JP2012063495A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を抑えることができる画像形成層を提供する。
【解決手段】定着装置8から装置外部へ繋がる転写材搬送路9内に略密閉された略密閉空間20が設けられ、更に略密閉空間20から像担持体1が配置される作像部4に接続される気体流路24が設けられている。また、作像部4から略密閉空間20に接続される気体流路22と、気体流路22内に気体を搬送させるための送風ファン23がそれぞれ設けられている。定着装置8によって定着加熱し乾燥した転写材Pが略密閉空間20内で一時停止あるいは通過すると、転写材Pが略密閉空間内の湿気を吸収し略密閉空間20の除湿を行う。そして、略密閉空間20内の除湿した気体を気体流路24を介して作像部4に送り、作像部4を除湿する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式により画像を形成する複写機、レーザービームプリンタ、デジタル複合機などの画像形成装置において、その構成が環境変化や定着装置などの内部発熱源からの影響を受けやすく、特に湿度による特性変化への対策が大きな技術的課題となっている。例えば、画像プロセスの主要特性である像担持体の帯電特性や、トナー帯電性、流動性等のトナー特性などは、湿度により大きく影響され、帯電不良やクリーニング不良等を引き起こし、画像形成不良の原因となっている。
また、放電現象を利用している帯電器では、放電に伴って硝酸化合物が生成され、空気中にアンモニアガスが存在する場合には放電の影響により硝酸アンモニウムが生成される。硝酸化合物は空気中の水分と結合した硝酸や硝酸塩等のイオン性物質となる。これらのイオン性物質や硝酸アンモニウムが感光体表面に付着すると、感光体表面の劣化が加速されて感光体の異常磨耗が生じたり、吸湿により感光体の表面に形成される静電潜像がぼやける「像流れ」が生じたりする。これらの現象は画像形成装置が設置された室内の湿度が高い場合に顕著に現れる。このため、電子写真方式の画像形成装置においては、安定した画像を得るために、像担持体の周囲や現像装置内に収納されているトナーを除湿する必要がある。
画像形成装置の像担持体の周囲や現像装置内を除湿する方法としては特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1には、定着装置が発生する熱を用いて像担持体で発生する結露を防止する画像形成装置が記載されている。詳細には、定着装置で発生した熱を送風ファンで空気流路を介して蓄熱部へ送りに蓄熱する。そして、像担持体で結露が発生する可能性があるとき蓄熱部から放出する熱を像担持体及びその周囲に伝達し、像担持体及びその周囲を除湿して結露の発生を防止している。
しかしながら、特許文献1によれば、定着装置からの熱を蓄熱する蓄熱部への熱輸送に送風ファンを用いて行っているが、送風ファンによる熱輸送は定着装置そのものの熱を奪うことになる。そのため、所定の定着温度を維持するためには、定着装置の消費電力を増加、或いは定着装置の電力印加時間を増加させる必要がある。特に連続して定着を行う場合には、定着装置のローラ温度は転写材に奪われ急激に低下するので、さらに温度の上昇が必要となり消費電力が大きくなってしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、消費電力を抑えることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置内に収納されているトナーにより現像して顕像化し、可視画像を転写材に転写し、転写された転写材を定着部によって加熱定着することにより画像形成を行う画像形成装置において、前記定着部から装置外部へ繋がる転写材搬送路内に略密閉された略密閉空間と、該略密閉空間から前記像担持体が配置される作像部に接続される気体流路と、を具備し、前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記略密閉空間内の除湿気体を前記気体流路を介して前記作像部へ導入し、前記作像部内の前記像担持体周囲の除湿を行うことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記作像部から前記略密閉空間に接続される他の気体流路と、前記他の気体流路内に気体を搬送させるための送風手段と、を備え、前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記送風手段によって前記気体流路、前記作像部、前記他の気体流路及び前記略密閉空間を循環する気体流を生じさせて前記略密閉空間内の除湿気体を前記作像部へ導入し、前記作像部内の前記像担持体周囲の除湿を行うことを特徴とするものである。
更に、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、転写材表面の湿度を検知させるための湿度検出手段を、前記定着部から前記略密閉空間までの前記転写材搬送路の近傍に設け、前記湿度検出手段の検出値に応じて定着後の転写材を前記略密閉空間へ搬送させるか否かを判断することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記湿度検出手段は熱伝導型の湿度センサであることを特徴とするものである。
更に、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記略密閉空間を両面印刷時に使用する転写材搬送路上に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記略密閉空間内及び前記作像部内の湿度をそれぞれ検知する湿度検出手段と、前記気体流路内に前記作像部毎の開放または遮断を行う開閉機構と、を具備し、前記湿度検出手段の検出値によって前記気体流路の開放または遮断の制御と前記送風手段の駆動制御とを行うことを特徴とするものである。
更に、請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記略密閉空間から前記現像装置に接続される気体流路を具備し、前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記略密閉空間内の除湿気体を前記気体流路を介して前記現像装置へ導入し、前記現像装置内に収納されているトナーの除湿を行うことを特徴とするものである。
本発明においては、略密閉空間に転写材を一時停止あるいは通過させることによって、略密閉空間内の湿気を転写材に吸収させて、略密閉空間内を除湿する。そして、略密閉空間内の除湿された気体が気体流路を介して作像部へ導入され、作像部内の像担持体周囲を除湿する。これにより、定着後の転写材を除湿に用い、除湿のための熱を生成する電力が不要となり、消費電力を抑えることができる。
以上、本発明によれば、消費電力を抑えることができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 定着処理後の転写材の表面湿度変化を示す特性図である。 略密閉空間の構成を示す平面図である。 略密閉空間の構成を示す側面図である。 実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。 実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。 実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。 実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。 実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。 実施形態の画像形成装置の別の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置を適用する実施形態について説明する。
図1は実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。同図に示す画像形成装置100は、潜像担持体としての感光体1、帯電器2、感光体1をクリーニングするクリーニング装置3等により構成された略密閉構造としたカートリッジ式の作像部4、現像手段としての現像装置5、感光体1上に静電潜像を書き込むための書込装置6などを有している。また、無端状の紙搬送ベルトを複数のローラによって張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写搬送ユニット7や、トナー像を転写材Pに定着せしめるための定着装置8なども有している。そして、転写搬送ユニット7の下方には、記録部材としての転写材Pが複数枚重ねられた紙束の状態で収容されている不図示の給紙カセットを備えている。不図示の給紙ローラを回転させることで、給紙カセットの紙束から転写材Pを一枚ずつ分離しながら転写材搬送路9に向けて送り出す。転写材搬送路9には、レジストローラ対10が設置されており、搬送された転写材Pはそのローラ間に挟み込まれた後に一時停止される。そして、後述するプロセスによって感光体1上に形成されたトナー像に重ね合わされるタイミングでレジストローラ対10の駆動が再開することで、後述する転写ニップに向けて送り出される。なお、Bk、C、Y、Mの各色における各部の参照符号には上記参照符号の後にBk、C、Y、Mを付している。
そして、図示されていないパーソナルコンピュータなどから画像情報を受信すると、感光体1を回転させ、感光体1の周面を、帯電器2によって一様に帯電する。次に、感光体1は、書込装置6により、画像情報に基づく光走査を受けて静電潜像を担持する。この静電潜像は、現像装置5から供給されるトナーによって現像され、可視像としてのトナー像になる。無端移動せしめられる転写搬送ユニット7のベルトは、そのループ内側に配設された転写ローラ11によって感光体の表面に押し付けられている。これにより、感光体1と、転写搬送ユニット9のベルトにおける表の面(ループ外周面)とが当接する転写ニップが形成されている。この転写ニップには、転写ローラ11に転写バイアスが印加されることで転写電界が形成される。
上述のようにしてレジストローラ対10から送り出された転写材Pは、転写ニップに挟み込まれながら、感光体1上のトナー像に密着せしめられる。そして、ニップ圧や転写電界の作用によってトナー像が転写される。このようにしてトナー像が転写された転写材Pは、転写搬送ユニット9のベルトの表の面に吸着した状態で搬送された後、定着装置8に受け渡される。
定着装置8は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包しながら回転する定着ローラと、これに当接せしめられながら回転する加圧ローラとによって定着ニップを形成している。転写搬送ユニット9のベルトから定着装置8に受け渡された転写材Pは、この定着ニップに挟み込まれる。そして、ニップ圧や加熱の作用によって転写材Pの表面にトナー像が定着される。このようにして、トナー像が定着された転写材Pは、定着装置8から送り出された後、略密閉空間20を通過して装置外へ排出される。転写ニップを通過した後の感光体1の表面に残留している転写残トナーは、クリーニング装置3によって感光体1の表面から除去される。この後、感光体1は、帯電ローラ2によって再び一様に帯電せしめられる。
図2は定着処理後の転写材の表面湿度変化を示す特性図である。同図に示すように、図1の転写材Pが定着装置8を通過後の水分状態で蒸発期間および吸着期間が存在する。トナーが転写された転写材Pは、定着装置8により加熱定着されると同時に、転写材P内部に含まれている水分が百数十度の加熱によって蒸発する。この転写材Pに含まれている水分が蒸発している状態は、転写材Pの種類や厚み、定着装置8の加熱温度、排気などの条件によって異なるが、定着加熱後の約2秒程度続いた後、転写材Pは転写材P周囲の水分を吸着する状態に変化するため、転写材Pの表面湿度の減少傾向は鈍化する。これにより、定着処理後の転写材は、所定時間経過後吸湿状態となることがわかる。
図3は図1の略密閉空間の構成を示す平面図、図4は側面図である。両図に示す略密閉空間20は、図1の定着装置8の出口から画像形成装置100の外部へ排出されるまでの転写材搬送路9に設けられている。この略密閉空間20は、略密閉された空間と、転写材Pの搬送を兼ねたローラ21、コロ25等により構成されている。そして、この略密閉空間20には作像部4からの気体を搬送させるための気体流路22が設置され、更に気体流路22内に送風ファン23が設置されている。また、略密閉空間20には、略密閉空間20から作像部4へ気体を搬送させるための気体流路24が設置されている。そして、定着装置8により加熱定着された転写材Pを、略密閉空間20の手前で停止させ、転写材Pが転写材P周囲の水分を吸着する状態に変化するまでの約2秒程度待機させる。転写材Pが転写材P周囲の水分を吸着する状態へ変化したときに、転写材Pは略密閉空間20内へ搬送され、一時停止される。その後、略密閉空間20の外部へ排出する。転写材Pが定着加熱され、搬送される毎に繰返し行うことにより、略密閉空間20の除湿を行う。なお、水分を吸着する状態の転写材Pを略密閉空間20内で停止する時間は、できるだけ多く確保した方が望ましいが、生産性を重視する場合は通過させるだけでも良い。略密閉空間20の除湿が行われた後、気体流路22内に設置された送風ファン23を駆動させることにより、転写材Pによって除湿された略密閉空間20内の気体を、気体流路24を通じ作像部4内に導入し、感光体1周囲の除湿を行う。
図5は実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。同図に示す画像形成装置100は、図1に示す画像形成装置と異なる構成要素として、定着装置8から略密閉空間20に繋がる転写材搬送路10内であって、湿度を検知する湿度検出手段26を略密閉空間20の直前の位置に設けている。この湿度検出手段26の検出面は、搬送されてきた転写材Pの表面と対峙させた方向で、かつ搬送されてきた転写材Pの表面に対してできるかぎり近接させた位置に設置する。上述したように、各種の条件によって転写材Pの水分が蒸発する時間は変化することから、確実に転写材Pが周囲の水分を吸着する状態となったことを把握するには、定着装置8から搬送された転写材Pを略密閉空間20の直前で一旦停止させ、湿度検出手段26により把握することで可能となる。湿度検出手段26の測定値が、転写材Pが湿度検出手段26に到達する前の測定値よりも高ければ水分の蒸発が継続していると判断でき、転写材Pが到達する前の測定値よりも低くなるまで、転写材Pを停止した状態で転写材待機エリアで待機させる。また、転写材Pが到達する前の測定値と同等か、それよりも低ければ水分の吸着が開始されている状態であると判断でき、そのまま略密閉空間20へ搬送する。湿度検出手段26によって転写材Pの状態が、確実に吸湿へ変化したことが明らかとなった後、略密閉空間20内へ転写材Pを搬送し、一時停止させることで、略密閉空間20内の除湿を確実に行うことができる。
なお、定着装置8から搬送された転写材Pを略密閉空間20の直前で転写材Pを一旦停止させ、転写材Pの水分状態を把握する湿度検出手段26は、変化する転写材P表面の水分状態を、短時間で把握する必要があるので、高速応答性に優れた熱伝導型の湿度センサを用いることが望ましい。
図6は実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。同図に示す画像形成装置100には、図1に示す画像形成装置と異なる構成要素として、略密閉空間20内の湿度を検出する湿度検出手段27と、各作像部4内に湿度を検知する湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mと、気体流路23に各作像部4毎に対応し個別の開放または遮断が行える弁29Bk、29C、29Y、29Mとが設置されている。湿度検出手段27、28Bk、28C、28Y、28Mの検出値によって弁29Bk、29C、29Y、29Mの制御と、気体流路内24に設置した送風ファン25の制御とをそれぞれ行う。各作像部4の内部の湿度環境を湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mにより把握し、また略密閉空間20の湿度環境を湿度検出手段27により把握することで、除湿気体の搬送制御を適切に行うことができる。なお、湿度検出手段27、28Bk、28C、28Y、28Mは、湿度検出手段26とは異なり高速応答性の必要がないため、入手し易い湿度センサで良い。
図7は実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。両面印刷時に使用される転写材搬送路10B及び、略密閉空間20と作像部4へ繋がる気体流路を示した図である。高密度化されスペースに制限のある画像形成装置においては、その構造から、定着装置8から画像形成装置100の外部へ排出される転写材搬送路9の距離が短く、そのままでは定着装置8を通過した後の水分蒸発期間が確保できない場合や、定着装置8から転写材Pが排出されるまでの間に略密閉空間20を設置することができない場合がある。このような場合は、両面印刷時に転写材Pが反転及び搬送される転写材搬送部30内に略密閉空間20を設置する。これにより、略密閉空間20のサイズや配置の自由度が向上する。また、定着装置8からの排出後の転写材Pの水分が蒸発する時間が十分確保できることから、略密閉空間20の手前で転写材Pを停止させる必要がないため、図5及び図6に示す湿度検出手段26を設置させる必要がなくなりまた、時間的なロスを最小限に抑えることができる。
図8は実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。同図において、図6に示す画像形成装置100内の略密閉空間20に設置した湿度検出手段27、作像部4に設置した湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mにより得られた測定値が予め定めた規定値以上であるか否かを判断する(ステップS101)。測定値が規定値以上となれば、湿度検出手段27により略密閉空間20の湿度を検出する(ステップS101;YES)。その測定値が予め定めた規定値以下であるか否かを判断する(ステップS102)。測定値が規定値以下となって、略密閉空間20が除湿されているのであれば、規定値よりも高いと判断された作像部4Bk、4C、4Y、4Mに対応した弁29Bk、29C、29Y、29Mを開放すると共に、送風ファン25を駆動させる(ステップS102;YES、ステップS103)。湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mの測定を引き続き行い、予め定めた規定値よりも低くなったかを判断する(ステップS104)。規定値よりも低くなった場合は、ステップS103で開放した弁29Bk、29C、29Y、29Mを遮断し、送風ファン25を停止する(ステップS104;YES、ステップS105)。また、ステップS102で略密閉空間20の除湿が不十分の場合は、略密閉空間20が除湿されているか確認できるまで、弁29Bk、29C、29Y、29Mを開放せず、また送風ファン25を駆動しない。
図9は実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。同図に示す画像形成装置100において、転写材Pは転写材P周囲の水分を吸着する状態に変化するので、この状態のときに略密閉空間20内へ搬送、一時停止させて、その後装置外へ排出する。この動作を転写材Pが定着加熱、搬送される毎に繰返し行うことにより、略密閉空間20の除湿を行う。そして、転写材Pによって除湿した略密閉空間20内の気体と、現像装置5内の気体とが、気体流路31を通じ交換されることにより、現像装置5内に収納されたトナーは除湿される。
図10は実施形態の画像形成装置の別の構成を示す概略断面図である。同図に示す画像形成装置100において、略密閉空間20に湿度を検出する湿度検出手段27と、各現像装置5内に湿度を検知する湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mと、気体流路24に各現像装置5毎に対応し、個別の開放または遮断が行える弁29Bk、29C、29Y、29Mを設置する。湿度検出手段27、28Bk、28C、28Y、28Mの検出値によって弁29Bk、29C、29Y、29Mの制御を行う。各現像装置5内部及び、略密閉空間20の湿度環境を湿度検出手段27により把握することで、除湿気体の搬送制御を適切に行うことができる。なお、湿度検出手段27、28Bk、28C、28Y、28Mは、前記湿度検出手段26とは異なり高速応答性の必要がないため、入手し易い湿度センサで良い。
図11は実施形態の画像形成装置の別の動作を示すフローチャートである。同図において、図6に示す画像形成装置100内の略密閉空間20に設置した湿度検出手段27、作像部4に設置した湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mにより得られた測定値が予め定めた規定値以上であるか否かを判断する(ステップS201)。測定値が規定値以上となれば、湿度検出手段27により略密閉空間20の湿度を検出する(ステップS201;YES)。その測定値が予め定めた規定値以下であるか否かを判断する(ステップS202)。測定値が規定値以下となって、略密閉空間20が除湿されているのであれば、規定値よりも高いと判断された作像部4Bk、4C、4Y、4Mに対応した弁29Bk、29C、29Y、29Mを開放する(ステップS202;YES、ステップS203)。湿度検出手段28Bk、28C、28Y、28Mの測定を引き続き行い、予め定めた規定値よりも低くなったかを判断する(ステップS204)。規定値よりも低くなった場合は、ステップS203で開放した弁29Bk、29C、29Y、29Mを遮断する(ステップS204;YES、ステップS205)。また、ステップS102で略密閉空間20の除湿が不十分の場合は、略密閉空間20が除湿されているか確認できるまで、弁29Bk、29C、29Y、29Mを開放しない。
以上説明したように、実施形態によれば、図1に示すように、定着装置8から装置外部へ繋がる転写材搬送路9内に略密閉された略密閉空間20が設けられ、更に略密閉空間20から像担持体1が配置される作像部4に接続される気体流路24が設けられている。また、作像部4から略密閉空間20に接続される気体流路22と、気体流路22内に気体を搬送させるための送風ファン23がそれぞれ設けられている。定着装置8によって定着加熱し乾燥した転写材Pが略密閉空間20内で一時停止あるいは通過すると、転写材Pが略密閉空間内の湿気を吸収し略密閉空間の除湿を行う。そして、送風ファン23によって気体流路24、作像部4、気体流路22及び略密閉空間20を循環する気流を生じさせる。これにより、略密閉空間20内の除湿気体を作像部4へ導入し、作像部4内の像担持体周囲の除湿を行う。よって、定着後の転写材を用いて除湿気体を生成し、その除湿気体を用いて作像部の除湿を行うため、熱を生成するための電力を消費しないで済む。
更に、実施形態によれば、図5に示すように、定着後の転写材が待機するエリアに、転写材表面の湿度を検知させるための湿度検出手段26を設ける。湿度検出手段26の検出値に応じて定着後の転写材を略密閉空間20へ搬送させるか否かを判断することで、略密閉空間内で行われる除湿を効率よく行うことができる。
また、実施形態によれば、図6に示すように、略密閉空間20及び作像部4の内部湿度をそれぞれ検知する湿度検出手段27、28を設け、更に気体流路内に作像部毎の開放または遮断を行う弁29をそれぞれ設けることで、各湿度検出手段27、28の検出値によって弁29の開放または遮断の制御と送風ファン23の駆動制御とを行う。これにより、十分な除湿を行うことができる。
更に、実施形態によれば、図7に示すように、略密閉空間20を両面印刷時に使用する転写材搬送路30上に設けてもよい。これにより略密閉空間の設置制限なく、設置することができ汎用性が高くなる。
また、実施形態によれば、略密閉空間20から現像装置に接続される気体流路31を設け、定着装置8によって定着加熱し乾燥した転写材を略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて略密閉空間20の除湿を行い、略密閉空間内の除湿気体を気体流路31を介して現像装置5へ導入し、現像装置5内に収納されているトナーの除湿を行う。これにより、消費電力を抑えながら、トナーの乾燥が可能となる。
1 感光体
2 帯電器
3 クリーニング装置
4 作像部
5 現像装置
6 書込装置
7 転写搬送ユニット
8 定着装置
9 転写材搬送路
10 レジストローラ対
11 転写ローラ
20 略密閉空間
21 ローラ
22 気体流路
23 送風ファン
24 気体流路
25 コロ
26 湿度検出手段
27 湿度検出手段
28 湿度検出手段
29 弁
30 転写材搬送路
特許第4109897号公報

Claims (7)

  1. 像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置内に収納されているトナーにより現像して顕像化し、可視画像を転写材に転写し、転写された転写材を定着部によって加熱定着することにより画像形成を行う画像形成装置において、
    前記定着部から装置外部へ繋がる転写材搬送路内に略密閉された略密閉空間と、
    該略密閉空間から前記像担持体が配置される作像部に接続される気体流路と、
    を具備し、
    前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記略密閉空間内の除湿気体を前記気体流路を介して前記作像部へ導入し、前記作像部内の前記像担持体周囲の除湿を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記作像部から前記略密閉空間に接続される他の気体流路と、前記他の気体流路内に気体を搬送させるための送風手段と、を備え、前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記送風手段によって前記気体流路、前記作像部、前記他の気体流路及び前記略密閉空間を循環する気体流を生じさせて前記略密閉空間内の除湿気体を前記作像部へ導入し、前記作像部内の前記像担持体周囲の除湿を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    転写材表面の湿度を検知させるための湿度検出手段を、前記定着部から前記略密閉空間までの前記転写材搬送路の近傍に設け、前記湿度検出手段の検出値に応じて定着後の転写材を前記略密閉空間へ搬送させるか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記湿度検出手段は熱伝導型の湿度センサであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記略密閉空間を両面印刷時に使用する転写材搬送路上に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記略密閉空間内及び前記作像部内の湿度をそれぞれ検知する湿度検出手段と、前記気体流路内に前記作像部毎の開放または遮断を行う開閉機構と、を具備し、前記湿度検出手段の検出値によって前記気体流路の開放または遮断の制御と前記送風手段の駆動制御とを行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記略密閉空間から前記現像装置に接続される気体流路を具備し、前記定着部によって定着加熱し乾燥した転写材を前記略密閉空間内で一時停止あるいは通過させて前記略密閉空間の除湿を行い、前記略密閉空間内の除湿気体を前記気体流路を介して前記現像装置へ導入し、前記現像装置内に収納されているトナーの除湿を行うことを特徴とする画像形成装置。
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