JP2013183286A - 携帯端末装置、音源方向検出方法、及びプログラム - Google Patents

携帯端末装置、音源方向検出方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周囲の音を認識できない状況においても、周囲で発生した音の発生方向を通知可能とする。
【解決手段】携帯端末装置300は、筺体の周囲に配置され、周囲の音源が発する音を検知する複数のマイクロホンM1〜Mnと、複数のマイクロホンM1〜Mnで検知した各音の到着時間差を取得する音声処理部301と、音声処理部301により取得された各音の到着時間差に基づいて、音源の方向を算出する音源方向算出部302と、音源方向算出部302により算出された音源の方向を通知する通知部303とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、携帯端末装置、音源方向検出方法、及びプログラムに関する。
携帯オーディオプレイヤや携帯電話といった携帯端末装置において、イヤホンを使って音楽を聴いたり、通話を行ったりしている場合、使用者は、周囲の音が聞こえない状況になる。例えば、歩行中に音が聞こえないことで、車の接近に気づかないというケースや、近くを歩く、もしくは自転車に乗っている人に気づかないというケースが考えられる。そこで、イヤホンを用いるなど、使用者が周囲の音を認識できない状況においても、周囲の音を検知し、音の発生方向を使用者に報知する技術が望まれる。
特許文献1には、車両用報知装置に係り、車両外における警報音(クラクション音や、サイレン音など)の発生を検出し、その警報音の種類を識別し、聴覚障害者ドライバに警報音の種類を識別できるよう報知する技術が提案されている。
特許文献2には、マイクロホンと振動モータとを備える4つの音検知伝達ブロックを組み込んだベルトを体に装着することで、体の水平面上の前後左右に配置し、マイクロプロセッサが信号変化を最初に検知した音検知伝達ブロックの位置が音源の方向と判定し、そのブロックの振動モータだけを振動させることで、装着者に音源方向を伝達する技術が提案されている。
また、特許文献3には、携帯電話装置の筐体側面(左側側面)に物体検出センサ(例えば光電センサ)を配置し、利用者が音声通話中に、携帯電話装置の利用者の背後方向に存在する物体、または背後方向から接近してくる物体を検出した際に、その旨を筐体振動用のバイブレータや、スピーカを用いて通知する技術が提案されている。
また、特許文献4には、少なくとも3個のマイクロホンを、同一平面上に、120度の間隔をもって均等に配置し、これらのマイクロホンのうち、選択された2つを1組としてマイクロホンの出力を、それぞれ対応する相関器に入力とするとともに、これら複数個の相関器に掃引角度の関数である時間差を与えることで相関係数を取得し、取得した複数の相関係数を加算し、極座標上の掃引角度位置にプロットすることで、音の到来方向を表示する技術が提案されている。
また、特許文献5には、携帯端末モジュールで、例えば、泣き、叫び、ガラスを壊しているなどの音を検知し、その音の種類を認識し、親等が装着しているヘッドセットを振動させるなどして警告する技術が提案されている。
特開2002−240660号公報 特開2005−349155号公報 特開2010−171673号公報 特開平11−083982号公報 特表2008−529126
しかしながら、上述した特許文献1〜5は、周辺の音の発生や、音の発生方向を検出して使用者に知らせることを目的とした装置であって、イヤホンを用いるなどして使用者が周囲の音を認識できない状況においては、その使用している装置で周囲の音の発生や、音の発生方向を使用者に通知することができないという問題がある。
なお、特許文献3は、携帯電話装置に関する技術であるが、物体検出センサ(例えば光電センサ)により、利用者の背後方向に存在する物体、または背後方向から接近してくる物体を検出するのであって、周辺の音の発生や、音の発生方向を検出することはできないという問題がある。
そこで本発明は、周囲の音を認識できない状況においても、周囲で発生した音の発生方向を通知することができる携帯端末装置、音源方向検出方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、筺体の周囲に配置され、周囲の音源が発する音を検知する複数のマイクロホンと、前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得する音声処理部と、前記音声処理部により取得された前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出する音源方向算出部と、前記音源方向算出部により算出された前記音源の方向を通知する通知部とを備えることを特徴とする携帯端末装置である。
本発明の音源方向通知方法は、筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、前記算出された前記音源の方向を通知するステップとを含むことを特徴とする音源方向通知方法である。
本発明のプログラムは、携帯端末装置のコンピュータに、筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、前記算出された前記音源の方向を通知するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、周囲の音を認識できない状況においても、周囲で発生した音の発生方向を通知することができる。
本発明の第1実施形態による携帯端末装置101の外観を示す外観図である。 本第1実施形態による携帯端末装置101の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による音源方向検出方法を説明するための概念図である。 本第1実施形態による音源方向検出方法を説明するための概念図である。 本第1実施形態による携帯端末装置101の動作(メインルーチン)を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態による携帯端末装置101の動作(音源方向算出方法)を説明するためのフローチャートである。 本第1実施形態による携帯端末装置101での音源方向の通知例を示す概念図である。 本第2実施形態による携帯端末装置101の動作を説明するためのフローチャートである。 付記1の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による携帯端末装置101の外観を示す外観図である。図1において、携帯端末装置101の本体は、ディスプレイ102、操作ボタン103、及び4つマイクロホン(以下、単にマイクという)M1、M2、M3、M4を備えている。4つのマイクM1、M2、M3、M4は、携帯端末装置101の筺体の対角箇所に備え付けられており、携帯端末装置101周囲の音を検知する。また、携帯端末装置101の筺体外周の内部には、特定の箇所のみが振動するように振動部V1〜V8が内蔵されている。
図2は、本第1実施形態による携帯端末装置101の構成を示すブロック図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図2において、4つのマイクM1、M2、M3、M4は、音源処理部202に接続されている。音源処理部202は、各マイクM1〜M4から入力される音から、各マイクM1〜M4で検出された音の到達時間差を取得し、CPU201に情報を伝える。ROM203は、CPU201が動作するための命令コードを記憶している。また、RAM204は、CPU201が動作するために必要なデータを一時記録するワーキングエリアとして用いられる。
CPU201は、ROM203に格納されている命令コードを実行する。特に、本第1実施形態では、CPU201は、音源処理部202から与えられる各マイクM1〜M4での到達時間差に基づいて、音源の方向、すなわち音の発生方向を算出する。また、CPU201は、使用者に音の発生方向を報知するため、振動制御部205を制御する。振動制御部205は、CPU201の制御の下、音の発生方向に対応する位置に配置された振動部Vi(i=1〜8)を駆動する。
また、CPU201は、上記音の発生方向に従って、表示制御部206を制御する。表示制御部206は、CPU201の制御の下、音の発生方向を一見して視認可能な表示形態でディスプレイ207に表示する。
このように、本第1実施形態では、音の発生方向を、振動部Viを振動させることで知らせるとともに、ディスプレイ207に表示することでも使用者に検知した音の発生方向を知らせることが可能となっている。なお、どちらか一方であってもよいし、振動させるか、表示するか、あるいは双方とも実行するかは、ユーザにより設定可能としてもよい。
図3、及び図4は、本第1実施形態による音源方向検出方法を説明するための概念図である。図3において、携帯端末装置101の斜め方向に位置する音源Aから音が発生した場合を例に説明する。音源Aで発生した音は、携帯端末装置101のマイクM1にまず到達し、続いてマイクM2、M3、M4の順に到達する。音の発生方向については、2点のマイクから以下の通り算出することが可能となる。
まず、マイクM1とマイクM2における、音の到達時間差がΔtM1−M2(s)であったと仮定する。マイクM1とマイクM2との距離は、固定の値であるため、dM1−M2(m)と仮定し、音の速度をc(m/s)とする。そのとき、ΔdM1−M2=dM1−M2・sinθM1−M2、及び、ΔdM1−M2=c・ΔtM1−M2で、ΔdM1−M2を表わすことができるため、音源Aの方向θM1−M2は、sinθM1−M2=c・ΔtM1−M2/dM1−M2と算出することができる。
但し、図4に示すように、ΔtM1−M2(s)で到達する音については、音源Bから発生していたとしても同じ数値となる。そのため、ΔdM1−M2についても同じ値となるので、音源Aから発生しているのか、音源Bから発生しているのか、携帯端末装置101からの方向が不明となる。つまり、携帯端末装置101の短い辺側を基準とした音源の方向をθとした場合、音源Aから発生している場合、θ=θとなるが、音源Bからの場合はθ=θとなる。
そこで、図3に示すように、マイクM1とマイクM3に対しての音の到達時間差からθM1−M3を算出する。マイクM1とマイクM2に対しての算出したときと同様に、携帯端末装置101の短い辺側を基準とした方向を算出すると、θM1−M3からはθと同じ角度が導き出せ、θを導き出すことができない(マイクM1とマイクM3とを結ぶ辺に角度θM1−M3を持つ三角形は、マイクM1とマイクM2を結ぶ辺に角度θM1−M2を持つ三角形と相似である)。よって、θの方向に位置する音源Aが正しい音源であると特定できる。
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。
図5は、本第1実施形態による携帯端末装置101の動作(メインルーチン)を説明するためのフローチャートである。まず、携帯端末装置101において、マイクM1、M2、M3、M4により音源からの音を検出する(ステップS10)。このとき、音源処理部202は、マイクM1、M2、M3、M4における音の到達時間差を取得する。次に、CPU201は、該音の到達時間差から音の発生方向を算出する(ステップS12)。発生方向の算出方法の詳細については後述する。
次に、CPU201は、振動制御部205を制御して、音の発生方向に対応する位置に配設されている振動部Viを振動させるとともに、表示制御部206を制御して、音の発生方向をディスプレイ207に表示させることで、使用者へ音の発生方向を通知する(ステップS14)。
図6は、本第1実施形態による携帯端末装置101の動作(音源方向算出方法)を説明するためのフローチャートである。上述したステップS12での音の発生方向算出方法について図6を参照して詳細に説明する。まず、音源処理部202は、マイクM1、M2、M3、M4における音の到達時間差をCPU201に通知する(ステップS20)。次に、CPU101は、4つのマイクM1、M2、M3、M4のうち、1番目に検知したマイクMlの検知音と、2番目に検知したマイクMmの検知音との到達時間差から第1の方向を算出する(ステップS22)。詳細は、図3の説明を参照されたい。
次に、CPU101は、1番目に検知したマイクMlの検知音と、3番目に検知したマイクMnの検知音との到達時間差から第2の方向を算出する(ステップS24)。詳細は、図3の説明を参照されたい。次に、CPU101は、上記第1の方向と上記第2の方向とが満たされる角度を算出し(図3を参照)、その角度から、音の発生方向、すなわち音源の方向を決定する(ステップS26)。
図7(a)、(b)は、本第1実施形態による携帯端末装置101での音源方向通知例を示す概念図である。上述した処理で、音の発生方向、すなわち音源の方向を決定すると、図7(a)、(b)に示すように、CPU101は、音の発生方向に対応する位置に配置された振動部Viを振動させるとともに、ディスプレイ102に自身の位置と音源の位置とを表示する。
図7(a)では、使用者の左斜め前方で音が検知された場合で、携帯端末装置101の左斜め上側に配置された振動部V1が振動して、ディスプレイ102には、使用者の位置(△)から左前方に音源(○)が表示されている。また、図7(b)では、使用者の左側で音が発生している場合で、携帯端末装置101の左側に配置された振動部V8が振動して、ディスプレイ102には、使用者の位置(△)から左に音源(○)が表示されている。
なお、上述した第1実施形態では、音の発生方向、すなわち音源の方向を決定すると、音の発生方向に対応する位置に配置された振動部Viを振動させるとともに、ディスプレイ102にグラフィックで表示するとしたが、どちらか一方であってもよい。また、振動させるか、表示するか、あるいは双方とも実行するかは、ユーザにより設定可能であってもよい。
また、上述した第1実施形態では、携帯端末装置101の筐体内部の周囲(四隅、四辺)に振動部V1〜V8を配設したが、これに限らず、四隅に配設した振動部V1〜V4の組み合わせで全方向に対応するように振動させるようにしてもよい。すなわち、少なくとも上下左右、左上、右上、右下、左下の8方向を識別可能に振動させるものであれば、その振動部の構成、構造は限定されない。
上述した第1実施形態によれば、携帯端末装置101の使用者は、音が聞こえない状況下においても、使用者の周辺で発生している音の発生方向(音源の方向)を認知することができる。また、携帯端末装置101の振動箇所から方向を認知することができるため、使用者は、ディスプレイ102から目を離していても、音の発生している方向を認識することができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態では、音源が使用者に近づいている場合に、使用者に通知することを特徴とする。ドップラー効果により音源が近づいている場合には、周波数が高くなる。そこで、同じ音源の音を少なくとも2回取得し、それぞれの音の周波数を比較する。周波数が高くなっていれば、音源が近づいていると判断して使用者に通知する。周波数が高くならない場合には、使用者と同じ距離を保っている、もしくは遠ざかっていると判断し、使用者への通知は行わない。比較を行うための音の取得は、4つのマイクM1〜M4のうちいずれか1つのマイクMiでよい。なお、携帯端末装置101の構成は、図2と同様であるので説明を省略する。
図8は、本第2実施形態による携帯端末装置101の動作を説明するためのフローチャートである。まず、携帯端末装置101において、マイクM1、M2、M3、M4により音を検出する(ステップS30)。1回目の音の検出である。このとき、音源処理部202は、該1回目の音の周波数を取得する。次に、上述した第1実施形態と同様に、音源処理部202が、マイクM1、M2、M3、M4での音の到達時間差を算出し、CPU201が、該音の到達時間差から音の発生方向を算出する(ステップS32)。
次に、CPU201は、該1回目の音の周波数をRAM204に記録し(ステップS34)、比較を行うことが可能な音の周波数が記録されているか否かを判別する(ステップS36)。この場合、1回目の音の取得であるので、比較する周波数はない(ステップS36のNO)。ゆえに、この場合、ステップS30に戻り、再度、マイクM1、M2、M3、M4により音を検出する(701)。2回目の音の検出である。このとき、音源処理部202は、1回目の音の検出のときと同様に、該2回目の音の周波数を取得する。そして、ステップS32で、取得した音の発生方向を算出し、ステップS34で、該2回目の音の周波数をRAM204に記録する。
次に、ステップS36で、比較する周波数があるか否かを判別する。この場合、1回目の音の周波数が記録されているので(ステップS36のYES)、CPU201は、1回目の音の周波数に比べて、2回目の音の周波数が高くなっているか否かを判別する(ステップS38)。そして、2回目の音の周波数の方が高くなっていない場合には(ステップS38のNO)、音源が使用者と同じ距離を保っている、もしくは遠ざかっていると判断し、使用者への通知は行わず、当該処理を終了する。
一方、1回目の音の周波数より、2回目の音の周波数の方が高くなっている場合には(ステップS38のYES)、音源が使用者に近づいていると判断し、使用者に音の発生方向を通知する(ステップS40)。音の発生方向の通知方法は、前述した第1実施形態と同様に、音の発生方向に対応する位置に配置された振動部Viを振動させるとともに、ディスプレイ102にグラフィックで表示するか、あるいは、どちらか一方で通知するようにしてもよい。
上述した第2実施形態によれば、例えば自分の足音など使用者自身が発している音に対して反応しなくなるので、誤検出を防止することができる。また、使用者に近づかない音源に対して反応しなくなるので、不要な動作を防止することができ、消費電力の低減につながる。
なお、上述した第2実施形態において、2回目の音は、1回目の音と同じ方向からの音である必要がある。例えば、角度にして±2度など、所定の許容誤差範囲なら同じ方向からの音であると判別する。つまり、同じ音源であることが条件となる。
また、上述した第2実施形態において、2回目の音の検出に対しては、1回目の音の検出から一定期間の時間をとるため、例えばタイマーなどで間隔をあけて取得してもよい。
また、上述した第1、第2実施形態では、音源方向を振動や、ディスプレイ102への表示によって通知するようにしたが、これに限らず、合成音声により通知する(イヤホンを用いている場合、強制的にイヤホンに音源方向を音声出力する)ようにしてもよい。
また、上述した第1、第2実施形態では、ディスプレイ102には、使用者の位置(△)と音源(○)とを表示するようにしたが、これに限らず、音源方向が分かるのであればどのような表示形態であってもよい。例えば、音源方向を示す矢印を表示するようにしてもよい。
また、本第1、第2実施形態は、携帯端末装置として携帯電話に適用した例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、スマートフォンや、携帯ゲーム機、モバイルPC(パーソナルコンピュータ)、携帯型通信機、その他の電子機器等にも幅広く適用できる。
以下、本発明の特徴を付記する。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
図9は、付記1の構成図である。なお、図9と図2との対応について説明する。図9に示すマイクM1〜Mnは、図2のマイクM1〜M4に相当し、音源処理部301は、図2の音源処理部202に相当する。また、図9の音源方向算出部302は、図2のCPU201に相当し、図9の通知部303は、図2の表示制御部206、ディスプレイ102、または振動制御部205、振動部V1〜V8に相当する。
この図に示すように、付記1記載の発明は、
筺体の周囲に配置され、周囲の音源が発する音を検知する複数のマイクロホンM1〜Mnと、
前記複数のマイクロホンM1〜Mnで検知した各音の到着時間差を取得する音声処理部301と、
前記音声処理部301により取得された前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出する音源方向算出部302と、
前記音源方向算出部302により算出された前記音源の方向を通知する通知部303と
を備えることを特徴とする携帯端末装置300である。
(付記2)
前記音源方向算出部は、前記マイクロホンのうち、1番目に検知したマイクロホンの検知音と、2番目に検知したマイクフォンの検知音との到達時間差から第1の方向を算出し、1番目に検知したマイクロホンの検知音と、3番目に検知したマイクロホンの検知音との到達時間差から第2の方向を算出し、前記第1の方向と前記第2の方向との双方が満たされる角度を、前記音源の方向であると決定することを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置である。
(付記3)
前記通知部は、前記音源の方向に対応する、筺体の一部を振動させることで前記音源の方向を通知することを特徴とする付記1または2に記載の携帯端末装置である。
(付記4)
筺体周囲に配設された複数の振動部を備え、前記通知部は、前記複数の振動部のうち、前記音源の方向に対応する位置に配設された前記振動部を振動させることで前記音源の方向を通知することを特徴とする付記3に記載の携帯端末装置である。
(付記5)
前記通知部は、前記音源の方向を視認可能なグラフィックスで表示することで前記音源の方向を通知することを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の携帯端末装置である。
(付記6)
前記通知部は、使用者の位置を示すマーカと該使用者の位置に対して、前記音源の方向に対応する方向に前記音源を示すマーカとを表示することを特徴とする付記5に記載の携帯端末装置である。
(付記7)
前記複数のマイクロホンのうち、少なくとも1つマイクロホンにより同じ音源が発する音を少なくとも2回検知し、それぞれの音の周波数の変化に基づいて、前記音源が近づいているか否かを判別する音源近接判別部を更に備え、前記通知部は、前記音源近接判別部により前記音源が近づいていると判別された場合に、前記音源方向算出部により算出された前記音源の方向を通知することを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の携帯端末装置である。
(付記8)
筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、前記算出された前記音源の方向を通知するステップとを含むことを特徴とする音源方向通知方法である。
(付記9)
携帯端末装置のコンピュータに、筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、前記算出された前記音源の方向を通知するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
(付記10)
前記複数のマイクロホンのうち、少なくとも1つマイクロホンにより音源が発する音を少なくとも2回検知する際に、1回目の音の検知後から前記2回目の音の検知までの所定の時間経過を計時する計時部を備えることを特徴とする付記7に記載の携帯端末装置である。
(付記11)
前記通知部は、前記音源の方向を合成音声により通知することを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の携帯端末装置である。
101、300 携帯端末装置
102 ディスプレイ
103 操作ボタン
201 CPU
202、301 音源処理部
203 ROM
204 RAM
205 振動制御部
206 表示制御部
302 音源方向算出部
303 通知部
M1〜M4 マイク
V1〜V8 振動部

Claims (9)

  1. 筺体の周囲に配置され、周囲の音源が発する音を検知する複数のマイクロホンと、
    前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得する音声処理部と、
    前記音声処理部により取得された前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出する音源方向算出部と、
    前記音源方向算出部により算出された前記音源の方向を通知する通知部と
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記音源方向算出部は、
    前記マイクロホンのうち、1番目に検知したマイクロホンの検知音と、2番目に検知したマイクフォンの検知音との到達時間差から第1の方向を算出し、1番目に検知したマイクロホンの検知音と、3番目に検知したマイクロホンの検知音との到達時間差から第2の方向を算出し、前記第1の方向と前記第2の方向との双方が満たされる角度を、前記音源の方向であると決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記通知部は、
    前記音源の方向に対応する、筺体の一部を振動させることで前記音源の方向を通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 筺体周囲に配設された複数の振動部を備え、
    前記通知部は、
    前記複数の振動部のうち、前記音源の方向に対応する位置に配設された前記振動部を振動させることで前記音源の方向を通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記通知部は、
    前記音源の方向を視認可能なグラフィックスで表示することで前記音源の方向を通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯端末装置。
  6. 前記通知部は、
    使用者の位置を示すマーカと該使用者の位置に対して、前記音源の方向に対応する方向に前記音源を示すマーカとを表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置。
  7. 前記複数のマイクロホンのうち、少なくとも1つマイクロホンにより同じ音源が発する音を少なくとも2回検知し、それぞれの音の周波数の変化に基づいて、前記音源が近づいているか否かを判別する音源近接判別部を更に備え、
    前記通知部は、
    前記音源近接判別部により前記音源が近づいていると判別された場合に、前記音源方向算出部により算出された前記音源の方向を通知する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯端末装置。
  8. 筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、
    前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、
    前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、
    前記算出された前記音源の方向を通知するステップと
    を含むことを特徴とする音源方向通知方法。
  9. 携帯端末装置のコンピュータに、
    筺体の周囲に配置された複数のマイクロホンで周囲の音源が発する音を検知するステップと、
    前記複数のマイクロホンで検知した各音の到着時間差を取得するステップと、
    前記各音の到着時間差に基づいて、前記音源の方向を算出するステップと、
    前記算出された前記音源の方向を通知するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016504648A (ja) * 2012-11-14 2016-02-12 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 物理空間においてサウンドフィールドを表現するための方法および装置
JP2019161596A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 表示装置及び通信端末

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