JP2012058081A - 積算パルス送受信システム - Google Patents

積算パルス送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012058081A
JP2012058081A JP2010201776A JP2010201776A JP2012058081A JP 2012058081 A JP2012058081 A JP 2012058081A JP 2010201776 A JP2010201776 A JP 2010201776A JP 2010201776 A JP2010201776 A JP 2010201776A JP 2012058081 A JP2012058081 A JP 2012058081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
integrated
output
forced
integration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010201776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5426507B2 (ja
Inventor
Naoki Ishii
直樹 石井
Satoshi Katsuragawa
智司 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2010201776A priority Critical patent/JP5426507B2/ja
Publication of JP2012058081A publication Critical patent/JP2012058081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5426507B2 publication Critical patent/JP5426507B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】パルス受信装置での積算パルスの誤カウントを防止する。
【解決手段】積算パルス出力機能付き制御弁2の演算制御部21に強制パルス出力機能21Cを設ける。強制パルス出力機能21Cは、設定操作部2−8から強制パルス出力指令を受けると、弁体2−2の現在の開度が全閉であるか否かを確認し、全閉である場合にのみ積算パルスに代えて強制パルス(模擬積算パルス)を積算パルス出力部23より出力させる。弁体2−2の現在の開度が全閉でない場合には、弁体2−2の開度を強制的に全閉とし、弁体2−2の開度が全閉となったことを確認した場合に、積算パルス出力部23より強制パルスを出力させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、熱量や流量などの積算値に対応する積算パルスを送受信する積算パルス送受信システムに関するものである。
従来より、この種の積算パルス送受信システムは、熱量や流量などの積算値に対応する積算パルスを出力するパルス出力装置と、このパルス出力装置からの積算パルスを受信するパルス受信装置とから構成される。パルス受信装置ではパルス出力装置からの積算パルスの積算処理を行う。
この積算パルス送受信システムにおいて、熱量や流量などの積算値に対応する積算パルスを出力するパルス出力装置は、流量計などを現場に設置して実際に流体を流さなければ熱量や流量などの計測ができない。このため、パルス出力装置とパルス受信装置とが正しく接続されているか否かの確認は、実際に流量計測が可能となる運用段階まで待たなければならず、現場でのパルス出力装置とパルス受信装置との間の接続確認の効率が悪いという問題があった。
そこで、操作部から指令(強制パルス出力指令)を受けると、流量に応じたパルス出力を中止し、所定のパルス幅のパルス信号(強制パルス)を外部へ出力する流量計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この流量計に採用されている技術を採用すれば、パルス出力装置とパルス受信装置との接続確認に際し、実際に流体を流す必要がなく、現場でのパルス出力装置とパルス受信装置との間の接続確認の効率を上げることが可能となる。
特開平10−170322号公報
しかしながら、上述した技術をパルス出力装置に採用した場合、流体が流れているときにこの機能を誤って動作させると、パルス出力装置からの積算パルスの出力が中止され、強制パルスが出力されることになるので、パルス受信装置において積算パルスの誤カウントが生じてしまうという問題が生じる。すなわち、積算パルスのカウント値に強制パルスを加えないようにしても、流体は流れたままであり、この流体の流れによって生じる積算パルスがカウント値に含まれず、誤カウントが生じてしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、パルス受信装置での積算パルスの誤カウントを防止することが可能な積算パルス送受信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、弁本体を流れる流体の流れを調整する弁体の開度を制御する弁開度制御手段と,少なくとも弁本体を流れる流体の計測流量より演算される積算値に対応する積算パルスを出力する積算パルス出力手段とを備える弁制御装置と、弁制御装置からの積算パルスを受信するパルス受信装置とを備えた積算パルス送受信システムにおいて、弁制御装置に、強制パルス出力指令を受けた場合、弁体の現在の開度が全閉である場合にのみ積算パルスに代えて予め定められた強制パルスを積算パルス出力手段より出力させる強制パルス出力手段を設けたものである。
この発明において、弁制御装置は、強制パルス出力指令を受けると、弁体の現在の開度が全閉であるか否かを確認し、全閉である場合にのみ積算パルスの出力を中止し、強制パルスを出力する。これにより、弁体の開度が全閉である場合にしか、すなわち流体が流れていない時にしか、弁制御装置からは強制パルスが出力されない。したがって、パルス受信装置において、積算パルスのカウント値に強制パルスを加えないようにすれば、その積算パルスのカウント値は流体が流れた分だけとなり、誤カウントを防止することが可能となる。
本発明において、弁制御装置は、強制パルス出力指令を受けると、弁体の現在の開度が全閉であるか否かを確認し、弁体の開度が全閉である場合にのみ積算パルスに代えて強制パルスを出力する。この場合、弁体の現在の開度が全閉であれば、直ちに強制パルスが出力されることになるが、弁体の現在の開度が全閉でない場合には、弁体の開度を強制的に全閉とし、弁体の開度が全閉となったことを確認した場合に、強制パルスを出力するようにしてもよい。
また、本発明において、弁制御装置から強制パルスを出力させる際、パルス受信装置に対して事前に強制パルスの出力開始を知らせる強制出力モード信号を送信すると共に、強制パルスの出力を停止させる際、パルス受信装置に対して強制パルスの出力終了を知らせる通常出力モード信号を送信するようにしてもよい。この場合、強制パルスの出力の停止は、強制パルスの出力を開始してから一定時間経過後(自動停止)としたり、強制パルスを所定数出力した後(自動停止)としたり、別途停止の指令を受けるまで強制パルスを出力し続ける(手動停止)などの方法が考えられる。運用時の事故防止といった観点からは、自動停止の方が実用的であると考えられる。
また、本発明において、弁制御装置から強制パルスを出力させる際、パルス受信装置に対して事前に強制出力モード信号を送信すると共に、弁開度制御手段による弁体の全閉状態からの開方向への制御を確認した時、強制パルスの出力を停止させると共に、パルス受信装置に対して通常出力モード信号を送信するようにしてもよい。
また、本発明では、パルス受信装置において、積算パルスのカウント値(積算値)に強制パルスを加えないようにすれば、積算パルスの誤カウントを防止することが可能となるが、この場合の1つの方式として、弁制御装置から強制出力モード信号を受信した時、現在の積算値を第1の積算値として記憶したうえ、継続的に積算処理を行うと共に、その後、通常出力モード信号を受信した時、記憶されている第1の積算値から積算処理を再開するという方式が考えられる。また、別の方式として、弁制御装置から強制出力モード信号を受信した時、積算処理を継続すると共に、新規の積算処理を開始し、その後、通常出力モード信号を受信した時、継続して積算処理された積算値から新規に積算処理された積算値を減算し、この減算した積算値から積算処理を再開するという方式が考えられる。
また、本発明において、弁開度制御装置は、少なくとも弁本体を流れる流体の計測流量より演算される積算値に対応する積算パルスを出力するが、この積算パルスの1つの例として、弁本体を流れる流体の計測流量と熱交換器への流体の入口計測温度および出口計測温度とから演算される積算熱量に対応する積算パルスが挙げられる。この場合、弁本体は熱交換器への流体の供給通路に取り付け、熱交換器への流体の入口温度(往温度)および出口温度(還温度)を計測するようにする。また、積算パルスの別の例として、弁本体を流れる流体の計測流量から演算される積算流量に対応する積算パルスが挙げられる。
また、本発明において、強制パルス出力指令は、弁制御装置に設定操作部を設け、この設定操作部からの手動操作によって与えられるようにしたり、通信(有線,無線)により別装置から与えられるようにしたりしてもよい。
本発明によれば、弁制御装置とパルス受信装置とを備えた積算パルス送受信システムにおいて、弁制御装置に、強制パルス出力指令を受けた場合、弁体の現在の開度が全閉である場合にのみ積算パルスに代えて強制パルスを出力させる機能を設けたので、弁体の開度が全閉である場合にしか、すなわち流体が流れていない時にしか、弁制御装置からは強制パルスが出力されず、パルス受信装置での積算パルスの誤カウントを防止することが可能となる。
本発明に係る積算パルス送受信システムを含む空調システムの一実施の形態の要部を示す図である。 この空調制御システムにおける積算パルス出力機能付き制御弁およびパルス受信装置の要部のブロック図である。 積算パルスの出力中に強制パルス出力指令を受けた時の積算パルス出力機能付き制御弁における演算制御部での処理の流れを示すフローチャートである。 積算パルスの出力中に強制パルス出力指令を受けた時の積算パルス出力機能付き制御弁における演算制御部での処理の流れを説明するためのタイムチャートである。 積算パルスの積算処理中に積算パルス出力機能付き制御弁から強制パルスを受けた時のパルス受信装置における積算処理部での処理の流れの第1例(方式1)を示すフローチャートである。 積算パルスの積算処理中に積算パルス出力機能付き制御弁から強制パルスを受けた時のパルス受信装置における積算処理部での処理の流れの第2例(方式2)を示すフローチャートである。 弁体の開度が全閉とされている時に強制パルス出力指令を受けた時の積算パルス出力機能付き制御弁における演算制御部での処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る積算パルス送受信システムを含む空調システムの一実施の形態の要部を示す図である。
同図において、1は空調機、2は積算パルス出力機能付き制御弁、3はパルス受信装置である。この空調システムにおいて、積算パルス出力機能付き制御弁(以下、単に制御弁と呼ぶ)2は弁制御装置2Aを備え、この弁制御装置2Aとパルス受信装置3とによって本発明に係る積算パルス送受信システムが構成されている。
空調機1は、熱源からの冷温水の供給を受ける熱交換器(冷温水コイル)1−1と、熱交換器1−1によって生成された調和空気を制御対象空間へ送るファン1−2とを備えている。制御弁2は熱交換器1−1への冷温水の供給通路に設置されており、制御弁2とパルス受信装置3とは信号配線によって接続されている。図2に制御弁2およびパルス受信装置3の要部のブロック図を示す。
〔制御弁(積算パルス出力機能付き制御弁)〕
制御弁2は、冷温水が流れる弁本体2−1と、この弁本体2−1内に設けられた弁体2−2と、この弁体2−2を駆動するアクチュエータ2−3と、熱交換器1−1への冷温水の入口温度を往温度TSとして計測する往温度計測部2−4と、熱交換器1−1からの冷温水の出口温度を還温度TRとして計測する還温度計測部2−5と、弁本体2−2を流れる冷温水の流量Fを計測する流量計測部2−6と、弁体2−2の開度θpvを計測する弁開度計測部2−7と、手動による設定操作部2−8とを備えている。
この制御弁2において、弁制御装置2Aはアクチュエータ2−3に内蔵されており、弁制御装置2Aは演算制御部21と弁駆動部22と積算パルス出力部23とを備えている。
演算制御部21は、流量計測部2−6からの冷温水の流量F(計測流量)と往温度計測部2−4からの往温度TS(入口計測温度)および還温度計測部2−5からの還温度TR(出口計測温度)とから熱量を演算し、さらにこの熱量を積算して積算熱量を求め、この積算熱量が所定値に達する毎に積算パルス出力部23から積算パルスを出力させる。この積算パルスを出力させる機能を積算パルス出力機能と呼ぶ。この積算パルスはパルス受信装置3へ送られる。
また、演算制御部21は、上位装置(図示せず)からの設定開度θspを入力とし、この設定開度θspに弁開度計測部2−7によって計測される弁開度θpvを一致させるように、弁駆動部22を介して弁体2−2の開度を制御する。この弁体2−2の開度を制御する機能を弁開度制御機能と呼ぶ。この弁開度制御機能によって、空調機1からの調和空気の供給を受ける制御対象空間の温度を設定温度に一致させるように、熱交換器1−1への冷温水の流量が制御される。
演算制御部21は、上述した積算パルス出力機能21Aと弁開度制御機能21Bとを通常の機能として有しており、この通常の機能に加えて、さらに設定操作部2−8から強制パルス出力指令を受けた時の強制パルス出力機能21Cを有している。
〔強制パルス出力機能〕
図3に積算パルスの出力中に設定操作部2−8から強制パルス出力指令を受けた時の演算制御部21での処理の流れを示す。演算制御部21は、積算パルス出力機能21Aによって、冷温水の流量Fと往温度TSおよび還温度TRとから熱量を演算し、さらにこの熱量を積算して積算熱量を求め、この積算熱量が所定値に達する毎に積算パルスを出力している(ステップS101,S102)。
この積算パルスの出力中に、設定操作部2−8から強制パルス出力指令を受けると(ステップS103のYES、図4(a)に示すt1点)、演算制御部21は、弁体2−2の現在の開度θpvをθRとして記憶したうえ(ステップS104、図4(b)に示すt1点)、弁駆動部22へ強制全閉信号を送る(ステップS105)。これにより、それまでの通常モードが解除され、弁体2−2の強制的な全閉動作が開始される。
演算制御部21は、弁体2−2の開度が全閉となったことを確認すると(ステップS106のYES、図4(b)に示すt2点)、モード通知信号出力部24より強制出力モード信号を出力させる(ステップS109、図4(c)に示すt2点)。これにより、演算制御部21は、強制パルス出力モードに入る。
なお、弁駆動部22へ強制全閉信号を送った後、弁体2−2の開度が全閉となったことが確認されるまでの間、演算制御部21は、積算パルス出力部23からの積算パルスの出力を続ける(ステップS106〜S108)。
演算制御部21は、強制パルス出力モードに入ると、所定時間TWの経過を待って(ステップS110)、予め定められた模擬積算パルス(一定間隔のパルス)を強制パルスとして積算パルス出力部23より出力させる(ステップS111)。この強制パルスの出力は予め定められたTA時間続ける。
演算制御部21は、強制パルスの出力をTA時間続けた後(ステップS112のYES、図4(a)に示すt3点)、所定時間TBの経過を待って(ステップS113のYES、図4(a)に示すt4点)、モード通知信号出力部24より通常出力モード信号を出力させる(ステップS114、図4(d)に示すt4点)。また、これと同時に、弁駆動部22へステップS104で記憶した弁開度θRへの復帰指令を出力する(ステップS115)。これにより、演算制御部21は、通常モードに復帰する。また、弁体2−2の開度は、強制パルス出力指令が出された時の元の開度に戻される。
なお、この例において、演算制御部21は、弁体2−2の現在の開度θpvをθRとして記憶し、復帰時にはこの弁開度θRへの復帰指令を出力するようにしたが、復帰時の実際の負荷に応じた演算弁開度への復帰指令を出力するようにしてもよい。
〔パルス受信装置〕
パルス受信装置3は積算処理部31を備えている。積算処理部31は制御弁2からの積算パルスの積算処理を行う。具体的には、積算パルスのカウントを行い、そのカウント値を積算値とする。
〔方式1〕
図5に積算パルスの積算処理中に制御弁2から強制パルスを受けた時の積算処理部31での処理の流れの第1例(方式1)を示す。
この方式1において、積算処理部31は、制御弁2からの積算パルスを受信し、この積算パルスを受ける毎に積算処理を行う(ステップS201,S202)。この積算パルスの積算処理中に制御弁2から強制出力モード信号を受けると(ステップS203のYES)、その時のステップS202での積算値を第1積算値として記憶する(ステップS204)。
そして、積算処理部31は、制御弁2から送られてくる強制パルス(模擬積算パルス)を受信し(ステップS205)、この強制パルスの積算処理(模擬積算処理)を開始する(ステップS206)。積算処理部31は、制御弁2から通常出力モード信号の受信の有無を確認しながら、強制パルスの積算処理を続ける(ステップS205〜S207)。
そして、制御弁2から通常出力モード信号を受けると(ステップS207のYES)、積算処理部31は、ステップS204で記憶した第1積算値を積算処理再開時の積算値とし(ステップS208)、制御弁2からの積算パルスの受信および積算処理を再開する(ステップS201〜S203)。
〔方式2〕
図6に積算パルスの積算処理中に制御弁2から強制パルスを受けた時の積算処理部31での処理の流れの第2例(方式2)を示す。なお、図6において、ステップS301〜S303の処理は、図5におけるステップS201〜S203の処理に対応するので、その説明は省略する。
この方式2において、積算処理部31は、積算パルスの積算処理中に制御弁2から強制出力モード信号を受けると(ステップS303のYES)、制御弁2から送られてくる強制パルス(模擬積算パルス)を受信し(ステップS304)、強制パルスを積算パルスとみなしての積算処理を継続すると共に(ステップS305)、新規の積算処理として強制パルスの積算処理(模擬積算処理)を開始する(ステップS306)。積算処理部31は、制御弁2からの通常出力モード信号の受信の有無を確認しながら、継続積算処理と模擬積算処理とを続ける(ステップS304〜S307)。
そして、制御弁2から通常出力モード信号を受けると(ステップS307のYES)、積算処理部31は、継続して積算処理された積算値(継続積算値)から新規に積算処理された積算値(模擬積算値)を減算し、減算後の積算値を求める(ステップS308)。そして、この減算後の積算値を積算処理再開時の積算値とし(ステップS309)、制御弁2からの積算パルスの受信および積算処理を再開する(ステップS301〜S303)。
この方式1,2で示されるように、パルス受信装置3において、積算処理部31は、積算パルスのカウント値(積算値)に強制パルスを加えない。一方、制御弁2から強制パルスが出力されている時は、制御弁2における弁体2−2の開度は全閉とされている。すなわち、制御弁2から強制パルスが出力されている時は、弁本体2−1には流体が流れていない。したがって、積算処理部31での積算パルスのカウント(積算値)は流体が流れた分だけとなり、積算パルスの積算処理中に制御弁2からの強制パルスが送られてきても、誤カウントが生じることはない。
なお、上述においては、制御弁2における演算制御部21が有する強制パルス出力機能として、積算パルスの出力中に強制パルス出力指令を受けた時の処理について説明したが、演算制御部21は、弁体2−1の開度が全閉とされている時に強制パルス出力指令を受けた時にも積算パルス出力部23から強制パルスを出力させる機能を有している。
図7に弁体2−2の開度が全閉とされている時に設定操作部2−8から強制パルス出力指令を受けた時の演算制御部21での処理の流れを示す。演算制御部21は、強制パルス出力指令を受けると(ステップS401のYES)、弁体2−2の現在の開度が全閉であるか否かを確認する(ステップS402)。
ここで、弁体2−2の開度が全閉であることを確認すると(ステップS402のYES)、演算制御部21は、モード通知信号出力部24より強制出力モード信号を出力させる(ステップS403)。そして、この強制出力モード信号の出力後、積算パルス出力部23より強制パルス(模擬積算パルス)を出力させる(ステップS404)。
演算制御部21は、弁体2−2の開度が全閉であることを確認しながら、強制パルスの出力を続ける(ステップS404〜S406)。そして、この強制パルスの出力を所定時間続けた後(ステップS406のYES)、モード通知信号出力部24より通常出力モード信号を出力させる(ステップS408)。
演算制御部21は、ステップS404〜406での強制パルスの出力中、弁体2−2の全閉状態から開方向への制御を確認すると(ステップS405のNO)、強制パルスの出力を停止させ(ステップS407)、モード通知信号出力部24より通常出力モード信号を出力させる(ステップS408)。
なお、ステップS405での弁体2−2の全閉状態から開方向への制御は、実際に弁体2−2の開度を確認してもよいし、設定開度θspと計測された開度θpvとの比較によって得られる演算量として確認してもよい。
また、演算制御部21は、強制パルス出力指令を受けても(ステップS401のYES)、弁体2−2の現在の開度が全閉でなければ(ステップS402のNO)、強制パルスの出力は行わない。この場合、図3に示した処理が行われるものとなる。
上述した実施の形態では、設定操作部2−8での手動操作によって、設定操作部2−8より強制パルス出力指令が演算制御部21に与えられるものとしたが、別装置から通信(有線,無線)によって与えられるような構成でもよい。
また、上述した実施の形態では、強制パルスの出力を開始してから一定時間経過後に強制パルスの出力を停止(自動停止)させるようにしたが、強制パルスを所定数出力した後に強制パルスを停止(自動停止)させるようにしてもよく、設定操作部2−8から別途停止の指令を受けるまで強制パルスを出力し続ける(手動停止)ようにしてもよい。運用時の事故防止といった観点からは、自動停止の方が実用的であると考えられる。
また、上述した実施の形態では、積算パルスを冷温水の流量Fと往温度TSおよび還温度TRとから演算される積算熱量に対応する積算パルスとしたが、冷温水の流量Fから演算される積算流量に対応する積算パルスなどとしてもよい。
本発明の積算パルス送受信システムは、熱量や流量などの積算値に対応する積算パルスを送受信する積算パルス送受信システムとして、空調システムなど各種のシステムに利用することが可能である。
1…空調機、1−1…熱交換器、1−2…ファン、2…積算パルス出力機能付き制御弁(制御弁)、2−1…弁本体、2−2…弁体、2−3…アクチュエータ、2−4…往温度計測部、2−5…還温度計測部、2−6…流量計測部、2−7…弁開度計測部、2−8…設定操作部、2A…弁制御装置、21…演算制御部、21A…積算パルス出力機能、21B…弁開度制御機能、21C…強制パルス出力機能、22…弁駆動部、23…積算パルス出力部、24…モード通知信号出力部、3…パルス受信装置、31…積算処理部。

Claims (8)

  1. 弁本体を流れる流体の流れを調整する弁体の開度を制御する弁開度制御手段と,少なくとも前記弁本体を流れる流体の計測流量より演算される積算値に対応する積算パルスを出力する積算パルス出力手段とを備える弁制御装置と、前記弁制御装置からの前記積算パルスを受信するパルス受信装置とを備えた積算パルス送受信システムにおいて、
    前記弁制御装置は、
    強制パルス出力指令を受けた場合、前記弁体の現在の開度が全閉である場合にのみ、前記積算パルスに代えて予め定められた強制パルスを前記積算パルス出力手段より出力させる強制パルス出力手段
    を備えることを特徴とする積算パルス送受信システム。
  2. 請求項1に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記強制パルス出力手段は、
    前記強制パルス出力指令を受けた場合、前記弁開度制御手段に指令を送って前記弁体の開度を強制的に全閉とさせ、前記弁体の開度が全閉となったことを確認した場合に、前記強制パルスを前記積算パルス出力手段より出力させる
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  3. 請求項1又は2に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記強制パルス出力手段は、
    前記強制パルスを出力させる際、前記パルス受信装置に対して事前に前記強制パルスの出力開始を知らせる強制出力モード信号を送信すると共に、前記強制パルスの出力を停止させる際、前記パルス受信装置に対して前記強制パルスの出力終了を知らせる通常出力モード信号を送信する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  4. 請求項1に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記強制パルス出力手段は、
    前記強制パルスを出力させる際、前記パルス受信装置に対して事前に前記強制パルスの出力開始を知らせる強制出力モード信号を送信すると共に、前記弁開度制御手段による前記弁体の全閉状態からの開方向への制御を確認した時、前記強制パルスの出力を停止させると共に、前記パルス受信装置に対して前記強制パルスの出力終了を知らせる通常出力モード信号を送信する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  5. 請求項3又は4に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記パルス受信装置は、
    前記弁制御装置から送られてくる積算パルスを受信し、所定の積算処理を行う積算処理手段を備え、
    前記積算処理手段は、
    前記弁制御装置から前記強制出力モード信号を受信した時、現在の積算値を第1の積算値として記憶したうえ、継続的に積算処理を行うと共に、その後、前記通常出力モード信号を受信した時、前記記憶されている第1の積算値から積算処理を再開する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  6. 請求項3又は4に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記パルス受信装置は、
    前記弁制御装置から送られてくる積算パルスを受信し、所定の積算処理を行う積算処理手段を備え、
    前記積算処理手段は、
    前記弁制御装置から前記強制出力モード信号を受信した時、積算処理を継続すると共に、新規の積算処理を開始し、その後、前記通常出力モード信号を受信した時、継続して積算処理された積算値から新規に積算処理された積算値を減算し、この減算した積算値から積算処理を再開する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記弁本体は、
    熱交換器への流体の供給通路に取り付けられており、
    前記積算パルス出力手段は、
    前記弁本体を流れる流体の計測流量と前記熱交換器への流体の入口計測温度および出口計測温度とから演算される積算熱量に対応する積算パルスを出力する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
  8. 請求項1〜6の何れか1項に記載された積算パルス送受信システムにおいて、
    前記積算パルス出力手段は、
    前記弁本体を流れる流体の計測流量から演算される積算流量に対応する積算パルスを出力する
    ことを特徴とする積算パルス送受信システム。
JP2010201776A 2010-09-09 2010-09-09 積算パルス送受信システム Expired - Fee Related JP5426507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010201776A JP5426507B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 積算パルス送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010201776A JP5426507B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 積算パルス送受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012058081A true JP2012058081A (ja) 2012-03-22
JP5426507B2 JP5426507B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=46055355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010201776A Expired - Fee Related JP5426507B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 積算パルス送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5426507B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047921A (ja) * 1983-08-26 1985-03-15 Tokyo Tatsuno Co Ltd 温度補正付流量測定装置
JPH04136653A (ja) * 1990-09-27 1992-05-11 Takenaka Komuten Co Ltd 空調装置
JPH10170322A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Nitto Seiko Co Ltd 流量計の表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047921A (ja) * 1983-08-26 1985-03-15 Tokyo Tatsuno Co Ltd 温度補正付流量測定装置
JPH04136653A (ja) * 1990-09-27 1992-05-11 Takenaka Komuten Co Ltd 空調装置
JPH10170322A (ja) * 1996-12-13 1998-06-26 Nitto Seiko Co Ltd 流量計の表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5426507B2 (ja) 2014-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2479505B1 (en) Heating-Cooling-Capacity measurement controlling and expenses-sharing system and method
JP2008101897A (ja) 空調制御の仲介装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム
CN102278804B (zh) 多联式空调机组制热时防止冷媒偏流的控制方法
EP3008367B1 (en) Combination isolation valve and check valve with integral flow rate, pressure, and/or temperature measurement
JP2009030823A (ja) 空調制御システムおよび空調制御方法
RU2683346C2 (ru) Способ и система для автоматического гидравлического выравнивания потребителей в отопительной и/или охладительной установке
KR101496599B1 (ko) 열원 장치
JP2016169913A (ja) 熱交換換気装置
US10088197B2 (en) Water heating apparatus and water heating system
HRP20240172T1 (hr) Postupak i upravljač za upravljanje sklopom reverzibilne toplinske pumpe
EP3751381B1 (en) Flow control module and method for controlling the flow in a hydronic system
JP4885901B2 (ja) 流量制御システム
JP5264997B2 (ja) 空気調和装置
JP5426507B2 (ja) 積算パルス送受信システム
ES2383864A1 (es) Proceso y sistema de control de un circuito hidráulico de varios intercambiadores de calor.
EP3021049A1 (en) Heat interface unit
US20200309387A1 (en) Hot water supply device
CN109269007B (zh) 一种户式水机控制方法、控制系统及空调器
JP2017010238A (ja) 制御バルブの故障診断装置および方法
CN105066451A (zh) 燃气热水器及其出水温度控制方法和热水系统
CN111735158B (zh) 供热水装置
EP3698085B1 (en) Device for boilers or thermic generators
JP2018185085A (ja) エネルギ供給システム
US20240060655A1 (en) Method for the predictive maintenance of primary circuit components of a boiler
JP2005195208A (ja) 設備機器の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5426507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees