JP2012063846A - ファイル管理装置及びファイル管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】オンラインストレージサービスの会員が情報機器を用いてファイルを公開する操作を行う際、公開相手のメールアドレスの入力を不要にする。
【解決手段】オンラインストレージサービスの会員ユーザーが情報機器を用いてサーバーにアクセスし、ファイルを公開する操作を行う際、プレイス設定画面が表示される。プレイス設定画面100上で、公開するプレイスを設定し、合言葉を入力し、OKボタン104を押下する。サーバーは、設定されたプレイスと、ハッシュ値を関連付けるとともに、設定されたプレイスにアクセスする際の入口となるWebサイトのURLをハッシュ値を用いて作成し、会員へ送信する。会員ユーザーは受け取ったURLを所望の時点で任意の手段によりファイル公開相手に知らせる。
【選択図】図5
【解決手段】オンラインストレージサービスの会員ユーザーが情報機器を用いてサーバーにアクセスし、ファイルを公開する操作を行う際、プレイス設定画面が表示される。プレイス設定画面100上で、公開するプレイスを設定し、合言葉を入力し、OKボタン104を押下する。サーバーは、設定されたプレイスと、ハッシュ値を関連付けるとともに、設定されたプレイスにアクセスする際の入口となるWebサイトのURLをハッシュ値を用いて作成し、会員へ送信する。会員ユーザーは受け取ったURLを所望の時点で任意の手段によりファイル公開相手に知らせる。
【選択図】図5
Description
本発明は、オンラインストレージ上のファイルを管理するファイル管理装置及びファイル管理プログラムに関し、さらに詳しくは、ファイルを公開するための操作を容易にするファイル管理装置及びファイル管理プログラムに関する。
ネットワークの普及により、PC(Personal Computer)やデジタルカメラ、携帯電話機等の情報機器で取得されたファイル(電子化された文書や画像等)をネットワーク上のサーバーにおいて管理するオンラインストレージサービスの利用が広がりつつある。このサービスでは、会員登録済みのユーザーは情報機器を操作してネットワーク上のサーバーにアクセスし、サーバーの内部又は外部の記憶装置上にユーザー毎に割り当てられたオンラインストレージエリアにファイルを保管することができる。
また、オンラインサービスにおいて、会員登録済みのユーザーが情報機器を操作して会員以外のユーザーのメールアドレスや人間関係などを入力し、招待状を設定すると、設定されたメールアドレス宛にサーバーが招待状メールを送信することにより、会員以外のユーザー(被招待者)に対してオンラインストレージ上のファイルを公開できるようにしたシステムが知られている(特許文献1)。
しかしながら、このシステムでは、招待者である会員登録済みのユーザーは、被招待者である会員以外のメールアドレスなどを入力する操作が必要であるため、多数の被招待者を設定する場合には手間がかかる。また、メールアドレスを知らない人や、メールアドレスを持っていない人を招待することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、オンラインストレージサービスの会員登録済みのユーザーが他のユーザー(会員登録済みのユーザー、会員以外のユーザー)に対して、オンラインストレージ上のファイルを公開する際、公開相手のユーザーのメールアドレスを入力する操作を不要にし、かつメールアドレスを知らない人や、メールアドレスを持っていない人にも公開できるようにすることである。
本発明のファイル管理装置は、オンラインストレージ上のファイルをフォルダにより管理するファイル管理装置であって、会員登録済みのユーザーが使用している情報機器から、他のユーザーに公開するフォルダである公開フォルダの指定を受け付ける公開フォルダ受付手段と、前記公開フォルダの指定の受付に応じて公開フォルダ管理情報を生成し、前記公開フォルダの指定に関連付けて保存する公開フォルダ管理情報保存手段と、前記公開フォルダ管理情報を含むとともに、前記公開フォルダにアクセスする際の入口となるWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)であるフォルダ公開用URLを生成するフォルダ公開用URL生成手段と、前記フォルダ公開用URLを前記情報機器に通知するフォルダ公開用URL通知手段とを有するファイル管理装置である。
また、本発明のファイル管理プログラムは、コンピュータを本発明のファイル管理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
また、本発明のファイル管理プログラムは、コンピュータを本発明のファイル管理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
[作用]
本発明によれば、ファイル管理装置は、会員登録済みのユーザーが公開するフォルダを指定すると、公開フォルダ管理情報を生成し、指定されたフォルダに関連付けて保存し、かつ公開フォルダ管理情報を含むとともに、指定された公開フォルダにアクセスする際の入口となるWebサイトのURLであるフォルダ公開用URLを生成し、フォルダを指定したユーザー宛に発行する。フォルダを指定したユーザーは、発行されたファイル公開用URLを所望の時点で他のユーザーに何らかの手段で通知する。
本発明によれば、ファイル管理装置は、会員登録済みのユーザーが公開するフォルダを指定すると、公開フォルダ管理情報を生成し、指定されたフォルダに関連付けて保存し、かつ公開フォルダ管理情報を含むとともに、指定された公開フォルダにアクセスする際の入口となるWebサイトのURLであるフォルダ公開用URLを生成し、フォルダを指定したユーザー宛に発行する。フォルダを指定したユーザーは、発行されたファイル公開用URLを所望の時点で他のユーザーに何らかの手段で通知する。
本発明によれば、オンラインストレージサービスの会員登録済みのユーザーが他のユーザーに対して、オンラインストレージ上のファイルを公開する際、他のユーザーのメールアドレスを入力する操作が不要になり、かつメールアドレスを知らない人や、メールアドレスを持っていない人にも公開できるようになる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈ファイル管理システムの構成及び概略動作〉
図1に示すように、本発明の実施形態のファイル管理システム2は、インターネット1によりPCなどの情報機器6,7に接続されている。ここでは、情報機器6をファイル管理システム2のアプリケーションサーバーが提供するオンラインストレージサービスの会員登録済みのユーザー(以下、会員ユーザーという)がオンラインストレージ上の自分のファイルを他の会員ユーザーや会員以外のユーザー(以下、非会員ユーザー)に公開するときに使用する情報機器とし、情報機器7を他のユーザーが使用する情報機器とする。
〈ファイル管理システムの構成及び概略動作〉
図1に示すように、本発明の実施形態のファイル管理システム2は、インターネット1によりPCなどの情報機器6,7に接続されている。ここでは、情報機器6をファイル管理システム2のアプリケーションサーバーが提供するオンラインストレージサービスの会員登録済みのユーザー(以下、会員ユーザーという)がオンラインストレージ上の自分のファイルを他の会員ユーザーや会員以外のユーザー(以下、非会員ユーザー)に公開するときに使用する情報機器とし、情報機器7を他のユーザーが使用する情報機器とする。
ファイル管理システム2は、インターネット1に接続されたアプリケーションサーバー3と、それぞれがアプリケーションサーバー3に接続されたデータベースサーバー4及びストレージ5からなる。アプリケーションサーバー3が本発明のファイル管理装置に対応する。なお、ここでは、アプリケーションサーバー3がインターネット1に接続され、データベースサーバー4及びストレージ5がアプリケーションサーバー3に接続されているが、それぞれがインターネット1に接続される構成にしてもよい。
アプリケーションサーバー3は、データベースサーバー4に保存されているプレイス管理テーブル41を用いてストレージ5を管理するとともに、会員ユーザーに対して、オンラインストレージサービスを提供する。即ち、情報機器6からアップロードされた画像ファイルなどのファイルを会員ユーザー毎に割り当てたストレージ5のストレージエリアに保存して管理する。また、情報機器6からのダウンロード要求に応じて、要求されたファイルをストレージ5から読み出し、情報機器6へ送信する。
また、アプリケーションサーバー3は、データベースサーバー4に保存されている簡単シェア用情報テーブル42を用いて、会員ユーザーが非会員ユーザーに対して、制限付でファイルに対するアクセスを可能にする簡単シェアサービスを行う。この簡単シェアサービスの詳細については後述する。
〈データベースサーバーの管理情報〉
図2はデータベースサーバー4に保存されているプレイス管理テーブル41の構造を示す図であり、図3は簡単シェア用情報テーブル42の内容を示す図である。
図2はデータベースサーバー4に保存されているプレイス管理テーブル41の構造を示す図であり、図3は簡単シェア用情報テーブル42の内容を示す図である。
図2に示すように、プレイス管理テーブル41は、情報機器6の表示装置にプレイスマップ画面を表示するための設定情報を格納するマップ管理部10と、プレイスマップ画面上の領域(プレイス)の設定情報を格納したプレイス管理部20とからなる。プレイスマップ画面とはファイル管理単位を示すシンボル画像を行列状に配置した画面である。
マップ管理部10のMapconfフォルダは、マップ管理部10のルートフォルダである。このMapconfフォルダは、本システムを利用する会員ユーザー毎(ユーザーID毎)に用意されたユーザーフォルダ(user1、user2等)から構成されている。このユーザーフォルダ内には、ユーザーフォルダ名に対応するユーザーID用のプレイス画面についての設定情報(プレイスマップ情報:placeMap.xml)が格納されるとともに、このユーザーID用のアイコン画像(usericon.jpg)や、このユーザーIDのユーザーの氏名や連絡先(例えば、メールアドレス)等、ユーザーに関連する情報を記録するための「userconfig.dat」が格納されている。
プレイス管理部20には、各プレイスに関する種々の設定情報が格納されている。即ち、プレイス管理部20のPlaceconfフォルダはプレイス管理部20のルートフォルダであって、このPlaceconfフォルダの下位に、ファイル管理情報に対応するplaceIDフォルダ(placeID、placeID2…)と、プレイス属性やプレイス名の登録が行われる前の、即ち未登録状態のプレイスに関する設定情報が格納されているDEF_PLACEフォルダとが格納されている。
placeIDフォルダの下位には、placeIDフォルダに対応するプレイス(以下、対応プレイスという)に対するファイルの登録情報が格納されている。このファイル登録情報のうち、place.xml(プレイス情報)には、このplace.xmlを格納するplaceIDフォルダの対応プレイスに関する情報、例えばユーザー(クライアントの情報機器6)から入力された各プレイスを特徴付けるためのインデックスである上記プレイス属性やコメント等が登録されている。
YYYYMMフォルダは、対応プレイスにファイルが登録された年月を表すフォルダでる。ここで「YYYY」は年(西暦)を、「MM」は月を表している。このYYYYMMフォルダの下位には、対応プレイスにファイルが登録された日を表すDDフォルダが存在し、ファイルが登録された日毎に生成される。即ち、YYYYMMフォルダ及びDDフォルダ内のデータによって、プレイスに対してファイルが登録された年月日を確認することができる。
DDフォルダの下位には、プレイスに登録された各々のファイルに対応するcontentsIDフォルダが格納される。ここで、contentsIDフォルダのフォルダ名には、このプレイスに登録されたファイルのファイル名(拡張子部分を除く)が付与される。
contentsIDフォルダの下位には、このcontentsIDフォルダに対応するファイルに関する情報が記述されたcontent.xmlと、ファイルのサムネイル画像であるthumbnail.jpgと、ファイルのオリジナルデータであるoriginal.jpg等が格納されている。ここで、content.xml(ファイル情報)には、contentsIDフォルダに対応するファイルが実際に格納された格納位置や、このファイルに登録された後述するファイル属性等のファイルに関する情報が記述されている。
図3に示すように、簡単シェア用情報テーブル42は、テーブルID、プレイスID、ハッシュ値、合言葉、作成時刻、更新時刻、期限切れ時刻、公開中止時刻、及び公開中止フラグから構成されている。
簡単シェア用情報テーブル42は、会員ユーザーが情報機器6を用いてプレイス管理テーブル41により管理されている自分のプレイス内のファイルを他のユーザーに公開する操作を実行する毎に作成される。後述するように、公開期間が一定時間(例、1カ月)に制限されており、かつその期間内で公開を中止することもできるので、簡単シェア用情報テーブル42の存続期間は一定時間以内となる。
テーブルID(ここではkantan_0001)は簡単シェア用情報テーブル42のIDである。プレイスID(ここではMy place)は、会員ユーザーが他のユーザーに公開するプレイスのIDである。ハッシュ値(ここではA3C2B5D8)は、簡単シェアURL、即ち会員ユーザーにより公開されているプレイスに他のユーザーがアクセスする際の入口となるWebサイトのURLを生成するために、アプリケーションサーバー3によりハッシュ関数から生成されたハッシュ値からなる公開フォルダ管理情報である。ハッシュ値はランダムな値を取るため、公開フォルダ管理情報はこの簡単シェア用情報テーブル42に保存されているプレイスIDを特定可能な固有の情報である。合言葉(ここでは青い空)は、会員ユーザーにより公開されているプレイスに他のユーザーがアクセスするときの認証に用いる言葉である。
作成時刻(ここでは2010/07/12)、更新時刻は、それぞれ簡単シェア用情報テーブル42の作成時刻、更新時刻である。期限切れ時刻(ここでは2010/08/12)は、プレイスの公開の有効期限であり、公開開始、即ち作成時刻から一定期間(例、1カ月)後である。公開中止時刻は、公開開始後、有効期限内に公開を中止した時の時刻であり、公開中止フラグは公開を中止したことを示す識別フラグである。ここでは、更新、公開中止を行っていない場合、即ち更新時刻、公開中止時刻、及び公開中止フラグが情報無しの場合を示した。
作成時刻(ここでは2010/07/12)、更新時刻は、それぞれ簡単シェア用情報テーブル42の作成時刻、更新時刻である。期限切れ時刻(ここでは2010/08/12)は、プレイスの公開の有効期限であり、公開開始、即ち作成時刻から一定期間(例、1カ月)後である。公開中止時刻は、公開開始後、有効期限内に公開を中止した時の時刻であり、公開中止フラグは公開を中止したことを示す識別フラグである。ここでは、更新、公開中止を行っていない場合、即ち更新時刻、公開中止時刻、及び公開中止フラグが情報無しの場合を示した。
〈プレイスを公開する手順〉
図4は、会員ユーザーが情報機器6を操作して、他のユーザーに対してプレイスを公開する手順を実行するときのアプリケーションサーバー3の処理のフローチャートである。
図4は、会員ユーザーが情報機器6を操作して、他のユーザーに対してプレイスを公開する手順を実行するときのアプリケーションサーバー3の処理のフローチャートである。
この図のフローの実行により、図3に示す簡単シェア情報テーブル42が作成される。この図のフローを実行する際、会員ユーザーのプレイスがストレージ5上に作成され、プレイス内にファイルが登録されているものとする。また、会員ユーザーが情報機器6を操作してオンラインストレージサービスを受けるためのアプリケーションを起動し、ユーザーIDやパスワードを入力して、認証を終了した結果、オンラインストレージサービスの初期画面が情報機器6の表示装置に表示されているものとする。
情報機器6のユーザーが、オンラインストレージサービスの初期画面上で簡単シェアサービスを実行する指示を入力することで図4に示すフローがスタートし、アプリケーションサーバー3は、プレイス設定画面を生成し、情報機器6へ送信して、その表示装置に表示させる(ステップS1)。
図5にプレイス設定画面の一例を示す。このプレイス設定画面100には、プレイス名表示領域101、プレイス説明表示領域102、簡単シェア設定領域103、OKボタン104、キャンセルボタン105、メンバー表示領域106、メンバー削除ボタン107、プレイス閉鎖指示メッセージ表示領域108等が配置されている。
プレイス名表示領域101には、会員ユーザーが他のユーザーに公開するプレイスの名称が表示される。プレイス説明表示領域102には、会員ユーザーがストレージ5上に保有しているプレイス名のリストなどが表示されており、会員ユーザーはリストの中から所望のプレイス名を指定することで、所望のプレイス名をプレイス名表示領域101に表示させることができる。ここでは、会員ユーザーが運動会に関するファイルが保存されているプレイスを指定した結果、プレイス名表示領域101にはプレイス名として「運動会」が表示されている。
簡単シェア設定領域103には、簡単シェア設定のためのチェックボックス103a、合言葉入力領域103b等が配置されている。チェックボックス103aにチェックマークを入力すると、プレイス名表示領域101に表示されているプレイスを非会員ユーザーに公開することが設定される。合言葉入力領域103bには、会員ユーザーが情報機器6のキーボードを用いて合言葉を入力したとき、黒丸が表示される。
情報機器6のユーザーの指示を基に、プレイス名表示領域101に所望のプレイス名を表示させ、チェックボックス103aにチェックマークを入力し、合言葉を入力した後にOKボタン104を押下する(ポインタやカーソルを合わせ、マウスのクリック操作などにより確定させる)と、アプリケーションサーバー3は簡単シェア設定及び合言葉を受け付け(ステップS2)、簡単シェア用情報テーブル42を作成する(ステップS3)。
なお、プレイス設定画面100上でプレイス説明表示領域102に表示される複数のプレイスを順番に指定することで、複数のプレイスを公開するように設定することもできる。また、キャンセルボタン105を押下したときは、プレイス名表示領域101、プレイス説明表示領域102、チェックボックス103a、合言葉入力領域103bの各々の内容がキャンセルされる。また、メンバー表示領域106には、このプレイスを利用している非会員ユーザーがいる場合に、その名前などが表示される。メンバー削除ボタン107は、メンバー表示領域106に表示されている非会員ユーザーを会員ユーザーが削除するためのボタンであり、プレイス閉鎖指示メッセージ表示領域108は、会員ユーザーがこのプレイスを閉鎖(公開中止)する際に押下する領域である。
ステップS3では、アプリケーションサーバー3は簡単シェア用情報テーブル42の項目のうち、テーブルID、プレイスID、ハッシュ値、合言葉、作成時刻、及び期限切れ時刻を設定する。
テーブルIDについては適当なIDを定める。プレイスIDについては、プレイス名表示領域101に表示されているプレイス名に対応するプレイスIDをプレイス管理テーブル41から取得する。ハッシュ値については、ハッシュ関数を用いて固定長(例.16桁)のデータを生成する。合言葉はユーザーが合言葉入力領域103bに入力した合言葉である。作成時刻については、内蔵している時計の現在時刻情報を用いる。期限切れ時刻は作成時刻から一定期間後の日とする。
更新時刻は、有効期限内にテーブルの更新を行ったときに設定されるため、ここでは設定されない。公開中止時刻及び公開中止フラグは、有効期限内にプレイス設定画面100を開き、プレイス閉鎖指示メッセージ表示領域108を指示したときに設定される。なお、簡単シェア設定領域103のチェックボックス103aからチェックマークを外したときは、非会員ユーザーに対する公開のみ中止されるので、公開中止時刻及び公開中止フラグの書き込みは行われない。
次にアプリケーションサーバー3は、簡単シェア用情報テーブル42内のハッシュ値を基に簡単シェアURLを作成し、プレイス設定完了画面を生成して、情報機器6へ送信し、その表示装置に表示させる(ステップS4)。
図6にプレイス設定完了画面の一例を示す。このプレイス設定完了画面200には、簡単シェア設定を行ったことを表すメッセージ201、簡単シェアURL及び合言葉をプレイスを公開したい人に知らせることを促すメッセージ202、簡単シェアURL203、有効期限204、戻るボタン205等が配置される。図では、簡単シェアURLのうち、末尾の7桁の数値がハッシュ値に対応する。
会員ユーザーは、プレイス設定完了画面200を保存するか、簡単シェアURLをメモするかにより、簡単シェアURLを記録する。この簡単シェアURL及び合言葉は、所望の時に所望の人に通知することができる。通知する手段は、メール、電話、メモの手渡し等、どのような手段でもよい。従って、会員ユーザーは、簡単シェア設定時にプレイスを公開したい人のメールアドレスを入力する必要はない。また、かつメールアドレスを知らない人や、メールアドレスを持っていない人に簡単シェアURLを知らせることで、それらの人にもプレイスを公開することができる。なお、プレイス設定完了画面200上の戻るボタン205を押下すると、プレイス設定画面100に戻る。
〈公開されているプレイスにアクセスする手順〉
図7は、会員ユーザーにより公開されているプレイスに他のユーザーアクセスする手順を実行するときのアプリケーションサーバー3の処理のフローチャートである。このフローは、他のユーザーが情報機器7を用いて、予め通知された簡単シェアURLを入力し、アプリケーションサーバー3にアクセスすることでスタートする。
図7は、会員ユーザーにより公開されているプレイスに他のユーザーアクセスする手順を実行するときのアプリケーションサーバー3の処理のフローチャートである。このフローは、他のユーザーが情報機器7を用いて、予め通知された簡単シェアURLを入力し、アプリケーションサーバー3にアクセスすることでスタートする。
まずアプリケーションサーバー3は、情報機器7から受信した簡単シェアURLのハッシュ値を基に簡単シェア用情報テーブル42を参照して、プレイスIDを取得する(ステップS11)。
次に、取得したプレイスIDを基にプレイス管理テーブル41を参照し、プレイスIDにより特定されるプレイスの各種情報(プレイス名、プレイス内ファイル数、コンテンツID等)を取得し、さらにコンテンツIDを基にストレージ5からファイルのサムネイルを取得する(ステップS12)。
次いで、取得した各種情報を用いて簡単シェア入口画面を生成し、情報機器7へ送信して、その表示装置に表示させる(ステップS13)。
図8に簡単シェア入口画面の一例を示す。この簡単シェア入口画面300には、プレイス名、このプレイスを公開している会員ユーザーの名前であるオーナーなどの表示領域301、ファイル数及び有効期限の表示領域302、ニックネーム入力領域303、合言葉入力領域304、利用規約表示領域305、「同意して入る」ボタン306等が配置されている。利用規約表示領域305に表示される利用規約には、簡単シェアの機能はファイルの表示、ダウンロード、コメント書込み等は可能であるが、ファイルの編集、アップロード等は不可能であることなど、機能に制限があることなどが表示される。
情報機器7のユーザーが合言葉を入力し、「同意して入る」ボタン306を押下すると、合言葉がアプリケーションサーバー3へ送信される。このとき、ニックネームを入力していれば、それも送信される。
アプリケーションサーバー3は、合言葉を受信し(ステップS14)、簡単シェア用情報テーブル42に登録されている合言葉との一致性を基に認証を行う(ステップS15)。そして、認証の後、ファイル一覧画面を生成し、情報機器7へ送信して、その表示装置に表示させる(ステップS16)。また、ニックネームが入力された場合はそのニックネームが、入力されなかった場合は“Guest”が、簡単シェア用情報テーブル42に簡単シェアのメンバーとして登録される。このメンバー名は、プレイス設定画面100のメンバー表示領域106に表示される。
図9にファイル一覧画面の一例を示す。このファイル一覧画面400には、各ファイルのサムネイル401、ファイルの属性情報402、ダウンロードボタン403、チェックボックス404、プレイス有効期限メッセージ表示領域405、ファイル数表示領域406、プレイス名及びオーナー等の表示領域407、新規メンバー登録ボタン408などが配置されている。
チェックボックス404にチェックマークを入れ、サムネイル401を押下すると、ファイルビュー画面へ移行し、サムネイル401に対応するファイルが表示される。チェックボックス404にチェックマークを入れ、ダウンロードボタン403を押下すると、サムネイル401に対応するファイルがダウンロードされる。新規メンバー登録ボタン408を押下すると、図示しない会員登録画面へ移行する。
プレイス有効期限メッセージ表示領域405には、図示されているように単に有効期限を表示するだけでなく、期限切れが近づいた時に残りの日数を表示したり、会員登録するとファイルのアップロード、公開されているファイルのコピーが可能になること等を表示したりして、会員登録を奨めるメッセージを表示してもよい。なお、情報機器7のユーザーが会員ユーザーの場合、前述した会員登録画面においてユーザーIDを入力することで、ファイルのアップロード、公開されているファイルのコピーが可能になること等を表示する。
図10にファイルビュー画面の一例を示す。このファイルビュー画面500には、ファイル表示領域501、ファイル名表示領域502、ファイル属性情報表示領域503、ダウンロードボタン504、コメント入力領域505等が配置されている。
ダウンロードボタン504を押下すると、ファイル表示領域501に表示されているファイルがダウンロードされる。コメント入力領域505に入力されたコメントは、入力時刻、入力者名(ニックネーム又はGuest)に関連付けられてプレイス管理テーブル41に保存される。
このように、本発明の実施形態のファイル管理システムによれば、会員ユーザーが情報機器6から公開対象プレイスの選択及び合言葉の入力を行うことに応じて、アプリケーションサーバー3がプレイス公開用の簡単シェアURLを発行して情報機器6へ送信するので、簡単シェア設定時にプレイスを公開したい相手のメールアドレスを入力する必要はない。また、この簡単シェアURL及び合言葉は、所望の時に所望の人に通知することができる。通知する手段は、メール、電話、メモの手渡し等、どのような手段でもよいので、メールアドレスを知らない人や、メールアドレスを持っていない人にもプレイスを公開することができる。
1…インターネット、2…ファイル管理システム、3…アプリケーションサーバー、4…データベースサーバー、5…ストレージ、41…プレイス管理テーブル、42…簡単シェア用情報テーブル。
Claims (6)
- オンラインストレージ上のファイルをフォルダにより管理するファイル管理装置であって、
会員登録済みのユーザーが使用している情報機器から、他のユーザーに公開するフォルダである公開フォルダの指定を受け付ける公開フォルダ受付手段と、
前記公開フォルダの指定の受付に応じて公開フォルダ管理情報を生成し、前記公開フォルダの指定に関連付けて保存する公開フォルダ管理情報保存手段と、
前記公開フォルダ管理情報を含むとともに、前記公開フォルダにアクセスする際の入口となるWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)であるフォルダ公開用URLを生成するフォルダ公開用URL生成手段と、
前記フォルダ公開用URLを前記情報機器に通知するフォルダ公開用URL通知手段と
を有する
ファイル管理装置。 - 請求項1に記載されたファイル管理装置において、
前記公開フォルダ管理情報はハッシュ値からなる
ファイル管理装置。 - 請求項1に記載されたファイル管理装置において、
前記他のユーザーが使用している情報機器から入力されたフォルダ公開用URLを基に公開フォルダ管理情報を取得する公開フォルダ管理情報取得手段と、
前記公開フォルダ管理情報取得手段により取得された公開フォルダ管理情報を基に公開フォルダを特定する公開フォルダ特定手段と、
前記公開フォルダ特定手段により特定された公開フォルダ内のファイルを前記他のユーザーが使用している情報機器へ送信する公開用ファイル送信手段と
を有する
ファイル管理装置。 - 請求項1に記載されたファイル管理装置において、
前記公開フォルダ管理情報保存手段における保存期間を設定する手段を有する
ファイル管理装置。 - 請求項1に記載されたファイル管理装置において、
前記登録済みのユーザーが使用している情報機器から入力された合言葉を保存する合言葉保存手段と、
前記他のユーザーが使用している情報機器から入力された合言葉と前記合言葉保存手段により保存されている合言葉とが一致するか否かにより認証を行う認証手段とを有し、
前記公開用ファイル送信手段は、前記認証手段による認証が成功したときのみ、ファイル送信を行う
ファイル管理装置。 - コンピュータを請求項1乃至5のいずれかに記載されたファイル管理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010205674A JP2012063846A (ja) | 2010-09-14 | 2010-09-14 | ファイル管理装置及びファイル管理プログラム |
Publications (1)
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Country Status (2)
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JP (1) | JP2012063846A (ja) |
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