JP2012055474A - 体動検出装置、方法およびプログラム - Google Patents

体動検出装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】長尺撮影のように撮影毎に被写体が移動する可能性がある場合に、被写体の体動を精度良く検出できるようにする。
【解決手段】撮影情報取得部32が、撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得し、局所移動ベクトル算出部34が、撮影情報に基づいて、隣接する2つの放射線画像の重複領域における局所的な移動ベクトル(局所移動ベクトル)を算出する。体動指標値算出部36が、撮影情報に基づいて、局所移動ベクトルを用いて体動指標値を算出する。さらに、体動判別部38が、撮影情報に基づいて体動指標値を用いて体動の有無を判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた複数の放射線画像を用いて、撮影時における被写体の体動を検出する体動検出装置、方法およびプログラムに関するものである。
従来、医療分野等において、被写体を透過した放射線の照射により被写体に関する放射線画像を記録する放射線検出器(いわゆる「Flat Panel Detector」 以下、FPDとする)が各種提案、実用化されている。このようなFPDとしては、例えば、放射線の照射により電荷を発生するアモルファスセレン等の半導体を利用したFPDがあり、そのようなFPDとして、いわゆる光読取方式のものやTFT読取方式のものが提案されている。
一方、単純X線撮影において、背骨全体(全脊椎)や足全体(全下肢)等の長尺領域を撮影対象とした長尺撮影が行われることがあり、FPDを用いた長尺撮影も実施されてきている。ここで、FPDは、撮影したい対象より撮影可能な範囲が狭い場合があるため、長尺撮影を行うためには、FPDを所定の移動軸に沿って移動して、位置を変える毎に同一被写体を透過した放射線の照射を受けるようにする。そして、各回の放射線照射(放射線画像の記録)毎にFPDから読取操作がなされて、各回の読取操作毎に放射線画像を示す画像データが取得される。そして、後にそれらの画像データをつなぎ合わせるように合成することにより、被写体の長い部分を示す画像データが得られるようになる。
ところで、FPDを使用した長尺撮影では、ショット間隔が3〜5秒あることから、ショット間で被写体の体動が生じてしまう可能性があり、体動が生じた場合には、複数のX線画像の連結を適正に行うことができず、正確な計測に支障をきたすため、再撮影をする必要がある。また、途中で体動が起こっていても、合成画像を見て初めて気付くケースもあり、最後まで撮影してから再撮影を行うのは非効率である。さらに、体動が起こった後のショットは無意味になるので、被写体の被曝も増えることとなる。
なお、体動は、被写体を構成する物質によって透過した放射線の減衰量が違うことを利用して、エネルギーが異なる2種類のエネルギーの放射線を被写体に照射して得られた2枚の放射線画像を用いたエネルギーサブトラクション処理を行うためのエネルギーサブトラクション撮影、および撮影時期が異なる2つの時系列的な放射線画像間の差異を表す差分画像を取得する、経時サブトラクション撮影を行う場合にも生じる。また、患部をより詳しく観察するために、X線管を移動させて異なる角度から被写体にX線を照射して撮影を行い、これにより取得した画像を加算して所望の断層面を強調した画像を得るトモシンセシス撮影、あるいは連続して被写体に放射線を照射して複数の画像を取得する連写撮影時にも生じる。
このため、被写体の体動を検出して撮影を停止したり、体動を警告したりする手法が提案されている。例えば特許文献1には、センサを用いて撮影時の被写体の体動を検出し、体動が検出された場合に警告を行う手法が提案されている。また、特許文献2には、FPDの組み立て誤差および放射線画像撮影装置の設置誤差を考慮して、被写体の体動量を算出する手法が提案されている。具体的には、複数の放射線画像の重複領域においてテンプレートマッチングを行うことにより、局所的な複数のズレ量を求め、ズレ量の平均値を体動量として算出し、これをしきい値と比較して体動の有無を検出する手法が提案されている。さらに、特許文献1,2には、非線形ワーピングにより体動補正を行う手法も提案されている。
特開2009−240656号公報 特願2010−074023号
しかしながら、体動は撮影状況や撮影対象によって変わるため撮影毎に異なる。例えば、撮影枚数が多く撮影時間が長いほど、また画像間の撮影時間間隔が大きいほど体動は大きくなる。また、被写体が固定されていない場合には固定されている場合よりも体動は大きくなる。また、撮影部位が心臓のように動いている構造物を含む場合は必然的に体動が大きくなるが、下肢は被写体である患者の意思により体動を抑えることができる。また、例えば緊急搬送された患者や手術直後の患者は、重症である場合が多く、所定の状態に体を静止させることが困難である。したがって、被写体の症状によっては、撮影中に体を静止した状態に保持できない場合があり、このような場合は体動は大きくなる。また、要求される検出体動量が撮影対象によって異なる場合もある。
このため、特許文献1,2に記載された手法のように一定の方法で体動検出や警告を行うと、体動検出の結果が一定とならないという問題がある。具体的には、胸部の撮影においては心臓が動くため、これを考慮してしきい値を大きめに設定すると、他の部位の撮影を行った場合に体動が検出しにくくなる。また、全下肢の診断は下肢の大まかな長さを計測することが行われるが、全脊椎の診断は脊椎の長さのみならず、脊椎の曲がり具合を計測するため、全脊椎の方が要求される検出体動量が小さい。このため、全脊椎の計測精度を考慮してしきい値を小さめに設定すると、全下肢の長尺撮影を行った場合に、計測に影響のない体動まで検出してしまうこととなる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、長尺撮影のように撮影毎に被写体が移動する可能性がある場合に、被写体の体動を精度良く検出できるようにすることを目的とする。
本発明による第1の体動検出装置は、同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
前記撮影情報に基づいて、前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する体動指標値取得手段とを備えたことを特徴とするものである。
「少なくとも一部が重複した」とは、一部が重複する場合のみならず、全部が重複する場合も含む。
なお、本発明による第1の体動検出装置においては、前記体動指標値取得手段を、前記複数の放射線画像における重複領域内の局所的な前記被写体のズレを表す局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出手段と、
前記局所移動ベクトルに基づいて前記体動指標値を算出する体動指標値算出手段とを備えてなるものとしてもよい。
この場合、前記体動指標値算出手段を、前記被写体の平行移動量の指標値を前記体動指標値として算出する手段としてもよい。
また、前記体動指標値算出手段を、さらに前記被写体の3次元的な移動量の指標値および該被写体の2次元的な移動量の指標値の少なくとも一方を前記体動指標値として算出する手段としてもよい。
また、本発明による第1の体動検出装置においては、前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別する体動判別手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明による第1の体動検出装置においては、前記撮影情報を、前記撮影時における撮影時間、前記複数の放射線画像の撮影間隔、前記撮影時における前記被写体の固定の有無、前記被写体における撮影部位および前記被写体の症状の少なくとも1つを含むものとしてもよい。
本発明による第2の体動検出装置は、同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する体動指標値取得手段と、
前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別する体動判別手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による第2の体動検出装置においては、前記体動指標値取得手段を、前記複数の放射線画像における重複領域内の局所的な前記被写体のズレを表す局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出手段と、
前記局所移動ベクトルに基づいて前記体動指標値を算出する体動指標値算出手段とを備えてなるものとしてもよい。
この場合、前記体動指標値算出手段を、前記被写体の平行移動量の指標値を前記体動指標値として算出する手段としてもよい。
また、前記体動指標値算出手段を、さらに前記被写体の3次元的な移動量の指標値および該被写体の2次元的な移動量の指標値の少なくとも一方を前記体動指標値として算出する手段としてもよい。
また、本発明による第2の体動検出装置においては、前記撮影情報を、前記撮影時における撮影時間、前記複数の放射線画像の撮影間隔、前記撮影時における前記被写体の固定の有無、前記被写体における撮影部位および前記被写体の症状の少なくとも1つを含むものとしてもよい。
本発明による放射線画像撮影装置は、放射線検出器を移動させ、該移動により位置を変える毎に被写体を透過した放射線を該放射線検出器に照射して、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する放射線画像撮影装置であって、
前記放射線検出器を所定の移動軸に沿って移動させ、該移動により位置を変える毎に前記被写体を透過した放射線を前記放射線検出器に照射する撮影手段と、
前記移動および前記放射線の照射を行う毎に前記放射線検出器から信号を読み出すことにより、前記被写体の複数の放射線画像を取得する放射線画像取得手段と、
本発明による第1または第2の体動検出装置とを備えたことを特徴とするものである。
本発明による第1の体動検出方法は、同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得し、
前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得し、
前記撮影情報に基づいて、前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得することを特徴とするものである。
本発明による第2の体動検出方法は、同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得し、
前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得し、
前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得し、
前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別することを特徴とするものである。
なお、本発明による第1および第2の体動検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明の第1の体動検出装置および方法によれば、撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報が取得され、撮影情報に基づいて、複数の放射線画像の撮影時における被写体の体動を表す体動指標値が取得される。このため、撮影状況および撮影対象が変更されても、それに応じて精度良く体動指標値を取得することができ、その結果、体動を精度良く検出することができる。
また、本発明の第2の体動検出装置および方法によれば、撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報が取得され、撮影情報に基づいて体動の有無が判別される。このため、撮影状況および撮影対象が変更されても、それに応じて体動の有無を精度良く判別することができる。
また、複数の放射線画像における重複領域内の局所領域毎に、重複領域における被写体のズレを表す局所移動ベクトルを算出し、局所移動ベクトルに基づいて体動指標値を算出することにより、比較的簡易な演算により体動指標値を取得することができる。
また、被写体の平行移動量の指標値を体動指標値として算出することにより、被写体の平行移動に起因する体動を検出することができる。
また、被写体の3次元的な移動量の指標値および被写体の2次元的な移動量の指標値の少なくとも一方を体動指標値として算出することにより、被写体のねじれおよび倒れという3次元的な体動、並びに被写体の回転移動および拡大縮小という2次元的な体動を検出することができる。
また、本発明による第1および第2の体動検出装置および方法を、長尺撮影に適用することにより、長尺撮影により取得される複数の放射線画像間に生じる被写体の体動を精度良く検出することができる。
本発明の第1の実施形態による体動検出装置を適用した放射線画像撮影装置の構成を示す概略図 局所移動ベクトルの算出を説明するための図 多重解像度変換を用いたテンプレートマッチングを説明するための図 テンプレートマッチングの他の手法を説明するための図 テンプレートマッチングの他の手法を説明するための図 ヒストグラムの例を示す図 3次元的な動きの体動指標値の算出を説明するための図 体動補正を説明するための図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 画像表示部の表示画面における表示の例を示す図 画像表示部の表示画面における表示の他の例を示す図 本発明の第2の実施形態による体動検出装置を適用した放射線画像撮影装置の構成を示す概略図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による体動検出装置を適用した放射線画像撮影装置の構成を示す概略図である。図1に示すように第1の実施形態による放射線画像撮影装置150は、1つの放射線源100と1つのFPD110とを用いて、被写体N中の隣接する複数の領域N1、N2・・・を順次撮影し、これにより取得した複数の放射線画像を合成して被写体Nの大部分を示す長尺の放射線画像を得る、長尺撮影を行うことができるように構成されたものである。
なお、本実施形態による放射線画像撮影装置150は、長尺撮影のみならず、胸部、下肢等の被写体Nの特定の部位のみ撮影を行う通常の撮影にも用いることができることはもちろんである。この場合、エネルギーサブトラクション撮影および経時サブトラクション撮影等を行うことが可能であるが、以降では長尺撮影についてのみ詳細に説明するものとする。
放射線画像撮影装置150は、具体的には射出窓111からコリメータ112によって定められる照射範囲に放射線104を発する放射線源100と、被写体Nを透過した放射線104の照射を受けてこの放射線104を検出する撮像面(放射線検出面)102を有するFPD110と、FPD110を被写体Nに沿って移動させる検出器移動部20と、射出窓111の位置および向きが所望状態となるように放射線源100を配置する線源配置部25とを備える。なお図1においては、コリメータ112によって照射範囲が定められる放射線104の放射中心軸をCrで示してある。
FPD110は、被写体Nを透過した放射線104を検出して電気信号に変換し、その被写体Nの放射線画像を表す画像データを出力する。なお、FPD110は、放射線を電荷に直接変換する直接方式のFPD、または放射線を一旦光に変換し、変換された光をさらに電気信号に変換する間接方式のFPDのいずれも利用可能である。直接方式のFPDは、アモルファスセレン等の光導電膜、キャパシタおよびスイッチ素子としてのTFT(Thin Film Transistor)等によって構成される。例えば、X線等の放射線が入射されると、光導電膜から電子−正孔対(e−hペア)が発せられる。その電子−正孔対はキャパシタに蓄積され、キャパシタに蓄積された電荷が、TFTを介して電気信号として読み出される。
一方、間接方式のFPDは、蛍光体で形成されたシンチレータ層、フォトダイオード、キャパシタおよびTFT等によって構成される。例えば、「CsI:Tl」等の放射線が入射されると、シンチレータ層が発光(蛍光)する。シンチレータ層による発光はフォトダイオードで光電変換されてキャパシタに蓄積され、キャパシタに蓄積された電荷が、TFTを介して電気信号として読み出される。
検出器移動部20は、床面5Fから鉛直方向(図中矢印Y方向)に起立して両者間にFPD110を保持する2つの支柱21と、FPD110を長尺方向である鉛直方向に移動させる移動機構22とを備えている。移動機構22としては、FPD110を従来知られているリニアスライド機構等で支持し、モータ等の駆動源を用いて移動させるものを採用することができる。
合成に供する放射線画像を取得するための撮影を実施する際に、被写体NはFPD110の移動方向に沿って配置される。すなわち、被写体Nを床面に起立させた姿勢にして撮影が行われる。
線源配置部25は、被写体Nを間に置いてFPD110の撮像面102に対向するように、すなわちFPD110の方向を向くように放射線源100を保持し、かつ移動させるものである。この線源配置部25は、天井5Eから鉛直方向に延びる支柱26と、この支柱26を天井5Eに沿って図中矢印Z方向に移動させる天井ベース台27と、支柱26に係合されて図中矢印Y方向へ移動可能であるとともに、紙面に垂直な軸の回りを回転可能な回転台28とを有している。放射線源100はこの回転台28に搭載されている。これにより、放射線源100は、上下方向(図中矢印Y方向)および左右方向(図中矢印Z方向)に移動可能、かつ放射線源100の略中心を通る図中のX軸に平行な軸の周りに回転可能とされている。なお線源配置部25も、従来知られているリニアスライド機構や回転機構、およびモータ等の駆動源を用いて形成することができる。
また、放射線画像撮影装置150は、検出器移動部20および線源配置部25の動作を制御する長尺撮影制御部50を有している。この長尺撮影制御部50は検出器移動部20の動作を制御して、FPD110を被写体Nの延びる方向に沿って放射線撮影を行うための各位置Q1,Q2・・・へ順次移動させる。それとともに長尺撮影制御部50は線源配置部25の動作を制御して、放射線源100から発せられる放射線104の照射方向が、上記各位置に配置されたFPD110の撮像面102の方向を向くように放射線源100を配置させる。こうした上で放射線源100が駆動されると、被写体N中の隣接する領域N1、N2・・・が順次撮影され、各回の撮影毎に、被写体Nの全体を表すための複数の部分的な放射線画像を表す画像データが取得される。
放射線画像撮影装置150はさらに、撮影時における被写体Nの体動を検出する体動検出部30、体動に基づいて被写体Nのズレ量を補正する体動補正部40、上記各回の放射線撮影によって得られた各画像データを合成して、被写体Nの全体を表す長尺の放射線画像を生成する画像合成部42、および警告部44を備える。なお、画像合成部42が生成した長尺の放射線画像は、例えばCRT表示装置、液晶表示装置等からなる画像表示部60に表示される。
体動検出部30は、画像取得部31、撮影情報取得部32、局所移動ベクトル算出部34、体動指標値算出部36および体動判別部38を備える。なお、局所移動ベクトル算出部34および体動指標値算出部36が、体動指標値取得手段を構成する。
画像取得部31は、FPD110から放射線画像を取得するための各種インターフェースからなる。なお、体動検出部30を放射線画像撮影装置150と別個に設け、これらをネットワークにより接続した場合、画像取得部31はネットワークインターフェースとなる。
撮影情報取得部32は、放射線画像撮影装置150の全体の動作を制御するコンソール70から、撮影情報を取得する。ここで、撮影情報としては、撮影状況に関する情報および撮影対象に関する情報を取得する。撮影状況に関する情報としては、長尺撮影時においてすべての放射線画像を撮影するまでに要する撮影時間、隣接する2つの放射線画像の撮影間隔、撮影時における被写体Nの固定の有無等の情報が挙げられる。また、撮影対象に関する情報としては、被写体Nにおける撮影部位(胸部、下肢、全脊椎、全下肢等)および被写体Nの症状(重症か軽症か、術前か術後か等)等の情報が挙げられる。撮影情報取得部32は、これらの情報のうちの少なくとも1つを撮影情報として取得する。
なお、撮影情報は、コンソール70に対して操作者が入力したものを用いてもよく、コンソール70において、撮影時間を計測したり、被写体Nの固定の有無を検出したり、取得した放射線画像の部位認識を行う等することにより、コンソール70が自動で算出したものを取得するようにしてもよい。また、撮影メニューに応じて撮影情報は異なるものとなることから、操作者が選択した撮影メニューに応じてコンソール70が自動で判断した撮影情報を取得するようにしてもよい。
局所移動ベクトル算出部34は、隣接する2つの放射線画像の互いに重複する重複領域において、局所的な移動ベクトルを算出する。図2は局所移動ベクトルの算出を説明するための図である。図2に示すように、局所移動ベクトル算出部34は、隣接する2つの放射線画像S1,S2の重複領域K1,K2において、被写体Nの体動によって表れる画像の局所的な移動量、すなわち局所移動ベクトルを、一方の画像(放射線画像S1の重複領域K1中に存在する制御点を基準としたテンプレートT)と同じものが、他の画像(放射線画像S2の重複領域K2)中のどの部分に存在するかを探索するテンプレートマッチングによって算出する。
具体的には、テンプレートTと、放射線画像S2の重複領域K2から順次探索される同一サイズの探索対象画像Iとの相関値を、所定の探索範囲R内において算出する。これにより、探索範囲Rと同一サイズの相関分布が得られる。そして、相関分布において、相関値が最大になったときのテンプレートTの基準位置(体動がない場合に相関が最大になる位置)からの画素ずらし量(移動量)を、局所移動ベクトルV0として算出する。
なお、本実施形態においては、制御点は複数設定するものとする。これにより、重複領域K1内において複数の局所移動ベクトルが算出される。なお、制御点は、重複領域K1内の画像の全画素位置でもよく、所定の画素間隔で間引いた画素位置でもよい。また、重複領域K1内におけるエッジの交点、または分散が大きい画素位置等の代表画素位置であってもよい。ここで、代表画素位置は自動で検出してもよく、放射線画像S1の重複領域K1を表示することにより操作者が手動で設定するようにしてもよい。
また、相関値が最大となる位置に基づいて局所移動ベクトルV0を算出するのみならず、相関分布における相関値の重心位置に基づいて算出してもよい。なお、相関値の重心位置は、探索範囲R内における原点(例えば上述したテンプレートの基準位置)を基準として、探索範囲R内における画素位置の相関値による重み付け平均位置を算出することにより求めることができる。この際、相関値が所定のしきい値以上となる画素位置のみを用いて重心位置を算出してもよい。なお、この重心位置を高相関重心位置と称する。
また、局所移動ベクトルV0を算出する際に、図3に示すように、重複領域K1,K2の画像を多重解像度変換することにより、解像度が異なる複数の重複領域画像を生成し、各解像度の重複領域画像間において、低解像度から高解像度にかけて順次局所移動ベクトルV0を算出するようにしてもよい。なお、図3においては、3回の解像度変換を行って1/4の解像度まで多重解像度変換を行った状態を示している。また、図3においては、多重解像度変換前の重複領域画像をK1−1,K2−1とし、次の解像度の重複領域画像をK1−2,K2−2、さらに次の解像度の重複領域画像をK1−3,K2−3としている。
ここで、各解像度の重複領域画像は、解像度が1/2ずつ異なる。したがって、3回の解像度変換を行って1/4の解像度まで多重解像度変換を行った場合において、局所移動ベクトルV0を16個算出するものとすると、まず最低解像度の重複領域画像K1−3,K2−3を用いて、1個の局所移動ベクトルV0を算出する。なお、図3の局所移動ベクトルV0を算出した状態を説明する箇所においては、重複領域画像のサイズを重複領域K1,K2と同一サイズとしている。
次いで、次に高い解像度の重複領域画像K1−2,K2−2を用いて、4つの局所移動ベクトルV0を算出する。この際、重複領域画像K1−3,K2−3において算出した局所移動ベクトルV0を用いることにより、効率よく局所移動ベクトルV0を算出できる。例えば、図3に示すように、重複領域画像K1−3,K2−3において右斜め上を向く局所移動ベクトルV0が算出された場合、次の解像度の重複領域画像K1−2,K2−2においては、前の解像度にて算出した局所移動ベクトルV0を初期値として、図4に示すように、探索範囲Rの右斜め上付近の領域においてのみ(斜線で示す)テンプレートマッチングを行うようにすれば、相関値算出のための演算量を低減できるため、局所移動ベクトルV0の算出を効率よく行うことができる。
また、上記ではテンプレートマッチングを行う際に、重複領域K2内に探索範囲Rを設定しているが、図5に示すように、重複領域K2を超えて探索範囲Rを設定するようにしてもよい。これにより、探索範囲を大きくすることができるため、より精度良く局所移動ベクトルV0を算出できる。
また、上記では、放射線画像S1の重複領域K1にテンプレートTを設定して局所移動ベクトルV0を算出しているが、これに加えて、放射線画像S2の重複領域K2にテンプレートTを設定し、重複領域K2を基準とした局所移動ベクトルV0を算出するようにしてもよい。
また、上記では相関値を用いて局所移動ベクトルV0を算出しているが、テンプレートTと探索範囲R内の探索対象画像Iとの類似度を表す指標であれば相関値に限定されるものではなく、例えば、残差および平均二乗誤差等の他の任意の指標を用いることが可能である。
ここで、局所移動ベクトル算出部34は、上記のように各種手法を用いて局所移動ベクトルV0を算出することが可能であるが、本実施形態においては、撮影情報取得部32が取得した撮影情報に基づいて、局所移動ベクトルV0を算出する。具体的には、撮影情報に応じて、局所移動ベクトルV0の算出の手法を切り換える。例えば、撮影状況の情報が撮影枚数が多く撮影時間が長い、撮影間隔が長いおよび被写体の固定がない等の情報を含む場合、あるいは撮影対象の情報が撮影部位が胸部(長尺撮影でない場合)や全脊椎(長尺撮影の場合)である、被写体である患者が重症であり、撮影中に体を静止した状態に保持できない等の情報を含む場合は、体動が大きいと想定される。このため、撮影情報から体動が大きいと想定される場合には、局所移動ベクトル算出部34は、探索範囲Rを大きくしたり、重複領域を多重解像度変換してテンプレートマッチングを行うに際しては、より低解像度まで多重解像度変換を行ったりする。これにより、より精度良く局所移動ベクトルV0を算出できる。なお、撮影時間が長いか否か、および撮影間隔が長いか否かはしきい値を用いて判断すればよい。
なお、逆に、撮影情報が体動が小さいと想定される情報を含む場合には、探索範囲Rを小さくしたり、多重解像度変換の回数を少なくするか、多重解像度変換を行わないようにすればよい。ここで、局所移動ベクトル算出部34は、体動が大きいか否かを判定するのみならず、段階的に体動の大きさを判定するようにしてもよい。この場合、体動の大きさに応じて段階的に探索範囲Rのサイズを変更したり、多重解像度変換の回数を段階的に変更したりすればよい。
また、撮影情報が、2次元構造が多いと想定される撮影部位(例えば胸部、全脊椎等)の情報を含む場合、テンプレートマッチングの際に、相関値が最大となる位置に基づいて局所移動ベクトル算出部34を算出するものとし、1次元構造が多いと想定される撮影部位(例えば下肢、全下肢等)である場合、相関値は1次元方向に沿ってぶれやすくなるため、重心位置または高相関重心位置に基づいて局所移動ベクトルV0を算出するものとしてもよい。
体動指標値算出部36は、局所移動ベクトル算出部34が算出した複数の局所移動ベクトルV0を用いて体動指標値を算出する。まず、体動指標値算出部36は、平行移動の体動指標値を算出する。なお、平行移動とは、被写体NのFPD110の撮像面102に平行な直線的な動きである。このため、体動指標値算出部36は、局所移動ベクトルV0が算出した複数の局所移動ベクトルV0について、縦ズレ、横ズレおよび頻度を3軸とする3次元ヒストグラムを作成する。ここで、縦ズレおよび横ズレは、放射線画像の重複領域の縦横に対応するものであり、図1に示す座標系を用いることにより、局所移動ベクトルV0は、横方向をX座標、縦方向をY座標としたXY座標上の2次元のベクトルで表されることとなる。したがって、縦ズレおよび横ズレは、それぞれ局所移動ベクトルV0のY方向およびX方向の大きさとなる。
図6はヒストグラムの例を示す図である。図6に示すようにヒストグラムにおいては、縦ズレおよび横ズレの値に応じた局所移動ベクトルV0の頻度が表されている。なお、ヒストグラムを作成する際には、局所移動ベクトルV0算出の基準となる相関値が所定のしきい値以上となる局所移動ベクトルV0のみを用いてもよい。また、局所移動ベクトルV0を算出する際に使用したテンプレートT内の画素値の分散値を算出し、分散値が所定のしきい値より小さく、存在するエッジが多いテンプレートTを用いて算出した局所移動ベクトルV0のみを用いてもよい。
そして、体動指標値算出部36はヒストグラムに基づいて体動指標値を算出する。体動指標値の算出方法としては、ヒストグラムの頻度が最大となる局所移動ベクトルV0を決定し、その局所移動ベクトルV0のヒストグラム上における位置(頻度最大位置)と基準位置(すなわちヒストグラムの原点)との距離を体動指標値として算出する方法が挙げられる。また、頻度が所定のしきい値以上となる局所移動ベクトルV0の重心位置(頻度重心位置)を算出し、頻度重心位置と基準位置との距離を体動指標値として算出する方法を用いてもよい。また、局所移動ベクトルV0の縦ズレの平均値および横ズレの平均値をそれぞれ算出して局所移動ベクトルV0の平均位置を算出し、平均位置と基準位置との距離を体動指標値として算出してもよい。さらに、局所移動ベクトルV0の縦ズレの中央値および横ズレの中央値をそれぞれ算出して局所移動ベクトルV0の中央位置を算出し、中央位置と基準位置との距離を体動指標値として算出してもよい。
また、体動指標値算出部36は、被写体Nの3次元的な動きの体動指標値を算出する。なお、3次元的な動きとは、被写体NのねじれおよびFPD110の撮像面102に対する前後方向への倒れの動きである。3次元的な動きの体動指標値は、上述したように算出した局所移動ベクトルV0のヒストグラムを用いて算出する。図7は3次元的な動きの体動指標値の算出を説明するための図である。ここで、体動が平行移動のみである場合、ヒストグラムの分布は略一カ所に集中するが、体動が3次元的な動きである場合、ヒストグラムの分布は広がることとなる。このため体動指標値算出部36は、ヒストグラムの分布の標準偏差または分散を、3次元的な動きの体動指標値として算出する。なお、標準偏差または分散が大きいほど、3次元的な動きが大きいこととなる。標準偏差または分散を算出する際の中心は、上述した頻度最大位置、頻度重心位置、平均位置および中央位置のいずれかを用いることができる。
さらに、体動指標値算出部36は、被写体Nの2次元的な動きの体動指標値を算出する。なお、2次元的な動きとは、被写体NのFPD110の撮像面102に平行な面における回転、撮像面102の前後方向への平行移動および撮像面102に平行な方向の平行移動の動きである。なお、撮像面の前後方向への平行移動は、放射線画像においては拡大縮小の体動として現れるため、以降の説明においては、前後方向への移動は拡大縮小の体動として説明する。また、平行移動の動きは、上述したように局所移動ベクトルV0を用いて算出できるが、ここでは2次元的な動きとは、回転、拡大縮小および平行移動をすべて含む動きとしてその算出について説明する。
体動指標値算出部36は、例えば「図形処理工学、山口富士夫、日刊工業新聞社刊、68-82頁、1981年」に記載された式に基づいて、被写体Nの2次元的な動きの体動指標値を算出する。具体的には、上述したように算出した局所移動ベクトルV0を2次元アフィン変換の式に適用し、複数の局所移動ベクトルV0から最小二乗法を用いて、平行移動、回転および拡大縮小の各要素を体動指標値として算出する。ここで、2次元アフィン変換において、横方向の移動量をtx、縦方向の移動量をtyとすると、平行移動は下記の式(1)により表される。なお、式(1)および以降の式において、(x,y)は移動前の2次元座標位置、(x*,y*)は移動後の2次元座標位置である。
Figure 2012055474
また2次元アフィン変換において、回転角をθとすると、回転移動は下記の式(2)により表される。
Figure 2012055474
また、2次元アフィン変換において、拡大縮小のための拡大縮小パラメータをa(X方向),d(Y方向)とすると、拡大縮小は下記の式(3)により表される。
Figure 2012055474
式(1′)〜(3′)をまとめると、
Figure 2012055474
となり、Hは9個の要素からなる行列となる。ここで、局所移動ベクトルV0は、(x*−x,y*−y)と表すことができるため、複数の局所移動ベクトルV0を上記の式(4)に適用し、最小二乗法により9個の要素を求めることにより、平行移動量、回転角度および拡大縮小パラメータを算出することができる。このようにして求めた平行移動量、回転角度および拡大縮小パラメータが2次元的な動きの体動指標値となる。なお、本実施形態においては、以降の処理において、平行移動の体動指標値は上述したようにヒストグラムに基づいて算出されたものを用いるものとし、2次元的な動きの体動指標値としては、回転角度および拡大縮小パラメータのみを用いるものとする。
ここで、体動指標値算出部36は、上記のように平行移動および3次元的な動きについて、各種手法を用いて体動指標値を算出することが可能であるが、本実施形態においては、撮影情報取得部32が取得した撮影情報に基づいて、体動指標値を算出する。具体的には、撮影情報に応じて体動指標値の算出の手法を切り換える。例えば、平行移動の体動指標値については、撮影部位が下肢(長尺撮影でない)や全下肢(長尺撮影)の場合、心臓または腸にたまったガスのように被写体Nの体動とは別に動く構造物が含まれないため、撮影情報が、撮影部位が下肢である旨の情報を含む場合には、体動指標値を平均位置および中央位置を用いて算出することにより、できるだけ多くの局所移動ベクトルV0を用いた指標値を算出する。また、3次元的な動きの体動指標値については、平均位置および中央位置を標準偏差または分散を算出する際の中心として用いることにより体動指標値を算出する。
一方、撮影部位が胸部(長尺撮影でない)や全脊椎(長尺撮影)の場合、心臓または腸にたまったガスのように被写体Nの体動とは別に動く構造物が含まれる。このため、撮影情報が、撮影部位が胸部である旨の情報を含む場合には、平行移動の体動指標値については、体動指標値を頻度最大位置または頻度重心位置を用いて算出することにより、局所的な動きに影響されないように指標値を算出することができる。また、3次元的な動きの体動指標値については、頻度最大位置または頻度重心位置を標準偏差または分散を算出する際の中心として用いることにより体動指標値を算出する。
なお、体動指標値算出部36は、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きのすべての体動指標値を算出しているが、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きの少なくとも1つの体動指標値を算出するものであってもよい。しかしながら、平行移動の体動指標値を含むものであることが好ましい。
体動判別部38は、体動指標値算出部36が算出した体動指標値をしきい値と比較し、体動指標値がしきい値以上の場合に体動があると判別し、判別結果を出力する。なお、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きのうちの複数の体動指標値が算出されている場合は、そのそれぞれについての体動指標値を、それぞれに応じたしきい値と比較して体動の有無を判別する。この場合、いずれか1つの体動指標値がしきい値以上であれば体動があると判別する。また、いずれか2つの体動指標値がしきい値以上である場合、あるいはすべての体動指標値がしきい値以上である場合に、体動があると判別してもよい。また、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きのそれぞれについて、個別に体動の有無を判別してもよい。さらに、2次元の動きについては、回転および拡大縮小のそれぞれについてしきい値を用意しておき、回転および拡大縮小のそれぞれについて体動の有無を判別してもよい。
ここで、本実施形態においては、体動判別部38は、撮影情報取得部32が算出した撮影情報に基づいて、体動指標値をしきい値と比較することにより体動の有無を判別する。具体的には、撮影情報に応じてしきい値の大きさを切り換える。例えば、撮影部位が下肢(長尺撮影でない)や全下肢(長尺撮影)の場合、心臓または腸にたまったガスのように被写体Nの体動とは別に動く構造物が含まれない。これに対して、撮影部位が胸部(長尺撮影でない)や全脊椎(長尺撮影)の場合、心臓または腸にたまったガスのように被写体Nの体動とは別に動く構造物が含まれる。このため、撮影情報が、撮影部位が胸部である旨の情報を含む場合には、撮影部位が下肢の場合よりも判別のためのしきい値を大きくする。これにより、局所的な動きに影響されることなく、体動の有無を判別できる。
また、撮影部位が全脊椎(長尺撮影)である場合のように、要求される検出体動量が小さい撮影部位である場合には、しきい値を小さく設定し、撮影部位が全下肢(長尺撮影)である場合のように検出体動量が大きい撮影部位である場合には、しきい値を大きく設定する。
次に、体動補正部40による体動の補正について説明する。体動補正部40は、体動判別部38による判別結果が体動無しである場合に、体動検出部30が検出した体動指標値に基づいて、被写体Nの体動に起因する画像歪みを解消するための補正を放射線画像に対して行う。なお、判別結果が体動有りである場合には、体動を補正すると画像が歪みすぎるため、補正は行わない。ここで、隣接する2つの放射線画像の画像歪みを補正する場合について説明すると、図8(a)に示すように、平行移動の体動指標値が検出されている場合には、図8(b)に示すように、体動指標値すなわち局所移動ベクトルV0に基づいて、2つの放射線画像S1,S2を相対的にずらすことにより体動補正を行う。また、体動指標値が複数検出されている場合には、ズレ量を検出したテンプレートと探索対象画像との位置が一致するように、すなわち局所移動ベクトルV0のそれぞれの位置が位置するように、複数の放射線画像を相対的に非線形ワーピングすることにより、体動補正を行う。
なお、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きの体動指標値のすべてが算出された場合においては、これらのすべての体動指標値が0でない(すなわち平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きのうちの少なくとも2つの動きが存在する)場合に、非線形ワーピングにより体動補正を行えばよい。また、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きの体動指標値のうちのいずれか1つの体動指標値のみが値を有する場合には、動きに応じた体動補正を行えばよい。例えば、平行移動の体動指標値のみが値を有する場合には、放射線画像を互いにずらすことにより体動補正を行えばよく、3次元の動きの体動指標値のみが値を有する場合には、非線形ワーピングにより体動補正を行えばよい。また、2次元の動きの体動指標値のみが値を有する場合には、体動指標値(すなわち式(1)〜(3)のうちの平行移動を除く回転および拡大縮小の要素)を用いた2次元アフィン変換により体動補正を行えばよい。なお、2次元の動きの体動指標値のうち、回転および拡大縮小のいずれかのみが値を有する場合には、そのいずれかの体動指標値のみを用いた2次元アフィン変換により体動補正を行えばよい。また、2次元的な動きの体動が生じている場合には、非線形ワーピングを行うようにしてもよい。さらに、3次元の動きおよび2次元の動きの体動指標値のうちの最も大きい体動指標値となる動きに応じた体動補正を行うようにしてもよい。
画像合成部42は、体動補正済みの放射線画像をつなぎ合わせるように合成して合成画像C1を生成する。
警告部44は、後述するように体動が大きい場合に警告を行う。
なお、放射線画像撮影装置150の全体の動作は、コンソール70によって制御される。したがってコンソール70には、被写体Nに関する情報や長尺の放射線画像を得るための撮影条件等が入力され、それらの情報は長尺撮影制御部50や、コリメータ112によって定められる放射線照射範囲等を設定するための撮影調節部(図示せず)等に入力される。この撮影調節部は、例えば4回の放射線撮影毎に所定サイズの合成用放射線画像が得られるように、各放射線撮影時の放射線源100の位置やコリメータ112の状態、そしてFPD110の位置等を調節するフレーム割りを行う。その後、コンソール70からの指令により、4つの放射線画像を撮影する動作が実行される。
ここで、複数回撮影される放射線画像のサイズを決定するには、上述のようにコリメータ112等によって放射線照射範囲を規定する他、各回の撮影で得られた放射線画像の一部分を切り出して各画像部分の長さ、幅を調節するようにしてもよい。
次いで、第1の実施形態において行われる処理について説明する。図9は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、FPD110を移動させつつ長尺撮影を行い、移動の各位置における放射線画像を取得する(ステップST1)。そして、体動検出部30の撮影情報取得部32が、コンソール70から撮影情報を取得する(ステップST2)。次いで、局所移動ベクトル算出部34が、撮影情報に基づいて隣接する2つの放射線画像の重複領域における局所移動ベクトルV0を算出し(ステップST3)、体動指標値算出部36が撮影情報に基づいて体動指標値を算出する(ステップST4)。続いて、体動判別部38が、撮影情報および体動指標値に基づいて体動の有無を判別する(ステップST5)。
体動が無しの場合には、体動判別部38は、判別結果を体動指標値とともに体動補正部40および画像表示部60に出力する(ステップST6)。体動補正部40は体動指標値に基づいて複数の放射線画像の体動を補正し(ステップST7)、画像合成部42が体動補正済みの放射線画像を合成して合成画像C1を生成する(ステップST8)。そして、画像表示部60が合成画像C1を体動指標値とともに表示し(ステップST9)、処理を終了する。
図10は画像表示部60の表示画面における表示の例を示す図である。図10に示すように表示画面61には、合成画像C1を表示する画像表示領域62と、体動指標値を表示する体動指標値表示領域63とが表示される。なお、体動指標値が複数算出されている場合には、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きのそれぞれに対応づけて、体動指標値表示領域63に体動指標値を表示すればよい。また、平行移動の体動指標値のみを表示してもよく、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きの体動指標値のうちの、最も大きい体動指標値のみを表示してもよい。この場合、平行移動、3次元の動きおよび2次元の動きの体動指標値は単位が異なるため、単位を正規化して体動指標値の大きさを判定すればよい。なお、2次元の動きの体動指標値については、回転および拡大縮小のいずれかの体動指標値のみを表示してもよく、すべての体動指標値を表示してもよく、最も大きい体動指標値のみを表示してもよい。なお、図11に示すように、画像表示領域62に表示された合成画像C1の重複領域にカーソルを近づけると、体動指標値をポップアップ表示するようにしてもよい。
一方、ステップST5の判定が体動有りの場合には、体動判別部38は、判別結果を警告部44に出力する(ステップST10)。警告部44は、音声メッセージ(警告音声を含む)やブザー音(警告音)により警告を行い(ステップST11)、処理を終了する。この場合、音声メッセージは、例えば「体動が大きいため、撮影をやり直して下さい」等、操作者に再撮影を促す内容のものを用いればよい。また、画像表示部60の表示画面上に警告マークや警告メッセージを表示するようにしてもよい。また、音および表示の双方によって警告を発生するようにしてもよい。なお、判別結果および体動指標値を画像表示部60に出力し、体動指標値のみを体動無しの場合と同様に画像表示部60に表示するようにしてもよい。
このように、本実施形態においては、撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報に基づいて、複数の放射線画像の撮影時における被写体の体動を表す体動指標値を取得し、撮影情報に基づいて体動の有無を判別するようにしたため、撮影状況および撮影対象が変更されても、それに応じて精度良く体動指標値を取得したり、体動の有無を判別したりすることができ、その結果、体動を精度良く検出することができるとともに、体動の有無を精度よく判別することができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は本発明の第2の実施形態による体動検出装置を適用した放射線画像撮影装置の構成を示す概略図である。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第2の実施形態による放射線画像撮影装置150Aは、体動検出部30において、体動判別部38のみが、撮影情報取得部32が取得した撮影情報に基づいて体動の有無を判別するようにした点が第1の実施形態と異なる。すなわち、第2の実施形態においては、局所移動ベクトル算出部34および体動指標値算出部36は、撮影情報を用いることなく、あらかじめ定められた手法により、局所移動ベクトルV0の算出および体動指標値の算出を行う。
次いで、本発明の第2の実施形態において行われる処理について説明する。図13は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。まず、FPD110を移動させつつ長尺撮影を行い、移動の各位置における放射線画像を取得する(ステップST21)。そして、体動検出部30の撮影情報取得部32が、コンソール70から撮影情報を取得する(ステップST22)。次いで、局所移動ベクトル算出部34が、隣接する2つの放射線画像の重複領域における局所移動ベクトルV0を算出し(ステップST23)、体動指標値算出部36が体動指標値を算出する(ステップST24)。続いて、体動判別部38が、撮影情報および体動指標値に基づいて体動の有無を判別する(ステップST25)。
体動が無しの場合には、体動判別部38は、判別結果を体動指標値とともに体動補正部40および画像表示部60に出力する(ステップST26)。体動補正部40は体動指標値に基づいて複数の放射線画像の体動を補正し(ステップST27)、画像合成部42が体動補正済みの放射線画像を合成して合成画像C1を生成する(ステップST28)。そして、画像表示部60が合成画像C1を体動指標値とともに表示し(ステップST29)、処理を終了する。
一方、ステップST25の判定が体動有りの場合には、体動判別部38は、判別結果を警告部44に出力する(ステップST30)。警告部44は、音声メッセージ(警告音声を含む)やブザー音(警告音)により警告を行い(ステップST31)、処理を終了する。
なお、上記第1および第2の実施形態においては、長尺撮影により取得した放射線画像についての体動指標値を取得しているが、体動検出部30のみを単独で使用することにより、エネルギーサブトラクション撮影、経時サブトラクション撮影、およびトモシンセシス撮影および連写撮影等、同一被写体についてショット間で体動が生じる可能性がある撮影により取得した放射線画像についても、上記第1および第2の実施形態と同様に、撮影情報に基づく局所移動ベクトルV0の算出、体動指標値の算出および体動の有無の判別を行うことができる。
また、上記第1および第2の実施形態においては、FPD110の移動中、すなわち撮影中において、2回目以降の移動の各位置毎、すなわち2回目の撮影以降の各撮影毎に、隣接する2つの放射線画像の重複領域に基づいて体動指標値の算出および体動の有無の判別を行い、体動有りと判別された場合に警告を発生するようにしてもよい。
この場合、操作者は、長尺撮影中に警告等によって被写体Nの体動を確認すると、コンソール70に設けられた緊急停止スイッチを操作することによって、撮影を途中で停止させることができる。これにより、合成ができないほどの体動量があるにも拘わらず撮影を続けることにより、被写体Nが無用に被曝されることを防止できる。
また、長尺撮影中に被写体の体動有りと判別された場合には、警告を発生させるようにしたが、警告の発生とともに、その後の撮影を自動的に停止させるようにしてもよい。これにより、操作者が警告等によって被写体の体動を確認してから、直ちに緊急停止スイッチを操作する必要がなくなり、あるいは緊急停止スイッチが操作されるまでの間に次の撮影が行われることを防止することができ、その結果、操作者に負担をかけることなく、被写体が無用に被曝されることを防止できる。
また、上記第1の実施形態においては、局所移動ベクトル算出部34において撮影情報に基づいて局所移動ベクトルV0を算出し、体動指標値算出部36において撮影情報に基づいて体動指標値を算出しているが、局所移動ベクトル算出部34および体動指標値算出部36のいずれか一方においてのみ、撮影情報に基づいて算出を行うようにしてもよい。また、上記第1の実施形態において、体動判別部38において撮影情報を用いることなく、体動の有無を判別してもよい。この場合、しきい値はあらかじめ定められたものを使用すればよい。
以上、本発明の実施形態に係る装置150について説明したが、コンピュータを、上記の撮影情報取得部32、局所移動ベクトル算出部34、体動指標値算出部36、および体動判別部38に対応する手段として機能させ、図9,13に示すような処理を行わせるプログラムも、本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
30 体動検出部
31 画像取得部
32 撮影情報取得部
34 局所移動ベクトル算出部
36 体動指標値算出部
38 体動判別部
40 体動補正部
42 画像合成部
44 警告部
60 画像表示部
100 放射線源
102 撮像面
104 放射線
110 FPD
150 放射線画像撮影装置

Claims (16)

  1. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    前記撮影情報に基づいて、前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する体動指標値取得手段とを備えたことを特徴とする体動検出装置。
  2. 前記体動指標値取得手段は、前記複数の放射線画像における重複領域内の局所的な前記被写体のズレを表す局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出手段と、
    前記局所移動ベクトルに基づいて前記体動指標値を算出する体動指標値算出手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の体動検出装置。
  3. 前記体動指標値算出手段は、前記被写体の平行移動量の指標値を前記体動指標値として算出する手段であることを特徴とする請求項2記載の体動検出装置。
  4. 前記体動指標値算出手段は、さらに前記被写体の3次元的な移動量の指標値および該被写体の2次元的な移動量の指標値の少なくとも一方を前記体動指標値として算出する手段であることを特徴とする請求項3記載の体動検出装置。
  5. 前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別する体動判別手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の体動検出装置。
  6. 前記撮影情報は、前記撮影時における撮影時間、前記複数の放射線画像の撮影間隔、前記撮影時における前記被写体の固定の有無、前記被写体における撮影部位および前記被写体の症状の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の体動検出装置。
  7. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する体動指標値取得手段と、
    前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別する体動判別手段とを備えたことを特徴とする体動検出装置。
  8. 前記体動指標値取得手段は、前記複数の放射線画像における重複領域内の局所的な前記被写体のズレを表す局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出手段と、
    前記局所移動ベクトルに基づいて前記体動指標値を算出する体動指標値算出手段とを備えてなることを特徴とする請求項7記載の体動検出装置。
  9. 前記体動指標値算出手段は、前記被写体の平行移動量の指標値を前記体動指標値として算出する手段であることを特徴とする請求項8記載の体動検出装置。
  10. 前記体動指標値算出手段は、さらに前記被写体の3次元的な移動量の指標値および該被写体の2次元的な移動量の指標値の少なくとも一方を前記体動指標値として算出する手段であることを特徴とする請求項9記載の体動検出装置。
  11. 前記撮影情報は、前記撮影時における撮影時間、前記複数の放射線画像の撮影間隔、前記撮影時における前記被写体の固定の有無、前記被写体における撮影部位および前記被写体の症状の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項記載の体動検出装置。
  12. 放射線検出器を移動させ、該移動により位置を変える毎に被写体を透過した放射線を該放射線検出器に照射して、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する放射線画像撮影装置であって、
    前記放射線検出器を所定の移動軸に沿って移動させ、該移動により位置を変える毎に前記被写体を透過した放射線を前記放射線検出器に照射する撮影手段と、
    前記移動および前記放射線の照射を行う毎に前記放射線検出器から信号を読み出すことにより、前記被写体の複数の放射線画像を取得する放射線画像取得手段と、
    請求項1から11のいずれか1項記載の体動検出装置とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  13. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得し、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得し、
    前記撮影情報に基づいて、前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得することを特徴とする体動検出方法。
  14. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得し、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得し、
    前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得し、
    前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別することを特徴とする体動検出方法。
  15. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する手順と、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する手順と、
    前記撮影情報に基づいて、前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする体動検出プログラム。
  16. 同一被写体に関して複数回の撮影を行うことにより得られた、少なくとも一部の領域が重複した複数の放射線画像を取得する手順と、
    前記撮影時の撮影状況および撮影対象を表す撮影情報を取得する手順と、
    前記複数の放射線画像の撮影時における前記被写体の体動を表す体動指標値を取得する手順と、
    前記撮影情報および前記体動指標値に基づいて、前記被写体の体動の有無を判別する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする体動検出プログラム。
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