JP2012068207A - 車両用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両にオプションとして搭載される情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間での円滑な数値情報の授受を可能としてオプション情報機器の汎用性を高めることのできる車両用情報処理装置を提供する。
【解決手段】車両Ca1の動作を制御する車両ECU群300a1と車両Ca1に情報系機能を追加するオプション情報機器として搭載されるカーナビゲーションシステム100aの制御装置101aとの間で授受される数値情報を処理する。この数値情報の授受経路に、送信されてくる数値情報を受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換する数値情報変換部230を有するゲートウェイ200を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の動作を制御する各種車載制御装置と車両に情報系機能を追加するオプション情報機器の制御装置との間で授受される数値情報を処理する車両用情報処理装置に関する。
近年の自動車等の車両には、車両用情報処理装置として、例えば特許文献1に見られるように、車両に搭載される各種制御装置(ECU)やカーナビゲーションシステム等のオプション情報機器の制御装置(ECU)が車載LANによって電気的に接続されており、それら制御装置の間で各種の情報の授受が行われている。この特許文献1に記載の装置を含め、車両用情報処理装置として一般に採用されているシステム構成の一例を図10に示す。
同図10に示されるように、この車両用情報処理装置は、標準装備されている基幹システムとして、エンジンやブレーキ等の各種車載機器を電子的に制御する電子制御装置群(車両ECU)11〜16によって構成される制御系ネットワークを備えている。また、同じく基幹システムとして、車両の各種状態を表示するメータやエアコン等のボディ系の機器を制御する電子制御装置群17〜19によって構成されるボディ系ネットワークを備えている。さらにこの車両用情報処理装置は、例えば現在地から目的地までの経路案内等を行うカーナビゲーションシステムをはじめとする各種情報機器系の電子制御装置群21〜24によって構成されるオプション情報機器系ネットワークを備えている。そして、これら各ネットワークが、図示しない例えば無線通信機器とのデータ通信の中継などにも利用されるゲートウェイECU30を介して電気的に接続されている。これにより、例えば上記カーナビゲーションシステムでは、エンジン制御装置やブレーキ制御装置等の各種電子制御装置から取得される車両操作に関する情報に基づいてドライバに対する各種表示支援などが行われるようになる。
ここで、上記オプション情報機器系ネットワークを構成するカーナビゲーションシステムには、例えば特許文献2に見られるように、そのソフトウェアとして、現在位置計算プログラムや地図探索プログラム等の各種アプリケーションプログラム(ナビアプリケーション)が搭載されている。このナビアプリケーションは通常、開発用のパーソナルコンピュータによる汎用のオペレーティングシステム(OS)上で開発されている。そして、図11に示すように、こうしたナビアプリケーション50が、ナビゲーションOS51及びデバイスドライバ52及びナビゲーションハードウェア53によって構成されるプラットホームPFに移植されることにより上記カーナビゲーションシステムが構成されている。ただし、汎用のOS上で開発されたナビアプリケーションを各種プラットホーム上で機能させるためには、それらプラットホームに依存した拡張プログラムによって、上記開発したナビアプリケーション50を移植先のプラットホームPF上で動作するようにさらに合わせ込む必要がある。そしてこのことが、カーナビゲーションシステムを開発する上での煩雑化の要因となっている。
一方、こうしたカーナビゲーションシステムとしては、特許文献3のように、すなわち図12に示すように、ナビアプリケーション50と各種プラットホームPFとの間で授受される各種情報を一定のデータ形式に変換するためのインターフェースモジュール60を用いるようにしたものもある。このインターフェースモジュール60では、同インターフェースモジュール60を構成する変換部61により上記プラットホームPFとの間で授受する情報を同プラットホームPFの種別に依存しない一定のデータ形式のデータに変換するようにしている。このように構成されるカーナビゲーションシステムでは、こうしたインターフェースモジュール60によって各種情報がプラットホームPFに対応したデータ形式の情報に変換されることから、汎用のOS上でのナビアプリケーション50の開発効率が改善され、カーナビゲーションシステムをより容易に開発することができるようになる。
特開2003−46536号公報 特開平11−211489号公報 特開2001−159524号公報
ところで、上記カーナビゲーションシステム等の情報系の機器との情報の授受が行われる上記車両情報系の電子制御装置群は通常、車種毎に異なる規格、仕様のもとに構成されており、同車両制御系の制御装置によって取得される車両情報も車種毎に異なることが普通である。例えば、車両制御系の制御装置からカーナビゲーションシステムに対して提供される温度情報などは、車種や型式によってその値を表現するための分解能や最大値から最小値までのとり得る有効範囲等が異なることが普通である。
一方で、カーナビゲーションシステムやオーディオ機器等の各種情報系の機器は、いわゆるオプション情報機器として機能の追加のために車両に搭載されることの多い機器であり、上記車両制御系の制御装置とは異なるサイクル(ライフサイクル)のもとに開発されることが普通である。このため、たとえ上述したカーナビゲーションシステム等の開発が容易になったとしても、こうした開発サイクルの差異に起因してそれらオプション情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間で授受される数値情報の分解能や有効範囲等が異なる場合には、やはりそれら情報の適合作業が煩雑となり、その汎用性の低下は避けられなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両にオプションとして搭載される情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間での円滑な数値情報の授受を可能としてオプション情報機器の汎用性を高めることのできる車両用情報処理装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、車両の動作を制御する各種車載制御装置と車両に情報系機能を追加するオプション情報機器として搭載される機器の制御装置との間で授受される数値情報を処理する車両用情報処理装置であって、前記数値情報の授受経路に、送信されてくる数値情報を受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換する数値情報変換部を有するゲートウェイを備えることを要旨とする。
上記構成によれば、各種車載制御装置とオプション情報機器の制御装置との間で数値情報が授受される際には、この数値情報が受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換される。このため、各種車載制御装置とオプション情報機器の制御装置との開発サイクルや型式等が異なるためにそれら制御装置の間で授受される数値情報の数値仕様が適合しない場合であっても、上記授受経路に送信された数値情報が上記ゲートウェイを介して授受される際に受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換される。これにより、受信側の制御装置の数値仕様が如何なる仕様であっても、上述した適合作業を行なうことなくオプション情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間での円滑な数値情報の授受が可能となり、オプション情報機器の汎用性を高めることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用情報処理装置において、前記受信側の制御装置の数値仕様には数値情報の分解能を規定する情報が含まれ、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の分解能を前記受信側の制御装置に仕様として規定された分解能に変換するものであることを要旨とする。
通常、オプション情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間で授受される温度情報や減速度に関する情報をはじめとする数値情報には、その数値仕様として所定の分解能が規定されている。そして、例えば、車両制御系の制御装置に規定されている温度情報の分解能が「1.0℃」であるものの、オプション情報機器の制御装置に規定されている温度情報の分解能が「0.5℃」であるときには、数値情報が授受される各制御装置間で認識可能な数値情報の分解能に相違が発生することとなり、数値情報の授受を適切に行なうことは困難となってしまう。この点、上記構成によるように、上記数値情報変換部によって、上記送信されてくる数値情報の分解能を上記受信側の制御装置に仕様として規定された分解能に変換することとすれば、数値情報の送信側及び受信側の各々に規定された数値情報の分解能が相違していたとしても、それら分解能の相違が吸収される態様で数値情報の授受が行なわれるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用情報処理装置において、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の分解能が前記受信側の制御装置に仕様として規定された分解能よりも高いとき、当該数値情報の端数を切り捨て処理もしくは繰り上げ処理して受信側の制御装置に規定された分解能に変換するものであることを要旨とする。
上記構成によれば、上記送信されてくる数値情報の分解能が受信側の制御装置に仕様として規定された分解能よりも高いときには、当該数値情報の端数が切り捨てられる、もしくは繰り上げられることによって、上記授受経路に送信されてくる数値情報の分解能が受信側の制御装置に規定された分解能に適合される。これにより、上記数値情報変換部による数値情報の変換を行う上で、上記授受経路に送信された数値情報を同数値情報に近似する数値情報に変換することが可能となり、各制御装置の間での数値情報の授受を的確に行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置において、前記受信側の制御装置の数値仕様には数値情報の有効範囲を規定する情報が含まれ、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の有効範囲を前記受信側の制御装置に仕様として規定された有効範囲に変換するものであることを要旨とする。
通常、オプション情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間で授受される温度情報や減速度に関する情報をはじめとする数値情報には、その数値仕様として数値情報の有効範囲が規定されている。そして、こうした数値情報の有効範囲も各制御装置の開発サイクルや型式によって異なるのが普通であり、数値情報が授受される各制御装置に規定されている数値情報の有効範囲が異なる場合には、数値情報の授受を適切に行うことは困難である。この点、上記構成によるように、上記数値情報変換部によって、上記送信されてくる数値情報の有効範囲を上記受信側の制御装置に仕様として規定された有効範囲に変換することとすれば、数値情報の送信側及び受信側の各々に規定された数値情報の有効範囲が相違していたとしても、それら有効範囲の相違が吸収される態様で数値情報の授受が行なわれるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用情報処理装置において、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報によって示される値が前記受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最大値に変換し、前記送信されてくる数値情報によって示される値が前記受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最小値に変換するものであることを要旨とする。
上記構成によれば、上記送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値が同有効範囲の最大値に変換される。一方、上記送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値が同有効範囲の最小値に変換される。このため、上記送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の有効範囲外であったとしても、同数値情報によって示される値が受信側の制御装置の有効範囲内に包含されることとなり、各制御装置の間での数値情報の授受を的確に行うことが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置において、前記ゲートウェイは、複数種の車両の複数種の車載制御装置のそれぞれについて前記数値仕様が各別に登録されたデータベースを有し、前記数値情報変換部は、前記受信側の制御装置がそれら車載制御装置であるとき、該当する車載制御装置の該当する数値仕様を前記データベースから読み込んで、前記送信されてくる数値情報を当該数値仕様に適合する形式の数値情報に変換することを要旨とする。
通常、上記制御装置の数値仕様とは、搭載対象とする車両や制御対象とする機器によって異なることが普通であり、上記数値情報変換部による数値情報の変換を行う上では、受信側の制御装置の数値仕様を予め特定することが望ましい。この点、上記構成によるように、上記ゲートウェイとして上記データベースを有する構成とするとともに、このデータベースから受信側の制御装置の数値仕様を読み込んで上記数値情報の変換を行うこととすれば、上記授受される数値情報を変換する上で、適合すべき受信側の制御装置の数値仕様を複数種に亘る数値様式の中から予め特定することが可能となる。これにより、上記数値情報の変換を高精度に行うことができるようになるとともに、上記ゲートウェイを備えた車両用情報処理装置としての汎用性が拡大されるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置において、前記ゲートウェイは、前記オプション情報機器として搭載される機器とは物理的に別体の手段として構成されてなることを要旨とする。
上記構成によるように、上記ゲートウェイを上記オプション情報機器として搭載される機器と物理的に別体に構成することとすれば、上記ゲートウェイとオプション情報機器とが各別の装置として構成される。このため、既存のオプション情報機器と各種車載制御装置との間の数値情報の授受経路に上記ゲートウェイを後付けするといった態様で、上記数値情報の変換を行うことが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置において、前記オプション情報機器として搭載される機器がカーナビゲーションシステムであることを要旨とする。
車両に情報系の機能を追加するオプション情報機器としては、主にカーナビゲーションシステムがあり、このカーナビゲーションシステムの制御装置と上記各種車載制御装置との間での数値情報の数値様式に相違が発生することが多い。この点、上記構成によれば、カーナビゲーションシステムの制御装置と上記各種車載制御装置との間で各種数値情報が授受される場合であれ、その数値様式の変換を通じて数値情報の授受を的確に行うことができるようになる。
本発明にかかる車両用情報処理装置の一実施の形態について、そのシステム概念を示す図。 同実施の形態の車両用情報処理装置の概略構成を示すブロック図。 同装置のデータベースに登録された数値仕様の一例を示す図。 (a)及び(b)は、本発明にかかる車両用情報処理装置の第1の実施例について、数値情報の変換態様の一例を示すブロック図。 同実施例について、数値情報の変換手順の一例を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、本発明にかかる車両用情報処理装置の第2の実施例について、数値情報の変換態様の一例を示すブロック図。 同実施例について、数値情報の変換手順の一例を示すフローチャート。 (a)〜(b)は、本発明にかかる車両用情報処理装置の第3の実施例について、数値情報の変換態様の一例を示すブロック図。(c)は、同数値情報の変換態様の一例を示す図。 同実施例について、数値情報の変換手順の一例を示すフローチャート。 従来の車両用情報処理装置の概略構成を示すブロック図。 従来のカーナビゲーションシステムの階層構造を示す図。 従来のカーナビゲーションシステムの階層構造を示す図。
以下、本発明にかかる車両用情報処理装置を具体化した一実施の形態について図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、例えば、ある車両Ca1には、同車両Ca1に標準装備されるとともに同車両Ca1の動作を電子的に制御する車載制御装置群(車両ECU)300a1が搭載されている。そして、こうした車載制御装置群300a1や車載LAN等により、基幹システムとしての電子プラットホームが構成されている。
また、車両Ca1には、同車両Ca1に情報系機能を追加するオプション情報機器としてのカーナビゲーションシステム100aが搭載されている。カーナビゲーションシステム100aは、その制御装置であるナビゲーション制御装置101aを有している。
そして、このナビゲーション制御装置101aと車載制御装置群300a1とは、それらナビゲーション制御装置101a及び車載制御装置群300a1を中継するゲートウェイ200によって電気的に接続されている。そして、こうしたゲートウェイ200を介して、ナビゲーション制御装置101aと車載制御装置群300a1との間で温度情報や減速度に関する情報などの数値情報の授受が行われる。具体的には、例えばナビゲーション制御装置101aは、外気温に関する温度情報を、車載制御装置群300a1のうちの温度測定ECUからゲートウェイ200を介して取得し、この取得した温度情報を車室内に配置された表示装置に表示させる。また例えば、ナビゲーション制御装置101aは、同ナビゲーション制御装置101aにて生成された交差点等の減速地点で必要な減速度に関する情報を、ゲートウェイ200を介して上記ブレーキECUに送信することにより、強制的な制動力の付与による減速支援等を実行する。
ところで、ナビゲーション制御装置101aと車載制御装置群300a1、換言すれば、オプション情報機器であるカーナビゲーションシステム100aと各種車載機器との間で数値情報の授受を適切に行うには、ナビゲーション制御装置101a及び車載制御装置群300a1の各々に仕様として規定された数値仕様が適合していなければならない。
一方、同図1に示すように、複数種の車両Ca1〜Ca3に搭載される車載制御装置群300a1〜300a3の数値仕様は、搭載対象とされる車種毎に異なる。さらに、同図1に示すように、上記電子プラットホームが時代進化すると、上記車両Ca1〜Ca3と同車種である車両Cb1〜Cb3に搭載される車載制御装置群は、上記車載制御装置群300a1〜300a3とは仕様の異なる車載制御装置群300b1〜300b3へと進化する。
また、こうした車載制御装置群300a1〜300a3及び300b1〜300b3との情報の授受が行われる上記ナビゲーション制御装置101aも、上記カーナビゲーションシステム100aがカーナビゲーションシステム100b〜100fへと時代進化するにつれて、仕様の異なるナビゲーション制御装置101b〜101fへと進化する。
このため、オプション情報機器として車両に搭載されるカーナビゲーションシステム100a〜100fを開発する際には、ナビゲーション制御装置101a〜101fの数値仕様を、搭載対象とされる各車両Ca1〜Ca3及びCb1〜Cb3の車載制御装置群300a1〜300a3及び300b1〜300b3の数値仕様に適合させる必要があった。そのため、結局のところカーナビゲーションシステム100a〜100fをはじめとするオプション情報機器を、その搭載対象とする車両の車両制御系と一体の機器として開発しなければならず、オプション情報機器の開発効率の低下はもとより、その汎用性の低下を招いていた。特に、いわゆる汎用品として開発されるオプション情報機器は、その開発サイクルが車両の車両制御系の開発サイクルよりも短いため、こうした開発サイクルの相違に伴うオプション情報機器と車両制御系との数値仕様の相違は顕著なものとなっていた。
そこで、本実施の形態では、ナビゲーション制御装置101a〜101fと車載制御装置群300との数値情報の授受経路である上記ゲートウェイ200に、送信されてくる数値情報を受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換する数値情報変換部230を設けることとする。
以下、このような前提のもとに、本実施の形態の車両用情報処理装置について図2及び図3を参照して説明する。
図2に示すように、本実施の形態の車両用情報処理装置CISは、例えば自動車等の車両に搭載されており、上記ゲートウェイ200と、搭載対象とされる車両の動作を制御する各種車載制御装置である車両ECU群300とによって構成されている。なお、本実施の形態では、オプション情報機器100及びゲートウェイ200及び車両ECU群300は、それぞれ各別の筐体に収容されている。すなわち、オプション情報機器100及びゲートウェイ200及び車両ECU群300の各々が物理的に別体の手段として構成されている。
車両ECU群300は、例えば先の図10に示したように、エンジンECUやブレーキECUや、外気温の温度情報を測定する温度測定ECUなどの複数種の車載制御装置(車両ECU)によって構成されている。
このように構成される車両用情報処理装置CISは、例えばCAN(Controller Area Network)などの車載LANにより、情報系機能を車両に追加するオプション情報機器100と電気的に接続されている。オプション情報機器100は、たとえばカーナビゲーションシステムやオーディオシステムなどの情報系の機器であり、同オプション情報機器100を制御する制御装置としてオプションECU(マルチメディアECU)101を備えている。そして、こうしたオプションECU101と上記車両ECU群300との間での各種数値情報の授受が、上記ゲートウェイ200を介して行われる。
ゲートウェイ200は、上記オプション情報機器100及びオプションECU101の仕様を識別するオプション系仕様識別部210を備えている。このオプション系仕様識別部210は、オプションECU101に数値仕様として規定されている数値情報の分解能を識別する分解能識別部211と、同じくオプションECU101に数値仕様として規定されている数値情報の有効範囲を識別する有効範囲識別部212とを有している。そして、このオプション系仕様識別部210では、ゲートウェイ200とオプション情報機器100との相互通信を通じてオプション情報機器100及びオプションECU101に関する情報が取得されると、この取得された情報をもとにオプション情報機器100及びオプションECU101の仕様が識別される。
こうして、オプションECU101に規定されている数値仕様の分解能及び有効範囲が識別されると、この識別された分解能及び有効範囲に関する情報が上記数値情報変換部230に入力される。
また、ゲートウェイ200は、上記車両ECU群300の仕様を識別する制御系仕様識別部220を備えている。この制御系仕様識別部220は、搭載対象とされる車種を識別する車種識別部221と、車両ECU群300を構成する各車載制御装置の数値仕様を識別する数値仕様識別部222とによって構成されている。このうち数値仕様識別部222は、車両ECU群300に数値仕様として規定されている数値情報の分解能を識別する分解能識別部222aと、同じく車両ECU群300に数値仕様として規定されている数値情報の有効範囲を識別する有効範囲識別部222bとを有している。
また併せて、ゲートウェイ200は、複数種の車両の複数種の車載制御装置のそれぞれについて上記数値仕様が各別に登録されたデータベース240を有している。データベース240には、図3に例示するように、車両ECU群300を構成する温度測定ECU、ブレーキECU、ステアリングECU、..といった各ECUの数値仕様に関する情報が車種毎及び型式(年式)毎に登録されている。すなわち、車両ECU群300の各々に規定されている数値仕様とは、搭載対象とされる車両の種別や型式によって異なる数値仕様となっている。
そして、上記制御系仕様識別部220を構成する車種識別部221では、ゲートウェイ200と車両ECU群300との相互通信を通じて車両ECU群300に関する情報が取得されると、この取得された情報をもとに搭載対象とされた車両の種類が識別される。また、同じく制御系仕様識別部220を構成する数値仕様識別部222では、車両ECU群300に関する情報が取得されると、この取得された情報及び上記識別された車種に関する情報をもとに上記データベース240が参照されることにより、車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能及び有効範囲が識別される。
こうして、車両ECU群300を構成する各種ECUの分解能及び有効範囲がそれぞれ識別されると、それら識別された分解能及び有効範囲に関する情報が上記数値情報変換部230に入力される。
この数値情報変換部230では、各々入力されたオプションECU101及び車両ECU群300の分解能及び有効範囲に関する情報に基づいて、送信されてくる数値情報が受信側の制御装置の数値仕様に適合する型式の数値情報に変換される。詳述すると、オプションECU101から車両ECU群300に対して数値情報が送信されるとき、換言すれば、車両ECU群300が受信側となるときには、オプションECU101から送信された数値情報の仕様が、受信側の車両ECU群300に規定された数値仕様に適合する形式の数値情報に変換される。また、車両ECU群300からオプション情報機器100に対して数値情報が送信されるとき、換言すれば、オプションECU101が受信側となるときには、車両ECU群300から送信された数値情報の仕様が、受信側のオプションECU101に規定された数値仕様に適合する形式の数値情報に変換される。なお、こうした数値情報の変換は、例えば、オプションECU101及び車両ECU群300の各々の分解能と有効範囲とが対応付けられた適合マップの参照や各種演算を通じて行われる。
このように本実施の形態では、オプションECU101と車両ECU群300との間で数値情報の授受が行われる際には、ゲートウェイ200に送信された数値情報の仕様が受信側となるECU(制御装置)に規定された数値仕様に適合する形式に変換される。このため、上記オプション情報機器100を車両に搭載する上で、オプションECU101の数値仕様を車両に搭載された車両ECU群300の数値仕様に適合させて開発する必要がなく、オプション情報機器100としての汎用性が高められるようになる。
(実施例)
以下、実施例により本発明にかかる車両用情報処理装置についてその具体例をさらに詳細に説明する。
(第1の実施例)
本実施例では、上記車両ECU群300から上記オプションECU101に対して数値情報が送信されるときの数値情報の分解能の変換態様を図4及び図5を参照して説明する。図4(a)及び(b)は、それぞれ車種の異なる車両に搭載された数値情報変換部230による数値情報の変換態様を示している。
図4(a)に示すように、車種Aの車両に搭載されている車両ECU群301のうちの温度測定ECU301aには、その数値仕様として、例えば「有効範囲:−40℃〜80℃」、「分解能:1℃」が規定されている。このため、この温度測定ECU301aから200Aに送信される外気温に関する温度情報も、車両ECU群301の数値仕様のもとに表現された値(「−10℃」)となっている。
これに対し、上記カーナビゲーションシステム等の制御装置であるオプションECU101には、その数値仕様として、例えば「有効範囲:−40℃〜120℃」、「分解能:0.5℃」が規定されている。このため、車種Aの車両においては、温度測定ECU301aに規定されている数値仕様とオプションECU101に規定されている数値仕様とは相違するものとなっている。
ここで、本実施例では、上記温度測定ECU301aからオプションECU101に対して外気温に関する温度情報(「−10℃」)が送信されると、この温度情報は、その送信経路となるゲートウェイ200Aに設けられた数値情報変換部230にて受信側のオプション情報機器100の数値仕様に適合する数値情報に変換される。すなわち、ここでの例では、分解能が「1℃」で表現された温度情報(「−10℃」)が、受信側のオプションECU101に規定された分解能である「0.5℃」に適合する形式の数値情報(「−10.0℃」)に変換される。これにより、車両ECU群301及びオプションECU101の各々に規定されている数値仕様が相違していたとしても、数値情報の受信側となるオプションECU101には、同オプションECU101に適合して変換された数値情報のみが送信されることとなる。そのため、車両ECU群301からオプションECU101への数値情報の授受を的確に行うことができる。
一方、図4(b)に示すように、車種Bの車両に搭載されている車両ECU群302のうちの温度測定ECU302aには、その数値仕様として、例えば「有効範囲:0℃〜120℃」、「分解能:0.5℃」が規定されている。このため、この温度測定ECUからゲートウェイ200Aに送信される外気温に関する温度情報も、車両ECU群301の数値仕様のもとに表現された値(「30.5℃」)となっている。
また、こうした車種Bの車両に搭載されている上記温度測定ECU302aの数値仕様は、上記オプションECU101に規定された数値情報の有効範囲に関する仕様が相違するものの、同オプションECU101に規定された数値情報の分解能に関する仕様が共通している。
このため、同図4(b)に示すように、車種Bの車両においては、車両ECU群302のうちの温度測定ECU302aからオプションECU101に対して外気温に関する温度情報(「30.5℃」)が送信されると、その数値仕様を維持したままオプションECU101に送信される。すなわち、ゲートウェイ200Aに送信された数値情報(「30.5℃」)の形式が同数値情報の受信側となるオプションECU101に規定された数値情報の有効範囲内であり、同数値情報の分解能が共通しているために、ゲートウェイ200Aに送信された数値情報の形式が変換されることなくオプションECU101に送信されることとなる。
以下、本実施例の数値情報の変換手順を図5を参照して総括する。
図5に示すように、ステップS101において、車両ECU群300から上記ゲートウェイ200Aに対して数値情報が送信されると、この数値情報が同数値情報の受信側となるオプションECU101に規定されている数値仕様に適合する形式に変換される(ステップS102)。そして、この変換された数値情報がオプションECU101へと送信される(ステップS103)。
(第2の実施例)
本実施例では、上記オプションECU101から上記車両ECU群300に対して数値情報が送信されるときの数値情報の有効範囲の変換態様を図6及び図7を参照して説明する。図6(a)及び(b)は、それぞれ車種の異なる車両に搭載された数値情報変換部230による数値情報の変換態様を示している。
なお、本実施例の数値情報変換部230では、ゲートウェイ200Bに送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値が同有効範囲の最大値に変換される。また、本実施例の数値情報変換部230では、ゲートウェイ200Bに送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値が同有効範囲の最小値に変換される。
図6(a)に示すように、車種Aの車両に搭載されている車両ECU群301のうちのブレーキECU301bには、その数値仕様として、例えば「有効範囲:0G〜2.54G」、「分解能:0.02G」が規定されている。また、オプションECU101には、その数値仕様として、例えば「有効範囲:0G〜2.54G」、「分解能:0.02G」が規定されている。このため、車種Aの車両においては、ブレーキECU301bに規定されている数値仕様とオプションECU101に規定されている数値仕様とが共通したものとなっている。
ここで、本実施例では、上記オプションECU101から上記ブレーキECU301bに対して例えば減速度に関する情報(「1.50G」)がオプションECU101に規定された数値仕様の形式で送信されると、ゲートウェイ200Bでは、上記データベース240の参照を通じて受信側の上記ブレーキECU301bの仕様が識別される。そして、ここでの例では、オプションECU101から送信された数値情報の仕様が受信側の上記ブレーキECU301bに規定された数値情報の仕様に適合しているために、ゲートウェイ200Bに送信された数値情報(「1.50G」)の形式を維持した状態で同数値情報がブレーキECU301bに送信される。
一方、図6(b)に示すように、車種Bの車両に搭載されている車両ECU群302のうちのブレーキECU302bに規定されている数値仕様は、「有効範囲:0G〜1.26G」、「分解能:0.02G」となっている。このため、車種Bの車両においては、ブレーキECU302bに規定されている数値仕様とオプションECU101に規定されている数値仕様とは相違するものとなっている。
ここで、本実施例では、上記オプションECU101から上記ブレーキECU302bに対して例えば減速度に関する情報(「1.50G」)がオプションECU101に規定された数値仕様の形式で送信されると、ゲートウェイ200Bでは、上記データベース240の参照を通じて受信側の上記ブレーキECU302bの仕様が識別される。
ただし、ここでの例では、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値(「1.50G」)は、受信側の上記ブレーキECU302bに規定された数値情報の有効範囲(「0G〜1.26G」)を超えている。このため、上記数値情報変換部230によって、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値(「1.50G」)が受信側の上記ブレーキECU302bに規定された数値情報の有効範囲の最大値である「1.26G」に変換される。そして、この変換された数値情報がブレーキECU302bに送信される。
なお、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値が受信側の上記ブレーキECU302bに規定された数値情報の有効範囲に満たないときには、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値が受信側の上記ブレーキECU302bに規定された数値情報の有効範囲の最小値に変換されることとなる。
このように本実施例では、たとえオプションECU101から送信された数値情報がその受信側となるブレーキECU302bの数値情報の有効範囲外であったとしても、オプションECU101から送信された数値情報は、ゲートウェイ200Bを通過する際に受信側で認識可能な数値情報の形式に自動的に変換されるようになる。これにより、数値情報の授受が行われるオプションECU101と車両ECU群300との各々に設定された数値情報の有効範囲が異なる場合であっても、それらオプションECU101と車両ECU群300との間での数値情報の授受を的確に行うことができるようになる。
以下、本実施例の数値情報の変換手順を図7を参照して総括する。
図7に示すように、ステップS201において、オプションECU101から上記ゲートウェイ200Bに対して数値情報が送信されると、この数値情報が同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲内であるか否かが上記データベース240の参照を通じて判別される(ステップS202)。
この結果、ゲートウェイ200Bに対して送信された数値情報が同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲外であると判別されたときには、ゲートウェイ200Bに対して送信された数値情報の有効範囲が変換される(ステップS202:NO、S203)。すなわち、ここでの例では、例えば上記データベース240の参照を通じて、ゲートウェイ200Bに対して送信された数値情報が、同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲内の数値情報へと変換される。そして、この変換された数値情報が受信側となる車両ECU群300に送信される(ステップS204)。
一方、ゲートウェイ200Bに対して送信された数値情報が同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲内であると判別されたときには、ゲートウェイ200Bに対して送信された数値情報は、その形式を維持したまま車両ECU群300に送信される(ステップS202:YES、S204)。
(第3の実施例)
本実施例では、上記オプションECU101から上記車両ECU群300に対して数値情報が送信されるときの数値情報の分解能の変換態様を図8及び図9を参照して説明する。図8(a)〜(c)は、それぞれ車種の異なる車両に搭載された数値情報変換部230による数値情報の変換態様を示している。
なお、本実施例の数値情報変換部230では、ゲートウェイ200Cに送信されてくる数値情報によって示される数値情報の分解能が受信側の制御装置に仕様として規定された分解能よりも高いとき、当該数値情報の端数が切り捨て処理もしくは繰り上げ処理されて受信側の制御装置に規定された分解能に変換される。
図8(a)に示すように、車種Aの車両に搭載されている車両ECU群301のうちのステアリングECU301cには、その数値仕様として、例えば「有効範囲:0°〜360°」、「分解能:11.25°」が規定されている。また、オプション情報機器100には、その数値仕様として、例えば「有効範囲:0°〜360°」、「分解能:11.25°」が規定されている。このため、車種Aの車両においては、ステアリングECU301cに規定されている数値仕様とオプションECU101に規定されている数値仕様とが共通したものとなっている。
ここで本実施例では、上記オプションECU101から上記ステアリングECU301cに対して車両の進行方向の方位に関する情報(「56.25°」)がオプションECU101に規定された数値仕様の形式で送信されると、ゲートウェイ200Cでは、データベース240の参照を通じて受信側となるステアリングECU301cの仕様が識別される。そして、ここでの例では、オプションECU101から送信された数値情報の分解能が受信側のステアリングECU301cに規定された数値情報の分解能に適合しているために、ゲートウェイ200Cに送信された数値情報(「56.25°」)の形式を維持した状態で同数値情報がステアリングECU301cに送信される。
一方、図8(b)に示すように、車種Bの車両に搭載されている車両ECU群302のうちのステアリングECU302cに規定されている数値仕様は、「有効範囲:0°〜360°」、「分解能:22.5°」となっている。このため、車種Bの車両においては、ステアリングECU302cに規定されている数値情報の分解能よりもオプションECU101に規定されている数値情報の分解能の方が高くなっている。
ここで本実施例では、上記オプションECU101から上記ステアリングECU302cに対して上記方位に関する情報(「56.25°」)がオプションECU101に規定された数値仕様の形式で送信されると、ゲートウェイ200Cでは、データベース240の参照を通じて受信側のステアリングECU302cの仕様が識別される。
ただし、ここでの例では、オプションECU101から送信された数値情報の分解能(「11.25°」)は、受信側のステアリングECU302cに規定された数値情報の分解能(「22.5°」)よりも高い。
そこで本実施例では、図8(c)に示すように、上記数値情報変換部230による端数の切り捨て処理が実行される。すなわち、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値「56.25°」のうち、受信側となるステアリングECU302cに規定された数値情報の分解能「22.5°」に対して端数となる値「11.25°」が切り捨てられる。この結果、オプションECU101から送信された数値情報「56.25°」は、端数「11.25°」が切り捨てられた数値情報である「45°」に変換される。そして、この変換された数値情報がステアリングECU302cに送信される。
なお、オプションECU101から送信された数値情報の分解能が同数値情報の受信側となるステアリングECU302cに規定された数値情報の分解能よりも高いときには、上記数値情報変換部230による端数の繰り上げ処理を実行することも可能である。すなわち、オプションECU101から送信された数値情報によって示される値(「56.25°」)が、受信側となるステアリングECU302cに規定された数値情報の分解能で表現可能な値(「67.5°」)まで繰り上げ変換される。そして同様に、この変換された数値情報がステアリングECU302cに送信される。
このように本実施例では、オプションECU101から送信された数値情報の分解能よりも同数値情報の受信側となるステアリングECU302cに規定された数値情報の分解能が小さい場合であれ、オプションECU101から送信された数値情報は、ゲートウェイ200Cを通過する際に受信側で認識可能な数値情報の形式に自動的に変換される。これにより、数値情報の授受が行われるオプションECU101と車両ECU群300との数値情報の分解能が異なる場合であっても、それらオプションECU101と車両ECU群300との間での数値情報の授受を的確に行うことができるようになる。
以下、本実施例の数値情報の変換手順を図9を参照して総括する。
図9に示すように、ステップS301において、オプションECU101から上記ゲートウェイ200Cに対して数値情報が送信されると、この数値情報の分解能が同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能に適合しているか否かが上記データベース240の参照を通じて判別される(ステップS302)。そして、ゲートウェイ200Cに送信された数値情報の分解能が同数値情報の受信側の車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能に適合していないと判別されると、ゲートウェイ200Cに送信された数値情報が受信側の車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能で表現可能な数値情報に変換される(ステップS302:NO、S303)。すなわち、ここでの例では、例えば上記データベース240の参照を通じて端数の切り捨て処理もしくは繰り上げ処理が実行されることにより、ゲートウェイ200Cに対して送信された数値情報が、同数値情報の受信側となる車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能で表現可能な数値情報へと変換される。そして、この変換された数値情報が受信側となる車両ECU群300に送信される。
一方、ゲートウェイ200Cに送信された数値情報の分解能が同数値情報の受信側の車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能に適合している旨判別されると、
ゲートウェイ200Cに対して送信された数値情報は、その形式を維持したまま車両ECU群300に送信される(ステップS302:YES、S304)。
以上説明したように、本実施の形態にかかる車両用情報処理装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)オプション情報機器100と車両ECU群300との間での数値情報の授受経路に、上記数値情報変換部230を有するゲートウェイ200を設けることとした。これにより、受信側の制御装置の数値仕様が如何なる仕様であっても、上述した適合作業を行なうことなくオプション情報機器の制御装置と車両制御系の制御装置との間での円滑な数値情報の授受が可能となり、オプション情報機器の汎用性を高めることができるようになる。
(2)また、上記構成によれば、いわゆる汎用品として開発されるオプション情報機器100の数値仕様を、車両と一体に開発される車両ECU群300の数値仕様に適合させて開発する必要がない。このため、車両ECU群300の数値仕様を考慮せずにオプション情報機器100を開発することが可能となり、オプション情報機器100の開発効率が高められるようにもなる。
(3)オプション情報機器100とゲートウェイ200とを物理的に別体の手段として構成することとした。このため、既存のオプション情報機器100と車両ECU群300との間の数値情報の授受経路に上記ゲートウェイ200を後付けするといった態様で、上記数値情報の変換を行うことが可能となる。
(4)オプション情報機器100として、カーナビゲーションシステム100a〜100fを車両に搭載することとした。これにより、温度情報や減速度に関する情報など、複数の数値情報が車両ECU群300との間で授受される場合であれ、その数値様式の変換を通じて数値情報の授受を的確に行うことができるようになる。
(5)上記第1の実施例では、車両ECU群300からオプションECU101への数値情報の送信に際し、車両ECU群300から送信された数値情報の分解能が受信側となるオプションECU101の分解能と相違するときに、上記送信された数値情報を受信側となるオプションECU101の数値仕様に適合する形式に変換することとした。これにより、車両ECU群300からオプションECU101への数値情報の授受を行う上で、車両ECU群300から送信された数値情報が受信側となるオプションECU101に規定された数値情報の形式に自動的に変換されるようになる。
(6)上記第2の実施例では、オプションECU101から車両ECU群300への数値情報の送信に際し、オプションECU101から送信された数値情報の有効範囲が受信側となる車両ECU群300の数値情報の有効範囲と相違するとき、上記送信された数値情報の有効範囲を受信側となるオプションECU101の数値情報の有効範囲に変換した。これにより、数値情報の授受が行われるオプションECU101と車両ECU群300との各々に規定された数値情報の有効範囲が相違する場合であれ、オプションECU101と車両ECU群300との間での数値情報の授受を的確に行うことができるようになる。
(7)上記第2の実施例では、ゲートウェイ200Bに送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最大値に変換することとした。また、ゲートウェイ200Bに送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最小値に変換することとした。これにより、上記数値情報の有効範囲を変換する上で、変換後の数値情報の誤差を最小限にすることが可能となる。
(8)上記第3の実施例では、オプションECU101から車両ECU群300への数値情報の送信に際し、オプションECU101から送信された数値情報の分解能が受信側となる車両ECU群300の数値情報の分解能よりも高いとき、数値情報変換部230による端数の切り捨て処理もしくは繰り上げ処理を実行した。これにより、オプションECU101から送信された数値情報を受信側となる車両ECU群300の数値仕様に適合する数値情報に変換する上で、変換前後の各数値情報によって示される各値を近似させることが可能となる。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記ゲートウェイ200に、複数種の車両の複数種の車両ECU群300のそれぞれについて上記数値仕様が各別に登録されたデータベース240を備える構成とした。これに限らず、上記ゲートウェイ200に、複数種のオプション情報機器の複数種の制御装置のそれぞれについて、同制御装置に規定されている数値情報が各別に登録されたデータベースを備える構成としてもよい。この他、オプション情報機器100と車両ECU群300との相互通信を通じて、それらオプション情報機器100及び車両ECU群300の数値仕様を識別できる場合には、データベース240を割愛する構成としてもよい。
・上記ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最大値に変換することとした。また、ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最小値に変換することとした。これに限らず、上記ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最大値もしくは最小値に変換したときには、変換後の数値情報に識別子を付与するようにしてもよい。すなわち、例えば上記ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報によって示される値「1.50G」を同有効範囲の最大値である「1.26G」に変換したときには、識別子「+」が付与された数値情報(「+1.26G」)として受信側の制御装置に送信するようにしてもよい。これにより、受信側の制御装置では、送信されてくる数値情報が同受信側の制御装置の有効範囲外の数値情報であったか否かを識別することが可能となる。
・また、上記ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報によって示される値が受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲外であるときには、この送信されてくる数値情報を無効値として受信側の制御装置に送信するようにしてもよい。
・オプションECU101から車両ECU群300への数値情報の送信に際し、オプションECU101から送信された数値情報の分解能が受信側となる車両ECU群300の数値情報の分解能よりも高いとき、数値情報変換部230による端数の切り捨て処理もしくは繰り上げ処理を一律に実行することとした。これに限らず、例えば四捨五入等による判別を通じて、数値情報変換部230による端数の切り捨て処理もしくは繰り上げ処理を選択的に実行するようにしてもよい。またこの他、ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報の分解能を受信側の制御装置に仕様として規定された分解能に変換するものであればよい。
・上記第1〜第3の実施例では、オプションECU101に規定されている数値情報の分解能が車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能よりも高い場合を想定した。これに限らず、オプションECU101に規定されている数値情報の分解能が車両ECU群300に規定されている数値情報の分解能よりも低い場合であれ、先の第1〜第3の実施例に準じて数値情報変換部230による数値情報の変換を実行することにより、オプションECU101と車両ECU群300との数値情報の授受を的確に行うことができる。
・また、上記第1〜第3の実施例では、オプションECU101に規定されている数値情報の有効範囲が車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲よりも広い場合を想定した。これに限らず、オプションECU101に規定されている数値情報の有効範囲が車両ECU群300に規定されている数値情報の有効範囲よりも狭い場合には、先の第1〜第3の実施例に準じて数値情報変換部230による数値情報の変換を実行することができる。これにより、オプションECU101と車両ECU群300との数値情報の授受を的確に行うことができる。
・上記実施の形態では、上記ゲートウェイ200を、上記オプション情報機器100とは物理的に別体の手段として構成した。これに限らず、例えばゲートウェイ200とオプション情報機器100とを同一の筐体に収容する構成としてもよい。また、ゲートウェイ200と車両ECU群300とを同一の筐体に収容する構成としてもよい。さらに、オプション情報機器100及びゲートウェイ200及び車両ECU群300をそれぞれ同一の筐体に収容する構成としてもよい。
・上記実施の形態では、オプション情報機器100としてカーナビゲーションシステム100a〜100fを想定したが、この他、オプション情報機器100としては、オーディオシステムや電話機器、ETCシステム等を採用することもできる。要は、オプション情報機器100とは、車両に情報系機能を追加する機器であればよい。
・上記受信側の制御装置の数値仕様として、数値情報の分解能を規定する情報と数値情報の有効範囲を規定する情報とを含めることとした。そして、上記数値情報変換部230による数値情報の変換として、ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報の分解能もしくは有効範囲を受信側の制御装置に仕様として規定された分解能もしくは有効範囲に変換することとした。これに限らず、上記受信側の制御装置の数値仕様として、数値情報の分解能を規定する情報もしくは数値情報の有効範囲を規定する情報のいずれか一つを含めるようにしてもよい。そして、上記数値情報変換部230による数値情報の変換として、ゲートウェイ200に送信されてくる数値情報の分解能もしくは有効範囲を受信側の制御装置に仕様として規定された分解能もしくは有効範囲のいずれか一つを変換するようにしてもよい。またこの他、上記受信側の制御装置の数値仕様としては、オプション情報機器100と車両ECU群300との間で授受される数値情報を規定する数値仕様であればよい。
100…オプション情報機器、100a〜100f…カーナビゲーションシステム、
101…オプションECU(マルチメディアECU)、101a〜101f…ナビゲーション制御装置、200、200A〜200C…ゲートウェイ、210…オプション系仕様識別部、211…分解能識別部、212…有効範囲識別部、220…制御系仕様識別部、221…車種識別部、222…数値仕様識別部、222a…分解能識別部、222b…有効範囲識別部、230…数値情報変換部、240…データベース、300、300a1〜300a3、300b1〜300b3、301、302…車載制御装置群(車両ECU群)、301a、302a…温度測定ECU、301b、302b…ブレーキECU、301c、302c…ステアリングECU、CIS…車両用情報処理装置、Ca1〜Ca3、Cb1〜Cb3…車両。

Claims (8)

  1. 車両の動作を制御する各種車載制御装置と車両に情報系機能を追加するオプション情報機器として搭載される機器の制御装置との間で授受される数値情報を処理する車両用情報処理装置であって、
    前記数値情報の授受経路に、送信されてくる数値情報を受信側の制御装置の数値仕様に適合する形式の数値情報に変換する数値情報変換部を有するゲートウェイを備える
    ことを特徴とする車両用情報処理装置。
  2. 前記受信側の制御装置の数値仕様には数値情報の分解能を規定する情報が含まれ、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の分解能を前記受信側の制御装置に仕様として規定された分解能に変換するものである
    請求項1に記載の車両用情報処理装置。
  3. 前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の分解能が前記受信側の制御装置に仕様として規定された分解能よりも高いとき、当該数値情報の端数を切り捨て処理もしくは繰り上げ処理して受信側の制御装置に規定された分解能に変換するものである
    請求項2に記載の車両用情報処理装置。
  4. 前記受信側の制御装置の数値仕様には数値情報の有効範囲を規定する情報が含まれ、前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報の有効範囲を前記受信側の制御装置に仕様として規定された有効範囲に変換するものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置。
  5. 前記数値情報変換部は、前記送信されてくる数値情報によって示される値が前記受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲を超えるときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最大値に変換し、前記送信されてくる数値情報によって示される値が前記受信側の制御装置の仕様として規定された有効範囲に満たないときには、この送信されてくる数値情報によって示される値を同有効範囲の最小値に変換するものである
    請求項4に記載の車両用情報処理装置。
  6. 前記ゲートウェイは、複数種の車両の複数種の車載制御装置のそれぞれについて前記数値仕様が各別に登録されたデータベースを有し、前記数値情報変換部は、前記受信側の制御装置がそれら車載制御装置であるとき、該当する車載制御装置の該当する数値仕様を前記データベースから読み込んで、前記送信されてくる数値情報を当該数値仕様に適合する形式の数値情報に変換する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置。
  7. 前記ゲートウェイは、前記オプション情報機器として搭載される機器とは物理的に別体の手段として構成されてなる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置。
  8. 前記オプション情報機器として搭載される機器がカーナビゲーションシステムである
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用情報処理装置。
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