JP2012071846A - 紙カップ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの臭気の進入を防止でき、且つ、断熱性を有する紙カップ容器を提供する。
【解決手段】筒形状の胴部材と、胴部材の下端部に設けた底部材とからなる紙カップ容器において、胴部材が少なくとも、紙層と、紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有し、スチレン系ブロックコーポリマー層と紙層の間に、紙層に含有されている水分の加熱蒸発による気泡がある。さらにまた、底部材が少なくとも、紙層と、紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙カップ容器に関するものである。
従来より断熱性を必要とするカップ容器は、熱湯を注いで喫食する即席のラーメンやスープや味噌汁などの容器として広く用いられている。この断熱性を必要とするカップ容器には、発泡樹脂容器が多く用いられてきた。特に、発泡ビーズ成型されたポリスチレンの成型容器や、発泡樹脂シートをシート成型したポリスチレンの成型容器が多く使用されてきていた。
しかし、発泡ポリスチレン樹脂を用いた断熱性カップ容器は、断熱性では優れているが、使用後、廃棄物として処理しにくく、環境対応の点で問題がある。また、表面の平滑性が低く、印刷適性に劣るなどの欠点もある。
このような、廃棄処理性、公害問題、印刷適性などの観点から、紙を主体にした断熱紙カップが普及してきている。例えば、紙カップの全周にコルゲート(波形状)紙を巻き付けた形式の断熱カップがある(例えば特許文献1)。このタイプの断熱カップは、断熱性や環境対応の点では優れているが、製造上、胴巻き部をコルゲート状にし、紙カップ本体に巻き付ける工程が必要で、コスト高になる欠点がある。
紙カップ本体の胴部外周に外装紙を巻いた断熱カップがある。すなわち、紙基材の内面にポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂をラミネートした樹脂加工紙を用いてカップ本体を成形し、該カップ本体の胴部外周に別工程で作製した紙製の筒体状の外装紙を一体化させた断熱カップである(例えば特許文献2)。これについても、カップ本体に対して別部材の筒体状の外装紙を一体化させて断熱性を得ているため、紙の使用量が多くなり、コストアップになり、また、一体化させる工程が必要であり、やはりコスト高になる。
そこでコストを安くして作ることのできる紙製断熱カップが出てきた。これは、紙カップの胴部材の紙層の外側に熱可塑性樹脂層を設け、紙カップを加熱することによって、紙層に含まれる水分を蒸発させて、紙層と熱可塑性樹脂層の間に気泡を発生させて、断熱効果を出すものである(例えば特許文献3)。
公知文献を以下に示す。
特開平6−99966号公報 特開2003−312635号公報 特開平5−42929号公報
このような容器に、食品を収納して保管しておくと、保管場所に置かれていた他の物品から臭いが、容器を透過して食品に移り、異臭となって、問題となることがあった。本発明は、外部からの臭気の進入を防止でき、且つ、断熱性を有する紙カップ容器を提供することを課題とする。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、筒形状の胴部材と、該胴部材の下端部に設けた底部材とからなる紙カップ容器において、
前記胴部材が少なくとも、紙層と、該紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有し、該スチレン系ブロックコーポリマー層と前記紙層の間に、前記紙層に含有されている水分の加熱蒸発による気泡があることを特徴とする紙カップ容器である。
本発明の紙カップは、以上のような構成であって、スチレン系ブロックコーポリマー層があるので、外部からの臭気の進入を防止することができ、且つ、スチレン系ブロックコーポリマー層が、加熱されて蒸発した紙層の水分を通さないので、その間に気泡が発生して断熱性を得ることができる。
本発明の請求項2の発明は、底部材が少なくとも、紙層と、該紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有していることを特徴とする請求項1に記載の紙カップ容器である。
本発明はさらに、底部材にスチレン系ブロックコーポリマー層を有しているので、紙カップ容器の底部から外部臭気が侵入することが無い。
本発明の紙カップ容器は、外部からの臭気の進入を防止できる断熱性を有する。
本発明の紙カップ容器の一例を模式的に一部断面で示した正面図である。 本発明の紙カップ容器の一例の胴紙の層構成を模式的に示した断面図である。 本発明の紙カップ容器の一例の底紙の層構成を模式的に示した断面図である。
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の紙カップ容器の一例を模式的に一部断面で示した正面図、図2は、本発明の紙カップ容器の一例の胴部材の層構成を模式的に示した断面図、図3は、本発明の紙カップ容器の一例の底部材の層構成を模式的に示した断面図である。
本例の紙カップ容器10は、図1のように、筒形状の胴部材1と、外周縁部を下向きに起立させた底部材2とからなり、前記胴部材1の下部内面に底部材2の外周縁部の内面を接合させ、胴部材1の下端縁部を内方に折り曲げ、環状脚部3を形成させ、前記胴部材の上端開口部周縁が巻き込まれ、トップカール部4が成形されている。
本発明の紙カップ容器10に用いる胴部材1の層構成は、図2のように、紙層5の外側に、スチレン系ブロックコーポリマー層6が設けられている。スチレン系ブロックコーポリマー層6の外側に、印刷インキや箔押しによる印刷層を設けても良い。また、紙層5の内側には、熱溶融性樹脂層7が設けられている。
そして、紙カップ容器を成型後に加熱することによって、スチレン系ブロックコーポリマー層6が軟化して、スチレン系ブロックコーポリマー層6と前記紙層5の間に、前記紙層に含有されている水分の加熱蒸発による気泡8が発生している。
本発明の紙カップ容器10に用いる底部材2の層構成は、図3のように、紙層5aの外側にスチレン系ブロックコーポリマー層6aが設けられ、さらにその外側に熱溶融性樹脂層7aが設けられている。また、紙層5aの内側には、熱溶融性樹脂層7bが設けられている。
本発明の紙カップ容器10の紙層5、5aに用いられる紙としては、坪量150〜400g/m程度のカップ原紙が好ましく用いられる。紙層5と紙層5aとは必ずしも、同一の坪量の紙を用いる必要は無く、胴部材1に用いる紙層5の坪量より、底部材2に用いる紙層5aの坪量を小さくしても良い。
スチレン系ブロックコーポリマー層6、6aのスチレン系ブロックコーポリマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)、部分水添スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(部分水添SEBS)、スチレン・(エチレン−エチレン/プロピレン)−スチレンブロック共重合体(SEEPS)などが使用できる。
特に、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)や、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)が、好ましく使用できる。スチレン系ブロックコーポリマーの質量平均分子量は、15〜50万のものが本願の用途として、好ましく使用できる。厚みとしては、50μmから100μmが好ましく用いられる。
熱溶融性樹脂層7、7a、7bに用いられる熱溶融性樹脂は、シール性があればよく、胴部材1と底部材2を接合して、環状脚部3を形成させるときや、トップカール部4を形成するときに熱によってシールできればよい。
低密度ポリエチレンや、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、あるいは、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体などが使用できる。厚みとしては、20μmから50μmが好ましく用いられる。ポリエチレンの場合、密度が0.930以上のものを用いることが、胴部材のスチレン系ブロックコーポリマー層と紙層の間に、紙層に含有されている水分の加熱蒸発により気泡を発生させるときに、熱溶融性樹脂層7が溶融しないので好ましい。
以下に本例の紙カップ容器の製造方法について述べる。
胴部材1用として、坪量150〜400g/mのカップ原紙を用意して、Tダイ方式押出しラミネート機を用いて、カップ原紙の片面に50μmから100μmのスチレン系ブロックコーポリマー層6を設け、その反対面に20μmから50μmの熱溶融性樹脂層7を設けて、胴部材1用の積層体を得る。カップ原紙の表面は、必要に応じて、コロナ処理や、火炎処理などの表面処理をして貼り合わせを行う。
また、必要に応じて、スチレン系ブロックコーポリマー層6の外側に、印刷インキや箔押しによる印刷層を設けても良い。
別途、底部材2用として、坪量150〜400g/mのカップ原紙を用意して、Tダイ方式押出しラミネート機を用いて、カップ原紙の片面に50μmから100μmのスチレン系ブロックコーポリマー層6aと20μmから50μmの熱溶融性樹脂層7aの2層を設ける。この2層は共押出の押出機で設けると工程が簡略化できる。
その反対面に20μmから50μmの熱溶融性樹脂層7bを設けて、底部材2用の積層体を得る。カップ原紙の表面は、必要に応じて、コロナ処理や、火炎処理などの表面処理をして貼り合わせを行う。
次に、胴部材1用の積層体を扇形に打ち抜き、扇の左右両端を重ね合わせてシールして、筒形状の胴部材1とする。このとき、胴部材1のカップの内側(内容物側)の端面は、紙が内容物に触れないように、保護しておくことができる。この手法としては、スカイブ・ヘミングによる方法や、端面を覆うように保護テープを胴部材の表裏にかけて貼る方法、または、胴部材4の表裏の樹脂層を紙層より延設させて表裏の樹脂層を互いに貼り合わせて保護する方法などがある。
底部材2用の積層体は、外周縁部が下向きに起立するように、底部材2を円形に打ち抜きながら絞り成形する。
つぎに、筒状の胴部材1の下部内面に、外周縁部が下向きに起立する底部材2の外面を接合させ、さらに底部材2の外周縁部を覆うように胴部材1の下端縁部が内方に折り曲げられ、ローレットにより底部材2の外周縁部の内面に圧着接合して底部材2の胴部材下部への取り付けが行われ環状脚部3が形成される。
その際、筒形状の胴部材1の下部内面と底部材2の外周縁部に熱風を吹き付け、胴部材1の熱溶融性樹脂層7を軟化させ、また、底部材2の熱溶融性樹脂層7a、7bをそれぞれ軟化させ、胴部材1の内面で底部材2の外周縁部を覆うように熱圧着して接合させる。
次いで、胴部材1の上部周縁を外方または内方に向けて巻き込み、トップカール部4を形成させる。このようにして、形成されたカップ状容器を、120℃に設定した連続式オーブンに3分間通して、胴部材1の紙層5に含有されている水分を加熱蒸発させて、スチレン系ブロックコーポリマー層6と紙層5の間に、気泡を発生させて、本例の紙カップ容器10を得る。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
胴部材1用として、坪量230g/mのカップ原紙を用意して、Tダイ方式押出しラミネート機を用いて、カップ原紙の片面に70μmのスチレン系ブロックコーポリマー層6として、SEBS層を積層し、その反対面に熱溶融性樹脂層7として、30μmの低密度ポリエチレン層を積層して、胴部材1用の積層体を得た。カップ原紙の表面は、積層前にいずれの面にもコロナ処理をして積層した。
別途、底部材2用として、坪量230g/mのカップ原紙を用意して、Tダイ方式押出しラミネート機を用いて、カップ原紙の片面にスチレン系ブロックコーポリマー層6aとして70μmのSEBS層と、熱溶融性樹脂層7aとして30μmの低密度ポリエチレン層の2層を2層共押出の押出機で設け、その反対面に熱溶融性樹脂層7bとして、30μmの低密度ポリエチレン層を押出機により積層した。カップ原紙の表面は、積層前にいずれの面にもコロナ処理をして積層した。
次に、胴部材1用の積層体を扇形に打ち抜き、扇の左右両端を重ね合わせてシールして、筒形状の胴部材1とした。このとき、胴部材1のカップの内側(内容物側)の端面は、スカイブ・ヘミング法で内容物に触れない保護した。
また、底部材2用の積層体は、外周縁部が下向きに起立するように、底部材2を円形に打ち抜きながら絞り成形した。
つぎに、筒状の胴部材1の下部内面に、外周縁部が下向きに起立する底部材2の外面を接合させ、さらに底部材2の外周縁部を覆うように胴部材1の下端縁部が内方に折り曲げ、ローレットにより底部材2の外周縁部の内面に圧着接合させ、底部材2の胴部材下部への取り付け、環状脚部3を形成した。
その際、筒形状の胴部材1の下部内面と底部材2の外周縁部に熱風を吹き付け、胴部材1の熱溶融性樹脂層7を軟化させ、また、底部材2の熱溶融性樹脂層7a、7bをそれぞれ軟化させ、胴部材1の内面で底部材2の外周縁部を覆うように熱圧着して接合させる。
次いで、胴部材1の上部周縁を外方または内方に向けて巻き込み、トップカール部4を形成させる。このようにして、形成されたカップ状容器を、120℃に設定した連続式オーブンに3分間通して、胴部材1の紙層5に含有されている水分を加熱蒸発させて、スチレン系ブロックコーポリマー層6と紙層5の間に、気泡を発生させて、実施例1の紙カップ容器10を得た。
<実施例2>
胴部材1のスチレン系ブロックコーポリマー層6として、SEPS層を積層し、底部材2のスチレン系ブロックコーポリマー層6aとして、SEPS層を積層した以外は実施例1と同様にして、実施例2の紙カップ容器10を得た。
<実施例3>
胴部材1のスチレン系ブロックコーポリマー層6として、SBS層を積層し、底部材2のスチレン系ブロックコーポリマー層6aとして、SBS層を積層した以外は実施例1と同様にして、実施例3の紙カップ容器10を得た。
<実施例4>
胴部材1のスチレン系ブロックコーポリマー層6として、SIS層を積層し、底部材2のスチレン系ブロックコーポリマー層6aとして、SIS層を積層した以外は実施例1と同様にして、実施例4の紙カップ容器10を得た。
以下に本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
胴部材1のスチレン系ブロックコーポリマー層6の代わりに、70μmの低密度ポリエチレン層を積層し、底部材2にスチレン系ブロックコーポリマー層6aを積層せずに、熱溶融性樹脂層7aを100μmの低密度ポリエチレン層とした以外は実施例1と同様にして、比較例1の紙カップ容器を得た。
実施例1から4、および比較例1の紙カップ容器について、パラジクロルベンゼンおよびナフタレンの透過性を評価した。
<評価方法>
実施例1から4、および比較例1の紙カップ容器に、それぞれ、パラジクロルベンゼンまたは、ナフタレンを入れ、紙カップ容器の開口部のフランジのトップカール部4にアルミニウム箔が積層された蓋材をシールして、紙カップ容器を密封した。この密封された紙カップ容器をそれぞれ、アルミニウム箔が積層された包装材料からなる袋に入れて40℃の恒温室に10日間保存した。保存後、恒温室から袋を取り出し、袋を開封して、袋内の臭気を官能で評価した。
臭いのするものを×とし、微かに臭いが感じられる程度のものを○とし、まったく臭い
のしなかったものを◎とした。その結果を表1に示す。
Figure 2012071846
以下に実施例と比較例との比較結果について説明する。
<比較結果>
実施例1および2の紙カップ容器では、パラジクロルベンゼンを入れても、ナフタレンを入れても、臭いが感じられず、紙カップ容器の外に臭気が漏れ出すことは無かった。
実施例3および4の紙カップ容器は、ナフタレンを入れても、臭いが感じられず、紙カップ容器の外に臭気が漏れ出すことは無かった。ただ、パラジクロルベンゼンを入れた場合は、微かに臭いが感じられた。
一方、スチレン系ブロックコーポリマー層6を設けなかった比較例1の紙カップ容器では、袋を開封すると、パラジクロルベンゼン、あるいは、ナフタレンの臭いがした。スチレン系ブロックコーポリマー層6を設けないと、これらの蒸気に対するバリア性が無いことがわかる。
実施例1および2に用いた、スチレン系ブロックコーポリマーは、SEBSおよびSEPSであり、不飽和結合を持っていない。一方、実施例3および4に用いた、スチレン系ブロックコーポリマーは、それぞれ、SBSとSISで不飽和結合を有する。この違いが、パラジクロルベンゼンの透過性の差に現れたものと考える。
ただし、SBSあるいはSISを用いた実施例3および4でも、スチレン系ブロックコーポリマーを設けなかった比較例1とは、パラジクロルベンゼン、あるいは、ナフタレンのバリア性に大きな差が出た。
尚、本評価では、紙カップ容器内に、パラジクロルベンゼンや、ナフタレンを入れて、これらの蒸気が紙カップ容器の外に出ることを評価したが、この結果から紙カップ容器の外にパラジクロルベンゼンや、ナフタレンがあって、紙カップ容器内へ移行することを同様な傾向であると考える。
10・・・紙カップ容器
1・・・胴部材
2・・・底部材
3・・・環状脚部
4・・・トップカール部
5、5a・・・紙層
6、6a・・・スチレン系ブロックコーポリマー層
7、7a、7b・・・熱溶融性樹脂層
8・・・気泡

Claims (2)

  1. 筒形状の胴部材と、該胴部材の下端部に設けた底部材とからなる紙カップ容器において、
    前記胴部材が少なくとも、紙層と、該紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有し、該スチレン系ブロックコーポリマー層と前記紙層の間に、前記紙層に含有されている水分の加熱蒸発による気泡があることを特徴とする紙カップ容器。
  2. 底部材が少なくとも、紙層と、該紙層の外側にスチレン系ブロックコーポリマー層を有していることを特徴とする請求項1に記載の紙カップ容器。
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