JP2012052870A - マスクブランク検査装置およびその光学調整方法 - Google Patents

マスクブランク検査装置およびその光学調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012052870A
JP2012052870A JP2010194578A JP2010194578A JP2012052870A JP 2012052870 A JP2012052870 A JP 2012052870A JP 2010194578 A JP2010194578 A JP 2010194578A JP 2010194578 A JP2010194578 A JP 2010194578A JP 2012052870 A JP2012052870 A JP 2012052870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
euv light
mask blank
light source
light
euv
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010194578A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Terasawa
恒男 寺澤
Takeshi Yamane
武 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Renesas Electronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010194578A priority Critical patent/JP2012052870A/ja
Publication of JP2012052870A publication Critical patent/JP2012052870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】EUV光を検査光とする多層膜マスクブランクのマスクブランク検査装置において、プラズマ光源の位置を短時間で、かつ正確に位置決めする。
【解決手段】EUV光検出用フォトダイオード24によりEUV光を捉えるマスクステージ7の位置をあらかじめ記憶し、この位置におけるEUV光の第1強度分布を計測しておく。光源6を再設置した後、EUV光を捉えるマスクステージ7の位置でのEUV光の第2強度分布をEUV光検出用フォトダイオード24の位置座標の関数として計測し、第1強度分布と第2強度分布とが一致するように光源微動機構23によって光源6を移動させる。さらに、散乱体25にEUV光を照射し、散乱したEUV光の第3強度分布を2次元アレイセンサーSEで検知し、第3強度分布に応じて、光源6を光源微動機構23によって移動させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、マスクブランク検査装置およびその光学調整方法に関し、特に、EUV光を検査光としてマスクブランクの位相欠陥を検出するマスクブランク検査装置およびそのマスクブランク検査装置に備わるプラズマ光源の位置を調整する方法に適用して有効な技術に関するものである。
現在、半導体デバイスは、回路パターンが描かれた原版であるマスクに露光光を照射し、上記回路パターンを、縮小光学系を介して半導体基板(以下、ウエハという)の主面上に転写する光リソグラフィを繰り返し用いることによって生産されている。
しかし、近年は、半導体デバイスの微細化への要求に応じて、光リソグラフィの露光光よりも波長の短いEUV(Extreme Ultra-Violet)光を用いるEUVリソグラフィの開発が進められている。このEUVリソグラフィを用いることによって回路パターンの解像度の向上を図ることができる。
EUV光の波長域(例えば中心波長13.5nm)では、透過マスクブランクが物質の光吸収の関係で使えないことから、石英ガラスまたは低熱膨張ガラスからなる基板の上にモリブデン(Mo)とシリコン(Si)とを交互に積層した多層膜反射基板がマスクブランクとして用いられている。このマスクブランクの上に吸収体パターンを形成して、EUVリソグラフィ用のマスクを構成する。
しかし、EUVリソグラフィでは、マスクブランクに2〜3nm程度の高さ異常が発生すると、その高さ異常が、吸収体パターンが形成された面からの反射光に大きな位相変化を与える。その結果、ウエハの主面上に転写されたパターンに欠陥が生じる。そのため、吸収体パターンをマスクブランクの上に被着させる前に、マスクブランクに発生した高さ異常(以下、位相欠陥という)を検出することが必要である。
マスクブランクに生じた位相欠陥を検出する検査方法には、レーザ光をマスクブランクに照射し、その乱反射光から位相欠陥を検出する欠陥検査法と、露光に用いる波長と同じ波長のEUV光を用いて位相欠陥を検出する同波長(at wavelength)欠陥検査法がある。レーザ光を検査光とする欠陥検査法は、これまでも多くのマスク検査に用いられており、実績を有する方法であるが、マスクブランクの多層膜表面にある欠陥にのみ感度を有する。これに対して、EUV光を検査光とする欠陥検査法は、マスクブランクの多層膜内部および底部にある欠陥まで検出することができるので、レーザ光を検査光とする欠陥検査法よりもマスクブランクの欠陥検査には適していると考えられる。
例えば特開2003−114200号公報(特許文献1)には、レーザーパルスを照射して生成されるプラズマ光源から発生するEUV光を、拡大照明光学系を用いて捕集し、その捕集された照明光を、照明用反射鏡で反射させて反射型マスクの被検査領域を照射する多層膜マスク欠陥検査方法が開示されている。
また、特開平06−349715号公報(特許文献2)には、放射光から取り出された軟X線によってステージに取り付けられた反射型X線マスクを照射し、反射したX線をウオルターミラーに導いて、検出器上に反射型X線マスクの像を拡大結像させるX線マスク検査装置が開示されている。
また、米国特許出願公開第2004/0057107号明細書(特許文献3)には、検出器から所定の距離に放射線源を配置し、検出器と放射線源との間に集光レンズを配置、集光レンズと検出器との間に色消しフレネル光学部品を配置した反射型リソグラフィマスクの検査道具が開示されている。
また、特開2007−219130号公報(特許文献4)には、ドット状パターンの暗視野検出像の信号強度が最大となるフォーカス位置および/またはホール状パターンの暗視野検出像の信号強度が最大となるフォーカス位置に設定して、マスクブランクの欠陥検出を行うマスクブランクの欠陥検査方法および欠陥検査装置が開示されている。
また、特開2003−42967号公報(特許文献5)には、まず紫外レーザ光源の容器の外側を、防振台に設けられた係合もしくは嵌合部材等を用いて機構的に位置決めし、次に検出器に4分割形の受光素子を用いて、XZ方向の受光素子の出力が同じになるようにミラーなどをアクチュエータ等により微動するパターン欠陥検査装置が開示されている。
特開2003−114200号公報 特開平06−349715号公報 米国特許出願公開第2004/0057107号明細書 特開2007−219130号公報 特開2003−42967号公報
ところで、EUV光を検査光とするマスクブランク検査装置では、以下に説明する課題を有している。
マスクブランク検査装置は、EUV光を生成するプラズマ光源を備えている。しかし、そのプラズマ光源は、約1G〜3Gパルスの発光を行うとプラズマ発生部が劣化するため、電極またはプラズマを安定生成するための部品等を交換する必要がある。例えば繰り返し周波数2kHzのプラズマ光源を、マスクブランクの検査のために連続運転すると、1ヶ月に2〜4回は電極またはプラズマを安定生成するための部品等を交換する必要がある。
そのため、部品等の交換またはメンテナンスごとに、プラズマ光源の内部に生成するプラズマ発光点の位置を、マスクブランク検査装置に固定された照明光学系または結像光学系に整合させなければならない。実際、プラズマ光源をマスクブランク検査装置の所定位置から移動した場合、再度プラズマ光源を設置してもプラズマ光源の位置に50〜70μm程度のずれが生じる。検出の信頼性を維持するためには、できるだけ短時間で、かつ高い精度でプラズマ光源の位置を再現する必要がある。しかし、未だ正確にプラズマ光源を位置決めすることのできる調整方法が確立されていないため、部品等の交換またはメンテナンスごとに、プラズマ光源の位置を再現するための多大な時間を要してしまうという課題がある。
本発明の目的は、EUV光を検査光とする多層膜マスクブランクのマスクブランク検査装置において、プラズマ光源の位置を短時間で、かつ正確に位置決めすることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態を簡単に説明すれば、次のとおりである。
この実施の形態は、マスクブランクを載置して、XY軸方向に移動可能なステージと、EUV光を発する光源と、光源から発するEUV光を捕集して、ステージ上の所定の被検査領域を照射する照明光学系と、ステージの一部に設置され、微小開口を介してEUV光の照射量を検知できるEUV光検知手段と、ステージの他の一部に設置され、光源から発するEUV光を散乱させる散乱体と、被検査領域から散乱するEUV光を捕集して、結像させる結像光学系と、結像光学系で得られた検出像を2次元の信号として取り込み、検出信号として保有する画像検出器と、光源を微動させる光源微動機構とを備えるマスクブランク検査装置である。
また、この実施の形態は、マスクブランク検査装置の光学調整方法であり、ステージの一部に設置され、微小開口を介してEUV光の照射量を検知できるEUV光検知手段によりEUV光を捉えることのできるステージの第1位置を記憶し、そのステージの第1位置におけるEUV光の第1強度分布をEUV光検知手段により計測する工程と、光源を再設置した後、EUV光を捉えることのできるステージの第2位置においてEUV光の第2強度分布をEUV光検知手段により位置座標の関数として計測する工程と、EUV光の第1強度分布とEUV光の第2強度分布とが一致するように光源を光源微動機構によって移動させる工程とからなる第1ステップと、ステージの他の一部に設置され、EUV光を散乱させる散乱体にEUV光を照射する工程と、結像光学系を介して散乱体で散乱したEUV光の第3強度分布を画像検出器で検知する工程と、EUV光の第3強度分布に応じて、光源を光源微動機構によって移動させる工程とからなる第2ステップとを有している。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
EUV光を検査光とする多層膜マスクブランクのマスクブランク検査装置において、プラズマ光源の位置を短時間で、かつ正確に位置決めすることのできる技術を提供することができる。
(a)は本実施の形態1によるEUVリソグラフィ用マスクの吸収体パターンが形成された面の要部平面図、(b)は同図(a)のA−A線に沿った一部を拡大して示す要部断面図である。 本実施の形態1によるEUV投影露光装置の概略図である。 (a)は本実施の形態1による位相欠陥を有するマスクブランクの要部断面図、(b)は本実施の形態1による位相欠陥を有するマスクブランクに吸収パターンおよびバッファ層が形成されたEUVリソグラフィ用マスクの要部断面図である。 本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の全体の構成を示す概略図である。 本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図である。 本実施の形態1によるEUV光検出用フォトダイオードで得られるEUV光の強度分布を示すグラフ図である。 本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図である。 本実施の形態1による2次元アレイセンサーに到達して検出されるEUV光の強度分布を示すグラフ図である。 本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の光学調整方法の各ステップを説明するフロー図である。 本実施の形態2によるマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図である。 本実施の形態2によるマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図である。
以下の実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、以下の実施の形態において、ウエハと言うときは、Si(Silicon)単結晶ウエハを主とするが、それのみではなく、SOI(Silicon On Insulator)ウエハ、集積回路をその上に形成するための絶縁膜基板等を指すものとする。その形も円形またはほぼ円形のみでなく、正方形、長方形等も含むものとする。
また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1によるマスクブランク検査装置およびこのマスクブランク検査装置の光学調整方法について説明する。
まず、EUVリソグラフィ用マスクについて図1(a)および(b)を用いて説明する。図1(a)はEUVリソグラフィ用マスクの吸収体パターンが形成された面の要部平面図、図1(b)は同図(a)のA−A線に沿った一部を拡大して示す要部断面図である。
図1(a)に示すように、EUVリソグラフィ用マスクMの中央部には、半導体集積回路装置の回路パターンを有するデバイスパターンエリアMDEを有し、周辺部には、EUVリソグラフィ用マスクMの位置合わせのためのマークまたはウエハアライメントマークなどを含むアライメントマークエリアMA1,MA2,MA3,MA4が配置されている。
また、図1(b)に示すように、EUVリソグラフィ用マスクMのマスクブランクは、石英ガラスまたは低熱膨張ガラスからなる基板MSと、基板MSの主面に形成されたMoとSiとを交互に積層(例えば各層が40層程度)した多層膜MLと、多層膜ML上に形成されたキャッピング層CAPと、基板MSの裏面(主面と反対側の面)に形成されたEUVリソグラフィ用マスクMを静電チャックするためのメタル膜CFとにより構成されている。基板MSの厚さは、例えば7〜8mm程度であり、多層膜MLの厚さは、例えば300nm程度である。さらに、キャッピング層CAP上にバッファ層BUFを介して吸収体パターンABSが形成されている。吸収体パターンABSの厚さは、例えば50〜70nm程度である。
次に、EUVリソグラフィ用マスクを用いるEUV投影露光装置について図2を用いて説明する。図2はEUV投影露光装置の概略図である。
図2に示すように、光源1から発する中心波長13.5nmのEUV光は、多層膜反射鏡からなる照明光学系2を介してEUVリソグラフィ用マスクMの吸収体パターンが形成された面(以下、パターン面という)を照射する。パターン面からの反射光は、多層膜反射鏡からなる縮小投影光学系3を通過してウエハ4の主面上にパターンを転写する。ウエハ4はステージ5に搭載されており、ステージ5の移動とパターン転写の繰り返しにより、ウエハ4の所望の領域にパターンを多数転写する。
次に、EUVリソグラフィ用マスクのマスクブランクに生じる位相欠陥について図3(a)および(b)を用いて説明する。図3(a)は位相欠陥を有するマスクブランクの要部断面図、図3(b)は位相欠陥を有するマスクブランクに吸収パターンおよびバッファ層が形成されたEUVリソグラフィ用マスクの要部断面図である。
図3(a)に示したマスクブランクの要部断面図は、基板MS上に多層膜MLを被着させる際に、基板MSの主面に微細な窪みが存在したまま上記多層膜MLを被着させた結果、凹形状の位相欠陥PDが生じた一例を示している。
この位相欠陥PDを残したままバッファ層BUFおよび吸収体パターンABSを形成すると、図3(b)に示すように、隣接する吸収体パターンABSの間にそのまま凹形状の位相欠陥PDが残存する。2〜3nm程度の位相欠陥PDの窪みが存在すると、EUVリソグラフィではウエハの主面上に転写するパターン投影像が乱れて、ウエハの主面上の転写パターンに欠陥が生ずる。
従来の光リソグラフィ用マスクでは、透過型マスクブランクの表面に数nm程度の凹凸があっても、これを無視することができる。従って、EUVリソグラフィ用マスクと従来の光リソグラフィ用マスクとでは、欠陥転写に関して実質的に大きな差があり、EUVリソグラフィ用マスクでは、位相差を与えるマスクブランクの位相欠陥PDの発生を回避しなければならない。そのため、EUVリソグラフィ用マスクでは、吸収体パターンABSおよびバッファ層BUFを形成する前のマスクブランクの段階で、マスクブランクの位相欠陥PDを検出する必要がある。
次に、本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の全体の構成について図4を用いて説明する。図4はマスクブランク検査装置の全体の構成を示す概略図である。
マスクブランク検査装置は、EUV光を用いて暗視野検査像を収集する検査装置である。マスクブランク検査装置は、EUV光(EUV検査光、照明光)BMを発生する光源(EUV光源、プラズマ光源)6、マスクブランクMBを載置するためのマスクステージ7、照明光学系CIO、結像光学系DPO、2次元アレイセンサー(画像検出器)SE、センサー回路8、パターンメモリ9、信号処理回路10、タイミング制御回路11、マスクステージ制御回路12、および装置全体の動作を制御するシステム制御コンピュータ13などで構成されている。また、マスクパターンに関する種々のデータを格納するデータファイル14が備えられている。
光源6には、必要に応じて波長選択フィルター、圧力隔壁手段、または飛散粒子抑制手段などが備えられている。結像光学系DPOは凹面鏡L1と凸面鏡L2とから構成され、集光NA=0.2、中心遮蔽MA=0.1、倍率26倍の暗視野結像光学系を構成するシュバルツシルド光学系である。
位相欠陥の有無が検査されるマスクブランクMBは、XYZの3軸方向に移動可能であるマスクステージ7上に載置される。光源6から発する中心波長13.5nmのEUV光BMは、照明光学系CIOを通して収束ビームに変換された後、多層膜ミラーPMで折り曲げられてマスクブランクMBの所定の領域を照射する。マスクブランクMBの位置は、マスクステージ7に固定されたミラー15の位置をレーザ測長器16で読み込むことにより、マスクステージ7の位置情報として得られる。この位置情報は位置回路17に送られ、システム制御コンピュータ13で認識できる。一方、ビームスプリッタBSPによりEUV光BMの一部を分岐してEUV光用センサー18で光量をモニタし、照明強度補正回路19において信号処理のための閾値を設定することができる。このビームスプリッタBSPは、例えばMoとSiとを交互に数対から10対程度積層した多層膜で構成することが出来る。
マスクブランクMBからの反射光のうちパターン部または欠陥部で散乱した光は、結像光学系DPOを介して収束ビームSLIを形成し、2次元アレイセンサーSEに集光する。すなわち、2次元アレイセンサーSEには、マスクブランクMBの暗視野検査像が形成され、その結果、マスクブランクMBに残存する位相欠陥PDは検査画像の中で輝点として検出される。検出された位相欠陥PDについては、その位置および欠陥信号の大きさなどの情報が記憶装置20に記憶されるとともに、種々の情報をパターンモニタ21または画像出力部22を介して観察することができる。
さらに、光源6または光源6内のプラズマ発光部分(プラズマ発光点)を支える部材をXYZの3軸方向に微動させる光源微動機構23が設けられている。また、マスクブランクMBを載置するマスクステージ7の一部には、微小開口を介してEUV光を検出するEUV光検出用フォトダイオード(EUV光検知手段)24が設けられている。さらに、マスクステージ7の他の一部にはEUV光を散乱させる散乱体25が設けられている。
次に、本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の光学調整方法について図5〜図8を用いて説明する。図5はマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図、図6はEUV光検出用フォトダイオードで得られるEUV光の強度分布を示すグラフ図、図7はマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図、図8は2次元アレイセンサーに到達して検出されるEUV光の強度分布を示すグラフ図である。
マスクブランク検査装置の光学調整は、第1ステップとこれに続く第2ステップとによって行われ、第1ステップにおいて光源6の大まかな位置決めを行い、第2ステップにおいて光源6の位置を微調整する。
まず、第1ステップについて図5および図6を用いて説明する。
図5に示すように、マスクブランク検査装置の光学系については、あらかじめ、光源6内のEUV光を発するプラズマ発光点、照明光学系CIO、結像光学系DPO、2次元アレイセンサーSEが所定の位置関係を保つように光軸調整がなされている。また、光軸調整がなされている場合には、照明光束の中心はEUV光検出用フォトダイオード24の中央部と一致し、このときのマスクステージ7の位置(第1位置)が記憶されている。
ここで、前述したように、部品等の交換または光源6のメンテナンスを施した後に光源6を再設置すると、例えばプラズマ発光点の位置P1はプラズマ発光点の位置P2に移動する。その結果、位置P2にあるプラズマ発光点から発したEUV光は照明光学系CIOを介して、図5に示す点線の経路を進み、マスクステージ7の所定の位置(第1位置)とは異なる位置(第2位置)を照明することになる。
この照明位置の移動量は100μm程度と僅かではあるが、マスクブランク上で結像光学系DPOの光軸からずれた位置を照明するので、検査に寄与するEUV光の強度が低下して、検出感度の低下を招く。そこで、光源6を再設置した後、プラズマ発光点の位置P2を、光軸調整された本来のプラズマ発光点の位置P1に微動する必要がある。
図6は、EUV光検出用フォトダイオード24で得られるEUV光の強度分布を示す図である。図6の縦軸は、EUV光検出用フォトダイオード24の直上に配置された微小開口を通して得られるEUV光の強度であり、横軸はEUV光検出用フォトダイオード24が設けられたマスクステージ7の位置である。曲線R1は光軸調整された本来のプラズマ発光点の位置P1におけるEUV光の強度分布である。また、曲線R2はプラズマ発光点の位置P2におけるEUV光の強度分布であり、マスクステージ7をマスクステージ制御回路12によって移動させて、照明光束の中心とEUV光検出用フォトダイオード24の中央部とを一致させて得られるEUV光の強度分布である。
図6に示すように、光源6を再設置した後に照明光束の中心が光軸調整されている場合と比べてどのくらいずれているかが分かるので、そのずれを補正するように光源微動機構23を駆動して、光源6のプラズマ発光点の位置P2を所定の位置P1に合わせることができる。図6では、光源6の位置ずれを1次元方向のみ示しているが、実際は平面内の2次元方向(XYの2軸方向)の位置ずれを把握して調整する。さらに、EUV光の強度が所定レベルに達するように光軸方向にも微動調整して、3次元方向(XYZの3軸方向)の調整を行うこともできる。
次に、第2ステップについて図7および図8を用いて説明する。
図7は、マスクステージ7上に設置された散乱体25の表面で散乱したEUV光がシュバルツシルド光学系で構成される結像光学系DPOを通過して2次元アレイセンサーSEに到達する状態を示している。散乱体25の表面が、被検査物であるマスクブランクの表面と同じ高さとなるように、散乱体25はマスクステージ7上に設置されている。この構成により、結像光学系DPOが鏡面反射光を遮断しても、散乱体25からのEUV光を2次元アレイセンサーSEに到達させることができる。
この散乱体25は、マスクブランクと同様に、石英ガラスまたは低熱膨張ガラスからなる基板の主面にMoとSiとを交互に積層した多層膜が形成されている。その表面は反射面であり、かつ表面ラフネスを積極的に大きくしている。適宜、多層膜上にパターンを形成してもよい。
図8に、2次元アレイセンサーSEに到達し、検出されるEUV光の強度分布を示す。分布S1はプラズマ発光点の位置が本来のプラズマ発光点の位置P1にある場合に2次元アレイセンサーSEに読み込まれ、既に記録されているEUV光の強度分布である。また、分布S2はプラズマ発光点の位置が調整できていない場合に2次元アレイセンサーSEに読み込まれたEUV光の強度分布である。分布S1に対する分布S2のずれを補正するように光源微動機構23を駆動して、光源6のプラズマ発光点の位置を所定の位置P1に合わせることができる。
なお、マスクステージ7上に固定された散乱体25を用いる代わりに、その表面にラフネスを有する多層膜が形成された反射基板、またはその表面に散乱光を発生させる(EUV光を散乱させる)散乱パターンを有する多層膜が形成された反射基板を別途準備して、マスクステージ7上に載置してもよい。ただし、この場合は、光軸調整であっても上記反射基板をマスクステージ7上に載置する工程が追加される。
また、光源6の位置ずれが常に第2ステップで補正できる範囲であれば、第1ステップを省略することも可能である。
次に、本実施の形態1によるマスクブランク検査装置の光学調整方法の手順について図9を用いて説明する。図9はマスクブランク検査装置の光学調整方法の各ステップを説明するフロー図である。
(ステップS101)まず、光軸調整がなされている状態において、照明光束の中心とマスクステージ7の一部に設置されたEUV光検出用フォトダイオード24の中央部とを一致させることができるマスクステージ7の位置(第1位置)をあらかじめ記憶する。また、そのマスクステージ7の位置(第1位置)におけるEUV光の強度分布(第1強度分布)をEUV光検出用フォトダイオード24により計測する。
(ステップS102)次に、部品等の交換または光源6のメンテナンスを施した後、マスクブランク検査装置に光源6を再設置する。
(ステップS103)再設置した光源6から発し、マスクステージ7に到達するEUV光の強度分布(第2強度分布)を、それを捉えるEUV光検出用フォトダイオード24の位置座標の関数として計測する。
(ステップS104)そして、ステップS103で計測したEUV光の強度分布(第2強度分布)が、ステップS101であらかじめ計測していたEUV光の強度分布(第1強度分布)と一致するか否かを調べる。
(ステップS105)もし、一致していなければ、プラズマ発光点のずれ量を求めて光源微動機構23の補正量を算出し、光源6の位置を所定の補正量だけ微動してEUV光の強度分布を一致させる。ここで、1回微動させただけではEUV光の強度分布の一致度が悪い場合は、再度ステップS104およびステップS105を繰り返してもよい。
(ステップS106)その後、マスクステージ7上に設置された散乱体25がEUV光に照射される位置となるように、マスクステージ制御回路12によりマスクステージ7を移動して、位置決めをする。
(ステップS107)散乱体25の表面は、被検査物であるマスクブランクの表面と同じ高さになるように調整されている。散乱体25で散乱したEUV光のうち、シュバルツシルド光学系で構成される結像光学系DPOを通過した成分が2次元アレイセンサーSEに到達して散乱像を形成するので、そのEUV光の強度分布(第3強度分布)を2次元アレイセンサーSEで読み取る。
(ステップS108)さらに、ステップS107で読み取ったEUV光の強度分布が、光軸調整された状態でのEUV光の強度分布と一致するかどうかを判定する。判定の内容は、光軸がずれて強度分布が傾いていないか、所定の強度を確保しているかなどである。EUV光の強度分布が所定の強度分布と一致していれば光軸調整は終了する。
(ステップS109)もし、一致していなければ、光源6の位置を所定の補正量だけ微動して強度分布を一致させる。ここで、1回微動させただけではEUV光の強度分布の一致度が悪い場合は、再度ステップS108およびステップS109を繰り返してもよい。
以上のステップS101〜S109の手順により、光軸調整が終了する。
このように、本実施の形態1によれば、マスクブランク検査装置において、マスクブランクMBからの鏡面反射光が2次元アレイセンサーSEに到達しない暗視野検査光学系であっても、検査用EUV光の進行経路である照明光学系CIOと結像光学系DPOとの光軸調整を、EUV光BMを用いて短時間に精度よく実施することができる。その結果、光源6の位置を短時間で、かつ正確に位置決めすることができる。これにより、部品等の交換または光源6のメンテナンスに伴うマスクブランク検査装置の調整時間を短縮することができるので、精度の高いマスクブランクMBの欠陥検出を継続して実施することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、前述した実施の形態1において説明したマスクブランク検査装置の光学調整方法と同様に、第1ステップとこれに続く第2ステップとによって行われる。すなわち、第1ステップにおいて光源6の大まかな位置決めを行い、第2ステップにおいて光源6の位置を微調整する。しかし、本実施の形態2によるマスクブランク検査装置の光源部および照明光学系の構成が、前述した実施の形態1によるマスクブランク検査装置のものと異なっている。
本実施の形態2によるマスクブランク検査装置の光学調整方法について図10および図11を用いて説明する。図10および図11は、本実施の形態2によるマスクブランク検査装置の光学系およびステージ系の部分を拡大して示す構成図である。
図10に示すように、光源6は、光軸調整されている状態でプラズマ発光点の位置P1から発するEUV光の照明光束の主光線が水平方向に進むように設置されている。照明光学系CIOは2枚の反射鏡と微小開口部であるアパーチャAPTとから構成され、光源6から発するEUV光は最初の反射鏡(第1の反射鏡)で反射収束し、アパーチャAPTを通過後、第2の反射鏡を介してマスクステージ7側に向かう照明光束を形成する。マスクステージ7、結像光学系DPO、2次元アレイセンサーSE、制御系などの構成は、前述した実施の形態1によるマスクブランク検査装置と同様の構成である。
光軸調整された状態では、照明光学系CIO内にあるアパーチャAPTがマスクブランクを照明する有効光源として作用し、このアパーチャAPTの位置が変化しない限り、マスクステージ7に到達するEUV光の照明光束の位置は不変である。
ここで、部品等の交換または光源6のメンテナンスを施した後に光源6を再設置すると、プラズマ発光点の位置P1が位置P2に移動する。その結果、位置P2にあるプラズマ発光点から発したEUV光のうち強度が最大となる成分はアパーチャAPTからずれて、アパーチャAPTを通過する照明光束は、図10に示す点線の経路を進み光量が低下する。前述した実施の形態1と同様に、EUV光検出用フォトダイオード24でEUV光を計測すると、光量が低下した強度分布が得られる。すなわち、検査に寄与するEUV光の強度が低下して検出感度の低下を招く。
そこで、光源微動機構23を駆動して光源6のプラズマ発光点の位置をXYZの3軸方向に微動し、EUV光検出用フォトダイオード24で計測される強度分布が光軸調整された状態で得られる強度分布と同等になる位置を求めて、光源6の位置決めを行う。
その後、さらに、図11に示すように、マスクステージ7上に設置された散乱体25にEUV光が到達するようにマスクステージ7の位置決めをし、前述した実施の形態1と同様に、この散乱体25の表面で散乱したEUV光を、シュバルツシルド光学系で構成される結像光学系DPOを通過させて2次元アレイセンサーSEに到達させる。2次元アレイセンサーSEで読み取ったEUV光の強度分布が、光軸調整された状態でのEUV光の強度分布と実質的に一致するように光源6の位置を微動させて光軸調整を終了する。
このように、本実施の形態2によれば、照明光学系CIO内に固定のアパーチャAPTを有し、マスクブランクMBからの鏡面反射光が2次元アレイセンサーSEには到達しない暗視野検査光学系であっても、検査用EUV光の進行経路である照明光学系CIOと結像光学系DPOとの光軸調整を、EUV光を用いて短時間に精度良く実施することができる。その結果、光源6の位置を短時間で、かつ正確に位置決めすることができる。これにより、部品等の交換または光源6のメンテナンスに伴うマスクブランク検査装置の調整時間を短縮することができるので、精度の高いマスクブランクMBの欠陥検出を継続して実施することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、EUV光を検査光とするマスクブランクの欠陥検査装置およびその欠陥検査装置に備わるEUV光源の位置を調整する方法に適用することができる。
1 光源
2 照明光学系
3 縮小投影光学系
4 ウエハ
5 ステージ
6 光源(EUV光源、プラズマ光源)
7 マスクステージ
8 センサー回路
9 パターンメモリ
10 信号処理回路
11 タイミング制御回路
12 マスクステージ制御回路
13 システム制御コンピュータ
14 データファイル
15 ミラー
16 レーザ測長器
17 位置回路
18 EUV光用センサー
19 照明強度補正回路
20 記憶装置
21 パターンモニタ
22 画像出力部
23 光源微動機構
24 EUV光検出用フォトダイオード(EUV光検知手段)
25 散乱体
ABS 吸収体パターン
APT アパーチャ
BUF バッファ層
BM EUV光(EUV検査光、照明光)
BSP ビームスプリッタ
CAP キャッピング層
CF メタル膜
CIO 照明光学系
DPO 結像光学系
L1 凹面鏡
L2 凸面鏡
M EUVリソグラフィ用マスク
MA1,MA2,MA3,MA4 アライメントマークエリア
MB マスクブランク
MDE デバイスパターンエリア
ML 多層膜
MS 基板
P1,P2 プラズマ発光点の位置
PD 位相欠陥
PM 多層膜ミラー
R1,R2 曲線
S1,S2 分布
SE 2次元アレイセンサー(画像検出器)
SLI 収束ビーム

Claims (9)

  1. マスクブランクを載置して、XY軸方向に移動可能なステージと、
    EUV光を発する光源と、
    前記光源から発する前記EUV光を捕集して、前記ステージ上の所定の被検査領域を照射する照明光学系と、
    前記ステージの一部に設置され、微小開口を介して前記EUV光の照射量を検知できるEUV光検知手段と、
    前記被検査領域から散乱する前記EUV光を捕集して、結像させる結像光学系と、
    前記結像光学系で得られた検出像を2次元の信号として取り込み、検出信号として保有する画像検出器と、
    前記光源を微動させる光源微動機構と、
    を有することを特徴とするマスクブランク検査装置。
  2. 請求項1記載のマスクブランク検査装置において、さらに、前記ステージの他の一部に、前記光源から発する前記EUV光を散乱させる散乱体を有することを特徴とするマスクブランク検査装置。
  3. 請求項1記載のマスクブランク検査装置において、前記結像光学系は、暗視野結像光学系であることを特徴とするマスクブランク検査装置。
  4. 請求項1記載のマスクブランク検査装置において、前記EUV光検知手段は、フォトダイオードであることを特徴とするマスクブランク検査装置。
  5. マスクブランクを載置して、XY軸方向に移動可能なステージと、EUV光を発する光源と、前記光源から発する前記EUV光を捕集して、前記ステージ上の所定の被検査領域を照射する照明光学系と、前記ステージの一部に設置され、微小開口を介して前記EUV光の照射量を検知できるEUV光検知手段と、前記ステージの他の一部に設置され、前記EUV光を散乱させる散乱体と、前記被検査領域から散乱する前記EUV光を捕集して、結像させる結像光学系と、前記結像光学系で得られた検出像を2次元の信号として取り込み、検出信号として保有する画像検出器と、前記光源を微動させる光源微動機構とを備えるマスクブランク検査装置の光学調整方法であって、
    (a)前記EUV光検知手段が前記EUV光を捉える前記ステージの第1位置をあらかじめ記憶し、前記ステージの前記第1位置における前記EUV光の第1強度分布を前記EUV光検知手段により計測する工程と、
    (b)前記(a)工程の後、前記光源を再設置する工程と、
    (c)前記(b)工程の後、前記EUV光検知手段が前記EUV光を捉える前記ステージの第2位置における前記EUV光の第2強度分布を、前記EUV光検知手段の位置座標の関数として計測する工程と、
    (d)前記(a)工程で計測された前記EUV光の前記第1強度分布と、前記(c)工程で計測された前記EUV光の前記第2強度分布とを比較し、前記第1強度分布と前記第2強度分布とが一致するように前記光源を移動する工程と、
    (e)前記(d)工程の後、前記散乱体に前記EUV光を照射する工程と、
    (f)前記散乱体で散乱した前記EUV光の第3強度分布を、前記結像光学系を介して前記画像検出器で検知する工程と、
    (g)前記(f)工程で検知された前記EUV光の前記第3強度分布に応じて、前記光源を移動する工程と、
    を有することを特徴とするマスクブランク検査装置の光学調整方法。
  6. 請求項5記載のマスクブランク検査装置の光学調整方法において、前記散乱体は、基板と、前記基板の主面に形成された多層膜からなり、前記多層膜の表面は反射面であることを特徴とするマスクブランク検査装置の光学調整方法。
  7. 請求項5記載のマスクブランク検査装置の光学調整方法において、前記散乱体は、基板と、前記基板の主面に形成された多層膜と、前記多層膜の表面に形成された散乱光を発生させる散乱パターンとからなることを特徴とするマスクブランク検査装置の光学調整方法。
  8. 請求項5記載のマスクブランク検査装置の光学調整方法において、前記結像光学系は、暗視野結像光学系であることを特徴とするマスクブランク検査装置の光学調整方法。
  9. 請求項5記載のマスクブランク検査装置の光学調整方法において、前記EUV光検知手段は、フォトダイオードであることを特徴とするマスクブランク検査装置の光学調整方法。
JP2010194578A 2010-08-31 2010-08-31 マスクブランク検査装置およびその光学調整方法 Pending JP2012052870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010194578A JP2012052870A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 マスクブランク検査装置およびその光学調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010194578A JP2012052870A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 マスクブランク検査装置およびその光学調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012052870A true JP2012052870A (ja) 2012-03-15

Family

ID=45906357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010194578A Pending JP2012052870A (ja) 2010-08-31 2010-08-31 マスクブランク検査装置およびその光学調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012052870A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016048379A (ja) * 2012-03-28 2016-04-07 Hoya株式会社 マスクブランク用基板、多層反射膜付き基板、透過型マスクブランク、反射型マスクブランク、透過型マスク、反射型マスク及び半導体装置の製造方法
KR101834684B1 (ko) 2014-02-21 2018-03-05 폴 슈레 앙스띠뛰 결맞음 회절 영상화 방법을 이용하고, 마이크로 핀홀 애퍼처 시스템을 이용하는, 반사 모드 영상화 시스템
JP6371022B1 (ja) * 2018-02-08 2018-08-08 レーザーテック株式会社 照明方法、検査方法、照明装置及び検査装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016048379A (ja) * 2012-03-28 2016-04-07 Hoya株式会社 マスクブランク用基板、多層反射膜付き基板、透過型マスクブランク、反射型マスクブランク、透過型マスク、反射型マスク及び半導体装置の製造方法
US10001699B2 (en) 2012-03-28 2018-06-19 Hoya Corporation Mask blank substrate, substrate with multilayer reflection film, transmissive mask blank, reflective mask, and semiconductor device fabrication method
US10295900B2 (en) 2012-03-28 2019-05-21 Hoya Corporation Mask blank substrate, substrate with multilayer reflection film, transmissive mask blank, reflective mask, and semiconductor device fabrication method
KR101834684B1 (ko) 2014-02-21 2018-03-05 폴 슈레 앙스띠뛰 결맞음 회절 영상화 방법을 이용하고, 마이크로 핀홀 애퍼처 시스템을 이용하는, 반사 모드 영상화 시스템
JP6371022B1 (ja) * 2018-02-08 2018-08-08 レーザーテック株式会社 照明方法、検査方法、照明装置及び検査装置
JP2019138714A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 レーザーテック株式会社 照明方法、検査方法、照明装置及び検査装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4474332B2 (ja) 整列マーカ、リソグラフィ装置およびそれを使うデバイス製造方法
JP3634068B2 (ja) 露光方法及び装置
TW200931208A (en) Alignment method and apparatus, lithographic apparatus, metrology apparatus and device manufacturing method
CN107567584A (zh) 用于检查及量测的方法和设备
JPWO2002029870A1 (ja) 露光条件の決定方法、露光方法、デバイス製造方法及び記録媒体
JP6004126B1 (ja) 検査装置、及びそのフォーカス調整方法
US20060011870A1 (en) Light source unit and exposure apparatus having the same
JP2011517428A (ja) ウェハスクライブのためのオートフォーカス方法及び装置
US9939730B2 (en) Optical assembly
TWI685725B (zh) 檢測工具、微影設備、微影系統、檢測方法及器件製造方法
US8077391B2 (en) Wavefront aberration measuring method, mask, wavefront aberration measuring device, exposure apparatus, and device manufacturing method
TWI487001B (zh) A surface position detecting device, a surface position detecting method, an exposure apparatus, and an element manufacturing method
US9389345B2 (en) Optical element, illumination device, measurement apparatus, photomask, exposure method, and device manufacturing method
JPH1022213A (ja) 位置検出装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP5751994B2 (ja) マスクブランクの欠陥検査方法
JP2012052870A (ja) マスクブランク検査装置およびその光学調整方法
JP2003142377A (ja) 投影露光装置及び収差の計測方法
JP3428705B2 (ja) 位置検出装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法
TWI358529B (en) Shape measuring apparatus, shape measuring method,
JPH09219354A (ja) 位置検出装置及び該装置を備えた露光装置
JPH0258766B2 (ja)
US7016030B2 (en) Extended surface parallel coating inspection method
JP2007324159A (ja) マーク位置計測装置、露光装置、マーク位置計測方法、及びマイクロデバイスの製造方法
JP2003100613A (ja) 波面収差測定装置及び波面収差測定方法、並びに、露光装置及びデバイスの製造方法
JPH104055A (ja) 自動焦点合わせ装置及びそれを用いたデバイスの製造方法