JP2012069647A - Electronic control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば自動車に搭載され、エンジンやブレーキ等の制御に供する電子制御装置に関する。 The present invention relates to an electronic control device mounted on, for example, an automobile and used for controlling an engine, a brake, and the like.
従来の電子制御装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。 As a conventional electronic control device, for example, one described in Patent Document 1 below is known.
概略を説明すれば、この電子制御装置では、その筐体を構成するケース及びカバーを金属材料により形成することで、強度や放熱性の向上が図られている。 In brief, in this electronic control device, strength and heat dissipation are improved by forming a case and a cover constituting the casing from a metal material.
しかしながら、前記従来の電子制御装置では、前記ケース及びカバーが共に金属材料によって形成されていることから、重量が嵩んでしまい、近年の軽量化のニーズに十分に応えることができない。 However, in the conventional electronic control device, since the case and the cover are both formed of a metal material, the weight increases, and the recent needs for weight reduction cannot be sufficiently met.
そこで、前記ケース及びカバーを金属材料に比べて軽量の樹脂材料によって形成することも考えられるが、この場合、強度や放熱性を十分に確保できないという問題あった。 Therefore, it is conceivable that the case and the cover are formed of a resin material that is lighter than the metal material. However, in this case, there is a problem that sufficient strength and heat dissipation cannot be ensured.
本発明は、かかる技術的課題に鑑みて案出されたものであり、強度や放熱性を確保しつつも軽量化に貢献し得る電子制御装置を提供することを目的としている。 The present invention has been devised in view of such technical problems, and an object thereof is to provide an electronic control device that can contribute to weight reduction while ensuring strength and heat dissipation.
本願発明は、とりわけ、回路基板を収容する筐体を金属製の第1部材と樹脂製の第2部材とによって構成し、第1部材に、回路基板上の高発熱部品を近接配置すると共に、回路基板に接続されるコネクタを外部へ臨ませる窓部を設けたことを特徴としている。 In the present invention, in particular, the housing for housing the circuit board is configured by the first member made of metal and the second member made of resin, and the high heat-generating component on the circuit board is disposed close to the first member, It is characterized in that a window portion for providing a connector connected to the circuit board to the outside is provided.
本願発明によれば、金属製の第1部材に対し高発熱部品を近接配置することにより、当該装置における良好な放熱が図れる。また、比較的大きな開口面積を要する窓部を金属製の第1部材に設けることにより、当該窓部を設けることによる筐体の強度低下を最小限に抑えることができる。 According to the present invention, good heat dissipation in the device can be achieved by arranging the high heat generating component close to the metal first member. In addition, by providing the first member made of metal with a window portion that requires a relatively large opening area, it is possible to minimize a decrease in strength of the housing due to the provision of the window portion.
以下に、本発明に係る電子制御装置の実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、以下に示す実施形態では、この電子制御装置を自動車のエンジン制御に適用したものを示している。 Embodiments of an electronic control device according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. In the following embodiment, the electronic control device is applied to automobile engine control.
すなわち、本実施形態に係る電子制御装置10は、図1〜図4に示すように、その表裏面に所定の電子部品14が実装される回路基板11と、この回路基板11が収容固定される金属製のケース12(本発明に係る第1部材に相当)と、前記回路基板11を覆うように前記ケース12の上方から被嵌して当該ケース12と共に本発明に係る筐体を構成するカバー13(本発明に係る第2部材に相当)と、から主として構成され、車両のエンジンルーム等に搭載される。
That is, in the
前記回路基板11は、図3、図4に示すように、いわゆるプリント配線基板であり、例えばガラスエポキシ樹脂等からなる板材の表裏面あるいはその内部に配線回路パターン(図示外)が形成され、この配線回路パターンに前記電子部品14が半田等により電気的に接続されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
ここで、前記電子部品14としては、例えばコンデンサやコイル、トランジスタやIC等が用いられる。なお、当該電子部品14を現した図3、図4、図6では、便宜上、これらの電子部品14のうち、比較的発熱性の高い電子部品14a,14b(例えばMOS−FETやIC等であって、本発明に係る高発熱部品に相当)のみを図示している。
Here, as the electronic component 14, for example, a capacitor, a coil, a transistor, an IC, or the like is used. 3, 4, and 6 showing the electronic component 14, for convenience, among these electronic components 14,
また、前記回路基板11には、ケース12に対する取付面となる裏面11bに、外部のコネクタ(図示外)とそれぞれ接続される3つの第1〜第3接続口16〜18を有するコネクタ15が取り付けられている。このコネクタ15は、その接続先に応じて3つに分割された前記各接続口16〜18がベースとなる取付基部19を介して一体化されたものであって、この取付基部19を介して回路基板11に複数のビス20により固定されている。そして、このコネクタ15は、図2、図4に示すように、前記取付基部19によって連結された一連の接続口16〜18が、ケース12の底壁12aに開口形成された後記の窓部21を介して外部へと臨むようになっていて、ケース12の外部にて前記図外のコネクタと接続される。
Further, a
なお、前記各接続口16〜18には、図2に示すように、それぞれ前記図外の配線回路パターンに電気的に接続された複数の雄型端子16a〜18aが収容されており、これらの雄型端子16a〜18aが前記図外のコネクタに収容される複数の雌型端子と接続されることで、当該図外のコネクタ(雌型端子)に接続されるセンサー類やポンプ等の所定の機器と電気的に接続されることとなる。
As shown in FIG. 2, each of the
前記ケース12は、図3、図4に示すように、鉄やアルミニウム等の放熱性に優れた金属材料によっていわゆる箱状に一体形成されたものであって、具体的には、ほぼ矩形状の底壁12aの外周縁(各側辺)に第1〜第4側壁12b〜12eが立設され、全体が上方へ開口するように構成されている。そして、このケース12の底壁12aには、コネクタ15の前記各接続口16〜18を当該ケース12の外部へと臨ませる窓部21が貫通形成されていて、この窓部21に前記各接続口16〜18が嵌挿されることにより、これら各接続口16〜18が当該ケース12の外部へ突出するようになっている。なお、窓部21は、後記の各放熱フィン25a,25bを形成するための領域を可及的に大きく確保すべく、前記底壁12aのうち中央部よりも短辺方向一方側へ偏倚した位置に形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、前記ケース12の底壁12aの内側面には、図3に示すように、回路基板11の取付固定に供する複数の基板固定部22が立設されている。これら基板固定部22は、その上端部に、それぞれ回路基板11を支持する平坦状の支持面22aが構成されていて、これら各支持面22aには、回路基板11の固定に供する図外のビスが螺合する雌ねじ穴22bが形成されている。かかる構成から、回路基板11の外周縁部に複数設けられたビス挿通孔11cに挿通する前記図外のビスが前記各雌ねじ穴22bに螺着されることによって、回路基板11が前記各基板固定部22に支持された状態でケース12に固定されることとなる。
Further, as shown in FIG. 3, a plurality of
さらに、前記ケース12の底壁12aの内側面には、回路基板11において電子部品14(特に発熱性の高い電子部品14a,14b)から発生した熱の放熱に供する一対の第1、第2放熱用台座23a,23bが突設されている。これら第1、第2放熱用台座23a,23bは、図6に示すように、回路基板11の組み付け状態において、この回路基板11の裏面11bのうち、その反対側(表面11a)に前記各電子部品14a,14bが実装される所定領域と対向するように配置されていて、当該所定領域が、それぞれ周知の第1、第2放熱シート24a,24bを介して当該各放熱用台座23a,23b上に当接配置されるようになっている。ここで、前記各放熱シート24a,24bは、例えば放熱グリス等でもよく、いわゆる熱伝導材であれば、シート状のものに限定されるものではない。
Further, on the inner side surface of the
一方、前記第1、第2放熱用台座23a,23bが設けられる底壁12aの外側面には、放熱の促進に供する第1、第2放熱フィン25a,25bが設けられている。これによって、前記各放熱用台座23a,23bが受熱した熱が効率よく放熱され、冷却効果を高めることが可能となっている。なお、本実施形態では、前記各放熱フィン25a,25bは、前記底壁12aの長手方向、つまり前記各放熱用台座23a,23bの短辺方向に沿うようにして設けられている(図2、図4参照)。
On the other hand, on the outer surface of the
また、前記ケース12には、図3、図7に示すように、前記各側壁12b〜12eの上端に、カバー13の取付に供するほぼ平坦状の一連の取付面26が周方向に亘って構成され、この取付面26には、当該ケース12とカバー13の固定に供する接着剤30(本発明に係るシール材に相当)が充填される一連のシール溝27が全周に亘って切欠形成されている。すなわち、このシール溝27には、前記接着剤30が充填された状態でカバー13に設けられる後記の固定用突条39が挿入されるようになっていて、主として当該シール溝27と前記固定用突条39とが接着剤30を介して接着されることで、ケース12とカバー13とが固定されることとなる(図8参照)。
Further, as shown in FIGS. 3 and 7, the
ここで、前記接着剤30については、流動性を有するシール材であれば特に具体的な構成は限定されるものではなく、例えばエポキシ系やシリコーン系、アクリル系等、電子制御装置10の仕様に応じて自由に選択することができる。また、かかる接着剤30は、シール溝27一杯に充填されている必要はなく、後述するように、固定用突条39がシール溝27内へ進入した際に後記の隙間L5内へと押し出されるに足りる量が充填されていればよい。
Here, the adhesive 30 is not particularly limited as long as it is a sealing material having fluidity. For example, epoxy, silicone, acrylic, etc., can be used as the specification of the
また、前記ケース12における第1、第3側壁12b,12dの外側部には、図1〜図4に示すように、電子制御装置10の車体(図示外)への取付に供する一対の第1、第2ブラケット28,29が一体に設けられている。そして、第1ブラケット28には、上下方向に貫通する貫通孔28aが設けられる一方で、第2ブラケット29には、側方に開口する切欠溝29aが設けられていて、これら貫通孔28a及び切欠溝29aをもって前記車体への取付が行われる。
Further, on the outer side of the first and
さらに、前記第1、第2ブラケット28,29には、図3、図5に示すように、カバー13に設けられる後記の係合突起46a,46bと係合可能に構成された第1、第2係合溝28b,29bが切欠形成されている。ここで、これら各切欠溝28b,29bは、それぞれ対応する前記各係合突起46a,46bのみが係合可能となるように構成されている。つまり、例えば第2係合突起46bを第1切欠溝28bには係合することができないように構成されており、これによって、ケース12とカバー13の誤組み付けの防止が図られている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 5, the first and
また、前記ケース12には、図3、図7に示すように、前記各側壁12b〜12eによって構成される各隅部(四隅)に、当該ケース12に対するカバー13の水平方向(水平回転方向を含む)の位置決めに供する第1〜第4位置決め固定壁31〜34が立設され、前記各側壁12b〜12eと一体に構成されている。なお、これらの位置決め固定壁31〜34はいずれも同形状に構成されていることから、その構成については、便宜上、図7〜図9の図示に基づいて、第1位置決め固定壁31についてのみ、以下に説明する。
Further, as shown in FIGS. 3 and 7, the
すなわち、前記第1位置決め固定壁31は、図7に示すように、第1側壁12bに沿って構成される第1位置決め壁35と、第4側壁12eに沿って構成される第2位置決め壁36と、前記両位置決め壁35,36を繋ぐように構成され、ケース12に対するカバー13の固定に供する固定壁37と、を有し、これらが一体に形成されている。
That is, as shown in FIG. 7, the first
前記第1位置決め壁35は、カバー13に設けられる後記の第1位置決め固定片41の第1係合溝45aと係合することで、その対角に位置する第3位置決め固定壁33の第1位置決め壁33aと共に、主として、カバー13の長辺方向(図1中のX軸方向)の移動を規制する(図1参照)。
The
前記第2位置決め壁36は、カバー13に設けられる後記の第1位置決め固定片41の第2係合溝45bと係合することで、その対角に位置する第3位置決め固定壁33の第2位置決め壁33bと共に、主として、カバー13の短辺方向(図1中のY軸方向)の移動を規制する(図1参照)。
The
前記固定壁37は、図7〜図9に示すように、その内側面37aがカバー13に設けられる後記の第1位置決め固定片41の外側面41aと当接することによって、その対角に位置する第3位置決め固定壁33の固定壁33cと共に、主として、カバー13の対角線方向の移動規制に供する(図1参照)。
As shown in FIGS. 7 to 9, the fixed
また、前記固定壁37の内側面37aには、その高さ方向における所定の位置に、後記の第1位置決め固定片41に設けられる係止突起41bに係止可能に構成された係止溝37bが穿設されている。そして、かかる係止溝37bに前記係止突起41bが係止することで、ケース12に対するカバー13の鉛直方向(図1中のZ軸方向)の移動が規制され、その対角に位置する第3位置決め固定壁33の固定壁33cと共にカバー13の鉛直方向の移動を規制する(図1参照)。
Further, a locking
さらに、前記固定壁37には、その内側上端部には、前記内側面37a側へ下り傾斜状となるテーパ面37cが設けられている。なお、本実施形態では、このテーパ面37cを平滑に形成することとしたが、必ずしも平滑である必要はなく、例えば断面が外方へ凸円弧状となるように形成することも可能である。
Furthermore, the fixed
前記カバー13は、図3、図4に示すように、金属材料に比べて軽量な所定の樹脂材料によってケース12と同様のいわゆる箱状に一体成形されたものであり、ほぼ矩形状の天井壁13aの外周縁(各側辺)に第1〜第4側壁13b〜13eが設けられ、全体が下方へと開口するように構成されていて、ケース12内に収容固定された回路基板11を覆うように被嵌されることによって、当該ケース12に組み付けられる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
そして、このカバー13は、図3、図7に示すように、第1〜第4側壁13b〜13eの各先端部に、ケース12の前記取付面26と対向する一連の取付部38が側方へ鍔状に突設されると共に、図4、図8に示すように、この取付部38の下面38a(取付面26との対向面)に、ほぼ環状に構成された一連の固定用突条39が全周に亘って突出形成されていて、この固定用突条39がケース12の前記シール溝27に係合するかたちで接着剤30を介してケース12に固定されている。
As shown in FIGS. 3 and 7, the
この固定用突条39は、図8、図9に示すように、その厚さ幅W1がシール溝27の溝幅W2に比べて十分に小さく設定され、このシール溝27との間に所定の隙間L6が確保されるようになっていて、当該隙間L6をもって十分な量の接着剤30を介在させることが可能となっている。また、この固定用突条39は、その突出量L1についてもシール溝27の溝深さD1に比べて十分に小さく設定され、このシール溝27内において、接着剤30を切断してしまうことがないように構成されている。すなわち、固定用突条39の突出量L1は、当該固定用突条39の先端がシール溝27の底部に当接することがないように設定され、固定用突条39の先端とシール溝27の底部との間に十分な量の接着剤を介在させることが可能となっている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the fixing
さらに、この固定用突条39の突出量L1については、前記固定壁37におけるテーパ面37cの下端縁から取付面26までの距離(前記内側面37aの高さ幅)L2と同じか又はこれよりも小さくなるように、つまり当該内側面37aの高さ幅L2との間で「L1≦L2」の関係が成立するように設定されている。そして、このような構成から、カバー13は、固定用突条39がシール溝27に充填された接着剤30中に進入するのとほぼ同時又は進入するよりも前に、例えば後記の第1、第3位置決め固定片41,43を介して第1、第3位置決め固定壁31,33をもって、その水平方向の位置決めが行われることとなる。
Furthermore, the protrusion amount L1 of the fixing
また、前記カバーの取付部38には、図3、図7に示すように、その四隅に、ケース12の第1〜第4位置決め固定壁31〜34にそれぞれ対向する第1〜第4位置決め固定片41〜44(本発明に係る係止片に相当)が延設され、当該カバー13と一体に構成されている。なお、これらの位置決め固定片41〜44は、前記各位置決め固定壁31〜34と同様、いずれも同形状に構成されるていことから、その構成については、便宜上、図7〜図9の図示に基づいて、第1位置決め固定片41についてのみ、以下に説明する。
Further, as shown in FIGS. 3 and 7, the
すなわち、前記第1位置決め固定片41は、図7に示すように、前記取付面26に対してほぼ直角に折れ曲がるように立設され、その外側面41aが第1位置決め固定壁31に係る固定壁37の内側面37aと対向し、相互に面接触するような構成となっている。さらに、この第1位置決め固定片41の両側部には、第1、第2位置決め壁35,36にそれぞれ係合可能な第1、第2係合溝45a,45bが切欠形成されており、該各係合溝45a,45bが前記各位置決め壁35,36と係合することで、その対角に位置する第3位置決め固定片43と共にカバー13の水平方向の移動を規制し、これによって、ケース12に対するカバー13の位置決めが行えるようになっている。
That is, as shown in FIG. 7, the first positioning and fixing
また、前記第1位置決め固定片41の外側面41aには、前記固定壁37の係止溝37bに係止可能に構成された係止突起41bが突出形成されている。そして、この係止突起41bは、図8、図9に示すように、前記係止溝37bに嵌入され当該係止溝37bに係止することで、その対角に位置する第3位置決め固定片43と共にカバー13の鉛直方向の移動を規制し、これによって、ケース12に対してカバー13を固定(仮固定)することが可能となっている。
Further, a locking
ここで、前記係止突起41bは、断面がほぼ円弧状となるように形成されると共に、その中心から取付部38の下面38aまでの距離L3(以下、「係止突起41bのオフセット量」という。)が、前記固定壁37における係止溝37bの中心から取付面26までの距離L4(以下、「係止溝37bのオフセット量」という。)よりも小さくなるように、つまり当該係止溝37bのオフセット量L4との間において「L3<L4」の関係が成立するように設定され、ケース12とカバー13を組み付けた状態において、ケース12の取付面26とカバー13の取付部38(その下面38a)との間に、所定の隙間L5(L4−L3)が形成されるように構成されている。さらに、この隙間L5は、シール溝27内における固定用突条39との隙間L6と同じか又はこれよりも小さくなるように、つまり当該隙間L6との間において「L5≦L6」の関係が成立するように設定されている(図10、図11参照)。なお、前記係止突起41bについては、前記係止溝37bと共にその断面がほぼ矩形状となるように形成されていてもよく、前記係止溝37bとの間で係合可能な関係を有する形状であれば、その形状は特に限定されるものではない。
Here, the locking
このような構成から、カバー13は、図8に示すように、固定用突条39が予めシール溝27に充填された接着剤30中へ進入することで、シール溝27内の接着剤30が前記隙間L5内へと押し出されて、当該シール溝27近傍におけるケース12の取付面26とカバー13の取付部38下面38aとの間に接着剤30の一部が充填されるようになっている。
As shown in FIG. 8, the
ここで、前記隙間L5については、図10に通常に設定した場合を、図11に最小に設定した場合をそれぞれ現しているが、当該図示の間隔に限定されるものではなく、ケース12の取付面26とカバー13の取付部38の下面38aとの間に接着剤30が流入可能な程度の間隔を有していれば、前記「L5≦L6」となる範囲内で任意に設定可能である。なお、前記隙間L5の上限値をL6に設定した根拠については、当該隙間L5がL6よりも大きくなった場合には、後述する接着剤30への加圧作用が十分に得られず、シール溝27及び固定用突条39と接着剤30との十分な圧接が図れない可能性があり、これによって、ケース12とカバー13の良好な接着性が確保できないおそれがあるからである。
Here, regarding the gap L5, the case where it is normally set in FIG. 10 and the case where it is set to the minimum in FIG. 11 are shown respectively. However, the gap L5 is not limited to the illustrated interval. As long as the adhesive 30 has an interval that allows the adhesive 30 to flow between the
さらに、前記第1位置決め固定片41には、図9に示すように、その基端側に有する折曲部41dの外側に、いわゆる面取りにより形成された円弧状隅部41cが構成されている。かかる構成とすることで、ケース12にカバー13を組み付ける際に、前記円弧状隅部41cが前記固定壁37のテーパ面37c上を滑降することによって、その対角に設けられる第1位置決め固定片43と共に、カバー13の水平方向位置をケース12の中央側へと導く(ガイドする)、当該カバー13のいわゆるセンタリングを行うことが可能となっている。なお、この際に、前記折曲部41dの外側に前記円弧状隅部41cを設けたことで、当該折曲部41dとテーパ面37cとの滑らかな接触が得られ、これによって、カバー13の円滑なセンタリングに供される。
Further, as shown in FIG. 9, the first positioning and fixing
また、前記カバー13にて第1、第2側壁13b,13cに隣接する取付部38の側部には、前記第1、第2ブラケット28,29の係合溝28b,29bに対応する第1、第2係合突起46a,46bが、それぞれ当該取付部38の厚さ幅方向に沿って突設されている。これにより、前述のようなカバー13の誤組み付け防止が図れる。
Further, the first side corresponding to the
さらに、前記カバー13の天井壁13aには、図1、図3に示すように、ケース12側に設けられている窓部21のような比較的大きな開口や各放熱フィン25a,25bのようなひれ状の突部は形成されていないものの、前記窓部21に比べて十分に小さい開口部であるほぼ円形の呼吸孔47が貫通形成されている。この呼吸孔47の外側開口端部には、当該カバー13とケース12とによって構成される筐体CSの内外圧力差の調整に供する呼吸フィルタ48が配設されている。なお、前記呼吸孔47の外周縁部には、いわゆる堰塞壁49が全周に亘って立設されることで、前記筐体CS内への水の侵入が抑制可能となっている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 3, the
次に、以上のように構成された電子制御装置10の組立について説明すれば、まず、図3に示すように、ケース12の前記各放熱用台座23a,23b上に前記各放熱シート24a,24bを貼着して、回路基板11にコネクタ15をビス20によって取付固定した後、この回路基板11を、コネクタ15の前記各接続口16〜18を窓部21に挿通させつつケース12の基板固定部22の支持面22a上に載置して、図外のビスをもってケース12に固定する。
Next, the assembly of the
そして、この回路基板11が取り付けられたケース12のシール溝27内に接着剤30を充填した後、当該ケース12にカバー13を被嵌する。具体的には、カバー13の前記各係合突起46a,46bがケース12の前記各係合溝28b,29bと係合可能となるようにカバー13の向きを調整し、当該両者12,13の四隅を合わせるように、つまりカバー13の前記各位置決め固定片41〜44の下端部外側をケース12の前記各位置決め固定壁31〜34の上端部内側に当接させるかたちで、カバー13を前記取付部38側からケース12上に載置する。
Then, after filling the
すると、前記カバー13は、図9にて仮想線で示すように、前記各位置決め固定片41〜44の円弧状隅部41c…が前記各位置決め固定壁31〜34のテーパ面37c…上を滑降することで、ケース12の中央側へと自動的に案内され、ケース12に対しカバー13をセンタリングすることができる。続いて、このセンタリングが完了した状態でカバー13を下方へ押し込むことにより、図9にて実線で示すように、前記各位置決め固定片41〜44と前記各位置決め固定壁31〜34との係合構造をもって、ケース12に対するカバー13の水平方向についての位置決めがなされる。これにより、カバー13側の固定用突条39の先端がシール溝27の幅方向中央付近に臨むことになる。
Then, as shown by phantom lines in FIG. 9, the
そして、この位置決めされた状態で、カバー13をさらに下方へ押し込むことによって、図8にて仮想線で示すように、前記各位置決め固定片41〜44の係止突起41b…が前記各位置決め固定壁31〜34の内側面37a…により押し退けられ、当該各位置決め固定片41〜44が内側へ弾性変形した状態で前記各係止突起41b…が前記各内側面37a…を摺動することとなって、前記各係止溝37b…の位置に到達したところで、図8にて実線で示すように、前記弾性変形に基づく復元力をもって当該各係止突起41b…がそれぞれ前記各係止溝37b…内に嵌合し係止することとなる。すると、かかる係止構造によって、ケース12に対するカバー13の鉛直方向の移動が規制されて、当該カバー13がケース12に固定される。
Then, by pushing the
ここで、本実施形態では、前記カバー13を樹脂製としているため、成形時にいわゆる反り変形を生じてしまう可能性があるが、前記ケース12の取付面26とカバー13の取付部38下面38aとの間に前記隙間L5を設けることで、カバー13に前記反り変形が生じて当該カバー13の取付部38が下方へ膨出してしまったとしても、これを前記隙間L5によって吸収することができ、これによって、前記各係止溝37bと前記各係止突起41bとによる前記係止固定を良好に行うことが可能となっている。換言すれば、前記隙間L5がないとすると、カバー13に前記反り変形が生じてしまっている場合には、前述のようにして下方へ膨出したカバー13の取付部38がケース12の取付面26と干渉して前記係止固定が適切に行われない可能性があるが、本実施形態では、かかる不都合を回避することができる。
Here, in the present embodiment, since the
また、前述のケース12に対するカバー13の押し込みに伴い、当該カバー13の固定用突条39がシール溝27内の接着剤30の中へと進入し、前記各係止突起41b…が前記各係止溝37b…に係止することで、当該固定用突条39が接着剤30中に浸漬した状態のまま保持されることとなる。
Further, as the
この際、本実施形態では、前記「L1≦L2」の関係から、前記カバー13の位置決め以後に固定用突条39がシール溝27内の接着剤30中へ進入する構成となっているため、当該固定用突条39は、前記カバー13の位置決めによって、シール溝27の内壁から前記隙間L6を確保した状態で、この接着剤30表面(シール溝27の開口面)に対してほぼ垂直に進入することとなる。これによって、当該固定用突条39の接着剤30中への進入時に、この固定用突条39が接着剤30を掻き出してしまうといった不具合の発生を抑制することに供される。
At this time, in the present embodiment, because of the relationship of “L1 ≦ L2”, the fixing
また、本実施形態では、前記「L3<L4」の関係から、ケース12の取付面26とカバー13の取付部38の下面38aとの間に所定の前記隙間L5が設けられると共に、当該隙間L5が前記「L5≦L6」の条件を満たすように構成されていることから、固定用突条39が接着剤30の中へ進入することによって押し出された接着剤30の一部が隙間L6に対し比較的小さな隙間L5内へと押し込まれることによって、当該シール溝27内における接着剤30に圧力が作用することとなる(以下、「接着剤30への加圧作用」という。)。すると、これにより、接着剤30がシール溝27の内面及び固定用突条39の外面に圧接することとなって当該シール溝27及び固定用突条39と接着剤30との密着性が高められることから、この結果、当該シール溝27及び固定用突条39に対する接着剤30の塗れ馴染み性が向上することとなる。
In the present embodiment, due to the relationship of “L3 <L4”, the predetermined gap L5 is provided between the
さらには、前記隙間L5を設けたことで、前述のようにケース12とカバー13の係止固定(仮固定)を良好に行えることから、当該両者12,13と接着剤30との間における適切な密着が図れ、これによって、接着剤30による良好なシール性(防水性)の確保にも供される。
Furthermore, since the clearance L5 is provided, the
このようにして、前記ケース12にカバー13が仮固定された後、前記係止構造をもって固定用突条39が接着剤30中に進入した状態のまま保持されることで、所定時間の経過後に接着剤30が硬化し、ケース12とカバー13とが完全に固定されることとなり、これをもって、前記電子制御装置10の組立が完了する。
In this way, after the
以上のように、本実施形態に係る電子制御装置10によれば、回路基板11を収容固定するケース12を金属材料によって形成すると共に、回路基板11の被覆に供するカバー13を樹脂材料によって形成することとしたため、筐体CS全体を金属材料によって形成していた従来に比べて、当該筐体CSに係る重量の低減化に供され、装置10の軽量化を図ることができる。そして、この構成を採用するにあたり、コネクタ15を外部へ臨ませるための窓部21や、発熱性の高い各電子部品14a,14bの放熱に供する前記各放熱用台座23a,23bを、剛性が高く放熱性に優れた金属材料からなるケース12に集約して配置するようにしたため、装置10としての十分な剛性及び放熱性を確保することができる。
As described above, according to the
なお、前記筐体CS内の圧力調整に供する呼吸孔47については、樹脂材料からなるカバー13に設けることとしたが、当該呼吸孔47は前記窓部21等に比べて十分に小さい開口部であることから、当該カバー13の剛性を極端に低下させるおそれもない。そればかりか、この呼吸孔47の周縁部には水分が作用することから、当該呼吸孔47を金属材料からなるケース12側ではなく樹脂材料からなるカバー13側に配置することにより、当該呼吸孔47の腐食のおそれもなく、装置10の耐久性の向上にも供される。
Although the
さらに、樹脂材料によって形成したカバー13については、単なる蓋形状とするのではなく、前記天井壁13aとその周縁部に立設した前記各側壁13b〜13eとによって構成されるいわゆる箱形状としたことで、カバー13自体の剛性の向上が図れ、当該カバー13の熱影響による反り変形についても抑制することができる。したがって、かかる観点からも、装置10の耐久性の向上に寄与することができる。
Furthermore, the
また、従来では、複数のビスを使用してケース12とカバー13とを仮固定していたところ、本実施形態では、ケース12の少なくとも一対の前記各位置決め固定壁31〜34に前記各係止溝37b…を設けると共に、カバー13の前記各位置決め固定片41〜44に、前記各係止溝37b…に係止可能な前記各係止突起41b…を設けることとして、樹脂材料からなるカバー13の弾性を利用したいわゆるスナップフィット構造をもってケース12とカバー13を係止固定可能に構成したことから、当該両者12,13の仮固定を容易に行うことができる。これにより、装置10の組立作業性のさらなる向上が図れると共に、従来のように複数のビスを使用することがない分、装置10のさらなる軽量化にも貢献できる。
Conventionally, the
さらには、かかる従来のビス止めを廃止することにより、特にケース12側のねじ穴の加工も不要になるため、当該加工工数の低減化による生産性の向上及びコスト低減も図れる。
Furthermore, by eliminating the conventional screw fixing, it is not necessary to process the screw hole particularly on the
また、前記スナップフィット構造を採用するにあたり、前記「L1≦L2」の関係から、前記各位置決め固定壁31〜34と前記各位置決め固定片41〜44との係合によってケース12に対するカバー13の位置決めを行いながら固定用突条39をシール溝27内の接着剤30中へと進入させる構成となっていることから、当該固定用突条39を、接着剤30表面(シール溝27の開口面)に対し、適切な幅方向位置にてほぼ真っ直ぐに進入させることができる。これにより、ケース12とカバー13の接合(組立)時において、固定用突条39が接着剤30中へ進入する際に、当該固定用突条39が接着剤30を掻き出してしまうといった不具合の発生も抑制され、装置10についての容易かつ適切な組立に供される。
Further, in adopting the snap-fit structure, the positioning of the
さらに、前記位置決め構造を採用するにあたり、前記各位置決め固定壁31〜34の上端部内側に前記各テーパ面37c…を設けたことから、該各テーパ面37c…によって、カバー13をケース12の中央側に誘導することが可能となる。これにより、前記各位置決め固定壁31〜34による当該カバー13の位置決めを容易に行うことができ、装置10の組立作業性の向上も図れる。
Further, in adopting the positioning structure, since the tapered
また、本実施形態では、前記「L3<L4」の関係から、ケース12の取付面26とカバー13の取付部38の下面38aとの間に所定の前記隙間L5を設けると共に、当該隙間L5が前記「L5≦L6」の条件を満たすように構成したことから、固定用突条39をシール溝27内の接着剤30中へ進入させた際に生ずる当該隙間L5による前記接着剤30への加圧作用によって、ケース12とカバー13の間における当該接着剤30の塗れ馴染み性の向上が図れる。これによって、ケース12とカバー13を強固に接着できると共に、当該両者12,13間における高いシール性を確保することが可能となり、この結果、装置10の耐久性のさらなる向上にも供される。
Further, in the present embodiment, due to the relationship of “L3 <L4”, the predetermined gap L5 is provided between the
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば回路基板11をカバー13に取付固定し、該カバー13に窓部21や前記各放熱用台座23a,23bを設けることとして、図12に示すように、当該カバー13を金属材料によって形成し、ケース12を樹脂材料によって形成することとしてもよい。換言すれば、前記窓部21や前記各放熱用台座23a,23bが設けられた、回路基板11の固定対象となる部材が金属材料で形成されていれば、それがケース12であるかカバー13であるかは問わない。
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment. For example, the
また、前記各位置決め固定壁31〜34については、前記実施形態においてケース12の四隅に配置する構成となっているが、これらの各位置決め固定壁31〜34は、第1位置決め固定壁31と第3位置決め固定壁33、第2位置決め固定壁32と第4位置決め固定壁34、といった対角に向き合う各壁同士が対になって機能するものであって、2対あれば安定性が向上する点で有利ではあるものの、少なくとも一対あれば前記位置決め作用を得ることができる。よって、必ずしも前記各隅部に設ける必要はなく、例えば電子制御装置10の仕様や搭載される自動車の仕様等に応じて自由に変更することができる。
In addition, the
さらに、これら一対の前記各位置決め固定壁31〜34は、前記実施形態のように必ずしもケース12の隅部に設けられている必要はなく、例えば図13、図14に示すように、当該各位置決め固定壁31〜34をケース12の前記各側壁12b〜12eに設け、これに合わせて、カバー13の前記各側壁13b〜13eに一対の前記各位置決め固定片41〜44を設けることとしてもよい。換言すれば、前記各位置決め固定壁31〜34と前記各位置決め固定片41〜44とによって構成される係止手段は、その位置についても、電子制御装置10の仕様ないし搭載される自動車の仕様等に応じて自由に変更可能である。
Further, the pair of
また、本実施形態では、前記各放熱フィン23a,23bを、前記底壁12aの長手方向、つまり前記各放熱用台座23a,23bの短辺方向に沿って設けることとしたが、図15に示すように、前記各放熱用台座23a,23bの長辺方向に沿って設けることも可能である。すなわち、前記各放熱フィン25a,25bの向きや大きさ等は、前記各電子部品14a,14bの発熱量等、電子制御装置10の仕様ないし搭載される自動車の仕様等に応じて任意に選択することができ、当該実施形態の構成に限定されるものではない。
Further, in the present embodiment, the
以下、前記実施形態から把握される特許請求の範囲に記載した以外の技術的思想について説明する。
(1) 前記第2部材に、前記筐体の内外の圧力差を調整する呼吸孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
Hereinafter, technical ideas other than those described in the scope of claims understood from the embodiment will be described.
(1) The electronic control device according to any one of claims 1 to 4, wherein the second member is provided with a breathing hole for adjusting a pressure difference between the inside and outside of the housing.
かかる構成によれば、前記呼吸孔の周縁部には水分が作用することから、該呼吸孔を金属製の第1部材ではなく樹脂製の第2部材に配置することによって、腐食のおそれがなく、装置の耐久性の向上にも供される。なお、この呼吸孔は、比較的小さい開口部であることから、樹脂製の第2部材に設けたとしても、該第2部材の剛性を極端に低下させてしまうおそれもない。 According to such a configuration, since moisture acts on the peripheral edge of the breathing hole, there is no risk of corrosion by disposing the breathing hole on the resin second member instead of the metal first member. It is also used to improve the durability of the device. In addition, since this breathing hole is a comparatively small opening part, even if it provides in the resin-made 2nd member, there is no possibility that the rigidity of this 2nd member will be reduced extremely.
11…回路基板
12…ケース(第1部材)
13…カバー(第2部材)
14a…発熱性の高い電子部品(高発熱部品)
14b…発熱性の高い電子部品(高発熱部品)
15…コネクタ
21…窓部
23a…第1放熱用台座
23b…第2放熱用台座
25a…第1放熱フィン
25b…第2放熱フィン
47…呼吸孔
48…呼吸フィルタ
CS…筐体
11 ...
13 ... Cover (second member)
14a ... Electronic parts with high heat generation (high heat generation parts)
14b ... Electronic parts with high heat generation (high heat generation parts)
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該筐体の内部に収容固定され、その表裏面の一方又は両方に所定の電子部品が実装された回路基板と、
該回路基板に接続され、前記筐体の外部へと臨むように配設されるコネクタと、を備え、
前記第1部材に、前記回路基板に搭載された高発熱部品が近接配置されると共に、前記コネクタを外部へ臨ませる窓部が設けられていることを特徴とする電子制御装置。 A housing that is constituted by a first metal member and a second resin member, and is assembled with a sealing material interposed between the two members;
A circuit board that is housed and fixed inside the housing and on which one or both of the front and back surfaces are mounted with predetermined electronic components;
A connector connected to the circuit board and disposed so as to face the outside of the housing;
The electronic control device according to claim 1, wherein a high heat-generating component mounted on the circuit board is disposed close to the first member, and a window portion that faces the connector to the outside is provided.
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