JP2012063148A - 分光蛍光光度計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークか、あるいは、レーリー散乱光を示すピークであるかを識別することができる分光蛍光光度計を提供する。
【解決手段】 光源部10と、試料が配置される試料室20と、試料から放出される光を波長分解して、目的波長の光を光検出器32に対して出射する回折格子31aを有する蛍光分光器31と、目的波長の光強度を検出する光検出器32とを備える検出部30と、光検出器32で目的波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得する制御部50と、表示装置53とを備える分光蛍光光度計1であって、制御部50は、設定励起波長に基づいて、得られたスペクトルにおける各ピークが、レーリー散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークである可能性があるかのいずれかを示唆する表示を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、試料に励起光を照射したときに生ずる蛍光を測定する分光蛍光光度計に関する。
基底状態の分子に光を照射すると、分子はエネルギーレベルの高い励起状態に遷移する。そして、励起状態の分子は、エネルギーの一部を振動や熱により失った後、光放射による失活により基底状態に戻る。このときに分子が発する光が蛍光である。
そこで、分子が発する蛍光がどのようなものであるかを検討するために、設定励起波長λEX1の光を試料に照射し、そのときに試料から放出されるスペクトル(光の波長分布)を測定する分光蛍光光度計が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。
分光蛍光光度計101は、設定励起波長λEX1の光を出射する光源部10と、試料Sが配置される試料室20と、スペクトルを測定する検出部30と、分光蛍光光度計101全体を制御するコンピュータ150とを備える。
光源部10は、白色光を出射する高輝度のキセノンランプやフラッシュランプ等の光源11と、白色光を波長分解して設定励起波長λEX1の光を試料Sに対して照射する凹面回折格子12aを有する励起分光器12と、励起側スリット13と、ミラー15と、モニタ検出器14(Si−PDまたは光電子増倍管)とを備える。凹面回折格子12aは、コンピュータ150によって回転されるようになっており、任意の設定励起波長λEX1の光を試料Sに対して照射することができるようになっている。
検出部30は、試料Sから放出される光を波長分解して目的波長λの光を光検出器32に対して出射する凹面回折格子31aを有する蛍光分光器31と、目的波長λの光強度を検出する光検出器(光電子増倍管)32と、蛍光側スリット34とを備える。凹面回折格子31aは、コンピュータ150によって回転されるようになっており、任意の目的波長λの光を光検出器32に対して出射することができるようになっている。これにより、凹面回折格子31aは、コンピュータ150によって回転されながら、所定領域の目的波長λの光を光検出器32に対して出射すれば、スペクトルを測定することができるようになっている。
コンピュータ150においては、CPU(制御部)151とメモリ154とを備え、さらにキーボードやマウス等を有する入力装置52と、表示装置53とが連結されている。また、CPU151が処理する機能をブロック化して説明すると、光源部10を制御する光源部制御部151aと、光検出器32からの光強度信号を取得する光検出器制御部151bと、表示装置53にスペクトルを表示する表示制御部151cとを有する。
このような分光蛍光光度計101によれば、分析者が試料Sの分析を実行する際には、入力装置52を用いて光源部制御部151aを制御することにより、試料Sに対して設定励起波長λEX1(例えば、350nm)の光を照射する。光検出器制御部151bは、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を目的波長範囲(例えば、300nm〜800nm)で取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。
そして、試料Sの分析を実行することが終了すると、表示制御部151cは、表示装置53にスペクトルを表示する。図6は、得られたスペクトルの一例を示す図である。縦軸は光強度であり、横軸は波長である。
特開平10−160673号公報
しかしながら、分光蛍光光度計101で得られるスペクトルには、図6に示すように350.1nmのピークAと397.0nmのピークBと450.1nmのピークCと700.5nmのピークDとが現れている。つまり、蛍光を示すピークに加え、試料Sを励起するために用いた設定励起波長λEX1と同じ波長λEX1のレーリー散乱光を示すピークや、レーリー散乱光の高次光を示すピークや、分子の振動に起因するストークスラマン散乱光を示すピークが現れることがある。分子は、エネルギーの一部を振動や熱により失った後に、光放射による失活により基底状態に戻るため、光放射によるエネルギーは励起エネルギーよりも小さくなるので、蛍光を示すピークは設定励起波長λEX1よりも長波長側に現れる。ところが、ストークスラマン散乱光を示すピークも、同じように長波長側に現れる。また、レーリー散乱光の高次光を示すピークも長波長側に現れる。すなわち、分光蛍光光度計101で得られるスペクトルには、図6に示すように複数のピークA〜Dが重なりあって複雑になることがあった。よって、分析者は図6に示すスペクトルを一見して、蛍光を示すピークがA〜Dのいずれであるのかがわからないことがあった。
ここで、図6に示すスペクトルには、設定励起波長λEX1のレーリー散乱光を示すピークAと、波長λEX1×2のレーリー散乱光の2次光を示すピークDと、蛍光を示すピークBと、ストークスラマン散乱光を示すピークCとが現れている。しかし、分析者が蛍光を示すものであると判断したピークが、実際には蛍光を示すものでなく、レーリー散乱光を示すピークA、Dやストークスラマン散乱光を示すピークCであることがあった。
本件発明者らは、上記課題を解決するために、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、レーリー散乱光を示すピークであるか、あるいは、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを識別する識別方法について検討を行った。
まず、得られたスペクトルにおけるピークが、設定励起波長λEX1に基づいて、レーリー散乱光を示すピークであるか否かを判定する一次判定を実行することを見出した。具体的には、設定励起波長λEX1を参照することにより、設定励起波長λEX1と同じ波長λEX1のピークがあれば、レーリー散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、さらに設定励起波長λEX1のn倍である波長λEX1×nのピークがあれば、レーリー散乱光のn次光を示すピークであることを示唆する表示を行う。なお、一次判定では、レーリー散乱光を示すピーク以外のピークは、蛍光を示すピークである可能性を示唆する表示を行うこととする。
次に、レーリー散乱光を示すピーク以外のピークが、設定励起波長λEX1を変えた際におけるピークの波長位置の変化に基づいて、蛍光を示すピークであるか否かを判定する二次判定を実行することを見出した。ここで、試料Sに対して照射する設定励起波長λEX1をより長波長となる設定励起波長λEX2に変えると、蛍光を示すピークの波長位置は変化しないが、ストークスラマン散乱光を示すピークの波長位置は長波長側にシフトすることがわかっている。図7は、複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化の一例を示す図である。図7に示すように、設定励起波長λEX1を、(λEX1+5)nmと、(λEX1+10)nmと、(λEX1+15)nmと、(λEX1+20)nmとなるように順に変えていくと、蛍光を示すピークの波長位置は、変化していない。一方、ストークスラマン散乱光を示すピークの波長位置は、長波長側にシフトしている。
よって、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・の光を段階的に長波長側に変えて試料Sに照射し、そのときに試料Sから放出されるスペクトルを測定する。そして、複数のスペクトル間でのピークの波長位置が長波長側にシフトしたのであれば、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、複数のスペクトル間でのピークの波長位置がシフトしないのであれば、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
なお、二次判定を実行する際に、試料Sから放出される目的波長範囲300nm〜800nmのスペクトルを測定すると測定時間がかかる。そこで、二次判定を実行する際には、必要最小限の目的波長範囲のスペクトルを測定することにより、非常に短い測定時間で効率よく明確にピークを識別することも見出した。
また、レーリー散乱光のn次光を示すピークと、蛍光を示すピークとが重なることがある。図8は、得られたスペクトルの一例を示す図である。図8(a)に示すスペクトルには、設定励起波長λEX1のレーリー散乱光を示すピークと、波長λEX1×2のレーリー散乱光の2次光を示すピークとが現れている。そして、波長λEX1×2のレーリー散乱光の2次光を示すピークと、蛍光を示すピークとが重なっている。よって、分析者は図8(a)に示すスペクトルを見ても、蛍光を示すピークがわからなかった。
そこで、最適なレーリーカットフィルタを用いて、レーリー散乱光を示すピークを除去することを見出した。ここで、蛍光分光器31の前方に、遮断波長(例えば、(λEX1+10)nm)以下の光を遮断するレーリーカットフィルタを配置すると、得られるスペクトルにおいて、設定励起波長λEX1のレーリー散乱光を示すピークと、波長λEX1×2のレーリー散乱光の2次光を示すピークとを除去することができることがわかっている。よって、図8(b)に示すように、設定励起波長λEX1を参照して、遮断波長以下の光を遮断するレーリーカットフィルタを配置する。これにより、図8(c)に示すようなスペクトルが得られる。
なお、二次判定を実行する場合には、図9に示すように、遮断波長がそれぞれ異なる複数のレーリーカットフィルタを備えておき、λEX1、λEX2、λEX3、・・・で指定する各遮断波長のうち、設定励起波長より長波長側で且つ最も励起波長との波長数の差が小さいレーリーカットフィルタを、複数のレーリーカットフィルタから選択して使用するとより正確に判定を行うことができる。
すなわち、本発明の分光蛍光光度計は、白色光を出射する光源と、当該白色光を波長分解して設定励起波長の光を試料に対して照射する回折格子を有する励起分光器とを備える光源部と、前記試料が配置される試料室と、前記試料から放出される光を波長分解して目的波長の光を光検出器に対して出射する回折格子を有する蛍光分光器と、目的波長の光強度を検出する光検出器とを備える検出部と、前記励起分光器を制御することにより、前記光検出器で目的波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得する制御部と、表示装置及び入力装置とを備える分光蛍光光度計であって、前記制御部は、前記設定励起波長に基づいて、得られたスペクトルにおける各ピークが、レーリー散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークである可能性があるかのいずれかを示唆する表示を行うようにしている。
ここで、「設定励起波長」とは、分析者等によって分析前に予め決められた任意の波長であり、例えば、350nm等となる。
また、「目的波長領域」とは、分析者等によって分析前に予め決められた任意の波長領域であり、例えば、300nm〜800nm等となる。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、レーリー散乱光を示すピークであるかを識別することができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、上記発明において、前記制御部は、前記蛍光分光器を制御することにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射するとともに、複数のスペクトルを取得し、複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化に基づいて、ストークスラマン散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークであるかのいずれかを示唆する表示を行うようにしてもよい。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを識別することができる。
また、上記発明において、前記制御部は、前記制御部は、前記入力装置でピークが指定されることにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射する際に、前記光検出器で目的波長領域より狭く、指定されたピークの波長を含む波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得するようにしてもよい。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを短時間で識別することができる。
また、本発明の分光蛍光光度計は、白色光を出射する光源と、当該白色光を波長分解して設定励起波長の光を試料に対して照射する回折格子を有する励起分光器とを備える光源部と、前記試料が配置される試料室と、前記試料から放出される光を波長分解して目的波長の光を光検出器に対して出射する回折格子を有する蛍光分光器と、目的波長の光強度を検出する光検出器とを備える検出部と、前記励起分光器を制御することにより、前記光検出器で目的波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得する制御部と、表示装置及び入力装置とを備える分光蛍光光度計であって、前記検出部は、前記蛍光分光器の前方に、前記遮断波長以下の光を遮断するレーリーカットフィルタを備え、前記レーリーカットフィルタの遮断波長は、前記設定励起波長より長波長側であるようにしている。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、レーリー散乱光を示すピークを除去することができ、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであることを識別することができる。
また、上記発明において、前記制御部は、前記蛍光分光器を制御することにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射するとともに、複数のスペクトルを取得し、複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化に基づいて、ストークスラマン散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークであるかのいずれかを示唆する表示を行うようにしてもよい。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを識別することができる。
そして、上記発明において、前記制御部は、前記入力装置でピークが指定されることにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射する際に、前記光検出器で目的波長領域より狭く、指定されたピークの波長を含む波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得するようにしてもよい。
以上のように、本発明の分光蛍光光度計によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを短時間で識別することができる。
さらに、上記発明において、前記検出部は、前記遮断波長がそれぞれ異なる複数のレーリーカットフィルタを備え、前記制御部は、前記設定励起波長に基づいて、前記検出部を制御することにより、複数のレーリーカットフィルタから一のレーリーカットフィルタを選択して、前記蛍光分光器の前方にレーリーカットフィルタを配置するようにしてもよい。
実施形態1に係る分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。 得られたスペクトルと識別表との一例を示す図である。 得られたスペクトルと識別表との一例を示す図である。 実施形態2に係る分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。 従来の分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。 得られたスペクトルの一例を示す図である。 複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化の一例を示す図である。 得られたスペクトルの一例を示す図である。 複数のレーリーカットフィルタを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。なお、分光蛍光光度計101と同様のものについては、同じ符号を付している。
分光蛍光光度計1は、設定励起波長λEX1の光を出射する光源部10と、試料Sが配置される試料室20と、スペクトルを測定する検出部30と、分光蛍光光度計1全体を制御するコンピュータ50とを備える。
コンピュータ50においては、CPU(制御部)51とメモリ54とを備え、さらにキーボードやマウス等を有する入力装置52と、表示装置53とが連結されている。また、CPU51が処理する機能をブロック化して説明すると、光源部10を制御する光源部制御部51aと、光検出器32からの光強度信号を取得する光検出器制御部51bと、表示装置53にスペクトルを表示する表示制御部51cと、表示装置53に識別表を表示する識別表表示制御部51dとを有する。
このような分光蛍光光度計1によれば、分析者が試料Sの分析を実行する際には、入力装置52を用いて光源部制御部51aを制御することにより、試料Sに対して設定励起波長λEX1(例えば、350nm)の光を照射する。光検出器制御部51bは、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を目的波長範囲300nm〜800nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。
そして、試料Sの分析を実行することが終了すると、表示制御部51cは、表示装置53にスペクトルを表示する。また、識別表表示制御部51dは、一次判定を実行することで、設定励起波長λEX1を参照することにより、設定励起波長λEX1と同じ波長λEX1のピークがあれば、レーリー散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、さらに設定励起波長λEX1のn倍である波長λEX1×nのピークがあれば、レーリー散乱光のn次光を示すピークであることを示唆する表示を行う識別表を表示する。
図2は、得られたスペクトルと識別表との一例を示す図である。縦軸は光強度であり、横軸は波長である。図2に示すスペクトルには、350.1nmのピークAと397.0nmのピークBと450.1nmのピークCと700.5nmのピークDとが現れている。また、図2に示す識別表には、設定励起波長λEX1のピークAは、レーリー散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、波長λEX1×2のピークDは、レーリー散乱光の2次光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークBは、蛍光またはラマン光を示すピークである可能性を示唆する表示を行い、ピークCは、蛍光またはラマン光を示すピークである可能性を示唆する表示を行っている。なお、蛍光またはラマン光を示すピークである可能性を示唆したものについては、二次判定を実行するための表示「△印」も行われている。
さらに、識別表表示制御部51dは、分析者が入力装置52を用いて所定のピークについて二次判定を実行すると判断したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・の光を段階的に長波長側に変えて試料Sに照射し、そのときに試料Sから放出される狭波長範囲(λpeak−30nm)〜(λpeak+50nm)のスペクトルを測定する。そして、ピークの波長位置が長波長側にシフトしたのであれば、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークの波長位置がシフトしないのであれば、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
例えば、まず、分析者が入力装置52を用いて397.0nmのピークBについて二次判定を実行すると判断したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5の光を10nmごと5段階で長波長側に変えて試料Sに照射する。光検出器制御部51bは、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を狭波長範囲370nm〜450nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。そして、ピークの波長位置がシフトしないので、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
次に、分析者が入力装置52を用いて450.1nmのピークCについて二次判定を実行すると判断したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5の光を10nmごと5段階で長波長側に変えて試料Sに照射する。光検出器制御部51bは、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を狭波長範囲420nm〜500nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。そして、ピークの波長位置がシフトしたので、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
図3は、得られたスペクトルと識別表との一例を示す図である。縦軸は光強度であり、横軸は波長である。図3に示すスペクトルには、350.1nmのピークAと397.0nmのピークBと450.1nmのピークCと700.5nmのピークDとが現れている。また、図3に示す識別表には、設定励起波長λEX1のピークAは、レーリー散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークBは、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークCは、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、波長λEX1×2のピークDは、レーリー散乱光の2次光を示すピークであることを示唆する表示を行っている。なお、図2に示す蛍光またはラマン光を示すピークである可能性を示唆したものについては、二次判定を実行したことを示すための表示「済み」も行われている。
以上のように、本実施形態の分光蛍光光度計1によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、レーリー散乱光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを短時間で識別することができる。
<実施形態2>
図4は、実施形態2に係る分光蛍光光度計の一例を示す概略構成図である。なお、分光蛍光光度計101と同様のものについては、同じ符号を付している。
分光蛍光光度計201は、設定励起波長λEX1の光を出射する光源部10と、試料Sが配置される試料室20と、スペクトルを測定する検出部230と、分光蛍光光度計201全体を制御するコンピュータ250とを備える。
コンピュータ250においては、CPU(制御部)251とメモリ54とを備え、さらにキーボードやマウス等を有する入力装置52と、表示装置53とが連結されている。また、CPU251が処理する機能をブロック化して説明すると、光源部10を制御する光源部制御部251aと、光検出器32からの光強度信号を取得する光検出器制御部251bと、表示装置53にスペクトルを表示する表示制御部251cと、表示装置53に識別表を表示する識別表表示制御部251dとを有する。
検出部230は、試料Sから放出される光を波長分解して目的波長λの光を光検出器32に対して出射する凹面回折格子31aを有する蛍光分光器31と、目的波長λの光強度を検出する光検出器(光電子増倍管)32と、蛍光側スリット34と、遮断波長以下の光を遮断する複数(例えば、5枚)のレーリーカットフィルタ233とを備える。複数のレーリーカットフィルタ233は、遮断波長がそれぞれ異なっており、コンピュータ250によって選択されるようなっており、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に配置することができるようになっている。このとき、コンピュータ250は、例えば、設定励起波長λEX1に基づいて、蛍光分光器31の前方に、遮断波長(例えば、(λEX1+10)nm)以下の光を遮断するレーリーカットフィルタ233を配置する(図9参照)。
このような分光蛍光光度計201によれば、分析者が試料Sの分析を実行する際には、入力装置52を用いて光源部制御部251aを制御することにより、試料Sに対して設定励起波長λEX1(例えば、350nm)の光を照射する。光検出器制御部251bは、設定励起波長λEX1に基づいて、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に配置して、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を目的波長範囲300nm〜800nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。
そして、試料Sの分析を実行することが終了すると、表示制御部251cは、表示装置53にスペクトルを表示する。識別表表示制御部251dは、所定のピークについて二次判定を実行すると判定したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・の光を段階的に長波長側に変えて試料Sに照射し、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に配置しながら、そのときに試料Sから放出される狭波長範囲(λpeak−30nm)〜(λpeak+50nm)のスペクトルを測定する。そして、ピークの波長位置が長波長側にシフトしたのであれば、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークの波長位置がシフトしないのであれば、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
例えば、まず、397.0nmのピークBについて二次判定を実行すると判定したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5の光を10nmごと5段階で長波長側に変えて試料Sに照射する。光検出器制御部251bは、設定励起波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5に基づいて、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に配置して、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を狭波長範囲370nm〜450nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。そして、ピークの波長位置がシフトしないので、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
次に、450.1nmのピークCについて二次判定を実行すると判定したときには、設定励起波長λEX1と異なる波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5の光を10nmごと5段階で長波長側に変えて試料Sに照射する。光検出器制御部251bは、設定励起波長λEX2、λEX3、・・・、λEX5に基づいて、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に配置して、凹面回折格子31aを回転させながら、光検出器32からの光強度信号を狭波長範囲420nm〜500nmで取得していくことで、試料Sから放出されるスペクトルを取得する。そして、ピークの波長位置がシフトしたので、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行う。
その結果、識別表には、ピークBは、蛍光を示すピークであることを示唆する表示を行い、ピークCは、ストークスラマン散乱光を示すピークであることを示唆する表示を行っている。
以上のように、実施形態の分光蛍光光度計1によれば、得られたスペクトルにおけるピークが、蛍光を示すピークであるか、ストークスラマン散乱光を示すピークであるかを短時間で識別することができる。
<他の実施形態>
(1)上述した分光蛍光光度計1では、まず一次判定を実行し、そして分析者が入力装置52を用いて二次判定を実行する構成を示したが、一次判定を実行すると自動的に二次判定を実行する構成としてもよい。
(2)上述した分光蛍光光度計201では、任意のレーリーカットフィルタ233を蛍光分光器31の前方に自動的に配置する構成を示したが、最適なレーリーカットフィルタの種類を表示装置に表示し、分析者がレーリーカットフィルタを配置する構成としてもよい。
本発明は、分光蛍光光度計等に好適に利用できる。
10 光源部
11 光源
12 励起分光器
12a 凹面回折格子
20 試料室
30 検出部
31 蛍光分光器
31a 凹面回折格子
32 光検出器
51 制御部

Claims (7)

  1. 白色光を出射する光源と、当該白色光を波長分解して設定励起波長の光を試料に対して照射する回折格子を有する励起分光器とを備える光源部と、
    前記試料が配置される試料室と、
    前記試料から放出される光を波長分解して目的波長の光を光検出器に対して出射する回折格子を有する蛍光分光器と、目的波長の光強度を検出する光検出器とを備える検出部と、
    前記励起分光器を制御することにより、前記光検出器で目的波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得する制御部と、
    表示装置及び入力装置とを備える分光蛍光光度計であって、
    前記制御部は、前記設定励起波長に基づいて、得られたスペクトルにおける各ピークが、レーリー散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークである可能性があるかのいずれかを示唆する表示を行うことを特徴とする分光蛍光光度計。
  2. 前記制御部は、前記蛍光分光器を制御することにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射するとともに、複数のスペクトルを取得し、
    複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化に基づいて、ストークスラマン散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークであるかのいずれかを示唆する表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の分光蛍光光度計。
  3. 前記制御部は、前記入力装置でピークが指定されることにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射する際に、前記光検出器で目的波長領域より狭く、指定されたピークの波長を含む波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得することを特徴とする請求項2に記載の分光蛍光光度計。
  4. 白色光を出射する光源と、当該白色光を波長分解して設定励起波長の光を試料に対して照射する回折格子を有する励起分光器とを備える光源部と、
    前記試料が配置される試料室と、
    前記試料から放出される光を波長分解して目的波長の光を光検出器に対して出射する回折格子を有する蛍光分光器と、目的波長の光強度を検出する光検出器とを備える検出部と、
    前記励起分光器を制御することにより、前記光検出器で目的波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得する制御部と、
    表示装置及び入力装置とを備える分光蛍光光度計であって、
    前記検出部は、前記蛍光分光器の前方に、前記遮断波長以下の光を遮断するレーリーカットフィルタを備え、
    前記レーリーカットフィルタの遮断波長は、前記設定励起波長より長波長側であることを特徴とする分光蛍光光度計。
  5. 前記制御部は、前記蛍光分光器を制御することにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射するとともに、複数のスペクトルを取得し、
    複数のスペクトル間でのピークの波長位置の変化に基づいて、ストークスラマン散乱光を示すピークであるか、あるいは、蛍光を示すピークであるかのいずれかを示唆する表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の分光蛍光光度計。
  6. 前記制御部は、前記入力装置でピークが指定されることにより、前記設定励起波長と異なる波長の光を段階的に長波長側に変えて試料に照射する際に、前記光検出器で目的波長領域より狭く、指定されたピークの波長を含む波長領域の光強度を検出させることで、スペクトルを取得することを特徴とする請求項5に記載の分光蛍光光度計。
  7. 前記検出部は、前記遮断波長がそれぞれ異なる複数のレーリーカットフィルタを備え、
    前記制御部は、前記設定励起波長に基づいて、前記検出部を制御することにより、複数のレーリーカットフィルタから一のレーリーカットフィルタを選択して、前記蛍光分光器の前方にレーリーカットフィルタを配置することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の分光蛍光光度計。
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