JP2012059993A - レーザ装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却機構の異常が発生した際に、レーザ発振部が故障することを可及的に抑えることができ、且つ、仮に前記レーザ発振部内で漏水が発生した場合であっても該漏水を可及的に抑えることができるレーザ装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】レーザ装置10Aは、レーザ光を発振するレーザ発振部18と、レーザ発振部18を冷却する冷却機構14を備える。冷却機構14は、レーザ発振部18内に設けられた発振部冷却流路42と、発振部冷却流路42に冷却水を導く冷却水供給流路38と、発振部冷却流路42から導かれた前記冷却水が流通する冷却水排出流路40を有しており、冷却水供給流路38には、開閉弁46が設けられる。そして、冷却水供給流路38の圧力を圧力検出部48にて検出し、検出された圧力が所定範囲外にあると圧力判定部62にて判定された場合に、開閉弁46を閉じ、且つ、レーザ光の発振を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を発振するレーザ発振部を冷却水で冷却するレーザ装置及びその制御方法に関する。
従来から、レーザ光を安定して発振させるために、レーザ発振器及びレンズ等の光学系(レーザ発振部)を冷却水で冷却するレーザ装置が広汎に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この種のレーザ装置として、冷却水を定温に保持するチラー内に冷却水タンクを設け、該冷却水タンク内の冷却水を、圧送ポンプの作用下に、供給用配管、レーザ発振部、及び、戻り用配管に流通させることにより、該レーザ発振部を冷却する技術的思想が提案されている(特許文献2参照)。
特開平10−94887号公報 特開平11−63765号公報
ところで、上述した特許文献2に係る発明において、例えば、冷却水の電気伝導率が過度に高くなる(冷却水の純度が過度に低くなる)ことによって生じる配管等の詰まり若しくは腐食、圧送ポンプの動作異常、チラーの動作異常、又は、漏水等(以下、これらを冷却機構の異常と称することがある。)が発生すると、レーザ発振部に導かれる冷却水の流量、圧力、温度等が変化する。
そして、例えば、前記レーザ発振部内の冷却水の圧力が過度に高く(高圧に)なった場合や、前記レーザ発振部内の冷却水の流量不足や該冷却水の温度上昇によって前記レーザ発振部の温度が過度に高く(高温に)なった場合には、該レーザ発振部が故障することがある。
また、冷却機構の異常等に起因して冷却水の圧力が高圧になる等してレーザ発振部内で漏水が発生した場合、従来装置では、レーザ装置から冷却機構を制御する手段が無いため、冷却機構の圧送ポンプを止めることができず、漏水が止まらないといったおそれがあった。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、冷却機構の異常が発生した際に、レーザ発振部が故障することを可及的に抑えることができ、且つ、仮に前記レーザ発振部内で漏水が発生した場合であっても該漏水を可及的に抑えることができるレーザ装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係るレーザ装置は、レーザ光を発振するレーザ発振部内に設けられた発振部冷却流路と、前記発振部冷却流路に冷却水を導く冷却水供給流路と、前記発振部冷却流路から導かれた前記冷却水が流通する冷却水排出流路と、を有する冷却機構が設けられたレーザ装置であって、前記レーザ発振部を駆動制御するレーザ発振制御部と、前記冷却水供給流路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁を開閉制御する開閉弁制御部と、前記冷却機構の異常を検知する異常検知手段と、を備え、前記異常検知手段によって前記冷却機構の異常が検知された場合に、前記レーザ発振制御部は、前記レーザ光の発振を停止し、且つ、前記開閉弁制御部は、前記開閉弁を閉じることを特徴とする。
本願発明において、レーザ発振部とは、レーザ光を発振する発振器、当該発振器を駆動するための電源、発振されたレーザ光を導光するための光学系等を含むものである。
本発明に係るレーザ装置によれば、異常検知手段にて冷却機構の異常が検知された場合に開閉弁を閉じるので、発振部冷却流路への冷却水の供給を停止させることができる。これにより、電気伝導率が過度に高くなった冷却水が発振部冷却流路内に流通すること、及び、前記発振部冷却流路の冷却水が高圧又は高温になることを抑えることができる。よって、前記冷却機構の異常が発生した際に、レーザ発振部が故障することを可及的に抑えることができる。なお、前記場合にレーザ光の発振を停止するので、前記開閉弁を閉じた後にレーザ発振部の温度が上昇することはない。また、仮に、前記冷却機構の異常に起因して前記発振部冷却流路から漏水した場合であっても、該漏水を可及的に抑えることができる。
[2] 本発明において、前記異常検知手段は、前記冷却水の流量を検出する流量検出部と、前記流量検出部にて検出された前記冷却水の流量が所定範囲にあるか否かを判定する流量判定部と、を有することを特徴とする。
これにより、流量検出部にて検出された冷却水の流量が所定範囲にあるか否かを流量判定部にて判定するので、例えば、発振部冷却流路、冷却水供給流路、及び、冷却水排出流路等の詰まりや漏水等を容易に検知することができる。なお、冷却機構が前記発振部冷却流路に冷却水を導くためのポンプ手段等を有している場合には、該ポンプ手段等の動作異常も容易に検知することができる。
[3] 本発明において、前記異常検知手段は、前記冷却水の圧力を検出する圧力検出部と、前記圧力検出部にて検出された前記冷却水の圧力が所定範囲にあるか否かを判定する圧力判定部と、を有することを特徴とする。
これにより、圧力検出部にて検出された冷却水の圧力が所定範囲にあるか否かを圧力判定部にて判定するので、例えば、発振部冷却流路、冷却水供給流路、及び、冷却水排出流路等の詰まりや漏水等を容易に検知することができる。なお、冷却機構が前記発振部冷却流路に冷却水を導くためのポンプ手段等を有している場合には、該ポンプ手段等の動作異常も容易に検知することができる。
[4] 本発明において、前記異常検知手段は、前記冷却水の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部にて検出された前記冷却水の温度が所定範囲にあるか否かを判定する温度判定部と、を有することを特徴とする。
例えば、発振部冷却流路、冷却水供給流路、及び、冷却水排出流路等の詰まりや漏水等が発生すると、発振部冷却流路内の冷却水の流量が低下して、該冷却水の温度が上昇することがある。そのため、温度検出部にて検出された冷却水の温度が所定範囲にあるか否かを温度判定部にて判定することにより、発振部冷却流路、冷却水供給流路、及び、冷却水排出流路等の詰まりや漏水等を容易に検知することができる。なお、冷却機構が冷却水の温度を冷却する(定温にする)熱交換器等を有している場合には、該熱交換器等の動作異常も容易に検知することができる。
[5] 本発明において、前記異常検知手段は、前記冷却水の電気導電率を検出する電気伝導率検出部と、前記電気伝導率検出部にて検出された前記冷却水の電気伝導率が所定値よりも小さいか否かを判定する電気伝導率判定部と、を有することを特徴とする。
これにより、電気伝導率検出部にて検出された冷却水の電気伝導率が所定値よりも小さいか否かを電気伝導率判定部にて判定するので、発振部冷却流路、冷却水供給流路、及び、冷却水排出流路等に詰まりや腐食が発生するおそれのある状態であることを容易に検知することができる。
[6] 本発明において、前記冷却水供給流路のうち前記開閉弁よりも上流と前記冷却水排出流路とを結ぶバイパス流路と、前記バイパス流路を開閉するバイパス弁と、をさらに備えることを特徴とする。
開閉弁を閉じると、冷却水供給流路のうち前記開閉弁よりも上流(供給流路上流部)の冷却水の圧力が上昇するので、該供給流路上流部から漏水することがある。しかしながら、本発明によれば、前記供給流路上流部と冷却水排出流路とを結ぶバイパス流路にバイパス弁を備えているので、該バイパス弁を開けることで、前記供給流路上流部の冷却水を前記冷却水排出流路に導くことができる。これにより、前記供給流路上流部からの漏水を好適に抑えることができる。
[7] 本発明において、前記冷却水排出流路のうち前記バイパス流路との接続部よりも上流には、前記バイパス弁が開いた状態で、前記発振部冷却流路に向かう方向の前記冷却水の流通を阻止する弁手段が設けられていることを特徴とする。
これにより、バイパス流路から冷却水排出流路に導かれた冷却水の発振部冷却流路内への流入を阻止することができるので、該レーザ発振部が故障することを防止することができる。
[8] 本発明において、前記冷却機構は、前記レーザ装置とは別体に構成され、且つ、前記冷却水供給流路に前記冷却水を供給可能な供給手段を有することを特徴とする。
これにより、レーザ装置の製造時において、供給手段を該レーザ装置に備える必要がないので、前記レーザ装置の小型化、部品点数の削減、及び、低コスト化の実現といった効果を得ることができる。また、ユーザは、例えば、汎用の供給手段を任意に選択することもできる。さらに、例えば、前記供給手段が故障した場合には、該供給手段のみを容易に取り替えることができる。
[9] 本発明において、前記冷却機構は、前記レーザ装置に一体に設けられ、且つ、前記冷却水供給流路に前記冷却水を供給可能な供給手段を有することを特徴とする。
これにより、ユーザが供給手段をレーザ装置に取り付ける必要がないので、前記供給手段と前記レーザ装置との接続部に不具合(例えば、漏水等)が起こるようなことはない。また、前記レーザ装置にて前記供給手段を自動的に制御することができる。
[10] 本発明において、前記供給手段は、前記冷却水排出流路の冷却水を冷却する熱交換器と、前記熱交換器にて冷却された冷却水を貯留する貯留部と、前記貯留部内の冷却水を前記冷却水供給流路に導くためのポンプ手段と、を有することを特徴とする。これにより、レーザ発振部を効率的に冷却することができる。
[11] 第2の本発明に係るレーザ装置の制御方法は、レーザ光を発振するレーザ発振部内に設けられた発振部冷却流路と、前記発振部冷却流路に冷却水を導く冷却水供給流路と、前記発振部冷却流路から導かれた前記冷却水が流通する冷却水排出流路と、を有する冷却機構が設けられたレーザ装置の制御方法であって、前記冷却機構の異常を検知する異常検知工程と、前記異常検知工程によって前記冷却機構の異常が検知された場合に、前記冷却水供給流路に設けられた開閉弁を閉じ、且つ、前記レーザ光の発振を停止する工程と、を行うことを特徴とする。
本発明に係るレーザ装置の制御方法によれば、異常検知工程で冷却水の異常が検知された場合に開閉弁を閉じ、且つ、レーザ光の発振を停止するので、レーザ発振部の故障を可及的に抑えることができ、仮にレーザ発振部内で漏水が発生した場合であっても該漏水を可及的に抑えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、異常検知手段にて冷却機構の異常が検知された場合に開閉弁を閉じるので、前記冷却機構の異常が発生した際に、レーザ発振部が故障することを可及的に抑えることができる。なお、前記場合にレーザ光の発振を停止するので、前記開閉弁を閉じた後にレーザ発振部の温度が上昇することはない。また、前記冷却機構の異常に起因して前記発振部冷却流路から漏水した場合であっても、該漏水を可及的に抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係るレーザ装置のブロック図である。 前記レーザ装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るレーザ装置のブロック図である。
以下、本発明に係るレーザ装置及びその制御方法について好適な実施形態を例示し、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態に係るレーザ装置10A及びその制御方法について図1及び図2を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態に係るレーザ装置10Aは、例えば、図示しないワークの加工(溶接、マーキング等を含む)に用いられるものであり、レーザ光を出力するレーザ装置本体12と、前記レーザ装置本体12に設けられた冷却機構14と、前記レーザ装置本体12を制御するコントローラ16を備える。
レーザ装置本体12は、レーザ光を発振し、且つ、図示しないレンズ等の光学系を含むレーザ発振部18と、前記レーザ発振部18を収容する筐体20を有する。
冷却機構14は、冷却水供給部(供給手段)22と、前記冷却水供給部22の冷却水が導かれる第1外部配管24aと、筐体20内に設けられて前記第1外部配管24aから導かれた冷却水が流通する内部冷却流路26と、前記内部冷却流路26から導かれた冷却水を前記冷却水供給部22に導く第2外部配管24bを有する。
冷却水供給部22は、汎用品であって、冷却水を貯留する冷却水タンク(貯留部)28と、前記冷却水タンク28内の冷却水を前記第1外部配管24aに導くための第1流路30aと、前記第1流路30aに設けられて前記冷却水タンク28内の冷却水を内部冷却流路26に圧送する圧送ポンプ(ポンプ手段)32と、前記第2外部配管24b内の冷却水を前記冷却水タンク28に導くための第2流路30bと、前記第2流路30bに設けられて前記内部冷却流路26を流通した冷却水を冷却する(定温にする)熱交換器34を含む。
第1外部配管24aは、第1流路30aと一体的に形成され、且つ、筐体20に設けられた第1連結管36aに対して連結可能(着脱自在)に構成されている。第2外部配管24bは、第2流路30bと一体的に形成され、且つ、筐体20に設けられた第2連結管36bに対して連結可能(着脱自在)に構成されている。つまり、冷却水供給部22、第1外部配管24a、及び、第2外部配管24bは、レーザ装置本体12(レーザ装置10A)に対して別体に構成されている。
これにより、レーザ装置10Aの製造時において、レーザ装置10Aに冷却水供給部22等を備える必要がないので、レーザ装置10Aの小型化、部品点数の削減、及び、低コスト化の実現といった効果を得ることができる。また、ユーザは、例えば、冷却水供給部22を任意に選択することもできる。さらに、例えば、圧送ポンプ32や熱交換器34等が故障した場合には、冷却水供給部22のみを容易に取り替えることができる。
内部冷却流路26は、第1連結管36aと一体的に形成された冷却水供給流路38と、第2連結管36bと一体的に形成された冷却水排出流路40と、レーザ発振部18内に設けられ、且つ、前記冷却水供給流路38及び前記冷却水排出流路40を結ぶ発振部冷却流路42と、レーザ発振部18の外側に設けられて前記冷却水供給流路38及び前記冷却水排出流路40を結ぶバイパス流路44とを含む。
冷却水供給流路38のうちバイパス流路44との接続部よりも下流には、冷却水供給流路38を開閉する開閉弁46が設けられている。開閉弁46としては、例えば、電磁弁が用いられる。
冷却水供給流路38のうちバイパス流路44との接続部よりも上流(以下、供給流路上流部39と称することがある。)には、供給流路上流部39内の冷却水の圧力に対応した信号を出力する圧力検出部48と、該冷却水の温度に対応した信号を出力する温度検出部50と、冷却水の電気伝導率に対応した信号を出力する電気伝導率検出部52とが設けられている。
冷却水排出流路40のうちバイパス流路44との接続部よりも上流には、冷却水排出流路40の下流に向かう方向の冷却水の流通を許可し、発振部冷却流路42に向かう方向の冷却水の流通を阻止する弁部材(弁手段)54が設けられている。弁部材54としては、例えば、逆止弁が用いられる。
冷却水排出流路40のうち弁部材54よりも上流(以下、排出流路上流部41と称することがある。)には、排出流路上流部41内の冷却水の流量に対応した信号を出力する流量検出部56が設けられている。
バイパス流路44には、該バイパス流路44を開閉するバイパス弁58が設けられている。バイパス弁58は、所謂リリーフ弁として構成されており、供給流路上流部39内の冷却水の圧力が所定圧以下の場合にバイパス流路44を閉じ、該冷却水の圧力が前記所定圧を超えた場合にバイパス流路44を開くように構成されている。なお、前記所定圧は、例えば、冷却対象であるレーザ発振部18が冷却不足にならない下限の圧力に設定される。
以上のように構成された冷却機構14では、第1流路30a、第1外部配管24a、内部冷却流路26、第2外部配管24b、及び、第2流路30bによって冷却水流路Cが形成されることとなる。
コントローラ16は、記憶部60、圧力判定部62、流量判定部64、温度判定部66、電気伝導率判定部68、レーザ発振制御部70、及び、開閉弁制御部72を有する。
記憶部60には、圧力判定データ、流量判定データ、温度判定データ、及び、電気伝導率判定データσ0等の情報が記憶されている。
圧力判定データは、圧力下限値P1及び圧力上限値P2を有している。圧力下限値P1は、例えば、レーザ発振部18が冷却不足となるような供給流路上流部39内の冷却水の圧力よりも幾らか高い圧力値に設定され、圧力上限値P2は、例えば、レーザ発振部18が故障するような供給流路上流部39内の冷却水の圧力よりも幾らか低い圧力値に設定される。
流量判定データは、流量下限値L1及び流量上限値L2を有している。流量下限値L1は、例えば、レーザ発振部18が冷却不足となるような排出流路上流部41内の冷却水の流量よりも幾らか大きい流量値に設定され、流量上限値L2は、例えば、レーザ発振部18が故障するような排出流路上流部41内の冷却水の流量よりも幾らか小さい流量値に設定される。
温度判定データは、温度下限値T1及び温度上限値T2を有している。温度下限値T1は、例えば、レーザ発振部18においてレーザ光が正常に発振しなくなる下限の温度値であり、約20℃に設定される。また、温度上限値T2は、例えば、レーザ光が正常に発振しなくなる上限の温度値であり、約35℃に設定される。
電気伝導率判定データσ0としては、冷却水流路Cに詰まりや腐食が発生するような冷却水の電気伝導率よりも幾らか低い値に設定されている。
圧力判定部62は、圧力検出部48からの出力信号を参照して取得される圧力(検出圧力)Pが圧力下限値P1以上であり且つ圧力上限値P2以下であるか否かを判定する。
流量判定部64は、流量検出部56からの出力信号を参照して取得される流量(検出流量)Lが流量下限値L1以上であり且つ流量上限値L2以下であるか否かを判定する。
温度判定部66は、温度検出部50からの出力信号を参照して取得される温度(検出温度)Tが温度下限値T1以上であり且つ温度上限値T2以下であるか否かを判定する。
電気伝導率判定部68は、電気伝導率検出部52からの出力信号を参照して取得される電気伝導率(検出電気伝導率)σが電気伝導率判定データσ0よりも小さいか否かを判定する。
レーザ発振制御部70は、圧力判定部62、流量判定部64、温度判定部66、電気伝導率判定部68の判定結果に基づいて、レーザ発振部18を駆動制御する。
開閉弁制御部72は、圧力判定部62、流量判定部64、温度判定部66、電気伝導率判定部68の判定結果に基づいて、開閉弁46を開閉制御する。
次に、上述したようにして構成されたレーザ装置10Aの制御方法について図2を参照しながら説明する。
先ず、オペレータ(ユーザ)は、第1外部配管24aを第1連結管36aに装着して第2外部配管24bを第2連結管36bに装着することにより、汎用の冷却水供給部22をレーザ装置本体12に対して取り付ける(ステップS1)。なお、初期状態(圧送ポンプ32を駆動する前の状態)において、開閉弁46は閉じている。
続いて、オペレータは、圧送ポンプ32を駆動する(ステップS2)。これにより、冷却水タンク28内の冷却水が第1流路30a及び第1外部配管24aを流通して供給流路上流部39に導かれる。このとき、開閉弁46は閉じられているので、前記供給流路上流部39内の冷却水の圧力が上昇する。そして、該冷却水の圧力が所定圧を超えると、バイパス弁58が開き、供給流路上流部39内の冷却水が、バイパス流路44、冷却水排出流路40、第2外部配管24b、及び、第2流路30bを流通して再び冷却水タンク28に戻る。
つまり、冷却水タンク28内の冷却水は、圧送ポンプ32の作用下で、第1流路30a、第1外部配管24a、供給流路上流部39、バイパス流路44、冷却水排出流路40、第2外部配管24b、及び、第2流路30b(以下、これらを併せて循環流路Dと称する。)を循環する。
こうすることで、圧送ポンプ32を駆動した際に、仮に冷却水供給部22から過度に高い圧力の冷却水が流れてきても、その冷却水がレーザ発振部18に流れることを防止することができると共に、第1連結管36a及び第1外部配管24aの連結部から漏水することを好適に抑えることができる。
このとき、コントローラ16は、検出圧力P、検出温度T、及び、検出電気伝導率σを取得する(ステップS3)。これら検出値の取得は、圧力検出部48、温度検出部50、及び、電気伝導率検出部52の出力信号を参照すればよい。
その後、コントローラ16は、冷却機構14に異常があるか否かを判定する。具体的には、先ず、圧力判定部62は、検出圧力Pが圧力下限値P1以上であり且つ圧力上限値P2以下であるか否かを判定する(ステップS4)。これにより、圧送ポンプ32の動作異常、バイパス弁58の動作異常、及び、循環流路D内の詰まりや漏水等を検知することができる。
圧送ポンプ32の動作異常、バイパス弁58の動作異常、又は、循環流路D内の詰まりや漏水等が発生すると、供給流路上流部39内の冷却水の圧力が上昇又は低下するからである。
検出圧力Pが圧力下限値P1以上であり且つ圧力上限値P2以下であると圧力判定部62にて判定された場合(ステップS4:YES)、温度判定部66は、検出温度Tが温度下限値T1以上であり且つ温度上限値T2以下であるか否かを判定する(ステップS5)。これにより、熱交換器34の動作異常を検知することができる。
検出温度Tが温度下限値T1以上であり且つ温度上限値T2以下であると温度判定部66にて判定された場合(ステップS5:YES)、電気伝導率判定部68は、検出電気伝導率σが電気伝導率データσ0よりも小さいか否かを判定する(ステップS6)。これにより、冷却水の電気伝導率が上昇(冷却水の純度が低下)して循環流路D内に詰まりや腐食が発生するおそれのある状態であることを検知することができる。
そして、検出電気伝導率σが電気伝導率データσ0よりも小さい場合(ステップS6:YES)、開閉弁制御部72は、開閉弁46を開く(ステップS7)。これにより、循環流路Dを循環していた冷却水が、発振部冷却流路42にも導かれるので、レーザ発振部18が冷却されることとなる。その後、後述するステップS10以降の処理を行う。
一方、ステップS4〜ステップS6において、否定判定(NO)であった場合、コントローラ16は、冷却機構14の異常が検知されたことを図示しない表示部に表示してオペレータに報知する(ステップS8)。なお、オペレータのへの報知手段としては、前記表示部を利用したものに限らず、例えば、報知音(音声)や警告灯等を利用してもよい。次に、前記表示部を視たオペレータは、圧送ポンプ32の駆動を停止する(ステップS9)。この段階で、今回のレーザ装置10Aの制御が終了する。
ステップS7において開閉弁46を開いたとき、コントローラ16は、検出圧力P、検出流量L、検出温度T、及び、検出電気伝導率σを取得する(ステップS10)。なお、検出流量Lは、流量検出部56の出力信号を参照すればよい。
その後、コントローラ16は、冷却機構14に異常があるか否かを再び判定する。具体的には、先ず、圧力判定部62は、検出圧力Pが圧力下限値P1以上であり且つ圧力上限値P2以下であるか否かを判定する(ステップS11)。これにより、圧送ポンプ32の動作異常、バイパス弁58の動作異常、及び、冷却水流路C内の詰まりや漏水等を検知することができる。この理由は、上述したステップS4と同様である。
そして、ステップS11において肯定判定(YES)であった場合、流量判定部64は、検出流量Lが流量下限値L1以上であり且つ流量上限値L2以下であるか否かを判定する(ステップS12)。これにより、圧送ポンプ32の動作異常、及び、冷却水流路C内の詰まりや漏水等を検知することができる。圧送ポンプ32の動作異常、又は、冷却水流路C内の詰まりや漏水等が発生すると、排出流路上流部41内の冷却水の流量が上昇又は低下するからである。
ステップS12において肯定判定であった場合、温度判定部66は、検出温度Tが温度下限値T1以上であり且つ温度上限値T2以下であるか否かを判定する(ステップS13)。これにより、熱交換器34の動作異常を検知することができる。
なお、ステップS13では、圧送ポンプ32の動作異常を検知することも可能である。例えば、圧送ポンプ32の動作異常が発生して発振部冷却流路42内の冷却水の流量が低下すると、レーザ光の発振によって該冷却水が加熱されるからである。
また、ステップS13では、第1流路30a、第1外部配管24a、又は、冷却水供給流路38内の詰まりや、冷却水流路Cからの漏水等も検知することが可能である。例えば、第1流路30a、第1外部配管24a、又は、冷却水供給流路38内に詰まりが発生したり、冷却水流路Cから漏水が発生したりすると、発振部冷却流路42内の冷却水の流量が低下して、レーザ光の発振によって該冷却水が加熱されるからである。
ステップS13において肯定判定(YES)であった場合、電気伝導率判定部68は、検出電気伝導率σが電気伝導率判定データσ0よりも小さいか否かを判定する(ステップS14)。これにより、冷却水の電気伝導率が上昇して冷却水流路C内に詰まりや腐食が発生するおそれのある状態であることを検知することができる。
そして、ステップS14において肯定判定(YES)であった場合、コントローラ16は、レーザ光が発振されているか否かを判定する(ステップS15)。レーザ光が発振されていない場合、レーザ発振制御部70は、レーザ発振部18を制御してレーザ光の発振を開始する(ステップS16)。一方、レーザ光が発振されている状態である場合、コントローラ16は、レーザ加工(レーザマーキング、レーザ溶接)が終了したか否かを判定する(ステップS17)。レーザ加工が終了していない場合には、上述したステップS10以降の処理を行う。
一方、ステップS17において、レーザ加工が終了したと判定された場合には、レーザ発振制御部70は、レーザ発振部18を制御して、レーザ光の発振を停止する(ステップS18)。この段階で、今回のレーザ装置10Aの制御を終了する。
ところで、ステップS11〜ステップS14のいずれか1つのステップにおいて、否定判定(NO)であった場合、レーザ発振制御部70は、レーザ発振部18を制御してレーザ光の発振を停止する(ステップS19)と共に、開閉弁制御部72は、開閉弁46を閉じる(ステップS20)。
例えば、冷却水排出流路40内の詰まり、又は、圧送ポンプ32の動作異常等が発生した場合、発振部冷却流路42内の冷却水の圧力が過度に高くなって(高圧になり)、レーザ発振部18が故障することがある。また、冷却水供給流路38内の詰まり、冷却水流路Cからの漏水、又は、熱交換器34の動作異常等が発生した場合、発振部冷却流路42内の冷却水の温度が過度に高くなって(高温になり)、レーザ発振部18が故障することがある。なお、冷却水の電気伝導率が過度に高くなった場合、配管に詰まりや腐食が生じる。
しかしながら、ステップS19では、前記のような冷却機構14の異常が検知された場合に、開閉弁46を閉じるので、発振部冷却流路42への冷却水の供給が停止される。これにより、電気伝導率が過度に高くなった冷却水が発振部冷却流路42内に流通すること、及び、前記発振部冷却流路42内の冷却水が高圧又は高温になることを抑えることができる。よって、レーザ発振部18が故障することを可及的に抑えることができる。なお、前記場合にレーザ光の発振を停止するので、開閉弁46を閉じた後にレーザ発振部18の温度が上昇することはない。また、仮に、冷却機構14の異常に起因して発振部冷却流路42から漏水が発生した場合であっても、該漏水を可及的に抑えることができる。
ところで、開閉弁46を閉じると、冷却水流路のうち開閉弁46よりも上流の冷却水の圧力が上昇する。この場合、例えば、第1外部配管24a及び第1連結管36aの連結部から漏水することがある。
しかしながら、供給流路上流部39内の冷却水の圧力が上述した所定圧を超えた時にバイパス弁58が開くので、該冷却水がバイパス流路44を介して冷却水排出流路40に導かれることとなる。つまり、冷却水は循環流路Dを流通することとなる。これにより、第1外部配管24a及び第1連結管36aの連結部からの漏水を好適に防止することができる。
このとき、バイパス流路44から冷却水排出流路40に導かれた冷却水は、弁部材54によって発振部冷却流路42に向かう方向の流通が阻止されている(該冷却水が発振部冷却流路42に導かれることがない)ので、レーザ発振部18が故障することはない。
その後、コントローラ16は、冷却機構14の異常が検知されたことをオペレータに報知し(ステップS21)、前記報知を知ったオペレータは、圧送ポンプ32の駆動を停止する(ステップS22)。なお、ステップS21及びステップS22は、上述したステップS8及びステップS9の内容と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。この段階で、今回のレーザ装置10Aの制御を終了する。
本実施形態では、圧力検出部48及び圧力判定部62、流量検出部56及び流量判定部64、温度検出部50及び温度判定部66、電気伝導率検出部52及び電気伝導率判定部68のそれぞれが異常検知手段として機能する。
ところで、冷却水供給部22をレーザ装置10Aとは別体に構成した場合、前記冷却水供給部22とコントローラ16とのインターフェースがないため、例えば、冷却水供給部22の異常を直接検知することが困難である上に、冷却機構14に異常があった場合にコントローラ16の制御によって圧送ポンプ32を停止させることができない。
しかしながら、本実施形態によれば、冷却水の圧力、流量、温度、及び、電気伝導率を利用して冷却機構14の異常を検知しているので、冷却水供給部22をレーザ装置10Aとは別体に構成しても冷却水供給部22側の異常も容易に検知可能となる。さらに、冷却機構14の異常を検知した場合に、開閉弁46を閉じているので、コントローラ16の制御によって圧送ポンプ32を停止できなくても、レーザ発振部18の故障を好適に抑えることができる。
また、冷却水供給部22をレーザ装置10Aとは別体に構成した場合、例えば、ユーザ等は、第1外部配管24aを第1連結管36aに装着して第2外部配管24bを第2連結管36bに装着する必要があるため、第1外部配管24a及び第1連結管36aの連結部と、第2外部配管24b及び第2連結管36bの連結部から漏水するおそれがある。
本実施形態によれば、冷却水供給流路38のうちバイパス流路44との接続部よりも上流に圧力検出部48を設けているので、前記漏水を即座に検出することができる。
本実施形態は、上述した構成及び制御方法に限らず、適宜に変更することが可能である。本実施形態は、冷却水の圧力、流量、温度、及び、電気伝導率のうち少なくともいずれか1つを利用して冷却機構14の異常を検知してもよい。つまり、圧力検出部48及び圧力判定部62、流量検出部56及び流量判定部64、温度検出部50及び温度判定部66、電気伝導率検出部52及び電気伝導率判定部68の少なくともいずれか1つを利用して冷却機構14の異常を検知してもよい。
各種検出部の設置箇所は、適宜変更可能である。要するに、圧力検出部48、流量検出部56、温度検出部50、及び、電気伝導率検出部52の設置箇所は、冷却水供給流路38、発振部冷却流路42、及び、冷却水排出流路40のいずれであってもよい。
但し、温度検出部50の設置箇所は、供給流路上流部39が好ましい。冷却水供給流路38のうちレーザ発振部18の近傍、発振部冷却流路42、及び、冷却水排出流路40に温度検出部50を設置した場合には、レーザ発振部18が発熱するので、熱交換器34の異常を検知し難くなるからである。
バイパス弁58は、電磁弁として構成してもよい。この場合、コントローラ16には、該バイパス弁58を制御する図示しないバイパス弁制御部が設けられる。そして、該バイパス弁制御部は、検出圧力Pが上述した所定圧力を超えた場合に、該バイパス弁58を開く。
また、弁部材54は、電磁弁として構成してもよい。この場合、コントローラ16には、該弁部材を開閉制御する図示しない弁部材制御部が設けられる。そして、該弁部材制御部は、前記開閉弁46が開いた場合に該弁部材54を開く。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るレーザ装置10B及びその制御方法について図3を参照しながら説明する。第2実施形態では、第1実施形態と共通する構成には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態に係るレーザ装置10Bでは、冷却水供給部22がレーザ装置本体12の筐体20内に設けられる。つまり、冷却水供給部22は、レーザ装置10Bに一体に設けられる。
そのため、本実施形態では、第1実施形態の第1外部配管24a、第2外部配管24b、第1連結管36a、及び、第2連結管36bが省略され、冷却水供給流路38に圧送ポンプ32が設けられ、且つ、冷却水排出流路40に熱交換器34が設けられる。また、コントローラ16には、圧送ポンプ32を駆動制御するポンプ制御部74が設けられる。
本実施形態に係るレーザ装置10Bの制御方法では、上述したステップS2において、ポンプ制御部74が圧送ポンプ32を駆動し、上述したステップS9及びステップS22において、ポンプ制御部74が圧送ポンプ32の駆動を停止する。
これにより、冷却機構14に異常があった場合にコントローラ16の自動制御によって圧送ポンプ32を停止させることができる。
本実施形態では、ユーザが冷却水供給部22をレーザ装置10Bに取り付けなくてもよいので、前記第1外部配管24a及び前記第1連結管36aの連結部と、前記第2外部配管24b及び前記第2連結管36bの連結部から漏水が発生することはない。
本発明は上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
10A、10B…レーザ装置 12…レーザ装置本体
14…冷却機構 16…コントローラ
18…レーザ発振部 22…冷却水供給部(供給手段)
28…冷却水タンク 32…圧送ポンプ(ポンプ手段)
34…熱交換器 38…冷却水供給流路
40…冷却水排出流路 42…発振部冷却流路
44…バイパス流路 46…開閉弁
48…圧力検出部 50…温度検出部
52…電気伝導率検出部 54…弁部材
56…流量検出部 58…バイパス弁
60…記憶部 62…圧力判定部
64…流量判定部 66…温度判定部
68…電気伝導率判定部 70…レーザ発振制御部
72…開閉弁制御部

Claims (11)

  1. レーザ光を発振するレーザ発振部内に設けられた発振部冷却流路と、
    前記発振部冷却流路に冷却水を導く冷却水供給流路と、
    前記発振部冷却流路から導かれた前記冷却水が流通する冷却水排出流路と、を有する冷却機構が設けられたレーザ装置であって、
    前記レーザ発振部を駆動制御するレーザ発振制御部と、
    前記冷却水供給流路を開閉する開閉弁と、
    前記開閉弁を開閉制御する開閉弁制御部と、
    前記冷却機構の異常を検知する異常検知手段と、を備え、
    前記異常検知手段によって前記冷却機構の異常が検知された場合に、前記レーザ発振制御部は、前記レーザ光の発振を停止し、且つ、前記開閉弁制御部は、前記開閉弁を閉じることを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項1記載のレーザ装置において、
    前記異常検知手段は、前記冷却水の流量を検出する流量検出部と、
    前記流量検出部にて検出された前記冷却水の流量が所定範囲にあるか否かを判定する流量判定部と、を有することを特徴とするレーザ装置。
  3. 請求項1又は2記載のレーザ装置において、
    前記異常検知手段は、前記冷却水の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記圧力検出部にて検出された前記冷却水の圧力が所定範囲にあるか否かを判定する圧力判定部と、を有することを特徴とするレーザ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ装置において、
    前記異常検知手段は、前記冷却水の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部にて検出された前記冷却水の温度が所定範囲にあるか否かを判定する温度判定部と、を有することを特徴とするレーザ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ装置において、
    前記異常検知手段は、前記冷却水の電気導電率を検出する電気伝導率検出部と、
    前記電気伝導率検出部にて検出された前記冷却水の電気伝導率が所定値よりも小さいか否かを判定する電気伝導率判定部と、を有することを特徴とするレーザ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザ装置において、
    前記冷却水供給流路のうち前記開閉弁よりも上流と前記冷却水排出流路とを結ぶバイパス流路と、
    前記バイパス流路を開閉するバイパス弁と、をさらに備えることを特徴とするレーザ装置。
  7. 請求項6記載のレーザ装置において、
    前記冷却水排出流路のうち前記バイパス流路との接続部よりも上流には、前記バイパス弁が開いた状態で、前記発振部冷却流路に向かう方向の前記冷却水の流通を阻止する弁手段が設けられていることを特徴とするレーザ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のレーザ装置において、
    前記冷却機構は、前記レーザ装置とは別体に構成され、且つ、前記冷却水供給流路に前記冷却水を供給可能な供給手段を備えることを特徴とするレーザ装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のレーザ装置において、
    前記冷却機構は、前記レーザ装置に一体に設けられ、且つ、前記冷却水供給流路に前記冷却水を供給可能な供給手段を有することを特徴とするレーザ装置。
  10. 請求項8又は9記載のレーザ装置において、
    前記供給手段は、前記冷却水排出流路の冷却水を冷却する熱交換器と、
    前記熱交換器にて冷却された冷却水を貯留する貯留部と、
    前記貯留部内の冷却水を前記冷却水供給流路に導くためのポンプ手段と、を有することを特徴とするレーザ装置。
  11. レーザ光を発振するレーザ発振部内に設けられた発振部冷却流路と、
    前記発振部冷却流路に冷却水を導く冷却水供給流路と、
    前記発振部冷却流路から導かれた前記冷却水が流通する冷却水排出流路と、を有する冷却機構が設けられたレーザ装置の制御方法であって、
    前記冷却機構の異常を検知する異常検知工程と、
    前記異常検知工程によって前記冷却機構の異常が検知された場合に、前記冷却水供給流路に設けられた開閉弁を閉じ、且つ、前記レーザ光の発振を停止する工程と、を行うことを特徴とするレーザ装置の制御方法。
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