JP2012050301A - 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法 - Google Patents

半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012050301A
JP2012050301A JP2010192599A JP2010192599A JP2012050301A JP 2012050301 A JP2012050301 A JP 2012050301A JP 2010192599 A JP2010192599 A JP 2010192599A JP 2010192599 A JP2010192599 A JP 2010192599A JP 2012050301 A JP2012050301 A JP 2012050301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper electrode
voltage
electrode
lower electrode
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010192599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5591629B2 (ja
Inventor
Tamio Ikehashi
民雄 池橋
Takayuki Miyazaki
隆行 宮崎
Hiroyuki Hara
浩幸 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010192599A priority Critical patent/JP5591629B2/ja
Priority to PCT/JP2011/069969 priority patent/WO2012029933A2/en
Priority to CN201180029396.7A priority patent/CN102959850B/zh
Priority to TW100131127A priority patent/TWI497897B/zh
Publication of JP2012050301A publication Critical patent/JP2012050301A/ja
Priority to US13/719,924 priority patent/US8604725B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5591629B2 publication Critical patent/JP5591629B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N1/00Electrostatic generators or motors using a solid moving electrostatic charge carrier
    • H02N1/002Electrostatic motors
    • H02N1/006Electrostatic motors of the gap-closing type

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】静電アクチュエータの信頼性を向上させる。
【解決手段】半導体装置10は、下部電極43,44と、下部電極43,44の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極45と、下部電極43,44と上部電極45との間に設けられた絶縁膜46とを有し、下部電極43及び上部電極45から構成される第1の可変容量素子と、下部電極44及び上部電極45から構成される第2の可変容量素子とを有する静電アクチュエータ11と、下部電極43に接続された第1の固定容量素子と、下部電極44に接続された第2の固定容量素子と、上部電極45に接続され、絶縁膜46に蓄積された電荷量を検知する検知回路15とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法に関する。
近年の電子機器の小型・軽量化、低消費電力化、高機能化を実現するための技術の1つとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)が注目されている。このMEMSは、シリコンプロセス技術により、微小な機械的要素と電子回路要素とを融合したシステムである。
MEMSを用いた静電アクチュエータは、RF(Radio-Frequency)−MEMS可変容量やRF−MEMSスイッチなどに使用されている。静電アクチュエータは、例えば、下部電極と、上部電極と、これらの間に設けられた絶縁膜とを有し、静電アクチュエータをアップ状態からダウン状態に遷移させるには、下部電極及び上部電極間に電位差を与えることで、上部電極を駆動させる。
米国特許出願公開第2007/0181411号明細書 特願2009−214807 特願2009−214849
実施形態は、静電アクチュエータの信頼性を向上させることが可能な半導体装置を提供する。
実施形態に係る半導体装置は、第1及び第2の下部電極と、前記第1及び第2の下部電極の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極と、前記第1及び第2の下部電極と前記上部電極との間に設けられた絶縁膜とを有し、前記第1の下部電極及び前記上部電極から構成される第1の可変容量素子と、前記第2の下部電極及び前記上部電極から構成される第2の可変容量素子とを有する静電アクチュエータと、前記第1の下部電極に接続された第1の固定容量素子と、前記第2の下部電極に接続された第2の固定容量素子と、前記上部電極に接続され、前記絶縁膜に蓄積された電荷量を検知する検知回路とを具備する。
実施形態に係る半導体装置10の構成を示すブロック図。 図1に示した半導体装置10の回路図。 MEMS可変容量11の平面図。 図3に示したA−A´線に沿ったMEMS可変容量11の断面図。 参照電圧生成回路31の構成を示す回路図。 MEMS可変容量11の容量と印加電圧との関係を示す図。 電荷検知動作時の電圧関係を示すタイミングチャート。 アップ状態及びダウン状態での電圧変化量ΔVを示すグラフ。 アップ状態とダウン状態との電圧変化量ΔVの差δVを示すグラフ。 電荷検知動作時の電圧関係を示すタイミングチャート。 アップ状態及びダウン状態での電圧変化量ΔVを示すグラフ。 アップ状態とダウン状態との電圧変化量ΔVの差δVを示すグラフ。 半導体装置10の他の構成例を示すブロック図。 半導体装置10の他の構成例を示すブロック図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率などは必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[1]全体構成
図1は、実施形態に係る半導体装置10の構成を示すブロック図である。半導体装置10は、静電アクチュエータ11と、静電アクチュエータ11を駆動するための2個のスイッチ回路12及び13と、スイッチ回路12及び13に電圧Vholdを供給するチャージポンプ(CP)14と、静電アクチュエータ11の絶縁膜に蓄積された電荷量を検知する電荷検知回路15と、電荷検知動作に必要な電圧を生成する電圧生成回路16と、2個のローパスフィルタ(LPF)17及び18と、半導体装置10の動作を制御する制御回路19とを備えている。
静電アクチュエータ11としては、MEMS可変容量やMEMSスイッチなどを用いることが可能であり、本実施形態では、MEMS可変容量を例に挙げて説明する。チャージポンプ14は、電源電圧Vddを昇圧して、電源電圧Vddより高い電圧Vholdを生成する。
図2は、図1に示した半導体装置10の回路図である。以下に、MEMS可変容量11、スイッチ回路12及び13、電荷検知回路15の詳細な構成について説明する。
[2]MEMS可変容量11の構成
MEMS可変容量11は、2個のポートP1及びP2を備えており、例えば、ポートP1は高周波信号を転送する信号線に接続され、ポートP2は接地される。MEMS可変容量11は、2個の可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2と、2個の固定容量素子CMIM1及びCMIM2とを備えている。
可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2の上部電極は、ローパスフィルタ17を介してスイッチ回路12に接続されている。また、可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2の上部電極に接続されたCparaは、配線容量やジャンクション容量などの寄生容量を表している。可変容量素子CMEMS1は、固定容量素子CMIM1と直列に接続され、CMIM1の下部電極は、ポートP1に接続されている。可変容量素子CMEMS2は、固定容量素子CMIM2と直列に接続され、CMIM2の下部電極は、ポートP2に接続されている。可変容量素子CMEMS1の下部電極は、抵抗R1及びローパスフィルタ18を介してスイッチ回路13に接続されている。可変容量素子CMEMS2の下部電極は、抵抗R2及びローパスフィルタ18を介してスイッチ回路13に接続されている。
MEMS可変容量11は、ポートP1及びポートP2間に、固定容量素子CMIM1、可変容量素子CMEMS1、可変容量素子CMEMS2、固定容量素子CMIM2が直列に接続されて構成されている。MEMS可変容量11の容量は、4個の容量素子の合成容量となる。
固定容量素子CMIM1及びCMIM2は、可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2の耐圧を向上させるために設けられている。抵抗R1及びR2は、可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2の下部電極同士が短絡されるのを防ぐ役割を担う。
このような構成を有するMEMS可変容量11は、ホットスイッチング特性を向上させることができる。ホットスイッチングとは、信号電力をMEMS可変容量に供給している状態で、アップ状態からダウン状態へ、若しくはダウン状態からアップ状態へ切り替えることである。一般的に、ホットスイッチング時には、MEMS可変容量の信頼性が低下する。しかしながら、ポートP1及びP2間に複数の容量素子を備えた本実施形態のMEMS可変容量11は、可変容量素子CMEMS1及びCMEMS2に印加される電圧を低減できる。
次に、MEMS可変容量11の構造の一例について説明する。図3は、MEMS可変容量11の平面図である。図4は、図3に示したA−A´線に沿ったMEMS可変容量11の断面図である。
基板41、例えばシリコン基板41上には、例えばシリコン酸化物からなる絶縁層42が設けられ、この絶縁層42上にMEMS可変容量11が形成されている。絶縁層42上には、互いに離間して配置された2個の下部電極43及び44が設けられている。下部電極43及び44の上方には、上部電極45が配置されている。下部電極43及び44上には、下部電極43及び44と上部電極45とが電気的に接触するのを防ぐために、絶縁膜46が設けられている。絶縁膜46は、下部電極43及び44と上部電極45との間に配置されていればよく、例えば上部電極45の下に設けられていてもよい。
上部電極45には、4個のバネ47が接続されている。各バネ47の端部は、アンカー48によって支持されている。これにより、下部電極43及び44の上方に配置された上部電極45は、静電引力によって下方向に動くことができる。下部電極43及び上部電極45は、可変容量素子CMEMS1を構成する。下部電極44及び上部電極45は、可変容量素子CMEMS2を構成する。上部電極45には、バネ構造の配線49が電気的に接続されている。配線49の端部は、導電性のアンカー50によって支持されている。
絶縁層42上には、下部電極43及び44を挟むように、下部電極51及び52が設けられている。下部電極51は、ポートP1として機能する。下部電極52は、ポートP2として機能する。下部電極51上には、絶縁膜53が設けられている。絶縁膜53上には、上部電極54が設けられている。下部電極51、絶縁膜53及び上部電極54は、固定容量素子CMIM1を構成する。また、上部電極54は、下部電極43に重なるように形成され、下部電極43に電気的に接続されている。図3には、上部電極54と下部電極43との接触部分57を破線で示している。下部電極51及び下部電極43同士は、絶縁膜53によって絶縁されている。
下部電極52上には、絶縁膜55が設けられている。絶縁膜55上には、上部電極56が設けられている。下部電極52、絶縁膜55及び上部電極56は、固定容量素子CMIM2を構成する。また、上部電極56は、下部電極44に重なるように形成され、下部電極44に電気的に接続されている。図3には、上部電極56と下部電極44との接触部分58を破線で示している。下部電極52及び下部電極44同士は、絶縁膜53によって絶縁されている。
MEMS可変容量11は、アップ状態からダウン状態へ、若しくはダウン状態からアップ状態へ遷移することで、容量が変化する。アップ状態(開状態)とは、上部電極45が駆動しておらず、上部電極45と下部電極43(若しくは44)とが離れている状態である。ダウン状態(閉状態)とは、上部電極45が下に駆動し、上部電極45と下部電極43(若しくは44)とが絶縁膜46を介して接触している状態である。
[3]スイッチ回路12及び13の構成
次に、スイッチ回路12及び13の構成について説明する。スイッチ回路12及び13は、MEMS可変容量11を駆動する駆動回路である。スイッチ回路12及び13の構成は同じであり、以下にスイッチ回路12を例に挙げて説明する。なお、図2には、スイッチ回路12の回路構成のみ図示している。
図2に示すように、スイッチ回路12は、4個のスイッチ素子21〜24と、2個のローカルブースタ25及び26と、ブーストキャパシタCBTとを備えている。スイッチ素子21及び22としては、高耐圧用のMOSFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)が用いられ、例えばNチャネルMOSFET(NMOSFET)が用いられる。スイッチ素子23及び24としては、例えばNMOSFETが用いられる。
NMOSFET21のドレインは、チャージポンプ14の出力に接続され、NMOSFET21のソースは、ノードN1を介してブーストキャパシタCBTの第1の電極に接続されている。NMOSFET21のゲート電圧は、ローカルブースタ(LB)25によって制御される。
NMOSFET22のドレインは、チャージポンプ14の出力に接続され、NMOSFET22のソースは、ノードN2を介してブーストキャパシタCBTの第2の電極に接続されている。NMOSFET22のゲート電圧は、ローカルブースタ26によって制御される。
ノードN1は、第1の放電回路23に接続されている。第1の放電回路23は、制御回路19からの制御信号に基づいてノードN1を接地電圧Vssに放電する。ノードN2は、第2の放電回路24に接続されている。第2の放電回路24は、制御回路19からの制御信号に基づいてノードN2を接地電圧Vssに放電する。放電回路23及び24の各々は、例えばNMOSFETから構成される。
[4]電荷検知回路15の構成
次に、電荷検知回路15の構成について説明する。MEMS可変容量11がアップ状態とダウン状態とを繰り返すと、上部電極45と下部電極43及び44との間の絶縁膜46に電荷が蓄積される、いわゆるチャージングが発生する。この蓄積電荷量がある閾値以上になると、上部電極45が絶縁膜46から離れなくなる、いわゆるスティクション不良が発生する。電荷検知回路15は、絶縁膜46に蓄積された電荷量を、MEMS可変容量11の容量から判定するものである。
電荷検知方法としては、MEMS可変容量11をダウン状態にした後、MEMS可変容量11の上部電極45及び下部電極43(若しくは44)間の印加電圧をある一定のモニタ電圧Vmonに設定する。この時、上部電極45が絶縁膜46から離れるか否かにより、絶縁膜46に蓄積された電荷量が見積もられる。
図2に示すように、電荷検知回路15は、参照電圧生成回路31と、比較器(COMP)32と、2個のスイッチ素子33及び34とを備えている。スイッチ素子33及び34としては、例えばNMOSFETが用いられる。
参照電圧生成回路31は、参照電圧Vrefを生成する。参照電圧生成回路31の出力は、ノードN3及びNMOSFET33を介して比較器32の第1入力端子に接続されている。スイッチ回路12のノードN1は、NMOSFET34を介して比較器32の第2入力端子に接続されている。
ここで、電荷検知回路15は、静電アクチュエータの構成する下部電極と上部電極のうち、寄生容量の小さい方に接続される。本実施形態では、下部電極43及び44にそれぞれ固定容量素子CMIM1及びCMIM2が接続されており、固定容量素子CMIM1及びCMIM2は、MIM(Metal Insulator Metal)構造のキャパシタであるため、寄生容量Cparaなどに比べると、その容量が大きい。よって、電荷検知回路15は、寄生容量の小さい上部電極45に接続される。
図5は、参照電圧生成回路31の構成を示す回路図である。参照電圧生成回路31は、チャージポンプ14と、スイッチ回路12及び13と、ローパスフィルタ(LPF)17及び18と、抵抗R1及びR2と、寄生容量Cparaと、2個の固定容量素子CREF1及びCREF2とを備えている。参照電圧生成回路31を構成するチャージポンプ14、スイッチ回路12及び13、ローパスフィルタ17及び18、抵抗R1及びR2、及び寄生容量Cparaは、図2の同一符号のそれぞれと同じ構成であり、その接続関係も図2と同じである。なお、図5のチャージポンプ14は、図2のチャージポンプと共用されていてもよい。図5のスイッチ回路12及び13は、図2のスイッチ回路12及び13とそれぞれ同じ動作をするように、制御回路19によって制御される。
固定容量CREF1は、以下の式で表される。
REF1=(CMEMS1_up+CMEMS1_dn)/2
MEMS1_upは、MEMS可変容量11がアップ状態における可変容量素子CMEMS1の容量である。CMEMS1_dnは、MEMS可変容量11がダウン状態における可変容量素子CMEMS1の容量である。
固定容量CREF2は、以下の式で表される。
REF2=(CMEMS2_up+CMEMS2_dn)/2
MEMS2_upは、MEMS可変容量11がアップ状態における可変容量素子CMEMS2の容量である。CMEMS2_dnは、MEMS可変容量11がダウン状態における可変容量素子CMEMS2の容量である。
このような構成を有する参照電圧生成回路31は、MEMS可変容量11がアップ状態でのノードN1の電圧と、MEMS可変容量11がダウン状態でのノードN1の電圧との中間電圧である参照電圧Vrefを生成することができる。
[5−1]動作1
先ず、MEMS可変容量11の動作について説明する。アップ状態では、上部電極45と下部電極43(又は、44)との電位差は、プルイン電圧未満である。プルイン電圧とは、上部電極45が下に動くために要する電圧であり、上部電極45が下部電極43に引き付けられる静電引力がバネ47の復元力よりも大きくなる電圧である。ダウン状態は、例えば、スイッチ回路12が上部電極45に接地電圧Vssを印加し、スイッチ回路13が下部電極43及び44に接地電圧Vssを印加することで実現できる。具体的な動作としては、スイッチ回路12及び13の各々において、NMOSFET23がオンし、ノードN1が接地電圧Vssまで放電される。
ダウン状態を実現する方法としては、上部電極45と下部電極43との間に、上部電極45から下部電極43へ向かう電界(下向きの電界)を印加する方法と、その逆の方法とがある。最初に、下向きの電界を印加する方法について説明する。
MEMS可変容量11を駆動する(ダウン状態にする)には、次の順番でスイッチ回路12のNMOSFET21及び22を動作させる。
(1)NMOSFET21:オン
(2)NMOSFET21:オフ
(3)NMOSFET22:オン
ステップ(1)において、ブーストキャパシタCBTがチャージポンプ14によって充電され、ノードN1が電圧Vhold付近に設定される。この電圧Vholdは、MEMS可変容量11のホールド電圧であり、プルイン電圧未満に設定される。したがって、この時点では、MEMS可変容量11はアップ状態のままである。プルイン電圧とは、上部電極45が下に動くのに要する電圧である。ホールド電圧とは、上部電極45が下に動いて絶縁膜46と接触した後、この状態を保持するのに要する電圧である。
続いて、ステップ(2)においてNMOSFET21をオフする。続いて、ステップ(3)において、ノードN2が電圧Vhold付近に設定される。この時、ブーストキャパシタCBTの容量結合によりノードN1がプルイン電圧より高い駆動電圧Vactまで上昇する。これにより、MEMS可変容量11のダウン状態が実現される。なお、下部電極43及び44は、スイッチ回路13のNMOSFET23によって0Vに設定される。
その後、NMOSFET21がオン、NMOSFET22がオフ、NMOSFET24がオンする。これにより、ノードN1が電圧Vhold付近に設定され、MEMS可変容量11のダウン状態が保持される。
次に、MEMS可変容量11に蓄積された電荷量の検出動作について説明する。前述したように、MEMS可変容量11がアップ状態とダウン状態とを繰り返すと、上部電極45と下部電極43及び44との間の絶縁膜46に電荷が蓄積される。図6は、MEMS可変容量11の容量と印加電圧との関係を示す図である。図6には、上部電極45と下部電極43及び44との間の絶縁膜46に電荷がほとんど蓄積されていない場合(破線)と、絶縁膜46に電荷が蓄積されている場合(実線)との図を示している。図6の横軸は上部電極45と下部電極43及び44との電位差ΔV、縦軸はMEMS可変容量11の容量である。
図6に示すように、絶縁膜46に電荷がほとんど蓄積されていない場合は、上部電極45が絶縁膜46から離れる電圧(プルアウト電圧)が大きく、絶縁膜46に電荷されるにつれてプルアウト電圧が小さくなる。本実施形態では、電位差ΔVをモニタ電圧Vmonに設定した場合に、上部電極45が絶縁膜46から離れるか否かによって、絶縁膜46に蓄積された電荷量を検知する。モニタ電圧Vmonの上限は、絶縁膜46に電荷がほとんど蓄積されていない状態でのプルアウト電圧より低い電圧に設定される。モニタ電圧Vmonの下限は、0Vより大きい任意の電圧に設定可能であり、絶縁膜46に多くの電荷が蓄積された状態を検知するのであればより小さい電圧に設定し、一方、絶縁膜46に少しの電荷が蓄積された状態を検知するのであれば大きい電圧に設定される。モニタ電圧Vmonは、図1の電圧生成回路16により生成される。
図7は、電荷検知動作時の電圧関係を示すタイミングチャートである。図7は、電界を下向きに印加する場合の電荷検知動作例である。
先ず、MEMS可変容量11をダウン状態にする。この時、スイッチ回路13は、下部電極43及び44を接地電圧Vss(=0V)に設定する。これは、スイッチ回路13のNMOSFET23がオンすることで実現される。また、スイッチ回路12は、上部電極45に電圧Vactを印加した後、上部電極45を電圧Vholdに設定する。これにより、MEMS可変容量11がダウン状態に設定される。
続いて、制御回路19は、NMOSFET35をオンし、上部電極45にモニタ電圧Vmonを印加する。この時、スイッチ回路12のNMOSFET21はオフである。同様に、制御回路19は、参照電圧生成回路31にもモニタ電圧Vmonを印加する。
続いて、スイッチ回路12のNMOSFET22がオン、NMOSFET24がオフする。これにより、スイッチ回路12のノードN2が電圧Vholdに設定される。ここで、CMEMS1_up<CMEMS1_dn、及びCMEMS2_up<CMEMS2_dnである。よって、MEMS可変容量11がアップ状態(up)であれば、上部電極45の電圧が大きく上昇し、MEMS可変容量11がダウン状態(dn)であれば、上部電極45の電圧が小さく上昇する。すなわち、アップ状態での電圧変動をΔV_up、ダウン状態での電圧変動をΔV_dnとすると、ΔV_up>ΔV_dnである。
ΔV_upは、以下の式(1)で表される。
Figure 2012050301
ΔV_dnは、以下の式(2)で表される。
Figure 2012050301
比較器32の第1入力端子には、NMOSFET33がオンすることで、参照電圧生成回路31から参照電圧Vrefが印加されている。参照電圧生成回路31もスイッチ回路12及び13と同じ動作をしているので、参照電圧Vrefは、「Vmon+ΔV_up」と「Vmon+ΔV_dn」との中間電圧に設定されている。比較器32は、上部電極45の電圧(ノードN1の電圧)と、参照電圧Vrefとを比較する。この比較結果により、モニタ電圧Vmonを上部電極45に印加した状態で、MEMS可変容量11がアップ状態であるかダウン状態であるかを判定することができる。この判定結果は、制御回路19に送られる。
制御回路19は、この判定結果を用いて、MEMS可変容量11を駆動する際に、上部電極及び下部電極間の電界の向きを決定する。すなわち、検知動作の結果、MEMS可変容量11がアップ状態であると判定された場合、絶縁膜46に閾値以上の電荷が蓄積されていないため、制御回路19は、MEMS可変容量11の上部電極及び下部電極間の電界の向きを変えずにMEMS可変容量11を駆動する。一方、検知動作の結果、MEMS可変容量11がダウン状態であると判定された場合、絶縁膜46に閾値以上の電荷が蓄積されているため、制御回路19は、MEMS可変容量11の上部電極及び下部電極間の電界の向きを変えてMEMS可変容量11を駆動する。
(実施例)
以下に、本実施形態の動作1に係る半導体装置10の実験結果について説明する。半導体装置10の実験結果を測定するに当たって、下記表に示す数値を用いた。また、表の(1)〜(3)と条件を変えて3パターンの測定を行った。
Figure 2012050301
MEMS_upは、MEMS可変容量11がアップ状態における可変容量素子CMEMS1又はCMEMS2の容量である。CMEMS_upは、MEMS可変容量11がダウン状態における可変容量素子CMEMS1又はCMEMS2の容量である。CBTはスイッチ回路12のブーストキャパシタの容量である。Cparaは寄生容量である。
図8は、アップ状態での電圧変化量ΔV_upとダウン状態での電圧変化量ΔV_dnとを示すグラフである。図8の横軸は電圧Vhold(V)であり、縦軸は電圧変化量ΔVである。図8の数字(1)〜(3)は、上記表の数字に対応している。
図8から理解できるように、3つの条件(1)〜(3)のどれを取っても、ΔV_upとΔV_dnとの差が大きくなっている。このため、電荷検知動作において、MEMS可変容量11のアップ状態とダウン状態との判別が可能である。
図9は、アップ状態の電圧変化量ΔV_upとダウン状態の電圧変化量ΔV_dnとの電位差δVを示すグラフである。図9の横軸は電圧Vhold(V)であり、縦軸は電位差δV(V)である。電位差δVは、以下の式で表される。
δV=ΔV_up−ΔV_dn
図9から理解できるように、3つの条件(1)〜(3)のどれを取っても、電位差δVが大きくなっている。
[5−2]動作2
次に、MEMS可変容量11を駆動する際に、下部電極43と上部電極45との間に、下部電極43から上部電極45へ向かう電界(下向きの電界)を印加する例について説明する。
上向きの電界を印加してMEMS可変容量11のダウン状態に設定する動作は、前述した動作1においてスイッチ回路12とスイッチ回路13との動作を逆にすればよい。
以下に、電界を上向きに印加する場合の電荷検知動作例について説明する。図10は、電荷検知動作時の電圧関係を示すタイミングチャートである。
先ず、MEMS可変容量11をダウン状態にする。この時、スイッチ回路12は、上部電極45を0Vに設定する。これは、スイッチ回路12のNMOSFET23がオンすることで実現される。また、スイッチ回路13は、下部電極43及び44に電圧Vactを印加した後、下部電極43及び44を電圧Vholdに設定する。これにより、MEMS可変容量11がダウン状態に設定される。
続いて、制御回路19は、NMOSFET36をオンし、上部電極45に固定電圧VAを印加する。同様に、制御回路19は、参照電圧生成回路31にも固定電圧VAを印加する。さらに、制御回路19は、NMOSFET37及び38をオンし、下部電極43及び44に電圧“VA+Vmon”を印加する。固定電圧VAは、電圧生成回路16により生成される。固定電圧VAは、モニタ電圧Vmonとほぼ同じ電圧に設定される。これにより、電荷検知による動作点を電界上向きの場合と同じにすることができる。動作点を合わせる必要がない場合は、VA=0Vであってもよい。
続いて、制御回路19は、スイッチ回路13のNMOSFET21をオンし、下部電極43及び44に電圧Vholdを印加する。また、制御回路19は、スイッチ回路12のNMOSFET22及び24をオフし、スイッチ回路12のノードN2をフローティングにする。スイッチ回路12のノードN2をフローティングにするのは、スイッチ回路12のブーストキャパシタCBTの影響を抑えるためである。
この時、MEMS可変容量11がダウン状態(dn)であれば、上部電極45の電圧が大きく上昇し、MEMS可変容量11がアップ状態(up)であれば、上部電極45の電圧が小さく上昇する。すなわち、アップ状態での電圧変動をΔV_up、ダウン状態での電圧変動をΔV_dnとすると、ΔV_up<ΔV_dnである。
ΔV_upは、以下の式(3)で表される。
Figure 2012050301
ΔV_dnは、以下の式(4)で表される。
Figure 2012050301
記号「≡」は、定義を意味する。記号「≪」は、一方が非常に大きいことを意味する。Cjuncは、MOSFETのジャンクション容量である。
比較器32の第1入力端子には、NMOSFET33がオンすることで、参照電圧生成回路31から参照電圧Vrefが印加されている。参照電圧生成回路31もスイッチ回路12及び13と同じ動作をしているので、参照電圧Vrefは、「VA+ΔV_up」と「VA+ΔV_dn」との中間電圧に設定されている。比較器32は、上部電極45の電圧(ノードN1の電圧)と、参照電圧Vrefとを比較する。この比較結果により、上部電極45と下部電極43及び44との間にモニタ電圧Vmonを印加した状態で、MEMS可変容量11がアップ状態であるかダウン状態であるかを判定することができる。この判定結果は、制御回路19に送られる。制御回路19は、この判定結果を用いて、MEMS可変容量11を駆動する際に、上部電極及び下部電極間の電界の向きを決定する。
(実施例)
以下に、本実施形態の動作2に係る半導体装置10の実験結果について説明する。半導体装置10の実験結果を測定するに当たって使用したパラメータの数値は、上記表と同じである。
図11は、アップ状態での電圧変化量ΔV_upとダウン状態での電圧変化量ΔV_dnとを示すグラフである。図11の横軸は電圧Vhold(V)であり、縦軸は電圧変化量ΔVである。図11の数字(1)〜(3)は、上記表の数字に対応している。
図11から理解できるように、3つの条件(1)〜(3)のどれを取っても、ΔV_upとΔV_dnとの差が大きくなっている。このため、電荷検知動作において、MEMS可変容量11のアップ状態とダウン状態との判別が可能である。
図12は、アップ状態の電圧変化量ΔV_upとダウン状態の電圧変化量ΔV_dnとの電位差δVを示すグラフである。図12の横軸は電圧Vhold(V)であり、縦軸は電位差δV(V)である。電位差δVは、以下の式で表される。
δV=ΔV_up−ΔV_dn
図12から理解できるように、3つの条件(1)〜(3)のどれを取っても、電位差δVが大きくなっている。
[6]他の構成例
図13は、半導体装置10の他の構成例を示すブロック図である。半導体装置10は、n(nは2以上の整数)個のバンクBK1〜BKnを備えている。各バンクBKは、図1の回路と同じである。なお、チャージポンプ14、電圧生成回路16及び制御回路19は、複数のバンクBKで共用される。このようなバンク構造を有する半導体装置10でも、各バンクBKが前述した動作を行うことができる。
また、図14に示すように、電荷検知回路15に含まれていた参照電圧生成回路31を複数のバンクで共用するようにしてもよい。このようなバンク構造を有する半導体装置10でも、各バンクBKが前述した動作を行うことができる。
[7]効果
以上詳述したように本実施形態では、半導体装置10は、上部電極45及び下部電極43(若しくは44)とこれらの間に設けられた絶縁膜46とを有する静電アクチュエータ11と、この絶縁膜46に蓄積された電荷量を検知する電荷検知回路15とを備えている。電荷検知回路15は、上部電極45及び下部電極43のうち寄生容量が小さい方(本実施形態では、上部電極45側)に接続される。そして、電界を下向きに印加する第1の電荷検知動作において、上部電極45にモニタ電圧Vmonを印加した状態で、上部電極45をブーストするブーストキャパシタCBTの一端に電圧Vholdを印加する。この時の上部電極45の電圧変化量を電荷検知回路15により検知することで、モニタ電圧Vmonが印加された状態で静電アクチュエータ11がアップ状態であるかダウン状態であるかを判定するようにしている。
また、電界を上向きに印加する第2の電荷検知動作において、下部電極43にモニタ電圧Vmonを印加した後、下部電極43に電圧Vholdを印加するとともにスイッチ回路12のノードをフローティングにする。この時の上部電極45の電圧変化量を電荷検知回路15により検知することで、モニタ電圧Vmonが印加された状態で静電アクチュエータ11がアップ状態であるかダウン状態であるかを判定するようにしている。
従って本実施形態によれば、絶縁膜46に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを判定することができる。そして、電荷量が閾値以上である場合に、上部電極45及び下部電極43間の電界の向きを変えることで、チャージングによるスティクション不良を防ぐことができる。この結果、静電アクチュエータ11の信頼性を向上させることができる。
特に、本実施形態による電荷検知方法によれば、静電アクチュエータ11の下部電極43及び44に大きな寄生容量が付加された場合でも、上部電極45の電圧変化量を大きくすることができる。このため、絶縁膜46に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを正確に判定することができる。この結果、静電アクチュエータ11の信頼性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…半導体装置、11…MEMS可変容量、12,13…スイッチ回路、14…チャージポンプ、15…電荷検知回路、16…電圧生成回路、17,18…ローパスフィルタ、19…制御回路、21〜24…スイッチ素子、25,26…ローカルブースタ、31…参照電圧生成回路、32…比較器、33〜38…スイッチ素子、41…基板、42…絶縁層、43,44…下部電極、45…上部電極、46…絶縁膜、47…バネ、48,50…アンカー、49…配線、51,52…下部電極、53,55…絶縁膜、54,56…上部電極、CMEMS1,CMEMS2…可変容量素子、CMIM1,CMIM2…固定容量素子、CREF1,CREF2…固定容量素子、CBT…ブーストキャパシタ。

Claims (6)

  1. 第1及び第2の下部電極と、前記第1及び第2の下部電極の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極と、前記第1及び第2の下部電極と前記上部電極との間に設けられた絶縁膜とを有し、前記第1の下部電極及び前記上部電極から構成される第1の可変容量素子と、前記第2の下部電極及び前記上部電極から構成される第2の可変容量素子とを有する静電アクチュエータと、
    前記第1の下部電極に接続された第1の固定容量素子と、
    前記第2の下部電極に接続された第2の固定容量素子と、
    前記上部電極に接続され、前記絶縁膜に蓄積された電荷量を検知する検知回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 下部電極と、前記下部電極の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極と、前記下部電極及び前記上部電極間に設けられた絶縁膜とを有する静電アクチュエータと、
    前記下部電極及び前記上部電極のうち寄生容量が小さい方に接続され、前記絶縁膜に蓄積された電荷量を検知する検知回路と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 前記上部電極に第1の電極が接続されたブーストキャパシタを有し、前記下部電極及び前記上部電極間に下向きの電界を印加して前記上部電極を下に駆動し、前記静電アクチュエータをダウン状態にする駆動回路と、
    前記絶縁膜に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを判定するためのモニタ電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記静電アクチュエータがダウン状態において前記上部電極に前記モニタ電圧を印加した後、前記ブーストキャパシタの第2の電極に第1の電圧を印加する制御回路と、
    をさらに具備し、
    前記検知回路は、前記第1の電圧の印加時に、前記上部電極の電圧変化量を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記下部電極及び前記上部電極間に上向きの電界を印加して前記上部電極を下に駆動し、前記静電アクチュエータをダウン状態にする駆動回路と、
    前記絶縁膜に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを判定するためのモニタ電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記静電アクチュエータがダウン状態において前記下部電極に前記モニタ電圧を印加した後、前記下部電極に第1の電圧を印加する制御回路と、
    をさらに具備し、
    前記検知回路は、前記第1の電圧の印加時に、前記上部電極の電圧変化量を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 下部電極と、前記下部電極の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極と、前記下部電極及び前記上部電極間に設けられた絶縁膜とを有する静電アクチュエータの駆動方法であって、
    前記下部電極及び前記上部電極間に下向きの電界を印加する工程と、
    前記上部電極を下に駆動し、前記静電アクチュエータをダウン状態にする工程と、
    前記上部電極に、前記絶縁膜に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを判定するためのモニタ電圧を印加する工程と、
    前記上部電極に第1の電極が接続されたブーストキャパシタの第2の電極に第1の電圧を印加する工程と、
    前記上部電極の電圧変化量を検知する工程と、
    を具備することを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。
  6. 下部電極と、前記下部電極の上方にアンカーによって支持されかつ下に駆動する上部電極と、前記下部電極及び前記上部電極間に設けられた絶縁膜とを有する静電アクチュエータの駆動方法であって、
    前記下部電極及び前記上部電極間に上向きの電界を印加する工程と、
    前記上部電極を下に駆動し、前記静電アクチュエータをダウン状態にする工程と、
    前記下部電極に、前記絶縁膜に蓄積された電荷量が閾値以上であるか否かを判定するためのモニタ電圧を印加する工程と、
    前記下部電極に第1の電圧を印加する工程と、
    前記上部電極の電圧変化量を検知する工程と、
    を具備することを特徴とする静電アクチュエータの駆動方法。
JP2010192599A 2010-08-30 2010-08-30 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法 Expired - Fee Related JP5591629B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010192599A JP5591629B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法
PCT/JP2011/069969 WO2012029933A2 (en) 2010-08-30 2011-08-26 Semiconductor device and drive method of electrostatic actuator
CN201180029396.7A CN102959850B (zh) 2010-08-30 2011-08-26 半导体器件和静电致动器的驱动方法
TW100131127A TWI497897B (zh) 2010-08-30 2011-08-30 半導體裝置及靜電致動器之驅動方法
US13/719,924 US8604725B2 (en) 2010-08-30 2012-12-19 Semiconductor device and drive method of electrostatic actuator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010192599A JP5591629B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012050301A true JP2012050301A (ja) 2012-03-08
JP5591629B2 JP5591629B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=44789569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010192599A Expired - Fee Related JP5591629B2 (ja) 2010-08-30 2010-08-30 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8604725B2 (ja)
JP (1) JP5591629B2 (ja)
CN (1) CN102959850B (ja)
TW (1) TWI497897B (ja)
WO (1) WO2012029933A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172325A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Toshiba Corp 静電型アクチュエータ装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102650661B (zh) * 2012-04-27 2014-05-21 北京京东方光电科技有限公司 一种半导体薄膜的测量系统
US9385594B2 (en) * 2013-04-04 2016-07-05 Cavendish Kinetics, Inc. Two-state charge-pump control-loop for MEMS DVC control
JP2015211102A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 株式会社東芝 電子装置
JP2016058695A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社東芝 電子デバイス
US11655139B2 (en) * 2019-12-23 2023-05-23 Invensense, Inc. Active stiction recovery

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242607A (ja) * 2006-02-09 2007-09-20 Toshiba Corp 半導体集積回路、mems及び静電型アクチュエータの駆動方法
JP2009201317A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Toshiba Corp 半導体装置、および静電アクチュエータの制御方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6519073B1 (en) * 2000-01-10 2003-02-11 Lucent Technologies Inc. Micromechanical modulator and methods for fabricating the same
US6362018B1 (en) * 2000-02-02 2002-03-26 Motorola, Inc. Method for fabricating MEMS variable capacitor with stabilized electrostatic drive
US6750659B2 (en) * 2001-06-28 2004-06-15 Texas Intruments Incorporated Inherently stable electrostatic actuator technique which allows for full gap deflection of the actuator
US20040262226A1 (en) * 2001-08-01 2004-12-30 Atsushi Ikeda Blood purification apparatus for elevating purification efficiency
US6853476B2 (en) * 2003-04-30 2005-02-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Charge control circuit for a micro-electromechanical device
JP4724488B2 (ja) * 2005-02-25 2011-07-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 集積化マイクロエレクトロメカニカルシステム
US7786820B2 (en) * 2005-03-21 2010-08-31 Ngimat Co. Tunable dielectric radio frequency microelectromechanical system capacitive switch
KR100836980B1 (ko) * 2006-02-09 2008-06-10 가부시끼가이샤 도시바 정전형 액튜에이터를 구동하기 위한 회로를 포함하는반도체 집적 회로, mems 및 정전형 액튜에이터의 구동방법
US7894205B2 (en) * 2007-04-05 2011-02-22 Mitsubishi Electric Corporation Variable device circuit and method for manufacturing the same
JP4477051B2 (ja) * 2007-09-12 2010-06-09 株式会社東芝 半導体集積回路及びmems型可変容量キャパシタの制御方法
JP4528815B2 (ja) * 2007-09-13 2010-08-25 株式会社東芝 半導体装置、及び静電アクチュエータの制御方法
FR2936351B1 (fr) * 2008-09-25 2010-10-15 Commissariat Energie Atomique Systeme a capacite variable a dielectrique souple.
JP5361346B2 (ja) * 2008-11-21 2013-12-04 株式会社東芝 半導体集積回路
JP2010192599A (ja) 2009-02-17 2010-09-02 Olympus Corp カーボンナノ材料を用いた電界効果トランジスタにおける絶縁膜成膜方法及びカーボンナノ材料を用いた電界効果トランジスタ
JP5050022B2 (ja) 2009-09-16 2012-10-17 株式会社東芝 Memsデバイス
JP5204066B2 (ja) 2009-09-16 2013-06-05 株式会社東芝 Memsデバイス
JP5537180B2 (ja) * 2010-02-16 2014-07-02 株式会社東芝 静電型アクチュエータ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242607A (ja) * 2006-02-09 2007-09-20 Toshiba Corp 半導体集積回路、mems及び静電型アクチュエータの駆動方法
JP2009201317A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Toshiba Corp 半導体装置、および静電アクチュエータの制御方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013062541; Hiroaki Yamazaki: 'A High Power-Handling RF MEMS Tunable Capacitor Using Quadruple Series Capacitor Structure' Microwave Symposium Digest (MTT), 2010 IEEE MTT-S International , 20100523, 1138-1141, IEEE *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172325A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Toshiba Corp 静電型アクチュエータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5591629B2 (ja) 2014-09-17
TW201230654A (en) 2012-07-16
US20130106318A1 (en) 2013-05-02
WO2012029933A2 (en) 2012-03-08
US8604725B2 (en) 2013-12-10
CN102959850A (zh) 2013-03-06
WO2012029933A3 (en) 2012-04-26
TWI497897B (zh) 2015-08-21
CN102959850B (zh) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5591629B2 (ja) 半導体装置、及び静電アクチュエータの駆動方法
US8174306B2 (en) Electrostatic actuator apparatus
KR100882148B1 (ko) 정전 구동기, 그 구동방법 및 이를 이용한 응용소자
US8013667B2 (en) Voltage generating circuit for electrostatic MEMS actuator
US9438104B2 (en) Fast startup charge pump
US8035949B2 (en) Semiconductor device and method of controlling electrostatic actuator
US8564258B2 (en) Semiconductor integrated circuit and method of controlling MEMS-type variable capacitance capacitor
US20110241766A1 (en) Charge pump
US8461743B2 (en) Electrostatic actuator apparatus and method of driving the same
US8134370B2 (en) Semiconductor device and method of controlling electrostatic actuator
US8339013B2 (en) Semiconductor device and method of controlling electrostatic actuator
US20140217552A1 (en) Variable capacitance device
US20180337595A1 (en) Charge pump systems, devices, and methods
US7113006B2 (en) Capacitor reliability for multiple-voltage power supply systems
WO2016170724A1 (en) Solid state relay
JP2013016730A (ja) 可変容量装置
Ismail et al. A bipolar> 40-V driver in 45-nm SOI CMOS technology
US20160077144A1 (en) Electronic device
JP2009077476A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120809

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140730

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees