JP2012065016A - 携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯通信端末装置100に内蔵するカメラ113とライト114とを用いて、撮影中にライト114を発光させ、瞳孔の収縮速度を求める。ストレス状態演算部141は、この収縮速度から、ストレス状態を演算し、メインディスプレイ121に結果を表示する。
【選択図】図3
Description
しかし、特許文献1に開示されている瞳孔計は、瞳孔検査に特化した装置であり、一般の利用者が気軽に使用できるものではなかった。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第1実施形態を示す正面斜視図である。
図2は、第1実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。
第1実施形態の携帯通信端末装置100は、第1の筐体110と、第2の筐体120とが軸部130を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。図1及び図2は、第1の筐体110及び第2の筐体120を開いた状態を示しており、以下、第1の筐体110及び第2の筐体120それぞれが折りたたんだときに対向し合う面、すなわち、図1において見えている側の面を表面と呼ぶ。一方、第1の筐体110及び第2の筐体120それぞれが折りたたんだときに外側に露呈している側の面、すなわち、図2において見えている側の面を裏面と呼ぶ。なお、この表面、裏面という呼び方は、以下に示す第2実施形態から第4実施形態においても同様とする。
操作キー111は、数字や文字入力、各種選択等を行える操作部材である。
マイク112は、通話時の音声を入力するマイクである。
カメラ113は、後述するように、連続撮影、又は、動画像の撮影を行うことができる撮影部である。
ライト114は、カメラ113の撮影中に照明光を照射する照明部である。
携帯通信端末装置100は、上述した操作キー111と、マイク112と、カメラ113と、ライト114と、スピーカ122と、メインディスプレイ121と、サブディスプレイ123との他に、ソフトウェア140と、通信部150とを備えている。
ソフトウェア140は、携帯通信端末装置100において動作するアプリケーションソフトウェアであり、携帯通信端末装置100内のCPU及びメモリ上において実行される。ソフトウェア140は、ストレス状態演算部141と、画像解析部142と、対応動作選択部143とを備えている。
画像解析部142が行う画像解析の方法としては、以下の2つを例示できる。
1つ目の方法は、カメラ113から得た画像に対して、輪郭抽出を行い、各フレームについて瞳孔の面積を算出し、瞳孔の収縮速度を求める。
2つ目の方法は、連続するフレーム画像に対して、動き予測のアルゴリズムを用いて、瞳孔の動きベクトルを取得する処理を行い、瞳孔の収縮速度を求める。この動き予測のアルゴリズムとしては、例えば、MPEG動画処理における動き補償技術を利用することができる。
なお、本実施形態では、画像解析部142は、ストレス状態演算部141の機能の一部として設けているが、ストレス状態演算部141とは独立して機能するものとして設けてもよい。
ステップ(以下、単にSと記す)101では、携帯通信端末装置100のアプリケーションソフトウェアの1つであるソフトウェア140を選択して起動することにより、ストレス状態の測定を開始する。
S106では、ストレス状態演算部141は、ライト114を制御して、ライト114を消灯させる。
S108では、ストレス状態演算部141は、S107において算出した瞳孔の収縮速度から、利用者のストレス状態を演算する。
図5は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第2実施形態を示す裏面斜視図である。
第2実施形態は、第1実施形態における第2の筐体120の構造を変更した第2の筐体220となっている他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1の筐体210の表面には、図示しないが、操作キー211と、マイク212とが設けられている。一方、第1の筐体210の裏面には、カメラ213と、ライト214とが設けられている。
第2の筐体220の表面には、メインディスプレイ221と、スピーカ222とが設けられている。なお、第2の筐体220の裏面には、図示しないサブディスプレイ223が設けられていてもよいし、サブディスプレイ223を設けなくともよい。
図6は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第3実施形態を示す表面斜視図である。
第3実施形態は、カメラ313及びライト314が配置されている位置が、第1実施形態におけるカメラ113及びライト114と異なっている他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1の筐体310の表面には、操作キー311と、マイク312とが設けられている。一方、第1の筐体310の裏面には、第1実施形態におけるカメラ113と、ライト114とに相当するデバイスは設けられていない。
第2の筐体320の表面には、メインディスプレイ321と、スピーカ322とが設けられている。なお、第2の筐体320の裏面には、図示しないサブディスプレイ323が設けられていてもよいし、サブディスプレイ323を設けなくともよい。
軸部330には、カメラ313と、ライト314とが設けられている。これらカメラ313及びライト314は、軸部330の回転中心軸を中心として回転可能に設けられている。したがって、図6中の矢印方向に回転して撮影する方向を変えることができる。
図7は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第4実施形態を示す表面斜視図である。
図8は、第4実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。
先に説明した第1実施形態では、カメラ113及びライト114が一組設けられていた。これに対して、第4実施形態は、第1のカメラ413A及び第1のライト414Aと、第2のカメラ413B及び第2のライト414Bとの、計2組が設けられている点で異なるが、他の形態は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1の筐体410の表面には、操作キー411と、マイク412とが設けられている。一方、第1の筐体410の裏面には、第2のカメラ413Bと、第2のライト414Bとが設けられている。
第2の筐体420の表面には、第1のカメラ413Aと、第1のライト414Aと、メインディスプレイ421と、スピーカ422とが設けられている。なお、第2の筐体420の裏面には、第1実施形態におけるサブディスプレイ123に相当するディスプレイは設けられていない。
図9は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第5実施形態を示す裏面斜視図である。
第5実施形態は、第1実施形態における第1の筐体110の裏面側にシャッター操作部560を追加した他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1の筐体510の表面には、図示しないが、操作キー511と、マイク512とが設けられている。一方、第1の筐体510の裏面には、カメラ513と、ライト514と、シャッター操作部560とが設けられている。
第2の筐体520の表面には、図示しないが、メインディスプレイ521と、スピーカ522とが設けられている。第2の筐体520の裏面には、サブディスプレイ523が設けられている。
図10は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第6実施形態を示す裏面斜視図である。
第6実施形態は、カメラ613及びライト614を第1の筐体610から取り外し可能とした他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第1の筐体610の表面には、図示しないが、操作キー611と、マイク612とが設けられている。一方、第1の筐体610の裏面には、カメラ613及びライト614を備えたカメラユニット670が設けられている。カメラユニット670は、第1の筐体610から取り外し可能である。
図11は、カメラユニット670を第1の筐体610から取り外した状態を示す図である。
カメラユニット670は、第1の筐体610から取り外した状態でもカメラ613及びライト614による撮影を行える。なお、カメラユニット670は、携帯通信端末装置600との間を有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。カメラユニット670と携帯通信端末装置600とを無線接続する場合には、カメラユニット670内に蓄電池が設けられる。また、カメラユニット670は、手ブレ補正機能を有している。この手ブレ補正機能は、電子式の手ブレ補正機能であってもよいし、光学式の手ブレ補正機能であってもよい。
第2の筐体620の表面には、図示しないが、メインディスプレイ621と、スピーカ622とが設けられている。第2の筐体620の裏面には、サブディスプレイ623が設けられている。
(1)各実施形態において、携帯通信端末装置は、折りたたみ可能な形態をしている例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、2つの筐体が相対的にスライド移動するスライドタイプであってもよいし、筐体が1つで可動部分が設けられていないタイプであってもよい。
110,210,310,410,510,610 第1の筐体
111,211,311,411,511,611 操作キー
112,212,312,412,512,612 マイク
113,213,313,513,613 カメラ
114,214,314,514,614 ライト
120,220,320,420,520,620 第2の筐体
121,221,321,421,521,621 メインディスプレイ
122,222,322,422,522,622 スピーカ
123,223,323,523,623 サブディスプレイ
130,230,330,430,530,630 軸部
140 ソフトウェア
141,241,341,441 ストレス状態演算部
142 画像解析部
143 対応動作選択部
150 通信部
413A 第1のカメラ
413B 第2のカメラ
414A 第1のライト
414B 第2のライト
560 シャッター操作部
670 カメラユニット
Claims (13)
- 少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影部と、
前記撮影部の撮影中に照明光を照射する照明部と、
前記撮影部と前記照明部とを制御し、前記撮影部が撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算部と、
前記ストレス状態演算部による演算結果を表示する表示部と、
を備える携帯通信端末装置。 - 請求項1に記載の携帯通信端末装置において、
前記ストレス状態演算部は、画像中の瞳孔の輪郭を抽出し、瞳孔の大きさの変化から前記収縮速度を求めること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1に記載の携帯通信端末装置において、
前記ストレス状態演算部は、動き補償を利用して画像中の瞳孔付近の動きベクトルを求め、前記動きベクトルを用いて前記収縮速度を求めること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記ストレス状態演算部が演算したストレス状態に応じて、次に行う動作を選択する対応動作選択部を備えること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記表示部は、撮影者自身を撮影するときに撮影者が目視可能な状態となること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項5に記載の携帯通信端末装置において、
前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に必要な画像を撮影可能なように案内する撮影案内を前記表示部に表示する、又は、音声をスピーカから発すること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記撮影部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部と同じ側に設けられた第1のカメラと、前記表示部とは反対側に設けられた第2のカメラとを備え、
前記照明部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部と同じ側に設けられた第1の発光部と、前記表示部とは反対側に設けられた第2の発光部とを備えており、
前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記第1のカメラ及び前記第1の発光部を用いて撮影を行うこと、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記撮影部及び前記照明部は、前記表示部の向きと同じ向きと前記表示部の向きとは反対側の向きとを向くことができ、
前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記撮影部及び前記照明部が前記表示部の向きと同じ向きを向いているか否かを確認すること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記撮影部及び前記照明部が設けられている側と同じ側には、前記撮影部による撮影の開始を行うときに操作されるシャッター操作部が設けられていること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
前記撮影部及び前記照明部は、当該携帯通信端末装置から取り外し可能であって、取り外した状態において撮影動作を行えること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部が演算したストレス状態に関する情報を外部に送信する通信部を有すること、
を特徴とする携帯通信端末装置。 - 少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、
前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、
前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、
を実行する携帯通信端末装置のストレス状態演算方法。 - コンピュータに、
少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、
前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、
前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、
を実行させるための携帯通信端末装置のストレス状態演算プログラム。
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