JP2012066655A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベントホールを開閉状態に切替えている整流布が、捻じれないように規制しておくことができ、ベントホールを開状態から閉状態更には開状態に切替えることのできるエアバッグ装置の提供を目的としている。
【解決手段】 ベントホール8を開状態から閉状態を経て開状態に切替えられる整流布3を、帯状部4と二股に分かれた一対の脚部5とを有する構成にし、ガイド基布6には、帯状部4を案内する第1案内路7aと各脚部5を案内する第2案内路7bとを設け、第1案内路7aには、ベントホール8と重合する開口6bを形成する。エアバッグ本体が膨張展開した初期段階では、脚部5間にベントホール8が配されるようにし、エアバッグ本体が所定の内圧状態のときには、帯状部4でベントホールを閉鎖し、エアバッグ本体に乗員等が接触すると、各脚部の緊張状態が解かれて整流布は弛緩状態になり、ベントホール8を開放状態にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の衝突時等にインフレータ等のガス発生器から供給されたガスによって、膨張展開可能なエアバッグを備えたエアバッグ装置に関するものである。特に、ベントホールの開閉を行うテザーが捻じれてしまうのを防止することができ、エアバッグが膨張展開する初期段階では、エアバッグからの排気を抑えながら速やかに膨張展開を行わせて、エアバッグ内を所定の内圧にすることができ、エアバッグに乗員等が接触したときには、確実に排気を行わせることのできるエアバッグ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、車両が衝突した際の衝撃から乗員を保護するため、エアバッグ装置が設置されている。エアバッグ装置としては、運転者や助手席の乗員を保護するものの他に、後部座席の乗員に対する保護や歩行者の保護、車両の側面衝突時や車両の横転時における衝撃から乗員の保護等と、種々の形式のものが実用化されている。また、設置する場所や用途に応じて、エアバッグの形状等は異なったものに構成されている。
多くのエアバッグ装置は、車両の衝突時等に、インフレータ等のガス発生器から発生した高圧のガスによって、袋状のエアバッグを膨張展開させ、衝突等の衝撃をエアバッグによって吸収緩和する構成になっている。このように、エアバッグ装置としては、衝撃等から乗員を保護するための構成が採用されている。
エアバッグ装置では、ガス発生器から噴出した高圧のガスによって、瞬時にエアバッグを膨張展開させ、その後、乗員を拘束する段階では、エアバッグ内部のガスを適当に逃がすことにより、エアバッグ内部の圧力を調整して乗員を効果的に拘束できるように構成されている。
エアバッグ内部のガスを適当に逃がす構成として、エアバッグ本体にガス排出用のベントホールを形成する構成が採用されている。ベントホールを介した排気部の構成としては、従来から種々の構成が提案されている。例えば、エアバッグの膨張展開初期においては、ベントホールからの通気抵抗を増大させてガスの排出を抑制しておき、膨張展開後期においては、ベントホールを全開にすることができる助手席用エアバッグ装置(特許文献1参照)や、テザーを使ってベントホールを開閉する構成において、乗員がシートベルトを装着している場合としていない場合とのいずれの場合であっても、乗員の頭部を効果的に保護することができる車両用エアバッグ装置(特許文献2参照)などが提案されている。
特許文献1に記載された助手席用エアバッグ装置を本願発明の従来例1として、図6を用いて説明する。図6に示すように、エアバッグ30に形成した排気口31から吊り紐本体部32の一部を、エアバッグ30の外側に引き出して、閉塞部33を構成している。エアバッグ30が膨張展開を行う初期段階においては、吊り紐本体部32によって排気口31の通気抵抗を増大させてガスの排出を抑制している。
また、膨張展開を行った後期の段階においては、吊り紐本体部32は完全にエアバッグ30内に引き込まれて、排気口31を全開状態にすることができる。そして、エアバッグ30内に引き込まれた吊り紐34によって、膨張展開を行ったエアバッグ30の高さ寸法、即ち、乗員を受け止めるエアバッグ30の厚さを規制することができる構成となっている。
この助手席用エアバッグ装置では、エアバッグ30の膨張展開過程において排気口31から排出されるガスの排出流量を吊り紐本体部32によって抑制することができ、エアバッグ30
の膨張展開に対して膨張用のガスを有効に利用することができるとしている。
特許文献2に記載された車両用エアバッグ装置を本願発明の従来例2として、図7を用いて説明する。図7に示すように、助手席用エアバッグ40内にはテザー42が配設されており、テザー42の左右一対のサイド部42Aにはサブベントホール43が形成されている。各サイド部42Aの前方側には、ティアシーム45が破断することにより伸長する余長部44が形成されている。一対のサイド部42Aは、ガイド46に沿って所定の配索経路に保持されており、中間部42Bは、シートベルトを装着していない乗員の頭部が辿る移動軌跡上に配置されるようにテザー42が保持されている。
助手席用エアバッグ40が膨張展開したときに、乗員がシートベルトを装着していた場合には、シートベルトによって乗員の頭部を含む上体が拘束されることになるので、乗員の頭部の車両前方側への移動量が制限されることになる。そのため、乗員の頭部が助手席用エアバッグ40に対して侵入する量は少なくなる。
このとき、助手席用エアバッグ40内に配設されたテザー42の中間部42Bに作用する押圧力は所定値未満となり、余長部44のティアシーム45の破断荷重には至らない。このため、余長部44は伸長されることなくそのまま維持されて、側面視でサブベントホール43はベントホール41に重合された状態、即ちベントホール41の開放状態が維持される。そして、助手席用エアバッグ40内のガスはベントホール41から排出され続けることになるので、助手席用エアバッグ40の内圧は適度に保つことができる。
助手席用エアバッグ40が膨張展開したときに、乗員がシートベルトを装着していなかった場合には、乗員の頭部を含む上体が車両前方側に移動するのを拘束するシートベルトが装着されていないため、乗員の頭部はそのまま車両前方側へ移動する。このため、乗員の頭部が助手席用エアバッグ40に対して進入する量が多くなり、テザー42の中間部42Bに作用する押圧力(張力)が所定値以上の値になる。そして、余長部44を保持していたティアシーム45が破断する。
そして、余長部44が伸長して、テザー42の左右一対のサイド部42Aは中間部42B側へと引き込まれる。その結果、各サイド部42Aに形成したサブベントホール43がベントホール41と重ならない位置まで移動し、助手席用エアバッグ40のベントホール41が閉塞される。これによって、助手席用エアバッグ40の内圧は高い状態に維持され、乗員の頭部を含む上体を適切に拘束することができる。
特開2002−193058号公報 特開2009−196551号公報
特許文献1に記載された発明では、エアバッグ30の膨張展開初期においては、排気口31からエアバッグ30の外側に引き出した吊り紐本体部32の一部によって、排気口31の通気抵抗を増大させてガスの排出を抑制しておくことができる。また、膨張展開後期においては、吊り紐本体部32は完全にエアバッグ30内に引き込まれて、排気口31を全開にすることができる。しかも、エアバッグ30内に引き込まれた吊り紐本体部32によって、エアバッグ30の高さ寸法を規制しておくことができる。
しかし、排気口31からは常にガスが排出されることになり、ガス発生器から発生したガ
スを更に効率良く利用し、ガス発生器の小型化を図るには、更なる改良が必要になっている。
特許文献2に記載された発明では、直線状のテザー42を使用して排気を調整するように構成されている。しかし、乗員がシートベルトを装着していなかった場合において、サイド部42Aが捻じれた状態になっているときには、サイド部42Aによってベントホール41を閉塞しておくことができない状況になる。
即ち、各サイド部42Aは、一対のガイド46間に配された構成になっており、一対のガイド46間において捻じれが生じたり、テザー42の中間部42B等において捻じれが生じると、これらの捻じれによって各サイド部42Aが捻じれた状態となってしまう。そして、ベントホール41の周縁部には、サイド部42Aによって覆われていない部位が発生してしまうことになる。助手席用エアバッグ40内の内圧が高まると、サイド部42Aによって覆われていない部位からのガスの排出流量が増大して、サイド部42Aによって覆われていない部位の面積が増大することになり、ベントホール41は開放状態になってしまう。
しかしながら、特許文献2には、サイド部42Aが捻じれた状態になるのを防止するための課題や防止するための構成は、開示も示唆もされていない。
本願発明では、上述した従来の問題を解決し、簡単な構成でありながら、ベントホールを開閉状態に切替えている整流布が、捻じれないように規制しておくことができ、エアバッグが膨張展開する初期段階では、エアバッグからの排気を抑えながらの速やかな膨張展開を行わせることができ、仮に、膨張展開の途中で乗員等がエアバッグに接触したときには、確実に排気を行わせることができ、また、エアバッグ内の内圧が所定の内圧になったときには、排気を停止させて所定の内圧状態に維持しておくことができ、所定の内圧になったエアバッグに乗員等が接触したときには、確実に排気を行わせることのできるエアバッグ装置の提供を目的としている。
本願発明の課題は、請求項1〜3に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明では、ガス発生器から供給されたガスによって膨張展開して被保護物を拘束可能なエアバッグを備えたエアバッグ装置において、前記エアバッグは、エアバッグ本体に形成したガス排出用のベントホールと、前記エアバッグ本体に配され、前記ベントホールを開放状態から閉鎖状態を経て更に開放状態に切り替える整流布と、前記ベントホールと重合する開口を有し、前記エアバッグ本体に係止され、前記整流布の長手方向への摺動を案内するガイド基布と、を備え、
前記整流布は、帯状部と前記帯状部の長手方向における途中から裾広がり状に二股に分かれた脚部とから構成され、前記帯状部の端部が前記エアバッグ本体に係止され、前記脚部の各端部が前記エアバッグ本体に係止され、かつ、前記エアバッグ本体と前記ガイド基布との間で、前記ベントホールから外部に対して一部部位の出没が可能に構成され、しかも、前記帯状部は、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を開閉し得る横幅寸法を有し、前記ガイド基布は、前記帯状部を案内する第1案内路と、前記各脚部をそれぞれ案内する一対の第2案内路とを有し、前記ガイド基布の開口は、前記第1案内路内に形成され、
前記整流布は、前記エアバッグ本体の膨張展開前の状態のときには、前記整流布の前記各脚部間に、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を配しており、前記エアバッグ本体が膨張展開を行って前記エアバッグ本体の内圧が所定の内圧に達したときには、前記帯状部によって、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を閉鎖する状態となり、前記エアバッグ本体が前記被保護物を拘束して前記整流布が弛緩したときには、前記整流布の一部部位が前記ベントホールから外部に突出して、前記ベントホールを開放させた状態
にすることを最も主要な特徴としている。
また、本願発明では、前記エアバッグ本体に係止された前記帯状部の端部から前記脚部に分かれる分岐部までの前記帯状部の長さ寸法は、前記エアバッグ本体における前記帯状部の端部を係止した位置から前記ガイド基布における前記一対の第2案内路の分岐部までの長さ寸法と略等しい長さ寸法に構成されてなることを主要な特徴としている。
更に、本願発明では、前記ベントホールが、前記エアバッグ本体の裏面側に形成され、前記ガイド基布が前記エアバッグ本体の裏面側に係止され、前記帯状部の端部が、前記エアバッグ本体の裏面側と前記エアバッグ本体の乗員側との境界領域から前記ガイド基布が係止された部位との間に係止され、前記脚部の各端部が、前記エアバッグ本体における乗員拘束面の部位に係止されてなることを主要な特徴としている。
本願発明では、エアバッグ本体の内圧に応じて、ベントホールを整流布によって開状態から閉状態に制御することができ、更には所定の内圧状態になったエアバッグ本体部に被保護物が接触したときには、整流布を弛緩状態にしてベントホールを閉状態から開状態に制御することができる。即ち、エアバッグ本体の膨張展開する初期段階においては、エアバッグ本体からの排気を行わせながらエアバッグ本体の膨張展開を行わせることができる。そして、エアバッグ本体内の内圧が所定の内圧状態になったときには、緊張状態になった整流布でベントホールを塞ぎ、ベントホールを閉状態にしてエアバッグ本体内の内圧を所定の内圧状態に維持していくことができる。
整流布としては、帯状部と帯状部の長手方向における途中から裾広がり状に二股に分かれた脚部とから構成しておくことができる。エアバッグ本体に係止され、整流布の摺動を案内するガイド基布は、整流布の帯状部を案内する第1案内路と、二股に分かれた脚部をそれぞれ案内する一対の第2案内路とを有する構成になっている。そして、ベントホールに重合するガイド基布の開口が、第1案内路内に形成されている。
このように構成されているので、第1案内路から帯状部が抜け出る方向に整流布を移動させて帯状部の伸長可能な余長部を弛ませた状態にすると、整流布の二股に分かれた脚部間でベントホールを開放させるように配置することができる。また、各脚部がそれぞれの第2案内路から抜け出る方向に整流布を移動させ、第1案内路内に帯状部の余長部を侵入させると、帯状部によってベントホール又はガイド基布の開口を閉鎖させることができる。
そして、エアバッグ本体が膨張展開を行っていくと、ベントホールを閉鎖していく整流布は、二股に分かれた脚部によって、左右方向に引張られた状態になる。また、帯状部の端部と脚部の端部とによって、帯状部は上下方向に引張られた状態になる。
即ち、整流布に対しては、左右方向の引張り力と上下方向の引張り力とが同時に作用することになるので、整流布は捻じれることなく、帯状部は常に開いている状態を維持することができる。そして、所定幅を有する帯状部によってベントホールを確実に閉鎖しておくことができる。
所定の内圧状態に維持していたエアバッグ本体に対して、例えば、乗員が接触したときには、整流布の緊張状態が緩められて整流布は弛緩し、ベントホールを閉鎖していた整流布がベントホールを開放する方向に移動するのを可能にする。そして、ベントホールを再び開状態にすることができる。このとき、エアバッグ本体内の内圧上昇に伴って整流布の一部が、ベントホールから外部に突出することになり、ベントホールを開放状態にするこ
とができる。
そして、エアバッグ本体内に充満していたガスを開放したベントホールから外部に排気することにより、エアバッグ本体に接触した乗員等に対してより好ましい反力を与え、ソフトに拘束することができる。
整流布の配設部位としては、エアバッグ本体の外側に配しておくことも、エアバッグ本体の内部に配しておくこともできる。整流布をエアバッグ本体の外側又は内側に配した場合であっても、エアバッグ本体内の内圧が所定の内圧状態になるまでの段階では、整流布の二股に分かれた脚部によって、ベントホールを開放させた状態にしておくことができる。
エアバッグ本体内の内圧が所定の内圧状態になった段階では、緊張状態になった整流布によって、帯状部はベントホールを閉鎖した状態になる。また、所定の内圧状態になっているエアバッグ本体に乗員等が接触したときには、乗員等の接触に伴い整流布の緊張状態が緩められ、ベントホールを閉鎖していた整流布がベントホールを開放する方向に移動するのを可能にし、ベントホールを再び開状態にすることができる。
ベントホールを閉鎖していた整流布がベントホールを一部でも開放すると、エアバッグ本体内のガスは、一部開放されたベントホールから外部に流出する流出流量を増大させていき、開放された面積を更に増大させることができる。そして、整流布の一部をベントホール又はガイド基布の開口から外部に突出させることができ、ベントホールを開放状態にしていくことができる。
ところで、車両の走行中などにおいて、運転者や助手席等の乗員は、常に適正な乗車位置、乗車姿勢を保っているとは限らず、また、体格等も乗員によってそれぞれ異なっている。例えば、運転者がステアリングホイールに上体を近接させた極端な前傾姿勢をとっている状態(この状態を、Out of position といい、以下では、OOPと略記する。)で運転していることがある。
エアバッグ本体が膨張展開する初期段階において、OOP状態にいた乗員がエアバッグ本体に接触した場合には、このときベントホールは整流布によって完全には塞がれておらず、二股の脚部によって一部開放された状態になっている。そのため、乗員の接触によってエアバッグ本体の内圧が上昇しても、ベントホールの開放状態は維持されることになる。そして、乗員に対する反発力を小さくした状態で乗員を確保することができる。
このように、本願発明では、OOP状態に対応できる状態において、乗員がエアバッグに接触したときには、エアバッグ本体の内圧上昇を抑えることができる。そして、エアバッグ本体に接触する乗員に対する負荷が少ない状態で、エアバッグ本体の膨張展開が進むことになる。しかも、OOP状態にいた乗員がエアバッグ本体に接触する可能性の高い期間、即ち、エアバッグ本体が膨張展開を開始してからの初期段階が終わるまでは、ベントホールは、閉じられることがない。このため、エアバッグ本体からガスが排出される状態が保たれることになり、エアバッグ本体に接触する乗員に対する負荷が少ない状態に維持しておくことができる。
OOP状態にいた乗員がエアバッグ本体に接触する可能性の高い期間を過ぎると、即ち、エアバッグ本体が膨張展開を開始した初期段階を過ぎると、整流布はエアバッグ本体の膨張展開によって緊張状態になっていき、ベントホールを閉鎖していく状態に移る。即ち、乗員の状態が適正な乗車状態であることを想定した状態に対応することができるようになる。そして、エアバッグ本体の内圧が所定の内圧状態になったときには、整流布によって
ベントホールを閉鎖しておくことができる。
即ち、ベントホールは、エアバッグ本体が膨張展開を開始した初期段階においては、開状態にしておくことができ、膨張途中で乗員等がエアバッグ本体に接触せずにエアバッグ本体の内圧が所定の内圧状態になったときには、閉状態にしておくことができる。
また、膨張途中で乗員等がエアバッグ本体に接触したときにも、ベントホールの開放状態は維持されるので、エアバッグ本体内の内圧上昇に伴ってベントホールを通って排出されるガスの排出流量を増大させることができる。そして、乗員に対する反発力を小さくした状態で乗員を確保することができる。
更に、エアバッグ本体の内圧が所定の内圧状態になった後に、乗員等がエアバッグ本体に接触したときには、ベントホールを閉状態にしていた各脚部の緊張状態が緩められるので、上述したようにベントホールを全開状態にしていくことができる。
本願発明では、脚部に分岐されるまでの帯状部の長さ寸法を、エアバッグ本体における帯状部の端部を係止した位置からガイド基布における一対の第2案内路の分岐部までの長さ寸法と略等しい長さ寸法に構成しておくことができる。このように構成しておくことにより、エアバッグ本体が膨張展開を開始した初期段階においては、ベントホールを開状態にしておき、膨張途中で乗員等がエアバッグ本体に接触せずにエアバッグ本体の内圧が所定の内圧状態になったときには、ベントホールを閉状態にしておくことを確実に行うことができる。
本願発明では、帯状部の端部と脚部の端部とをエアバッグ本体に係止する部位をそれぞれ所定の部位に構成しておくことにより、所定の内圧状態になったエアバッグ本体に乗員等が接触したときには、エアバッグ本体への乗員等の接触を敏感に反応して、整流布の緊張状態を緩めることができる。そして、ベントホールを閉鎖していた整流布の帯状部がベントホールを開放する方向に移動するのを許容し、脚部間によってベントホールを再び開状態にすることができる。
エアバッグ本体の一部を破断して乗員拘束面側からのエアバッグ本体内を示す要部斜視図である。(実施例) ウインドシールド側からエアバッグ本体内を示した斜視図である。(実施例) 膨張展開初期段階におけるエアバッグ本体内でのベントホール周辺の平面図及び要部断面図である。(実施例) エアバッグ本体内の内圧が所定の内圧状態における、エアバッグ本体内でのベントホール周辺の平面図及び要部断面図である。(実施例) 所定の内圧状態のエアバッグ本体に被保護物が接触した状態における、エアバッグ本体内でのベントホール周辺の平面図及び要部断面図である。(実施例) ベントホール周辺の要部斜視図である。(従来例1) 助手席用エアバッグの水平断面図である。(従来例2)
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明に係わるエアバッグ装置としては、以下において袋状の形状を備えたエアバッグ本体を例に挙げて説明を行う。本願発明に係わるエアバッグ装置としては、エアバッグ本体が単体の袋状に形成されている構成に限定されるものではなく、副エアバッグ体を有するサイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、後席用エアバッグ、フロントカーテンエアバッグ、室外用エアバッグなどに対しても好適に適用することができる。このた
め、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1〜図5を用いて、本願発明に係わるエアバッグ本体10の構成について説明する。エアバッグ本体10の裏面側に配されるインフレータの図示を省略する代わりに、エアバッグ本体10内におけるインフレータ取付部13を示している。
図1に示すように、エアバッグ本体10は、ウインドシールド側のメインパネル2の外周縁と乗員拘束面側のメインパネル1の外周縁とを耳部12で重ね合わせ、耳部12を縫製部11において縫製している。メインパネル2に設けたインフレータ取付部13に図示せぬインフレータを取り付けることができる構成になっている。メインパネル2には、ベントホール8が形成されており、ベントホール8を開閉する整流布3がエアバッグ本体10内に設けられている。メインパネル1とメインパネル2とによって、エアバッグ本体10を構成している。
エアバッグ本体10は、非通気性の可撓性材料から構成されており、例えば、内側がゴムコーティングされたナイロン製の基布パネル、即ち、メインパネル1、2を袋状に縫合した構成となっている。エアバッグ本体10の構成として、円盤状の構成を示しているが、この構成は例示であってエアバッグとして必要な構成であれば、他の構成を採用することができる。また、整流布3は、メインパネル1、2と同様の材質から成る帯状のテザーによって構成しておくことができる。尚、必要に応じて、整流布3を他の材質を用いて構成しておくこともできる。
以下では、整流布3及びガイド基布6をエアバッグ本体10に取り付ける構成として、縫着による取付構成を用いて説明を行うが、本願発明では、縫着による取付構成に限定されるものではなく、他の公知の取付方法を用いて整流布3及びガイド基布6をエアバッグ本体10に取り付けることができる。
図1、図2に示すように、ベントホール8を開閉状態に切換る制御機構の構成は、ベントホール8の開口と重合する位置に開口6bを形成したガイド基布6と、ガイド基布6によって摺動方向が規制される整流布3とから構成されている。ガイド基布6に形成した開口6bの大きさとしては、ベントホール8の開口と略同じ大きさかその前後の大きさとして形成しておくことができる。
整流布3は、所定幅を有する帯状部4と帯状部4に連続して二股に分かれた一対の脚部5とを備えた構成になっている。帯状部4の端部4aは耳部12に縫着されており、各脚部5の端部5aは、メインパネル1における乗員拘束面内又は乗員拘束面の周囲に縫着されている。
ガイド基布6は、整流布3の帯状部4を案内する第1案内路7aと一対の脚部5をそれぞれ案内する一対の第2案内路7bとを備えた形状に構成されており、第1案内路7aにはベントホール8の開口と重合する開口6bが形成されている。ガイド基布6は、第1案内路7a及び各第2案内路7bが形成されるように、縫製部11によってメインパネル2に縫着されている。
整流布3の帯状部4における長さ寸法としては、帯状部4の端部4aから脚部5が分岐する二股部5bまでの長さ寸法が、メインパネル2における帯状部4の端部4aを係止した位置からメインパネル2に係止したガイド基布6の二股部6aまでの長さ寸法と略等しい長さ寸法に構成しておくことができる。
このような長さ寸法に構成しておくことによって、エアバッグ本体10が膨張展開を開始した初期段階では、図3に示すように帯状部4の端部4a側における余長部を弛ませておく
ことができて、一対の脚部5の二股部5bがベントホール8の開口又はガイド基布6の開口6bに掛からない状態にしておくことができる。そして、エアバッグ本体10が膨張展開して所定の内圧状態になった段階では、図4に示すように帯状部4でベントホール8の開口又はガイド基布6の開口6bを閉鎖することができる。
尚、図3(a)、図4(a)、図5(a)には、乗員拘束面側のメインパネル1を削除した状態でのエアバッグ本体10内の状態を示している。図3(b)、図4(b)、図5(b)には、ベントホール8の周辺を拡大したエアバッグ本体10の縦断面図を示しており、構成を分かり易くするため、模式的に拡大した図を用いている。また、図3(b)、図4(b)、図5(b)においては、図1に示した突出寸法規制テザー9の構成は、省略している。
また、一対の脚部5における長さ寸法としては、エアバッグ本体10が膨張展開して所定の内圧状態になった段階において、図4に示すように帯状部4及び一対の脚部5を緊張状態にすることができる長さ寸法に構成しておくことができる。このとき、帯状部4は、一対の脚部5によって左右方向の引張り力と上下方向の引張り力とが同時に作用することになるので、帯状部4は捻じれることなくベントホール8の開口又はガイド基布6の開口6bを閉鎖することができる。
図1に示すように、メインパネル1における乗員拘束面は、エアバッグ本体10が膨張展開したときに、インフレータ取付部13からの間隔が所望の間隔となるように、複数の突出寸法規制テザー9によって、突出量が規制されている。突出寸法規制テザー9の一端部側は、乗員拘束面の裏面側に取り付けられており、他端部側は、インフレータ取付部13に取り付けられている。
次に、図3から図5を用いて、整流布3によって制御するベントホール8の開放状態から閉鎖状態への切換え、更には、閉鎖状態から開放状態への切換について説明する。
図3は、OOP状態にいた乗員がエアバッグ本体10に接触する可能性の高い期間、即ち、エアバッグ本体10が膨張展開を開始してからの初期段階が終わるまでにおけるベントホール8の開放状態について示している。
図3に示すように、このときガイド基布6とエアバッグ本体10との間に挟まれている整流布3は、帯状部4の余長部を弛ませた状態になっており、一対の脚部5の間にベントホール8を位置させて、ベントホール8を開放された状態になっている。即ち、ガイド基布6の開口6bとベントホール8とがともに開放された状態になっている。弛ませることのできる帯状部4の余長部の一部を、ジグザグ状に折り曲げてガイド基布6内に挿入しておくこともできる。
そして、図3(b)において白抜きの矢印で示すように、エアバッグ本体10内のガスの一部を、ガイド基布6の開口6bとベントホール8とを通り、エアバッグ本体10の外部に排出することができる。
図3を用いて、エアバッグ本体10が膨張展開を開始してからの初期段階が終わるまでの間に、OOP状態にいた乗員がエアバッグ本体10に接触したときの状態を説明する。ここでは、エアバッグ本体10が図示せぬステアリングホイール内に配設された構成を例に挙げて説明を行う。車両の衝突等が発生すると、図示せぬエアバッグ装置のエアバッグ本体10が膨張展開を開始して、エアバッグ装置のカバーを破断する。そして、カバー内に配設されていたエアバッグ本体10は、インフレータ等のガス発生器からの膨張ガスによって更に膨張展開を行う。
このとき、OOP状態にいた乗員が、エアバッグ本体10に接触すると、エアバッグ本体10内の内圧が上昇するが、図3(b)に示すように、脚部5は弛んだ状態になっているので、整流布3でガイド基布6の開口6b又はベントホール8を閉鎖することはない。そのため、エアバッグ本体10からのガスの排出が継続して行われることになる。
これによって、エアバッグ本体10に接触した乗員を受け止めて拘束するため、エアバッグ本体10内の内圧を所望の減圧状態で低下させていくことができる。このように、エアバッグ本体10内の内圧を所望の減圧状態で低下させていくことができるので、乗員を確実に確保して拘束することができる。
図4に示す状態は、エアバッグ本体10が膨張展開を開始してからの初期段階が終わって、エアバッグ本体10の内圧が所定の内圧になった状態を示している。この状態では、膨張展開したエアバッグ本体10の状態を所定の時間の間維持しておくため、ベントホール8からの排気が防がれている。
図4(b)に示すように、脚部5の端部5aは、メインパネル1における乗員拘束面側の裏面側に縫着等によって係止されている。この構成によって、膨張展開の初期段階が終わってエアバッグ本体10が所望の膨張状態になると、脚部5はメインパネル1によって引張られ、脚部5は緊張状態になる。帯状部4が緊張状態になった脚部5によって引張られることになり、脚部5の二股部5bはベントホール8から離れた位置に移動している。
そして、帯状部4は第1案内路7a内で引張られてベントホール8又はガイド基布6の開口6bを閉鎖することになる。このとき、図4(b)で白抜きの矢印で示す様に、ベントホール8からの排気が防止されている。
脚部5が緊張状態になったとき、帯状部4もメインパネル1とメインパネル2との耳部12によって引張られることになる。しかし、帯状部4の長さ寸法として、帯状部4の端部4aから二股部5bまでの長さ寸法を、耳部12からガイド基布6の二股部6aまでのメインパネル2の長さ寸法と略同じ長さ寸法に構成しておくことにより、緊張状態になった脚部5によって帯状部4を第1案内路7a内で引張ることができる。
しかも、各脚部5に対して左右方向の引張り力が作用するので、帯状部4に対しては、上下方向の引張り力と左右方向の引張り力とが同時に作用することになり、帯状部4が捻じれてしまうのを防止しておくことができる。そのため、ベントホール8又はガイド基布6の開口6bを閉鎖する整流布3は、ベントホール8又はガイド基布6の開口6bとの間に隙間を形成することなく、確実にベントホール8又はガイド基布6の開口6bを閉鎖することができる。
また、各脚部5の端部5aは、メインパネル1における乗員拘束面の裏面側に取り付けられているので、乗員拘束面に乗員が接触したときには、乗員拘束面がエアバッグ本体10の内側に窪むのを効率的に連動させることができ、各脚部5の緊張状態を開放させることができる。
図1に示した突出寸法規制テザー9を設ける代わりに、あるいは突出寸法規制テザー9の補助として、緊張状態となった各脚部5によって、エアバッグ本体10における乗員拘束面10までの高さ寸法を規制するように構成しておくこともできる。
図5には、エアバッグ本体10が膨張展開して図4に示した状態になっているときに、エアバッグ本体10に乗員(ダミー人形)の頭部14が接触した状態を示している。エアバッグ本体10における膨張展開の初期段階を過ぎ、ベントホール8が閉鎖された状態でエアバッ
グ本体10が膨張展開しているときに、頭部14がエアバッグ本体10に接触すると、エアバッグ本体10のメインパネル1における乗員拘束面が凹むとともに、エアバッグ本体10内の内部圧力は、所定の内部圧力以上に昇圧することになる。
そして、乗員拘束面が凹むことによって各脚部5の緊張状態が開放され、整流布3は弛緩状態になり、ベントホール8又はガイド基布6の開口6bを閉鎖していた整流布3の一部は、ベントホール8から外部に突出することになる。しかも、整流布3におけるベントホール8から外部への突出量は、エアバッグ本体10内の内部圧力によって制御されることになる。これによって、乗員をエアバッグ本体10によって確実に拘束することができる。
このように、本願発明では、整流布3における帯状部4が捻じれた状態になるのを確実に防止することができベントホール8を開口状態から閉鎖状態、更には、閉鎖状態から再度の開口状態に切換ることができる。しかも、閉鎖状態にしているときには、ガス発生器であるインフレータから発生するガスを効率的にエアバッグ本体10の膨張展開に利用することができるので、インフレータとしては、小型のインフレータを用いることができる。
本願発明の構成として、外気開放型のベントホール8に整流布3を設けた構成について説明を行ったが、本願発明は、外気開放型のベントホールに対して整流布を設けた構成に限定されるものではなく、内気開放型のベントホールに対して整流布を設けた構成にすることもできる。即ち、第1チャンバーの外側に第2チャンバーである調圧バッグを設けた構成において、第1チャンバーと第2チャンバーとを連通させている内気開放型のベントホールに対して、整流布を設けることもできる。
本願発明の技術思想を他のエアバッグの構成においても適用することができる。
1・・・メインパネル(乗員拘束面側)、
2・・・メインパネル(ウインドシールド側)、
3・・・整流布、
4・・・帯状部、
4a・・・端部、
5・・・脚部、
5b・・・二股部、
6・・・ガイド基布、
6a・・・二股部、
8・・・ベントホール、
10・・・エアバッグ本体、
30・・・エアバッグ、
31・・・排気口、
32・・・吊り紐本体部、
33・・・閉塞部、
34・・・吊り紐、
40・・・助手席用エアバッグ、
41・・・ベントホール、
42・・・テザー、
42A・・・サイド部、
43・・・サブベントホール、
45・・・ティアシーム、
46・・・ガイド。

Claims (3)

  1. ガス発生器から供給されたガスによって膨張展開して被保護物を拘束可能なエアバッグを備えたエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、エアバッグ本体に形成したガス排出用のベントホールと、
    前記エアバッグ本体に配され、前記ベントホールを開放状態から閉鎖状態を経て更に開放状態に切り替える整流布と、
    前記ベントホールと重合する開口を有し、前記エアバッグ本体に係止され、前記整流布の長手方向への摺動を案内するガイド基布と、
    を備え、
    前記整流布は、帯状部と前記帯状部の長手方向における途中から裾広がり状に二股に分かれた脚部とから構成され、前記帯状部の端部が前記エアバッグ本体に係止され、前記脚部の各端部が前記エアバッグ本体に係止され、かつ、前記エアバッグ本体と前記ガイド基布との間で、前記ベントホールから外部に対して一部部位の出没が可能に構成され、しかも、前記帯状部は、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を開閉し得る横幅寸法を有し、
    前記ガイド基布は、前記帯状部を案内する第1案内路と、前記各脚部をそれぞれ案内する一対の第2案内路とを有し、前記ガイド基布の開口は、前記第1案内路内に形成され、
    前記整流布は、前記エアバッグ本体の膨張展開前の状態のときには、前記整流布の前記各脚部間に、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を配しており、前記エアバッグ本体が膨張展開を行って前記エアバッグ本体の内圧が所定の内圧に達したときには、前記帯状部によって、前記ベントホール又は前記ガイド基布の開口を閉鎖する状態となり、前記エアバッグ本体が前記被保護物を拘束して前記整流布が弛緩したときには、前記整流布の一部部位が前記ベントホールから外部に突出して、前記ベントホールを開放させた状態にすることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグ本体に係止された前記帯状部の端部から前記脚部に分かれる分岐部までの前記帯状部の長さ寸法は、前記エアバッグ本体における前記帯状部の端部を係止した位置から前記ガイド基布における前記一対の第2案内路の分岐部までの長さ寸法と略等しい長さ寸法に構成されてなることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 前記ベントホールが、前記エアバッグ本体の裏面側に形成され、前記ガイド基布が前記エアバッグ本体の裏面側に係止され、前記帯状部の端部が、前記エアバッグ本体の裏面側と前記エアバッグ本体の乗員側との境界領域から前記ガイド基布が係止された部位との間に係止され、前記脚部の各端部が、前記エアバッグ本体における乗員拘束面の部位に係止されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグ装置。
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