22a、裏面入力部22b及び第3入力部22cを別個に設けてもよい。
また、図4では、裏面入力部22bは表面入力部22aを介して基盤5と接続されているが、裏面入力部22bを直接基盤5へ接続してもよい。
また、上記の各実施形態では、裏面入力部22bに対する入力操作をマウスカーソルモードで処理しているが、他の処理により入力操作を取り扱ってもよい。例えば、裏面入力部22bに対する入力操作を、表面入力部22aに対する入力操作と同様にペン入力モードで受け付けてもよい。
また、表面入力部22aに対する入力操作をマウスカーソルモードで受けつけ、トリガーキー15bを用いるようにしてもよい。
また、第3実施形態の携帯端末装置1Aにおいて、第2実施形態と同様に、CPU11が裏面入力部22bが入力を受け付ける領域のうち一部又は全部の領域と表示部21の表示領域の一部の領域とを対応付けて入力操作内容を判別するようにしてもよい。
また、入力受付部22は、抵抗膜方式に限らず、他の方式によってもよい。他の方式として、例えば表面弾性波方式、静電容量方式等が挙げられるが、ここに列挙するものに限らない。
また、上記各実施形態におけるXY座標の決定方法、裏面入力部22bに対する入力操作とマウスカーソルMの移動との対応関係、キー入力部15や読取装置動作スイッチ30、30の配置、その他の各構成についてはあくまで一例であり、本発明の特徴を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
11 CPU
15bトリガーキー
20 タッチパネル
21 表示部
22 入力受付部
22a表面入力部
22b裏面入力部
23 タッチパネルコントローラ

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの面部を有し、当該2つの面部のうち一方の面部が他方の面部の裏面側に設けられる携帯端末装置であって、
    前記一方の面部に設けられる表示手段と、
    前記表示手段の表示領域に対する入力操作を受け付ける第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段に対する入力操作を検知する第1の入力検知手段と、
    前記他方の面部に設けられて、当該他方の面部内の所定領域に対する入力操作を受け付ける第2の入力手段と、
    前記第2の入力手段に対する入力操作を検知する第2の入力検知手段と、
    前記第1の入力検知手段により検知された入力操作及び前記第2の入力検知手段により検知された入力操作を前記表示手段の表示内容と対応付けて入力操作内容を判別し、当該入力操作内容に応じた処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の入力検知手段により検知された入力操作及び前記第2の入力検知手段により検知された入力操作に応じて前記表示領域内で移動するカーソルを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の入力手段が入力を受け付ける所定領域のうち一部又は全部の領域と、前記表示領域の一部の領域と、を対応付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 対象を光学的に読み取る読取手段と、
    前記表示手段の表示領域及び前記他方の面部内の所定領域以外の所定箇所に対する押圧操作を受け付ける第3の入力手段と、
    前記第3の入力手段に対する押圧操作を検知する第3の入力検知手段と、
    前記第3の入力検知手段により検知された押圧操作に応じて前記読取手段を動作させる動作制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第1の入力手段、前記第2の入力手段及び前記第3の入力手段はそれぞれ、一体に形成された可撓性を有する入力受付装置のそれぞれ異なる一部分を用いることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
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