JP2012059400A - 回転嵌合コネクタ - Google Patents

回転嵌合コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2012059400A
JP2012059400A JP2010198881A JP2010198881A JP2012059400A JP 2012059400 A JP2012059400 A JP 2012059400A JP 2010198881 A JP2010198881 A JP 2010198881A JP 2010198881 A JP2010198881 A JP 2010198881A JP 2012059400 A JP2012059400 A JP 2012059400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
connector housings
housing
pair
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010198881A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Fukase
佳宏 深瀬
Terushi Hara
輝史 原
Toshinori Sakurai
俊典 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2010198881A priority Critical patent/JP2012059400A/ja
Publication of JP2012059400A publication Critical patent/JP2012059400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】構成部品の種類を削減して、コスト低減を図ることができ、また、一対のコネクタハウジングに収容されている接続端子相互を接続させる際の回転操作量を低減させて、操作性を向上させることのできる回転嵌合コネクタを提供すること。
【解決手段】突き当て型端子4を収容した一対のコネクタハウジング3A,3Bと、コネクタハウジング3A,3Bが両端に嵌合装着される中継スリーブ5と、コネクタハウジング3A,3Bの回転を規制している状態で、中継スリーブ5を両端のコネクタハウジング3A,3Bに対して相対回転させると、各コネクタハウジング3A,3Bを同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動させてコネクタハウジング3A,3B相互を接続又は離脱させる一対のハウジング結合機構6A,6Bと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対のコネクタハウジング相互の接続・離脱が、これらの一対のコネクタハウジング間に介在する中継スリーブに対する相対回転操作により可能な回転嵌合コネクタに関する。
図17は、回転嵌合コネクタの従来例を示したものである。
ここに示した回転嵌合コネクタ101は、下記特許文献1に開示されたもので、雄型接続端子102を収容した雌型のコネクタハウジング103と、雌型接続端子104を収容した雄型のコネクタハウジング105と、これらの一対のコネクタハウジング103,105を接続するための中継スリーブ107と、一対のコネクタハウジング103,105の嵌合部を封止するシールリング108とを備えている。
中継スリーブ107は、筒状構造で、一端には、雌型のコネクタハウジング103の先端部103aが回転可能に嵌合する第1の連絡筒部107aが設けられている。また、中継スリーブ107の他端には、雄型のコネクタハウジング105の先端部105aが回転可能に嵌合する第2の連絡筒部107bが設けられている。
中継スリーブ107の一端の第1の連絡筒部107aと、雌型のコネクタハウジング103の先端部103aとの間には、ハウジング結合機構110が備えられる。
ハウジング結合機構110は、第1の連絡筒部107aの内周に突設された突起111と、先端部103aの外周面に形成された螺旋状のカム溝112とを備える。螺旋状のカム溝112は、突起111が移動可能な溝である。
このハウジング結合機構110は、中継スリーブ107の第1の連絡筒部107aに雌型のコネクタハウジング103の先端部103aを嵌合させて、これらの中継スリーブ107とコネクタハウジング103とを相対回転させると、突起111が螺旋状のカム溝112上を移動して、中継スリーブ107とコネクタハウジング103との相対回転をコネクタハウジング103の嵌合方向(図17では、矢印X1方向)への変位に変換する。
中継スリーブ107の他端の第2の連絡筒部107bは、雄型のコネクタハウジング105の先端部105aに嵌合した際、コネクタハウジング105に突設されている係止片105bが、第2の連絡筒部107bの内周の段差部113に係合することで、先端部105aに回転自在に結合される。
図17に示した回転嵌合コネクタ101は、中継スリーブ107の第2の連絡筒部107bを雄型のコネクタハウジング105の先端部105aに回転自在に結合し、更に、中継スリーブ107の第1の連絡筒部107aにコネクタハウジング103の先端部103aを嵌合させ、突起111が螺旋状のカム溝112を進むように中継スリーブ107とコネクタハウジング103とを相対回転させると、雌型のコネクタハウジング103が雄型のコネクタハウジング105側に変位して、一対のコネクタハウジング103,105相互が嵌合接続される。
特開平4−132178号公報
ところが、上記特許文献1に記載の回転嵌合コネクタ101は、嵌合接続する接続端子102,104が雌雄嵌合するもので、雌雄の相異に相応して接続端子相互の構成(形状)が異なっていて、構成する部品種類が多いため、部品管理が複雑化し、コスト低減が難しいという問題があった。
また、中継スリーブ107の回転操作で嵌合方向に移動するのは、一方のコネクタハウジングである雌型のコネクタハウジング103のみであり、接続する接続端子102,104相互を雌雄嵌合させるためには、嵌合接続時に、雌型のコネクタハウジング103を、端子相互の嵌合長以上に、軸方向に大きく移動させねばならない。即ち、雌型のコネクタハウジング103を軸方向に移動させるために必要となる雌型のコネクタハウジング103と中継スリーブ107との相対回転量が多くなり、操作性が悪いという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成部品の種類を削減して、コスト低減を図ることができ、また、一対のコネクタハウジングに収容されている接続端子相互を接続させる際の回転操作量を低減させて、操作性を向上させることのできる回転嵌合コネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)先端に相手コネクタハウジングの接続端子との当接により電気的接続を果たす突き当て面が設けられた接続端子としての突き当て型端子と、
前記突き当て面がハウジング先端から突出するように前記突き当て型端子を収容保持した一対のコネクタハウジングと、
前記一対のコネクタハウジングの先端部が回転可能に嵌合する連絡筒部を両端に有した中継スリーブと、
前記中継スリーブの両端に嵌合した各コネクタハウジングの回転を規制している状態で、前記中継スリーブを両端のコネクタハウジングに対して相対回転させると、各コネクタハウジングが同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動するように、それぞれのコネクタハウジングの先端部と該先端部が嵌合する前記連絡筒部との間にそれぞれ装備された一対のハウジング結合機構と、
を備え、
前記一対のコネクタハウジングに対する前記中継スリーブとの相対回転操作により一対のコネクタハウジング相互の接続又は離脱が可能な回転嵌合コネクタ。
(2)前記突き当て型端子の前記突き当て面は、コネクタハウジングの軸方向に変位可能に弾性支持されていることを特徴とする上記(1)に記載の回転嵌合コネクタ。
(3)前記一対のコネクタハウジングの少なくとも一方のハウジング先端部には、前記中継スリーブの連絡筒部との嵌合状態を仮固定して、コネクタハウジングと中継スリーブとを互いに合体した組立体として取り扱い可能にする仮止め機構を備えたことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の回転嵌合コネクタ。
(4)前記一対のコネクタハウジング間には、中継スリーブの両端の連絡筒部に取り付けた際に、前記一対のコネクタハウジング相互を相対回転不可に結合する回転防止機構を備えたことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の回転嵌合コネクタ。
上記(1)の構成によれば、接続する一対のコネクタハウジングに収容される接続端子は、先端の突き当て面を相手の接続端子に当接することで電気的接続を果たす突き当て型端子である。更に、突き当て型端子は、その先端の突き当て面がコネクタハウジングにおけるハウジング先端から突出して設けられているため、接続端子相互が雌雄嵌合する従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、コネクタハウジング相互の軸方向の変位量を小さくすることができる。
更に、上記(1)の構成によれば、一対のコネクタハウジングに対して中継スリーブを回転操作した際には、一対のハウジング結合機構によって、一対のコネクタハウジングのそれぞれが、同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動する。そのため、一方のコネクタハウジングのみが移動する構成であった従来の回転嵌合コネクタと比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、中継スリーブの回転操作量を更に低減させることができる。また、中継スリーブの回転操作によって、一対のコネクタハウジングの双方が、同時に互いに接近する方向に移動することになり、より速やかに、突き当て型端子相互を突き合わせた接続状態を得ることができる。
また、一対のコネクタハウジングに収容する接続端子は、突き当て型端子で、雌雄の区別の無い同一構造のもので良いため、雌雄の接続端子を用いていた従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子を単一の種類に削減することができる。
従って、上記(1)の構成によれば、構成部品の種類を削減して、コスト低減を図ることができ、また、一対のコネクタハウジングに収容されている接続端子相互を接続させる際の回転操作量を低減させて、操作性を向上させることができる。
上記(2)の構成によれば、接続端子相互の先端の突き当て面同士を突き合わせるために、中継スリーブとコネクタハウジングとの相対回転操作でコネクタハウジングを接続方向に変位させた際に、組立誤差や寸法公差等で、コネクタハウジングの接続方向の変位量にばらつきが生じても、突き当て面がコネクタハウジングの軸方向に変位可能に弾性支持されているため、突き当て面の弾性変位量で、コネクタハウジングの接続方向の変位量のばらつきを吸収して、確実に接続端子相互が電気的に接続された状態を得ることができる。従って、回転嵌合コネクタにおける動作信頼性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、例えば、ハウジング相互の接続作業時や、保管時などには、仮止め機構により一方のコネクタハウジングと中継スリーブとを仮結合させた組立体とすることで、単一部品のように取り扱うことができ、接続作業や部品管理等を容易にすることができる。
上記(4)の構成によれば、一対のコネクタハウジング相互の接続や離脱のために中継スリーブを回転操作する際、作業者が手指等により一対のコネクタハウジングのそれぞれを固定しておらずとも、一対のコネクタハウジング相互が不用意に相対回転することを防止することができ、コネクタハウジング接続時の操作性を向上させることができる。
本発明による回転嵌合コネクタによれば、接続する一対のコネクタハウジングに収容される接続端子は、先端の突き当て面を相手の接続端子に当接することで電気的接続を果たす突き当て型端子である。更に、突き当て型端子は、その先端の突き当て面がコネクタハウジングにおけるハウジング先端から突出して設けられているため、接続端子相互が雌雄嵌合する従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、コネクタハウジング相互の軸方向の変位量を小さくすることができる。
更に、本発明による回転嵌合コネクタによれば、一対のコネクタハウジングに対して中継スリーブを回転操作した際には、一対のハウジング結合機構によって、一対のコネクタハウジングのそれぞれが、同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動する。そのため、一方のコネクタハウジングのみが移動する構成であった従来の回転嵌合コネクタと比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、中継スリーブの回転操作量を更に低減させることができる。また、中継スリーブの回転操作によって、一対のコネクタハウジングの双方が、同時に互いに接近する方向に移動することになり、より速やかに、突き当て型端子相互を突き合わせた接続状態を得ることができる。
また、一対のコネクタハウジングに収容する接続端子は、突き当て型端子で、雌雄の区別の無い同一構造のもので良いため、雌雄の接続端子を用いていた従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子を単一の種類に削減することができる。
従って、構成部品の種類を削減して、コスト低減を図ることができ、また、一対のコネクタハウジングに収容されている接続端子相互を接続させる際の回転操作量を低減させて、操作性を向上させることができる。
本発明に係る回転嵌合コネクタの第1実施形態の分解斜視図である。 図1に示した突き当て型端子の拡大図である。 (a)は図1に示した第1コネクタハウジングに突き当て型端子が装着された状態の斜視図、(b)は(a)におけるB部拡大図、(c)は(a)に示した第1コネクタハウジングの側面図、(d)は(c)におけるC部拡大図である。 (a)は図1に示した第2コネクタハウジングに突き当て型端子が装着された状態の斜視図、(b)は(a)におけるD部拡大図、(c)は(a)に示した第2コネクタハウジングの側面図、(d)は(c)におけるE部拡大図である。 図1に示した第2コネクタハウジングの後面側からの斜視図である。 図1に示した第1コネクタハウジングのA部拡大図である。 (a)図1に示した第1コネクタハウジングと中継スリーブとを仮止め機構により仮結合させた状態を示す斜視図、(b)は(a)におけるF部の拡大図である。 第1実施形態における仮止め機構の利用法の説明図である。 (a)は図1に示した中継スリーブの両端に第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとが取り付けられた接続初期状態の斜視図、(b)は(a)に示した接続初期状態におけるハウジング結合機構の突起とカム溝との係合状態を示す側面図、(c)は(a)に示した接続初期状態における回転規制機構の弾性係止突起と回転規制用溝との係合状態を示す側面図、(d)は(a)に示した接続初期状態における各コネクタハウジング上の突き当て型端子相互の対向状態を示す縦断面図である。 (a)は中継スリーブの両端に嵌合させた一対のコネクタハウジングに対して中継スリーブを相対回転させている途中の斜視図、(b)は(a)に示した相対回転途中の状態におけるハウジング結合機構の突起とカム溝との係合状態を示す側面図、(c)は(a)に示した相対回転途中の状態における回転規制機構の弾性係止突起と回転規制用溝との係合状態を示す側面図、(d)は(a)に示した相対回転途中の状態における各コネクタハウジング上の突き当て型端子相互の対向状態を示す縦断面図である。 (a)は中継スリーブの両端に嵌合させた一対のコネクタハウジングに対して中継スリーブの相対回転が終了寸前の状態の斜視図、(b)は(a)に示した相対回転終了寸前の状態におけるハウジング結合機構の突起とカム溝との係合状態を示す側面図、(c)は(a)に示した相対回転終了寸前の状態における回転規制機構の弾性係止突起と回転規制用溝との係合状態を示す側面図、(d)は(a)に示した相対回転終了寸前の状態における各コネクタハウジング上の突き当て型端子相互の当接状態を示す縦断面図である。 (a)は図11(c)のG−G断面図、(b)は(a)のH部拡大図である。 (a)は中継スリーブの両端に嵌合させた一対のコネクタハウジングに対して中継スリーブの相対回転が終了して接続端子相互の接続が完了した接続完了状態の斜視図、(b)は(a)に示した接続完了状態におけるハウジング結合機構の突起とカム溝との係合状態を示す側面図、(c)は(a)に示した接続完了状態における回転規制機構の弾性係止突起と回転規制用溝との係合状態を示す側面図、(d)は(a)に示した接続完了状態における各コネクタハウジング上の突き当て型端子相互の当接状態を示す縦断面図である。 (a)は図13(c)のI−I断面図、(b)は(a)のJ部拡大図である。 本発明に係る回転嵌合コネクタの第2実施形態の分解斜視図である。 図15に示した回転嵌合コネクタの縦断面図である。 従来の回転嵌合コネクタの分解斜視図である。
以下、本発明に係る回転嵌合コネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図8は本発明に係る回転嵌合コネクタの第1実施形態を示したもので、図1は第1実施形態の回転嵌合コネクタの分解斜視図、図2は図1に示した突き当て型端子の拡大図、図3(a)は図1に示した第1コネクタハウジングに突き当て型端子が装着された状態の斜視図、図3(b)は図3(a)におけるB部拡大図、図3(c)は図3(a)に示した第1コネクタハウジングの側面図、図3(d)は(c)におけるC部拡大図、図4(a)は図1に示した第2コネクタハウジングに突き当て型端子が装着された状態の斜視図、図4(b)は図4(a)におけるD部拡大図、図4(c)は図4(a)に示した第2コネクタハウジングの側面図、図4(d)は図4(c)におけるE部拡大図である。
また、図5は図1に示した第2コネクタハウジングの後面側からの斜視図、図6は図1に示した第1コネクタハウジングのA部拡大図、図7(a)は図8に示した第1コネクタハウジング及び中継スリーブの仮結合状態の斜視図、図7(b)は図7(a)におけるF部の拡大図、図8は仮止め機構の利用法の説明図である。
この第1実施形態の回転嵌合コネクタ1は、図1に示すように、第1コネクタハウジング3Aと、この第1コネクタハウジング3Aと対をなす第2コネクタハウジング3Bと、これらの一対のコネクタハウジング3A,3Bに収容される接続端子である突き当て型端子4と、略円筒状で両端に一対のコネクタハウジング3A,3Bが嵌合する中継スリーブ5と、一対のハウジング結合機構6A,6Bと、を備えている。
本実施形態の場合、一対のコネクタハウジング3A,3Bは、図1に示すように、略円柱状の本体31A,31Bに、複数の端子収容孔32が形成されている。
端子収容孔32は、突き当て型端子4を収容保持する孔で、略円柱状の本体31A,31Bの中心軸方向に貫通して設けられている。また、複数の端子収容孔32は、略円柱状の本体31A,31Bの中心軸O1の周囲に放射状に配置されている。ここに、略円柱状の本体31A,31Bの中心軸O1とは、中継スリーブ5に対するコネクタハウジング3A,3Bの回転操作時の回転中心軸と同一である。
突き当て型端子4は、図2に示すように、先端に突き当て面41が設けられている。ま
た、突き当て型端子4は、後端側に、電線の被覆部を固定する被覆加締め片42と、電線の導体に圧着する圧着片43と、を備えている。
突き当て面41は、相手の接続端子との当接により電気的接続を果たす部位である。本実施形態の場合、突き当て型端子4の突き当て面41は、コネクタハウジング3A,3Bの軸方向に変位可能なばね片44の表面である。突き当て面41は、機能的には、コネクタハウジング3A,3Bの軸方向に変位可能に弾性支持されている面である。
本実施形態の場合、各コネクタハウジング3A,3Bは、図5及び図4に示すように、収容した突き当て型端子4を、突き当て面41がハウジング先端から所定距離Lだけ突出する状態に保持している。
中継スリーブ5は、図1に示すように略円筒状で、両端には、コネクタハウジング3A,3Bの先端部33A,33Bが回転可能に嵌合する連絡筒部51A,51Bを有している。各連絡筒部51A,51Bと、これらの連絡筒部51A,51Bに嵌合する各コネクタハウジング3A,3Bの先端部33A,33Bには、それぞれハウジング結合機構6A,6Bが備えられる。
ハウジング結合機構6Aは、連絡筒部51Aとハウジング先端部33Aとの相対回転をコネクタハウジング3Aの接続方向(コネクタハウジング相互が互いに接近する方向)への変位に変換する機構である。ハウジング結合機構6Aは、具体的には、図1に示すように連絡筒部51Aの内周面に形成された突起61Aと、コネクタハウジング3Aの先端部33Aの外周面に形成されて突起61Aを誘導する螺旋状のカム溝63Aとを備えている。
ハウジング結合機構6Bは、連絡筒部51Bとハウジング先端部33Bとの相対回転をコネクタハウジング3Bの接続方向(コネクタハウジング相互が互いに接近する方向)への変位に変換する機構である。ハウジング結合機構6Bは、具体的には、図1に示すように連絡筒部51Bの内周面に形成された突起61Bと、コネクタハウジング3Bの先端部33Bの外周面に形成されて突起61Bを誘導する螺旋状のカム溝63Bとを備えている。
突起61A,61Bは、いずれも、円柱状の突起である。図1に示すように、連絡筒部51A及び連絡筒部51Bには、周方向に180度離れて互いに対向する2箇所に、上記の突起61A,61Bが設けられている。
また、カム溝63Aは、図3に示すように、軸方向(図3の矢印X2方向)に延在する嵌合始端部64Aと、該嵌合始端部64Aの終端から螺旋状に延びる変位発生部65Aと、変位発生部65Aの終端から周方向(図3の矢印R2方向)に延びる移動規制部66Aと、から構成される。
嵌合始端部64Aは、ハウジング先端部33Aを連絡筒部51Aに嵌合させたときに、突起61Aが嵌入する領域である。
変位発生部65Aは、ハウジング先端部33Aに対して、中継スリーブ5が回転操作されたときに、突起61Aの移動に伴って、第1コネクタハウジング3Aに軸方向の変位を発生させる領域である。
移動規制部66Aは、第1コネクタハウジング3Aの軸方向への移動が完了した後、突起61Aが進入する領域で、この領域に突起61Aが進入することで、第1コネクタハウ
ジング3Aの軸方向の移動が規制される。
また、カム溝63Bは、図5に示すように、軸方向(図5の矢印X3方向)に延在する嵌合始端部64Bと、該嵌合始端部64Bの終端から螺旋状に延びる変位発生部65Bと、変位発生部65Bの終端から周方向(図5の矢印R3方向)に延びる移動規制部66Bと、から構成される。
嵌合始端部64Bは、ハウジング先端部33Bを連絡筒部51Bに嵌合させたときに、突起61Bが嵌入する領域である。
変位発生部65Bは、ハウジング先端部33Bに対して、中継スリーブ5が回転操作されたときに、突起61Bの移動に伴って、第2コネクタハウジング3Bに軸方向の変位を発生させる領域である。
移動規制部66Bは、第2コネクタハウジング3Bの軸方向への移動が完了した後、突起61Bが進入する領域で、この領域に突起61Bが進入することで、第2コネクタハウジング3Bの軸方向の移動が規制される。
本実施形態の場合、カム溝63Aとカム溝63Bは、第1コネクタハウジング3Aと第2コネクタハウジング3Bとをそれぞれの端子収容孔32の配置を整合させて突き合わせ時に、互いに勝手反対の形状(突き合わせ面に対して線対称)となっている。
以上に説明したハウジング結合機構6A,6Bは、中継スリーブ5の両端に嵌合した各コネクタハウジング3A,3Bの回転を規制している状態で、中継スリーブ5を両端のコネクタハウジング3A,3Bに対して相対回転させると、突起61A、61Bから各変位発生部65A,65Bに軸方向の押圧力が作用して、中継スリーブ5の相対回転をコネクタハウジング3A,3Bの接続方向への変位に変換し、中継スリーブ5の両端に嵌合しているコネクタハウジング3A,3B相互の接続・離脱を可能にする。
更に、本実施形態の回転嵌合コネクタ1では、各コネクタハウジング3A,3Bに対して中継スリーブ5の回転操作が規程の回転量に達したときに、中継スリーブ5の回転を規制するための回転規制機構8A,8Bが設けられている。
回転規制機構8Aは、図1に示すように中継スリーブ5の連絡筒部51Aに装備された弾性係止突起81Aと、コネクタハウジング3Aの先端部33Aに装備された回転規制用溝83Aとから構成される。
弾性係止突起81Aは、図1に示すように、連絡筒部51Aに形成した切れ込み55によって周方向に延びるばね板状に形成された弾性片811と、弾性片811の先端に突設された突起812とを備えている。
弾性片811は、ハウジング結合機構6Aとしての突起61Aから周方向に90度ずれた位置で互いに対向する2箇所に設けられている。
回転規制用溝83Aは、図3(c)に示すように、軸方向(図3(a)の矢印X2方向)に延在する嵌合始端部830と、該嵌合始端部830の終端から螺旋状に延びる誘導溝831と、誘導溝831の終端に形成された係止用凹部832と、を備えている。
嵌合始端部830は、ハウジング先端部33Aを連絡筒部51Aに嵌合させた時に、弾性係止突起81Aの突起812が進入する領域である。
誘導溝831は、連絡筒部51Aと先端部33Aとの相対回転時に、突起812が移動する領域である。
係止用凹部832は、突起61Aがカム溝63Aの移動規制部66Aの終端に到達したときに、突起812が嵌入する窪みである。
係止用凹部832は、図1に示すように、誘導溝831の終端に配置される戻り防止壁91と、戻り防止壁91を挟んで誘導溝831と逆側に形成される係合凹部92とを備える。
戻り防止壁91は、突起812が誘導溝831の終端まで進んだときに、突起812が衝突して、所定の抵抗を与える。しかし、この戻り防止壁91の誘導溝831側の面は、突起812が乗り上げ可能な傾斜面になっていて、突起812が戻り防止壁91を乗り越えると、突起812が係合凹部92に係合する。戻り防止壁91の係合凹部92側の面は、垂直又はオーバーハング状になっている。そのため、係合凹部92に突起812が係合したときは、突起812が誘導溝831側に戻ることができず、それ以上の相対回転が規制される。
回転規制機構8Bは、図1に示すように中継スリーブ5の連絡筒部51Bに装備された弾性係止突起81Bと、コネクタハウジング3Bの先端部33Bに装備された回転規制用溝83Bとから構成される。
弾性係止突起81Bは、連絡筒部51Aにおける弾性係止突起81Aと同一の構成であるため、説明は省略する。
回転規制用溝83Bは、連絡筒部51Aにおける回転規制用溝83Aと同様の構成で、図4(c)に示すように、軸方向(図4(a)の矢印X3方向)に延在する嵌合始端部833と、該嵌合始端部833の終端から螺旋状に延びる誘導溝834と、誘導溝834の終端に形成された係止用凹部835と、を備えている。
但し、回転規制用溝83Bは、第1コネクタハウジング3Aにおける回転規制用溝83Aと勝手反対の形状に形成されていて、誘導溝834は回転規制用溝83Aにおける誘導溝831に相当し、係止用凹部835は回転規制用溝83Aにおける係止用凹部832に相当している。
係止用凹部835は、戻り防止壁91と係合凹部92とを備えるが、その機能は、回転規制用溝83Aにおける係止用凹部832の戻り防止壁91及び係合凹部92と同様のため、説明は省略する。
回転規制機構8A,8Bによって中継スリーブ5の相対回転が規制されたとき(即ち、弾性係止突起81A及び弾性係止突起81Bの突起が、係止用凹部832及び係止用凹部835に係合したとき)には、一方のコネクタハウジング3Aに配置されている端子収容孔32と、他方のコネクタハウジング3Bに配置されている端子収容孔32との位置が合致し、それぞれのコネクタハウジング3A,3Bに収容されている各突き当て型端子4が互いに突き合わせ状態になる。
更に、本実施形態の回転嵌合コネクタ1では、第1コネクタハウジング3Aの先端部33Aには、仮止め機構94が設けられている。この仮止め機構94は、ハウジング先端部33Aを中継スリーブ5の連絡筒部51Aに嵌合装着したときに、連絡筒部51Aとの嵌
合状態を仮固定して、第1コネクタハウジング3Aと中継スリーブ5とを互いに合体した組立体として取り扱い可能にする。
更に詳しく説明すると、本実施形態の仮止め機構94は、図6及び図7に示すように、回転規制用溝83Aの嵌合始端部830に形成した仮係止凹部95と、弾性係止突起81Aの突起812とで構成される。仮係止凹部95は、ハウジング先端部33Aと連絡筒部51Aとの嵌合によって、弾性係止突起81Aが回転規制用溝83Aの嵌合始端部830に進入したときに、弾性係止突起81Aの突起812が弾性片811の弾性力で係合する窪みである。
即ち、仮止め機構94は、弾性係止突起81Aの突起812を仮係止凹部95に係合させることで、第1コネクタハウジング3Aと中継スリーブ5とを仮結合状態とする。
仮止め機構94は、次のような場合に利用される。
例えば、回転嵌合コネクタ1を構成する一対のコネクタハウジング3A,3Bの内、第1コネクタハウジング3Aは、待ち受けコネクタとして機器等の筐体等に固定されている場合、図8に示すように、予め、待ち受けコネクタである第1コネクタハウジング3Aに上記の仮止め機構94により中継スリーブ5を仮結合状態にし、その後で、中継スリーブ5に対して第2コネクタハウジング3Bの嵌合操作を行うことで、作業を容易にすることができる。
また、保管時等にも利用することができる。保管時等には、仮止め機構94により第1コネクタハウジング3Aと中継スリーブ5とを仮結合状態にしておくことで、2部品が1部品に統合されて、部品の散逸を防止することができ、管理する部品種を低減させることができる。
なお、仮止め機構94と弾性係止突起81Aの突起812との係合状態は、第1コネクタハウジング3Aに対して中継スリーブ5に、誘導溝831,834の奥側に向かう所定以上の回転操作力をかけることで簡単に解除することができる。
以上に説明した回転嵌合コネクタ1において、コネクタハウジング3A,3Bを接続する場合の操作を図9〜図14に基づいて説明する。
まず、図9(a)に示すように、各コネクタハウジング3A,3Bの先端部33A,33Bを、中継スリーブ5の両端の連絡筒部51A,51Bに嵌合装着して、図9(b)に示すように、突起61A,61Bを嵌合始端部64A,64Bに嵌入した状態にする。この状態では、図9(c)に示すように、弾性係止突起81A,81Bは、嵌合始端部830,833に嵌入している。また、図9(d)に示すように、コネクタハウジング3A,3Bに装着されている突き当て型端子4の突き当て面41相互は、離間した状態にある。
なお、第1コネクタハウジング3Aが待ち受けコネクタで、機器等の筐体に固定されている場合には、図8に示したように、第1コネクタハウジング3Aに中継スリーブ5を仮止めした後、仮止めされている中継スリーブ5に対して、第2コネクタハウジング3Bを嵌合させると良い。
次いで、コネクタハウジング3A,3Bの回転を規制した状態で、中継スリーブ5を図10(a)の矢印R4方向に回転させる。すると、図10(b)に示すように、突起61A,61Bが変位発生部65A,65B内を移動し、突起61A,61Bから変位発生部65A,65Bに作用するコネクタハウジングの嵌合方向の押圧力によって、矢印X4,X5に示すように、コネクタハウジング3A,3Bが互いに接近する方向に移動させられ
る。この状態では、図10(c)に示すように、弾性係止突起81A,81Bは、誘導溝831,834上を移動する。また、弾性係止突起81A,81Bが誘導溝831,834上を移動中は、図10(d)に示すように、コネクタハウジング3A,3Bに装着されている突き当て型端子4の突き当て面41相互は、まだ離間した状態にある。
図10に示した状態から図11に矢印R5示すように更に中継スリーブ5を回転させると、図11(b)に示すように、突起61A,61Bが、変位発生部65A,65Bの終端を越えて、移動規制部66A,66Bの始端に進入する。この状態では、図11(c)に示すように、弾性係止突起81A,81Bは、誘導溝831,834の終端を越えて、係止用凹部832,835への進入を開始する。また、この状態では、図11(d)に示すように、コネクタハウジング3A,3Bに装着されている突き当て型端子4の突き当て面41同士が弾性接触した状態になっている。
なお、弾性係止突起81A,81Bが係止用凹部832,835へ進入開始した図11(c)の時点では、図12に示すように、弾性係止突起81A,81Bの突起812は戻り防止壁91を越えていない。
更に中継スリーブ5を回転させると、図13(b)に示すように、突起61A,61Bが、移動規制部66A,66Bの終端に到達する。この場合、移動規制部66A,66Bは、コネクタハウジング3A,3Bの本体31A,31Bの外周に周方向に沿って形成されているため、コネクタハウジング3A,3Bに嵌合方向への移動は生じない。
そして、突起61A,61Bが移動規制部66A,66Bの終端に到達した状態のときは、図13(c)及び図14に示すように、弾性係止突起81A,81Bの突起812が、係止用凹部832,835の戻り防止壁91を乗り越えて、係合凹部92に係合した状態になって、中継スリーブ5の相対回転が規制される(即ち、コネクタハウジング3A,3Bの軸方向への移動が規制されて、図13(d)に示した突き当て面41同士の接続状態がロックされた状態になる)。
なお、以上は、第1コネクタハウジング3Aと第2コネクタハウジング3Bとを接続する場合の操作について説明したが、接続が完了しているコネクタハウジング3A,3Bを離脱状態に戻すには、コネクタハウジング3A,3Bの回転を規制している状態で、接続時とは逆方向に中継スリーブ5を回転操作すれば良い。中継スリーブ5を接続時と逆方向に回転操作した場合に、突起61A,61Bが変位発生部65A,65Bを戻るときに、突起61A,61Bから変位発生部65A,65Bに作用するハウジング嵌合方向の押圧力で、コネクタハウジング3A,3Bが互いに離間する方向に押し出される。
以上に説明した本実施形態の回転嵌合コネクタ1の場合、接続する一対のコネクタハウジング3A,3Bに収容される接続端子は、先端の突き当て面41を相手の接続端子に当接することで電気的接続を果たす突き当て型端子4である。更に、突き当て型端子4は、図3(d),図4(d)に示したように、その先端の突き当て面41がコネクタハウジング3A,3Bにおけるハウジング先端から突出して設けられているため、接続端子相互が雌雄嵌合する従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、コネクタハウジング3A,3B相互の軸方向の変位量を小さくすることができる。
更に、本実施形態の回転嵌合コネクタ1の場合、一対のコネクタハウジング3A,3Bに対して中継スリーブ5を回転操作した際には、一対のハウジング結合機構6A,6Bによって、一対のコネクタハウジング3A,3Bのそれぞれが、同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動する。そのため、一方のコネクタハウジングのみが移動する構成
であった従来の回転嵌合コネクタと比較すると、接続端子相互を接続状態にする際の、中継スリーブ5の回転操作量を更に低減させることができる。また、中継スリーブ5の回転操作によって、一対のコネクタハウジング3A,3Aの双方が、同時に互いに接近する方向に移動することになり、より速やかに、突き当て型端子4相互を突き合わせた接続状態を得ることができる。
また、一対のコネクタハウジング3A,3Bに収容する接続端子は、突き当て型端子4で、雌雄の区別の無い同一構造のもので良いため、雌雄の接続端子を用いていた従来の回転嵌合コネクタの場合と比較すると、接続端子を単一の種類に削減することができる。
従って、構成部品の種類を削減して、コスト低減を図ることができ、また、一対のコネクタハウジング3A,3Bに収容されている接続端子相互を接続させる際の回転操作量を低減させて、操作性を向上させることができる。
また、以上に説明した本実施形態の回転嵌合コネクタ1の場合、接続端子相互の先端の突き当て面41同士を突き合わせるために、中継スリーブ5とコネクタハウジング3A,3Bとの相対回転操作でコネクタハウジング3A,3Bを接続方向に変位させた際に、組立誤差や寸法公差等で、コネクタハウジング3A,3Bの接続方向の変位量にばらつきが生じても、突き当て面41がコネクタハウジング3A,3Bの軸方向(接続)方向)に変位可能に弾性支持されているため、突き当て面41の弾性変位量で、コネクタハウジング3A,3Bの接続方向の変位量のばらつきを吸収して、確実に接続端子相互が電気的に接続された状態を得ることができる。
従って、回転嵌合コネクタ1における動作信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の回転嵌合コネクタ1の場合、例えば、コネクタハウジング3A,3B相互の接続作業時や、保管時などには、図8に示したように、仮止め機構94により一方のコネクタハウジング3Aと中継スリーブ5とを仮結合させた組立体とすることで、単一部品のように取り扱うことができ、接続作業や部品管理等を容易にすることができる。
図15は本発明に係る回転嵌合コネクタの第2実施形態の分解斜視図、図16は図15に示した回転嵌合コネクタの縦断面図である。
この第2実施形態の回転嵌合コネクタ1Aは、第1実施形態の回転嵌合コネクタ1の一部を改良したものである。
第2実施形態の回転嵌合コネクタ1Aにおける改良点は、一対のコネクタハウジング間に、回転防止機構71を備えたものである。
回転防止機構71は、第2コネクタハウジング3Bの中心軸線上に突出する係合軸72と、第1コネクタハウジング3Aの中心軸上に貫通形成された係合孔73とから構成される。係合孔73は、係合軸72が嵌合可能な孔である。
係合軸72と係合孔73は、横断面が非円形で、コネクタハウジング3A,3Bを中継スリーブ5の両端の連絡筒部51A,51Bに取り付けた際に嵌合して、一対のコネクタハウジング3A,3B相互を相対回転不可に結合する。
なお、係合軸72と係合孔73との嵌合は、コネクタハウジング3A,3B相互の軸方向の変位は規制しない。
第2実施形態の回転嵌合コネクタ1Aは、上記の改良点以外の構成は、第1実施形態の
回転嵌合コネクタ1と共通で良く、共通の構成については説明を省略する。
この第2実施形態の回転嵌合コネクタ1Aでは、第1実施形態の回転嵌合コネクタ1の効果に加えて、次の効果を奏する。
即ち、一対のコネクタハウジング3A,3B相互の接続や離脱のために中継スリーブ5を回転操作する際、作業者が手指等により一対のコネクタハウジング3A,3Bのそれぞれを固定しておらずとも、一対のコネクタハウジング3A,3B相互が不用意に相対回転することを防止することができ、コネクタハウジング接続時の操作性を向上させることができる。
なお、本発明の回転嵌合コネクタ1は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、本実施形態の回転嵌合コネクタ1において、ハウジング結合機構6A,6Bを構成する突起61やカム溝63は、実施形態とは逆に、突起61を先端部33A,33Bに装備し、カム溝63を中継スリーブ5に装備するようにしても良い。
また、上記実施形態では、各コネクタハウジング3A,3Bにおける端子収容孔32の配置は中心軸に対して放射状の配置にしたが、端子収容孔32を通常の行列状の配列にすることも可能である。
その他、前述した各実施形態において例示した各構成部品の材質、形状、寸法、形態、数量、配置箇所等は、本発明の目的を達成できるものであれば、任意であり、前述した各実施形態に限定されない。
1、1A 回転嵌合コネクタ
3A,3B コネクタハウジング
4 突き当て型端子
5 中継スリーブ
6A,6B ハウジング結合機構
8A,8B 回転規制機構
32 端子収容孔
33A,33B 先端部
41 突き当て面
51A,51B 連絡筒部
61A,61B 突起
63A,63B カム溝
71 回転防止機構
72 係合軸
73 係合孔
81A,81B 弾性係止突起
83A,83B 回転規制用溝
91 戻り防止壁
92 係合凹部
94 仮止め機構
812 突起
830,833 嵌合始端部
832,835 係止用凹部

Claims (4)

  1. 先端に相手コネクタハウジングの接続端子との当接により電気的接続を果たす突き当て面が設けられた接続端子としての突き当て型端子と、
    前記突き当て面がハウジング先端から突出するように前記突き当て型端子を収容保持した一対のコネクタハウジングと、
    前記一対のコネクタハウジングの先端部が回転可能に嵌合する連絡筒部を両端に有した中継スリーブと、
    前記中継スリーブの両端に嵌合した各コネクタハウジングの回転を規制している状態で、前記中継スリーブを両端のコネクタハウジングに対して相対回転させると、各コネクタハウジングが同時に互いに接近する方向又は離反する方向に移動するように、それぞれのコネクタハウジングの先端部と該先端部が嵌合する前記連絡筒部との間にそれぞれ装備された一対のハウジング結合機構と、
    を備え、
    前記一対のコネクタハウジングに対する前記中継スリーブとの相対回転操作により一対のコネクタハウジング相互の接続又は離脱が可能な回転嵌合コネクタ。
  2. 前記突き当て型端子の前記突き当て面は、コネクタハウジングの軸方向に変位可能に弾性支持されていることを特徴とする請求項1に記載の回転嵌合コネクタ。
  3. 前記一対のコネクタハウジングの少なくとも一方のハウジング先端部には、前記中継スリーブの連絡筒部との嵌合状態を仮固定して、コネクタハウジングと中継スリーブとを互いに合体した組立体として取り扱い可能にする仮止め機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転嵌合コネクタ。
  4. 前記一対のコネクタハウジング間には、中継スリーブの両端の連絡筒部に取り付けた際に、前記一対のコネクタハウジング相互を相対回転不可に結合する回転防止機構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転嵌合コネクタ。
JP2010198881A 2010-09-06 2010-09-06 回転嵌合コネクタ Pending JP2012059400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198881A JP2012059400A (ja) 2010-09-06 2010-09-06 回転嵌合コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198881A JP2012059400A (ja) 2010-09-06 2010-09-06 回転嵌合コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012059400A true JP2012059400A (ja) 2012-03-22

Family

ID=46056301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010198881A Pending JP2012059400A (ja) 2010-09-06 2010-09-06 回転嵌合コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012059400A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508660A (ja) * 2013-01-23 2016-03-22 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド ロック機構及びコネクタアセンブリ
JP2021500711A (ja) * 2017-10-23 2021-01-07 フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー 電気的接続部を接続しかつ接続を切るための装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016508660A (ja) * 2013-01-23 2016-03-22 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド ロック機構及びコネクタアセンブリ
JP2021500711A (ja) * 2017-10-23 2021-01-07 フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー 電気的接続部を接続しかつ接続を切るための装置
US11322884B2 (en) 2017-10-23 2022-05-03 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Apparatus for connecting and disconnecting an electrical connection
JP7183264B2 (ja) 2017-10-23 2022-12-05 フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー 電気的接続部を接続しかつ接続を切るための装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109256645B (zh) 快速锁定同轴连接器
EP1630905B1 (en) Multiphase connector
US8628362B2 (en) Connector with elastic deformation member
US9448370B2 (en) Connector and connector assembly
JP4148345B2 (ja) 直角型同軸電気コネクタ
EP2037543A1 (en) Electrical connector and connector assembly
US7540753B2 (en) Electric socket
JP5391137B2 (ja) ボールロック式コネクタ
JP2008530754A (ja) スナップロック接続端子
US10141688B2 (en) Plug connector with resilient engagement element and seal
EP2419967B1 (en) Coaxial connector and method of assembling one
JP7314012B2 (ja) ソケットコンタクト及びコネクタ
EP2866309B1 (en) Connector structure
JP6154270B2 (ja) コネクタ装置
AU2007331366B2 (en) Watertight electric connection device including two conjugated connection members
JP5775335B2 (ja) 突き当てコネクタ
US20190058284A1 (en) Electrical connector
JP6875599B2 (ja) 係止要素を備えた電気コネクタ部品
CN108551061B (zh) 射频同轴连接器
JP2012059400A (ja) 回転嵌合コネクタ
JPWO2015053295A1 (ja) メス端子
US5581645A (en) Plug connection for optical waveguides which prevents unintentional contact
JP2019200843A (ja) 嵌合コネクタ
EP3644452B1 (en) Fitting connector
JP2012059398A (ja) 回転嵌合コネクタ