JP2012066718A - シートバックボード及びこれを用いた車両用シート - Google Patents

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真司 粟田
Hideki Kobayashi
英樹 小林
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Abstract

【課題】部品点数の増加及び重量増加を招かずシートバックフレームとシートバックパッドとの擦れによる異音の発生を効率よく抑制する。
【解決手段】シートバックパッド18の両側部となる左右のパッドサイド部66は、シートバックフレーム14の左右のサイドフレーム26をシートバック前方側から巻き込むように配設されている。左右のサイドフレーム26には、シートバックボード16がシートバック前方側から取り付けられている。組付後の状態では、下側連結部50及び上側連結部54がサイドフレーム26とパッドサイド部66との間に介在されている。さらに、下側連結部50のパッドサイド部66側にはシボ90が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートバックボード及びこれを用いた車両用シートに関する。
下記特許文献1には、シートバックフレームにシートバックパッドが擦れる際に生じる異音の発生を防止するために、異音防止用布を設ける技術が開示されている。具体的には、シートバックフレームと向かい合うパッド本体の裏面側に、不織布層と織物層の二層構造によって構成された補強布が一体的に設けられている。
特開2005−177197号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、異音防止対策として不織布層と織物層の二層構造による補強布を設けなければならないため、部品点数が増加すると共に、車両用シートひいては車両重量が増加する。
本発明は上記事実を考慮し、部品点数の増加及び重量増加を招かずシートバックフレームとシートバックパッドとの擦れによる異音の発生を効率よく抑制することができるシートバックボード及びこれを用いた車両用シートを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るシートバックボードは、シートバックフレームの背面側に配置された樹脂製のバックボード部と、前記シートバックフレームが備える左右一対のサイドフレーム間に配置され、シートバック後方側への荷重が作用することにより荷重作用方向へ撓み変形する樹脂製のバックバネ本体部と、前記バックボード部又は前記バックバネ本体部或いは両者に一体又は一体的に設けられ、当該バックバネ本体部のシート幅方向の両端部と当該バックボード部とを連結すると共に前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在される樹脂製の一対の固定部と、を有し、前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係るシートバックボードは、請求項1記載の発明において、シートバックフレームが備える左右一対のサイドフレーム間に配置され、シートバック後方側への荷重が作用することにより荷重作用方向へ撓み変形する樹脂製のバックバネ本体部と、このバックバネ本体部のシート幅方向の両端部に一体又は一体的に設けられると共に、前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在される樹脂製の一対の固定部と、を有し、前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明に係るシートバックボードは、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記凹凸形状部は、前記バックバネ部における前記シートバックパッド側の前記範囲をシボ加工することにより形成されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明に係るシートバックボードは、シートバックフレームの背面側に配置された樹脂製のバックボード部と、このバックボード部のシート幅方向の両側部に一体又は一体的に設けられると共に、前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在されかつシートバックバネの端部が固定される樹脂製の一対の固定部と、を有し、前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、ことを特徴としている。
請求項5記載の本発明に係るシートバックボードは、請求項4記載の発明において、前記凹凸形状部は、前記バックバネ部における前記シートバックパッド側の前記範囲をシボ加工することにより形成されている、ことを特徴としている。
請求項6記載の本発明に係る車両用シートは、前記シートバックフレームと、前記シートバックフレームにおける前記左右一対のサイドフレームに支持された請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシートバックボードと、前記シートバックパッドの表面を覆うカバーと、を有している。
請求項1記載の本発明によれば、シートバックフレームの背面側には樹脂製のバックボード部が配置されており、左右一対のサイドフレーム間には樹脂製のバックバネ本体部が配置されている。さらに、バックバネ本体部のシート幅方向の両端部は、一対の固定部によってバックボード部に連結されている。そして、このシートバックボードは、一対の固定部が左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定されることにより、シートバックフレームに取り付けられる。
ここで、シートバックボードのサイドフレームへの取付後の状態では、一対の固定部がサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在される。この固定部におけるシートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部には、凹凸形状部が設けられている。このため、凹凸形状部が設けられた範囲では、固定部の前面とシートバックパッドの両側部の裏面との接触面積が減少する。従って、その分、摩擦抵抗が低減され、擦れ音である異音が抑制される。
請求項2記載の本発明によれば、バックバネ本体部のシート幅方向の両端部に一対の固定部が設けられており、この一対の固定部が左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定されている。さらに、この固定部におけるシートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部には、凹凸形状部が設けられている。従って、前述したように凹凸形状部が設けられた範囲では、両者間の摩擦抵抗が低減されるので効率のよい異音抑制効果が得られる。
請求項3記載の本発明によれば、バックバネ部におけるシートバックパッド側の範囲をシボ加工することにより凹凸形状部を形成するので、製造が容易である。
請求項4記載の本発明によれば、バックボード部のシート幅方向の両側部に一対の固定部が設けられており、この一対の固定部が左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定されている。さらに、この固定部におけるシートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部には、凹凸形状部が設けられている。従って、前述したように凹凸形状部が設けられた範囲では、両者間の摩擦抵抗が低減されるので効率のよい異音抑制効果が得られる。
請求項5記載の本発明によれば、バックバネ部におけるシートバックパッド側の範囲をシボ加工することにより凹凸形状部を形成するので、製造が容易である。
請求項6記載の本発明によれば、車両用シートは、シートバックフレームとシートバックボードとシートバックパッドとカバーとを含んで構成されている。そして、このうち、シートバックボードが請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載されたシートバックボードであるため、上述した作用が得られる。
以上説明したように、請求項1、請求項2及び請求項4記載の本発明に係るシートバックボードは、部品点数の増加及び重量増加を招かずシートバックフレームとシートバックパッドとの擦れによる異音の発生を効率よく抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項3及び請求項5記載の本発明に係るシートバックボードは、低コストな構成で異音の発生を効果的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両用シートは、部品点数の増加及び重量増加を招かずシートバックフレームとシートバックパッドとの擦れによる異音の発生を効率よく抑制することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用シートのシートバックの分解斜視図である。 図1に示されるシートバックフレームに樹脂バネ一体バックボードが組付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示されるシートバックの組付状態を拡大して示す拡大平断面図である。 図1に示されるシートバックの組付状態を拡大して示す拡大縦断面図である。 第2実施形態に係る樹脂バネ一体バックボードの斜視図である。 図5の6−6線に沿った拡大平断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係るシートバックボード及びこれを用いた車両用シートの第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
<全体構成>
図1には、本実施形態に係る車両用シートの背もたれに相当するシートバックの分解斜視図が示されている。なお、図1では、各構成要素を見る角度を若干変えて描いている。また、図4には、当該シートバックを備えた車両用シートの縦断面図が示されている。これらの図に示されるように、車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション11(図4参照)と、シートクッション11の後端部に傾倒可能に支持されたシートバック12と、シートバック12の上端部に上下動可能に支持された図示しないヘッドレストと、によって構成されている。
図1に示されるように、上記シートバック12は、シートバック12の骨格部材を構成する金属製のシートバックフレーム14と、シートバックフレーム14の前面側に装着される樹脂バネ一体バックボード(以下、単に「シートバックボード」と称す。)16と、シートバック12のクッション材を構成すると共にシートバックボード16の前面側から取付けられてシートバックフレーム14に支持されるシートバックパッド18と、シートバックパッド18の主として前面を覆うカバー(表皮)20と、カバー20をシートバックボード16に取付けるための縦方向取付部材22及び横方向取付部材24と、によって構成されている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
<シートバックフレーム14の構成>
図1〜図4に示されるように、シートバックフレーム14は、正面視(車両の正面から見た場合を指す。以下、車両の向きと車両用シート10の向きは同一であるものとして説明する。)で、矩形枠状に形成されている。具体的には、車両幅方向に対向して配置された左右一対のサイドフレーム26と、左右のサイドフレーム26の上端部同士を繋ぐ逆U字状のアッパフレーム28と、左右のサイドフレーム26の下端部同士を車両幅方向に繋ぐロアフレーム30と、によって構成されている。上記シートバック12はアッパフレーム28も含めて4つの部材がすべてプレス成形によって製作されているが、他のフレーム構造を採用してもよい。例えば、アッパフレームのみを逆U字状に曲げたパイプ材で構成してもよいし、アッパフレームと左右一対のサイドフレームを逆U字状に曲げた一つのパイプ材で構成してもよい。
次に、上記左右のサイドフレーム26の断面構造について説明する。図2及び図3に示されるように、サイドフレーム26は、側壁部26Aと、前壁部26Bと、後壁部26Cとによって構成されており、単独で見ると平断面視で略L字状に形成されており、左右一対で見ると平断面視でシート幅方向に対向する内側が開口された開断面形状に形成されている。側壁部26Aは全体的には下端部から上端部に向かうほど幅が狭くなっている。また、側壁部26Aの下部には、上下に離間して複数の取付孔32(図1参照)が形成されている。前壁部26Bは側壁部26Aの前端から円弧面を介してシート幅方向内側かつやや斜め後方へ延在されている。後壁部26Cは側壁部26Aの後端からシート幅方向内側へ延在されており、その先端部は車両前方側へ斜めに折り曲げられている。後壁部26Cの幅は前壁部26Bの幅に対して充分に広く設定されている。また、後壁部26Cの上部側にも取付孔34(図1参照)が形成されている。
<シートバックボード16の構成>
次に、本実施形態に係る車両用シート10の要部を構成するシートバックボード16の構成について詳細に説明する。図1〜図4(特には図1及び図2)に示されるように、シートバックボード16は、樹脂の板材で形成されると共にシートバックフレーム14の背面側に配置されたバックボード部36と、樹脂製とされてバックボード部36に一体に設けられると共に左右一対のサイドフレーム26に直接支持されるように架け渡され、更にシートバック後方側への荷重が作用することにより荷重作用方向(車両後方側)へ撓み変形可能に形成されたバックバネ部38と、を備えている。
バックボード部36は、シートバックフレーム14よりも一回り小さく形成されたボード本体40と、このボード本体40の外周部に一体成形されたU溝状の係止部42と、によって構成されている。より具体的には、ボード本体40は矩形枠状に形成されたシートバックフレーム14の開口部の内周縁よりも一回り小さく形成されている。そして、シートバックフレーム14への組付状態では、ボード本体40は左右のサイドフレーム26の後壁部26Cの先端部(内端部)間の若干車両後方側に配置されている。従って、ボード本体40は、シートバックフレーム14の車両前方側から組付可能とされている(図3参照)。係止部42の断面形状は、車両後方側が開放されたU字状とされている。この係止部42は、後述するカバー20の外周部を係止するために用いられるが、板状のボード本体40を補強してバックボード部36全体の面剛性を高める機能をも有している。
バックバネ部38は、バックボード部36の下部側に一体に形成された下側バックバネ部44と、バックボード部36の上部側に一体に形成された上側バックバネ部46と、によって構成されている。上側バックバネ部46は、下側バックバネ部44に対してシートバック高さ方向に所定距離だけ離間した位置に独立して設けられている。
下側バックバネ部44は、シートバック高さ方向に上下三段に平行に配置された3本の下側バックバネ本体部48と、これら3本の下側バックバネ本体部48の長手方向の両端部をシートバック高さ方向に連結すると共にバックボード部36とも連結しかつサイドフレーム26に固定される下側連結固定部50と、によって構成されている。なお、下側バックバネ部44を何本の下側バックバネ本体部48で構成するかは任意であり、要求されるクッション性能との関係で適宜変更される。従って、下側バックバネ部の上下幅を広げて1本にしてもよいし、逆に2本又は4本以上の複数本にしてもよい。
下側バックバネ本体部48の平断面形状は波状に形成されており、バックボード部36側(車両後方側)への荷重が作用することにより波状部分48Aが伸長し、これにより荷重作用方向であるバックボード部36側へ撓み変形(弾性変形)するようになっている。なお、上段と中段の下側バックバネ本体部48の長手方向の両端部48B近傍には、カバー20を取付けるための後述する縦向き樹脂爪部58が一体に形成されており、この縦向き樹脂爪部58が形成される範囲については波状部分48Aは形成されない。
図3に示されるように、上述したバックボード部36は、下側バックバネ部44の車両後方側に所定距離だけ離間した位置に配置されている。つまり、下側バックバネ部44とバックボード部36との間には所定の隙間52が形成されている。この隙間52の範囲内で下側バックバネ本体部48は弾性変形可能とされている。すなわち、バックボード部36は、下側バックバネ部44の撓み量を所定量以下に制限する制限部材としても機能している。
下側連結固定部50は、平断面視で略逆U字状に形成されており、下側バックバネ本体部48の長手方向の端部48Bが連結される内側側壁50Aと、この内側側壁50Aに対して平行に配置されてサイドフレーム26の側壁部26Aの外側面に面接触状態で係止される外側側壁50Bと、内側側壁50Aの前端と外側側壁50Bの前端とを車両幅方向に連結しサイドフレーム26の前壁部26Bに部分的な面接触状態で係止される前壁50Cと、内側側壁50Aの後端部から下側バックバネ本体部48の長手方向の端部48Bに対してバックボード部36に連結される後壁50Dと、を備えている。
上述した上下三段の下側バックバネ本体部48の長手方向の両端部48Bは、波状部分48Aが形成されないフラットな部分として構成されており、左右一対の下側連結固定部50によって相互に連結されている。つまり、下側バックバネ本体部48はシートバック高さ方向に複数段に設けられるが、これらの下側バックバネ本体部48の長手方向の両端部が左右一対の下側連結固定部50によって連結されることにより、下側バックバネ部44がバックボード部36に一体化されている。なお、下側連結固定部50は、最上段の下側バックバネ本体部48の上縁から最下段の下側バックバネ本体部48の下縁までの範囲を含むようにその長手方向寸法が設定されている。
上記下側連結固定部50は、その外側側壁50Bがサイドフレーム26の側壁部26Aの取付孔32に図示しない固定手段によってシート幅方向外側から固定されることにより、サイドフレーム26に固定されている。なお、固定手段としては、外側側壁50Bに樹脂クリップを一体に形成して取付孔32に係合させる構成や、リベット、スクリュー、ネジ又はボルトとウエルドナット等の締結具で締結する構成、構造用接着剤で接着する構成等、種々の態様が適用可能である。下側連結固定部50がサイドフレーム26に固定された状態では、後壁50Dがサイドフレーム26の後壁部26Cに対しても平行に配置されている。これにより、下側バックバネ本体部48の長手方向の端部48Bがサイドフレーム26の断面内方に入り込んだ状態で配置されている。
上側バックバネ部46も基本的には下側バックバネ部44と同様に構成されており、上側バックバネ本体部54と上側連結固定部56とによって構成されている。そして、上側バックバネ本体部54には、バックボード部36側(車両後方側)への荷重が作用すると伸長して撓み変形(弾性変形)するように波状部分54Aが形成されている。さらに、上側バックバネ本体部54の長手方向の両端部54Bには縦向き樹脂爪部58が一体に形成されている他、長手方向の両端部54Bと中央部には横向き樹脂爪部62が一体に形成されている。また、上側連結固定部56にあっては、シートバック幅方向外側へ向けて張出した形状とされており、上述した左右のサイドフレーム26の側壁部26A間に納まる長手方向寸法に設定されている。そして、上側連結固定部56が後壁部26Cの取付孔34に図示しない固定手段によってシート後方側から固定されることにより、上側連結固定部56がサイドフレーム26に固定されている。
なお、本実施形態では、上述したようにバックバネ部38を下側バックバネ部44と上側バックバネ部46とに分けたが、これに限らず、両者を繋げて一体化してもよい。すなわち、下側連結固定部50をシートバック上方側へ延長して上側バックバネ本体部54の長手方向の両端部と連結させる構成を採ってもよい。この点については後述する第2実施形態で説明する。
また、本実施形態では、上側バックバネ部46を一段(1本)で構成したが、これに限らず、複数段(複数本)で構成してもよく、バックボード部36の上部から下部に亘って等間隔で複数段(複数本)のバックバネ部を設ける構成を採ってもよい。
<シートバックパッド18の構成>
図1に示されるように、シートバックパッド18は、大別すると、パッド中央上部62と、パッド中央下部64と、左右一対のパッドサイド部66と、によって構成されている。なお、シートバックパッド18は、ウレタンフォーム等によって製作されている。
図4に示されるように、パッド中央上部62の縦断面形状は、上下左右逆向きの略J字状に形成されている。このパッド中央上部62は、シートバックフレーム14のアッパフレーム28にシートバック上方側から係止されている。パッド中央下部64の縦断面形状は、左右逆向きの略J字状に形成されている。また、パッド中央下部64は、下部が上部より車両前方側へ凸湾曲形状に膨らんだ形状をしている。このパッド中央下部64は、サイドフレーム26の下端部同士をシート幅方向に連結するコネクティングロッド68にシートバック下方側から係止されている。なお、コネクティングロッド68は、シートバックフレーム14のロアフレーム30の前方側に平行に配置されている。
また、図3に示されるように、パッドサイド部66の横断面形状は、略C字状に形成されている。このパッドサイド部66は、下側連結固定部50が装着された状態のサイドフレーム26に巻き付けられるようにして装着されている。なお、パッドサイド部66は、下部が上部より車両前方側へ凸湾曲形状に膨らんだ形状を成しており、かつパッド中央上部62及びパッド中央下部64よりも車両前方側へ膨出されて乗員に対するサイドサポート性を確保する形状になっている。
図4に戻り、上述したシートバックボード16は、縦断面視で、パッド中央上部62の背面側下端部62Aからパッド中央下部64の背面側上端部64Aに亘って配設されている。正確には、パッド中央下部64の背面側上端部64Aは背面側下端部62Aよりも薄く形成されており、その薄くなった部分にバックボード部36の下端部が前後に重ねて配置されている。
また、上述したパッド中央上部62とパッド中央下部64との間には、カバー吊り込み用の横方向スリット70が形成されている。さらに、パッド中央上部62、パッド中央下部64とパッドサイド部66との間には、左右一対のカバー吊り込み用の縦方向スリット72が形成されている。
<カバー20の構成>
図1に示されるように、カバー20は、シートバックパッド18を正面側から覆うことが可能な大きさに形成されている。また、カバー20は、上記シートバックパッド18の分割構成に合わせてカバー中央上部74、カバー中央下部76、左右一対のカバーサイド部78を備えている。
<縦方向取付部材22及び横方向取付部材24の構成>
図1に示されるように、縦方向取付部材22は、帯状に形成された取付部材本体22Aと、取付部材本体22Aの一方の側縁に設けられると共に楔状に形成された樹脂製の係合部22Bと、によって構成されている。取付部材本体22Aの他方の側縁は、カバー中央上部74、カバー中央下部76とカバーサイド部78とに縫製により予め取り付けられている。なお、図1では縦方向取付部材22(及び横方向取付部材24)をカバー20から分離して描いているが、縦方向取付部材22(及び横方向取付部材24)は、カバー20に予め取り付けられている。そして、縦方向取付部材22の係合部22Bをバックバネ部38の縦向き樹脂爪部58に弾性的に係合させることにより、カバー20の中央部が縦方向にシートバックボード16に取り付けられている。
同様に、横方向取付部材24は、帯状に形成された取付部材本体24Aと、取付部材本体24Aの一方の側縁に設けられると共に楔状に形成された樹脂製の係合部24Bと、によって構成されている。取付部材本体24Aの他方の側縁は、カバー中央上部74、カバー中央下部76に縫製により予め取り付けられている。そして、図4に示されるように、横方向取付部材24の係合部24Bをバックバネ部38の横向き樹脂爪部60に弾性的に係合させることにより、カバー20の中央部が横方向にシートバックボード16に取り付けられている。
さらに、カバー20の外周部の適宜位置には、鏃(やじり)形状とされた係止片80が縫製により取り付けられている。係止片80はバックボード部36の係止部42に車両後方側から挿入されて係止されている。これにより、カバー20の外周部がバックボード部36に取外し可能に係止されている。
<シボ90の構成>
ここで、図1〜図3に示されるように、上述したシートバックボード16の下側バックバネ部44の下側連結固定部50における表面(シートバックパッド18側の面)には、凹凸形状部としてのシボ90が形成されている。シボ90は、シボ加工によって形成されている。
より正確には、シボ90は、下側連結固定部50の内側側壁50Aと外側側壁50Bと両者の前端部間を繋ぐ前壁50Cの表面側に形成されている。但し、シボ90は、少なくとも、シートバックボード16において、サイドフレーム26とシートバックパッド18との間に介在されてシートバックパッド18と接触する範囲に設けられていればよい。
また、本実施形態では、凹凸形状部の一例としてシボ90を挙げたが、これに限らず、エンボス加工によるエンボス部を凹凸形状部として設けてもよいし、ショットブラストによる粗面部を(微細)凹凸形状部として設けてもよいし、他の加工方法による凹凸形状部であってもよい。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成の車両用シート10では、樹脂製のバックボード部36に樹脂製のバックバネ部38を一体に形成したシートバックボード16を備えている。そして、このシートバックボード16を金属製のシートバックフレーム14に車両前方側から嵌合させる。具体的には、左右の下側連結固定部50にあっては、左右のサイドフレーム26に車両前方側から嵌合され、この状態でサイドフレーム26にシート幅方向外側から固定される。また、左右の上側連結固定部56にあっては、左右のサイドフレーム26の内側に車両前方側から挿入された後、左右の後壁部26Cに車両前方側から固定される。その後、シートバックパッド18がシートバックフレーム14に車両前方側から装着され、更にカバー20がシートバックパッド18に被せられる。カバー20には予め縦方向取付部材22及び横方向取付部材24が縫製により予め固定されており、カバー20をシートバックパッド18に被せながら縦方向取付部材22、横方向取付部材24を対応する縦方向スリット72及び横方向スリット70に挿入して係止させる。
上記の如くして組み立てられたシートバック12はシートクッション11及び図示しないヘッドレストが取り付けられて車両用シート10とされる。乗員が車両用シート10に着座すると、カバー20及びシートバックパッド18を介してバックバネ部38にシートバック後方側への荷重(図3に矢印Fでこれを現す)が入力される。このため、下側バックバネ本体部48及び上側バックバネ本体部54が荷重作用方向であるシートバック後方側へ撓み変形する(図3の二点鎖線参照)。また、このときの荷重は下側連結固定部50及び上側連結固定部56より左右のサイドフレーム26に伝達されるため、サイドフレーム26から車両前方側への反力(図3に矢印fでこれを現す)が発生する。
このように乗員からバックバネ部38に荷重が入力されると、自身は撓み変形してシートバック12のクッション性の確保に寄与し、荷重そのものは左右のサイドフレーム26に伝達して左右のサイドフレーム26で支持する。その結果、シートバック12のクッション性能が充分に確保される。また、バックバネ部38は樹脂製とされてバックボード部36に一体に設けられているので、バックバネ部38を金属製のシートバックスプリングで構成する場合に比べて、部品点数及び組付工数が削減される。その結果、本実施形態によれば、シートバック12のクッション性能を充分に確保することができ、しかも更なる軽量化及び低コスト化を図ることができる。
ここで、本実施形態では、図3に示されるように、シートバック12の前面側にシートバックパッド18が配置されており、更にシートバックパッド18の両側部であるパッドサイド部66がシートバックフレーム14の左右一対のサイドフレーム26にシートバック前方側から巻き込むように設けられている。このため、仮に車両用シートに本実施形態のシートバックボード16が設けられていなかった場合、乗員が当該車両用シートに着座すると、シートバックパッドがシートバックフレームのサイドフレームに擦れて異音が生じる可能性がある。
しかし、本実施形態では、シートバックボード16のサイドフレーム26への取付後の状態では、一対の下側連結固定部50がサイドフレーム26の前面側とシートバックパッド18のパッドサイド部66の裏面側との間に介在される。そして、本実施形態では、この下側連結固定部50の表面全体にシボ90を設けたので、シートバックパッド18がサイドフレーム26に対して相対移動する場合には、パッドサイド部66はシートバックボード16のシボ90上を擦ることになる。従って、下側連結固定部50とパッドサイド部66の裏面との接触面積が減少し、その分、摩擦抵抗が低減され、擦れ音である異音が抑制される。しかも、従来、異音防止対策としてシートバックパッドの裏面側に不織布等の裏面材を追加設定する必要がなくなる。これらの結果、本実施形態によれば、部品点数の増加及び重量増加を招かずシートバックフレーム14とシートバックパッド18との擦れによる異音の発生を効率よく抑制することができる。
また、下側バックバネ部44におけるシートバックパッド18(と対向する)側の範囲をシボ加工することによりシボ90を形成するので、下側バックバネ部44の表裏面全体をシボ加工する場合に比し、製造が容易である。その結果、低コストな構成で異音の発生を効果的に抑制することができる。
さらに、下側バックバネ部44が下側バックバネ本体部48と下側連結固定部50とを有しており、このうち下側連結固定部50の表面にシボ90を形成したので、シートバックパッド18と最も擦れやすい範囲に異音防止構造を設定することができる。その結果、効果的に異音の発生を防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5及び図6を用いて、本発明に係るシートバックボード及びこれを用いた車両用シートの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示されるように、この第2実施形態では、前述した第1実施形態で説明したシボ90を形成する対象部材の構造及び形状が若干異なっている。まず、サイドフレーム104の平断面形状が前述した第1実施形態のサイドフレーム26の平断面形状と若干異なっている。具体的には、平断面視で側壁部が前後方向中間部でシート幅方向外側に屈曲された前部側壁部104A及び後部側壁部104Bと、前部側壁部104Aの前端部からシート幅方向中央側へ屈曲された前壁部104Cと、後部側壁部104Bの後端部からシート幅方向中央側へ屈曲された後壁部104Dと、によって構成されている。
また、図5に示されるように、この第2実施形態では、樹脂バネ一体バックボード(シートバックボード)100の下側バックバネ本体部107と上側バックバネ本体部54とが左右一対の連結固定部108によって一体に連結されている。従って、バックバネ部106は、複数の下側バックバネ本体部107と単一の上側バックバネ本体部54と左右一対の連結固定部108と、によって構成されている。また、連結固定部108の平断面形状は、サイドフレーム104の平断面形状に適合するように内側側壁108Aと外側側壁108Bと両者の前端同士をシート幅方向に繋ぐ前壁108Cとの3枚の壁によって構成されている。内側側壁108Aは、シート幅方向外側へ開く傾斜壁として構成されている。また、前壁108Cはサイドフレーム104の前壁部104Cに面接触状態で当接されており、外側側壁108Bはサイドフレーム104の前部側壁部104Aに面接触状態で当接されている。なお、外側側壁108Bがサイドフレーム104に図示しない固定手段によって固定されている。さらに、下側バックバネ本体部107の波状部分107Aは、下側バックバネ本体部107の長手方向の全域に形成されているのではなく、長手方向の複数箇所(図5及び図6に示される実施形態では、左右二箇所)に部分的に形成されている。
ここで、本実施形態では、上記構成のシートバックボード100の連結固定部108の表面(シートバックパッド18側の面)に、第1実施形態と同一構成のシボ90が形成されている。より正確には、シボ90は、連結固定部108の内側側壁108Aと外側側壁108Bと両者の前端部間を繋ぐ前壁108Cの表面側に形成されている。但し、シボ90は、少なくとも、樹脂バネ一体バックボード100において、サイドフレーム104とシートバックパッド18との間に介在されてシートバックパッド18と接触する範囲に設けられていればよい。
(作用・効果)
上記構成によっても、前述した第1実施形態と基本的な構成は同じであるので、第1実施形態と同様の作用並びに効果が得られる。
加えて、本実施形態では、下側バックバネ本体部107の両端部と上側バックバネ部54の両端部とを左右一対の連結固定部108で一体に連結し、その連結固定部108の表面側にシボ90を形成したので、前述した第1実施形態よりも広い範囲にシボ90が設定される。従って、その分、異音防止効果を高めることができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
上述した実施形態、例えば、第2実施形態では、シートバックボード100が、バックボード部36と、複数の下側バックバネ本体部107及び単一の上側バックバネ本体部54から成るバックバネ部106と、バックバネ部106のシート幅方向の両側部とバックボード部36のシート幅方向の両側部とを連結しかつサイドフレーム26に固定される左右一対の連結固定部108と、によって一体に構成されている。
但し、これに限らず、シートバックボード100からバックボード部36を分離した構成(即ち、バックバネ部106と左右一対の(連結)固定部108とによって構成されたシートバックボード)における(連結)固定部108の表面にシボ90を入れた構成にしてもよい(請求項2に係る発明の実施形態)。この場合、バックボード部は、バックバネ部と左右一対の固定部とは別個独立に存在し、従来通りシートバックフレームにシートバック後方側から取り付けられる。
また、シートバックボード100からバックバネ部106を分離した構成(即ち、バックボード部36と左右一対の(連結)固定部108とによって構成されたシートバックボードにおける(連結)固定部108の表面にシボ90を入れた構成にしてもよい(請求項4に係る発明の実施形態)。この場合、一例として、バックバネ部106に相当する部材として鉄製のシートバックスプリングが左右一対の固定部108に架け渡される。
上述した実施形態では、樹脂製のバックボード部36に樹脂製のバックバネ部38を一体に形成したが、これに限らず、樹脂製のバックボード部に樹脂製のバックバネ部を一体的に設けてもよい。すなわち、バックボード部とバックバネ部とを別々に製作してから両者を溶着等により一体化するようにしてもよい。さらに、バックバネ部を構成するバックバネ本体部と連結固定部とを別部品として製作してから溶着等により一体化するようにしてもよい。更に補足すると、上述した実施形態、例えば第1実施形態では、下側連結固定部50を下側バックバネ部44側の構成要素として説明したが、下側連結固定部50をバックボード部36側の構成要素と捉えても、そのように解釈すること自体は一向に差し支えない。なぜなら、シートバックボードの完成品の状態では、連結固定部という構成要素をバックバネ部側に含めるか、それともバックボード部側に含めるかは、区分けをどのようにするかの問題に過ぎないからである。
また、本発明のシートバックボードは、車両用シート構成部材として捉えることも可能である。例えば、「左右一対のシートバックフレーム間に樹脂製のシートバックバネ又は樹脂製のシートバックボードが配置されると共に、左右一対のシートバックフレームと当該左右一対のシートバックフレームの前方側に配置されたシートバックパッドとの間に(前記シートバックバネ又は前記シートバックボードの)シート幅方向両端部が介在して設けられ、さらに前記シート幅方向両端部におけるシートバックパッドの両側部との接触範囲にシボ加工が施されている、車両用シート構成部材。」と捉えてもよい。
10 車両用シート
12 シートバック
14 シートバックフレーム
16 シートバックボード
26 サイドフレーム
36 バックボード部
38 バックバネ部
48 下側バックバネ本体部
50 下側連結固定部(固定部)
90 シボ(凹凸形状部)
100 シートバックボード
104 サイドフレーム
106 バックバネ部
108 連結固定部(固定部)

Claims (6)

  1. シートバックフレームの背面側に配置された樹脂製のバックボード部と、
    前記シートバックフレームが備える左右一対のサイドフレーム間に配置され、シートバック後方側への荷重が作用することにより荷重作用方向へ撓み変形する樹脂製のバックバネ本体部と、
    前記バックボード部又は前記バックバネ本体部或いは両者に一体又は一体的に設けられ、当該バックバネ本体部のシート幅方向の両端部と当該バックボード部とを連結すると共に前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在される樹脂製の一対の固定部と、
    を有し、
    前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、
    ことを特徴とするシートバックボード。
  2. シートバックフレームが備える左右一対のサイドフレーム間に配置され、シートバック後方側への荷重が作用することにより荷重作用方向へ撓み変形する樹脂製のバックバネ本体部と、
    このバックバネ本体部のシート幅方向の両端部に一体又は一体的に設けられると共に、前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在される樹脂製の一対の固定部と、
    を有し、
    前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、
    ことを特徴とするシートバックボード。
  3. 前記凹凸形状部は、前記バックバネ部における前記シートバックパッド側の前記範囲をシボ加工することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシートバックボード。
  4. シートバックフレームの背面側に配置された樹脂製のバックボード部と、
    このバックボード部のシート幅方向の両側部に一体又は一体的に設けられると共に、前記左右一対のサイドフレームにシートバック前方側から引っ掛けられて固定され、当該左右一対のサイドフレームの前面側とシートバックパッドの両側部の裏面側との間に介在されかつシートバックバネの端部が固定される樹脂製の一対の固定部と、
    を有し、
    前記固定部における前記シートバックパッドの両側部との接触範囲の少なくとも一部に、シートバックパッドとの擦れによる異音抑制用の凹凸形状部が設けられている、
    ことを特徴とするシートバックボード。
  5. 前記凹凸形状部は、前記バックバネ部における前記シートバックパッド側の前記範囲をシボ加工することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項4記載のシートバックボード。
  6. 前記シートバックフレームと、
    前記シートバックフレームにおける前記左右一対のサイドフレームに支持された請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシートバックボードと、
    前記シートバックパッドの表面を覆うカバーと、
    を有する車両用シート。
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