JP2012048589A - 文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の負担の増加を抑制しつつ、手書き方式での文字認識処理の認識対象の文字を所望の文字へ切り替えること。
【解決手段】携帯電話端末(文字入力装置)1は、表面に対して行われる接触を検出するタッチパネル2と、タッチパネル2によって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理と、軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理とを行う文字認識処理部10Aと、第1の文字認識処理によって文字が正しく認識された確度と、第2の文字認識処理によって文字が正しく認識された確度とに基づいて、第1の機能のための第1の入力画面と、第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方をタッチパネルに表示させる入力制御部10Bとを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムに関する。
近年、直感的な操作を可能にするとともに、キーボードのように物理的に大きな面積を必要とするデバイスを具備しない小型の文字入力装置を実現するために、タッチパネルが広く利用されるようになっている。タッチパネルを用いて文字を入力するための技術として、タッチパネル上で文字を手書き入力する技術(例えば、特許文献1)が知られている。
また、文字を手書き入力する場合、認識対象の文字が限定されているほど認識精度が高くなる。そこで、特許文献2では、利用者がモード切り替えのためのボタン等を操作して、認識対象の文字を所望の文字の手段に切り替える技術が開示されている。
特開2003−141448号公報 特開2001−202191号公報
しかしながら、上記の従来技術のように、利用者がモード切り替えのためのボタン等を操作して、認識対象の文字を所望の文字の手段に切り替えることとすると、認識精度は向上するものの、利用者が行うべき判断と操作が増大し、利用者の負担が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の負担の増加を抑制しつつ、手書き方式での文字認識処理の認識対象の文字を意図した文字としつつ認識精度を高めることができる文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、文字入力装置であって、表示部と、表面に対して行われる接触を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理と、前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理とを行う文字認識処理部と、前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させる入力制御部とを備えることを特徴とする。
ここで、前記入力制御部は、前記第1の入力画面を表示させる場合に、前記第1の文字認識処理によって認識済みの文字を、入力済みの文字として、前記第1の入力画面上に出力し、前記第2の入力画面を表示させる場合に、前記第2の文字認識処理によって認識済みの文字を、入力済みの文字として、前記第2の入力画面上に出力することが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度とに基づいて、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が閾値よりも高い場合には、前記第1の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記閾値よりも低い場合には、前記第2の入力画面を表示させることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が第1の閾値よりも高い場合には、前記第1の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記第1の閾値より低く設定された第2の閾値よりも低い場合には、前記第2の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記第1の閾値と前記第2の閾値の間である場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させることが好ましい。
また、前記第1の機能は電話機能であり、前記文字認識処理部は、前記第1の文字認識処理によって、数字を認識することが好ましい。
また、前記第2の機能は電話機能と異なる機能であり、前記文字認識処理部は、前記第2の文字認識処理によって、数字とその他の文字とを認識することが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度との差が所定の閾値よりも小さい場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度との差が所定の閾値よりも大きい場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、文字が認識された確度がより高い文字認識処理に対応する入力画面のみを表示させることとしてもよい。
また、前記入力制御部は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させている場合に、前記第1の文字認識処理によって認識された文字と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字との少なくとも一方を、入力された文字の候補として前記表示部に表示させ、いずれかの候補が選択された場合は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、選択された候補を認識した文字認識処理に対応する入力画面のみを表示させることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって認識されたそれぞれの文字についての文字が認識された確度の累計値または代表値を前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度として処理し、前記第2の文字認識処理によって認識されたそれぞれの文字についての文字が認識された確度の累計値または代表値を前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度として処理することが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理または前記第2の文字認識処理によって認識された文字数が所定数よりも多くなった場合に、前記第1の文字認識処理と前記第2の文字認識処理のうち、文字が認識された確度がより低い文字認識処理を停止させることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、前記第1の入力画面のみを表示させる場合は、第1の機能に用いられる文字を入力するための第1のモード、または、第2の機能に用いられる文字を入力するための第2のモードへ切り替え可能なキーボードを、前記第1のモードへ切り替え、前記第2の入力画面のみを表示させる場合は、前記キーボードを前記第2のモードへ切り替えることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理と前記第2の文字認識処理の少なくともいずれか一方によって2文字目の文字が認識された場合に、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面とのいずれか一方のみを前記表示部に表示させることが好ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、文字入力装置であって、表示部と、表面に対して行われる接触を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、文字を認識する文字認識処理部と、前記文字認識処理部で認識された文字が、第1の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第1の機能の画面を前記表示部に表示させ、前記文字認識処理部で認識された文字が、第2の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第2の機能の画面を前記表示部に表示させる入力制御部とを備えることを特徴とする。
ここで、前記入力制御部は、前記文字認識処理部で認識された文字が、第1の機能で用いられる文字であるか、第2の機能で用いられる文字であるかを特定できない場合に、前記第1の機能の画面と前記第2の機能の画面の両方を前記表示部に表示させることが好ましい。
また、前記入力制御部は、前記第1の機能の画面と前記第2の機能の画面の両方を前記表示部に表示させた場合に、前記文字認識処理部で認識された次の文字が、第1の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第1の機能の画面のみを前記表示部に表示させ、前記文字認識処理部で認識された次の文字が、第2の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第2の機能の画面のみを前記表示部に表示させることが好ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示部と、表面に対する接触を検出するタッチセンサとを有する文字入力装置によって実行される文字入力方法であって、前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理を行うステップと、前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理を行うステップと、前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させるステップとを含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示部と、表面に対する接触を検出するタッチセンサを有する文字入力装置に、前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理を行うステップと、前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理を行うステップと、前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させるステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係る文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムは、利用者の負担の増加を抑制しつつ、手書き方式での文字認識処理の認識対象の文字を意図した文字としつつ認識精度を高めることができるという効果を奏する。
図1は、携帯電話端末の外観を示す正面図である。 図2は、図1に示したキーボードの詳細を示す図である。 図3は、待受画面に対して数字が手書き入力された場合の携帯電話端末の動作を示す図である。 図4は、待受画面に対して英字が手書き入力された場合の携帯電話端末の動作を示す図である。 図5は、待受画面に対して数字か英字かを判別困難な文字が手書き入力された場合の携帯電話端末の動作を示す図である。 図6は、数字が手書き入力された後に英字が手書き入力された場合の携帯電話端末の動作を示す図である。 図7は、携帯電話端末の機能的な構成を示すブロック図である。 図8は、第1バッファの一例を示す図である。 図9は、第2バッファの一例を示す図である。 図10は、文字認識処理部による文字認識実施処理の処理手順を示すフロー図である。 図11は、入力制御部によって実行される入力制御処理の処理手順を示すフロー図である。 図12は、入力制御処理の処理手順の変形例を示すフロー図である。 図13は、候補の選択に基づいて、利用者がどのような情報を入力しようとしているかを判定する場合の携帯電話端末の動作を示す図である。
以下に、本発明に係る文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、文字入力装置として携帯電話端末を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話端末に限定されるものではなく、タッチパネルを備える各種装置、例えば、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
(実施形態)
まず、図1および図2を参照しながら、本発明に係る文字入力装置の一実施形態である携帯電話端末1の外観について説明する。図1は、携帯電話端末1の外観を示す正面図である。携帯電話端末1は、筐体1Cが複数の筐体で構成される。具体的には、筐体1Cは、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが開閉可能に構成される。すなわち、携帯電話端末1は、折り畳み式の筐体を有する。
なお、携帯電話端末1の筐体は、このような構造に限定されるものではない。例えば、携帯電話端末1の筐体は、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが一体に形成されたストレート型の筐体であってもよいし、両方の筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体と他方の筐体とを互いにスライドできるように形成されたスライド式の筐体であってもよい。また、重ね合わせ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式の筐体であってもよいし、2軸ヒンジを介して連結された筐体であってもよい。
第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、連結部であるヒンジ機構8で連結される。ヒンジ機構8で第1筐体1CAと第2筐体1CBとを連結することにより、第1筐体1CAおよび第2筐体1CBは、ヒンジ機構8を中心として、相対的に回動できる。
第1筐体1CAは、表示手段および入力手段として機能するタッチパネル2を備える。タッチパネル2は、文字、図形、画像等を表示するとともに、指、スタイラス、ペン等(以下、単に「指」という)を用いてタッチパネル2に対して行われる各種動作を検出する。また、第1筐体1CAは、携帯電話端末1の通話時に音声を出力する出力手段であるレシーバ16を備える。
第2筐体1CBは、各種入力を受け付ける入力部13を備える。入力部13には、数字やその他の文字の入力を受け付けるキーボード13Aと、携帯電話端末1が備える各種機能を呼び出したり、カーソルの移動を指示したりするための機能キー13Bとが含まれる。また、第2筐体1CBは、携帯電話端末1の通話時に音声を受け取る音声取得手段であるマイク15を備える。
図2は、図1に示したキーボード13Aの詳細を示す図である。図2に示すように、キーボード13Aは、いわゆるテンキー配列に従って配置された12個のキーを有する。キーボード13Aは、複数のモードを有し、キーボード13Aのモードを切り替えることによって、キーボード13Aの操作に応じて入力される文字が変化する。キーボード13Aは、例えば、電話番号等を構成する数字を入力するための数字モードと、英字または記号を入力するための英字モードと、平仮名を入力するための仮名モードとのいずれかに切り替えられる。
キーボード13Aの左上に配置されたキー13Cは、キーボード13Aが数字モードに切り替えられているときに押下されると、数字である「1」を入力された文字として受け付ける。また、キー13Cは、キーボード13Aが英字モードに切り替えられているときに押下されると、押下された回数に応じて、記号である「.(ピリオド)」、「@(アットマーク)」、「/(スラッシュ)」、「:(コロン)」のいずれかを入力された文字として受け付ける。また、キー13Cは、キーボード13Aが仮名モードに切り替えられているときに押下されると、押下された回数に応じて、平仮名である「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」のいずれかを入力された文字として受け付ける。
なお、図2に示したキーボード13Aが有するキーの数と配列は一例であり、図2に示した通りである必要はない。また、キーボード13Aが有するモードは、上記の説明の通りである必要はなく、用途に応じてどのようなモードを備えていてもよい。
次に、図1に示したタッチパネル2を用いた文字の入力について説明する。携帯電話端末1は、タッチパネル2を通じて手書き方式による文字の入力を受け付ける。手書き方式とは、タッチパネル2に触れたまま移動した指の接触が検出された位置を結んだ軌跡と、文字の字体とを照合して入力された文字を認識する方式である。携帯電話端末1は、手書き方式による文字の入力を受け付けるために、2種類の文字認識処理を実行する。
第1の文字認識処理は、電話番号の入力を受け付けるために実行される。第1の文字認識処理では、0〜9の数字と、「#(シャープ)」等の電話番号の入力時に用いられる記号とが認識される。第2の文字認識処理は、携帯電話端末1で扱われるほぼ全ての文字の入力を受け付けるために実行される。第2の文字認識処理で認識される文字には、第1の文字認識処理で認識される文字が含まれる。
第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを比較すると、第1の文字認識処理は、認識可能な文字の数が少ないが、数字等の認識対象の文字については認識精度が高い。一方、第2の文字認識処理は、数多くの文字を認識可能であるが、第1の文字認識処理が認識可能な数字等に限定すると、第1の文字認識処理よりも認識精度が劣ることがある。例えば、数字の「0(ゼロ)」が入力された場合、第1の文字認識処理では文字が正しく認識されるが、第2の文字認識処理では、「O(オー)」等の類似する文字と誤認するおそれがある。
携帯電話端末1は、電話番号の入力を受け付ける場面では入力された文字を第1の文字認識処理によって認識し、それ以外の場面では入力された文字を第2の文字認識処理によって認識するというように2つの文字認識処理を状況に応じて使い分ける。
ただし、利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのかを判別できない状況で、文字入力が開始される場合がある。そのような場合、携帯電話端末1は、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行し、それぞれの文字入力処理で正しく文字が認識できた確度に基づいて、利用者がどのような文字を入力しようとしているのかを判定する。
図3から図6を参照しながら具体的に説明する。図3は、待受画面に対して数字が手書き入力された場合の携帯電話端末1の動作を示す図である。図3に示すステップS11では、タッチパネル2に待受画面が表示されている。
ここで、待受画面とは、電話の発着信を待ち受けている状態の画面、または、アプリケーションプログラムの起動を待ち受けている状態の画面である。換言すると、待受画面は、携帯電話端末1が提供する各種機能画面へ画面が変わる前の画面である。なお、待受画面は、例えば、デスクトップ画面、ホーム画面、または、壁紙と呼ばれることもある。また、図3に示した例では、無地の画面が待受画面として表示されているが、画像データやアニメーションデータを待受画面として表示してもよい。また、待受画面の一部として、カレンダや時計のように動的に変化する部分が含まれていてもよい。
ステップS12では、利用者が、タッチパネル2に表示された待受画面に対して数字の「2」を手書き入力している。待受画面は特定の文字の入力を受け付ける画面ではなく、この段階では利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのかが不明確であるため、携帯電話端末1は、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行して、入力された文字を認識する。
この場合、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とのいずれにおいても、同等の高い確度で「2」が入力された文字として認識される。ここで、携帯電話端末1が認識可能な文字のうち、認識できる文字数が少ない第1の文字認識処理で認識可能な文字を入力したということは、利用者は、電話番号を入力しようとしている可能性が高いと考えられる。そこで、携帯電話端末1は、ステップS13では、電話番号を入力するための入力画面である発信番号入力画面20Aをタッチパネル2に表示し、第1の文字認識処理によって認識された「2」を入力済みの文字として発信番号入力画面20Aに出力する。
ここで、発信番号入力画面20Aは、入力された電話番号を用いてそのまま発信処理を実行したり、入力された電話番号をアドレス帳データに登録したりするために用いられる画面である。
図4は、待受画面に対して英字が手書き入力された場合の携帯電話端末1の動作を示す図である。図4に示すステップS21では、タッチパネル2に待受画面が表示されている。
ステップS22では、利用者が、タッチパネル2に表示された待受画面に対して英字の「c」を手書き入力している。待受画面は特定の文字の入力を受け付ける画面ではなく、この段階では利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのかが不明確であるため、携帯電話端末1は、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行して、入力された文字を認識する。
この場合、第2の文字認識処理においては、高い確度で「c」が入力された文字として認識される。一方、第1の文字認識処理においては、例えば、電話番号の入力時に用いられる文字のうち「c」に字体が比較的近い「0」が認識されるが、確度は非常に低くなる。なお、本実施形態では、文字認識処理によって文字を認識できなかった場合、いずれかの文字が0の確度で認識されたものとして処理されるものとする。
このように、第1の文字認識処理によって認識された文字の確度が低いと言うことは、利用者は、電話番号以外の情報を入力しようとしている可能性が高いと考えられる。そこで、携帯電話端末1は、ステップS23では、任意の文字を入力可能な入力画面であるメモデータ画面20Bをタッチパネル2に表示し、認識された「2」を入力済みの文字としてメモデータ画面20Bに出力する。
ここで、メモデータ画面20Bは、入力された文字を読み出し可能な状態で携帯電話端末1内や携帯電話端末1が無線通信によってアクセス可能なサーバ装置内に保存したり、付箋紙のように容易に取り外すことが可能な状態で待受画面上に表示させたりするために利用される画面である。なお、ステップS23でタッチパネル2に表示させる画面は、必ずしもメモデータ画面20Bである必要はなく、例えば、電子メールの本文の入力画面のように、任意の文字の入力を受け付ける画面であればどのような画面であってもよい。
図5は、待受画面に対して数字か英字かを判別困難な文字が手書き入力された場合の携帯電話端末1の動作を示す図である。図5に示すステップS31では、タッチパネル2に待受画面が表示されている。
ステップS32では、利用者が、タッチパネル2に表示された待受画面に対して縦長の線を手書き入力している。待受画面は特定の文字の入力を受け付ける画面ではなく、この段階では利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのかが不明確であるため、携帯電話端末1は、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行して、入力された文字を認識する。
この場合、第1の文字認識処理においては、中程度の確度で数字の「1」が入力された文字として認識されたものとする。一方、第2の文字認識処理においては、中程度の確度で英字の「I」が入力された文字として認識されたものとする。このように、第1の文字認識処理によって認識された文字の確度が中程度の場合、利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのか曖昧である。
そこで、携帯電話端末1は、ステップS33では、電話番号を入力するための入力画面である発信番号入力画面20Aと、任意の文字を入力可能な入力画面であるメモデータ画面20Bとを両方ともタッチパネル2に表示する。そして、携帯電話端末1は、第1の文字認識処理で認識された「1」を入力済みの文字として発信番号入力画面20Aに出力し、第2の文字認識処理で認識された「I」を入力済みの文字としてメモデータ画面20Bに出力する。
携帯電話端末1は、その後も、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行して入力された文字を認識する。例えば、ステップS33の後、ステップS34のように、発信番号入力画面20Aとメモデータ画面20Bが表示されている状態で、利用者が、英字の「c」を手書き入力したものとする。この場合、第2の文字認識処理においては、高い確度で「c」が入力された文字として認識されるが、第1の文字認識処理においては、非常に低い確度でしか文字が認識されない。
その結果、携帯電話端末1は、ステップS35では、発信番号入力画面20Aを消去してメモデータ画面20Bのみをタッチパネル2に表示し、第2の文字認識処理によって認識された文字である「c」をメモデータ画面20Bに追加する。
また、ステップS33の後、ステップS36のように、発信番号入力画面20Aとメモデータ画面20Bが表示されている状態で、利用者が、数字の「2」を手書き入力したものとする。この場合、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とのいずれにおいても、同等の高い確度で「2」が入力された文字として認識される。
その結果、携帯電話端末1は、ステップS37では、メモデータ画面20Bを消去して発信番号入力画面20Aのみをタッチパネル2に表示し、第1の文字認識処理によって認識された文字である「2」を発信番号入力画面20Aに追加する。
携帯電話端末1は、発信番号入力画面20Aとメモデータ画面20Bのいずれか一方をタッチパネル2に表示した後も、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とを実行する。図6は、数字が手書き入力された後に英字が手書き入力された場合の携帯電話端末1の動作を示す図である。
図3に示したステップS13で、電話番号を入力するための入力画面である発信番号入力画面20Aがタッチパネル2に表示され、第1の文字認識処理によって認識された「2」を入力済みの文字として発信番号入力画面20Aに出力された後、ステップS14として、利用者が、英字の「c」を手書き入力したものとする。
この場合、第2の文字認識処理においては、高い確度で「c」が入力された文字として認識されるが、第1の文字認識処理においては、非常に低い確度でしか文字が認識されない。その結果、携帯電話端末1は、ステップS15では、発信番号入力画面20Aを消去してメモデータ画面20Bをタッチパネル2に表示し、ステップS12で第2の文字認識処理によって認識された文字である「2」と、第2の文字認識処理によって新たに認識された文字である「c」とをメモデータ画面20Bに出力する。
図6では、発信番号入力画面20Aが表示されている状態で英字が入力された場合に、発信番号入力画面20Aに代えてメモデータ画面20Bが表示される例が示されているが、同様に、メモデータ画面20Bが表示されている状態で数字が入力された場合には、メモデータ画面20Bに代えて発信番号入力画面20Aが表示されることとしてもよい。
なお、携帯電話端末1は、所定数の文字を認識した後は、その時点で認識された文字の確度に基づいて、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理のうち、一方の文字認識処理のみを実行するようになる。例えば、所定数の文字を3文字と定めたものとして、入力された文字が3文字続けて第1の文字認識処理によって高い確度で認識された場合、携帯電話端末1は、発信番号入力画面20Aをタッチパネル2に表示し、それ以降は、第1の文字認識処理のみによって入力された文字を認識するようになる。
一定数以上の文字が入力された場合、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理のそれまでの認識結果の確度に基づいて、利用者が電話番号を入力しようとしているのか、その他の情報を入力しようとしているのかがほぼ明らかとなる。このため、それ以降は、利用者が入力しようとしている情報に対応した文字認識処理のみを行うことにより、文字の認識精度を向上させることができる。また、文字認識処理は負荷が比較的重い処理であるため、実行する文字認識処理を絞り込むことにより、利用者の操作への応答性の向上と、消費電力の削減とを実現することができる。
上記の説明のように、携帯電話端末1は、利用者がどのような情報を入力しようとしているか不明な場合でも、利用者が入力しようとしている情報に応じた文字認識処理を実行することができる。
次に、携帯電話端末1の機能的な構成について説明する。図7は、携帯電話端末1の機能的な構成を示すブロック図である。図7に示すように、携帯電話端末1は、タッチパネル2と、主制御部10と、RAM(Random Access Memory)11と、記憶部12と、入力部13と、通信部14と、マイク15と、レシーバ16とを有する。
タッチパネル2は、表示部2Bと、表示部2Bに重畳されたタッチセンサ2Aとを有する。タッチセンサ2Aは、指を用いてタッチパネル2に対して行われた各種動作を、動作が行われた場所のタッチパネル2上での位置とともに検出する。タッチセンサ2Aによって検出される動作には、指をタッチパネル2の表面に接触させる動作や、指をタッチパネル2の表面に接触させたまま移動させる動作や、指をタッチパネル2の表面から離す動作が含まれる。なお、タッチセンサ2Aは、感圧式、静電式等のいずれの検出方式を採用していてもよい。表示部2Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、文字、図形、画像等を表示する。
主制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、携帯電話端末1の動作を統括的に制御する。具体的には、主制御部10は、記憶部12に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部12に記憶されているプログラムを実行して、タッチパネル2、通信部14等を制御することによって各種処理を実行する。主制御部10は、記憶部12に記憶されているプログラムや、処理を実行することによって取得/生成/加工されたデータを、一時的な記憶領域を提供するRAM11に必要に応じて展開する。なお、主制御部10が実行するプログラムや参照するデータは、通信部14による無線通信でサーバ装置からダウンロードすることとしてもよい。
例えば、主制御部10は、記憶部12に記憶されている文字入力プログラム12Cを実行することによって、文字認識処理部10Aと、入力制御部10Bとを実現する。文字認識処理部10Aは、上述した第1の文字認識処理と、第2の文字認識処理とを実行する。入力制御部10Bは、文字認識処理部10Aによる文字認識処理と、キーボード13Aのモードの切り替えとを制御する。また、入力制御部10Bは、状況に応じた入力画面をタッチパネル2に表示させる。なお、文字認識処理部10Aおよび入力制御部10Bの機能の詳細については後述する。
RAM11は、主制御部10によって実行される処理で用いられるデータを一時的に記憶する。例えば、RAM11には、文字認識処理部10Aによる文字認識処理の結果を格納する領域として、第1バッファ11Aと、第2バッファ11Bとが設けられる。第1バッファ11Aは、第1の文字認識処理による文字認識結果が格納される領域であり、第2バッファ11Bは、第2の文字認識処理による文字認識結果が格納される領域である。
第1バッファ11Aの一例を図8に示す。図8に示すように、第1バッファ11Aには、第1の文字認識処理によって認識された文字と、その文字を正しく認識できた確度とが対応づけて時系列に格納される。図8に示した例は、図5に示したステップS35の時点での第1バッファ11Aを示しており、1番目に認識された文字として「1」が、確度「80%」と対応づけて格納され、2番目に認識された文字として「0」が、確度「10%」と対応づけて格納されている。
第2バッファ11Bの一例を図9に示す。図9に示すように、第2バッファ11Bには、第2の文字認識処理によって認識された文字と、その文字を正しく認識できた確度とが対応づけて時系列に格納される。図9に示した例は、図5に示したステップS35の時点での第2バッファ11Bを示しており、1番目に認識された文字として「I」が、確度「80%」と対応づけて格納され、2番目に認識された文字として「c」が、確度「90%」と対応づけて格納されている。
なお、第1バッファ11Aおよび第2バッファ11Bには、タッチパネル2に表示されている入力画面に対してキーボード13Aから入力された文字も格納される。ただし、例えば、タッチパネル2に表示されている入力画面が発信番号入力画面20Aのように英字の入力を受け付けない画面であり、キーボード13Aが英字モードへ切り替えられている場合は、キーボード13Aから入力された文字は、入力画面ではじかれてしまい、第1バッファ11Aおよび第2バッファ11Bには格納されない。
記憶部12は、例えば、不揮発性メモリや磁気記憶装置であり、主制御部10での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。具体的には、記憶部12は、電話をかけるための発信プログラム12Aや、メモデータの表示/編集/保存/削除等を行うためのメモプログラム12Bや、上述した手書き方式での文字入力を受け付けるための文字入力プログラム12Cを記憶する。図3で示した発信番号入力画面20Aは、発信プログラム12Aが提供する機能に基づいて主制御部10が表示させる画面であり、図4で示したメモデータ画面20Bは、メモプログラム12Bが提供する機能に基づいて主制御部10が表示させる画面である。
記憶部12には、携帯電話端末1の基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラムや、氏名、電話番号、メールアドレス等が登録されたアドレス帳データ等の他のプログラムやデータも記憶される。
入力部13は、キーボード13Aと機能キー13Bとを通じて利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号を主制御部10へ送信する。通信部14は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。マイク15は、利用者等の音声を電気的な信号へ変換する。レシーバ16は、電話通信における相手側の音声や着信音等を出力する。
次に、主制御部10によって実現される文字認識処理部10Aと入力制御部10Bとによって実行される処理の処理手順について説明する。図10は、文字認識処理部10Aによる文字認識実施処理の処理手順を示すフロー図である。文字認識処理部10Aは、タッチパネル2において手書き文字入力のための接触が新たに検出されるたびに、入力制御部10Bの制御に従って、図10に示す処理手順を実行する。
なお、図10に示す処理手順は、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理の一方を実行するものであり、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とが実行される場合、文字認識処理部10Aは、それぞれの文字認識処理について図10に示す処理手順を実行する。
図10に示すように、まず、文字認識処理部10Aは、ステップS101として、新たに検出された接触によってタッチパネル2上に描かれた軌跡を認識対象データに追加する。ここで、認識対象データは、軌跡が文字の字画を構成する一画として順次格納されるデータであり、RAM11に保持される。そして、文字認識処理部10Aは、ステップS102として、認識対象データに基づいて文字認識処理を実行する。
ここで、何らかの文字が認識された場合(ステップS103,Yes)、文字認識処理部10Aは、ステップS104として、認識された文字と、その文字を正しく認識できた確度とを、実行した文字認識処理に対応するバッファ(第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのいずれか)へ格納する。そして、文字認識処理部10Aは、ステップS105として、認識対象データを初期化して、文字認識実施処理を終了させる。
一方、文字が認識されなかった場合、すなわち、まだ文字の入力途中である場合(ステップS103,No)、文字認識処理部10Aは、対応するバッファに処理を加えることなく文字認識実施処理を終了させる。
なお、図10に示した処理手順では、新たな軌跡が検出されるたびに文字認識処理が実行されることとなっているが、利用者が所定の操作を行って文字認識処理の実行を指示したタイミングや、認識対象データに一画目の軌跡が格納されてから所定の時間が経過したタイミングで文字認識処理を実行することとしてもよい。ここで、所定の操作とは、例えば、「文字認識」と表示されたタッチパネル上の領域内をタップする操作であり、所定の時間とは、1文字分の字画を入力し終えるのに十分な時間である。
図11は、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが不明な場合に入力制御部10Bによって実行される入力制御処理の処理手順を示すフロー図である。入力制御部10Bは、タッチパネル2において手書き文字入力のための接触が新たに検出されるたびに、図11に示す処理手順を実行する。
なお、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが不明な場合、第1の文字認識処理と、第2の文字認識処理とが、予め有効に設定される。ここでいう有効に設定されるとは、実行すべき処理として設定されることを意味する。一方、無効に設定するとは、停止すべき処理として設定されることを意味する。
図11に示すように、ステップS201として、タッチパネル2において新たな接触が検出されると、入力制御部10Bは、ステップS202として、第1の文字認識処理が有効であるかを判定する。そして、第1の文字認識処理が有効である場合(ステップS202,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS203として、文字認識処理部10Aに対して、第1の文字認識処理による文字認識の実施を指示する。この指示に応じて、文字認識処理部10Aは、第1の文字認識処理による文字認識の実施のために、図10に示した文字認識実施処理を実行する。第1の文字認識処理が無効となっている場合(ステップS202,No)、入力制御部10Bは、第1の文字認識処理による文字認識の実施を指示しない。
続いて、入力制御部10Bは、ステップS204として、第2の文字認識処理が有効であるかを判定する。そして、第2の文字認識処理が有効である場合(ステップS204,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS205として、文字認識処理部10Aに対して、第2の文字認識処理による文字認識の実施を指示する。この指示に応じて、文字認識処理部10Aは、第2の文字認識処理による文字認識の実施のために、図10に示した文字認識実施処理を実行する。第2の文字認識処理が無効となっている場合(ステップS204,No)、入力制御部10Bは、第2の文字認識処理による文字認識の実施を指示しない。
そして、入力制御部10Bは、ステップS206として、文字認識実施処理の実行にともなって、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されたかを判定する。ここで、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されたということは、新たに文字が認識されたことを意味する。第1バッファ11Aと第2バッファ11Bがいずれも更新されていない場合(ステップS206,No)、入力制御部10Bは、入力制御処理を終了させる。
第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されていた場合(ステップS206,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS207として、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効であるかを判定する。ここで、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効であるということは、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが依然として不明であることを意味する。
そして、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理のいずれかが無効となっている場合、すなわち、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが判別され、利用者が入力しようとしている情報に適応した文字認識処理と入力画面が選択済みである場合(ステップS207,No)、入力制御部10Bは、ステップS213として、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのうち、タッチパネル2に表示されている入力画面に対応するバッファの内容を入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
一方、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効である場合(ステップS207,Yes)、入力制御部10Bは、以下のようにして、利用者がどのような情報を入力しようとしているかの判定を試みる。
入力制御部10Bは、まず、ステップS208として、第1の文字認識処理の確度が第1の閾値TH1よりも高いかを判定する。ここで用いられるTH1は、確度が十分に高いことを判定するための値である。また、文字認識処理の確度は、対応するバッファに格納された各文字に対応付けられた確度の代表値(例えば、平均値や最小値)であることが好ましい。なお、キーボード13Aから入力された文字については、確度の評価に反映させないことが好ましい。
第1の文字認識処理の確度が第1の閾値TH1よりも高い場合、すなわち、第1の文字認識処理の確度が十分に高い場合(ステップS208,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS209として、タッチパネル2に、第1の文字認識処理に対応する入力画面(例えば、発信番号入力画面20A)を表示させる。
さらに、入力制御部10Bは、ステップS210として、キーボード13Aを第1の文字認識処理に対応するモードへ切り替える。ここで、第1の文字認識処理は、数字を主たる認識対象とする文字認識処理であるので、第1の文字認識処理に対応するモードは、数字モードである。このようにキーボード13Aのモードを切り替えることにより、利用者は、キーボード13Aのモード切り替えのための特別な操作をすることなく、ステップS209で表示された入力画面に適した文字をキーボード13Aから入力することができる。
キーボード13Aのモード切り替えは、通常、機能キー13Bのいずれかを押下することで行われるが、機能キー13Bは状況によって異なる機能が割り当てられることが多く、機能キー13Bの操作によるモードの切り替えは直感的ではない。一方、上記のように、手書き入力に結果に応じてキーボード13Aのモードが切り替わる動作は、利用者にとって自然な動作であり、良好な使い勝手を利用者に提供する。
続いて、入力制御部10Bは、ステップS211として、認識された文字数が所定数よりも多いかを判定する。ここでいう認識された文字数は、第1の文字認識処理に対応するバッファである第1バッファ11Aに格納された文字数を意味する。そして、認識された文字数が所定数よりも多い場合(ステップS211,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS212として、第2の文字認識処理を無効とする。認識された文字数が所定数以下の場合(ステップS211,No)、入力制御部10Bは、第2の文字認識処理を有効なままにしておく。
そして、入力制御部10Bは、ステップS213として、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのうち、タッチパネル2に表示されている入力画面に対応するバッファの内容を入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
第1の文字認識処理の確度が第1の閾値TH1よりも低い場合(ステップS208,No)、入力制御部10Bは、ステップS214として、第1の文字認識処理の確度が第2の閾値TH2よりも低いかを判定する。ここで用いられるTH2は、確度が不十分であり、第1の文字認識処理の認識対象でない文字が入力されている可能性が高いことを判定するための値であり、第1の閾値TH1よりも低く設定される。
第1の文字認識処理の確度が第2の閾値TH2よりも低い場合、すなわち、第1の文字認識処理の確度が不十分であり、第1の文字認識処理の認識対象でない文字が入力されている可能性が高い場合(ステップS214,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS215として、第2の文字認識処理の確度が第3の閾値TH3よりも高いかを判定する。ここで用いられるTH3は、確度が十分に高いことを判定するための値である。なお、第2の文字認識処理は、第1の文字認識処理よりも認識対象の文字が多く、認識精度が第1の文字認識処理よりも低いため、TH3は、TH1よりも低い値であってもよい。
そして、第2の文字認識処理の確度が第3の閾値TH3よりも高い場合、すなわち、第2の文字認識処理の確度が十分に高い場合(ステップS215,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS216として、タッチパネル2に、第2の文字認識処理に対応する入力画面(例えば、メモデータ画面20B)を表示させる。
さらに、入力制御部10Bは、ステップS217として、キーボード13Aを第2の文字認識処理に対応するモードへ切り替える。ここで、第2の文字認識処理は、英字と平仮名とを認識対象に含む文字認識処理であるので、第2の文字認識処理に対応するモードは、英字モードであってもよいし、仮名モードであってもよいが、日本語環境では、仮名モードであることがより好ましい。
続いて、入力制御部10Bは、ステップS218として、認識された文字数が所定数よりも多いかを判定する。ここでいう認識された文字数は、第2の文字認識処理に対応するバッファである第2バッファ11Bに格納された文字数を意味する。そして、認識された文字数が所定数よりも多い場合(ステップS218,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS219として、第1の文字認識処理を無効とする。認識された文字数が所定数以下の場合(ステップS218,No)、入力制御部10Bは、第1の文字認識処理を有効なままにしておく。
そして、入力制御部10Bは、ステップS213として、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのうち、タッチパネル2に表示されている入力画面に対応するバッファの内容を入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
第2の文字認識処理の確度が第3の閾値TH3よりも低い場合、すなわち、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理の確度がいずれも不十分な場合(ステップS215,No)、入力制御部10Bは、ステップS220として、入力された文字を正しく認識できない旨のエラー表示を行って、入力制御処理を終了させる。
また、第1の文字認識処理の確度が第1の閾値TH1よりも低く、第2の閾値TH2よりも高い場合、すなわち、第1の文字認識処理の確度が中程度で、文字を正しく認識できているか否かが曖昧である場合(ステップS214,No)、入力制御部10Bは、ステップS221として、タッチパネル2に、第1の文字認識処理に対応する入力画面と第2の文字認識処理に対応する入力画面の両方を表示させる。そして、入力制御部10Bは、ステップS213として、タッチパネル2に表示されている各入力画面に対応するバッファの内容を対応する入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
上述してきたように、本実施形態では、文字が正しく認識された確度に基づいて、第1の文字認識処理および第2の文字認識処理の実行を制御することとしたので、利用者の負担の増加を抑制しつつ、手書き方式での文字認識処理の認識対象の文字を所望の文字へ切り替えることができる。
なお、上記の実施形態で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。上記の実施形態では、携帯電話端末1が、物理的なキーボード13Aを備えることとしたが、携帯電話端末1が備えるキーボードは、タッチパネル2上に表示される仮想的なものであってもよい。
また、上記の実施形態では、文字入力プログラム12Cを実行することによって、文字認識処理部10Aと、入力制御部10Bとを実現することとしたが、文字認識処理部10Aと、入力制御部10Bとは、ワイヤードロジックによって実現されていてもよい。また、文字入力プログラム12Cは、複数のプログラムに分割されていてもよいし、他のプログラムと統合されていてもよい。
また、上記の実施形態では、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが不明な場合に、2種類の文字認識処理を実行することとしたが、3種類以上の文字認識処理を実行することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、第1の文字認識処理の認識対象の文字が第2の文字認識処理の認識対象の文字に含まれる関係にあることを前提としたが、第1の文字認識処理の認識対象の文字と、第2の文字認識処理の認識対象の文字とに包含関係がない場合にも、本発明は適用できる。第1の文字認識処理の認識対象の文字と、第2の文字認識処理の認識対象の文字とに包含関係がない場合とは、例えば、第1の文字認識処理が数字を認識対象とし、第2の文字認識処理が英字を認識対象とする場合である。
第1の文字認識処理の認識対象の文字と、第2の文字認識処理の認識対象の文字とに包含関係がない場合、図11に示した入力制御処理の処理手順を図12のように変形すればよい。
図12は、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが不明な場合に入力制御部10Bによって実行される入力制御処理の処理手順の変形例を示すフロー図である。入力制御部10Bは、タッチパネル2において手書き文字入力のための接触が新たに検出されるたびに、図12に示す処理手順を実行する。
図12に示すように、ステップS301として、タッチパネル2において新たな接触が検出されると、入力制御部10Bは、ステップS302として、第1の文字認識処理が有効であるかを判定する。そして、第1の文字認識処理が有効である場合(ステップS302,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS303として、文字認識処理部10Aに対して、第1の文字認識処理による文字認識の実施を指示する。この指示に応じて、文字認識処理部10Aは、第1の文字認識処理による文字認識の実施のために、図10に示した文字認識実施処理を実行する。第1の文字認識処理が無効となっている場合(ステップS302,No)、入力制御部10Bは、第1の文字認識処理による文字認識の実施を指示しない。
続いて、入力制御部10Bは、ステップS304として、第2の文字認識処理が有効であるかを判定する。そして、第2の文字認識処理が有効である場合(ステップS304,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS305として、文字認識処理部10Aに対して、第2の文字認識処理による文字認識の実施を指示する。この指示に応じて、文字認識処理部10Aは、第2の文字認識処理による文字認識の実施のために、図10に示した文字認識実施処理を実行する。第2の文字認識処理が無効となっている場合(ステップS304,No)、入力制御部10Bは、第2の文字認識処理による文字認識の実施を指示しない。
そして、入力制御部10Bは、ステップS306として、文字認識実施処理の実行にともなって、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されたかを判定する。ここで、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されたということは、新たに文字が認識されたことを意味する。第1バッファ11Aと第2バッファ11Bがいずれも更新されていない場合(ステップS306,No)、入力制御部10Bは、入力制御処理を終了させる。
第1バッファ11Aと第2バッファ11Bの少なくとも一方が更新されていた場合(ステップS306,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS307として、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効であるかを判定する。ここで、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効であるということは、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが依然として不明であることを意味する。
そして、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理のいずれかが無効となっている場合、すなわち、利用者がどのような情報を入力しようとしているかが判別され、利用者が入力しようとしている情報に適応した文字認識処理と入力画面が選択済みである場合(ステップS307,No)、入力制御部10Bは、ステップS313として、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのうち、タッチパネル2に表示されている入力画面に対応するバッファの内容を入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
一方、第1の文字認識処理と第2の文字認識処理とがいずれも有効である場合(ステップS307,Yes)、入力制御部10Bは、以下のようにして、利用者がどのような情報を入力しようとしているかの判定を試みる。
入力制御部10Bは、まず、ステップS308として、第1の文字認識処理の確度と第2の文字認識処理の確度との差が予め定められた閾値よりも大きいかを判定する。ここで用いられる閾値は、第1の文字認識処理の認識対象の文字と、第2の文字認識処理の認識対象の文字とのどちらを利用者が入力したのかを明確に判別できる程度に大きい値である。また、文字認識処理の確度は、対応するバッファに格納された各文字に対応付けられた確度の代表値(例えば、平均値や最小値)、または、累計値であることが好ましい。なお、キーボード13Aから入力された文字については、確度の評価に反映させないことが好ましい。
確度の差が閾値よりも大きい場合(ステップS308,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS309として、タッチパネル2に、確度が高い方の文字認識処理に対応する入力画面を表示させる。さらに、入力制御部10Bは、ステップS310として、キーボード13Aを確度が高い文字認識処理に対応するモードへ切り替える。
続いて、入力制御部10Bは、ステップS311として、認識された文字数が所定数よりも多いかを判定する。ここでいう認識された文字数は、確度が高い文字認識処理に対応するバッファに格納された文字数を意味する。そして、認識された文字数が所定数よりも多い場合(ステップS311,Yes)、入力制御部10Bは、ステップS312として、確度が低い文字認識処理を無効とする。認識された文字数が所定数以下の場合(ステップS311,No)、入力制御部10Bは、確度が低い文字認識処理を有効なままにしておく。
そして、入力制御部10Bは、ステップS313として、第1バッファ11Aと第2バッファ11Bのうち、タッチパネル2に表示されている入力画面に対応するバッファの内容を入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
また、確度の差が閾値よりも小さい場合(ステップS308,No)、入力制御部10Bは、ステップS314として、タッチパネル2に、第1の文字認識処理に対応する入力画面と第2の文字認識処理に対応する入力画面の両方を表示させる。そして、入力制御部10Bは、ステップS313として、タッチパネル2に表示されている各入力画面に対応するバッファの内容を対応する入力画面に出力して、入力制御処理を終了させる。
また、他の変形例として、入力された文字の候補をタッチパネル2に表示し、利用者がどの候補を選択したかに基づいて、利用者がどのような情報を入力しようとしているかを判定することとしてもよい。
図13は、候補の選択に基づいて、利用者がどのような情報を入力しようとしているかを判定する場合の携帯電話端末1の動作を示す図である。なお、ステップS31およびステップS32は、図5で説明した状態と同様であるので説明を省略する。
ステップS32において、縦長の線が手書き入力された結果、第2の文字認識処理においては、英字の「I」と、平仮名の「し」とが同程度の確度で認識されたものとする。また、第1の文字認識処理においては、数字の「1」が中程度の確度で認識されたものとする。この場合、入力制御部10Bは、ステップS34では、タッチパネル2上の入力文字候補表示領域20Cに、手書き入力された文字の候補として、「I」、「し」および「1」を表示する。
ここで、「I」または「し」の表示領域へのタップがタッチパネル2によって検出された場合、入力制御部10Bは、第2の文字認識処理の認識対象の文字を利用者が入力しようとしていると判定する。そして、入力制御部10Bは、タップされた領域に表示されている文字をメモデータ画面20Bに追加して、発信番号入力画面20Aを消去する。
一方、「1」の表示領域へのタップがタッチパネル2によって検出された場合、入力制御部10Bは、第1の文字認識処理の認識対象の文字を利用者が入力しようとしていると判定する。そして、入力制御部10Bは、タップされた領域に表示されている文字を発信番号入力画面20Aに追加して、メモデータ画面20Bを消去する。
このように、手書き入力された文字の候補を表示して利用者に選択させることにより、入力された文字を正しく認識することが可能になるとともに、選択された候補がどの文字認識処理によって認識されたものであるかに基づいて、利用者がどのような情報を入力しようとしているかを判定することができる。
なお、図13に示した例では、第1の文字認識処理の認識結果と、第2の文字認識処理の認識結果との両方を入力文字候補表示領域20Cに表示しているが、一方の文字認識処理の認識結果のみを入力文字候補表示領域20Cに表示することとしてもよい。また、第1の文字認識処理の認識結果と、第2の文字認識処理の認識結果とを別々の領域に表示することとしてもよい。また、第1の文字認識処理の認識結果と、第2の文字認識処理の認識結果とに同じ文字が含まれ、利用者によってその文字が選択された場合は、認識対象の文字が少ない方の文字認識処理の認識対象の文字を利用者が入力しているとみなしてもよい。
また、第1の文字認識処理に対応する入力画面と第2の文字認識処理に対応する入力画面の両方を表示させている場合に、次に認識された文字(2番目に認識された文字)に基づいて、いずか一方の入力画面のみを表示するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムは、文字の入力に有用であり、特に、手書き方式での文字の入力に適している。
1 携帯電話端末
1C 筐体
1CA 第1筐体
1CB 第2筐体
2 タッチパネル
2A タッチセンサ
2B 表示部
8 ヒンジ機構
10 主制御部
10A 文字認識処理部
10B 入力制御部
11 RAM
11A 第1バッファ
11B 第2バッファ
12 記憶部
12A 発信プログラム
12B メモプログラム
12C 文字入力プログラム
13 入力部
13A キーボード
13B 機能キー
13C キー
14 通信部
15 マイク
16 レシーバ
20A 発信番号入力画面
20B メモデータ画面
20C 入力文字候補表示領域

Claims (18)

  1. 表示部と、
    表面に対して行われる接触を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理と、前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理とを行う文字認識処理部と、
    前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させる入力制御部と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記入力制御部は、前記第1の入力画面を表示させる場合に、前記第1の文字認識処理によって認識済みの文字を、入力済みの文字として、前記第1の入力画面上に出力し、前記第2の入力画面を表示させる場合に、前記第2の文字認識処理によって認識済みの文字を、入力済みの文字として、前記第2の入力画面上に出力することを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度とに基づいて、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の文字入力装置。
  4. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が閾値よりも高い場合には、前記第1の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記閾値よりも低い場合には、前記第2の入力画面を表示させることを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が第1の閾値よりも高い場合には、前記第1の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記第1の閾値より低く設定された第2の閾値よりも低い場合には、前記第2の入力画面を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度が前記第1の閾値と前記第2の閾値の間である場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させることを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  6. 前記第1の機能は電話機能であり、前記文字認識処理部は、前記第1の文字認識処理によって、数字を認識することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  7. 前記第2の機能は電話機能と異なる機能であり、前記文字認識処理部は、前記第2の文字認識処理によって、数字とその他の文字とを認識することを特徴とする請求項6に記載の文字入力装置。
  8. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度との差が所定の閾値よりも小さい場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させ、前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度と、前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度との差が所定の閾値よりも大きい場合には、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、文字が認識された確度がより高い文字認識処理に対応する入力画面のみを表示させることを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  9. 前記入力制御部は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面の両方を表示させている場合に、前記第1の文字認識処理によって認識された文字と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字との少なくとも一方を、入力された文字の候補として前記表示部に表示させ、いずれかの候補が選択された場合は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、選択された候補を認識した文字認識処理に対応する入力画面のみを表示させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  10. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理によって認識されたそれぞれの文字についての文字が認識された確度の累計値または代表値を前記第1の文字認識処理によって文字が認識された確度として処理し、前記第2の文字認識処理によって認識されたそれぞれの文字についての文字が認識された確度の累計値または代表値を前記第2の文字認識処理によって文字が認識された確度として処理することを特徴とする請求項3、4、5または8に記載の文字入力装置。
  11. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理または前記第2の文字認識処理によって認識された文字数が所定数よりも多くなった場合に、前記第1の文字認識処理と前記第2の文字認識処理のうち、文字が認識された確度がより低い文字認識処理を停止させることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  12. 前記入力制御部は、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面のうち、前記第1の入力画面のみを表示させる場合は、第1の機能に用いられる文字を入力するための第1のモード、または、第2の機能に用いられる文字を入力するための第2のモードへ切り替え可能なキーボードを、前記第1のモードへ切り替え、前記第2の入力画面のみを表示させる場合は、前記キーボードを前記第2のモードへ切り替えることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  13. 前記入力制御部は、前記第1の文字認識処理と前記第2の文字認識処理の少なくともいずれか一方によって2文字目の文字が認識された場合に、前記第1の入力画面と前記第2の入力画面とのいずれか一方のみを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  14. 表示部と、
    表面に対して行われる接触を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、文字を認識する文字認識処理部と、
    前記文字認識処理部で認識された文字が、第1の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第1の機能の画面を前記表示部に表示させ、前記文字認識処理部で認識された文字が、第2の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第2の機能の画面を前記表示部に表示させる入力制御部と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
  15. 前記入力制御部は、前記文字認識処理部で認識された文字が、第1の機能で用いられる文字であるか、第2の機能で用いられる文字であるかを特定できない場合に、前記第1の機能の画面と前記第2の機能の画面の両方を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項14に記載の文字入力装置。
  16. 前記入力制御部は、前記第1の機能の画面と前記第2の機能の画面の両方を前記表示部に表示させた場合に、前記文字認識処理部で認識された次の文字が、第1の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第1の機能の画面のみを前記表示部に表示させ、前記文字認識処理部で認識された次の文字が、第2の機能で用いられる文字であれば、当該文字を入力した前記第2の機能の画面のみを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項15に記載の文字入力装置。
  17. 表示部と、表面に対する接触を検出するタッチセンサとを有する文字入力装置によって実行される文字入力方法であって、
    前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理を行うステップと、
    前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理を行うステップと、
    前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させるステップと
    を含むことを特徴とする文字入力方法。
  18. 表示部と、表面に対する接触を検出するタッチセンサを有する文字入力装置に、
    前記タッチセンサによって接触が検出された位置を結ぶ軌跡に基づいて、第1の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第1の文字認識処理を行うステップと、
    前記軌跡に基づいて、第2の機能に用いられる文字の集団に属する文字を認識する第2の文字認識処理を行うステップと、
    前記第1の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第1の機能のための第1の入力画面と、前記第2の文字認識処理によって認識された文字を入力した前記第2の機能のための第2の入力画面とのいずれか一方または両方を前記表示部に表示させるステップと
    を実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
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