JP2012067072A - ぜんそくの投与に用いられる吸入性複方組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な吸入性複方組成薬物の提供。
【解決手段】有効量のΒ−アゴニスト及びコルチコステロイド(corticosteroids)等の主成分と、必要な場合医学上許容されるキャリアーを含んでなる吸入性複方組成物。ぜんそく又は慢性肺阻塞病人のぜんそく発作の緊急投与、寝る前又は醒めた時の偏極性制御投与として用いられ、Β−アゴニスト薬物急性耐薬性現象の発生を減少することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は複方組成物に関し、特に吸入性コルチコステロイドにΒ−アゴニストを組んでなる複方組成物に関す。
伝統上、吸入性剤型でぜんそく又は慢性肺阻塞(Chronic Obstructi Pulmonary Disease, COPD)を治療することは、薬量が比較的低く、病人の体の負担が比較的低いために、比較的よい選択である。常用の吸入性剤型薬物はコルチコステロイド、Beta-2 アゴニスト、アンチコボリン作動性の(anticbolinergics)又は上記薬物組成の複方である。
市販の吸入性コルチコステロイド薬物はフルチカソンプロピネート(Fluticasone Propinate)、ブデソニド(Budesonide)、シクレソニド(Ciclesonide)、モメタソンフロエート(Momethasone furoate)(又はモメタソン)、ベクロメタゾンジプロピネート(Beclomethasone dipropinate)、トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide)、及びティプレダン(Tipredane)等が挙げられる。
Β−アゴニスト神経共剤又はΒ−協同剤と称す。このΒ−アゴニストはアルブテロール硫酸塩(又はサルブタモール硫酸塩と称す)、プロカテロール塩酸塩、フェノテロールハイドロブロミド、レプロテロール塩酸塩、フォルモテロール(Formoterol)、テルブタリン硫酸塩、サルメテロールキナフォエートが挙げられる。
その中、フォルモテロール、サルモレロール(Salmolerol)は長効型Β−アゴニスト(LABA)であり、作用時間が12時間にも及ぶので吸入型コルチコステロイドと併合して患者の病状及び肺機能を改善する。単独に長期的に使用するのは短効果Β−アゴニストを長期的に使用するのと同じくいずれも病人の病状に対して不利であることが実証された。したがって、単独にぜんそくの治療に運用するのは適切ではない。なぜならばそれ自体の抗発炎の作用が強くないので単独に使用すれば暫く病状を緩めるしかできない。単独に使用すれば病状を緩めることができるが、長期的に気道をふさぐと発炎病状を起こし、ぜんそくが容易に制御できない厳重な結果を引起す。
フェノテロール(Fenoterol)、アルブテロール(Aalbuterol)、テルブタリン又はプロカテロール等の短中効快速作用に属するΒ−アゴニストは作用時間が約3時間ないし6時間又は4ないし8時間であり、臨床応用は主として単方面に気管収縮症状の快速解除に用いられ、必要がある場合は一日に3回ないし4回使用する。
先行技術上には本国の200303767号はフォルモテロールの超微細混合に0.003−0.192%w/v間の(R,R)−(±)−フォルモテロール反丁二酸塩を含有しており、特許329387号にはモメタソンの一方を含んだ、呼吸道及び肺部疾病の医薬組成物が公開されている。大陸のCN1305380号にはフォルモテロールとブデソニドとの組成物が急性ぜんそく疾病に応用されていることが開示されている。
アメリカ特許第5,972,919号には、有効量活性フォルモテロールとブデソニドとのモル比が1:4〜1:70であることが開示されている。アメリカ特許第6,932,962号、6,799,572号、第6,638,495号、6,962,151号、第73,210,595号には既に吸入性(inhaled)コルチコステロイドの薬物複方、例えばブデソニドフルチカソン(Budesonide Fluticasone)、モメタソン、ベクロメタゾン、シクレソニド等のコルチコステロイドが選用されている。Β−アゴニストはフェノテロール、アルブテロール、プロカテロール、サルメロール及びフォルモテロール等の薬物が選用されている。
そしてアメリカ特許7,244,742号、7,481,995号、6,596,261号には更に一歩進んで吸入性コルチコステロイドにΒ−アゴニスト薬物を組んだ複方内に、1 プラトロピン(Pratropinm)を添加した吸入性コルチコステロイドが開示されているが、論及しているのはいずれも製剤学上の技術であり、本発明が薬物の作用、時効、用量、用法により臨床治療効果を改善するのと相違している。
オーストリア人は臨床上7〜18歳の経常性ぜんそく病患に対してプロカテロール及びブデソニド(chest,2005)を併用して口服でプロカテロール低剤量又は高剤量吸入性ブデソニドを添加する制御療法(control therapy)は病状を改善することができるが、患者の数量が少なすぎると両組の間には差別がない。別に、2010年4月14日日本でプロカテロール吸入液15又は30mgとブデソニド吸入懸浮液250mgとを霧霧機にて併用して、一日毎に2回一週間後一方のブデソニドに改用して経常性青少年ぜんそくを治療するのを開示した。該2種の治療方式は口服Β−アゴニストに吸入性コルチコステロイド(corticosteroid)薬物を組み、又は2種の薬物を噴霧機(nebulizer)で連続的に噴霧を発生させる治療剤であり、本発明の複方定量吸入剤又は乾粉吸入剤と相違している。そのうち、噴霧機に吸入液を組んだ投与方式は患者の各回毎の吸入薬物が10〜15分間必要であることに対応して投与されるので、患者に投与される薬物量及び口服で投与される薬物量は定量噴霧剤又は乾粉吸入剤の投与量よりもはるかに多く、その上、一日2回の均等式制御療法であるので、本発明の偏極制御療法(eccentric therapy)により提供される比較的低く、及び一日内不均等の薬物血中濃度と相違している。
ぜんそく及び慢性阻塞性肺病(COPD)に関係する呼吸道病気は社会の都市化につれて来した環境汚染問題であり、この呼吸道病気は既に全球化の主要疾病の一つとなっている。多くの研究結果からぜんそく死亡率が高いのは低診断率及び治療不足に関係する。世界衛生組織及び美国国家衛生院は1993年ぜんそくエキスパートを招いてぜんそくの防治を検討し、全球ぜんそく創議組織(Global Initiative for Asthma,GINA)理事会の経常性組織を組成した。そして各幾年毎に臨床の新証拠につれて不断に治療観念を変え、各国の医護人員の参考に供与できるように最新の指導方針を提供する。
目前GINAの指導準則では、段階式上下調整の治療概念、つまり病状に基づいて剤量の増減を調整し病人の状況を制御する。
(1)最も軽い第1級病人:
単に発作時に、短効果快速作用のΒ−アゴニストを投与して病状を解除する。
(2)第2級軽度病人:
甲)制御治療:投与a.低剤量の吸入法コルチコステロイド薬物又はb.白トリアルケン制御剤
乙)症状の解除:発作時短効果快速作用のΒ−アゴニストを投与する;
(3)第3級中度病人:
甲)制御治療:a.低剤量吸入性コルチコステロイドに長効果Β−アゴニストを組み、b.中高剤量吸入性コルチコステロイド薬物、c.低剤量吸入性コルチコステロイド薬物に白トリオレフィン制御剤又はd.低剤量吸入性コルチコステロイドに長効果性茶アルカリを組む。
乙)症状の解除:発作の場合短効果快速作用のΒ−アゴニストを投与する。
(4)第4級重度病人:
甲)治療の制御:中高剤量吸入性コルチコステロイド薬物に長効果Β−アゴニストを組んだ“薬物の投与”、b.白トリオレフィン制御剤の投与、c.長効果茶剤又はその中の2種選択して投与する。
乙)症状の解除:発作時短効果快速作用のΒ−アゴニストを投与する;
(5)第5級の厳重急性発作:
甲)治療の制御:第4級の治療の制御薬物に口服のコルチコステロイドを投与又は抗IgE免疫療法を加入する。
乙)症状の解除:発作時短効果快速作用のΒ−アゴニストを投与する。文献の資料から分かるように、Β−アゴニストは気管を拡張する作用を有しているけれども短効果又は長効果作用を顕現する薬物を問わず、いずれも単独に病人の慢性制御治療薬物とするのを建議しない。その主たる原因は高剤量で高周波数で単独にこの類の薬物を使用すると、病人に急性耐薬性(Tachyphylaxis)現象を引起し、病人の剤量を快速に増加させてからはじめて同様な制御効果を発生させ、又は薬が無効な場合があり、甚だしくは病症がより容易に発生して急性発作比率が増加し、住院率及び死亡率がこれにつれて増加する。
一般ではΒ−アゴニストが急性耐薬性を顕現する機制はΒリセプタが快速に下へ向かって調整することに起因する。また既にあるジーンが既知な病患はΒ−アゴニストの医療過程において急性耐薬性の発作を顕現しやすい。そして吸入性コルチコステロイド薬物が部分的にリセプタが快速的に下へ調製するのを反制する能力を顕現するので目前薬効が12時間以上の長効果のΒ−アゴニストに配合する原因は主としてぜんそくを治療する組成物にあり、例えばブデソニドとフォルモテロールフマレートとの組合せ、フルチカソンプロピオエート(Fluticasone propioate)とサルメテロールキナフォエートとの組合せ、フルチカソンプロピオネート(Fluticasone Propionate)とフォルモテロールフマレートとの組合せ、シクレソニド(Ciclesonide)とフォルモテロールフマレートとの組合せ、モメタソンフロエート(Momethasone furoate)とフォルモテロールフマレートとの組合せ、ベクロメタゾン(Beclomethasone)とフォルモテロールフマレートとの組合せ、又はフルチカソンフロエート(Fluticasone furoate)とビランテロールトリフェナテール(Vilanterol trifenatale)との組合せであり、剤型は主として乾粉吸入剤(DPI、Dry Powder Inhaler)又は定量噴霧吸入剤(MDI、Metared Dose Inhaler)であり、これら定量噴霧吸入剤はいずれも目前既に主たる研究開発の方向となっている。
これら複方組成物のΒ−アゴニスト、例えばフォルモテロールフマレート及びサルメテロールキナフォエートはいずれも毎日2回以上投与して24時間の薬効を維持するものであり、そしてビランテロールトリフェナテート(Vilanterol Trifenatate)は毎日一回のより長い薬効を与える薬物である。
Papi,A等は2007年に、ベクロメタゾンに短効果のΒ−アゴニストを組み、軽度なぜんそく治療に用いられる複方組成物を開示した。それが使用される複方制御療法も一日2回である。
この他、上記文献の他に、尚アメリカ特許第5,270,305号、5,658,549号、5,674,472号、5,674,860号、6,123,924号、6,143,277号、6,251,368号、6,253,762号、6,315,173号、6,510,969号、6,524,555号、6,546,928号、6,641,800号、RE40045号、7,067,502号、20100008997号、20090274771号、20090258075号、20090047336号、20080279788号、20080078382号、20080066741号、20080066739号、20070196285号、20060054166号、20050085445号、20040241103号、20040105819号、20040101483号には多くの吸入性コルチコステロイドにΒ−アゴニストを組む配方技術又は伝送技術の発明が開示されているが、いずれもコルチコステロイドと中短効果快速作用Β−アゴニスト例えばプロカテロール HCI等の併用及び使用方法を論及していない。
アメリカの特許データにはΒ−アゴニスト(プロカタロール HCI)を吸入性コルチコステロイドと併用する特許が開示されており、例えば6,503,537号、7,387,794号はポリ粉末の製造に関し、7,244,414号、7,658,949号、7,687,073号、7,694,676号、7,736,628号は乾粉吸入剤にたずさわり、そして7,172,752は併合粉粒の関連発明であり、7,550,133号は吸入濃縮薬物、7,109,247号はナビ粒子の懸液であり、6,814,953号は噴霧器に用いられる。6,932,962号はハイドロフルオロアルカン, HFA噴霧剤であり、7,244,742号は更に抗膽アルカリを添加し、7,267,813号は結晶球を含有している粒子であり、7,459,146号は装飾を施したPEGであり、ナミ粒子HFA推進剤も本発明のものと相違している。
文献データによれば、この急性耐薬性の機制が、Β−アゴニストが間接的に体内の一部分の内部の気管拡張物質の消耗により顕現される気管拡張作用と関連性があり、これにより多量の環状アデノシン一リン酸(CAMP)濃度が増加し、このCAMPが卵白毎に作用され、一連串反応を発生して、気管拡張を促す。従って、Β−アゴニストの大量投与期間、相対的に該内因性気管物質も消耗され、そして体内のこれら物質自体の補充が消耗速度よりも低い時、十分に急性耐薬現象を誘発する。
文献データはまた、ぜんそく病人の肺機能状況は一日中いずれも同様ではなく、半夜04:00が最も悪く、午後16:00が最もよい。この肺機能状況及び前記機制にもとづいて、発明者はぜんそく又は慢性肺阻塞の新治療方式を研究開発した。発明者は十分にテストと研究とを重ねた結果、ついに本発明のTぜんそくに用いられる複方組成物を案出し、これにより従来技術の欠点を解決した。
第1図は実験フローである。その中で、Aは白卵白100μg腹腔注射(OVA 100μg i.p.)であり、Bは白卵白50μg腹腔注射(OVA 50μg i.p.)であり、Cは白卵白50μg腹腔注射(OVA 50μg i.p.)であり、Dは白卵白鼻腔投与(OVA i.n.)であり、Eは毎日1回気管内投与(I.T.)であり、7日後気管過度収縮反応状況(AHR)を測定、再度肺呼吸道を通して灌洗(BAIF)し、肺免疫細胞数量及び種類変化(I.I.7Day AHR BAIF)を観察する;Fは白卵白鼻腔誘発(OVA chal lege i.n.)を再度行い、ラットが過敏状態にあることを確保する;Gは毎日2回気管内の投与を行い(I.T.),7日後気管の過度収縮反応状況(AHR)を測定して再度肺呼吸道灌洗(BALF)を通して肺免疫細胞数量及び種類変化(I.T.1Day AHR BALF)を観察する;Hは毎日1回気管内投与(I.T.)後気管過度収縮反応状況(AHR)を測定し、さらに肺呼吸道灌洗(BALF)を通して細胞数量及び種類変化(I.T.1Day AHR BALF)を観察する;Iは定量免疫検測(IgE ELISA assay)、酵素結合免疫吸附法(ELISA)でラット体内免疫球卵白E濃度を測量することによりラットの過敏体質が既に建立されていることを確認する。 第2図は長効果β2−アゴニスト(サルメテロールの剤量及び効果反応である。); A:正常対照組、 B:ぜんそく制御組、 C:サルメテロールキナフォエート 50.0μg/kg一回剤量、 D:サルメテロールキナフォエート 50.0μg/kg一日2回×7日、 E:サルメテロールキナフォエート 200.0μg/kg一回剤量、 F:サルメテロールキナフォエート 200.0μg/kg一日2回×7日、 G:サルメテロールキナフォエート 500.0μg/kg一回剤量、 H:サルメテロールキナフォエート 500.0μg/kg一日2回×7日、 I:サルメテロールキナフォエート 500.0μg/kg一日1回×7日; ###は正常対照組との比較P<0.001を表示し; *はぜんそく制御組との比較P<0.05を表わす。 第3図:中効果β−アゴニストプロカテロールの剤量及び効果反応。 A.正常対照組、 B.ぜんそく制御組、 D.プロカテロール 0.5μg/kg一回剤量、 C.プロカテロール 0.5μg/kg一日2回×7日、 E.プロカテロール 1.0μg/kg一回剤量、 F.プロカテロール 1.0μg/kg一日2回×7日、 G.プロカテロール 1.5μg/kg一回剤量、 H.プロカテロール 1.5μg/kg一日2回×7日、 I.プロカテロール 2.5μg/kg一回剤量、 J.プロカテロール 2.5μg/kg一日2回×7日、 K.プロカテロール 5.0μg/kg一回剤量、 L.プロカテロール 5.0μg/kg一日2回×7日、 M.プロカテロール 10.0μg/kg一回剤量、 N.プロカテロール 10.0μg/kg一日2回×7日、 ###は正常対照組との比較がP<0.001であるのを表わし、 **はぜんそく制御組との比較がP<0.01を表わす。 第4図は複方ブデソニドにプロカテロールを組んだ剤量及び効果反応を示す。 A.正常対照組、 B.ぜんそく制御組、 C.ブデソニド9.0μg/kgにプロカテロール0.5μg/kg一回剤量を組む、 D.ブデソニド9.0μg/kgにプロカテロール0.5μg/kgを一日2回×7日組む、 E.ブデソニド19.0μg/kgにプロカテロール1.0μg/kgを一回剤量組む、 F.ブデソニド19.0μg/kgにプロカテロール1.0μg/kgを一日2回×7を組む、 G.ブデソニド27.0μg/kgにプロカテロール1.5μg/kg一回剤量組む、 H.ブデソニド27.0μg/kgにプロカテロール1.5μg/kgを一日2回×7日組む、 I.ブデソニド45.0μg/kgにプロカテロール2.5μg/kg一回剤量組む、 J.ブデソニド45.0μg/kgにプロカテロール2.5μg/kg一日2回×7日組む、 K.ブデソニド90.0μg/kgにプロカテロール5.0μg/kg一回剤量組む、 L.ブデソニド90.0μg/kgにプロカテロール5.0μg/kg一日2回×7日組む、 M.ブデソニド180.0μg/kgにプロカテロール10.0μg/kg一回剤量組む、 N.ブデソニド225.0μg/kgにプロカテロール12.5μg/kg一日2回×7日組む、 O.ブデソニド540.0μg/kgにプロカテロール30.0μg/kg一日1回×7日組む、 P.ブデソニド900.0μg/kgにプロカテロール50.0μg/kg一回剤量組む、 ###は正常対照組との比較がP<0.001を表わし; **はぜんそく制御組との比較がP<0.01を表わし; ***はぜんそく制御組との比較がP<0.01を表わす。
本発明は新規な吸入性複方組成薬物に関し、この吸入性複方組成薬物はΒ−アゴニスト及びコルチコステロイド(corticosteroids)等の主成分を包含してなり、ぜんそく及び慢性肺阻塞発作の治療投与又は偏極制治療に適用されるのでΒ−アゴニスト薬物急性耐薬性現象の発生を減少することができる。
[発明の内容]
本発明の一アイデアは、有効量の−Β−アゴニストに有効量の吸入性コルチコステロイド薬物を組み、必要の場合は医学上許容されるキャリアーを組む吸入性複方組成物を提供する。
本発明の他のアイデアは一種の吸入性噴霧剤又は乾粉吸入剤組成物を提供する。この組成物は有効量のΒ−アゴニストに有効量の吸入性コルチコステロイド薬物を組み、必要な場合は医学上許容されるキャリアーを組む。
上記アイデアによれば、該Β−アゴニストは、アルブテロール、フェナテロール、プロカテロール、テルブタリン、及びその塩基薬物アルブテロール、スルフェート、プロカテロール HCl、フェノテロールハイドロブロミド及びテルブラチン硫酸塩の少なくとも一つが選ばれる。
上記アイデアによれば、その中の該皮質コルチコステロイドはブデソニド(Budesonide)フルチカソン(Fluticasone)、モメタソン(Momethasone)、シクレソニド(Ciclesonide)、ベクロメタゾン(Beclomethasone)、トリアムシノロン(Triamcinolone)、ティプレダン(Tipredane)等の薬物及びその塩基形態のフルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート(Beclomethasone dipropionate)、及びトリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide)の中から少なくとも一つ選ばれる。
本発明の次の一アイデアはぜんそくに用いられる組成物を提供し、その目的の一つはぜんそく又は慢性肺阻塞等の疾病を偏極性制御治療することにある。上記ぜんそく病人の肺機能状況が不均等状態であることに基づいて寝る前及び醒めた時に投与を採用するのは均等固定式投与のいわゆる偏極性療法(eccentric therapy)ではない。偏極性治療法は比較的よい治療モードであり、つまり毎日病状が比較的重い段階は投与が比較的多く、そして病状が比較的軽微な場合は投与しないか又は比較的少なく薬を与え、患者に体内の内因性拡張物質を快復する時間を与える。この他、偏極性治療法もまた、ぜんそく又は肺性阻塞の患者が必要時に投与の治療時間を提供する。したがって、偏極性療法は現在実行している一日2回の制御方式に比べて、患者に投与される長効果Β−アゴニスト複方薬物は、より良い選択性を顕現する。
[実施の方式]
高過ぎる剤量及び常規にΒ−アゴニストを単独使用したことにより来した急性耐薬性を検証、及びコルチコステロイドを加入して治療する影響を観測するために卵白でラットにぜんそくを誘発させる実験モードを利用して関連する実験を行った。実験のプロセスは図1に示す通りであり、制御群と投与群の2系統に基づいてラットを族群に区分して実験を進行した。制御群は未致敏ラット投与食塩水(薬物を用いない)の正常対照組を備え、致敏ラットは反対に不投与薬物治療のぜんそく制御組からなる。投与群は不同投与方式に基づいて組別が区分され、それぞれ単方Β−アゴニスト不同剤量、不同投与周波組、及びΒ−アゴニストにコルチコステロイド複方薬物を組んだ不同投与剤量及び周波組別である。
欲致敏ラットは、いずれも先ず10日3回の腹腔白卵白(OVA)注射を経過し、第24日に採血してIgEで検測し、過敏体質を確認した後、第26日に鼻腔で白卵白を再投与し、第30日から気管内投与を行い、一回で投与及び毎日一回又は2回の7日投与組に分け、最後一回投与した後、気管挿管を切開し、儀器でメタコリン(Methacholine, Mch)誘発を行い、これによる気管収縮によりデータを収集した。本発明複方組成物の緩解作用への理解から、致敏ラットが単独に長効果又は短効果Β−アゴニスト(サルメテロール又はフォルモテロール)を使用することに対応して正規ラット及び対照組の反応に対応する。
第2図〜第4図に示される実験結果から分かるように、長効果のサルメテロール又は中短効果プロカテロールの単独又は複方投与を問わず、一回に高過ぎる剤量を投与すると、いずれも致敏化ラットに気管拡張能力降下の急性耐薬性現象を起こさせる。この結果から比較的薬効を発揮できる区間が存在していることを示す。一日2回投与すると、急性耐薬性現象を回避できないが、適当剤量の範囲内にブデソニド吸入性コルチコステロイド薬物を投与すれば急性耐薬性を緩減できる。ただし過量にΒ−アゴニストを使用するとブデソニドは急性耐薬性を緩減できず、この場合Β−アゴニスト剤量は体が負担できる程度を越えていることを示す。この実験結果から又、間接的に本願で言う“急性耐薬性は体内気管拡張媒介物質が過度に消耗されたことに起因する”との考え方及び仮設に適合することが証明された。
GINA準則中列挙されたモード(単独に短効果Β−アゴニストを使用)に対応して、各級患者に緊急発作症状の解除作用における気管拡張剤が供される。もし短効果Β−アゴニストの投与方式に変えて短効果Β−アゴニストにコルチコステロイドを組んだ吸入剤を採取する場合は別の投与方式であるべきである。つまり、本発明の“吸入性コルチコステロイド薬物に中短効果快速作用のΒ−アゴニスト”を組んだ複方組成物を採用して緊急発作の各級患者に供することにより、この種類の気管拡張剤で緊急発作の症状を解除する。
第5級病患は病状が重い時、口服コルチコステロイド薬物を添加して一歩進んで病状を制御する必要がある事実は、病状の悪化発作時、病患者の体は額外のコルチコステロイド薬物で病患者の気管拡張機能の快復を協助する必要があることが予想される。
関連な研究は、単にCniesi会社の賛助でNevy England Journal of Medicine 2007の文献に“コルチコステロイド薬物に短効果作用のΒ−アゴニストを組む”研究が発表された。その結果から、軽度ぜんそく病人における6箇月に及ぶ追踪下において、病状発作時始めて投与する“必要時投与法”、つまりベクロメタゾン(Beclomethasobne)にアルブテロールを組む複方はアルブテロールを単独使用するよりも、より病状を制御、且つ厳重な発作及び入院回数を減少できる。この研究は軽度ぜんそく病人の状況のみ探討し、中重度病人の常規制御投与下の発作時の緊急用薬状況を探討していないが、既に病人の発作時にΒ−アゴニストの外に比較的多いコルチコステロイド薬物を添加すると病状の制御に有益であることが示されている。
従って本発明のコルチコステロイド薬物を添加したΒ−アゴニスト複方は凡ゆる等級ぜんそく病患の発作時の緊急投与に供され、より良い選択を提供する。これら額外に提供されるコルチコステロイド薬物はその抗発炎作用で病患の病状鬆緩を協助する。
本発明実施例の配方の複方組成物によれば、運用の中短効果Β−アゴニストプロカテロール,フェノテロール、テルブラリン(Terbulaline)、又はアルブテロール及びその塩基薬物は、吸入剤方式を採取した場合、初回の単方投与時、気管拡張薬効は約6〜8時間におよぶ。もし毎日3〜4回使用すれば、急性耐薬性減少を起すが、拡張気管薬効の留存3〜4時間はこれにつれて降下する。吸入性コルチコステロイド(Budesonid)薬物を併用し、且つ寝る前及び起床後の偏極性に使用すれば、薬効が回復して6〜8時間維持することができる。従って、病症に配合して、一旦症候が発作して必要ある場合再度本発明の複方組成物を使用すれば、その顕現する緩解効果は、病患の病症を長期的制御することに寄与できる。通常薬効作用が3ないし8時間のプロカテロール HCI、プロカテロール、アルブテロール スルフェート、フェノテロール、フェノテロールハイドロブロミド等のΒ−アゴニストは吸入性コルチコステロイド薬物、例えばブデソニド、フルチカソン(Fluticasone)、ベクロメタゾン、モメタソン、シクレソニド、又はトリアムシノロン等の薬物及びその塩基を組んで形成された複方吸入剤型又は乾粉吸入剤である。Β−アゴニストとこれら吸入性コルチコステロイドの投与重量比は1:2w/w%から1:70w/w%であり、比較的よい範囲は1:5w/w%から1:60w/w%までである。
臨床上の用法は、寝る前と醒めた時に投与して、ぜんそく病状の発作時に使用される。その伏点は病人が午後の肺部機能が比較的良い段階に体に十分足る時間を与え、体内に気管拡張の媒介物を有することにより、次回投与の需求に応え、且つ、Β−アゴニスト急性耐薬性現象を最低に降下して、病人の病状の安定を助ける。その他の短効果Β−アゴニスト単方薬物に対応して吸入性コルチコステロイド例えばプロカテロール、アルブテロール、テルブタリン、フェノテロールその塩基薬物の複方の添加は抗発炎及び緩減のΒ−アゴニストを組んでいるので急性耐薬性の吸入性コルチコステロイド成分を発症する。単にΒ−アゴニスト単方薬物しか含有していないものに対応して、病状の発作時に緊急に緩解作用を提供すれば、病状快復に寄与及び長時間の厳重発作回数を減少することができる。
本発明に応用される吸入性Β−アゴニストにコルチコステロイド薬物を組んだ複方の偏極性投与剤はHFA MDI又は乾粉吸入剤(DPI,dry powder inhaler)の投与ルートを選択できる。上記“医学上許容されるキャリアー”はΒ−アゴニストにコルチコステロイド薬物を組んだ複方の各剤型に必要な賦形剤系統の整備に供して、その動物又は人類への投与が不良反応過敏又はその他不適当な反応をもたらさないようにする。キャリアー又は賦形剤系統はまた、適量の表面活性剤、溶剤、助懸剤及び推進剤を包含し安定処方に用いられる。本発明に運用されるHFA MDIの配方は通常1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFA134a,HFC134a)又は1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルロ-n-プロパン(HFC227ea, HFC227, HFA227)を採用しているが、必要時HFA134aとHFA227併用の定量噴霧製剤として選択することができる。乾粉吸入剤は単剤量吸入器を通して無キャリアーの主成分薬物を直接膠嚢内に充填するか、又は乳糖をキャリアーとして単剤量吸入器を通して投与する。
活性実験方法:
Balb/cラットを運用して、正常対照組(Normal control group)、ぜんそく制御組に区分し、組毎に2〜28匹(前期剤量探索段階の匹数は比較的少なく、後期剤量を確認した後、実験匹数が比較的多いことを重複確認する)、各組の飲水、飼料供給は同一である。ぜんそく制御組において先ず10日間隔毎に卵白蛋白の腹腔注射(OVA)を行い(図1)、過敏体質を発生させる。第24日に眼穴から採血し、IgE Elisa定量で検出してラットが過敏体質を顕現していることを確認する。正常対照組は未致敏且食塩水を投与する。致敏のぜんそく制御群を通して、同様に食塩水を投与するが薬物を投与しない。投与前3日連日鼻穴内にOVAを投与し、過敏体質を加強する。
各群のラットは先ず不同薬物、不同剤量に基づいて組分けし、各組は一回投与(one dose)及び毎日一回(qd)又は2回7日投与して不同投与組に区分される。食塩水又は食塩水により調配されたプロコテロール(Procoterol)にブデソニドを組んで形成された混核薬物はいずれも直接ラットののどに投与される。
Figure 2012067072
Figure 2012067072
最後一回の投与後、麻醉下でラットの気管を切開して気管阻力の測量儀器をとり付けて、メタコリン(Mch)噴霧刺激気管で収縮すると共にSCIREQFlexiyent機器で肺部気管阻力を測試する。
以下実施例は各成分を混合後水素化フッ素アルキル類の賦形剤系統製備に溶入して定量の噴霧吸入剤とし、又は直接膠嚢内に充填、又は単剤量吸入器の投与により乾粉吸入剤を製成する。
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ブデソニド 0.571% w/w%
HFA227 98.664% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンプロピオネート 0.286% w/w%
HFA227 98.95% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
モメタソンフロエート 0.071% w/w%
HFA227 99.164% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンフロエート 0.157% w/w%
HFA227 99.079% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.0167% w/w%
ブデソニド 0.333% w/w%
HFA134a 99.57% w/w%
アルコール 1% w/w%
PEG400 1% w/w%
総量 100.00% w/w%
ブデソニド 0.67% w/w%
HFA134a 99.57% w/w%
アルコール 1% w/w%
PEG400 1% w/w%
総量 100.00% w/w%
フルチカソンプロピオネート 0.417% w/w%
HFA134a 98.833% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
シクレソニド 0.286% w/w%
HFA227 98.95% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ベクロメタゾンジプロピオネート 0.071% w/w%
HFA227 99.164% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ベクロメタゾンジプロピオネート 0.143% w/w%
HFA227 99.093% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ベクロメタゾンジプロピオネート 0.286% w/w%
HFA227 98.95% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ブデソニド 0.143% w/w%
HFA227 99.093% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
ブデソニド 0.257% w/w%
HFA227 98.98% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンプロピオネート 0.357% w/w%
HFA227 98.879% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンプロピオネート 0.071% w/w%
HFA227 99.16% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンフロエート 0.314% w/w%
HFA227 98.921% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.014% w/w%
フルチカソンフロエート 0.157% w/w%
HFA227 99.079% w/w%
アルコール 0.25% w/w%
PEG400 0.50% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 2.439% w/w%
ブデソニド 97.561% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 16.667% w/w%
フルチカソンプロピオネート 83.333% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 9.091% w/w%
ベクロメタゾンジプロピオネート 90.909% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.133% w/w%
モメタソンフオエート 1.333% w/w%
ラクトース 98.533% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.133% w/w%
フルチカソンフオエート 2.933% w/w%
ラクトース 96.933% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.133% w/w%
ブデソニド 2.667% w/w%
ラクトース 97.200% w/w%
総量 100.00% w/w%
プロカテロール HCI 0.133% w/w%
シクレンソニド(ciclensonide) 0.667% w/w%
ラクトース 99.200% w/w%
総量 100.00% w/w%
(1)有効量のβ−アゴニストに有効量のコルチコステロイド薬物を組み、必要の場合医学上許容されるキャリアーを組む、吸入性複方組成物。
(2)実施例1の記載による複方組成物はぜんそく又は慢性肺阻塞病人のぜんそく発作の緊急投与、寝る前又は醒めた後の偏極性制御投与に用いられる。
(3)上記実施中の任意の一個の実施例に記載の複方組成物によれば、その中の該β−アゴニストはアルブテロール、フェノテロール、プロカテロール、テルブタリン及びその塩基薬物アルブテロールスルフェート、塩酸プロカテロール HCl、フェノテロールハイドロブロミド、及びテルブタリンの少なくともその中の一つから選ばれる。
(4)上記実施中の任意の一実施例に記載の複方組成物によれば、その中の該コルチオステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン(Triamcinolone);及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノロン, アセトニドの少なくともその中の一つから選択される。
(5)上記実施例中の任意の一個の実施例に記載の複方組成物によれば、その中該β2-アゴニストにコルチコステロイド薬物を組む比率は1:2w/w%ないし1:7w/w%である。
(6)医学上許容されるキャリアー及び有効量のβ−アゴニストにコルチコステロイドを組んだ薬物を包含してなる吸入性噴霧剤組成物。
(7)実施例6の記載による噴霧剤組成物は、ぜんそく又は慢性肺阻塞病人ぜんそく発作の緊急投与、寝る前又は醒めた時の偏極性投与に用いられる。
(8)実施例6〜7中の任意の一実施例に記載の噴霧剤組成物によれば、その中の該β2−アゴニストはアルブテロール、フェノテロール、プロカテロール、テルブタリン及びその塩基薬物 アルブテロールスルフェート、プロカテロール HCI、フェノテロールハイドロブロミド及びテルブタリン硫酸塩の少なくともその中の一つから選ばれる。
(9)実施例6〜8中の任意の一実施例に記載の噴霧剤組成物によれば、その中の該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその形態薬物及びその塩基形態薬物フルチカオン(Fluticaone)プロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる。
(10)実施例6〜9の任意の一実施例に記載の噴霧剤組成物によれば、その中の該β−アゴニストにコルチコステロイド薬物を組む比率は1:4w/w%から1:50w/w%までである。
(11)実施例6〜10中の任意の一実施例に記載の噴霧剤組成物によれば、その中該医学上受入れるキャリアーは必要時水素化フッ化アルキル推進剤、表面活性剤、溶剤助懸剤又は乳糖が選用される。
(12)実施例6〜11中の任意の一実施例に記載の噴霧剤組成物によれば、その中該医学上許容されるキャリアーは水素化フッ化アルキル推進剤、表面活性剤、溶剤又は助懸剤が選用される。
(13)医学上許容されるキャリアーと、有効量のβ−アゴニストに有効量のコルチコステロイドを組んだ薬物とからなる吸入性乾粉組成物。
(14)実施例13の記載による乾粉組成物は、ぜんそく又は慢性肺阻塞病人ぜんそく発作の緊急投与、寝る前又は醒めた後の偏極性制御投与に用いられる。
(15)実施例13〜14中の任意の一実施例に記載の乾粉組成物によれば、その中の該β2−アゴニストはアルブテロール、フェノテロール、プロカテロール、テルブタリン及びその塩基薬物アルブテロールスルフェート、プロカテロール HCI、フェノテロールハイドロミド(Fenoterol hydromide)、テルブタリン(Terbutaline)スルフェートの少なくともその中の一つから選ばれる。
(16)実施例13〜15中の任意一実施例に記載の乾粉組成物によれば、その中の該コルチコステロイドは、ブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾン、ジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの中の少なくとも一つから選らばれる。
(17)実施例13〜16の中の任意の実施例に乾粉組成物によれば、その中該β2-アゴニストにコルチコステロイドを組む比率は1:4w/w%から1:50w/w%である。
(18)実施例13〜17の中の任意の一実施例に記載の乾粉組成物によれば、その中該医学上許容されるキャリアーは必要時乳糖を選用する。
(19)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によればその中の該β−アゴニストはフェノテロールであり、該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノトンアセトニド(Triamcinotone Acetonide)の少なくともその中の一つから選ばれる。
(20)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、該β−アゴニストはプロカテロ(Procatero)であり、該コルチコステロイドはブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニデヒド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソン プロピオネート、ベクロメタゾン、ジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中一つから選ばれる。
(21)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によればその中該β−アゴニストはアルブテロールであり;該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる。
(22)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、その中該β−アゴニストはアルブテロール ソルフェートであり;該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン(Mometasone)、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾン(Beclomethasone)ジプロピネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる。
(23)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、その中該β−アゴニストはプロカテロール HCIであり;該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる。
(24)上記実施例中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、その中該β−アゴニストはフェノテロールハイドロブロミドであり;該コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン;及びその塩基形態物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾン ジプロピネート、及びトリアムシノロン アセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる。
(25)実施例1〜12中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、その中該水素化フッ化アルキル推進剤はHFA134a又はHFA227が選用される。
(26)実施例1〜12中の任意の一実施例に記載の組成物によれば、その中該水素化フッ化アルキル推進剤はHFA134aとHFA227並用の組成が選用される。
本発明は既に比較的よい実施例で上記の如く開示しているが、それは本発明の範囲を限定するものでなく、この技芸に熟知せるものであれば、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、各種の変更と修飾とを行うことができる。従って本発明の保護範囲は添付クレームの限定による。

Claims (10)

  1. 有効量のβ−アゴニストに有効量のコルチコステロイド(corticosteroid)を組み、必要の場合医学上許容されるキャリアーを組んでなる吸入性複方組成物。
  2. ぜんそく又は慢性肺阻塞病人のぜんそく発作の緊急投与、寝る前又は醒めた時の偏極性制御投与として用いられる請求項1記載の吸入性組成物。
  3. 上記β−アゴニストはアルブテロール、フェノテロール、プロカテロール、テルブタリン及びその塩素薬物アルブテロールスルフェート、プロカテロール HCI、フェノテロール ハイドロブロミド、及びテルブタリンスルフェートの少なくもその中の一つから選ばれる、請求項1記載の複方組成物。
  4. 上記コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる、請求項1記載の複方組成物。
  5. 上記β−アゴニストにコルチコステロイドを組む比率は1:2w/w%から1:70w/w%である、請求項1記載の複方組成物。
  6. 医学上許容されるキャリアー;及び
    有効量のβ−アゴニストに有効量のコルチコステロイド組んだ薬物を備えてなる吸入性噴霧剤組成物。
  7. ぜんそく又は慢性肺阻塞病人ぜんそく発作の緊急投与寝る前又は醒めた後の偏極性制御投与に用いられる請求項6記載の噴霧剤組成物。
  8. 上記β−アゴニストはアルブテロール、フェノテロール、プロカテロール、テルブタリン及びその塩基薬物アルブテロールスルフェート、プロカテロール HCI、フェノテロール ハイドロブロミド、及びテルブタリンスルフェートの少なくともその中の一つから選ばれる、請求項6に記載の噴霧剤組成物。
  9. 上記コルチコステロイド薬物はブデソニド、フルチカソン、モメタソン、シクレソニド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン及びその塩基形態薬物及びその塩基形態薬物フルチカソンプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、及びトリアムシノロンアセトニドの少なくともその中の一つから選ばれる、請求項6記載の噴霧剤組成物。
  10. 上記β−アゴニストに該コルチコステロイド薬物を組む比率は1:4w/w%から1:50w/w%である、請求項6に記載の噴霧剤組成物。
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