JP2012073313A - サウンドマスキングシステム及びマスカ音出力装置 - Google Patents

サウンドマスキングシステム及びマスカ音出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より効果的にマスク領域を形成することができるサウンドマスキングシステム及びマスカ音出力装置を提供する。
【解決手段】周囲音をマスクするマスカ音を出力する複数のマスカ音出力装置1,2,3を通信可能に接続する。マスカ音出力装置1は、他のマスカ音出力装置2,3の位置を取得し、他のマスカ音出力装置2,3が出力するマスカ音のマスク領域101,102を取得する。そして、マスカ音出力装置1は、取得した位置及び放音範囲に基づいて、自装置が出力するマスカ音と、他のマスカ音出力装置2,3が出力するマスカ音とのマスク領域100,101,102の位置関係を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、収音した音声をマスクするためのマスカ音を出力するサウンドマスキングシステム及びマスカ音出力装置に関する。
従来、ある音(対象音)が聞こえているときに対象音に近い音響特性(周波数特性など)を持つ別の音が存在した場合、その対象音が聞こえにくくなるという現象(マスキング効果)が一般に知られている。このマスキング効果を利用して、会話の内容が第三者に漏れないようにした所謂スピーチプライバシーと呼ばれる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、マイクロフォン(以下、マイクという)で収音した音声の解析結果(音量レベル及び周波数特性など)に応じてホワイトノイズなどの音源に音響処理を施して、第三者に不快感を与えることのない最低限のマスカ音をスピーカから出力する技術が開示されている。
特開2006−267174号公報
しかしながら、特許文献1の場合、音声がマスクされる領域(以下、マスク領域という)を形成できる場所は、相談室など予め装置を設置した場所で、かつ、設置したスピーカの放音方向に限定される。このため、例えば携帯電話機で会話している話者が、会話が聞かれないように移動し、その移動先にマスク領域を形成したい場合であっても、特許文献1では、効果的なマスク領域の形成ができない。
そこで、本発明の目的は、より効果的にマスク領域を形成することができるサウンドマスキングシステム及びマスカ音出力装置を提供することにある。
本発明に係るサウンドマスキングシステムは、周囲音をマスクするマスカ音を出力する複数のマスカ音出力装置が通信可能に接続されている。マスカ音出力装置は、位置取得手段と、放音範囲取得手段と、検出手段とを備えている。位置取得手段は、他のマスカ音出力装置の位置を取得する。放音範囲取得手段は、他のマスカ音出力装置が出力するマスカ音の放音範囲を取得する。検出手段は、位置取得手段及び放音範囲取得手段が取得した位置及び放音範囲に基づいて、自装置が出力するマスカ音と、他のマスカ音出力装置が出力するマスカ音との放音範囲の位置関係を検出する。
この構成では、接続している他のマスカ音出力装置の位置及びマスカ音の放音範囲を取得し、スピーカから出力するマスカ音と、他のマスカ音出力装置が出力するマスカ音との放音範囲を検出する。これにより、例えば検出した放音範囲をユーザが把握できるようにすることで、各複数のマスカ音出力装置が出力するマスカ音が重なるように各複数のマスカ音出力装置を再設置したり、重ならないように再設置したりすることができ、より効果的にマスク領域を形成することができる。
本発明に係るサウンドマスキングシステムにおいて、マスカ音出力装置は、検出手段の検出結果に基づいて、自装置から出力するマスカ音の出力を制御する出力制御手段を備える。
この構成では、複数のマスカ音出力装置が出力するマスカ音の放音範囲の位置関係の検出結果に応じて、例えば、出力するマスカ音の音量又は出力タイミングを調整して、マスカ音の干渉を軽減させることができる。
本発明に係るサウンドマスキングシステムにおいて、マスカ音出力装置は、他のマスカ音出力装置に対して、マスカ音の出力を制御する他装置制御手段をさらに備える。
この構成では、接続している他のマスカ音出力装置のマスカ音の出力制御を行えるため、複数のマスカ音出力装置から出力するマスカ音の音量又は出力タイミングを調整して、マスカ音の干渉を軽減させることができる。
本発明に係るサウンドマスキングシステムにおいて、出力制御手段又は他装置制御手段は、出力するマスカ音の内容を変更する。
この構成では、マスカ音出力装置が出力するマスカ音の内容を変更することができるため、例えば、複数のマスカ音出力装置から出力するマスカ音が干渉しないように、相関が低いマスカ音をそれぞれ出力させることができる。
本発明に係るサウンドマスキングシステムは、報知手段を備える。報知手段は、マスカ音の放音範囲を報知する。
この構成では、マスカ音の放音範囲を報知することで、ユーザは、マスク領域を効果的に形成することができる。
本発明に係るマスカ音出力装置は、携帯可能な筐体と、スピーカと、生成手段と、出力制御手段と備える。スピーカは、筐体の設置態様に応じて放音方向が決定する筐体に設けられている。マイクロフォンは、筐体に設けられ、少なくともスピーカの放音方向以外の方向の音を収音する。生成手段は、マイクロフォンが収音した音に基づいて、音をマスクするマスカ音を生成する。出力制御手段は、生成手段が生成したマスカ音を前記スピーカから出力させる。
この構成では、筐体が携帯可能であるため、ユーザが所望する場所にマスカ音出力装置を設置でき、かつ、マスカ音の出力方向を自在に変更することができる。さらに、ユーザは、筐体の設置状態で、どの方向にマスク領域を形成することができるか、一目で把握することができる。これにより、ユーザは、効果的なマスク領域の形成が可能となる。例えば、ユーザが携帯電話機で会話する場合、会話の内容が聞かれたくない第三者がいる方向にスピーカを向けて設置することで、ユーザが会話した内容が第三者に聞きとられないようにすることができる。
本発明に係るマスカ音出力装置は、マスカ音の放音範囲を報知する報知手段を備える。
この構成では、マスカ音の放音範囲を報知することで、ユーザは、マスク領域を効果的に形成することができる。
本発明によれば、ユーザは、より効果的にマスク領域を形成することができる。
実施形態に係るマスカ音出力装置の外観斜視図である。 実施形態に係るサウンドマスキングシステムの構成を模式的に示す図である。 マスカ音出力装置の電気的構成を模式的に示すブロック図である。 マスカ音出力装置が有する機能を模式的に示すブロック図である。 マスク領域の範囲を表示部に表示した画面の一例を示す模式図である。 マスク領域の監視結果を表示部に表示した画面の一例を示す図である。 マスク領域の監視結果を表示部に表示した画面の一例を示す図である。 マスカ音出力装置で実行される領域監視処理の手順を示すフローチャートである。 マスカ音出力装置で実行されるマスカ音出力処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るマスカ音出力装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。以下に説明するマスカ音出力装置は、マイク及びスピーカを備え、ユーザが持ち運び可能であって、マスカ音を出力する装置として説明する。なお、本発明に係るマスカ音出力装置は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータなど、マイク及びスピーカを備えた携帯端末装置であってもよい。
本実施形態では、複数のマスカ音出力装置を用いて、複数のマスク領域を形成するサウンドマスキングシステムについて説明する。図1は、本実施形態に係るマスカ音出力装置の外観斜視図である。図2は、本実施形態に係るマスカ音出力装置を備えたサウンドマスキングシステムの構成を模式的に示す図である。
マスカ音出力装置1は、直方体の筐体1Aを備える。筐体1Aの正面1Fには、長手方向に沿って二つのスピーカSP1,SP2が配列して設置されている。この際、スピーカSP1,SP2は、筐体1Aの正面1Fの法線方向が放音の中心方向となるように設置されている。ユーザは、スピーカSP1,SP2の向きから放音方向を直感的に把握することができる。筐体1Aの天面1U上には、無指向性のマイクMが配置されている。このマイクMは、振動面が天面1Uの法線方向と略直交して上方を向くように配置されている。また、筐体1Aの側面1Sには、マスカ音出力装置1に関する情報を表示する表示部13が設けられている。
本実施形態に係るサウンドマスキングシステムは、マスカ音出力装置1,2,3が有線又は無線により直列に接続されている。なお、図2に示すマスカ音出力装置1,2,3は、天面1Uから視認した状態を示している。マスカ音出力装置1,2,3は、マイクMから話者U1,U2の音声を収音し、話者U1,U2の音声をマスクするマスカ音をスピーカSP1,SP2(以下、スピーカSPという)から出力する。以下では、マスカ音出力装置1,2,3がマスカ音を出力する領域を、マスク領域100,101,102という。また、マスカ音出力装置1,2,3のユーザは、会話の内容が第三者(聴取者)に聞かれたくない話者U1,U2とする。
マスカ音出力装置1,2,3は携帯可能であるため、話者U1,U2は、マスカ音出力装置1,2,3を自由な場所に、スピーカSPを自由な方向に向けて設置することができる。話者U1,U2は、マスカ音出力装置1のスピーカSPの向きから、マスカ音の放音方向を直感的に把握できる。このため、話者U1,U2は、スピーカSPを聴取者のいる方向に向けて設置すれば、聴取者がいる位置にマスク領域100,101,102を形成することができ、自身の音声をマスクして、会話の内容が聴取者に漏れることを防止できる。図2では、マスカ音出力装置1,2,3の各スピーカSPを同方向に向けた状態を示しているが、マスカ音出力装置1,2,3は、スピーカSPをそれぞれ別の方向に向けて設置されてもよい。
また、直列に接続されたマスカ音出力装置1,2,3は、それぞれが親機又は子機に設定されている。本実施形態では、マスカ音出力装置1は、マスカ音出力装置2の親機として設定され、マスカ音出力装置2は、マスカ音出力装置1の子機、かつ、マスカ音出力装置3の親機として設定されるものとする。さらに、マスカ音出力装置3は、マスカ音出力装置2の子機として設定されるものとする。なお、各マスカ音出力装置1,2,3は、例えば、物理的なスイッチにより使用の都度、親機又は子機に設定されてもよいし、予め記憶した設定を読み取って親機又は子機に設定されてもよい。
親機に設定されたマスカ音出力装置1(又は2)は、子機に設定されたマスカ音出力装置2(又は3)に対して、動作制御が可能となっている。動作制御とは、例えば、出力するマスカ音の音量制御、出力タイミングの制御、又は出力するマスカ音の変更などである。例えば、マスク領域100,101が重なる場合、マスカ音出力装置1は、マスク領域100,101が重ならないように、自身又はマスカ音出力装置2が出力するマスカ音の音量や出力タイミングなどを調整することができる。なお、マスカ音出力装置1がマスカ音出力装置2の動作制御を行った場合、マスカ音出力装置2は、マスカ音出力装置1からの制御内容に従い、マスカ音出力装置3をさらに動作制御するようになっている。このように、一方の装置から他方の装置の動作制御を行えるようにすることで、マスカ音出力装置1,2,3を複数設置しても、話者U1,U2は、各装置の操作が煩雑とならない。
また、マスカ音出力装置1,2,3が備える表示部13(図1参照)は、マスク領域100,101,102に関して、話者U1,U2に報知する。後に詳述するが、表示部13には、マスカ音が出力される範囲を示す画像、話者U1,U2にマスカ音出力装置1,2,3の設置場所(角度)の変更を促す画像などが表示される。これにより、話者U1,U2は、効率よくマスカ音出力装置1,2,3を設置することで、より効果的にマスク領域100,101,102を形成することができる。
以下、サウンドマスキングシステムを構成するマスカ音出力装置1,2,3について詳述するが、マスカ音出力装置1,2,3はそれぞれ同じ構成であるため、マスカ音出力装置1を例に挙げて説明する。
図3は、マスカ音出力装置1の電気的構成を模式的に示すブロック図である。マスカ音出力装置1は、制御部10、記憶部11、操作部12、表示部13、音声入力部14、信号処理部15、音声出力部16、放音方向検出部17、距離計測部18及び通信部19を備えている。各部は、バスを介して接続されている。
制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)などを備えており、上述の各部の動作を制御して、マスカ音出力装置1全体の動作を制御する。記憶部11は、例えばROM(Read Only Memory)などであって、制御部10が読み出すプログラム及びデータなどを記憶している。操作部12は、電源のオンオフ、出力音量の調節など、ユーザによる操作を受け付ける。表示部13は、空間に形成されるマスク領域100,101,102を表示する。これにより、話者U1,U2は、本来視認できないマスク領域100,101,102を視覚的に把握することができるため、聴取者がいる位置にマスク領域100,101,102が形成されるかなどを確認することができる。
音声入力部14は、図示しないA/Dコンバータを有し、話者U1,U2の音声を収音するマイクMが接続されている。なお、マイクMが収音する音声は、話者U1,U2音声以外に、空調設備又はオフィス機器などの騒音など含んでいてもよい。マイクMが収音した音声は、マイクMで電気信号(以下、入力音信号という)に変換され、A/DコンバータでA/D変換された後、信号処理部15へ出力される。
信号処理部15は、例えばDSP(Digital Signal Processor)を有し、音声入力部14から入力された入力音信号に基づいて信号処理を行い、出力すべきマスカ音に係るデータ(以下、マスカ音データという)を生成する。信号処理部15は、生成したマスカ音データを音声出力部16へ出力する。
音声出力部16は、図示しないD/Aコンバータ及びアンプなどを有し、スピーカSPが接続されている。音声出力部16には、信号処理部15で生成されたマスカ音データが入力される。音声出力部16は、マスカ音データをD/A変換し、アンプで振幅(ボリューム)を、操作部12などで設定された値に調整した後、スピーカSPからマスカ音として出力する。
放音方向検出部17は、スピーカSPの放音方向を検出する。放音方向検出部17は、例えば、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向における地磁気の強度を検出する3軸磁気センサを搭載している電子コンパス等を備え、スピーカSPが向いている角度を0°として、真北とのズレ角度(以下、単に方向という)を検出する。検出された方向が、スピーカSPの放音方向となる。放音方向検出部17が検出した放音方向は、制御部10において、マスカ音の出力音量と共に、マスク領域100の範囲が算出される。
距離計測部18は、水平方向に沿って回転しつつ赤外線等を放射する赤外線距離計、レーザー距離計又は超音波距離計等を備えている。距離計測部18は、赤外線等を放射することで、マスカ音出力装置1からマスカ音出力装置2までの距離、及びマスカ音出力装置1を基準としたときのマスカ音出力装置2が位置する方向を計測する。制御部10は、距離計測部18の計測結果から、マスカ音出力装置1を基準としたときのマスカ音出力装置2の座標(位置)を算出する。
通信部19は、マスカ音出力装置2と通信接続し、マスカ音出力装置2からデータを受信し、また、マスカ音出力装置2に対して制御指示を送信する。なお、マスカ音出力装置2は、マスカ音出力装置1及びマスカ音出力装置3と接続する。
図4は、マスカ音出力装置1が有する機能を模式的に示すブロック図である。制御部10は、マスク領域算出部31、位置算出部32、マスク領域変換部33、監視部34、出力制御部35及びマスカ音変更部36等の機能を備えている。また、信号処理部15は、FFT(Fast Fourier Transform)41、スペクトル抽出部42、マスカ音データ生成部43及びIFFT(Inverse FFT)44等の機能を備えている。
信号処理部15のFFT41は、音声入力部14からの入力音信号に対してフーリエ変換を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。スペクトル抽出部42は、FFT41の結果から、入力音信号のスペクトルを抽出する。マスカ音データ生成部43は、スペクトル抽出部42が抽出した入力音信号のスペクトルに基づいて、マスカ音データを生成する。マスカ音データ生成部43は、予め記憶しておいた音声データから、収音した音声と近似の音響特性を有する音声データを、マスカ音データとして検索してもよいし、収音した音声と近似の音響特性を有するノイズデータをマスカ音データとして生成してもよい。また、収音した音声に近似するようにマスカ音データの周波数特性を変更してもよい。IFFT44は、マスカ音データ生成部43が生成したマスカ音データに対し、逆フーリエ変換行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換し、音声出力部16へ出力する。さらに、収音した音声をフレームに分けて、順序を入れ替えたり、逆再生したりするなど、時間軸上で処理するようにしてもよい。時間軸上で処理する場合、FFT41及びIFFT44は不要である。
なお、マスカ音出力装置2,3は、マスカ音データ生成部が生成したマスカ音データを、マスカ音出力装置1,2へそれぞれ出力する。また、マスカ音出力装置2は、マスカ音出力装置3から出力されたマスカ音データをマスカ音出力装置1へさらに出力する。これにより、マスカ音出力装置1では、マスカ音出力装置2,3がどのようなマスカ音を出力するかを把握できる。
制御部10のマスク領域算出部31は、マスク領域100の範囲を算出する。詳しくは、マスク領域算出部31は、放音方向検出部17が検出したスピーカSPの放音方向、及び、操作部12から設定されたマスカ音の出力音量を取得し、それらに基づいて、マスカ音出力装置1を基準としたマスク領域100の範囲を算出する。マスク領域算出部31は、算出したマスク領域100の範囲を表示部13へ出力する。
図5は、マスク領域100の範囲を表示部13に表示した画面の一例を示す模式図である。図5に示すように、表示部13には、マスカ音出力装置1からどの距離までマスク領域100が形成されるかを示す画像が尺度Mと共に表示される。マスク領域100は、出力音量が大きくなると、マスク領域100’のようになる。マスク領域100は、スピーカSPの放音方向は視認できるが、どこまでマスク音が届くかまでは視認できないため、話者U1,U2は、画像でマスク領域100の範囲を確認することで、マスカ音出力装置1の設置及び音量調節をより効果的に行うことができる。
なお、子機に設定されたマスカ音出力装置2,3の場合、マスカ音出力装置2,3は、マスカ音出力装置2,3を基準としたマスク領域101,102の範囲をそれぞれ算出する。そして、マスカ音出力装置2,3は、自身の親機に設定されたマスカ音出力装置1,2へ算出結果を送信する。また、マスカ音出力装置2は、マスカ音出力装置3から受信した算出結果を、さらにマスカ音出力装置1へ送信する。従って、マスカ音出力装置1は、マスカ音出力装置2,3を基準としたマスク領域101,102の範囲を受信する。
位置算出部32は、距離計測部18の計測結果から、マスカ音出力装置1を基準としたときのマスカ音出力装置2の座標(位置)を算出する。
マスク領域変換部33は、通信部19を介してマスカ音出力装置2からマスク領域101の範囲を受信し、位置算出部32が算出した座標に基づいて、マスカ音出力装置2を基準としたマスク領域101の範囲を、マスカ音出力装置1を基準とした範囲に変換する。すなわち、マスク領域変換部33は、マスク領域101がマスカ音出力装置1からどの位置に形成されるかを算出する。
マスカ音出力装置2は、同様に、マスカ音出力装置3から受信したマスク領域102の範囲を、マスカ音出力装置2を基準とした範囲に変換する。そして、変換したマスク領域102の範囲をマスカ音出力装置1へ送信する。マスカ音出力装置1は、マスカ音出力装置2を基準としたマスク領域102の範囲を、マスカ音出力装置1を基準とした範囲にさらに変換する。これにより、マスカ音出力装置1は、自身を基準として、どの位置にマスク領域101,102が形成されるかを把握できる。
監視部34は、マスク領域算出部31及びマスク領域変換部33において、マスカ音出力装置1を基準としたマスク領域100,101,102の範囲の干渉(重なり)を監視する。監視部34は、監視結果を表示部13に表示させる。
図6及び図7は、マスク領域100,101,102の監視結果を表示部13に表示した画面の一例を示す図である。
図6は、マスク領域100,101の間に一定の距離があると監視部34が判定した場合に表示される図である。図6の斜線部分に聴取者がいる場合には、話者U1,U2の会話がマスクされない旨のメッセージが表示される。話者U1,U2は、図6に示す画面を視認することで、例えばマスカ音出力装置1をマスカ音出力装置2へ近づけて設置する、もしくは、マスカ音出力装置1の設置角度を変更するなどの措置を行うことで、マスクされない領域を小さくすることができる。
図7(a)及び図7(b)は、マスク領域100,101が重なり合っていると監視部34が判定した場合に表示される図である。マスク領域100,101が重なり合っている場合、例えば重合部分でマスカ音が干渉して、マスキング効果が低減されるおそれがある。また、重合部分を無くすことで、より広範囲にマスク領域を形成することができる場合がある。このため、図7(a)に示す画面を表示することで、話者U1,U2により効果的なマスカ音出力装置1,2,3の設置を促すことができる。また、及び図7(b)に示す画面を表示することで、話者U1,U2は、効果的な音量調整がなされたことを把握することができる。なお、図7(a)において、マスク領域100,101の重合部分が大きい場合、マスカ音出力装置1,2の一方を排除してもマスク領域の範囲が変わらないため、マスカ音出力装置1,2の一方を排除できる旨のメッセージを表示してもよい。
また、監視部34は、マスカ音データ生成部43が生成したマスカ音データ、及び、マスカ音出力装置2,3が生成したマスカ音データをそれぞれ取得し、マスカ音出力装置1,2,3から出力するマスカ音が干渉するか否かを監視する。例えば、同じ又は近いマスカ音が出力されると、位相が揃ったりずれたりすることにより、干渉によって打ち消され、マスキング効果が抑圧される場合がある。この場合、監視部34は、出力制御部35へマスカ音の出力タイミングを変更させる制御を指示するか、マスカ音変更部36にマスカ音の変更を指示する。
出力制御部35は、監視部34からの指示に基づいて、音声出力部16、又はマスカ音出力装置2,3に対してマスカ音データの出力タイミングを調整させる。マスカ音変更部36は、監視部34からの指示に基づいて、マスカ音データ生成部43又は、マスカ音出力装置2,3に対して、マスカ音データを再生成させる。これにより、マスカ音出力装置1,2,3から出力するマスカ音の干渉を回避できる。
なお、マスカ音出力装置1は、監視部34によりマスカ音が干渉すると判定した場合、警告して、操作部12からマスカ音の出力音量の調整、又はマスカ音の変更を受け付けるようにしてもよい。この場合、出力制御部35又はマスカ音変更部36は、マスカ音出力装置2,3に対して、マスカ音出力装置1の出力制御に応じた出力音量又は相関の低いマスカ音に変更させるようにしてもよい。これにより、話者U1,U2は、マスカ音出力装置1のみを操作すれば、マスカ音出力装置2,3のマスカ音の出力も同期して制御されるため、話者U1,U2は、より効率よくマスカ音出力装置1,2,3を動作させて、自身の会話をマスクすることができる。
また、出力制御部35は、自動的に各マスカ音出力装置1,2,3の出力音量を調整するようにしてもよい。例えば、マスカ音出力装置1が、マスカ音出力装置2の出力音量を小さくさせ、マスカ音出力装置2がマスカ音出力装置1からの制御に基づいて、マスカ音出力装置3の出力音量を小さく(又は大きく)させる。さらに、出力制御部35は、マスカ音の内容に応じて、出力音量を調整するようにしてもよい。例えば、マスカ音がノイズである場合には、聴取者に与える不快感を低減させるため、出力音量を下げるようにし、何らかの情報を含むマスカ音である場合には、出力音量を上げるようにしてもよい。
次に、マスカ音出力装置1における動作について説明する。
図8は、マスカ音出力装置1で実行される領域監視処理の手順を示すフローチャートである。制御部10は、自装置の姿勢、すなわち、スピーカSPの放音方向を検出し(S1)、スピーカSPの出力音量に基づいて、マスク領域100の範囲を算出する(S2)。次に、制御部10は、子機に設定されたマスカ音出力装置2が接続されているか否かを判定する(S3)。マスカ音出力装置2が接続されていない場合(S3:NO)、制御部10は、S2で算出したマスク領域100の範囲を、図5に示す画面のように表示部13へ表示し(S9)、本処理を終了する。
子機に設定されたマスカ音出力装置2が接続されている場合(S3:YES)、制御部10は、マスカ音出力装置2から各情報を受信する(S4)。制御部10が受信する情報は、マスカ音出力装置2を基準としたマスク領域101,102の範囲などである。なお、マスカ音出力装置2にマスカ音出力装置3が接続されていない場合には、制御部10は、マスク領域102に関する情報は受信しない。次に、制御部10は、距離計測部18により、マスカ音出力装置2の位置(座標)を検出する(S5)。制御部10は、検出したマスカ音出力装置2の位置に基づいて、マスカ音出力装置2を基準としたマスク領域101,102の範囲を、マスカ音出力装置1を基準とした範囲に変換する(S6)。
次に、制御部10は、マスク領域100,101,102に関して警告が必要か否かを判定する(S7)。具体的には、制御部10は、S2で算出したマスク領域100の範囲と、S6で変換したマスク領域101,102の範囲とが干渉するか否かを判定する。警告が必要ないと判定した場合(S7:NO)、制御部10は、各領域100,101,102を表示部13に表示し(S9)、本処理を終了する。警告が必要であると判定した場合(S7:YES)、制御部10は、図6又は図7に示す画面を表示して(S8)、話者U1,U2に警告し、マスク領域を表示するする(S9)。
図9は、マスカ音出力装置1で実行されるマスカ音出力処理の手順を示すフローチャートである。
記憶部11は、スピーカSPから話者U1,U2の音声を収音したか否かを判定する(S11)。収音していない場合(S11:NO)、制御部10は、本処理を終了する。収音した場合(S11:YES)、制御部10は、収音した音声に基づいて、マスカ音データを生成する(S12)。次に、制御部10は、子機に設定されたマスカ音出力装置2が接続されているか否かを判定する(S13)。
接続されていない場合(S13:NO)、制御部10は、S12で生成したマスカ音データに基づいて、スピーカSPからマスカ音を出力する(S17)。子機に設定されたマスカ音出力装置2が接続されている場合(S13:YES)、制御部10は、マスカ音出力装置2,3で生成されたマスカ音データを受信する(S14)。なお、マスカ音出力装置2にマスカ音出力装置3が接続されていない場合には、制御部10は、マスカ音出力装置2で生成されたマスカ音データのみを受信する。
制御部10は、マスカ音出力装置1と、マスカ音出力装置2,3とが出力するマスカ音が干渉するか否かを判定する(S15)。干渉する場合(S15:YES)、制御部10は、マスカ音の出力制御を行う(S16)。例えば、制御部10は、マスカ音出力装置1、又はマスカ音出力装置2,3が出力するマスカ音の出力タイミングを調整する。又は、制御部10は、マスカ音出力装置1、又はマスカ音出力装置2,3が出力するマスカ音を、干渉しないマスカ音に変更させる。その後、制御部10は、処理をS14に移す。なお、マスカ音が干渉する場合、親機に設定されたマスカ音出力装置1のみマスカ音を先に出力させ、干渉がなくなったときに、子機に設定されたマスカ音放音装置2からマスカ音を出力させるようにしてもよい。
マスカ音出力装置1と、マスカ音出力装置2,3とが出力するマスカ音が干渉しない場合(S15:NO)、制御部10は、S12で生成したマスカ音データに基づいて、スピーカSPからマスカ音を出力する(S17)。そして、制御部10は、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、マスカ音出力装置1,2,3が携帯可能であるため、話者U1,U2は、マスカ音出力装置1,2,3を自由な場所に、スピーカを自由な方向に向けて設置することで、聴取者がいる位置にマスク領域100,101,102を形成することができる。このため、話者U1,U2は、場所に関係なく、自身の音声をマスクして、会話の内容が聴取者に漏れることを防止できる。
また、複数のマスカ音出力装置1,2,3を接続して、マスク領域100,101,102を形成することで、より広範囲に話者U1,U2の音声をマスクすることができる。また、マスカ音の干渉などを報知することで、話者U1,U2は、より効果的に自身の音声をマスクできるよう、マスカ音出力装置1,2,3を設置することができる。
なお、マスカ音出力装置の具体的構成などは、適宜設計変更可能であり、上述の実施形態に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、上述の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、マスカ音が干渉している際に、表示部13により話者U1,U2に報知しているが、LED(Light Emitting Diode)などにより報知するようにしてもよいし、ブザーにより報知するようにしてもよい。また、上述の実施形態では、三つのマスカ音出力装置1,2,3を接続したマスクシステについて説明したが、接続する装置の数は適宜変更可能であり、マスカ音出力装置1単体で用いてもよい。また、表示部13は、マスカ音出力装置1,2,3が備えているが、例えばマスカ音出力装置1がパーソナルコンピュータなどの外部装置と接続可能とした場合に、外部装置が有するディスプレイに表示部13に表示する画面を表示させてもよい。また、表示部13は、マスカ音出力装置1,2,3それぞれが備えず、親機に設定されたマスカ音出力装置1のみが備えていてもよい。
1,2,3−マスカ音出力装置、13−表示部(報知手段)、14−音声入力部、M−マイク、SP−スピーカ、17−放音方向検出部(方向取得手段)、18−距離計測部(位置取得手段)、19−通信部(接続手段)、31−マスク領域算出部(位置取得手段)、32−位置算出部(位置取得手段)、33−マスク領域変換部(方向取得手段)、34−監視部(検出手段)、35−出力制御部(出力制御手段、指示手段)、36−マスカ音変更部(指示手段)、43−マスカ音データ生成部(生成手段)、100,101,102−マスク領域

Claims (7)

  1. 周囲音をマスクするマスカ音を出力する複数のマスカ音出力装置が通信可能に接続されたサウンドマスキングシステムにおいて、
    マスカ音出力装置は、
    他のマスカ音出力装置の位置を取得する位置取得手段と、
    他のマスカ音出力装置が出力するマスカ音の放音範囲を取得する放音範囲取得手段と、
    前記位置取得手段及び放音範囲取得手段が取得した位置及び放音範囲に基づいて、自装置が出力するマスカ音と、他のマスカ音出力装置が出力するマスカ音との放音範囲の位置関係を検出する検出手段と
    を備えることを特徴とするサウンドマスキングシステム。
  2. マスカ音出力装置は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、自装置から出力するマスカ音の出力を制御する出力制御手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のサウンドマスキングシステム。
  3. マスカ音出力装置は、
    他のマスカ音出力装置に対して、マスカ音の出力を制御する他装置制御手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のサウンドマスキングシステム。
  4. 前記出力制御手段又は前記他装置制御手段は、
    出力するマスカ音の内容を変更する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のサウンドマスキングシステム。
  5. マスカ音の放音範囲を報知する報知手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載のサウンドマスキングシステム。
  6. 携帯可能な筐体と、
    該筐体の設置態様に応じて放音方向が決定する前記筐体に設けられたスピーカと、
    前記筐体に設けられ、少なくとも前記スピーカの放音方向以外の方向の音を収音するマイクロフォンと、
    該マイクロフォンが収音した音に基づいて、前記音をマスクするマスカ音を生成する生成手段と、
    該生成手段が生成したマスカ音を前記スピーカから出力させる出力制御手段と
    を備えることを特徴とするマスカ音出力装置。
  7. マスカ音の放音範囲を報知する報知手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のマスカ音出力装置。
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