JP2012060879A - 電力系統における高速の事故判断装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【達成手段】電力系統に供給する電流を検出して電流検出電圧として出力する電流トランスと、電流検出電圧、電流検出電圧を1階微分した電圧、及び電流検出電圧を2階微分した電圧をそれぞれ、あらかじめ設定された第1、第2、第3基準電圧と比較する電流判断部と、アーク事故時に光が発生される部位に設置されて光を検出し、光信号を出力する光センサーと、光センサーの光信号から変換された光検出電圧を、あらかじめ設定された第4基準電圧と比較して事故判断部に出力する光信号判断部と、電流判断部及び光信号判断部の比較判断信号から事故の発生有無を判断し、事故の発生と判断される場合にトリップ信号を発生する事故判断部と、を含む。
【選択図】図8
Description
特に、電力系統に使用する継電器などで電力系統における事故発生有無を判断するもので、正常負荷状態または無負荷状態で電力系統に突然に短絡または地絡などの事故が発生して事故電流が流れることになる場合に、迅速に事故電流を感知することによって電力系統を保護できるようにする、電力系統における高速の事故判断装置及び方法に関するものである。
継電器の代表には、OCR(Over Current Relay)が知られており、その他にも、電圧、周波数及び差動などをはじめとする様々な保護要素を有する継電器が、アナログ時代を経てデジタル形態へと開発され、広く使われている。
特に、スイッチギヤ(Switchgear)や電力機器の内部で発生するアーク事故(Internal Arc Fault)においては、通常の継電器の動作時間ではシステム損傷、機器損傷及び人名被害が避けられない。
また、通常の継電器における事故判断時間は、非常に大きい事故電流において高速のトリップを要求する継電器で備えるべき短い事故判断時間を満たすことができない。
また、本発明は、スイッチギヤまたは電力機器におけるアーク事故などや高速の判断時間を必要とする継電器において、約0.5〜1サイクルのRMS値の入力待機時間を必要とせず、0.125〜0.25サイクル以下の時間内に事故の発生を判断することで、システム、機器及び人名の損傷を防止することができる、電力系統における高速の事故判断装置及び方法を提供する。
また、光センサー及び諸般システムが備えられた場合に、光信号及び光信号微分値を用いてアーク事故を迅速・正確且つ高信頼度で正確に判断することが可能である。
また、本発明によれば、超高速で事故を判断する継電器の開発が可能になる。すなわち、0.125サイクル以下でも電力系統、電気回路の事故判断が可能な継電器を開発することができる。
したがって、本発明の基本理解のための必要以上の詳細な構造は省略することは勿論、通常の知識を有する者が本発明の実体において実施できる様々なの形態を、図面を通じて例示する。
電圧nπ(ここで、nは0,1,2,…)の位相付近で事故が発生する場合に、事故電流に直流成分が合算されて、図1に示すように非対称形態となり、また、電圧nπの位相で事故が発生する場合には、事故電流に最大の直流成分が含まれる。そして、ピーク電圧、すなわち、nπ/2(ここで、nは1,2,3,…)の位相付近へと事故の発生時点が移るほど直流成分が減少し、図2に示すように、事故電流が対称形態を示すようになる。
一般に、継電器で使用する短絡及び過電流保護要素の事故判断方法では殆ど、事故電流のRMS(Root Mean Square)値が0.5〜1サイクル程度受信され、受信されたRMS値の大きさが、あらかじめ設定された基準電圧よりも大きい場合に、事故が発生したと判断し、トリップ信号を発生する。
ここで、RMS値は、図1及び図2に示すグラフにおける面積に該当する。
上記事故発生を判断する演算は、アナログ的な方法でも可能であるが、最近では、デジタル電子回路で多く具現している実情である。
一般に、過電流及び短絡保護の継電器類は、0.5〜1サイクルのRMS値を入力して事故の発生有無を判断するので、事故の判断に対する信頼性が非常に高い。しかし、非常に優れたハードウェアを持って速い速度で動作しても、基本的にRMS値を入力して事故を判断するのに時間がかかる。このような継電要素を含む継電器は、通常、約30msのトリップ信号出力時間を有している。
したがって、スイッチギヤ(Switchgear)や電力機器などにおけるアーク事故や非常に高速の動作を要求する継電器などには適用が不可能である。
特に、アーク事故の場合には、非常に高い事故電流と共に事故エネルギーがアーク形態で発生すると、それに伴う高圧及び高熱が10〜15ms程度の場合に最高値に到達し、内蔵されている電力機器及び外函などを損傷させ、さらには機器の近くに人がいると人名被害につながることもある。
このような場合に、一般の過電流保護要素においての約30ms程度の動作時間と遮断器の動作時間を考慮すると、システム、電力機器及び人名を保護するには手遅れになってしまう。
任意の時点で短絡または地絡事故(Fault)が発生すると、線路インピーダンス(ZL)によってのみ制限される非常に大きい事故電流(Isc)が流れることになる。この時、短絡または地絡事故が発生する時点が電圧nπの位相であれば、図1に示すように、非対称正弦波形態(上下で非対称となる正弦波の信号波形)の事故電流が流れ、電圧nπ/2の位相の場合には、図2に示すように、対称正弦波形態(上下で対称となる正弦波の信号波形)の事故電流が流れ、電圧nπとnπ/2との間における位相で事故が発生する場合には、位相角に比例した分だけの減衰直流成分が含まれた非対称事故電流が流れることになる。
アーク事故が発生する場合には、約10〜15ms以内にアークが最高値に到達するから、一般の過電流及び短絡電流保護用の継電器ではアーク事故による被害を除去することができない。
近年、アーク事故から機器及び人名を保護しようとする目的として、アーク保護要素を持つ継電器類を開発してきており、それらの継電器は、0.5〜15ms以内にアーク事故の発生を判断した後、トリップ信号を発生している。
このように高速で事故の発生を判断するためには、迅速な判断時間の他、信頼度も維持しなければならない。
電力系統に含まれているインダクタンス成分は、電流の突然の変化及び不連続を防ぐ特性があるため、地絡事故が発生した場合に、正常電流値から事故電流のピーク値まで上昇するのに所定の時間がかかる。
したがって、0.125サイクル以下の高速で事故を判断するために、事故電流の瞬時値i(t)のみをあらかじめ設定された基準値と比較することは、安全性も低く、時間もかかってしまう。
を共に使用することで、高い信頼性を維持しながら事故判断の時間を短縮する方法を提案する。
事故電流の瞬時値であるi(t)に対する基準値は、正常電流である場合に比べてやや高い値に設定して、事故条件を満たすのに必要な時間を減らし、1階微分値である
に対する基準値は通常の高い値を指定することで、信頼性を満たすことができる。すなわち、図4及び図5に示すように、事故が発生する瞬間に事故電流の瞬時値i(t)よりも高い値を示す1階微分値
の特性を用いて高い信頼度及び速い判断時間を確保することができる。
1階微分値
のみによって事故を判断する場合に、瞬間サージ(surge)による誤動作が起きることがあるので、下記のように、1階微分値
に論理積(AND)条件を適用し、誤動作の可能性を排除しなければならない。
があらかじめ設定された第2基準値以上であると、事故が発生したと判断する。
を論理積(AND)条件として事故を判断する方法によっても、十分に速い事故判断時間を持つことができるが、正常電流と事故電流との大きさ比が大きくないとともに、非対称事故電流が流れる場合には、事故電流の瞬時値i(t)及び1階微分値
の論理積(AND)条件だけでは、1〜2ms程度の高速で事故を判断できない状況が発生することもある。
このような場合において事故判断が遅くなる問題点を解決するために、本発明では、事故電流の瞬時値i(t)及び1階微分値
に加えて、下記のように2階微分値
を論理積(AND)条件として事故を判断する方法を提案する。
があらかじめ設定された第2基準値以上であると、事故が発生したと判断する。または、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された第1基準値以上であり、かつ、2階微分値
があらかじめ設定された第3基準値以上であると、事故が発生したと判断する。
2階微分値
は、図6及び図7に示す形態のように、非対称成分が多く、正常電流と事故電流との比率が大きくない場合に、事故判断を速くさせることができる。
光信号を活用する場合に、下記のように事故の発生を判断することができる。
があらかじめ設定された第2基準値以上であると、事故が発生したと判断する。また、(e)の場合、光信号の瞬時値L(t)が第4基準値以上であり、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された第1基準値以上であり、1階微分値
があらかじめ設定された第2基準値以上であると、事故が発生したと判断する。または、(e)の場合、光信号の瞬時値L(t)が第4基準値以上であり、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された第1基準値以上であり、2階微分値
があらかじめ設定された第3基準値以上であると、事故が発生したと判断する。
増幅器812は、電流トランス800の検出電圧を増幅する。
第1比較器814は、増幅器812の出力電圧があらかじめ設定された第1基準電圧以上であるか否か判断する。
第1微分器816は、増幅器812の出力電圧を1階微分する。
第2比較器818は、第1微分器816の出力電圧が、あらかじめ設定された第2基準電圧以上であるか否か判断する。
第2微分器820は、第1微分器816の出力信号を再び微分して2階微分した信号を生成する。
第3比較器822は、第2微分器820の出力電圧が、あらかじめ設定された第3基準電圧以上であるか否か判断する。
符号830は光センサーである。光センサー830は、例えば、特定地点の光を検出する複数個のポイント光センサーを、継電器などをはじめとするアーク事故の発生を検出する複数個の位置に設けて、光を検出することができる。
また、光センサー830は、光ケーブルにおいてジャケット(Jacket)部分を透明な材質で構成したもので、アークの強い光が入射する場合に、入射した光が散乱効果によってコア(Core)に侵入し、両端部で光が検出できるループ光センサーを使用することもできる。
電気信号変換部842は、光センサー830が検出する光信号を電気的な信号、すなわち、光検出電圧に変換する。
増幅器844は、電気信号変換部842が出力する光検出電圧を増幅する。
第4比較器846は、増幅器844の出力電圧が、あらかじめ設定された第4基準電圧以上であるか否か判断する。
符号850は事故判断部である。電流判断部850は、例えばマイクロコントローラを主体として構成されていてもよい。事故判断部850は、電流判断部810及び光信号判断部840の出力信号から事故の発生有無を判断し、事故の発生と判断される場合、トリップ信号を発生することで、負荷または電力系統に供給される電力を遮断させる。
そして、同図では、光センサー830及び光信号判断部840をそれぞれ一つずつ備える例を示しているが、光センサー830を複数個のポイント光センサーとする場合には、複数個のポイント光センサーと複数個の光信号判断部840を備える構成にすることもできる。
電流トランス800が検出する電流検出電圧は、電流判断部810の増幅器812に入力されて増幅され、増幅器812で増幅された電流検出電圧は、第1比較器814に入力される。
すると、第1比較器814は、増幅器812から入力された電流検出電圧を、あらかじめ設定された第1基準電圧と比較し、比較結果信号を出力する。すなわち、第1比較器814は、増幅器812の出力電圧が、あらかじめ設定された第1基準電圧以上であるか否か比較し、比較結果信号を出力する。
また、増幅器812の出力電圧は、第1微分器816に入力されて1階微分され、1階微分された電圧は、第2比較器818に入力される。
すると、第2比較器818は、第1微分器816から入力された1階微分電圧を、あらかじめ設定された第2基準電圧と比較し、比較結果信号を出力する。すなわち、第2比較器818は、第1微分器816の1階微分電圧が、あらかじめ設定された第2基準電圧以上であるか否か比較し、比較結果信号を出力する。
また、第1微分器816で微分された1階微分信号は、第2微分器820で再び微分されて2階微分された電圧を生成し、この2階微分電圧は第3比較器822に入力される。
すると、第3比較器822は、第2微分器820から入力された2階微分電圧を、あらかじめ設定された第3基準電圧と比較し、比較結果信号を出力する。すなわち、第3比較器822は、第2微分器820の2階微分電圧が、あらかじめ設定された第3基準電圧以上であるか否か比較し、比較結果信号を出力する。
電気信号変換部842で変換された光検出電圧は、増幅器844に入力されて増幅された後、第4比較器846に入力される。
すると、第4比較器846は、増幅器844から入力される光検出電圧を、あらかじめ設定された第4基準電圧と比較し、比較結果信号を出力する。すなわち、第4比較器846は、増幅器844で増幅した光検出電圧が、あらかじめ設定された第4基準電圧以上であるか否か比較し、比較結果信号を出力する。
すなわち、事故判断部850は、電流トランス800及び電流判断部810のみを備えている場合に、下記の論理式のようにして事故の発生有無を判断する。
があらかじめ設定された基準電圧以上の場合に、事故が発生したと判断し、トリップ信号を発生する。または、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された基準電圧以上であり、2階微分値
の場合に、事故が発生したと判断し、トリップ信号を発生する。
があらかじめ設定された第2基準電圧以上の場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生する。また、光信号の瞬時値L(t)が第4基準電圧以上であり、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、1階微分値
があらかじめ設定された第2基準電圧以上の場合、または、光信号の瞬時値L(t)が第4基準電圧以上であり、事故電流の瞬時値i(t)があらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、2階微分値
があらかじめ設定された第3基準電圧以上の場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生する。
したがって、本発明の権利範囲は、説明された実施例によって定められてはならず、添付した特許請求の範囲及びこの特許請求の範囲と均等なもの等によって定められるべきである。
810 電流判断部
812,844 増幅器
814 第1比較器
816 第1微分器
818 第2比較器
820 第2微分器
822 第3比較器
830 光センサー
840 光信号判断部
842 電気信号変換部
846 第4比較器
850 事故判断部
Claims (15)
- 電力系統に供給する電流を検出して電流検出電圧として出力する電流トランスと、
前記電流検出電圧、前記電流検出電圧を1階微分した電圧、及び前記電流検出電圧を2階微分した電圧をそれぞれ、あらかじめ設定された第1、第2、第3基準電圧と比較する電流判断部と、
前記電流判断部が比較判断した結果によって事故の発生有無を判断し、事故の発生と判断される場合に、トリップ信号を発生する事故判断部と、
を含む、電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記電流判断部は、
前記電流検出電圧を、あらかじめ設定された第1基準電圧と比較する第1比較器と、
前記電流検出電圧を1階微分する第1微分器と、
前記第1微分器の1階微分電圧を、あらかじめ設定された第2基準電圧と比較する第2比較器と、
前記第1微分器の1階微分電圧を微分して2階微分電圧を生成する第2微分器と、
前記第2微分器の2階微分電圧を、あらかじめ設定された第3基準電圧と比較する第3比較器と、
を含んでなることを特徴とする、請求項1に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記事故判断部は、
前記電流検出電圧が、前記あらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、また、前記1階微分電圧が、前記あらかじめ設定された第2基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項1または2に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記事故判断部は、
前記電流検出電圧が、前記あらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、また、前記2階微分電圧が、前記あらかじめ設定された第3基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項1または2に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - アーク事故時に光が発生する部位に設置され、光を検出して光信号を出力する光センサーと、
前記光信号から変換された光検出電圧を、あらかじめ設定された第4基準電圧と比較して前記事故判断部に出力する光信号判断部と、をさらに含み、
前記事故判断部は、
前記電流判断部及び前記光信号判断部の比較判断信号から事故の発生有無を判断し、事故の発生と判断される場合にトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記光センサーは、複数個のポイント光センサーであることを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。
- 前記光センサーは、光ケーブルにおいてジャケット部分を透明な材質で形成したループ光センサーであることを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。
- 前記光信号判断部は、
前記光センサーの光信号を、電気的な信号である光検出電圧に変換する電気信号変換部と、
前記電気信号変換部の出力電圧を、あらかじめ設定された第4基準電圧と比較する第4比較器と、
から構成されることを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記事故判断部は、
前記光センサーの光検出電圧が、あらかじめ設定された第4基準電圧以上であり、前記電流検出電圧が前記あらかじめ設定された第1基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記事故判断部は、
前記光センサーの光検出電圧があらかじめ設定された第4基準電圧以上であり、前記電流検出電圧が前記あらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、前記1階微分電圧があらかじめ設定された第2基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - 前記事故判断部は、
前記光センサーの光検出電圧があらかじめ設定された第4基準電圧以上であり、前記電流検出電圧が前記あらかじめ設定された第1基準電圧以上であり、前記2階微分電圧があらかじめ設定された第3基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項5に記載の電力系統における高速の事故判断装置。 - (a)電力系統に供給する電流によって電流検出電圧を取り込むステップと、
(b)アーク事故時に光が発生する部位に設置される光センサーの光信号を受信し、前記光信号から光検出電圧を生成するステップと、
(c)前記電流検出電圧を微分して1階微分電圧を生成し、前記1階微分電圧を微分して2階微分電圧を生成するステップと、
(d)前記電流検出電圧、前記1階微分電圧、前記2階微分電圧及び前記光検出電圧をそれぞれ、あらかじめ設定された第1基準電圧、第2基準電圧、第3基準電圧及び第4基準電圧と比較するステップと、
(e)前記(d)ステップの比較結果によって、事故発生の有無を判断し、トリップ信号を発生するステップと、
を含む、電力系統における高速の事故判断方法。 - 前記(e)ステップは、
前記電流検出電圧が前記第1基準電圧以上であり、かつ前記1階微分電圧が前記第2基準電圧以上の場合、または、前記電流検出電圧が前記第1基準電圧以上であり、かつ前記2階微分電圧が前記第3基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項12に記載の電力系統における高速の事故判断方法。 - 前記(e)ステップは、
前記光検出電圧が前記第4基準電圧以上であり、前記電流検出電圧が前記第1基準電圧以上であり、前記1階微分電圧が前記第2基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項12に記載の電力系統における高速の事故判断方法。 - 前記(e)ステップは、
前記光検出電圧が前記第4基準電圧以上であり、前記電流検出電圧が前記第1基準電圧以上であり、前記2階微分電圧が前記第3基準電圧以上である場合に、事故が発生したと判断してトリップ信号を発生することを特徴とする、請求項12に記載の電力系統における高速の事故判断方法。
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