JP2012056837A - 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置 - Google Patents

発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012056837A
JP2012056837A JP2011196598A JP2011196598A JP2012056837A JP 2012056837 A JP2012056837 A JP 2012056837A JP 2011196598 A JP2011196598 A JP 2011196598A JP 2011196598 A JP2011196598 A JP 2011196598A JP 2012056837 A JP2012056837 A JP 2012056837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
translucent plate
light
plate glass
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011196598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012056837A5 (ja
JP5102895B2 (ja
Inventor
Kazuto Hanyu
一人 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011196598A priority Critical patent/JP5102895B2/ja
Publication of JP2012056837A publication Critical patent/JP2012056837A/ja
Publication of JP2012056837A5 publication Critical patent/JP2012056837A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102895B2 publication Critical patent/JP5102895B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

【課題】ガラス自体の強度を損なわず、建築材その他の用途に一般的に用いられている透光性板ガラスの表面を加工して、装飾性に優れた発光装飾ガラスおよび装飾ガラスを提供する。
【解決手段】4〜25mmの厚さの透光性板ガラス1の表面に、0.01〜3.0mmの径の大きさの放射状の亀裂7を打刻により多数設け、この亀裂7のドットにより任意の文字または図柄を構成して装飾ガラスを作製する。発光装飾ガラスは、この装飾ガラスと、透光性板ガラス1の四方側面の何れかの方向から、指向性のある照射光が透光性板ガラス1内部に入射するように配置された光源とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、板ガラス表面を鋭利な加工工具で瞬間的に打刻することにより、微小な亀裂をガラス板に生じさせた発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置の技術に関するものである。
従来から、ガラス表面に表示を行う技術は広く行われている。例えば、合わせガラスを構成する中間膜内に設けた切り欠き部分に発光ダイオード(LED)などの発光素子を配置し、合わせガラス内部に発光素子に接続されている導線として導電膜を形成することによって発光素子を発光させて表示を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。かかる技術では、合わせガラスを構成する中間膜内に設けた切り欠き部分に発光ダイオード(LED)などの発光素子を配置するため、特殊なガラス構造となる。また、ガラス自体の強度にも問題がある。さらに、単板のガラス板には発光素子を配置することができないという問題がある。
また、導電膜を有する少なくとも1枚のガラスと、発光素子とから構成される機能性ガラスの技術が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。この技術の場合、導電膜を有するガラス表面には設置孔又はガラス板の厚みの薄い部分を設けて、発光ダイオード(LED)などの発光素子の設置部を形成し、合わせガラスではなく、単板のガラス板に発光素子を配置するものである。この技術では、ガラスの表面側から見た場合に合わせガラスに比べて光量が増加し、発色も鮮明となり視認性が向上する利点がある。しかしながら、この場合も、ガラス自体に発光素子を内蔵するため、特殊なガラス構造となり、ガラス自体の強度に問題がある。
また一方で、従来のガラス表面の加工は、研磨装置を使用したり、薬品による腐食作用により文字や画像を書き込んでいた。そのため、加工から生じる廃棄物廃液などを発生させていた。かかるガラス表面の研磨作業や腐食作業に当たっては、時間と労力を大きく消費し、また制作面に関して非常にコスト及び労力を要し大量生産が困難であるという問題があった。
特開2003−034560号公報 特開2006−323323号公報
上記状況に鑑みて、本発明は、ガラス自体の強度を損なわず、建築材その他の用途に一般的に用いられている透光性板ガラスの表面を加工して、装飾性に優れた発光装飾ガラスおよび装飾ガラスを提供することを目的とする。
また、それらの発光装飾ガラスおよび装飾ガラスの製造方法ならびに製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の発光装飾ガラスは、所定厚さの透光性板ガラスの表面に、所定の大きさの放射状の亀裂を少なくとも1つ設け、この亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成した装飾ガラスと、透光性板ガラスの四方側面の何れかの方向から、指向性のある照射光が透光性板ガラス内部に入射するように配置された光源と、を備えた構成とされる。
かかる構成によれば、ガラス自体の強度を損なわず、建築材その他の用途に一般的に用いられている透光性板ガラスの表面を加工して、装飾性に優れたガラスを提供できる。
所定の大きさの放射状の亀裂を設けるとは、透光性板ガラスの表面を先の尖った加工用工具で瞬間的に打刻することにより、微小な亀裂をガラス板の表面に生じさせることである。微小な亀裂を複数設けて、これらの亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成する。
そして、指向性のある光源を、透光性板ガラスの四方側面の何れかの方向に配置し、指向性のある照射光が透光性板ガラス内部に入射するようにする。
指向性のある光源の光は、ガラス内部を導光路として、一方側面から対向する反対側の側面まで透過する。この際、ガラスの界面に来る光は、ガラスから空気への臨界角は41〜43°程度であることから、全反射することからガラス外部には出射しない。
しかし、微小な亀裂をガラス板の表面に生じさせることで、その亀裂部分に到達した光は亀裂により散乱されてガラス外部に出射することになる。亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成した場合、文字や図柄が周囲のガラスと比較して格段に光り輝くことになる。しかも、亀裂は表面付近だけであり、ガラス自体の強度を損なうことはない。
ここで、光源からの光がガラス内部を通過する際に減衰することを回避するためには、透明性が高いガラスであることが必要である。透明性が高いガラスであればあるほど、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄が光り輝くことになる。
また、所定の厚さの板ガラスを用いる理由は、過度に厚さが薄い板ガラスであると、亀裂を設けることによりガラス自体の強度を損なうことになり、過度に厚さが大きい板ガラスであると、側面から照射する光源の光が臨界角より小さい入射角で界面に到達する場合があり、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄の明るさを低下させるからである。
また、放射状の亀裂を設けた際に、亀裂の隙間に空気を封入させたと解釈した場合、板ガラスの内部を透過する光が、封入させた空気により散乱し、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄から光の色が浮き出してくると理解することも可能である。
ここで、本発明の発光装飾ガラスにおける上記の放射状の亀裂は、具体的には、所定厚さの透光性板ガラスの表面を打刻することにより設けられる。板ガラスの表面を打刻することにより、放射状の亀裂を生じさせることができ、ガラスの表面加工作業が簡便に行える。
また、上記の放射状の亀裂は、より好ましくは、所定厚さの透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻することにより設けられる。ここで、表面からの深さが厚さの0.005未満であると、光の散乱が弱くなり、ガラスの表面に散乱して現れる光量が少なくなるためデザインした文字や図柄の視認性や明瞭性が悪くなる。また、表面からの深さが厚さの0.2より大きくなると、板ガラスに対する衝撃強度が高くなり、ガラス表面にひび割れが生じる可能性が高く、ガラス自体の強度が低減する。従って、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻する必要がある。
ここで、さらに好ましくは、透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.02の範囲内になるように打刻する。板ガラスに対する衝撃強度を小さくし、ガラス表面にひび割れが生じる可能性を低くでき、ガラス自体の強度の低減を回避できるからである。
また、上記の放射状の亀裂の大きさは、0.01〜3.0mmの径であることが好ましい。亀裂は板ガラス表面上に放射状に形成されるが、その大きさは0.01〜3.0mmの径である。0.01mm未満だと、光の散乱エリアがあまりに小さく、文字や図柄の視認性や明瞭性が悪くなるからである。また、3.0mmより大きいと、亀裂自体が見えることになり、意匠性が損なわれるからである。
ここで、さらに好ましくは、放射状の亀裂の大きさは、0.01〜1.0mmの径である。意匠性や装飾性がより高まるからである。
また、使用する透光性板ガラスの厚さは、4〜25mmであることが好ましい。厚さ4mm未満の薄い板ガラスであると、亀裂を設けることによりガラス自体の強度を損なうことになる。一方、厚さ25mmより大きい板ガラスであると、側面から照射する光源の光が臨界角より小さい入射角で界面に到達する場合があり、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄の明るさを低下させることになる。
ここで、さらに好ましくは、使用する透光性板ガラスの厚さは、10〜25mmである。側面から光源の光を照射しやすいからである。
ここで、上記の指向性のある光源は、具体的には、発光ダイオード(LED)により構成される。なお、発光ダイオード(LED)が今後の照明光源として期待されており、指向性も十分にあるからである。その他、レーザーダイオード(LD)やレーザーも活用できる。LEDやLDの光を光ファイバーで導光させて、光ファイバーの先端部を光源としても構わない。
また、上記の指向性のある光源は、より好ましくは、時間が経過すると発光色が変化する発光ダイオード(LED)により構成される。時間の経過とともに発光色が変化すると、意匠性や装飾性が向上するからである。
また、透光性板ガラスの四方側面のうち、光源が配置される側と対向する側に、光を遮断する枠体が設けられたことがより好ましい。光源が配置される側と反対側の対向する側は、ガラスの端面のままであると、光源の光が漏れだすことになる。指向性の高く、明るいLEDであればあるほど、漏れ出す光の量は大きくなる。例えば、ガラスの下部に光源を配置した場合、ガラスの上部側面から光が漏れ、ガラス上部の物体や天井に映り込みが発生する。このため、光源が配置される側と対向する側には、光を遮断する枠体を設けるのがよい。
ここで、透光性板ガラスは、他の観点によれば、ガラス表面に、錫もしくは銀のめっき或いは蒸着が施されたものであることが好ましい。透光性板ガラスの表面に、錫もしくは銀のめっき或いは蒸着を施して、鏡面加工したものでもよい。鏡面加工の表面に設けた亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄を光り輝かせることができるのである。
また、透光性板ガラスの表面に、マジックミラー、ハーフミラー、ミラーグラス、ミラーのいずれかが貼り合わされたものでもよい。マジックミラー、ハーフミラー、ミラーグラス、ミラーの厚みは、亀裂のドットの深さより薄くなるようにすることで、板ガラス内部の散乱光を表面の亀裂から出射することができる。
さらに、透光性板ガラスが、カラーガラスであることでもよい。透光性板ガラスは透明でなくとも、カラーガラスでもよい。意匠性や装飾性を向上できるからである。
次に、本発明の装飾ガラスについて説明する。
本発明の装飾ガラスは、所定厚さの透光性板ガラスの表面に、所定の大きさの放射状の亀裂を少なくとも1つ設け、亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成したことを特徴とする。
かかる構成によれば、ガラス自体の強度を損なわず、建築材その他の用途に一般的に用いられている透光性板ガラスの表面を加工して、装飾性に優れたガラスを提供できる。
所定の大きさの放射状の亀裂を設けるとは、透光性板ガラスの表面を先の尖った加工用工具で瞬間的に打刻することにより、微小な亀裂をガラス板の表面に生じさせることである。微小な亀裂を複数設けて、これらの亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成する。
この装飾ガラスの側面から指向性のある光源の光をあてた場合、ガラス内部が導光路として作用し、一方側面から対向する反対側の側面まで光源の光を透過させることになる。この際、ガラスの界面に来る光は、ガラスから空気への臨界角は41〜43°程度であることから、全反射することからガラス外部には出射しない。微小な亀裂をガラス板の表面に生じさせることで、その亀裂部分に到達した光は亀裂により散乱されてガラス外部に出射することになる。亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成した場合、文字や図柄が周囲のガラスと比較して格段に光り輝くことになるのである。
また、所定の厚さの板ガラスを用いる理由は、過度に厚さが薄い板ガラスであると、亀裂を設けることによりガラス自体の強度を損なうことになり、過度に厚さが大きい板ガラスであると、側面から照射する光源の光が臨界角より小さい入射角で界面に到達する場合があり、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄の明るさを低下させるからである。
また、放射状の亀裂を設けた際に、亀裂の隙間に空気を封入させたと解釈した場合、板ガラスの内部を透過する光が、封入させた空気により散乱し、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄から光の色が浮き出してくると理解することも可能である。
ここで、本発明の装飾ガラスにおける上記の放射状の亀裂は、具体的には、所定厚さの透光性板ガラスの表面を打刻することにより設けられる。板ガラスの表面を打刻することにより、放射状の亀裂を生じさせることができ、ガラスの表面加工作業が簡便に行える。
また、上記の放射状の亀裂は、より好ましくは、所定厚さの透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻することにより設けられる。ここで、表面からの深さが厚さの0.005未満であると、光の散乱が弱くなり、ガラスの表面に散乱して現れる光量が少なくなるためデザインした文字や図柄の視認性や明瞭性が悪くなる。また、表面からの深さが厚さの0.2より大きくなると、板ガラスに対する衝撃強度が高くなり、ガラス表面にひび割れが生じる可能性が高く、ガラス自体の強度が低減する。従って、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻する必要がある。
ここで、さらに好ましくは、透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.02の範囲内になるように打刻する。板ガラスに対する衝撃強度を小さくし、ガラス表面にひび割れが生じる可能性を低くでき、ガラス自体の強度の低減を回避できるからである。
また、上記の放射状の亀裂の大きさは、0.01〜3.0mmの径であることが好ましい。亀裂は板ガラス表面上に放射状に形成されるが、その大きさは0.01〜3.0mmの径である。0.01mm未満だと、光の散乱エリアがあまりに小さく、文字や図柄の視認性や明瞭性が悪くなるからである。また、3.0mmより大きいと、亀裂自体が見えることになり、意匠性が損なわれるからである。
ここで、さらに好ましくは、放射状の亀裂の大きさは、0.01〜1.0mmの径である。意匠性や装飾性がより高まるからである。
また、使用する透光性板ガラスの厚さは、4〜25mmであることが好ましい。厚さ4mm未満の薄い板ガラスであると、亀裂を設けることによりガラス自体の強度を損なうことになる。一方、厚さ25mmより大きい板ガラスであると、側面から照射する光源の光が臨界角より小さい入射角で界面に到達する場合があり、亀裂のドットにより構成された任意の文字や図柄の明るさを低下させることになる。
ここで、さらに好ましくは、使用する透光性板ガラスの厚さは、10〜25mmである。側面から光源の光を照射しやすいからである。
ここで、透光性板ガラスは、他の観点によれば、ガラス表面に、錫もしくは銀のめっき或いは蒸着が施されたものであることが好ましい。
また、透光性板ガラスの表面に、マジックミラー、ハーフミラー、ミラーグラス、ミラーのいずれかが貼り合わされたものでもよい。
さらに、透光性板ガラスが、カラーガラスであることでもよい。
各々の理由については、上述の発光装飾ガラスと同様であり、説明は省略する。
次に、本発明の装飾ガラスの製造方法について説明する。
本発明の装飾ガラスの製造方法は、下記1)〜3)の工程を備える。
1)厚み4〜25mmの透光性板ガラスを、緩衝材を敷いた加工台の上に配置する配置工程
2)ガラスより強度がある硬質性の先の尖った工具を用いて透光性板ガラスの表面を瞬間的に打刻し、打刻された透光性板ガラス表面に所定の大きさの放射状の亀裂を設ける打刻工程
3)打刻工程を繰り返し、前記亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成する装飾工程
硬質性の先の尖った工具とは、例えば、アルミ製の工具であり、円錐状に先端部が鋭角に尖ったものである。鉄やダイヤモンドでもよい。ガラスより強度がある硬質性のものであれば、金属に限らず、硬質性樹脂でもよい。
また、板ガラスの表面を瞬間的に打刻するとは、板ガラスの表面の上から工具を落下させるイメージである。重力による自然落下でもよい。また、勢いよく速度をつけて落下させてもよい。但し、表面からある程度の深さまでしか亀裂が生じないように、工具の落下を制御する必要がある。具体的には、落下位置を制御するストッパーを設けたりする。
ここで、緩衝材は、好適にはフェルトシートが用いられる。傷防止に優れており、粘着性もあるからである。
次に、本発明の装飾ガラスの製造装置について説明する。
本発明の装飾ガラスの製造装置は、下記a)〜c)を備える。
a)緩衝材を敷いた平坦な加工台
b)ガラスより強度がある硬質性の先の尖った工具
c)工具を保持するアームであって、加工台に搭載された対象物に対して、瞬間的に下降し、工具の先端部により対象物の表面を打刻し得るアーム
ガラスより強度がある硬質性の先の尖った工具については、上述のとおりで、例えば、アルミ製の工具であり、円錐状に先端部が鋭角に尖ったものである。鉄やダイヤモンドでもよい。ガラスより強度がある硬質性のものであれば、金属に限らず、硬質性樹脂でもよい。
工具を保持するアームは、加工台に搭載された対象物の表面からある程度の深さまでしか亀裂が生じないように、工具の落下を制御する。瞬間的に下降するとは、上述のとおりで、加工台に搭載された対象物の表面の上から工具を落下させるイメージである。重力による自然落下でもよい。また、勢いよく速度をつけて落下させてもよい。
ここで、緩衝材には、傷防止に優れており、粘着性もあるフェルトシートが好適に用いられる。
また、本発明の装飾ガラスの製造装置におけるアームは、加工台の平面の任意の位置に移動できることが好ましい。
アームが加工台の平面の任意の位置に移動できるように、X軸方向の移動ヘッド、Y軸方向の移動ヘッドを備える。この移動ヘッドにアームが取り付けられる。移動ヘッドはサーボモータによりX−Y方向に移動できるようになっている。
また、本発明の装飾ガラスの製造装置におけるアームは、対象物の表面を打刻する力を調整できることが好ましい。対象物の表面を打刻する力を調整できるように、さらに、Z軸方向の移動ヘッドを備え、この移動ヘッドにアームが取り付けられ、移動ヘッドはサーボモータによりZ方向に所定速度で移動できるようになっている。
このZ軸方向の移動速度を調整することにより、落下による打刻する力を調整する。
本発明によれば、ガラス自体の強度を損なわず、建築材その他の用途に一般的に用いられている透光性板ガラスの表面を加工して、装飾性に優れた発光装飾ガラスおよび装飾ガラスを提供できるといった効果を有する。
また、板ガラスの表面処理を簡単に施すことができるといった効果もある。これにより製作原価を下げることが可能で、余計な労力及び工場施設を作ることにより天然資源の無駄使いを押さえることに貢献できる。
さらに、板ガラス表面に、亀裂を生じさせる位置を変更するだけで自由な形で製作可能であり、ユーザの様々なオーダーにもフレキシブルに対応できる。
板ガラスを製作用加工台に搭載した状態の模式図 加工工具を板ガラス表面に当てる直前の状態の模式図 加工工具を板ガラス表面に当て亀裂を生じさせた後の板ガラスの模式図 板ガラス表面の亀裂の拡大図 連続して打刻して文字を作製する様子のイメージ図 発光装飾ガラスの構成の説明図 発光装飾ガラスの発光原理の説明図(1) 発光装飾ガラスの発光原理の説明図(2) 装飾ガラスの製造方法のフロー図 装飾ガラスの製造装置の構成図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は板ガラスを製作用加工台に搭載した状態の模式図である。1は透光性板ガラス、2は加工台、3はフェルトシートである。透光性板ガラス1は、厚さが4〜25mmのもの、例えば20mmの厚さの板ガラスを用意する。市場に流通する板ガラスでよい。できるだけ透明度の高い透明ガラスを選択する。
透光性板ガラス1を加工台2に載せる。ガラス表面に傷が生じるのを防止する目的と加工台表面の滑りを防止する目的から、加工台2と透光性板ガラス1の間には衝撃を和らげるフェルトシート3をはさむ。
図2は加工工具を板ガラス表面に当てる直前の状態の模式図を示している。透光性板ガラス1の上面に、円錐状に先端部4の尖ったアルミ製の加工工具5を近づける。加工工具5はアーム(図示せず)によって保持されており、アームの上下移動動作によって、先端部4が板ガラス表面を瞬間的に打刻する。
図3は加工工具を板ガラス表面に当て亀裂を生じさせた後の板ガラスの模式図である。打刻された透光性板ガラス1は、微小な放射状の亀裂7を生じる。放射状の亀裂は、透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻する。実施例では20mmの厚さの透光性板ガラスを用いており、亀裂の深さは0.1とした。放射状の亀裂の大きさは1.0mmであった。
図4は板ガラス表面の亀裂の拡大図を示している。板ガラス表面には亀裂のドットを用いてアルファベット2文字(“H”と“B”)が施されている。この文字“B”を拡大(Zoom)したものが図の右側の円の部分に示している。3つの亀裂(7a,7b,7c)が現れている。この亀裂は図示するように、放射状に亀裂が生じていた。
図5は連続して打刻して文字を作製する様子のイメージ図である。透光性板ガラスの表面上を加工工具5の先端部4が移動し、亀裂を連続して形成した。
図6は発光装飾ガラスの構成の説明図である。発光装飾ガラスは、20mmの厚さの透光性板ガラス1の表面に、0.1mmの径の放射状の亀裂を多数設けて、この亀裂のドットにより、“Welcome”の文字とハート型の図形を形成した。また、透光性板ガラス1の下部の側面に、6個のLED(11a〜11f)を配置した。これらのLEDにより、透光性板ガラス1の下部の側面から、指向性のある照射光が透光性板ガラス内部に入射するようにした。
図7と図8は発光装飾ガラスの発光原理の説明図である。図7と図8は、透光性板ガラスの側面を示している。
図7と図8において、1aは透光性板ガラスの内部、1bは透光性板ガラスの表面、1cは表面と反対側の裏面とする。
図7に示すように、透光性板ガラスの表面1bに2つの亀裂(7a,7b)を作製したとする。また、透光性板ガラスの下部からLED11により指向性の高い照射光12が出射されているとする。この場合、透光性板ガラスの表面1bの2つの亀裂(7a,7b)からガラスの外側に光が放射する(8a,8b)。従って、透光性板ガラスの表面側から見ると、亀裂のドット部分が光り輝くように見えることになる。
図7では示していないが、透光性板ガラスの表面1b側からだけでなく、透光性板ガラスの裏面1c側からにも外側に光が放射する(図示せず)。
図8に示すように、LED(図示せず)により出射された指向性の高い照射光12a〜12cが透光性板ガラスの内部1aを進むうちに、ガラスの界面に近づいた光12a,12bは、それぞれ界面1b、1cで反射することになる。角度Aがガラスから空気中へ出る場合の臨界角とすると、ガラスの界面に近づいた光12a,12bの入射角Bは共に臨界角より大きいことから、全反射することになり、ガラスの外部に光が漏れることはない。
透光性板ガラスの内部1aを進むうちに、放射状の亀裂7aを通る光は、亀裂によって散乱され、全周囲にランダムに進むようになり、透光性板ガラスの表面側や裏面側から見ると、亀裂のドット部分が光り輝くように見えることになる。
図9は装飾ガラスの製造方法のフロー図である。
装飾ガラスの製造方法のフローは、配置工程(ステップS11)、打刻工程(ステップS12)、装飾工程(ステップS13)、繰り返し工程(ステップS14)から成る。
配置工程(ステップS11)では、厚み4〜25mmの透光性板ガラスを、緩衝材を敷いた加工台の上に配置する。
打刻工程(ステップS12)では、アルミ製の先の尖った加工工具を用いて透光性板ガラスの表面を瞬間的に打刻し、打刻された透光性板ガラス表面に放射状の亀裂を設ける。
装飾工程(ステップS13)では、打刻位置をシフト移動して、亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成する。
繰り返し工程(ステップS14)では、目的とする文字や図柄が完成したか否かを判断する。完成していなければ、打刻位置をシフト移動して再び打刻工程(ステップS12)と装飾工程(ステップS13)を行う。これらのステップを繰り返す。
図10は装飾ガラスの製造装置の構成図である。
装飾ガラスの製造装置は、緩衝材としてのフェルトシート3を敷いた平坦な加工台2と、アルミ製の先端部4が尖った加工工具5と、加工工具5を保持するアーム20から構成される。アーム20は、加工台2に搭載された透光性板ガラス1に対して、瞬間的に下降し、加工工具5の尖った先端部4により透光性板ガラス1の表面を打刻する。
また、アーム20は、X軸方向の移動およびY軸方向の移動が行える駆動ヘッド21に取り付けられている。駆動ヘッドはサーボモータ(図示せず)により、加工台の上のスライドレール(22a,22b)に沿って移動できるようになっている。
また、アーム20は、透光性板ガラス1の表面を打刻する力を調整できるように、Z軸方向の移動が行える駆動ヘッド(図示せず)に取り付けられる。駆動ヘッドはサーボモータによりZ方向に所定速度で移動し加工工具5の先端部4を落下できるようになっている。このZ軸方向の移動速度を調整することにより、落下による打刻する力を調整する。
本発明の発光装飾ガラスや装飾ガラスは、装飾品、置物、時計の文字盤、看板、表示装置、照明器具に有用である。
1 透光性板ガラス
2 加工台
3 フェルトシート
4 先端部
5 加工工具
7,7a〜7c 亀裂
8a,8b 散乱光
11,11a〜11f 発光ダイオード(LED)
12,12a〜12c 出射光
20 アーム

Claims (25)

  1. 所定厚さの透光性板ガラスの表面に、所定の大きさの放射状の亀裂を少なくとも1つ設け、前記亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成した装飾ガラスと、
    前記透光性板ガラスの四方側面の何れかの方向から、指向性のある照射光が前記透光性板ガラス内部に入射するように配置された光源と、
    を備えたことを特徴とする発光装飾ガラス。
  2. 所定厚さの透光性板ガラスの表面を打刻することにより放射状の亀裂を設けたことを特徴とする請求項1に記載の発光装飾ガラス。
  3. 所定厚さの透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻することにより放射状の亀裂を設けたことを特徴とする請求項1に記載の発光装飾ガラス。
  4. 上記の放射状の亀裂の大きさは、0.01〜3.0mmの径であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  5. 前記所定厚さは4〜25mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  6. 上記の指向性のある光源は、発光ダイオード(LED)により構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  7. 上記の指向性のある光源は、時間が経過すると発光色が変化する発光ダイオード(LED)により構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  8. 前記透光性板ガラスの四方側面のうち、前記光源が配置される側と対向する側に、光を遮断する枠体が設けられたことを特徴とする請求項6又は7に記載の発光装飾ガラス。
  9. 前記透光性板ガラスは、ガラス表面に、錫もしくは銀のめっき或いは蒸着が施されたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  10. 前記透光性板ガラスの表面に、マジックミラー、ハーフミラー、ミラーグラス、ミラーのいずれかが貼り合わされたものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  11. 前記透光性板ガラスが、カラーガラスであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発光装飾ガラス。
  12. 所定厚さの透光性板ガラスの表面に、所定の大きさの放射状の亀裂を少なくとも1つ設け、前記亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成したことを特徴とする装飾ガラス。
  13. 所定厚さの透光性板ガラスの表面を打刻することにより放射状の亀裂を設けたことを特徴とする請求項12に記載の装飾ガラス。
  14. 所定厚さの透光性板ガラスの表面を、表面からの深さが厚さの0.005〜0.2の範囲内になるように打刻することにより放射状の亀裂を設けたことを特徴とする請求項12に記載の装飾ガラス。
  15. 上記の放射状の亀裂の大きさは、0.01〜3.0mmの径であることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の装飾ガラス。
  16. 前記所定厚さは4〜25mmであることを特徴とする請求項12〜15のいずれかに記載の装飾ガラス。
  17. 前記透光性板ガラスは、ガラス表面に、錫もしくは銀のめっき或いは蒸着が施されたものであることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の装飾ガラス。
  18. 前記透光性板ガラスの表面に、マジックミラー、ハーフミラー、ミラーグラス、ミラーのいずれかが貼り合わされたものであることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の装飾ガラス。
  19. 前記透光性板ガラスが、カラーガラスであることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の装飾ガラス。
  20. 厚み4〜25mmの透光性板ガラスを、緩衝材を敷いた加工台の上に配置する配置工程と、
    ガラスより強度がある硬質性の先の尖った工具を用いて前記透光性板ガラスの表面を瞬間的に打刻し、打刻された前記透光性板ガラス表面に所定の大きさの放射状の亀裂を設ける打刻工程と、
    前記打刻工程を繰り返し、前記亀裂のドットにより任意の文字または図柄を構成する装飾工程と、
    を備えたことを特徴とする装飾ガラスの製造方法。
  21. 前記緩衝材は、フェルトシートであることを特徴とする請求項20に記載の装飾ガラスの製造方法。
  22. 緩衝材を敷いた平坦な加工台と、
    ガラスより強度がある硬質性の先の尖った工具と、
    前記工具を保持するアームであって、
    前記加工台に搭載された対象物に対して、瞬間的に下降し、前記工具の先端部により前記対象物の表面を打刻し得るアームと、
    を備えたことを特徴とする装飾ガラスの製造装置。
  23. 前記緩衝材は、フェルトシートであることを特徴とする請求項22に記載の装飾ガラスの製造装置。
  24. 前記アームは、前記加工台の平面の任意の位置に移動できることを特徴とする請求項22に記載の装飾ガラスの製造装置。
  25. 前記アームは、前記対象物の表面を打刻する力を調整できることを特徴とする請求項22に記載の装飾ガラスの製造装置。
JP2011196598A 2011-09-08 2011-09-08 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置 Expired - Fee Related JP5102895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011196598A JP5102895B2 (ja) 2011-09-08 2011-09-08 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011196598A JP5102895B2 (ja) 2011-09-08 2011-09-08 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006449U Continuation JP3166321U (ja) 2010-09-08 2010-09-08 空気を封入して加工した板ガラス

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012056837A true JP2012056837A (ja) 2012-03-22
JP2012056837A5 JP2012056837A5 (ja) 2012-09-27
JP5102895B2 JP5102895B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=46054367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011196598A Expired - Fee Related JP5102895B2 (ja) 2011-09-08 2011-09-08 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5102895B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012946A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Akinobu Hasegawa 発光性透明板
JP2004338344A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Graphtec Corp 打刻彫刻機
JP2009080982A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 面発光装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012946A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Akinobu Hasegawa 発光性透明板
JP2004338344A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Graphtec Corp 打刻彫刻機
JP2009080982A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Electric Works Co Ltd 面発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5102895B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825165B2 (ja) 表示装置
US8372316B2 (en) Display apparatus, manufacturing method thereof, pattern display method, blind apparatus, and blind method
KR101273959B1 (ko) 도광판의 제조방법, 도광판, 백라이트 장치, 조명장치 및 칸막이판 장치
JP4825164B2 (ja) 表示装置
JP2010102188A (ja) 発光表示盤
JP2008300355A5 (ja)
JP2018200899A (ja) 光発生源を用いた光拡散
JPWO2005001334A1 (ja) 導光板体、その製造方法および製造装置ならびにそれを利用した光源装置および液晶ディスプレイ
WO2012032784A1 (ja) 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置
CN103727454A (zh) 导光板、发光模块及显示装置
JP6002410B2 (ja) 表示装置およびその製造方法
CN105300022A (zh) 用于冰箱内部照明或发光装饰的灯板
JP5102895B2 (ja) 発光装飾ガラス、装飾ガラスおよびその製造方法と製造装置
JP2017091678A (ja) 面発光装置
JP2012194518A5 (ja) チャンネル文字装置
EP3430651B1 (en) Method of manufacturing an led module and corresponding module
JP2002318557A (ja) ディスプレイ装置
JP4918399B2 (ja) 表示装置
US10830940B2 (en) Light guide plate and manufacturing method thereof, backlight assembly, and display assembly
JP3519399B1 (ja) うちわ状発光体
JP5841824B2 (ja) 表示装置
JP5950145B2 (ja) 内照式表示板
TWI501832B (zh) 使用雷射於殼體製造孔洞或微孔之方法及具有微孔的殼體
CN109841170A (zh) 照明装置以及照明装置的制造方法
KR200271702Y1 (ko) 백라이트 유니트

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120810

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120810

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees