JP2012063004A - シャフト連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】両シャフトの軸心合わせが容易に行え、かつ、連結のために両シャフトを相対回転させなくても良いシャフト連結構造を提供する。
【解決手段】シャフト2の先端面に、シャフト2の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の穴2aを備えると共に、シャフト4の先端面に、シャフト4の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の円柱形状の穴4aを備え、穴2aおよび穴4aの内径と対応する断面円形状のピン5を穴2aに対して圧入し、穴4aに対して遊嵌合することによりシャフト2、4を連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二つのシャフト(回転軸)が同軸的に連結されるシャフトの連結構造に関するものであり、例えばモータのシャフトとモータにより駆動される回転式ポンプのシャフトとの連結構造に適用すると好適である。
従来、特許文献1において、二つのシャフトが同軸的に連結されるシャフトの連結構造が開示されている。具体的には、モータ側のシャフトの端面に雌ネジ穴を設けると共に、アクチュエータ側のシャフトの先端に雄ネジを設け、雄ネジを雌ネジ穴に締結することにより二つのシャフトを連結している。雄ネジと雌ネジ穴との締結時には、両シャフトが挿通される中空円筒部材の内周面をガイドとして利用している。
特開2007−154944号公報
しかしながら、両シャフトを締結するには、これらシャフトを相対回転させる必要があるため、組付け性が良くない。さらに、ネジ締結による連結では、両軸の芯合わせが困難であり、場合によっては、中空円筒部材の内周面にシャフトの外周面が干渉して連結できなくなる虞がある。
また、両シャフトの先端に備えられた雄ネジと雌ネジ穴とを締結するには両シャフトを相対回転させなければならず、モータ側のシャフトを回転させるために、モータへの通電が必要になる。シャフトを締結する段階では、まだ製品製造工程中であるため、モータへの通電が行える形態とはされておらず、モータへの通電が行えるように配線接続などを行うのは製造工程の煩雑化を招くことになる。
本発明は上記点に鑑みて、両シャフトの軸心合わせが容易に行え、かつ、連結のために両シャフトを相対回転させなくても良いシャフト連結構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1シャフト(2)の先端面に、該第1シャフト(2)の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の第1穴(2a)を備えると共に、第2シャフト(4)の先端面に、該第2シャフト(4)の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の第2穴(4a)を備え、第1穴(2a)および第2穴(4a)の内径と対応する断面円形状のピン(5)を第1穴(2a)に対して圧入し、第2穴(4a)に対して遊嵌合することにより第1、第2シャフト(2、4)を連結していることを特徴としている。
このように断面円形状のピン(5)を介して第1、第2シャフト(2、4)を連結しているため、両シャフト(2、4)を単なるつき合わせによって連結できる。そして、一方が遊嵌合であるため、容易に連結できるし、軸心合わせを容易に行うことが可能となる。さらに、第1、第2シャフト(2、4)を連結させるために、両シャフト(2、4)を相対回転させなくても良いシャフト連結構造とすることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、第1シャフト(2)および第2シャフト(4)の両先端が該第1、第2シャフト(2、4)を共に支持する共通のベアリング(7)内に配置されていることを特徴としている。
このように、ベアリング(7)の支持面によって軸心合わせを行うことができる。このような構造とすれば、各シャフトの対向する一端同士を別々のベアリングにて支持する態様のようにベアリング同士の軸心ズレが生じないため、より容易に軸心合わせが行える。また、第1、第2シャフト(2、4)を支持するベアリング(7)を共用しているため、各シャフトの対向する一端同士を別々のベアリングにて支持する態様と比較して、ベアリング数を減らすことができ、軸方向においてシャフト連結機構を含む装置の小型化を図ることが可能になる。
請求項3に記載の発明では、ベアリング(7)はインナレース(7a)とアウタレース(7b)とを有するタイプであり、第1および第2シャフト(2、4)の両先端はインナレース(7a)内に配置されており、第1および第2シャフト(2、4)の一方はインナレース(7a)に対して圧入され、他方はインナレース(7a)に対して遊嵌合されることを特徴としている。
このような構成によれば、仮に寸法公差などにより第1シャフト(2)および第2シャフト(4)の回転中心軸にずれが生じたとしても、両シャフト(2、4)の片方が共通のインナレース(7a)に対して遊嵌合されるため、上記ずれに起因する各シャフト(2、4)とピン(5)とのこじれ、また、各シャフト(2、4)とインナレース(7a)とのこじれを抑えることができる。
請求項4に記載の発明では、ベアリング(7)は、インナレース(7a)とアウタレース(7b)との間に転動体(7c)が介在されるタイプであり、第1および第2シャフト(2、4)のうちインナレース(7a)に対して圧入されるものは、その先端が回転中心軸方向における転動体(7c)の中心位置を越える位置まで、インナレース(7a)に圧入されることを特徴としている。
これによれば、インナレース(7a)が、これに圧入されるシャフトの径方向荷重を転動体(7c)の中心位置にて受けることができるため、より確実な、安定したシャフトの支持が可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるシャフト連結構造が適用された連結部の一部断面拡大図である。 シャフト2のうち連結される側の先端の拡大斜視図である。 シャフト2に対してピン5を組付けたときの様子を示す拡大斜視図である。 両シャフト2、4とピン5の連結前の様子を示した拡大図である。 第1実施形態のシャフト連結構造と従来のシャフト連結構造の断面図である。 シャフト連結構造の連結部の一部断面拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態にかかるシャフト連結構造が適用された連結部の一部断面拡大図である。以下、この図を参照して本実施形態にかかるシャフト連結構造の詳細について説明する。
図1に示すシャフト連結構造は、モータ1のシャフト(第1シャフト)2とポンプ等の回転駆動されるアクチュエータ3のシャフト(第2シャフト)4との連結に適用されている。モータ1のシャフト2は、モータ1への通電によって回転させられるものであり、このシャフト2とアクチュエータ3のシャフト4のうち向かい合う先端同士がピン5を介して接続されている。
アクチュエータ3のハウジング6内には、シャフト4が挿通させられる中空部6aが形成されており、この中空部6aがモータ1側において内径が拡大させられている。この内径が拡大された部分にベアリング7が備えられ、このベアリング7の内輪の支持面にてシャフト2とシャフト4が共通して支持されている。ベアリング7は、インナレース7aおよびアウターレース7bを有すると共に、これらインナレース7aとアウターレース7bとの間に複数の転動体7cが介在されるタイプのボールベアリングにて構成されている。そして、このベアリング7の支持面によって両シャフト2、4の軸心合わせが行われ、ベアリング7内において両シャフト2、4が連結させられている。
図2は、シャフト2のうち連結される側の先端の拡大斜視図である。図3は、シャフト2に対してピン5を組付けたときの様子を示す拡大斜視図である。図4は、両シャフト2、4とピン5の連結前の様子を示した拡大図である。
図2および図4に示すように、モータ1側のシャフト2の先端面には二つの穴(第1穴)2aが形成されている。二つの穴2aは、円柱形状穴とされ、二つの穴2aの内径が同寸法とされかつ二つの穴2aの深さが同寸法とされていると共に、シャフト2の中心軸を中心として径方向および周方向に等間隔にずらして配置されている。そして、図3に示すように、これら二つの穴2aにそれぞれピン5が一本ずつ圧入され、2本のピン5を用いてシャフト2とシャフト4との連結が行われるようになっている。これら二つの穴2aの入口には、シャフト2の先端に向かうに連れて徐々に内径が拡大させられたテーパ部2bが備えられ、各穴2aに対してピン5を挿入され易くできる構造とされている。
一方、アクチュエータ3側のシャフト4の先端も、基本的にはモータ1側のシャフト2の先端と同様とされている。すなわち、シャフト4の先端面には、円柱形状で、内径が同寸法とされかつ深さが同寸法とされた二つの穴(第2穴)4aが形成されている。これら二つの穴4aは、シャフト2の中心軸を中心として径方向および周方向に等間隔にずらして配置されている。また、二つの穴4aの入口には、シャフト4の先端に向かうに連れて徐々に内径が拡大させられたテーパ部4bが備えられ、各穴4aに対してピン5を挿入され易くできる構造とされている。
ピン5は、穴2a、4aと対応する断面円形状の部材とされ、本実施形態では円柱形状の部材で構成されている。ピン5の両先端、つまりピン5のうちシャフト2、4の穴2a、4aに挿入される先端が丸め処理されており、シャフト2、4の穴2a、4aへ挿入し易い形状とされている。ピン5のうち丸め処理がなされていない部分の外径φaは、例えば2.5mmとされている。ピン5は、例えば鉄系材料などで形成され、剛性を高めるために焼き入れ処理がなされている。このようなピン5としては、例えば汎用のベアリングに用いられているコロを用いることができる。
図4に示すように、ピン5の外径φaと、シャフト2に形成された2つの穴2aのうちテーパ部2bよりも奥側の内径φbと、シャフト4に形成された2つの穴4aのうちテーパ部4bよりも奥側の内径φcとは、φb<φa<φcの寸法関係とされている。このため、ピン5は、モータ1のシャフト2の穴2aへは圧入され、アクチュエータ3のシャフト4の穴4aへは遊嵌合される。したがって、連結時には、まずピン5をシャフト2の二つの穴2aそれぞれに圧入しておいたのち、モータ1とアクチュエータ3とを両シャフト2、4の先端が対向するように配置し、シャフト2の穴2aに圧入された状態のピン5をシャフト4の穴4a内に挿入することで、ピン5を介して両シャフト2、4を連結することができる。
ピン5がシャフト2、4の穴2a、4aのいずれに圧入され、いずれに遊嵌合されても構わないが、本実施形態では、以下の理由によりピン5がシャフト2の穴2aに対して圧入され、シャフト4の穴4aに遊嵌合させられるようにしている。
モータ1は、シャフト2を介してアクチュエータ3のシャフト4を回転させる役割を果たすのみであるため、シャフト2に対してラジアル方向に掛かる荷重は小さい。これに対して、アクチュエータ3として、例えばブレーキ液圧制御に用いられる回転式ポンプ(トロコイドポンプ)等が適用される場合、ポンプ駆動によって吐出される高圧なブレーキ液による荷重がシャフト4に掛かるため、シャフト4に対してラジアル方向に掛かる荷重が大きい。このため、シャフト4については、剛性を高めるために、焼入れ処理などが行われることがあり、そのような焼入れ処理を行ったシャフト4は伸縮し難く、ピン5を穴4aに対して圧入することが難しい。したがって、焼入れ処理などを行う必要がないシャフト2の穴2aに対してピン5を圧入するようにしており、シャフト4の穴4aに圧入するよりも容易にピン5の圧入が可能となるようにしている。
そして、このように二つのピン5によって両シャフト2、4を連結させることにより、両シャフト2、4の軸心合わせが正確に行われ、かつ、各ピン5が両シャフト2、4の中心軸を中心として径方向および周方向に等間隔に配置された連結構造となる。
このようなシャフト連結構造により、モータ1のシャフト2とアクチュエータ3のシャフト4とが連結されている。このように断面円形状の2本のピン5を介して両シャフト2、4を連結しているため、両シャフト2、4を単なるつき合わせによって連結できる。そして、一方が遊嵌合であるため、容易に連結できるし、軸心合わせを容易に行うことが可能となる。さらに、シャフト2、4を連結させるために、両シャフト2、4を相対回転させなくても良いため、製造工程中に例えばモータ1への通電を行う必要がないシャフト連結構造とすることが可能となる。
また、本実施形態では、シャフト2及びシャフト4の対向する先端がシャフト2、4を共に支持する共通のベアリング7内(詳細にはインナレース7a内)に備えられるようにしている。このような構造とすれば、各シャフトの対向する一端同士を別々のベアリングにて支持する態様のようにベアリング同士の軸心ズレが生じないため、より容易に軸心合わせが行える。また、シャフト2、4を支持するベアリング7を共用しているため、各シャフトの対向する一端を別々のベアリングにて支持する態様と比較して、ベアリング数を減らすことができ、軸方向においてシャフト連結機構を含む装置の小型化を図ることが可能になる。
また、本実施形態の連結構造によれば、シャフトの連結機構の長寿命化を図ることも可能となる。これについて、図5に本実施形態のシャフト連結構造と従来のシャフト連結構造の断面図を示し、この図を参照して説明する。
図5(a)は、本実施形態のシャフト連結構造を示し、図5(b)、(c)は、従来のシャフト連結構造を示している。
図5(a)に示すように、本実施形態の連結構造では、モータ1を駆動してシャフト2を回転させたときに、そのトルクが穴2aとピン5との接触部よりピン5に伝わり、さらにピン5と穴4aとの接触部よりアクチュエータ3のシャフト4に伝えられるようにできる。このとき、円柱形状のピン5を円柱形状の穴2a、4aに挿入した連結構造としている。このため、穴2a、4aとピン5との接触部(図中太線部)は、円柱形状の穴2a、4aの内壁面と円柱形状のピン5の外壁面との接触箇所となり、曲率のほぼ等しい曲面同士の接触であることや、接触箇所におけるシャフト2、4やピン5の弾性変形などにより、接触部の面積を大きく取ることができる。このため、トルク伝達が広い面積で行われることになり、トルク伝達を受ける接触面での単位面積あたりの面圧が小さくなる。
一方、図5(b)に示すように、従来のシャフト連結構造では、一方のシャフトJ1の先端に直径方向のスリットJ2を設けると共に、他方のシャフトJ3の先端にスリットJ2に対応する凸部J4を備え、スリットJ2内に凸部J4を配置し、これらの噛み合わせによってトルク伝達を行っている。また、図5(c)に示すように、従来のシャフト連結構造では、双方のシャフトJ11、J12の先端を断面半円状で構成し、これらを180°ずらして配置して円形状に組み合わせることでトルク伝達を行っている。
しかしながら、図5(b)、(c)のいずれの連結構造においても、トルク伝達箇所、つまりスリットJ2と凸部J4との接触箇所(図中太線部)やシャフトJ11、J12の接触箇所(図中太線部)が線接触となる。このため、トルク伝達が狭い面積で行われることになり、トルク伝達を受ける接触面での単位面積あたりの面圧が大きくなる。
このため、本実施形態のような連結構造によれば、従来の連結構造と比較してトルク伝達時にかかる面圧を低下させることが可能になるため、応力低減によるシャフト連結構造の長寿命化を図ることが可能となる。特に、穴4aに対してはピン5を遊嵌合しているため、回転時のこじり(応力増大)を発生し難くでき、よりシャフト連結構造の長寿命化を図ることができる。また、本実施形態では、アクチュエータ3にベアリング7のアウタレース7bが圧入固定されており、インナレース7aにはシャフト4が圧入固定されている。そして、モータ1のシャフト2はインナレース7aに遊嵌合されている。したがって、仮に寸法公差などによりシャフト2およびシャフト4の回転中心軸にずれが生じたとしても、上記ずれに起因する各シャフト2、4とピン5とのこじれ、また、各シャフト2、4とインナレース7aとのこじれを抑えることができる。したがって、シャフト連結構造の長寿命化を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態では、円柱形状の穴2a、4aと円柱形状のピン5という簡素な構造によってシャフト連結構造を実現できることから、連結構造を構成するための各部の加工が容易であり、製品製造コストの抑制も可能になる。特に、ピン5に関しては、円柱形状という簡素な構造にできることから、硬度的にも高い汎用のベアリングのコロをピン5として用いることが可能となり、部品コスト削減が図れ、より製品製造コストの抑制を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、ベアリング7のインナレース7aに対して両シャフト2、4の先端を挿入しているが、ベアリング7と両シャフト2、4の先端位置との関係を以下の関係となるようにすると好ましい。図6に示すシャフト連結構造の連結部の一部断面拡大図を参照して説明する。
この図に示されるように、シャフト2、4のうちベアリング7に対して圧入される側、例えば本実施形態の場合にはアクチュエータ3側のシャフト4について、シャフト4の先端位置が回転中心軸方向における転動体7cの中心位置を越える位置まで、インナレース7aに対してシャフト4が圧入されるようにすると良い。このような構造とすれば、インナレース7aが、これに圧入されるシャフト4の径方向荷重を転動体7cの中心位置にて受けることができるため、より確実な、安定したシャフト支持が可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、モータ1のシャフト2と連結されるシャフト4を有するアクチュエータ3として、回転式ポンプを例に挙げて説明したが、回転式ポンプに限るものではなく、モータ1によって駆動させられるものであれば、どのようなものがアクチュエータ3であっても構わない。
また、上記実施形態では、シャフト連結構造を二つの穴2a、4aおよび二つのピン5にて行っているが、これらの数は任意であり、例えば穴2a、4aおよびピン5を一つのみ、あるいは、三つ以上にしても構わない。その場合でも、ピン5の中心軸が両シャフト2、4の中心軸からずれた位置に配置された連結構造となるようにすれば良い。また、ピン5が複数の場合は、両シャフト2、4の中心軸を中心として径方向および周方向に等間隔に配置された連結構造となるようにすれば、両シャフト2、4間におけるトルク伝達が均等になされるようになってなお良好である。
また、上記実施形態では、ピン5の最も簡素な構造として円柱形状を採用したが、少なくともピン5のうちシャフト2、4の穴2a、4aに挿通させられる部分が穴2a、4aの内径と対応する寸法の断面円形状とされていれば良い。例えば、両シャフト2、4の先端面の間にピン5の一部が残されるようにし、その部分のピン5の外径を拡大しても構わない。
さらに、上記実施形態では、ベアリング7をボールベアリングにて構成した場合について説明したが、転動体として円柱状のコロなどが用いられるタイプにてベアリング7を構成しても構わない。
1…モータ、2…シャフト(第1シャフト)、2a…穴(第1穴)、
3…アクチュエータ、4…シャフト(第2シャフト)、4a…穴(第2穴)

Claims (4)

  1. 第1シャフト(2)の先端と第2シャフト(4)の先端とを向かい合わせて回転伝達可能に連結するシャフト連結構造であって、
    前記第1シャフト(2)の先端面に、該第1シャフト(2)の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の第1穴(2a)と、
    前記第2シャフト(4)の先端面に、該第2シャフト(4)の回転中心軸と中心軸の異なる円柱形状の第2穴(4a)と、
    前記第1穴(2a)および前記第2穴(4a)のそれぞれに挿通されていると共に、該挿通させられる部分が前記第1穴(2a)および前記第2穴(4a)の内径と対応する断面円形状とされ、前記第1穴(2a)に対して圧入され、前記第2穴(4a)に対して遊嵌合されたピン(5)とを有することを特徴とするシャフト連結構造。
  2. 前記第1シャフト(2)および前記第2シャフト(4)の両先端が該第1、第2シャフト(2、4)を共に支持する共通のベアリング(7)内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシャフト連結構造。
  3. 前記ベアリング(7)はインナレース(7a)とアウタレース(7b)とを有するタイプであり、前記第1および第2シャフト(2、4)の両先端は前記インナレース(7a)内に配置されており、前記第1および第2シャフト(2、4)の一方は前記インナレース(7a)に対して圧入され、他方は前記インナレース(7a)に対して遊嵌合されることを特徴とする請求項2に記載のシャフト連結構造。
  4. 前記ベアリング(7)は、前記インナレース(7a)と前記アウタレース(7b)との間に転動体(7c)が介在されるタイプであり、前記第1および第2シャフト(2、4)のうち前記インナレース(7a)に対して圧入されるものは、その先端が回転中心軸方向における前記転動体(7c)の中心位置を越える位置まで、前記インナレース(7a)に圧入されることを特徴とする請求項3に記載のシャフト連結構造。
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