JP2012069280A - 電池加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池の加熱を行う際に、蓄電池およびその周辺機器への大電流が流れることを抑制しつつ、蓄電池を充分に昇温可能な電池加熱装置を提供する。
【解決手段】蓄電池2と熱的に接触して配置され、通電により発熱する抵抗体10と、蓄電池2の温度を検出する電池温度センサ51と、蓄電池2の入出力電圧を変圧するDC−DCコンバータ3と、DC−DCコンバータ3の作動を制御する制御装置5と、を備え、抵抗体10は、自身の温度の低下に伴って抵抗値が増加する温度抵抗特性を有し、蓄電池2に対して電気的に直列接続されており、制御装置5は、電池温度センサ51の検出値が予め設定された基準温度よりも低い場合に、DC−DCコンバータ3を作動させて、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、充放電可能な蓄電池を加熱する電池加熱装置に関する。
従来、蓄電手段である蓄電池は、温度の低下に伴って内部抵抗が増加するといった特性を有し、温度低下によって蓄電池の内部抵抗が増加すると、電池の充放電性能が低下するといった問題がある。
この問題の対策として、蓄電池の温度が低い条件下において、蓄電池の内部抵抗のジュール損(発熱)を利用して、蓄電池を昇温させる電池加熱装置が種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
具体的には、特許文献1の電池加熱装置は、蓄電池、蓄電池の定格電圧を要求される出力に応じて変圧するコンバータ、電気負荷の要求出力を演算する演算手段等、コンバータを制御する制御手段等を備えて構成されている。そして、蓄電池の温度が所定温度以下である場合には、電池負荷の要求出力が小さく、コンバータによる変圧が必要ない条件であっても、蓄電池の定格電圧を最大昇圧値まで昇圧させることで、蓄電池の内部抵抗のジュール損(発熱)を増大させて蓄電池の温度を昇温させるようにしている。
また、特許文献2の電池加熱装置は、蓄電池およびキャパシタを並列接続してなる蓄電部と、蓄電部での充放電を制御する制御手段とを備え、蓄電部のキャパシタに対してインダクタを直列接続する構成としている。そして、蓄電部での充放電を行う際に、キャパシタおよびインダクタ側のインピーダンスを大きくし、蓄電池に流れる電流値を増大させることで、蓄電池の内部抵抗のジュール損(発熱)を増大させて蓄電池の温度を昇温させるようにしている。
特開2008−109778号公報 特開2003−274565号公報
ところで、特許文献1、2に記載の電池加熱装置の如く、蓄電池へ供給する電流を増大させて蓄電池を昇温させる構成では、蓄電池を昇温させる際に、蓄電池以外の電気部品(例えば、配線、各種素子)に大電流が流れることとなり、蓄電池の加熱に寄与しない損失が増大してしまうといった問題がある。また、蓄電池、およびその周辺機器へ大電流が流れると、蓄電池およびその周辺機器の劣化、寿命の低下を招く虞があり、好ましくない。
本発明は上記点に鑑みて、蓄電池の加熱を行う際に、蓄電池およびその周辺機器への大電流が流れることを抑制しつつ、蓄電池を充分に昇温可能な電池加熱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、充放電可能な蓄電池(2)を加熱する電池加熱装置であって、蓄電池(2)と熱的に接触して配置され、通電により発熱する抵抗体(10)と、蓄電池(2)の温度を検出する電池温度検出手段(51)と、蓄電池(2)の入出力電圧を変圧する電力変圧手段(3)と、電力変圧手段(3)の作動を制御する電力制御手段(50)と、を備え、抵抗体(10)は、抵抗体(10)の温度の低下に伴って抵抗値が増加する温度抵抗特性を有して構成されると共に蓄電池(2)に対して電気的に直列接続されており、電力制御手段(50)は、電池温度検出手段(51)の検出値が予め設定された基準温度よりも低い場合に、電力変圧手段(3)を作動させて、蓄電池(2)と電力変圧手段(3)との間で充放電を繰り返すことを特徴とする。
これによると、蓄電池(2)の温度が基準温度よりも低い場合に抵抗体(10)の抵抗値が上昇するので、蓄電池(2)と電力変圧手段(3)との間で充放電を繰り返すことで、蓄電池(2)側への電流を増大させなくとも、抵抗値が上昇した抵抗体(10)に電流が流れ、充分な発熱量を得ることができる。これにより、抵抗体(10)の温度が上昇し、抵抗体(10)に熱的に接触する蓄電池(2)が昇温して加熱される。
従って、蓄電池(2)の加熱を行う際に、蓄電池(2)およびその周辺機器への大電流が流れることを抑制しつつ、抵抗体(10)の発熱量を確保することができ、蓄電池(2)を充分に昇温させることができる。この結果、蓄電池(2)の加熱に寄与しない損失の増大、蓄電池(2)およびその周辺機器の劣化、蓄電池(2)およびその周辺機器における寿命の低下の抑制を図ることができる。
ここで、蓄電池(2)に抵抗体(10)を直列接続すると、抵抗体(10)の存在によって蓄電池(2)側の抵抗が増大するため、蓄電池(2)の充放電性能の低下や蓄電池(2)が過加熱されてしまうことが懸念される。
これに対して、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電池加熱装置において、抵抗体(10)は、抵抗体(10)の温度が所定の転移温度域を超えると急激に抵抗値が低下するように構成されており、転移温度域は、基準温度よりも低い温度域であることを特徴とする。
これによると、蓄電池(2)の加熱等によって蓄電池(2)の温度が基準温度を超えて上昇した場合、基準温度よりも転移温度域が低い抵抗体(10)の抵抗値は、急激に低下しているので、抵抗体(10)の存在により蓄電池(2)の充放電性能の低下や蓄電池(2)が過加熱されてしまうことを抑制することができる。
ところで、抵抗体(10)の転移温度域を基準温度よりも低い温度域とすると、蓄電池(2)の温度が抵抗体(10)の転移温度域よりも高く、且つ、基準温度より低い温度である場合には、抵抗体(10)の抵抗値が急激に低下しているため、蓄電池(2)側に流れる電流が一時的に増加してしまう虞がある。
そこで、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の電池加熱装置において、電力制御手段(50)は、蓄電池(2)の温度が転移温度域よりも高く、且つ、基準温度より低い温度である場合に、蓄電池(2)の温度が転移温度域より低い場合に対して、蓄電池(2)と電力変圧手段(3)との間における充放電の周期を変更することを特徴とする。
これによると、蓄電池(2)の温度が抵抗体(10)の転移温度域よりも高く、且つ、基準温度より低い温度である場合には、蓄電池(2)の温度が転移温度域よりも低い場合に対して、蓄電池(2)と電力変圧手段(3)との間の充放電を繰り返す周期を変更することで、蓄電池(2)の内部抵抗を一時的に増大させることができる。この結果、抵抗体(10)の抵抗値が低下している状態における蓄電池(2)側に流れる電流量の増大を抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項2に記載の電池加熱装置において、電力制御手段(50)は、蓄電池(2)の温度が転移温度域より高く、且つ、基準温度より低い温度である場合に、蓄電池(2)の温度が転移温度域より低い場合に比べて、電力変圧手段(5)と蓄電池(2)との間を流れる電流を所定の電流以下となるように電力変圧手段(3)の作動を制御するように構成してもよい。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電池加熱装置において、蓄電池(2)は、複数の蓄電素子(20)、複数の蓄電素子(20)同士を接続する接続手段(22)、および蓄電素子(20)それぞれに設けられた端子電極(21)を含んで構成され、抵抗体(10)は、少なくとも端子電極(21)、接続手段(22)、および蓄電素子(20)の内部のうちいずれか1つに設けられていることを特徴とする。
これによれば、抵抗体(10)と蓄電池(2)とを接続する手段の簡素化を図ることが可能となる。また、低温時に充放電特性の低下要因となる蓄電素子(20)と、抵抗体(10)との温度差を縮小し、加熱効率を向上させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の電池加熱装置の概略構成図である。 第1実施形態の蓄電池の構造を説明するための説明図である。 第1実施形態の抵抗体の温度抵抗特性を説明する特性図である。 第1実施形態の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 抵抗体の配置形態の変形例を説明するための説明図である。 抵抗体の配置形態の変形例を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本実施形態の電池加熱装置1の概略構成図である。
本実施形態の電池加熱装置1は、電気自動車(ハイブリッド車両、燃料電池車両を含む。)に搭載される走行用電動モータ(図示略)等を駆動するための蓄電池2を加熱する加熱装置である。
蓄電池2は、充放電可能な二次電池で構成され、走行用電動モータにて回生された電力(回生エネルギ)を蓄えると共に、蓄えた電力を走行用電動モータ等の電気負荷に供給するものであり、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池等を用いることができる。なお、蓄電池2は、自身の温度低下によって内部抵抗が増加する特性を有しており、温度低下に伴って電池の充放電性能が低下する。蓄電池2の詳細については後述する。
蓄電池2と走行用電動モータとの間には、DC−DCコンバータ3、インバータ4が接続されており、走行用電動モータには、モータ駆動用の電源である蓄電池2からDC−DCコンバータ3、インバータ4等を介して電力が供給される。
DC−DCコンバータ3は、蓄電池2から出力された電圧、又はインバータ4から出力された電圧である入出力電圧を変圧する電力変圧手段である。本実施形態のDC−DCコンバータ3は、蓄電池2とインバータ4との間に配置された平滑コンデンサ31、第1スイッチング素子32、第2スイッチング素子33、電流変化を妨げるインダクタ34等で構成されている。
平滑コンデンサ31は、蓄電池2から供給された電力、またはインバータ4から供給された電力を平滑化するために電力を一旦蓄積するものである。平滑化された電力は、蓄電池2またはインバータ4に出力される。
第1スイッチング素子32および第2スイッチング素子33は、後述する制御装置5からの制御信号に応じてオン・オフが繰り返される絶縁ゲートバイポーラトランジスタIGBTである。なお、後述する制御装置5から制御信号によりオン・オフが繰り返されると、DC−DCコンバータ3の出力電圧は、入力電圧を昇圧させた値となる。
インバータ4は、走行用モータを駆動させたり、走行用モータの駆動力を電力に回生させたりする制御回路である。インバータ4は、走行用モータを車両の駆動源として用いる場合、DC−DCコンバータ3を介して蓄電池2から供給された直流電力を交流電力に変換して走行用モータに供給する。一方、インバータ4は、走行用モータを発電機として用いる場合、走行用モータで発電した交流電力を直流電流に変換し、DC−DCコンバータ3を介して蓄電池2に供給する。
次に、本実施形態の蓄電池2の詳細について図2に基づいて説明する。図2は、本実施形態の蓄電池2の構造を説明するための説明図であり、(a)が蓄電池2の模式的な分解斜視図を示し、(b)がセル20の模式的な分解斜視図を示している。
図2に示すように、本実施形態の蓄電池2は、基本単位となる複数のセル(蓄電素子)20同士(蓄電素子同士)が、互いの端子電極21に設けられた接続手段であるバスバー22を介して電気的に直列接続されており、組電池として機能する。
各セル20は、正極材201と負極材202とセパレータ203を介して交互に積層された積層体で構成されている。各正極材201には、それぞれ正極端子201aが設けられ、正極材201の一方の端部の正極端子201aが電力を入出力する正極側集電体201bを構成している。同様に、各負極材202には、それぞれ負極端子202aが設けられ、負極材202の一方の端部の負極端子202aが電力を入出力する負極側集電体202bを構成している。
本実施形態のセル20における正極側集電体201bおよび負極側集電体202bそれぞれに、温度低下に伴って抵抗値が増大する温度抵抗特性(負の温度抵抗特性)を有し、通電により発熱する抵抗体10が設けられている。すなわち、本実施形態では、蓄電素子であるセル20の内部に抵抗体10を設ける構成としている。
抵抗体10は、セル20に熱的に接触して配置されると共に、各集電体201b、202bに電気的に直列に接続されており、セル20に電流が流れると、抵抗体10に電流が流れて発熱する。
具体的には、本実施形態の抵抗体10は、遷移金属酸化物により構成される半導体であって、図3に示す温度抵抗特性を有するCTRサーミスタ(Critical Temperature Coefficient thermistor)で構成されている。なお、本実施形態の抵抗体10は、図3に示すように、抵抗値が急激に変化する温度範囲(転移温度域)が、例えば、氷点温度(0℃)前後となるCTRサーミスタを採用している。
図1に戻り、本実施形態の電気制御部について説明する。制御装置(ECU)5は、CPU、ROM、RAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された各種制御機器の作動を制御する。なお、出力側に接続される各種制御機器としては、DC−DCコンバータ3、インバータ4等がある。
また、制御装置5の入力側には、蓄電池2の電池温度Tbを検出する電池温度検出手段である電池温度センサ51、蓄電池2の両端電圧Vbatを検出する電圧検出手段である電池電圧センサ52、蓄電池2を流れる電流Ibatを検出する電流検出手段である電池電流センサ53が接続されている。制御装置5には、各種制御機器からの要求電力信号や、電池温度センサ51、電池電圧センサ52、電池電流センサ53の各検出信号が入力される。
ここで、制御装置5は、DC−DCコンバータ3の作動を制御する制御手段としての機能を有しており、DC−DCコンバータ3の作動の制御によって、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電が可能となっている。なお、本実施形態では、特に、制御装置5におけるDC−DCコンバータ3の作動を制御するハードウェアおよびソフトウェアを電力制御手段50とする。
制御装置5による蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間の充放電制御について簡単に説明すると、当該充放電制御時には、制御装置5は、DC−DCコンバータ3における各スイッチング素子32、33をオン・オフのタイミングをずらし、それぞれを高周波数でスイッチングする。
第2スイッチング素子33がオン(第1スイッチング素子32がオフ)されることにより、蓄電池2からのエネルギがインダクタ34に蓄えられる。そして、第2スイッチング素子33がオフ(第1スイッチング素子32がオン)されると、インダクタ34内のエネルギが平滑コンデンサ31に放電される。
また、第1スイッチング素子32がオン(第2スイッチング素子33がオフ)されることにより平滑コンデンサ31に充電されたエネルギはインダクタ34に蓄えられる。そして、第1スイッチング素子32がオフ(第2スイッチング素子33がオン)されると、インダクタ34内のエネルギが蓄電池2に放電される。
このように、各スイッチング素子32、33のスイッチングにより、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間の充放電が可能となる。
ここで、本実施形態の電池加熱装置1は、蓄電池2を加熱する抵抗体10、蓄電池2の入出力電圧を変圧させる電力変圧手段としてのDC−DCコンバータ3、電池温度センサ51、DC−DCコンバータ3の作動を制御する制御装置5の電力制御手段50で構成されている。
次に、本実施形態の制御装置5が実行する電池加熱制御について図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態の制御装置5が実行する電池加熱制御の流れを示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートは、制御装置5が車両走行を行うためのメインルーチンのサブルーチンとして所定の制御周期毎に実行される。
まず、各種制御機器の要求電力信号、および電池温度センサ51、電池電圧センサ52、電池電流センサ53等の検出信号を読み込む(S10)。
続いて、電池温度センサ51で検出した蓄電池2の電池温度Tbが、予め抵抗体10の転移温度域よりも高い温度(図3参照)に設定された基準温度To以上であるか否かを判定する(S20)。なお、本実施形態の基準温度Toは、蓄電池2の充放電性能が充分に発揮可能な状態と推定される温度の下限温度(例えば、15℃)に設定されている。
S20の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが基準温度To以上と判定された場合(S20:YES)には、蓄電池2の充放電性能が低下する状態ではなく、蓄電池2を加熱する必要がないと判断できるので、電池加熱制御処理を終了してメインルーチンに戻る。
一方、S20の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが基準温度Toより低いと判定された場合(S20:NO)には、蓄電池2の充放電性能が低下する状態と推定でき、蓄電池2を加熱する必要があると判断できるので、S30に移行する。
S30の処理では、S10に読み込んだ各種制御機器の要求電力信号、各センサ51〜53の検出信号に基づいて、蓄電池2の充放電パターン、すなわちDC−DCコンバータ3における各スイッチング素子32、33のオン・オフのタイミング(周波数)および振幅を設定する。例えば、まず、電池電圧センサ52および電池電流センサ53の検出信号に基づいて、蓄電池2の電池容量SOC(State Of Charge)を算出する。そして、蓄電池2の電池容量SOCおよび各種制御機器の要求電力信号に応じて蓄電池2の放電可能出力および充電可能出力を算出すると共に、充放電の切替え周期を決定すればよい。
次に、DC−DCコンバータ3およびインバータ4に対して、S30の処理で設定した充放電パターンに対応する制御信号を送信し(S40)、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返すパルス充放電を実行する(S50)。
S50におけるパルス充放電の実行により、蓄電池2に電流が流れると、抵抗体10にも電流が流れ、抵抗体10のジュール熱(発熱)により抵抗体10の温度が上昇して、抵抗体10と熱的に接触している蓄電池2が加熱されて昇温する。
次に、再び、電池温度センサ51で検出した検出値(蓄電池2の電池温度)を読み込み、読み込んだ蓄電池2の電池温度が基準温度To以上であるか否かを判定する(S60)。この結果、蓄電池2の電池温度が基準温度To以上であると判定された場合(S60:YES)には、蓄電池2を加熱する必要がないと判断できるので、電池加熱制御を終了してメインルーチンに戻る。一方、蓄電池2の電池温度が基準温度Toよりも低いと判定された場合(S60:NO)には、蓄電池2の加熱を継続する必要があると判断できるので、S40の処理に戻る。
以上説明した本実施形態の電池加熱装置1では、負の温度抵抗特性を有する抵抗体10を蓄電池2に電気的に直列接続すると共に、蓄電池2の温度が基準温度To以下の低い場合に、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返す構成としている。
これによれば、蓄電池2の温度が基準温度よりも低い場合に、抵抗体10の抵抗値が上昇するので、抵抗体10の抵抗値が上昇している期間に蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返すことで、蓄電池2側への電流を増大させなくとも、抵抗値が上昇した抵抗体10に電流が流れ、充分な発熱量を得ることができる。これにより、抵抗体10の温度が上昇し、抵抗体10に熱的に接触する蓄電池2が昇温して加熱される。
従って、蓄電池2の加熱を行う際に、蓄電池2およびその周辺機器への大電流が流れることを抑制しつつ、抵抗体10の発熱量を確保することができ、蓄電池2を充分に昇温させることができる。この結果、蓄電池2の加熱に寄与しない損失の増大や、蓄電池2およびその周辺機器の劣化や、蓄電池2およびその周辺機器における寿命の低下の抑制を図ることができる。
また、蓄電池2の加熱等によって蓄電池2の温度が基準温度Toを超えて上昇した場合、基準温度Toよりも低い転移温度域を有する抵抗体10の抵抗値は、急激に低下しているので、抵抗体10の存在により蓄電池2の充放電性能の悪化や蓄電池が過加熱されてしまうことを抑制することができる。
さらに、抵抗体10を蓄電池2のセル20の内部に設ける構成としているので、電池加熱装置1の構成を簡素な構成で実現することができる。また、低温時に充放電特性の低下要因となる電池セル20と、抵抗体10との温度差を縮小し、加熱効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態の制御装置5が実行する電池加熱制御の流れを示すフローチャートである。
上述の第1実施形態では、制御装置5が実行する電池加熱制御において、抵抗体10の転移温度域を基準温度Toよりも低い温度域としているが、蓄電池2の温度が抵抗体10の転移温度域よりも高く、且つ、基準温度Toよりも低い温度となる場合、抵抗体10の抵抗値が低下している状態で、蓄電池2に電流が流れることとなる。
このため、本実施形態では、制御装置5が実行する電池加熱制御において、抵抗値が低下した抵抗体10と、蓄電池2への電流の増加を抑えるようにしている。以下、具体的な手段を、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図5に示すように、S10において、各種制御機器の要求電力信号、各センサ51〜53等の検出信号を読み込んだ後、電池温度センサ51で検出した蓄電池2の電池温度Tbが、予め抵抗体10の転移温度域の範囲に設定された転移温度基準値T1以上であるか否かを判定する(S25)。なお、本実施形態の転移温度基準値T1は、転移温度域における中間温度(例えば、0℃)に設定されている。
S25の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが転移温度基準値T1以上と判定された場合(S25:YES)には、後述するS70の処理に移行する。
一方、S25の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが転移温度基準値T1より低いと判定された場合(S25:NO)には、蓄電池2の充放電性能が低下する状態と推定であって、抵抗体10の抵抗値が高い状態と判断できるので、S35に移行する。
S35の処理では、蓄電池2の第1充放電パターンを設定する。この第1充放電パターンには、S50においてパルス充放電を行う際の第1周波数および振幅が設定されている。
続いて、DC−DCコンバータ3およびインバータ4に対して、S35の処理で設定した第1充放電パターンに対応する制御信号を送信し(S45)、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返すパルス充放電を実行する(S50)。
S50におけるパルス充放電の実行により、蓄電池2に電流が流れると、抵抗体10にも電流が流れ、抵抗体10のジュール熱(発熱)により抵抗体10の温度が上昇して、抵抗体10と熱的に接触している蓄電池2が加熱されて昇温する。
次に、再び、電池温度センサ51で検出した蓄電池2の電池温度を読み込み、読み込んだ蓄電池2の電池温度が転移温度基準値T1以上であるか否かを判定する(S65)。この結果、蓄電池2の電池温度が転移温度基準値T1よりも低いと判定された場合(S65:NO)には、蓄電池2の加熱を継続する必要があると判断できるので、S45の処理に戻る。一方、蓄電池2の電池温度が転移温度基準値T1以上であると判定された場合(S65:YES)には、S70の処理に移行する。
S70では、蓄電池2の電池温度Tbが、予め抵抗体10の転移温度域よりも高い温度に設定された基準温度T2以上であるか否かを判定する。なお、本実施形態の基準温度T2は、蓄電池2の充放電性能が充分に発揮可能な状態と推定される温度の下限温度(例えば、15℃)に設定されている。なお、基準温度T2が高い温度に設定されると抵抗体10の抵抗値が低くなりすぎることから、基準温度T2と転移温度基準値T1との温度差が小さい方が好ましい。
S70の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが基準温度T2以上と判定された場合(S70:YES)には、蓄電池2の充放電性能が低下する状態ではなく、蓄電池2を加熱する必要がないと判断できるので、電池加熱制御処理を終了してメインルーチンに戻る。
一方、S70の判定処理の結果、蓄電池2の電池温度Tbが基準温度T2より低いと判定された場合(S70:NO)には、蓄電池2の充放電性能が低下する状態と推定でき、蓄電池2を加熱する必要があると判断できるので、S80に移行する。
ここで、S70の判定処理において、蓄電池2の電池温度Tbが基準温度T2より低いと判定された場合(S70:NO)、抵抗体10の温度が転移温度域を上回っており、抵抗体10の抵抗値が低下している状態と予想される。
このため、S80の処理では、第1充放電パターンにて設定された充放電の周波数と異なる第2充放電パターンを設定する。充放電の周波数を変更することで、周波数に寄与する蓄電池2の内部抵抗が一時的に増加するので、蓄電池2に流れる電流の急増による損失の増加を抑えることができる。なお、第2充放電パターンに設定する充放電の周波数は、第1充放電パターンにて設定された充放電の周波数よりも高い周波数としてもよいし、逆に低い周波数としてもよい。
次に、DC−DCコンバータ3およびインバータ4に対して、S80の処理で設定した第2充放電パターンに対応する制御信号を送信し(S90)、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間で充放電を繰り返すパルス充放電を実行する(S100)。この際、蓄電池2に流れる電流が流れることで、内部抵抗のジュール熱(発熱)より蓄電電池2自身が昇温する。
次に、再び、電池温度センサ51で検出した蓄電池2の電池温度を読み込み、読み込んだ蓄電池2の電池温度が基準温度T2以上であるか否かを判定する(S110)。この結果、蓄電池2の電池温度が基準温度T2以上であると判定された場合(S110:YES)には、蓄電池2を加熱する必要がないと判断できるので、電池加熱制御を終了してメインルーチンに戻る。一方、蓄電池2の電池温度が基準温度T2よりも低いと判定された場合(S110:NO)には、蓄電池2の加熱を継続する必要があると判断できるので、S90の処理に戻る。
以上説明した本実施形態によれば、蓄電池2の温度が抵抗体10の転移温度域(転移温度基準値)よりも高く、且つ、基準温度T2より低い温度である場合には、蓄電池2の温度が転移温度域よりも低い場合に対して、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間の充放電を繰り返す周期を変更しているので、蓄電池2の内部抵抗を増加させることができる。
これにより、抵抗体10の抵抗値が低下している状態における蓄電池2を流れる電流量の急増を抑制することができる。従って、蓄電池2の温度が抵抗体10の転移温度域(転移温度基準値)よりも高く、且つ、基準温度T2より低い温度である場合であっても、蓄電池2に大電流が流れてしまうことを抑制することができる。
なお、本実施形態では、蓄電池2の温度が抵抗体10の転移温度域よりも高く、且つ、基準温度T2より低い温度である場合に、蓄電池2とDC−DCコンバータ3との間の充放電の周期を変更することで、蓄電池2に流れる電流を制限しているが、これに限定されない。このような手段によらず、蓄電池2の温度が抵抗体10の転移温度域よりも高く、且つ、基準温度T2より低い温度である場合に、蓄電池2に流れる電流に上限値を設けて所定の電流以下に制限する構成であれば採用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、抵抗体10をセル20内部における各集電体201b、202bに設ける構成としているが、これに限定されない。例えば、図6に示すように、セル20内部における各正極端子201aおよび各負極端子202aに抵抗体10を設ける構成としてもよい。また、セル20内部に限らず、図7に示すように、各セル20の端子電極21に抵抗体10を設ける構成としたり、各セル20同士を接続する接続手段であるバスバー22に抵抗体10を設ける構成としたりしてもよい。また、セル20内部、バスバー22、端子電極21のうち、複数の部位に抵抗体を設ける構成としてもよい。
(2)上述の各実施形態では、電池加熱装置1を、薄板状(フィルム状)の複数の電池セル20にて構成される蓄電池2に適用した例を説明したが、例えば、棒状の電池セル20にて構成される蓄電池2や角缶状の電池セル20にて構成される蓄電池2に適用してもよい。
(3)上述の各実施形態では、抵抗体10として、CTRサーミスタを採用した例を説明したが、これに限らず、CTRサーミスタ同様に、負の温度抵抗特性を有するNTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient thermistor)を採用してもよい。また、抵抗体10としては、負の温度抵抗特性を有するものであれば、CTRサーミスタやNTCサーミスタ等のように、遷移金属酸化物により構成される半導体に限らず、導電物質と絶縁物質とで構成される複合材料にて構成されていてもよい。
(4)上述の第1実施形態では、抵抗体10の転移温度域を、基準温度Toよりも低い温度域とする例を説明したが、蓄電池2の加熱の際に支障がなければ、抵抗体10の転移温度域を、基準温度To以上の温度域としてもよい。
(5)上述の第2実施形態では、転移温度基準値を抵抗体10の転移温度域の中間値に設定しているが、転移温度域の範囲内であれば、例えば、温度域の上限値や下限値等に設定してもよい。
(6)上述の各実施形態では、電池加熱装置1を車両に搭載された蓄電池2を加熱する手段とした例を説明したが、電池加熱装置1は、車両に搭載された蓄電池2に限らず、他に用いられる蓄電池2を加熱する手段としてもよい。
1 電池加熱装置
2 蓄電池
20 セル(蓄電素子)
21 端子電極
22 バスバー(接続手段)
3 DC−DCコンバータ(電力変圧手段)
5 制御装置(電力制御手段)
51 電池温度センサ(電池温度検出手段)

Claims (5)

  1. 充放電可能な蓄電池(2)を加熱する電池加熱装置であって、
    前記蓄電池(2)と熱的に接触して配置され、通電により発熱する抵抗体(10)と、
    前記蓄電池(2)の温度を検出する電池温度検出手段(51)と、
    前記蓄電池(2)の入出力電圧を変圧する電力変圧手段(3)と、
    前記電力変圧手段(3)の作動を制御する電力制御手段(50)と、を備え、
    前記抵抗体(10)は、前記抵抗体(10)の温度の低下に伴って抵抗値が増加する温度抵抗特性を有して構成されると共に前記蓄電池(2)に対して電気的に直列接続されており、
    前記電力制御手段(50)は、前記電池温度検出手段(51)の検出値が予め設定された基準温度よりも低い場合に、前記電力変圧手段(3)を作動させて、前記蓄電池(2)と前記電力変圧手段(3)との間で充放電を繰り返すことを特徴とする電池加熱装置。
  2. 前記抵抗体(10)は、前記抵抗体(10)の温度が所定の転移温度域を超えると急激に抵抗値が低下するように構成されており、
    前記転移温度域は、前記基準温度よりも低い温度域であることを特徴とする請求項1に記載の電池加熱装置。
  3. 前記電力制御手段(50)は、前記蓄電池(2)の温度が前記転移温度域よりも高く、且つ、前記基準温度より低い温度である場合に、前記蓄電池(2)の温度が前記転移温度域より低い場合に比べて、前記蓄電池(2)と前記電力変圧手段(3)との間における充放電を繰り返す周期を変更することを特徴とする請求項2に記載の電池加熱装置。
  4. 前記電力制御手段(50)は、前記蓄電池(2)の温度が前記転移温度域より高く、且つ、前記基準温度より低い温度である場合に、前記蓄電池(2)の温度が前記転移温度域より低い場合に比べて、前記電力変圧手段(5)と前記蓄電池(2)との間を流れる電流が所定の電流以下となるように前記電力変圧手段(3)の作動を制御することを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の電池加熱装置。
  5. 前記蓄電池(2)は、複数の蓄電素子(20)、前記複数の蓄電素子(20)同士を接続する接続手段(22)、および蓄電素子(20)それぞれに設けられた端子電極(21)を含んで構成され、
    前記抵抗体(10)は、少なくとも前記端子電極(21)、前記接続手段(22)、および前記蓄電素子(20)の内部のうちいずれか1つに設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電池加熱装置。
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