JP2012052631A - ナットおよび導通用金具 - Google Patents

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Yasushi Yoshida
靖 吉田
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Abstract

【課題】塗装された部材に取り付けられるナットであって、塗膜屑を発生させることなく、塗装された部材との間の電気的な導通を確保することが可能なナットを提供する。
【解決手段】塗装を施した部材Aに設けられた取付穴または取付溝に挿通されるネジに装着されるナットであって、タップ穴1が開口した少なくとも一方の面に突起部2aを有し、この突起部2aを有する面を部材Aに対向させた状態で、タップ穴1にネジを締め込むことにより、前記突起部2aの先端が部材Aの塗膜を突き破り、部材Aとの間で電気的に導通可能な状態となるようにした。突起部2aの先端は部材Aに圧接して塗膜を突き破るだけであるため、塗膜屑は殆ど生じない。
【選択図】図4

Description

本発明は、塗装を施した部材に用いられるナットおよび導通用金具に関するものである。塗装を施した部材とは、例えば、各種の機器類を搭載するラックの構成部材やラックに取り付けられるマウントレールなどである。
例えば、ラックに搭載された機器類について、ラック自体やマウントレールに対してアースをとる必要が生じる場合ある。しかし、一般にラックやマウントレールは塗装材で構成されるため、アース線を電気的に導通させることができず、アースをとることができない。また、ラックの構成部材やマウントレールに電気的な導通を持たせるには、それらにメッキや導電塗装を施す必要があり、材料コストが増加する問題がある。
特許文献1には、塗装されたフレーム材に取り付けられるアースターミナルにおいて、これを構成するナット部材のフレーム材と接する面に切削刃を設け、ナット部材を締め付けた際に切削刃でフレーム材の塗膜を掻き落とし(塗膜の切削除去)、アースターミナルとフレーム材との間の電気的な導通を確保するようにした構造が示されている。また、特許文献2には、アースコネクタが切削刃を有するリングを備え、ナットの締め付けによってリングの切削刃が取付壁の塗膜を掻き落とし(塗膜の切削除去)、アースコネクタと取付壁との間の電気的な導通を確保するようにした構造が示されている。
特開2010−49848号公報 特開平11−97083号公報
しかし、特許文献1,2のように切削刃によって塗膜を掻き落とす方式では、塗膜屑が発生するため、サーバや通信機器などの精密機器を搭載するラックには適用できない。また、ナットは回転しないため、ナットに切削刃を付けても全く意味がない。
したがって本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決し、塗装された部材に取り付けられるナットや金具であって、塗膜屑を発生させることなく、塗装された部材との間の電気的な導通を確保することが可能なナットおよび導通用金具を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]塗装を施した部材(A)に設けられた取付穴または取付溝に挿通されるネジに装着されるナットであって、
タップ穴(1)が開口した少なくとも一方の面に突起部(2a)を有し、該突起部(2a)を有する面を部材(A)に対向させた状態で、タップ穴(1)にネジを締め込むことにより、前記突起部(2a)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、部材(A)との間で電気的に導通可能な状態となるようにしたことを特徴とするナット。
[2]上記[1]のナットにおいて、タップ穴(1)の開口を挟んで設けられる1対の突起部(2a)を有することを特徴とするナット。
[3]上記[1]または[2]のナットにおいて、突起部(2a)が尖った先端部を有することを特徴とするナット。
[4]挿通穴(3)を有し、該挿通穴(3)にネジを挿通させた状態で、ネジの頭部と塗装を施した部材(A)との間に介装される金具であって、
挿通穴(3)が開口した一方の面に突起部(2b)を有し、該突起部(2b)を有する面を部材(A)に対向させた状態で、ネジの頭部と部材(A)間で締め付けることにより、前記突起部(2b)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、部材(A)との間で電気的に導通可能な状態となるようにしたことを特徴とする導通用金具。
[5]上記[4]の導通用金具において、挿通穴(3)の開口を挟んで設けられる1対の突起部(2b)を有することを特徴とする導通用金具。
[6]上記[4]または[5]の導通用金具において、突起部(2b)が尖った先端部を有することを特徴とする導通用金具。
本発明のナットは、突起部(2a)を有する面を塗装された部材(A)に対向させた状態で、タップ穴(1)にネジを締め込むことで突起部(2a)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、ナットと部材(A)が電気的に導通可能な状態となるので、塗膜屑を発生させることなく、塗装された部材(A)と機器類との電気的な導通をナットを介して確保することができる。
また、本発明の導通用金具は、突起部(2b)を有する面を塗装された部材(A)に対向させた状態で、部材(A)に設けられたタップ穴にネジを締め込むことなどによって、ネジの頭部と部材(A)間で締め付けることにより、突起部(2b)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、導通用金具と部材(A)が電気的に導通可能な状態となるので、塗膜屑を発生させることなく、塗装された部材(A)と機器類との電気的な導通を導通用金具を介して確保することができる。
本発明のナットの一実施形態を示す正面図 図1の実施形態のナットの側面図 図1のIII-III線に沿う断面図 図1の実施形態のナットxを部材Aに取り付ける状況を示す斜視図 図4により部材Aに取り付けられたナットxを示す側面図 本発明のナットの他の実施形態を示す斜視図 本発明の導通用金具の一実施形態を示す正面図 図7の実施形態の導通用金具の側面図 図7のIX-IX線に沿う断面図 図7の実施形態の導通用金具yを部材Aに取り付ける状況を示す斜視図 図10により部材Aに取り付けられた導通用金具yを示す側面図
まず、本発明のナットについて説明する。
図1〜図5は、本発明のナットの一実施形態を示すもので、図1はナットの正面図、図2は同じく側面図、図3は図1のIII-III線に沿う断面図である。また、図4はナットxを部材Aに取り付ける状況を示す斜視図、図5は、図4により部材Aに取り付けられたナットxを示す側面図である。
本発明のナットxは、塗装を施した部材Aに設けられた取付穴または取付溝に挿通されるネジに装着されるナットである。本実施形態では、中央にタップ穴1(ネジ穴)が形成された平面四角形状の板ナットであり、鋼などの金属材で構成されている。
ナットxのタップ穴1が開口した少なくとも一方の面に、突起部2aが設けられている。本実施形態では、タップ穴1の開口を挟んだ180°の位置関係で1対の突起部2aが設けられている。
突起部2aは、部材Aに圧接された際に部材Aの塗膜を突き破ることができるようにするため、尖塔状または刃物状に尖った先端部を有している。突起部2aの高さは、ナットxを部材Aに圧接させるのに支障とならず、且つナットxにネジを締め込んだ際に、部材Aの塗膜を突き破ることが可能な高さとする。
以上のようなナットxは、例えば、図4および図5に示すように使用される。アース線6が接続されたワッシャ5をネジ4のネジ軸40に装着し、このネジ4を部材Aに形成された取付穴7(または取付溝)に取り付ける。本発明のナットxを、突起部2aを有する面を部材Aに対向させた状態で、取付穴7から突き出たネジ4のネジ軸40に螺装し、ネジ4をナットxに締め込む。このネジ4の締め込みにより、ナットxの突起部2aの先端が部材Aに圧接され、これにより突起部2aの先端が部材Aの塗膜を突き破り、金属素地と接触する。この結果、部材Aとナットxとが電気的に導通可能な状態となり、ナットxとワッシャ5はネジ4を介して電気的に導通可能な状態にあるので、ワッシャ5と部材Aが、ナットxおよびネジ4を介して電気的に導通可能な状態となる。ここで、突起部2aの先端は部材Aに圧接して塗膜を突き破るだけであるため、塗膜屑は殆ど生じない。なお、突起部2aの先端は部材Aに圧接されることで変形してもよい。
ナット本体の構成は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の形態を採ることができる。また、突起部2aの数や設ける位置等に特別な制限はなく、要は、部材Aの塗膜を突き破って部材Aの金属素地との電気的な導通が確保できるような突起部であればよい。
また、ナットの使用形態も図4および図5の形態に限定されるものではなく、例えば、アース線付きのワッシャなどを使用せず、ナット自体やネジを通じてアースをとるようにしてもよい。
なお、ナットxの装着時にナットxを部材Aに仮止め(係止)するために、例えば、図6に示すように突起部2aが形成されたナット面に粘着層8を設けてもよい。
次に、本発明の導通用金具について説明する。
図7〜図11は、本発明の導通用金具の一実施形態を示すもので、図7は導通用金具の正面図、図8は同じく側面図、図9は図7のIX-IX線に沿う断面図である。また、図10は導通用金具yを部材Aに取り付ける状況を示す斜視図、図11は、図10により部材Aに取り付けられた導通用金具yを示す側面図である。
本発明の導通用金具yは、挿通穴3を有し、この挿通穴3にネジを挿通させた状態で、ネジの頭部と塗装を施した部材Aとの間に介装される金具である。本実施形態では、中央に挿通穴3が形成された平面四角形状の平板であり、鋼などの金属材で構成されている。
導通用金具yの挿通穴3が開口した少なくとも一方の面に、突起部2bが設けられている。本実施形態では、挿通穴3の開口を挟んだ180°の位置関係で1対の突起部2bが設けられている。
突起部2bは、部材Aに圧接された際に部材Aの塗膜を突き破ることができるようにするため、尖塔状または刃物状に尖った先端部を有している。突起部2bの高さは、導通用金具yを部材Aに圧接させるのに支障とならず、且つネジの頭部と部材A間で締め付けられた際に、部材Aの塗膜を突き破ることが可能な高さとする。
以上のような導通用金具yは、例えば、図10および図11に示すように使用される。ネジ4のネジ軸40に対して、アース線6が接続されたワッシャ5を装着し、さらに導通用金具yを、突起部2bを有する面を部材Aに対向させた状態で装着する。ネジ4を部材Aに設けられたタップ穴9に螺装し、締め込むことによって、導通用金具yがネジ4の頭部と部材A間で締め付けされる。これにより導通用金具yの突起部2bの先端が部材Aに圧接され、突起部2bの先端が部材Aの塗膜を突き破り、金属素地と接触する。この結果、部材Aと導通用金具yとが電気的に導通可能な状態となり、導通用金具yとワッシャ5は接しているので、部材Aとワッシャ5が導通用金具yを介して電気的に導通可能な状態となる。ここで、突起部2bの先端は部材Aに圧接して塗膜を突き破るだけであるため、塗膜屑は殆ど生じない。なお、突起部2bの先端は部材Aに圧接されることで変形してもよい。
導通用金具自体の構成は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の形態を採ることができる。また、突起部2bの数や設ける位置等に特別な制限はなく、要は、部材Aの塗膜を突き破って部材Aの金属素地との電気的な導通が確保できるような突起部であればよい。
また、導通用金具の使用形態も図10および図11の形態に限定されるものではなく、例えば、アース線付きのワッシャなどを使用せず、導通用金具自体やネジを通じてアースをとるようにしてもよい。また、部材Aにタップ穴ではなく、ネジの取付穴または取付溝を形成して、これにネジのネジ軸を挿通させ、部材Aから突き出たネジ軸にナットを装着して締め込むようにしてもよい。
なお、本発明のナットおよび導通用金具が適用される「塗装を施した部材」としては、各種の機器類を搭載するラックの構成部材やラックに取り付けられるマウントレールなどが代表的なものであるが、これに限らず種々の部材に適用することができる。
1 タップ穴
2a,2b 突起部
3 挿通穴
4 ネジ
5 ワッシャ
6 アース線
7 取付穴
8 粘着層
9 タップ穴
40 ネジ軸
x ナット
y 導通用金具
A 部材

Claims (6)

  1. 塗装を施した部材(A)に設けられた取付穴または取付溝に挿通されるネジに装着されるナットであって、
    タップ穴(1)が開口した少なくとも一方の面に突起部(2a)を有し、該突起部(2a)を有する面を部材(A)に対向させた状態で、タップ穴(1)にネジを締め込むことにより、前記突起部(2a)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、部材(A)との間で電気的に導通可能な状態となるようにしたことを特徴とするナット。
  2. タップ穴(1)の開口を挟んで設けられる1対の突起部(2a)を有することを特徴とする請求項1に記載のナット。
  3. 突起部(2a)が尖った先端部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のナット。
  4. 挿通穴(3)を有し、該挿通穴(3)にネジを挿通させた状態で、ネジの頭部と塗装を施した部材(A)との間に介装される金具であって、
    挿通穴(3)が開口した一方の面に突起部(2b)を有し、該突起部(2b)を有する面を部材(A)に対向させた状態で、ネジの頭部と部材(A)間で締め付けることにより、前記突起部(2b)の先端が部材(A)の塗膜を突き破り、部材(A)との間で電気的に導通可能な状態となるようにしたことを特徴とする導通用金具。
  5. 挿通穴(3)の開口を挟んで設けられる1対の突起部(2b)を有することを特徴とする請求項4に記載の導通用金具。
  6. 突起部(2b)が尖った先端部を有することを特徴とする請求項4または5に記載の導通用金具。
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