JP2012071175A5 - 歯科用アバットメントの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、歯科用アバットメントの製造方法に関するものである。
本発明の目的は、歯科用インプラントを口腔内に適用した際における金属の溶出が確実に防止されるとともに、装着時における不適合(がたつき等)の発生を確実に防止することができる歯科用アバットメントを製造する製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法は、顎骨に固定されるフィックスチャーに螺設して用いられる歯科用アバットメントの製造方法であって、
チタンまたはチタン合金で構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むチタン成形体形成用組成物を用いて成形されたチタン成形体と、酸化物系セラミックスで構成されたセラミックス部材とを組み立てた後に、
前記チタン成形体と前記セラミックス部材とを組み立てた組立体に対し、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記チタンまたはチタン合金で構成された粉末を焼結する焼結処理を施し、前記焼結した部材と前記セラミックス部材とを固着させることを特徴とする。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記チタン成形体は、凹部を有する形状に成形されたものであり、
前記セラミックス部材は、凸部を有するものであり、
前記凹部に前記凸部が挿入された状態に組み立てることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で、前記凹部の奥部に向かって、その横断面積が増大する部位を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法は、顎骨に固定されるフィックスチャーに螺設して用いられる歯科用アバットメントの製造方法であって、
チタンまたはチタン合金で構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むチタン成形体形成用組成物を用いて成形されたチタン成形体と、酸化物系セラミックスで構成されたセラミックス部材とを組み立てた後に、
前記チタン成形体と前記セラミックス部材とを組み立てた組立体に対し、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記チタンまたはチタン合金で構成された粉末を焼結する焼結処理を施し、前記焼結した部材と前記セラミックス部材とを固着させることを特徴とする。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記チタン成形体は、凹部を有する形状に成形されたものであり、
前記セラミックス部材は、凸部を有するものであり、
前記凹部に前記凸部が挿入された状態に組み立てることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で、前記凹部の奥部に向かって、その横断面積が増大する部位を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で、前記凹部の奥部に向かって、その横断面積が連続的に増大する部位を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記凸部は、その横断面形状が非円形状の部位を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、主としてジルコニアで構成されたものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記脱脂処理は、複数の段階に分けて行うものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、酸化物系セラミックスで構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むセラミックス成形体形成用組成物を用いて成形されたセラミックス成形体に、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記酸化物系セラミックスで構成された粉末を焼結する焼結処理を施すことにより製造されたものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、前記チタン部材を構成する材料とは異なる組成の金属が当接する当接面を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記凸部は、その横断面形状が非円形状の部位を有するものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、主としてジルコニアで構成されたものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記脱脂処理は、複数の段階に分けて行うものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、酸化物系セラミックスで構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むセラミックス成形体形成用組成物を用いて成形されたセラミックス成形体に、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記酸化物系セラミックスで構成された粉末を焼結する焼結処理を施すことにより製造されたものであることが好ましい。
本発明の歯科用アバットメントの製造方法では、前記セラミックス部材は、前記チタン部材を構成する材料とは異なる組成の金属が当接する当接面を有するものであることが好ましい。
Claims (9)
- 顎骨に固定されるフィックスチャーに螺設して用いられる歯科用アバットメントの製造方法であって、
チタンまたはチタン合金で構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むチタン成形体形成用組成物を用いて成形されたチタン成形体と、酸化物系セラミックスで構成されたセラミックス部材とを組み立てた後に、
前記チタン成形体と前記セラミックス部材とを組み立てた組立体に対し、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記チタンまたはチタン合金で構成された粉末を焼結する焼結処理を施し、前記焼結した部材と前記セラミックス部材とを固着させることを特徴とする歯科用アバットメントの製造方法。 - 前記チタン成形体は、凹部を有する形状に成形されたものであり、
前記セラミックス部材は、凸部を有するものであり、
前記凹部に前記凸部が挿入された状態に組み立てる請求項1に記載の歯科用アバットメントの製造方法。 - 前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で、前記凹部の奥部に向かって、その横断面積が増大する部位を有するものである請求項2に記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記凸部は、前記凹部に挿入された状態で、前記凹部の奥部に向かって、その横断面積が連続的に増大する部位を有するものである請求項2または3に記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記凸部は、その横断面形状が非円形状の部位を有するものである請求項2ないし4のいずれかに記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記セラミックス部材は、主としてジルコニアで構成されたものである請求項1ないし5のいずれかに記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記脱脂処理は、複数の段階に分けて行うものである請求項1ないし6のいずれかに記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記セラミックス部材は、酸化物系セラミックスで構成された粉末と該粉末を結合させるための結合材とを含むセラミックス成形体形成用組成物を用いて成形されたセラミックス成形体に、前記結合材を除去する脱脂処理、および、前記酸化物系セラミックスで構成された粉末を焼結する焼結処理を施すことにより製造されたものである請求項1ないし7のいずれかに記載の歯科用アバットメントの製造方法。
- 前記セラミックス部材は、前記チタン部材を構成する材料とは異なる組成の金属が当接する当接面を有するものである請求項1ないし8のいずれかに記載の歯科用アバットメントの製造方法。
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