JP2012067800A - スプリングリターン式空圧アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】全体の複雑化や部品点数の増加を抑えつつ、大型の回転弁に搭載した場合でも安定した出力を得ることができ、スプリングの弾性力によってピストンロッドが動作するときの横荷重を抑えてこのピストンロッドの直進往復運動を回転運動にスムーズに変換できるスプリングリターン式空圧アクチュエータを提供する。
【解決手段】変換機構6を内蔵したハウジング部1と、ピストン26を内蔵するシリンダ部2と、スプリング18を内蔵したカートリッジ部3とより成るアクチュエータであり、スプリング18の外端面を略円板状のスプリングリテーナ38で保持し、このスプリングリテーナ38をピストンロッド7の端部に固着し、カートリッジ部3内にピストンロッド7と平行に少なくとも2本のセンターバー43を配置し、このセンターバー43でスプリングリテーナ38を支持してピストンロッド7の横荷重を保持させたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
【選択図】図1
【解決手段】変換機構6を内蔵したハウジング部1と、ピストン26を内蔵するシリンダ部2と、スプリング18を内蔵したカートリッジ部3とより成るアクチュエータであり、スプリング18の外端面を略円板状のスプリングリテーナ38で保持し、このスプリングリテーナ38をピストンロッド7の端部に固着し、カートリッジ部3内にピストンロッド7と平行に少なくとも2本のセンターバー43を配置し、このセンターバー43でスプリングリテーナ38を支持してピストンロッド7の横荷重を保持させたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
【選択図】図1
Description
本発明は、スプリングリターン式空圧アクチュエータに関し、特に、ガスプラント等のガス供給ラインで使用される大型のボールバルブやバラフライバルブ等の回転弁を操作するためのスプリングリターン式空圧アクチュエータに関する。
従来より、ガスプラント等のガス供給ラインで使用される回転弁に搭載されるアクチュエータは、緊急時に流路を遮断できる構造になっており、火災や電気信号の断裂などに応じて急速に回転弁の弁体を閉止可能になっている。この種のアクチュエータは、通常、スプリングを内蔵したスプリングカートリッジ部と、ピストンを内蔵したシリンダ部と、スコッチヨーク等の変換装置を内蔵したハウジング部とを有している。同アクチュエータは、シリンダ部で内部に供給された圧縮空気によりピストンロッドを往運動させ、スプリングカートリッジ部でスプリングの弾性力によりピストンロッドを復運動させ、このピストンロッドの往復動をハウジング部で変換装置により出力軸の回転運動に変換させて弁体を回転動作させるようになっている。そして、緊急時等には、スプリングにより弁体を閉回転させることが可能になっている。
このようなスプリングリターン式空圧アクチュエータとしては、例えば、特許文献1のスプリングリターン式ロータリアクチュエータが知られている。同文献1のアクチュエータは、スプリングがピストンロッドの端部側に固定されたスプリングリテーナの外側とスプリングカートリッジのハウジング部との遠隔側端面との間に装着されている。スプリングリテーナは、スプリングカートリッジ部の内部のタイロッドとの間に隙間を有する状態でこのタイロッドに対して往復動方向に設けられている。このアクチュエータでは、スプリングをアクチュエータ本体の外方側に押し縮めることにより、ピストンロッドを復運動させるためのスプリングの弾性力を蓄勢させる構造になっている。
一方、特許文献2のアクチュエータにおいては、スプリングがピストンロッドの端部側に固定されたスプリングリテーナの内側とスプリングカートリッジのハウジング部との近接側端面との間に装着され、このスプリングをアクチュエータ本体の内方向に引き縮めることにより、スプリングの弾性力を蓄勢させる構造になっている。このアクチュエータでは、スプリングカートリッジ部内を往復動するロッドと、シリンダ部内を往復動するロッドとがハウジング部内でガイド部材にピンで取付けられ、このガイド部材がヨークに接続されている。ガイド部材は、バー状のガイドロッドにスライド可能に取付けられ、往復運動を回転運動に変換するときに、このガイド部材が横方向に案内されることでスコッチヨークに発生しようとする横荷重が抑えられる。
これらのアクチュエータをガスプラント等のガス供給ラインで使用する場合、回転弁の大型化に伴ってこの回転弁を回転させる出力を得るためにアクチュエータ全体も大型化する。その際、シリンダ部による往動作の出力と同時に、スプリングによる復動作の出力も向上させる必要があるため、このアクチュエータでは、スプリングを大型化することでその弾性力が高められている。
しかしながら、特許文献1のアクチュエータにおいては、スプリングを押し縮めて弾性力を蓄勢させる構造であるため、蓄勢時にスプリングカートリッジ部のケース自体でスプリング荷重を支えることになる。そのため、押し縮められたスプリングの増大した弾発力がケースに加わることになり、この力に耐えるようにするために出力が大型のアクチュエータ、例えば、5000N−m以上のアクチュエータでは、肉厚を増したり補強用の部品を設ける必要が生じてコストが嵩むことがあった。更に、スプリングリテーナの外側とハウジング部遠隔側端面との間にスプリングが装着され、アクチュエータ本体の外方側にスプリングを押し縮める構造であるため、ピストンロッドとスプリングカートリッジ部との軸支部分からスプリングリテーナによる軸支部分までの2点の支点間距離が短くなり、この場合、出力が大型のアクチュエータでは往復動時にピストンロッドに発生する横荷重によって起こる軸振れを抑えることが難しくなる。しかも、スプリングリテーナとタイロッドとの間に隙間が設けられているため、シートリテーナ側のピストンロッドの軸振れが激しくなりやすい。
一方、同文献2のアクチュエータは、スプリングを引き縮めて弾性力を蓄勢させる構造であるため、スプリングによる荷重をスプリングカートリッジ部のケース自体で支える必要はない。しかし、このアクチュエータは、スプリングカートリッジから突出するロッドとシリンダ部から突出するロッドをハウジング内部で接続する構造であるため、偏心構造のスコッチヨークの往復動により横荷重が発生したときに、この横荷重によってピストンロッドやスプリングリテーナが軸振れを起こしやすくなり、これによりピストンロッドが撓んでスプリングリテーナがケース内側に接触する可能性があった。この場合、ピストンロッドの直進往復運動が妨げられて作動不良を招くおそれがある。このようなピストンロッドの撓みをおさえるためにハウジング内にバーが設置され、このバーによりそれぞれのロッドを接続するコネクタをおさえて横荷重を防止しようとしているが、このバーなどの部品により部品点数が増加すると同時にハウジングが大型化して重量も増加し、延いては、アクチュエータ全体が大型化してコストの増加にも繋がることになる。
しかも、このアクチュエータは、スプリングカートリッジ部から延設されたロッドとシリング部から延接されたロッドとをハウジング内部でガイド部材を用いて接続しているため、ハウジング部内に接続スペースが必要になりハウジング部の面間が広くなることでアクチュエータの全長が大きくなる。この場合、スプリングを引き縮める構造であることからガイド部材を用いた接続構造も複雑化し、横荷重抑制用の部品も多くなる。
しかも、このアクチュエータは、スプリングカートリッジ部から延設されたロッドとシリング部から延接されたロッドとをハウジング内部でガイド部材を用いて接続しているため、ハウジング部内に接続スペースが必要になりハウジング部の面間が広くなることでアクチュエータの全長が大きくなる。この場合、スプリングを引き縮める構造であることからガイド部材を用いた接続構造も複雑化し、横荷重抑制用の部品も多くなる。
本発明は、上記の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、全体の複雑化や部品点数の増加を抑えつつ、大型の回転弁に搭載した場合でも安定した出力を得ることができ、スプリングの弾性力によってピストンロッドが動作するときの横荷重を抑えてこのピストンロッドの直進往復運動を回転運動にスムーズに変換できるスプリングリターン式空圧アクチュエータを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ピストンロッドの往復動を回動に変換させる変換機構を内蔵したハウジング部と、ピストンロッドの一側に設けたピストンを内蔵するシリンダ部と、ピストンロッドの他側にこのピストンロッドの往復動により拡縮するスプリングを内蔵したカートリッジ部とより成るアクチュエータであって、スプリングの外端面を略円板状のスプリングリテーナで保持し、このスプリングリテーナをピストンロッドの端部に固着すると共に、カートリッジ部内にピストンロッドと平行に少なくとも2本のセンターバーを配置し、このセンターバーでスプリングリテーナを支持してピストンロッドの横荷重を保持させたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項2に係る発明は、ピストンロッドの外端部にスプリングリテーナを固着し、かつ、このスプリングリテーナにスプリングの外端面を当接させたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項3に係る発明は、ピストンをピストンロッドと平行に配置した少なくとも2本のセンターバーで支持したスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項4に係る発明は、スプリングリテーナとピストンとをベアリングを介してセンターバーで保持したスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項5に係る発明は、スプリングを分割して直列に配置し、この分割スプリングの間にスプリングリテーナを設けたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項6に係る発明は、ピストンロッドを分割構造とし、このピストンロッドをハウジング部の外方で接続可能に設けたスプリングリターン式空圧アクチュエータである。
請求項1に係る発明によると、スプリングの荷重をスプリングリテーナで受ける構造により全体の複雑化や部品点数の増加を抑えつつ、大型の回転弁に搭載する場合でも安定した出力を得ることができ、ピストンロッドの端部にスプリングリテーナを固着し、カートリッジ部内にピストンロッドと平行に配置した少なくとも2本のセンターバーでスプリングリテーナを支持しているので、ピストンロッドが往復動するときのスプリングの弾性力による横荷重を抑えることが可能になり、ピストンロッドの直進往復運動を回転運動にスムーズに変換して効率的に動作させることができる。
請求項2に係る発明によると、スプリングを引き縮めたときに弾性力を蓄勢させる構造としていることにより、スプリングによる荷重がケースに加わることを防いで全体の大きさや肉厚を必要最小限に抑えつつ強度を確保できる。このため、全体をコンパクトに形成して狭いスペースへの設置も可能になり、回転弁の向きに応じて取付け方向を変更することも容易になる。
請求項3に係る発明によると、ピストンが往復動するときの横荷重を抑えることができ、しかも、このピストン側におけるセンターバーによる横荷重の保持と、スプリング内蔵側におけるセンターバーによる横荷重の保持とにより変換機構の両側を支持することが可能になるため、変換機構によって生じる横荷重によるピストンロッドの軸振れを抑えてこのピストンロッドの直進往復運動を回転運動に高効率で変換してアクチュエータに接続する回転弁を正確に制御することが可能になる。
請求項4に係る発明によると、スプリングリテーナ、ピストンの横荷重による軸振れをベアリングで抑えることで安定したピストンロッドの往復動作を得ることができ、変換機構による変換時のロスを少なくできる。
請求項5に係る発明によると、長さが短いスプリングを使用でき、スプリングの製造が容易になり、スプリングの組込みも簡単になることでアクチュエータの組立て作業を簡略化できる。更には、このコンパクト化したスプリングの保管・運搬も簡単になる。
請求項6に係る発明によると、ハウジング部内にピストンロッドの接続スペースを必要とすることが無いため、ハウジング部の面間を小さく抑えて全体をコンパクト化できる。外部の空間でピストンロッドを接続する構成により、このピストンロッドの接続構造も単純化でき、部品点数を抑えることも可能になる。
以下に、本発明におけるスプリングリターン式空圧アクチュエータの好ましい実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1においては、本発明のスプリングリターン式空圧アクチュエータの復動終了状態を示しており、図2においては、図1のアクチュエータが作動した状態を示しており、図3においては、スプリングリターン式空圧アクチュエータの往動終了状態を示している。
図1〜図3において、本発明におけるスプリングリターン式空圧アクチュエータ(以下、アクチュエータ)は、ハウジング部1と、シリンダ部2と、カートリッジ部3とを有し、これらを一体化することにより構成される。
ハウジング部1はハウジングケース5を有しており、このハウジングケース5内部には変換機構6が内蔵されている。変換機構6は、ピストンロッド7に固定されたピン8、スコッチヨーク9、出力軸10を有し、また、ハウジングケース5にはストッパボルト11、ブラケット12が設けられている。
ハウジング部1はハウジングケース5を有しており、このハウジングケース5内部には変換機構6が内蔵されている。変換機構6は、ピストンロッド7に固定されたピン8、スコッチヨーク9、出力軸10を有し、また、ハウジングケース5にはストッパボルト11、ブラケット12が設けられている。
ピストンロッド7は、ハウジング部1のハウジングケース5に対して往復動可能に取付けられ、このピストンロッド7の所定位置にはその往復動の方向と直交する向きにピン8が突出して装着されている。このピストンロッド7は、単一部材に構成されていてもよいが、モジュール化や組立容易性の観点から分割構造とすることが望ましい。本実施形態では、ピストンロッド7は、雌ねじ13を有する第1ロッド14と、この雌ねじ13に螺合する雄ねじ15を有する第2ロッド16とからなっており、雌ねじ13と雄ねじ15との螺合により、第1ロッド14と第2ロッド16とがハウジング部1の外方で接続可能になっている。なお、本実施形態において、ピストンロッド7が後述するスプリング18の弾性力に抗する向きに作動する場合を往動、スプリング18の弾性力の向きに作動する場合を復動とする。
図4において、出力軸10は、ピストンロッド7と直交する方向に回動自在に設けられており、ボールバルブやバタフライバルブ等の回転弁19の回転軸20を接続可能な挿着穴10aが形成されている。挿着穴10aは、回転軸20の径に応じて予め加工することが可能になっており、この挿着穴10aに図示しないキーを介して回転軸20を固着可能になっている。出力軸10は、スコッチヨーク9に挿着により固着され、このスコッチヨーク9と一体に回転可能になっている。スコッチヨーク9には凹状の係合部9aが形成されている。この係合部9aはピン8に係合可能であり、このピン8と係合部9aとの係合によってピストンロッド7が往復動したときにスコッチヨーク9がピン8に押されて回転し、この回転によりスコッチヨーク9と一体に出力軸10が回動する。このようにして、ピストンロッド7の往復動が変換機構6により出力軸10の回動に変換される。
ストッパボルト11は、回転時のスコッチヨーク9が当接可能な位置に螺合によりハウジングケース5に取付けられ、スコッチヨーク9の回転時には、このスコッチヨーク9がストッパボルト11に当接して出力軸10の回転範囲が規制される。ストッパボルト11は、ハウジングケース5に対して螺入量が調節可能であり、これによって、スコッチヨーク9の回転範囲を細かく調節できる。
図4におけるブラケット12は、回転弁19への取付け用としてハウジング部1のハウジングケース5下部に設けられている。このブラケット12は、ハウジング部1と一体に形成され、このブラケット12により取付開口部21が形成されている。図示しないが、この取付開口部21からスパナ等の工具でボルトによりアクチュエータと回転弁19とを固定できる。このように、ブラケット12をハウジングケース5に一体化することで、スプリング18が強い弾性力を有している場合でも、その弾性力に対してハウジング部1と回転弁19とを強固に固定でき、アクチェータが大型である場合でも安定した作動が可能になる。しかも、回転弁19の仕様に合わせた大きさにブラケット12を予め加工できることにより、アクチュエータ全体の高さが低くなってコンパクト化が可能になり、部品点数も少なくなる。アクチュエータの取付時には、作業工数が少なくなって取付けが容易になり、回転弁19を取付ける際には、取付開口部21よりボルトで簡単に着脱可能であり、グランドボルトの増し締めも容易である。しかも、回転弁19に対してアクチュエータの向きを90度回転させて取付けできるため、回転弁19の開閉方向を変更することも容易である。
シリンダ部2は、筒状のシリンダケース25、円板状のピストン26、エンドカバー27、シリンダロッドガイド28を有し、シリンダケース25の開口両端にエンドカバー27、シリンダロッドガイド28がそれぞれ取付けられ、これらの間にピストン26が内蔵されている。
ピストン26には、ナット部材29によりピストンロッド7の一側となる第1ロッド14が固定され、この第1ロッド14は、シリンダロッドガイド28に形成された貫通穴28aに装着されたベアリング30、Oリング31を介してシリンダ部2内に装着される。ピストン26には2つの連通穴26a、26aが形成され、この連通穴26aにもベアリング30、Oリング31が装着されている。シリンダケース25内のピストン26とシリンダロッドガイド28との間には図示しない給排気口が設けられ、この給排気口より圧縮エアを給排気することによってピストン26がシリンダケース25内を往復動し、この往復動によりピストン26に一体に固定されたピストンロッド7が往復動可能になっている。
シリンダ部2の内部には少なくとも2本のセンターバー33、33が設けられ、このセンターバー33は、ピストンロッド7と平行に、エンドカバー27側のセンターバー33に形成された雄螺子33aとエンドカバー27に形成された雌螺子27aとの螺着と、シリンダロッドガイド28側の固着ナット34の螺着により固着されている。前記ピストン26は、このセンターバー33に装着され、支持された状態でシリンダケース25内を往復動する。
カートリッジ部3は、ハウジング部1におけるシリンダ部2との他側に設けられ、筒状のスプリングケース35と、円板状のスプリングロッドガイド36、スプリングカバー37を有し、スプリングケース35の開口両端にスプリングロッドガイド36、スプリングカバー37がそれぞれ取付けられている。このカートリッジ部3内にはスプリングロッドガイド36に形成された貫通穴36aに装着されたベアリング30、Oリング31を介してピストンロッド7が装入され、また、2つの略円板状のスプリングリテーナ38である第1リテーナ39、第2リテーナ40を介してスプリング18が内蔵されている。
第1リテーナ39、第2リテーナ40にはピストン26と同様に2つの貫通穴39a、40aがそれぞれ形成され、この貫通穴39a、40aにベアリング30が装着されている。さらに、第1リテーナ39の中央には取付穴39b、第2リテーナ40の中央には第2ロッド16の外径よりもやや大きい内径の穴部40bが設けられ、第1リテーナ39は、取付穴39bより突出させた第2ロッド16端部に固定ナット41により固定され、第2リテーナ40は、第1リテーナ39とスプリングロッドガイド36との間に穴部40bを介して第2ロッド16に摺動自在に装着されている。この装着構造により、第1リテーナ39は、ピストンロッド7と一体にカートリッジ部3内を往復動自在になり、第2リテーナ40は、第1リテーナ39の往復動に応じてスプリング18を拡縮しながらピストンロッド7を摺動する。何れのリテーナ39、40も、ベアリング30を介して後述のセンターバー43に装着され、このセンターバー43に対して摺動自在になっている。
スプリング18は、大径スプリング44、小径スプリング45からなり、各スプリング44、45は2分割に分割されている。これによってスプリング18(大径スプリング44、小径スプリング45)は、ピストンロッド7の往復動方向に直列に2組配置される。分割スプリング18は、第1リテーナ39と第2リテーナ40との間、第2リテーナ40とスプリングロッドガイド36との間にそれぞれ装着され、この分割スプリング18の間に第2リテーナ40が配設される。この場合、4本のスプリング18は、スプリングリテーナ38で芯出しされながら保持されて倒れが防止された状態で設置され、ピストンロッド7のスムーズな作動が可能になっている。
これにより、スプリング18は、スプリングリテーナ38に外端面が当接した状態でこのスプリングリテーナ38とハウジング部1取付け側との間に弾発した状態で保持されている。
シリンダ部2のシリンダ室に圧縮エアが給気された場合には、この圧縮エアによりピストン26が往動し、ピストン26と一体のピストンロッド7の往動によってスプリング18が引き縮められてその弾性力が蓄勢される。このように、スプリング18は、ピストンロッド7のシリンダ部2との他側にピストンロッド7の往復動により拡縮可能な状態で内蔵されている。
シリンダ部2のシリンダ室に圧縮エアが給気された場合には、この圧縮エアによりピストン26が往動し、ピストン26と一体のピストンロッド7の往動によってスプリング18が引き縮められてその弾性力が蓄勢される。このように、スプリング18は、ピストンロッド7のシリンダ部2との他側にピストンロッド7の往復動により拡縮可能な状態で内蔵されている。
図6において、センターバー43は、カートリッジ部3の内部にピストンロッド7と平行に少なくとも2本配置され、このセンターバー43、43は、このセンターバー43に形成された雄螺子43aとスプリングカバー37に形成された雌螺子37aとの螺着と、スプリングロッドガイド36側の固着ナット34の螺着により固着されている。ここで、「ピストンロッド7と平行」とは、(1)図6のセンターバー43、43に示すように、出力軸10と直交方向となる平行配置、(2)図6のセンターバー43x、43xに示すように、出力軸10と平行方向となる平行配置が対象となる。
ピストンロッド7には、往復運動の際に、スコッチヨーク9の凹部9aとピン8とが接触していることで、このピン8と凹部9aとの接点P、P´において荷重が加わる。この荷重は、例えばピストンロッド7の往運動の際において、図1から図2の状態に移行する過程では接点Pで荷重F1となって図の方向に働くため、この荷重F1を、ピストンロッド7の往動方向の成分である縦成分荷重F1xと、この縦成分荷重F1xと直交する方向の成分である横成分荷重F1yとに分けることができ、この横成分荷重F1yがピストンロッド7に対する横荷重になる。
図2から図3の状態に移行する過程では接点Pで荷重F2となって図の方向に働くため、この荷重F2を、ピストンロッド7の往動方向の成分である縦成分荷重F2xと、この縦成分荷重F2xと直交する方向の成分である横成分荷重F2yとに分けることができ、この横成分荷重F2yがピストンロッド7に対する横荷重になり、このとき、この横成分荷重F2yは、出力軸10を介して横成分荷重F1yの反対側に生じる。
また、ピストンロッド7の復運動の際には、図3から図2の状態に移行する過程では接点P´で荷重F3となって図の方向に働くため、この荷重F3を、ピストンロッド7の復動方向の成分である縦成分荷重F3xと、この縦成分荷重F3xと直交する方向の成分である横成分荷重F3yとに分けることができ、この横成分荷重F3yがピストンロッド7に対する横荷重になる。
図2から図1の状態に移行する過程では接点P´で荷重F4となって図の方向に働くため、この荷重F4を、ピストンロッド7の復動方向の成分である縦成分荷重F4xと、この縦成分荷重F4xと直交する方向の成分である横成分荷重F4yとに分けることができ、この横成分荷重F4yがピストンロッド7に対する横荷重になり、このとき、この横成分荷重F4yは、出力軸10を介して横成分荷重F3yの反対側に生じる。これらの横成分荷重F3y、横成分荷重F4yは、ピストンロッド7の動作方向において、横成分荷重F1y、横成分荷重F2yとは反対方向に生じる。
このように、ピストンロッド7に加わる横荷重は、出力軸10の直交方向で且つ交互に反対方向に生じることから、センターバー43、43は、図6に示すように、出力軸10と直交方向で且つ、ピストンロッド7に対して等間隔Uに平行配置するのが好ましい。特に、図6に示す実施形態では、センターバー43、43の中心軸を、出力軸10と直交方向において、ピストンロッド7の中心軸と同一平面L上に配置しており、等間隔Uに基づくモーメントを利用しつつ、横荷重を効率的に抑制している。
また、このセンターバー43、43は、上下のスコッチヨーク9、9の間に配置されていることから、各センターバー43をスプリングロッドガイド36に固定する固定ナット34がスコッチヨーク9、9に干渉することが無く、スコッチヨーク9、9を収容するハウジングケース5をコンパクトに形成することができる。
次に、センターバーを出力軸10と直交方向に平行配置する、上記(1)の第2例として、図6に示すように、4本のセンターバー43yを上下のスコッチヨーク9、9と略同一平面上に配置してもよい。この配置の場合には、センターバー43yをスプリングロッド36に固定する固定ナット34が、スコッチコーク9、9に干渉することの無いよう、ハウジングケース5をピストンロッド7の軸心方向にやや長く形成する必要がある。
更に、上記(2)の例のように、センターバー43x、43xを、出力軸10と平行方向となる平行配置としてもよい。この配置の場合には、上記(1)の例のように、等間隔Uに基づくモーメントを利用しないことから、センターバーの径をやや太く形成する必要があり、また、ハウジングケース5の高さをやや高く形成する必要がある。
なお、上述のセンターバー43、43x、43yの配置は、センターバー33についても同様に適用可能である。
なお、上述のセンターバー43、43x、43yの配置は、センターバー33についても同様に適用可能である。
前記したように、スプリングリテーナ38がセンターバー43により芯出しされた状態で支持されながらカートリッジ部3内を往復動することにより、アクチュエータは、ピストンロッド7往復動時の横荷重を保持することが可能になっている。
スプリングカバー37には開口部46が形成され、この開口部46を介してピストンロッド7に固定ナット41を螺着可能になっている。この開口部46には固着ボルト47により略円板状の蓋体48を着脱可能になっており、この蓋体48を装着することで開口部46が閉塞される。
本発明のアクチュエータは、上述した構成によりピストンロッド7がスコッチヨーク9の両端側でピストン26、第1リテーナ39により支持され、シリンダ部2への給気によりピストン26を往動させ、カートリッジ部3に設けたスプリング18によりピストン26を復動させ、このピストン26の往復動をピストンロッド7を介してハウジング部1の変換機構6に伝達し、この変換機構6によって出力軸10の回動に変換させることが可能になっている。このため、緊急時等において、強制的にピストンロッド7を復動させて回転弁19を動作させることが可能になっている。
なお、本実施形態においては、変換機構6としてスコッチヨーク9・ピン8によってピストンロッド7の往復動を回動に変換させるスコッチヨーク機構を用いた場合を説明したが、この変換機構6はスコッチヨーク機構以外の機構であってもよく、例えば、図示しないラック・ピニオンによる機構や、ギア機構などの各種の変換機構を用いることも可能である。また、ピストン26・エンドカバー27・シリンダロッドガイド28、スプリングロッドガイド36・スプリングカバー37は、それぞれ鋳物から形成可能であり、これらの鋳物部品の完成状態が同一になるように予めその形状を設定することにより、鋳物素材の共用化を図り、鋳造型の種類を低減して型費用を削減することも可能である。
続いて、上記のアクチュエータを組立てる場合を説明する。図5及び図7〜図10においては、アクチュエータの組立て手順を示している。
図5の分離断面図に示すように、シリンダ部2、カートリッジ部3は、それぞれ前述した状態に予め組み込まれている。ハウジング部1においては、ピストンロッド7がスコッチヨーク9から外れた状態になっており、第1ロッド14と第2ロッド16とが分離した状態になっている。このため、シリンダ部2のピストン26には、第1ロッド14のみが取付けられている。
図5の分離断面図に示すように、シリンダ部2、カートリッジ部3は、それぞれ前述した状態に予め組み込まれている。ハウジング部1においては、ピストンロッド7がスコッチヨーク9から外れた状態になっており、第1ロッド14と第2ロッド16とが分離した状態になっている。このため、シリンダ部2のピストン26には、第1ロッド14のみが取付けられている。
先ず、図7に示すように、ハウジング部1のハウジングケース5内に第1ロッド14を装入しながらハウジング部1とシリンダ部2とを組合わせる。このとき、スコッチヨークの係合部9aに第1ロッド14に取付けられているピン8を係合させる。ハウジング部1とシリンダ部2との組合わせ後には、第1ロッド14の端部は、ハウジング部1のカートリッジ部3取付け側より突出した状態になっている。
この状態で、図8において、第1ロッド14の雌ねじ13に第2ロッド16の雄ねじ15を螺合させてこの第1ロッド14と第2ロッド16とを一体化させる。その後、ピストンロッド7の復動状態まで出力軸10を回転させる。
この状態で、図8において、第1ロッド14の雌ねじ13に第2ロッド16の雄ねじ15を螺合させてこの第1ロッド14と第2ロッド16とを一体化させる。その後、ピストンロッド7の復動状態まで出力軸10を回転させる。
図9に示すように、スプリングロッドガイドの貫通穴36aにピストンロッド7を挿入させながら、カートリッジ部3とハウジング部1とを組合わせる。組合わせ後には、ピストンロッド7(第2ロッド16)の先端側が第1リテーナ39の取付穴39bより突出した状態になる。この第2ロッド16先端側に固定ナット41を螺着することで、第2ロッド16に第1リテーナ39を固定する。このとき、ハウジング部1に、カートリッジ部3・シリンダ部2が強固に固定される。なお、ピストンロッド7の往復動時には、このピストンロッド7の動作に伴ってスプリング18がスプリングリテーナ38を介して拡縮動作する。
最後に、図10において、固着ボルト47により蓋体48を開口部46に取付け、この開口部46を被蓋してアクチュエータの組立てを完了する。
最後に、図10において、固着ボルト47により蓋体48を開口部46に取付け、この開口部46を被蓋してアクチュエータの組立てを完了する。
上述したように、アクチュエータの組立て時において、ハウジング部1に対して予めユニット化したシリンダ部2と、カートリッジ部3とを組合わせ、この状態でピストンロッド7に固着ボルト47を螺着することで簡単に一体化できる。このため、組込み用の内部部品を取付けたり、シリンダ部2、カートリッジ部3からシリンダケース25、スプリングケース35を着脱する必要がなく、部品点数の削減を図りつつ組立て性の向上を図ることができる。
次に、本発明の上記実施形態におけるアクチュエータの動作を述べる。
図1においては、シリンダ部2から圧縮エアが排気された状態を示している。この場合、スプリング18がその弾性力により伸長した状態になり、この伸長により第1リテーナ39がスプリングカバー37側に移動する。この第1リテーナ39の移動によってピストンロッド7が復動し、この復動がピン8、スコッチヨーク9を介して出力軸10に伝達され、出力軸10が復動方向に回転する。スコッチヨーク9の回転はストッパボルト11により制限されるため、出力軸10は所定の位置まで回転する。この出力軸10の回転により、回転弁19の回転軸20が所定方向に回転する。
図1においては、シリンダ部2から圧縮エアが排気された状態を示している。この場合、スプリング18がその弾性力により伸長した状態になり、この伸長により第1リテーナ39がスプリングカバー37側に移動する。この第1リテーナ39の移動によってピストンロッド7が復動し、この復動がピン8、スコッチヨーク9を介して出力軸10に伝達され、出力軸10が復動方向に回転する。スコッチヨーク9の回転はストッパボルト11により制限されるため、出力軸10は所定の位置まで回転する。この出力軸10の回転により、回転弁19の回転軸20が所定方向に回転する。
図2において、給排気口からシリンダ部2に圧縮エアが供給されると、この供給された圧縮エアが蓄積され、この圧縮エアの蓄積に伴ってピストン26がエンドカバー27の方向に移動する。このとき、図3に示すように、ピストン26の移動に伴ってピストンロッド7がスプリング18を引き縮めながら往動し、この往動がピン8、スコッチヨーク9を介して出力軸10に伝達され、出力軸10が往動方向に回転する。スコッチヨーク9の往動は、復動時と同様にストッパボルト11により制限されるため、スコッチヨーク9はその制限位置まで回転した状態で停止する。このスコッチヨーク9の回転により、出力軸10が所定の位置まで回転し、この出力軸10の回転により、回転弁19の回転軸20が復動時の回転方向と逆方向に回転する。
図2の状態において、例えば、火災や電気信号の断裂などの緊急時や、或は、任意に回転弁19を操作する際には、給排気口への圧縮エアの供給が停止したときにシリンダ部2から圧縮エアが抜けることによりスプリング18が伸長し、このスプリング18の伸長に伴ってピストンロッド7が復動し、スコッチヨーク9、出力軸10が復動方向に回転して回転弁19の回転軸20が所定方向に回転する。
本発明のスプリングリターン式空圧アクチュエータは、スプリング18の外端面をスプリングリテーナ38で保持し、このスプリングリテーナ38をピストンロッド7の端部に固着すると共に、図6に示すように、カートリッジ部3内にピストンロッド7と平行に少なくとも2本のセンターバー43、43を配置し、このセンターバー43、43でスプリングリテーナ38を支持してピストンロッド7の横荷重を保持させているので、上記した動作時においてスコッチヨーク9の偏心動作を備えた変換機構6の往復動による横荷重を、2本のセンターバー43、43で支えて軸振れを防ぎながら保持できる。
これにより、全体の複雑化や部品点数の増加を抑えつつ、ピストンロッド7の撓み、スプリングリテーナ38のスプリングケース35内部への接触、スプリング18の倒れを防いで、ピストンロッド7の直進往復運動をスムーズにおこない、確実かつ高精度に出力軸10を回転させて作動不良を回避できる。
しかも、ピストン26に関しても、ピストンロッド7と平行に配置した少なくとも2本のセンターバー33、33で支持しているので、ピストン26往復時の横荷重を抑えることができ、この結果、スコッチヨーク9の動作により発生する横荷重を、カートリッジ部3側の2本のセンターバー43、43、シリンダ部2側の2本のセンターバー33、33により支持しているため、ピストンロッド7の両端に位置するスプリングリテーナ38とピストン26が各センターバー43、33に沿って作動し、ピストンロッド7は、軸振れが抑えられた状態でスムーズに往復動作する。
ピストンロッド7の外端部(第2ロッド16)にスプリングリテーナ38(第1リテーナ39)を固着し、かつ、このスプリングリテーナ38にスプリング18の外端面18aを当接させているので、スプリング18を引き縮めたときの弾性力(反発力)がスプリングリテーナ38とスプリングロッドガイド36との間に蓄勢され、このスプリング荷重がセンターバー43やスプリングケース35に伝達することが防止されている。そのため、スプリングケース35の肉厚を薄くしたりアクチュエータの内部構造を簡略化でき、アクチュエータ全体の重量を軽くすることもできる。更に、第1リテーナ39を固着する固定ナット41を外すことのない限りスプリング18を取外すことができず、この固定ナット41は、通常時には蓋体48により隠れた状態にあるため、誤操作等によりスプリング18が飛び出すことのない安全構造になっている。
更に、スプリングの外端部18a付近でピストンロッド7を支えた構造としているので、モーメントを大きく確保しつつ支える荷重を小さくすることができ、ピストンロッド7の径も小さく抑えることが可能になる。このとき、ピストンロッド7とスプリングロッドガイド36とによる軸支部分と、第1リテーナ39とセンターバー43とによる軸支部分とによる2点の支点間距離をカートリッジ部3内において最大寸法に設けることができる。これにより、変換機構6の横荷重による軸振れを確実に抑えることができる。
ピストンロッド7を第1ロッド14と第2ロッド16とからなる分割構造に設けているので、モジュール化が容易であり、かつ、組立も容易になる。ピストンロッド7をハウジング部1の外方で接続可能であるので、このハウジング部1内にピストンロッド7接続用のスペースを設ける必要がなく、ハウジング部1の面間を小さくしてアクチュエータ全体をコンパクト化できる。
1 ハウジング部
2 シリンダ部
3 カートリッジ部
6 変換機構
7 ピストンロッド
14 第1ロッド
16 第2ロッド
18 スプリング
18a 外端面
26 ピストン
30 ベアリング
33、43 センターバー
38 スプリングリテーナ
39 第1リテーナ
40 第2リテーナ
2 シリンダ部
3 カートリッジ部
6 変換機構
7 ピストンロッド
14 第1ロッド
16 第2ロッド
18 スプリング
18a 外端面
26 ピストン
30 ベアリング
33、43 センターバー
38 スプリングリテーナ
39 第1リテーナ
40 第2リテーナ
Claims (6)
- ピストンロッドの往復動を回動に変換させる変換機構を内蔵したハウジング部と、ピストンロッドの一側に設けたピストンを内蔵するシリンダ部と、ピストンロッドの他側にこのピストンロッドの往復動により拡縮するスプリングを内蔵したカートリッジ部とより成るアクチュエータであって、前記スプリングの外端面を略円板状のスプリングリテーナで保持し、このスプリングリテーナを前記ピストンロッドの端部に固着すると共に、前記カートリッジ部内に前記ピストンロッドと平行に少なくとも2本のセンターバーを配置し、このセンターバーで前記スプリングリテーナを支持してピストンロッドの横荷重を保持させたことを特徴とするスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
- 前記ピストンロッドの外端部に前記スプリングリテーナを固着し、かつ、このスプリングリテーナに前記スプリングの外端面を当接させた請求項1に記載のスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
- 前記ピストンを前記ピストンロッドと平行に配置した少なくとも2本のセンターバーで支持した請求項1又は2に記載のスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
- 前記スプリングリテーナと前記ピストンとをベアリングを介して前記センターバーで保持した請求項3に記載のスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
- 前記スプリングを分割して直列に配置し、この分割スプリングの間に前記スプリングリテーナを設けた請求項1乃至4の何れか1項に記載のスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
- 前記ピストンロッドを分割構造とし、このピストンロッドをハウジング部の外方で接続可能に設けた請求項1乃至5の何れか1項に記載のスプリングリターン式空圧アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010211119A JP2012067800A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | スプリングリターン式空圧アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010211119A JP2012067800A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | スプリングリターン式空圧アクチュエータ |
Publications (1)
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Family
ID=46165308
Family Applications (1)
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JP2010211119A Pending JP2012067800A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | スプリングリターン式空圧アクチュエータ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160005949A (ko) * | 2014-07-08 | 2016-01-18 | 주식회사 센토크 | 액추에이터용 스프링 리테이너 |
KR101797056B1 (ko) * | 2016-06-24 | 2017-11-15 | (주)큐블락 | 실린더부 조립이 용이한 액추에이터 |
US10100851B2 (en) | 2014-11-25 | 2018-10-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Pneumatic actuator |
-
2010
- 2010-09-21 JP JP2010211119A patent/JP2012067800A/ja active Pending
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