JP2012060744A - 発光素子の駆動回路およびそれを用いた発光装置、電子機器 - Google Patents

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義和 佐々木
Jun-Dok Choe
準▲徳▼ 崔
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Abstract

【課題】駆動対象の発光素子の異常状態を検出可能な駆動回路を提供する。
【解決手段】フォトカプラ80は、その入力側に設けられた発光素子82およびその出力側に設けられた受光素子84を有する。入力側の発光素子82は、LEDストリング6に流れる駆動電流の経路上であって、LEDストリング6よりもDC/DCコンバータ側に設けられる。検出回路90は、フォトカプラ80の受光素子84が生成する検出電流IDETにもとづき、LEDストリング6の異常状態を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子の駆動回路に関し、特にその過電流保護に関する。
液晶パネルのバックライトや携帯電話端末の着信表示のための光源、あるいは蛍光灯に変わる照明機器として、発光ダイオード(LED)が利用される。通常、LEDは複数個が直列にスタックされ、LEDストリングが形成される。
LEDストリングの駆動回路の代表的な2つの構成例を説明する。
駆動回路は、LEDストリングに十分な駆動電圧を生成するためのDC/DCコンバータと、LEDストリングの経路上に設けられ、LEDの目標輝度に応じた駆動電流を生成する電流ドライバと、で構成される(構成例1)。
あるいは駆動回路は、LEDストリングの経路上に設けられた電流検出用の抵抗(検出抵抗)に生ずる電圧降下(検出電圧)が、目標輝度に応じた基準電圧と一致するように駆動電圧を調節するDC/DCコンバータで構成される(構成例2)。
何らかの故障によってLEDストリングの経路上のノードが、地絡もしくは天絡(これらをショートという)したとする。この場合、構成例1では、電流ドライバによる電流制御が無効化されるため、LEDストリングに大電流が流れるおそれがある。構成例2では、検出抵抗に生ずる検出電圧が実質的にゼロとなるため、駆動電圧が増大する方向にフィードバックがかかり、やはりLEDストリングに大電流が流れるおそれがある。
特開平11−252910号公報
LEDストリングのショートに起因する過電流を確実に検出するためには、LEDストリングのカソード側ではなく、アノード側に、つまりDC/DCコンバータ側に流れる電流を検出する必要がある。
図1(a)、(b)は、本発明者らが検討したLEDの駆動回路の一部の構成例を示す回路図である。LEDストリング6がショートする様子を破線で示す。
図1(a)、(b)の構成例では、いずれもLEDストリング6のアノード側に検出抵抗R3が設けられる。検出抵抗R3には、ショート状態においてLEDストリング6に流れる過電流に比例した電圧降下ΔVR3が生ずる。
図1(a)の構成例では、コンパレータCMP4によって、検出抵抗R3に生ずる電圧降下ΔVR3をしきい値電圧と比較することにより、LEDストリング6のショート状態を検出することができる。しかしながらLEDストリング6のアノード側には、数百Vもの駆動電圧が印加されるため、図1(a)の駆動回路は、コンパレータCMP4に高耐圧が要求され、標準耐圧(たとえば15V)の回路素子を用いて構成できない。
図1(b)の構成例では、検出抵抗R3の一端の電圧を分圧する抵抗ペアR11、R12と、検出抵抗R3の他端の電圧を分圧する抵抗ペアR21、R22が設けられる。コンパレータCMP4は、抵抗ペアR11、R12、R21、R22によって圧縮された検出電圧ΔVR3’をしきい値電圧と比較する。この構成では、コンパレータCMP4に要求される耐圧は低くなるものの、検出電圧ΔVR3を圧縮するため検出精度が悪化する。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、駆動対象の発光素子の異常状態を検出可能な駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路の駆動回路に関する。駆動回路は、負荷回路の一端に駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、その入力側に設けられた発光素子およびその出力側に設けられた受光素子を有するフォトカプラであって、入力側の発光素子が、負荷回路に流れる駆動電流の経路上であって、負荷回路よりもDC/DCコンバータ側に設けられているフォトカプラと、フォトカプラの受光素子が生成する検出信号にもとづき、負荷回路の異常状態を判定する検出回路と、を備える。
この態様によると、負荷回路の異常状態と正常状態において、フォトカプラの入力側の発光素子に流れる電流のレベルが変化し、それにより検出信号のレベルが変化する。したがって、検出信号にもとづいて負荷回路の異常状態を検出することができる。また数百ボルトの電圧領域に挿入された検出抵抗の電圧降下を検出するためのコンパレータが不要となるため、低耐圧素子を用いて回路を構成できるという利点を享受できる。
ある態様の駆動回路は、フォトカプラの入力側の発光素子と並列に設けられた抵抗をさらに備えてもよい。
この場合、負荷回路に流れる電流が、抵抗とフォトカプラの入力側の発光素子に分流するため、抵抗の抵抗値に応じて、フォトカプラの入力側の発光素子に流れる電流を調節することができる。
駆動回路は、目標輝度に応じたデューティ比を有するバースト調光信号にもとづき、負荷回路に流れる駆動電流をスイッチング可能に構成されてもよい。検出回路は、バースト調光信号が消灯(非発光)期間を指示する間の検出信号にもとづき、異常状態を判定してもよい。
バースト調光を行う場合、負荷回路が正常であれば、消灯期間においてフォトカプラの入力側の発光素子には電流は流れず、もし流れているとすれば、負荷回路が異常であることが強く推定される。そこで、消灯期間の検出信号を参照することにより、異常状態を確実に検出できる。
本発明の別の態様もまた、直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路の駆動回路に関する。この駆動回路は、負荷回路の一端に駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、負荷回路を構成する発光素子からの光を受光可能な位置に配置された受光素子と、受光素子が生成する検出信号にもとづき、負荷回路の異常状態を判定する検出回路と、を備える。
この態様によっても、負荷回路の異常状態と正常状態において、フォトカプラの入力側の発光素子に流れる電流のレベルが変化し、それにより検出信号のレベルが変化する。したがって、検出信号にもとづいて負荷回路の異常状態を検出することができる。また数百ボルトの電圧領域に挿入された検出抵抗の電圧降下を検出するためのコンパレータが不要となるため、低耐圧素子を用いて回路を構成できるという利点を享受できる。
ある態様の駆動回路は、目標輝度に応じたデューティ比を有するバースト調光信号にもとづき、負荷回路に流れる駆動電流をスイッチング可能に構成されてもよい。検出回路は、バースト調光信号が消灯期間を指示する間の検出信号にもとづき、異常状態を判定してもよい。
本発明のさらに別の態様は、発光装置である。この発光装置は、直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路と、負荷回路を駆動する上述のいずれかの態様の駆動回路と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、液晶パネルと、液晶パネルのバックライトとして設けられた上述のいずれかに記載の発光装置と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、発光素子の異常状態を検出できる。
図1(a)、(b)は、本発明者らが検討したLEDの駆動回路の一部の構成例を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る駆動回路を備える電子機器の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る駆動回路の構成を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係る駆動回路4を備える電子機器2の構成を示す回路図である。電子機器2は、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの電池駆動型の機器であり、発光装置3とLCD(Liquid Crystal Display)パネル5を備える。発光装置3はLCDパネル5のバックライトとして設けられる。発光装置3は、発光素子であるLEDストリング6と、その駆動回路4を備える。
LEDストリング6は、直列に接続された複数の発光素子、具体的には複数のLEDを含む。駆動回路4は、昇圧型のDC/DCコンバータ(10、102)を含み、入力端子P1に入力された入力電圧(たとえば電池電圧)Vinを昇圧して、出力端子P2から出力電圧(駆動電圧)Voutを出力する。LEDストリング6の一端(アノード)は、出力端子P2に接続される。
駆動回路4は、主としてコントローラ10、出力回路102、誤差増幅器EA1、フォトカプラ80、検出回路90を備える。
コントローラ10、出力回路102、誤差増幅器EA1は、DC/DCコンバータを構成する。出力回路102は、インダクタL1、整流ダイオードD1、スイッチングトランジスタM1、出力キャパシタC1を含む。出力回路102のトポロジーは一般的であるため、説明を省略する。コントローラ10、誤差増幅器EA1、検出回路90は、制御IC100として一体に集積化される。
制御IC100のスイッチング端子P4は、スイッチングトランジスタM1のゲートと接続される。制御IC100は、LEDストリング6の点灯に必要な出力電圧Voutが得られ、かつLEDストリング6に目標輝度に応じた駆動電流が流れるように、フィードバックによりスイッチングトランジスタM1のオン、オフのデューティ比を調節する。なおスイッチングトランジスタM1は制御IC100に内蔵されてもよい。
第1検出抵抗R1は、LEDストリング6の経路上、具体的にはLEDストリング6のカソードと接地端子の間に設けられる。誤差増幅器EA1は、第1検出抵抗R1に生ずる電圧降下VR1と制御電圧VDIMの誤差を増幅し、誤差電圧VFBを生成する。
コントローラ10は、パルス幅変調器あるいはパルス周波数変調器などのパルス変調器を含み、誤差電圧VFBに応じてデューティ比が調節されるスイッチング信号G1を生成し、スイッチングトランジスタM1を駆動する。
以上の構成により、LEDストリング6に流れる駆動電流IDRVは、目標値VDIM/R1に安定化され、制御電圧VDIMに応じて駆動電流IDRV、すなわち輝度を制御させることが可能となる(アナログ調光)。
駆動回路4は、アナログ調光機能に加えてバースト調光機能を備え、LEDストリング6の駆動電流をバースト制御可能となっている。コントローラ10は、バースト調光による目標輝度に応じたデューティ比を有するバースト制御パルスG2を生成し、LEDストリング6の経路上に設けられたバースト調光用スイッチM3を駆動する。バースト調光用スイッチM3は、バースト制御パルスG2がハイレベルのときオンし、LEDストリング6が点灯状態となる。バースト制御パルスG2がローレベルのときバースト調光用スイッチM3がオフし、LEDストリング6は消灯状態となる。なおコントローラ10の構成は特に限定されず、公知の技術を利用すればよい。
続いて、LEDストリング6の天絡、地絡などに起因する異常状態の検出について説明する。
フォトカプラ80は、入力側に設けられた発光素子82と、出力側に設けられた受光素子84を備える。発光素子82はたとえばLEDであり、受光素子84は、図示のようにフォトトランジスタであってもよいし、フォトダイオードであってもよい。フォトカプラ80は、ひとつのパッケージとして構成されてもよいし、発光素子82と受光素子84が別々の素子として設けられてもよい。
受光素子84は、LEDストリング6に流れる駆動電流の経路上であって、LEDストリング6よりもDC/DCコンバータ側に設けられている。好ましくは、受光素子84は、出力キャパシタC1とLEDストリング6のアノードの間に設けられる。受光素子84を、出力キャパシタC1よりも整流ダイオードD1側に設けると、受光素子84に流れる電流が脈流するが、出力キャパシタC1よりもLEDストリング6側に設けることにより、脈流のない平滑化された電流を検出できる。
フォトカプラ80の受光素子84には、発光素子82に流れる電流に応じた検出電流IDETが流れる。検出回路90は、検出電流IDETにもとづき、LEDストリング6の異常状態を判定する。
検出回路90は、たとえば抵抗R4、R5、インバータ92、94、ANDゲート96を含む。抵抗R4は、受光素子84であるフォトトランジスタのエミッタと接地端子の間に設けられる。抵抗R5は、フォトトランジスタのコレクタと電源端子(Vdd)の間に設けられる。発光素子84の一端(コレクタ)には、検出電流IDETに応じた検出電圧VDETが発生する。
DET=Vdd−R5×IDET
検出回路90は、検出電圧VDETを、ハイレベルまたはローレベルの2値の異常検出信号S5に変換して出力する。具体的には、検出電圧VDETがインバータ92のしきい値電圧より高いとき、異常検出信号S5はネゲート(ローレベル)され、検出電圧VDETがしきい値電圧より低くなると、異常検出信号S5はアサート(ハイレベル)される。インバータ92に代えて、コンパレータを設けてもよい。
以上が駆動回路4の基本的な構成である。続いてその動作を説明する。
LEDストリング6が正常の場合、発光素子82には、LEDストリング6に流れる駆動電流IDRVに応じた電流が流れる。このとき、発光素子82の発光輝度は比較的低いため、検出電流IDETはほとんど流れず、検出電圧VDETはほぼ電源電圧Vdd付近となり、異常検出信号S5はローレベルとなる。
図2に破線7で示すように、LEDストリング6の一部が、予期せぬノードたとえば接地端子にショートする。この場合、第1検出抵抗R1の電圧降下VR1にもとづくアナログ調光が利かなくなるため、発光素子82に通常状態よりも大きな電流が流れ、発光素子82の発光輝度が増大する。その結果、検出電流IDETが増加して検出電圧VDETが低下し、異常検出信号S5がアサート(ハイレベル)される。異常検出信号S5がアサートされると、コントローラ10はスイッチング信号G1をローレベルに固定し、DC/DCコンバータのスイッチング動作を停止する。
このように、図2の駆動回路4によれば、LEDストリング6の異常状態を検出することができる。駆動回路4の構成に着目すると、検出回路90は接地電圧0V〜電源電圧Vddの範囲で動作するため、高耐圧素子で構成する必要がないという利点がある。またフォトカプラ80も、入力側の発光素子82は、数百Vの高電圧領域に配置されるが、発光素子82に印加される電位差はそれほど大きくないため、フォトカプラ80にも高耐圧は必要とされない。
さらに、図2の駆動回路4は、コンパレータを用いる場合よりも回路構成を簡素化することができるという利点もある。
検出回路90は、異常検出信号S5をそのまま出力してもよいが、異常状態の検出精度を高めるために、インバータ94およびANDゲート96を設けてもよい。インバータ84は、バースト制御パルスG2を反転し、マスク信号S6を生成する。
ANDゲート96は、異常検出信号S5とマスク信号S6の論理積を生成し、異常検出信号S7を出力する。バースト調光を行う場合、LEDストリング6が正常であれば、LEDストリング6の消灯期間つまりバースト制御パルスG2がローレベルの期間において、発光素子82には電流が流れない。逆を言えば、LEDストリング6の消灯期間において、発光素子82に電流が流れていれば、それは故障であることが強く推定される。
そこで、ANDゲート96を設けることにより、LEDストリング6の消灯期間を、LEDストリング6の異常状態の検出期間として利用することができ、異常状態の検出精度を高めることができる。
図2の駆動回路4において、フォトカプラ80の入力側の発光素子82と並列に、抵抗R6を設けてもよい。この場合、LEDストリング6に流れる電流が、抵抗R6とフォトカプラ80の入力側の発光素子82に分流するため、抵抗R6の抵抗値に応じて、フォトカプラ80の入力側の発光素子82に流れる電流を調節することができる。これにより、発光素子82に流れる電流を、その定格電流の範囲に収めることができ、あるいは、異常状態と正常状態のしきい値を調節できるという効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態に係る駆動回路4aの構成を示す回路図である。図3の駆動回路4aは、図2のフォトカプラ80に代えて、受光素子86を備える。受光素子86は、LEDストリング6を構成するLEDの少なくともひとつ6からの光を受光可能な位置に配置される。その他の構成は、図2と同様である。
ANDゲート96を設けない場合、検出回路90は、正常状態においてLED6が最大輝度で発光した場合に、異常検出信号S5がアサートされないように構成される。具体的には、LED6が最大輝度で発光したときに、検出電圧VDETがインバータ92のしきい値電圧を下回らないように、抵抗R5の抵抗値、インバータ92のしきい値電圧、受光素子86の配置箇所が設計される。
以上が駆動回路4aの構成である。
LEDストリング6が正常の場合、LEDストリング6を構成するLED6は、駆動電流IDRVに応じた輝度で発光する。このとき、上述のようにLED6が最大輝度で発光した場合であっても、異常検出信号S5はアサートされない。
図3に破線9で示すように、LEDストリング6の一部が、予期せぬノードたとえば接地端子にショートする。この場合、LED6に通常状態よりも大きな電流が流れ、その発光輝度が増大する。その結果、検出電流IDETが増加して検出電圧VDETが低下し、異常検出信号S5がアサート(ハイレベル)される。異常検出信号S5がアサートされると、コントローラ10はスイッチング信号G1をローレベルに固定し、DC/DCコンバータのスイッチング動作を停止する。
このように図3の駆動回路4aによれば、LEDストリング6の異常状態を検出することができる。駆動回路4aの構成に着目すると、図2と同様であるため、検出回路90は接地電圧0V〜電源電圧Vddの範囲で動作するため、高耐圧素子で構成する必要がないという利点がある。
さらに図3の駆動回路4aは、コンパレータを用いる場合よりも回路構成を簡素化することができるという利点もある。
検出回路90は、異常検出信号S5をそのまま出力してもよいが、異常状態の検出精度を高めるために、インバータ94およびANDゲート96を設けることが望ましい。インバータ84は、バースト制御パルスG2を反転し、マスク信号S6を生成する。
ANDゲート96を設けることの利点は、第2の実施の形態において、第1の実施の形態よりも顕著である。ANDゲート96を設けない場合、上述のように、検出回路90を、正常状態においてLED6が最大輝度で発光したときに異常検出信号S5がアサートされないように注意深く設計する必要がある。これに対してANDゲート96を設ける場合、消灯期間におけるLED6の発光の有無を検出できればよいため、検出回路90の設計を容易化できる。
第2の実施の形態において、駆動回路4aは、受光素子86に対して光を照射するLEDよりも低電位側で生ずるショートを検出することができるが、高電位側で生ずるショートを検出できない。したがって受光素子86は、LEDストリング6を構成するLEDのうち、最もアノード側のLED6からの光を受光可能な位置に配置することが望ましい。
ただし第2の実施の形態に係る駆動回路4aでは、LED6のアノードがショートした場合、その故障を検出できない場合がある。なぜなら、異常状態であってもLED6に電流が流れず、発光しない場合もあるからである。これに対して第1の実施の形態に係る駆動回路4は、LED6のアノードのショートも検出することができるという利点がある。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセス、それらの組み合わせには、さまざまな変形例が存在しうる。以下、こうした変形例について説明する。
実施の形態では、LEDストリング6の経路上に設けられた第1検出抵抗R1の電圧降下VR1を目標値VDIMと一致させることにより、駆動電流を安定化させる構成を説明したが、本発明はそれに限定されない。たとえばLEDストリング6の経路上に、安定した駆動電流を生成する定電流源(電流ドライバ)を設けてもよい。
実施の形態ではインダクタを用いた非絶縁型のスイッチング電源を説明したが、本発明はトランスを用いた絶縁型のスイッチング電源にも適用可能である。
実施の形態では、発光装置3のアプリケーションとして電子機器を説明したが、用途は特に限定されず、照明などにも利用できる。
また、本実施の形態において、ハイレベル、ローレベルの論理信号の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
2…電子機器、3…発光装置、4…駆動回路、5…LCDパネル、6…LEDストリング、10…コントローラ、C2…キャパシタ、80…フォトカプラ、82…発光素子、84,86…受光素子、90…検出回路、92,94…インバータ、96…ANDゲート、S5…異常検出信号、100…制御IC、102…出力回路、EA1…誤差増幅器、DR1…第1ドライバ、CMP1…第1コンパレータ、CMP2…第2コンパレータ、CMP3…第3コンパレータ、R1…第1検出抵抗、R2…第2検出抵抗、L1…インダクタ、C1…出力キャパシタ、D1…整流ダイオード、M1…スイッチングトランジスタ、M3…バースト調光用スイッチ、G1…スイッチング信号、G2…バースト制御パルス。

Claims (7)

  1. 直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路の駆動回路であって、
    前記負荷回路の一端に駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、
    その入力側に設けられた発光素子およびその出力側に設けられた受光素子を有するフォトカプラであって、前記入力側の前記発光素子が、前記負荷回路に流れる駆動電流の経路上であって、前記負荷回路よりも前記DC/DCコンバータ側に設けられているフォトカプラと、
    前記フォトカプラの前記受光素子が生成する検出信号にもとづき、前記負荷回路の異常状態を判定する検出回路と、
    を備えることを特徴とする駆動回路。
  2. 前記フォトカプラの前記入力側の発光素子と並列に設けられた抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記駆動回路は、目標輝度に応じたデューティ比を有するバースト調光信号にもとづき、前記負荷回路に流れる駆動電流をスイッチング可能に構成され、
    前記検出回路は、前記バースト調光信号が消灯期間を指示する間の前記検出信号にもとづき、異常状態を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路の駆動回路であって、
    前記負荷回路の一端に駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、
    前記負荷回路を構成する前記発光素子からの光を受光可能な位置に配置された受光素子と、
    前記受光素子が生成する検出信号にもとづき、前記負荷回路の異常状態を判定する検出回路と、
    を備えることを特徴とする駆動回路。
  5. 前記駆動回路は、目標輝度に応じたデューティ比を有するバースト調光信号にもとづき、前記負荷回路に流れる駆動電流をスイッチング可能に構成され、
    前記検出回路は、前記バースト調光信号が消灯期間を指示する間の前記検出信号にもとづき、異常状態を判定することを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  6. 直列に接続された複数の発光素子を含む負荷回路と、
    前記負荷回路を駆動する請求項1から5のいずれかに記載の駆動回路と、
    を備えることを特徴とする発光装置。
  7. 液晶パネルと、
    前記液晶パネルのバックライトとして設けられた請求項6に記載の発光装置と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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