JP2012055448A - リンクバネ装置のバネ圧調整機構及びそれを備えた運動補助用椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 X字状に交差させたリンク部材201〜203を複数組み合わせてなるリンク機構20を有するリンクバネ装置20の減衰を解消するためのバネ圧調整機構50は、最下部に配置されたリンクユニット201を構成する一対のリンク部材の一方側のリンクプレート215bの下端部をベースプレート16に固定すると共に、他方側のリンクプレート125aの下端部を軌道上55を移動可能に配置し、前記一対の軌道55の間に一又は複数の弾性部材60を配置し、リンク機構20が押し縮められてその押圧力が減衰する位置に至ったときに当接部材ボルト59a、59b、59cが弾性部材60に当接するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
そこで、本発明は、リンクバネ装置の減衰を解消するためのバネ圧調整機構の押圧力を調整することが可能なリンクバネ装置のバネ圧調整機構及びそれを備えた運動補助用椅子を提供することを目的とする。
図2に示すように、リンクバネ装置20は、概略として、3つのリンクユニット201〜203が上下方向に連結されて構成されている。これらのリンクユニット201〜203についてリンクユニット201を例にして説明すると、図1に示すように、2つの細長い板状のリンクプレート215a、215bをX字状に交差させて形成されたリンク部材211a、211bを一対としてそれぞれ対向させるように配置し、各リンク部材211a、211bのリンクプレート215a、215bの交点同士を中心軸217で回動可能に連結すると共に、向かい合うリンクプレート215a、215aの両端部近傍同士をそれぞれ連結軸219a、219aで連結し、向かい合うリンクプレート215b、215bの両端部近傍同士をそれぞれ連結軸219b、219bで連結することによってリンクユニット201が形成されている。リンクユニット202、203についてもリンクユニット201とほぼ同様の構成によって形成されている。尚、リンクユニット202、203についても同じ部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
上記したリンクバネ装置20は、リンクを押し縮める方向に上から荷重を加えていくとリンクは次第に下方側へ下がって低くなるが、ある高さまで低くなると荷重を支えるべき力が弱まるという性質がある。そこで、この力の減衰を解消させるための本発明に係るバネ圧調整機構について好ましい一実施形態に基づいて以下説明する。図4は本発明に係るバネ圧調整機構を備えた運動補助用椅子の斜視図、図5は図4に示すバネ圧調整機構の概略平面図、図6は図5の一部側面図である。
まず、図4に示された運動補助用椅子10は、平板状のベースプレート16上に立設された4本の脚14、14と、肘掛け13、13と、背もたれ11と、使用者が腰掛けるための座部12を備えて構成されている。座部12の底面は上述したリンクバネ機構20の上部側のリンクユニット201に支持されると共に、リンクユニット203の下部側は後述するバネ圧調整機構50と連結されているが、リンクバネ装置20及びバネ圧調整機構50はカバー15によって覆われており、内部が露出しないようにされている。このように構成したのは機構が露出していると危険であることと、見た目にも好ましくないからである。尚、カバー15は、例えば入れ子式や蛇腹状に構成することでリンクバネ機構20が伸縮しても内部機構を常に被覆した状態を保持するようになっている。尚、図示されたリンクバネ機構20はリンクユニット201〜203の3段に構成されているがこれに限るものではなく、3段以上に構成することも可能である。また、肘掛け13、13には、先端に使用者が握るハンドル31を備えた支持バー30が前後方向及び上下方向に伸縮可能に設けられている。
次に、調整ボルト59a、59b、59cを用いたバネ圧調整機構50のバネ圧の調整について説明する。まず、図9に示すのはリンクバネ機構20が伸びて座部12が最上部に位置しているときの状態を示すバネ圧調整機構の概略平面図である。この状態では、「コ」の字状の連結部材58は図の左側に位置しており、取付プレート58aに取り付けられた調整ボルト59a、59b、59cは位置調整プレート66に当接している。そして、使用者が座部12に腰を掛けることによりリンクバネ機構20が押し縮められるとリンクユニット201が開くのに伴って車輪56、56が図10に示すように右側方向へ移動する。すると、調整ボルト59aが第一の調整プレート61に当接するのとほぼ同時に、調整ボルト59b、59cが第一の調整プレート61の貫通孔を通過して第二の調整プレート62に当接する。これにより、メインスプリング65aとサブスプリング65b、65cのバネ圧によってリンクバネ機構20の押圧力の減衰が解消される。
次に、運動補助用椅子10の肘掛け13、13に設けられた支持バー30について説明する。図7は運動補助用椅子の使用状態を示す側面図、図8は支持バーの構造を示す側面断面図である。肘掛け13の内部は空洞状になっており、内部には押しバネ35が内蔵されている。そして、押しバネ35の内側を貫通するようにして水平バー34が肘掛け13の内部に挿入されている。そして、水平バー34の奥側の端部は押しバネ35の奥側の端部と連結されており、押しバネ35の出口側端部は肘掛け13に固定されている。尚、水平バー34が肘掛け13内で回転しないように回転防止のピン34aが取り付けられており、押しバネ35の出口側の端部はこのピン34aに固定されている。
11 背もたれ
12 座部
13 肘掛け
14 脚
15 カバー
16 ベースプレート
20 リンクバネ装置
30 支持バー
31 ハンドル
32 垂直バー
33 押しバネ
34 水平バー
35 押しバネ
50 バネ圧調整機構
51 取付部
55 レール
55a 壁面部
55b 開口部
56 車輪
58 連結部材
58a 取付プレート
59a、59b、59c 調整ボルト
60 弾性部材ユニット
61 第一の調整プレート
62 第二の調整プレート
63 余圧調整プレート
65a メインスプリング
65b、65c サブスプリング
67a 余圧調整ボルト
U 使用者
Claims (6)
- 2つのリンクプレートをX字状に交差させてなるリンク部材を互いに対向させるようにして配置し、互いに対向させた一対の前記リンク部材の交点同士を中心軸によってそれぞれ連結すると共に前記リンクプレートの端部近傍同士を連結軸でそれぞれ連結することよってリンクユニットを形成し、当該リンクユニットの上部側の連結軸とその上に配置された他のリンクユニットの下部側の連結軸とを共用するようにして複数連結することによって伸縮可能なリンク機構を形成し、そして、対向するようにして位置する前記連結軸同士を当該リンク機構を伸長させる方向に付勢する弾性部材を架設して構成されたリンクバネ装置の圧縮時における押圧力の減衰を解消するためのバネ圧調整機構において、
前記バネ圧調整機構は、
最下部に配置されたリンクユニットを構成する一対のリンク部材の一方側のリンクプレートの下端部をそれぞれベースプレートに固定すると共に、他方側のリンクプレートの下端部をそれぞれ前記ベースプレートに設けられた一対の軌道上を移動可能に配置し、
前記一対の前記軌道の間に一又は複数の弾性部材を配置し、
前記リンク機構が押し縮められてその押圧力が減衰する位置に至ったときに他方側の前記リンクプレートの下端部の移動と連動して移動する当接部材が前記弾性部材に当接して当該リンク機構の減衰を低減するように構成されたことを特徴とするリンクバネ装置のバネ圧調整機構。 - 請求項1に記載のリンクバネ装置のバネ圧調整機構において、
前記当接部材は、
前記一対の軌道上を移動可能に配置された他方側のリンクプレートの下端部の動きと連動して移動するように配置された調整プレートを備え、前記調整プレートには一又は複数設けられた前記弾性部材に対応するようにして一又は複数の調整ボルト取り付けられ、前記調整ボルトが対応する前記弾性部材と当接することにより当該リンク機構の減衰を低減するように構成されたことを特徴とするリンクバネ装置のバネ圧調整機構。 - 請求項2に記載のリンクバネ装置のバネ圧調整機構において、
前記調整ボルトは、前記弾性部材に当接する位置を変更可能とされていることを特徴とするリンクバネ装置のバネ圧調整機構。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のリンクバネ装置のバネ圧調整機構において、
前記当接部材が当接する側とは反対側の前記弾性部材の端部は余圧調整プレートに取り付けられており、前記余圧調整プレートはその位置を変更することにより前記弾性部材のバネ力を調整可能とされていることを特徴とするリンクバネ装置のバネ圧調整機構。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のリンクバネ装置のバネ圧調整機構を備えた運動補助用椅子。
- 請求項5に記載の運動補助用椅子において、
前記運動補助椅子は左右の両側に肘掛けが設けられ、
前記肘掛けには、先端に使用者が握るハンドルを備えた支持バーが前後方向及び上下方向に伸縮可能に設けられていることを特徴とする運動補助用椅子。
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KR101736699B1 (ko) | 2016-12-23 | 2017-05-17 | 서한교 | 완충장치가 결합된 휠체어 시트의 높이조절장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3795057B1 (ja) * | 2005-10-17 | 2006-07-12 | 株式会社オージーエー | 運動補助具機能を備えた椅子 |
JP4509214B1 (ja) * | 2009-11-30 | 2010-07-21 | 株式会社オージーエー | リンクバネ装置及びそれを備えた運動補助用椅子 |
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