JP2012071780A - ナックルガードの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナックルガードが設定以上の荷重を受けると、ナックルガードの一端がハンドルから離れることを可能にしつつ、ハンドル内のウェイトの振動低減効果を十分に発揮できるようにする。
【解決手段】パイプ状のバーハンドル15内に、ウェイト用ラバー部材によって弾性支持されるウェイト24が挿通され、ウェイト24の車幅方向外側端部24Aはグリップ17よりも車幅方向外側に位置し、ウェイト24の車幅方向外側端部24Aに、固定用ラバー部材25が設けられている。ナックルガード22の内側端部はバーハンドル15に締結ホルダ23によって直接固定され、一方で、ナックルガード22の外側端部22Bには、固定用ラバー部材25に係合する穴部33と、穴部33から後方に延びるスリット部34とが設けられ、ナックルガード22の外側端部22Bは穴部33によって固定用ラバー部材25に固定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗り型車両のナックルガードの取付構造に関する。
この種の技術として、ナックルガードの外端の孔に割面を設け、割面の両側に樹脂製の破断ピンを通して連結し、孔をスペーサに通し、スペーサをボルトでバーハンドルの外端に締着する一方で、ナックルガードの内端はバーハンドルのクランプにボルトを用いて締着する構造が従来から知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に係る構造では、ナックルガードが設定以上の荷重を受けると、破断ピンが線損して折れ、破断ピンで取り付けた側のナックルガードの取付け部分が開放される。このため、ナックルガードの一端が離れることができ、ナックルガードには大きな変形がなく部品交換コストを抑えることができる。しかし、この構造では、ナックルガードの車体内側と外側の取り付け部が直接固定されているため、ハンドルが振動する場合、その振動がナックルガードを伝わって、グリップ側も振動してしまうおそれがある。
そこで、これに対しハンドルの振動を抑制する技術として、特許文献2に開示される構造が従来から知られている。この構造では、ハンドルパイプ内にウェイトを弾性支持することで、車体からハンドルに伝わる振動がウェイトによって抑えられる。このため、グリップの振動も低減することが可能となる。
特開平10−297568号公報 実開平03−114490号公報
しかしながら、特許文献1のようにハンドル側とグリップ側とに取付け部を有するナックルガードを、特許文献2のような弾性支持されたウェイトに取付ける場合に、特許文献1のようにナックルガードを直接ハンドルとウェイトに取付けると、ウェイトが一部弾性支持されなくなることにより、ウェイトのダンパ効果が阻害されて振動を抑えにくくなる。
そこで、本発明は、ナックルガードが設定以上の荷重を受けると、ナックルガードの一端がハンドルから離れることを可能にしつつ、ハンドル内のウェイトの振動低減効果を十分に発揮できるようにするナックルガードの取付構造の提供を目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、前輪(3)を操舵するとともに車幅方向外側部分にパイプ状部を有するハンドル(15)と、前記ハンドル(15)のパイプ状部に取付けられるグリップ(17)と、前記グリップ(17)の前方に配置され前記グリップ(17)と前記ハンドル(15)とに跨るように取付けられるナックルガード(22)とを備える鞍乗り型車両(1)のナックルガードの取付構造において、前記ハンドル(15)のパイプ状部内に、第1の弾性部材(26)によって前記パイプ状部の内壁に弾性支持されるウェイト(24)が挿通され、前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)は、前記グリップ(17)よりも車幅方向外側に位置し、前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)には、第2の弾性部材(25)が設けられ、前記ナックルガード(22)のハンドル側取付部(22A)は、前記ハンドル(15)に締結部材(23)によって直接固定され、前記ナックルガード(22)のグリップ側取付部(22B)には、前記第2の弾性部材(25)に係合する穴部(33)と、前記穴部(33)から後方に延びるスリット部(34)と、が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記第2の弾性部材(25)の前記グリップ(17)の軸方向に沿う面に溝部(32)が設けられ、前記ナックルガード(22)のハンドル側取付部(22A)の穴部(33)が前記溝部(32)に嵌合されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)にウェイト側穴部(27)が設けられ、前記第2の弾性部材(25)に、前記ウェイト側穴部(27)と同軸の弾性部材側穴部(28)が設けられ、前記弾性部材側穴部(28)には、カラー部材(29)が挿通されており、前記第2の弾性部材(25)が、前記弾性部材側穴部(27)、前記カラー部材(29)、及び前記ウェイト側穴部(28)に挿通されたボルト(30)によって、前記ウェイト(24)に取付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記ナックルガード(22)のグリップ側取付部(22B)の上部及び下部に、前記ボルト(30)の頭部を上方及び下方から覆う上下一対のリブ(40,41)が設けられ、前記上下一対のリブ(40,41)の後端部の間に、後方に開放する開放部(42)が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ナックルガードは弾性支持されるウェイトに対し、第2の弾性部材を介して取付けられるため、ウェイトのハンドルに対する弾性支持状態が保持され、ダンパとしての機能を阻害されることがなく、ウェイトによる振動低減効果を十分に発揮できる。また、ナックルガードのグリップ側取付部はスリット穴で、第2の弾性部材に取付けられるため、設定以上の荷重がナックルガードにかかった場合に、ナックルガードはグリップ側から開放可能となり、部品交換コストを抑えることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、弾性部材の溝に嵌合されて取付けられるため、ナックルガードに設定以上の荷重がかかった場合には、ナックルガードが弾性部材の溝から抜けることを可能としながら、通常時には、ナックルガードのハンドル軸方向への移動を規制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、弾性部材を締め付け過ぎることなく、所定の位置で固定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上下のリブによって、ナックルガードのハンドル側取付部周辺の剛性を高めるとともに、ハンドル側取付部周辺部品をガードすることができる。また、ナックルガードに設定以上の荷重がかかった場合には、上下のリブの後端部間に開放部があるため、ボルトの頭部を開放部から外側に通過させて、スムーズにナックルガードを開放させることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車前部の左側面図である。 同自動二輪車前部の拡大左側面図である。 同自動二輪車前部の正面図である。 同自動二輪車に設けられるハンドルの上面図である。 同自動二輪車に設けられるハンドルの背面図である。 同自動二輪車に設けられるハンドルの斜視図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 図4に示す矢印B方向にハンドルを見た矢視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に本発明の実施形態に係る構造が適用された自動二輪車1の前部が示されている。図中において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
自動二輪車1は、車体前後方向略中央にエンジン2を搭載し、エンジン2の前方に前輪3を配置する。前輪3は左右一対のフロントフォーク4,4に回動可能に支持され、フロントフォーク4,4の上部には下から順にボトムブリッジ5、トップブリッジ6が架設されている。またエンジン2の上方には、燃料タンク7が設けられている。ボトムブリッジ5とトップブリッジ6との間には、上下に軸方向を沿わせたステアリングシャフト8が架設され、ステアリングシャフト8は車体フレーム9の前端に設けられたヘッドパイプ10に回転可能に支持されている。ボトムブリッジ5及びトップブリッジ6の周囲はフロントカウル11によって覆われている。
トップブリッジ6の上面にハンドルホルダ12が設けられ、ハンドルホルダ12はトップブリッジ6の上面に固定されるロアホルダ13と、ロアホルダ13の上部に取付けられるアッパホルダ14とで構成されている。バーハンドル15は、ロアホルダ13とアッパホルダ14とに挟持されるようにしてハンドルホルダ12に固定されている。バーハンドル15は、金属製のパイプ体からなり、車幅方向に長手方向を沿わせるように取付けられている。なお、図中符号11Aは、ハンドルホルダ12の周囲を覆うハンドルカバーを示している。
図4〜図6にバーハンドル15の左半分が拡大して示されている。本実施形態において、バーハンドル15の車幅方向外側部分(左側)には、樹脂材料からなる筒状のグリップ17がバーハンドル15の外側に挿通されて取付けられている。また、バーハンドル15においてグリップ17の車幅方向内側には、各種スイッチが収容されたスイッチハウジング18がグリップ17に隣接して取付けられている。また、バーハンドル15においてスイッチハウジング18の車幅方向内側には、マスタシリンダホルダ19が設けられ、マスタシリンダホルダ19には、マスタシリンダ20、サイドミラー21、及びクラッチレバー16が固定されている。
クラッチレバー16はバーハンドル15の左側部分において揺動可能に支持される一方で、ここでは図示しないがバーハンドル15の右側にはブレーキレバーが揺動可能に支持されている。また、バーハンドル15の右側においてもグリップ等が設けられている。
グリップ17、クラッチレバー16、及びマスタシリンダホルダ19の前方に、ナックルガード22が配置され、ナックルガード22は、グリップ17とバーハンドル15とに跨がるように取付けられている。ナックルガード22は樹脂材料からなり、乗員がグリップ17を把持した際に乗員の手の前方を覆う。
バーハンドル15においてマスタシリンダホルダ19の取付け位置よりも車幅方向内側の部位には、ナックルガード22の内側端部22Aを固定する締結ホルダ23が設けられ、ナックルガード22は、その内側端部22Aをこの締結ホルダ23に固定されて車幅方向外側に延出し、車幅方向にグリップ17を跨ぐ。そして、ナックルガード22の外側端部22Bは、グリップ17から車幅方向外方に突出するウェイト24の車幅方向外側端部24Aに固定された固定用ラバー部材25に固定されている。ウェイト24はバーハンドル15の振動を抑制する機能を有している。
図7は図5に示すA−A線に沿う断面図を示している。ウェイト24は棒状を呈し、バーハンドル15の内側に軸部24Bを挿通されて取付けられ、その車幅方向外側端部24Aをバーハンドル15及びグリップ17から車幅方向外側に露出させている。ウェイト24は、軸部24Bの周面に複数配設された環状のウェイト用ラバー部材26、26によって、バーハンドル15内側(内壁)に弾性支持されている。
詳しくは、ウェイト用ラバー26、26は、バーハンドル15内においてウェイト24の車幅方向内側及び外側にそれぞれ設けられている。ウェイト24の軸部24Bの車幅方向内側に軸部24Bの外周面から凹むように形成された内側係合溝24Dが形成され、軸部24Bの車幅方向外側に軸部24Bの外周面から凹むように形成された外側係合溝24Eが形成されており、ウェイト用ラバー部材26、26はそれぞれ、内側係合溝24D、外側係合溝24Eに係合されている。
ウェイト用ラバー部材26の外径は、バーハンドル15の内径と略同一径に形成され、ウェイト用ラバー部材26の外周面がバーハンドル15の内周面に当接することで、ウェイト24はウェイト用ラバー部材26、26によって弾性支持されている。ウェイト24は、ウェイト用ラバー部材26、26を介してバーハンドル15に対して回転可能にフローティング(支持)されている。
車幅方向外側に配されたウェイト用ラバー部材26には、外径方向からウェイト用ラバー部材26を覆うようして断面視C型形状のスナップリング24Cが係合され、スナップリング24Cはウェイト24の軸方向に沿って延びている。このスナップリング24Cは金属材料からなり、ウェイト24の軸方向における位置決めをする。
スナップリング24Cの軸方向における内側端部24Fは、内径方向に屈曲して延び、ウェイト用ラバー26の外周面に形成されたリング溝26Aに係合し、スナップリング24Cのウェイト24軸方向における外側端部24Gは、外径方向に屈曲して延び、バーハンドル15の外側開口端に当接し、これにより、スナップリング24Cによってウェイト24の軸方向の位置決めがされている。
一方で、スナップリング24Cの外周面には、上記内側端部24Fの基端部分からウェイト24軸方向に対して斜め外側に延出し、外径方向に付勢されバーハンドル15の内周面に当接する図示しない小片が形成されている。この小片が弾性力をもってバーハンドル15の内側に当接することで、ウェイト24は外径方向における位置決めがされている(すなわち、抜け止めされている)。
ここで、ウェイト24をバーハンドル15の内側に挿入する際には、ウェイト24、ウェイト用ラバー部材26、及びスナップリング24Cは組付けられた状態で、バーハンドルバー15の内側に挿入される。このようにウェイト24、ウェイト用ラバー部材26、及びスナップリング24Cを組付け状態で挿入可能とすることで、組付け作業の容易化が図られている。
ウェイト24の車幅方向外側端部24Aには軸方向に延びるウェイト側締結穴27が形成され、固定用ラバー部材25は、円筒形状を呈し、その内周面にウェイト側締結穴27と同軸のラバー側締結穴28を有する。ラバー側締結穴28には円筒状のカラー部材29が挿入され、固定用ラバー部材25はカラー部材29に締結ボルト30を挿通し、この締結ボルト30をウェイト24に形成されたウェイト側締結穴27に締結することでグリップエンドに固定されている。なお、カラー部材29の車幅方向内側にはフランジ31が形成され、このフランジ31はウェイト24の端面に当接されている。また、締結ボルト30と固定用ラバー部材25との間にはワッシャが設けられている。ここで、ウェイト24をバーハンドル15の内側に挿入する際には、ウェイト24、ウェイト用ラバー部材26、及びスナップリング24Cと併せて固定用ラバー部材25も組付けた状態で、バーハンドルバー15の内側に挿入するようにしてもよい。
固定用ラバー部材25は、その周面全域、すなわち、グリップ17の軸方向に沿う面に、グリップ17周方向において環状の溝部32が形成される一方で、ナックルガード22の外側端部22Bには、溝部32に係合(嵌合)する穴部33が形成されている。つまり、ナックルガード22は、その外側端部22Bにおいて穴部33を固定用ラバー部材25の溝部32に係合するとともに、その内側端部22Aを締結ホルダ23に固定することで、バーハンドル15に固定されている。そして、図8に示すようにナックルガード22の外側端部22Bにおいては、穴部33から後方に延びるスリット部34が形成されている。
一方で、ナックルガード22の外側端部22Bにおいては、その上部及び下部に、締結ボルト39の頭部30Aを上方及び下方から覆う上下一対のリブ40、41が設けられている。上下一対のリブ40、41の後端部は上下方向に離間しており、上下一対のリブ40、41の後端部の間には、後方に開放する開放部42が形成されている。なお、上記では、バーハンドル15の左側に取付けられるナックルガード22について詳しく説明したが、図3に示すバーハンドル15の右側に取付けられるナックルガード60もナックルガード22と同様に取付けられている。
以上に記載した本発明の実施形態では、パイプ状のバーハンドル15内に、ウェイト用ラバー部材26によって弾性支持されるウェイト24が挿通され、ウェイト24の車幅方向外側端部24Aは、グリップ17よりも車幅方向外側に位置し、ウェイト24の車幅方向外側端部24Aに、固定用ラバー部材25が設けられている。そして、ナックルガード22の内側端部22Aはバーハンドル15に締結ホルダ23によって直接固定され、ナックルガード22の外側端部22Bには、固定用ラバー部材25に係合する穴部33と、穴部33から後方に延びるスリット部34とが設けられ、ナックルガード22の外側端部22Bは穴部33によって固定用ラバー部材25に固定されている。
このようにナックルガード22を取付けた場合には、ナックルガード22が弾性支持されるウェイト24に対し、固定用ラバー部材25を介して取付けられるため、ウェイト24のバーハンドル15に対する弾性支持状態が保持され、ダンパとしての機能を阻害されることがなく、ウェイトに24よる振動低減効果を十分に発揮できる。また、ナックルガード22の外側端部22Bはスリット穴(33,34)で、固定用ラバー部材25に取付けられるため、設定以上の荷重がナックルガード22にかかった場合に、ナックルガード22はグリップ17側から開放可能となり、部品交換コストを抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、固定用ラバー部材25のグリップ17の軸方向に沿う面に溝部32が設けられ、ナックルガード22の外側端部22Bの穴部33が溝部32に嵌合されて取付けられている。このため、ナックルガード22に設定以上の荷重がかかった場合には、ナックルガード22が固定用ラバー部材25の溝部32から抜けることを可能としながら、通常時には、ナックルガード22のバーハンドル15軸方向への移動を規制することができる。
また、ウェイト24の車幅方向外側端部24Aにウェイト側締結穴27が設けられ、固定用ラバー部材25にウェイト側締結穴27と同軸のラバー側締結穴28が設けられ、ラバー側締結穴28には、カラー部材29が挿通されており、固定用ラバー部材25が、ラバー側締結穴28部、カラー部材29、及びウェイト側締結穴27に挿通された締結ボルト30によってウェイト24に取付けられている。これによれば、固定用ラバー部材25を締め付け過ぎることなく、所定の位置で固定することができる。
また、ナックルガード22の外側端部22Bの上部及び下部に、締結ボルト30の頭部30Aを上方及び下方から覆う上下一対のリブ40,41が設けられ、上下一対のリブ40,41の後端部の間に、後方に開放する開放部42が設けられている。この場合、上下のリブ40,41によって、ナックルガード22の外側端部22B周辺の剛性を高めるとともに、外側端部22B周辺部品をガードすることができる。
また、ナックルガード22に設定以上の荷重がかかった場合には、上下のリブ40,41の後端部間に開放部42があるため、締結ボルト30の頭部30Aを開放部42から外側に通過させるようにして、スムーズにナックルガード22を開放させることができるので、ナックルガード22の変形を抑えることができる。ここで、開放部42の幅を締結ボルト30の頭部30Aの直径以上にした場合には、頭部30Aをよりスムーズに開放部42から外側に通過させて、ナックルガード22を開放させることができる。
なお、上記本実施形態では、ナックルガード22が取付けられるハンドルをバーハンドルとしたが、本発明は、左右で分離する所謂セパレートハンドルにおいても適用できる。この場合には、トップブリッジに固定される基部と車幅方向に延びるパイプ状部を有するセパレートハンドルにおいて、パイプ状部にウェイトを挿通した上で、ナックルガードを取り付けるようにする。また、上記実施形態では、本発明を適用した車両を自動二輪車としたが、本発明は、三輪車両や四輪のバギー車等でも好適に適用できる。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 前輪
15 バーハンドル(ハンドル)
17 グリップ
22 ナックルガード
22A 内側端部
22B 外側端部
23 締結ホルダ
24 ウェイト
24A 車幅方向外側端部
25 固定用ラバー部材(第2の弾性部材)
26 ウェイト用ラバー部材(第1の弾性部材)
27 ウェイト側締結穴(ウェイト側穴部)
28 ラバー側締結穴(弾性部材側穴部)
29 カラー部材
20 締結ボルト(ボルト)
32 溝部
33 穴部
34 スリット部
40,41 リブ
42 開放部

Claims (4)

  1. 前輪(3)を操舵するとともに車幅方向外側部分にパイプ状部を有するハンドル(15)と、前記ハンドル(15)のパイプ状部に取付けられるグリップ(17)と、前記グリップ(17)の前方に配置され前記グリップ(17)と前記ハンドル(15)とに跨るように取付けられるナックルガード(22)とを備える鞍乗り型車両(1)のナックルガードの取付構造において、
    前記ハンドル(15)のパイプ状部内に、第1の弾性部材(26)によって前記パイプ状部の内壁に弾性支持されるウェイト(24)が挿通され、
    前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)は、前記グリップ(17)よりも車幅方向外側に位置し、
    前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)には、第2の弾性部材(25)が設けられ、
    前記ナックルガード(22)のハンドル側取付部(22A)は、前記ハンドル(15)に締結部材(23)によって直接固定され、
    前記ナックルガード(22)のグリップ側取付部(22B)には、前記第2の弾性部材(25)に係合する穴部(33)と、前記穴部(33)から後方に延びるスリット部(34)と、が設けられていることを特徴とするナックルガードの取付構造。
  2. 前記第2の弾性部材(25)の前記グリップ(17)の軸方向に沿う面に溝部(32)が設けられ、
    前記ナックルガード(22)のハンドル側取付部(22A)の穴部(33)が前記溝部(32)に嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載のナックルガードの取付構造。
  3. 前記ウェイト(24)の車幅方向外側端部(24A)にウェイト側穴部(27)が設けられ、
    前記第2の弾性部材(25)に、前記ウェイト側穴部(27)と同軸の弾性部材側穴部(28)が設けられ、
    前記弾性部材側穴部(28)には、カラー部材(29)が挿通されており、
    前記第2の弾性部材(25)が、前記弾性部材側穴部(27)、前記カラー部材(29)、及び前記ウェイト側穴部(28)に挿通されたボルト(30)によって、前記ウェイト(24)に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のナックルガードの取付構造。
  4. 前記ナックルガード(22)のグリップ側取付部(22B)の上部及び下部に、前記ボルト(30)の頭部を上方及び下方から覆う上下一対のリブ(40,41)が設けられ、
    前記上下一対のリブ(40,41)の後端部の間に、後方に開放する開放部(42)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のナックルガードの取付構造。
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