JP2012071087A - 螺旋テイ鍼 - Google Patents

Abstract

【課題】鍼灸治療の際、一般的に使用されているテイ鍼を回転させる時、指先で鍼を摘んで回転させていては皮膚に対して刺激にムラが生じるので、誰でも簡単に一定のスピードで回転させることができるように、螺旋テイ鍼を提供する。
【解決手段】鍼の胴体部（２）に、螺旋状の微細な溝を多数刻んでいるので、鍼の胴体部（２）を指先で軽く摘み、そのまま鍼の胴体部（２）を鍼の先端部（１）へ向かって撫で下ろすだけで、鍼を廻すことができる。その為、鍼を一回転させる為に摘み直す手間も省け、一定の回転数とスピードを維持できるので、皮膚に対して一量の刺激を与えることが可能となる。
【選択図】図３

Description

この発明は、鍼灸治療の際、一般的に使用されているテイ鍼の胴体の部分に特殊加工を施した、螺旋テイ鍼に関するものである。

従来、テイ鍼の胴体部には特別に加工を施すようなことはなかった。

これは、次のような欠点があった。
従来、鍼を回転させる時は、鍼の胴体部を指先で摘み、捻るように力を加えて鍼を回転させていた。その為、（イ）鍼を一回転させる為に何度か摘み直さなければならなかった。（ロ）回転数やスピードなどは指先の感覚と力加減に頼るしかなく、皮膚への刺激量にムラが生じてしまう。
本発明は、以上のような欠点をなくす為になされたものである。

課題を解決する為の手段

鍼の胴体部（２）に、鍼の頭部（３）から鍼の先端部（１）に向かって螺旋状の微細な溝を多数刻んだものである。
本発明は、以上の構成よりなる、螺旋テイ鍼である。

発明の効果

鍼の胴体部（２）に、螺旋状の微細な溝を多数刻んでいるので、鍼の胴体部（２）を指先で軽く摘み、そのまま鍼の胴体部（２）を鍼の先端部（１）へ向かって撫で下ろすだけで、鍼を廻すことができる。その為、鍼を一回転させる為に摘み直す手間も省け、一定の回転数とスピードを維持できるので、皮膚に対して一定量の刺激を与えることが可能となる。

本発明の斜視図 本発明の顕微鏡写真（右廻り） 本発明の顕微鏡写真（左廻り）

発明を実践する為の形態

以下、本発明を実践する為の形態について説明する。
鍼の胴体部（２）に、鍼の頭部（３）から鍼の先端部（１）に向かって螺旋状の微細な溝を多数刻み込む。左回転させるには右巻きに、右回転させるには左巻きに螺旋状の溝を刻む。
本発明は以上のような構造である。
これを使用するときは、皮膚面に対して垂直になるように鍼の先端部（１）を接触させて、一方の手で鍼の頭部（３）上面を軽く固定する。もう一方の手で、鍼の頭部（３）付近の胴体部（２）を指先で軽く摘み、そのまま胴体部（２）を鍼の先端部（１）へ向かって撫で下ろし、鍼を回転させて皮膚に刺激を与える。

１ 鍼の先端部
２ 鍼の胴体部
３ 鍼の頭部

Claims (1)

1. テイ鍼の胴体部（２）に、鍼の頭部（３）から鍼の先端部（１）に向かって螺旋状の微細な溝を多数刻み込んだ、螺旋テイ鍼。