JP2012046187A - ボトル - Google Patents
ボトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012046187A JP2012046187A JP2010184012A JP2010184012A JP2012046187A JP 2012046187 A JP2012046187 A JP 2012046187A JP 2010184012 A JP2010184012 A JP 2010184012A JP 2010184012 A JP2010184012 A JP 2010184012A JP 2012046187 A JP2012046187 A JP 2012046187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- circumferential groove
- body portion
- groove
- circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】有底筒状のボトル1であって、その胴部13には、該胴部13を、口部側の上側胴部17と底部側の下側胴部23とに区画し、かつボトル軸方向に収縮変形可能にする周溝16が全周にわたって延設され、周溝16を画成する両側面25、26のうちのいずれか一方の側面25に、当該周溝16の底面側から径方向の外側に向けて延びる小溝29が、周方向に間隔をあけて多数全周にわたって形成されている。
【選択図】図2
Description
したがって、前述のように胴部がボトル軸方向に収縮変形して、上側胴部および下側胴部のうち、前記一方の側面に連なる一方側の胴部が、他方側の胴部に向けて変位したときに、該一方側の胴部がボトル軸に対して傾くのを抑制することが可能になり、外観不良の発生を防ぐことができる。
また、多数の小溝が形成されていることから、前記一方の側面に折れ皺のような塑性変形が生ずるのを抑制することもできる。
以下、この共通軸をボトル軸Oといい、また、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側といい、底部14側を下側という。さらに、ボトル軸Oに直交する方向を径方向といい、ボトル軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
口部11と肩部12との接続部分に、全周にわたって延びるネックリング15が径方向の外側に向けて突設されている。
肩部12は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。肩部12には、縦溝12aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
本実施形態では、周溝16は、胴部13におけるボトル軸O方向のほぼ中央部に形成されている。また、胴部13は、例えば内圧が低下したとき、あるいはボトル軸O方向に圧縮荷重が加えられたときに、周溝16の溝幅が狭まることでボトル軸O方向に収縮変形する。
ここで、周溝16および環状溝17aそれぞれの底面は、凹曲面状に形成されており、周溝16の底面における曲率半径は、環状溝17aの底面の曲率半径より小さくなっている。
それぞれの減圧吸収パネル24は、胴部13の側面視で、前述のようなボトル軸O方向に対して傾斜する方向に長いほぼ長方形状を呈していて、周方向の大きさが、上方から下方に向かうに従い漸次狭くなっている。さらに図示の例では、各減圧吸収パネル24は、周溝16に下側から連通している。
また、下側胴部23において、周方向で隣り合う減圧吸収パネル24同士の間に位置する突部分23aは、胴部13の側面視で、前述のようなボトル軸O方向に対して傾斜する方向に長いほぼ三角形状を呈していて、周方向の大きさが、上方から下方に向かうに従い漸次広くなっている。
各角部27、28はそれぞれ、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。図示の例では、周溝16を画成する両側面25、26のうち、上側に位置して下側を向く上側面25と上側胴部17とを接続する上角部27の曲率半径が、下側に位置して上側を向く下側面26と下側胴部23とを接続する下角部28の曲率半径と同等になっている。
なお例えば、上角部27の曲率半径を下角部28の曲率半径より小さくする等して、上角部27および下角部28それぞれの曲率半径を互いに異ならせてもよい。
周溝16の下側面26は、上側面25より、ボトル軸Oに直交する水平面に対する傾斜角度が大きくなっている。例えば、上側面25の前記水平面に対する傾斜角度は10°以下、または5°以下(水平を含む)とされ、下側面26の前記水平面に対する傾斜角度は30°以下、または20°以上25°以下となっている。
図示の例では、小溝29は、上側面25から該上側面25に連なる上角部27に至っている。さらに本実施形態では、小溝29は、上側面25から上角部27を介して、上側胴部17のうち、環状溝17aが形成されている部分よりも下方に位置する下端部17bに至っている。
ここで、上側胴部17の下端部17bは、上側胴部17のうち、複数の環状溝17aが形成されている部分よりも外径が僅かに小さくなっている。また、上側胴部17の下端部17bの外径は、下側胴部23における前記突部分23aの外径と同等になっている。さらに、上角部27の下端から上側胴部17の下端部17bの上端にわたるボトル軸O方向の大きさは、環状溝17aの溝幅と同等になっている。
したがって、前述のように胴部13がボトル軸O方向に収縮変形して、周溝16の上側面25に連なる上側胴部17が、下側胴部23に向けて変位したときに、該上側胴部17がボトル軸Oに対して傾くのを抑制することが可能になり、外観不良の発生を防ぐことができる。
なお、小溝29の延びる方向は、前述のように胴部13がボトル軸O方向に収縮変形する際に、上側胴部17がボトル軸O方向に変位する態様に応じて、例えば、径方向に沿って平行であってもよいし、あるいは径方向および周方向の双方に交差する方向等であってもよく、適宜変更してもよい。さらに、小溝29は、周方向に等間隔をあけて多数配置してもよい。
また、周溝16の上側面25が、下側面26よりも、ボトル軸Oに直交する水平面に対する傾斜角度が小さくなっているので、ボトル1内が減圧することで胴部13がボトル軸O方向に収縮変形する際に、上側胴部17が下側胴部23に向けて変位し易くなり、前述の作用効果が顕著に奏功されることとなる。
また、減圧吸収パネル24が、周溝16に下側から連通しているので、ボトル1の減圧吸収性能をより一層高めることができる。
このボトル2の上側胴部17には、図3に示されるように、周溝16より深さが浅い第1環状溝18、19、および第2環状溝20、21が、全周にわたって延設されている。
第1環状溝18、19は、第2環状溝20、21と比べて溝幅が広く、かつ深さが深くなっている。また、第2環状溝20、21は、上側胴部17の上部および下部に各別に形成され、上側胴部17においてこれらの第2環状溝20、21同士の間に位置する部分に第1環状溝18、19がボトル軸O方向に間隔をあけて形成されている。さらに、ボトル軸O方向で隣り合う第1環状溝18、19および第2環状溝20、21同士の間の間隔は、互いに同等となっている。
そして本実施形態では、上側胴部17における上角部27との連結部分、つまり上側胴部17の下端部17bの外径が、下側胴部23における下角部28との連結部分の外径よりも大きくなっている。
図示の例では、上側胴部17の下端部17bは、上側胴部17において最も外径が大きくなっている。さらに、上側胴部17の下端部17bは、胴部13全体のなかで最も外径が大きくなっている。なお、上側胴部17の下端部17bは、前記突部分23aの外径よりも大きくなっている。
また、上側胴部17の下端部17bは、周方向の全周にわたって延設されるとともに径方向の外側に向けて膨出する環状膨出体となっている。
さらに、上角部27の曲率半径は下角部28の曲率半径より大きくなっている。なお、上角部27の曲率半径は、下角部28の曲率半径の例えば1.2倍以上1.8倍以下、または約1.5倍となっている。
また、減圧吸収パネル24は、前記実施形態に限らず例えば、ボトル軸O方向に沿って延びる長方形状に形成する等、適宜変更してもよい。
さらに、上側胴部17に、環状溝17a、第1環状溝18、19および第2環状溝20、21を形成しなくてもよい。
さらに、小溝29は、周溝16の下側面26に形成してもよい。
また、周溝16、環状溝17a、第1環状溝18、19および第2環状溝20、21それぞれの底面は、ボトル軸O方向に直線状に延在してもよい。
さらに、小溝29の形態は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
例えば、図1および図2に示すボトル1において、小溝29のうち、上側胴部17の下端部17bに位置する部分は、上方から下方に向かうに従い漸次周方向の大きさを大きくし、上角部27および上側面25に位置する部分は、全長にわたって周方向の大きさを同等にしてもよい。この構成において、小溝29のうち、上側胴部17の下端部17bに位置する部分における下端の周方向の大きさは、上角部27および上側面25に位置する部分の周方向の大きさと同等にしてもよい。
さらにまた、小溝29のうち、上角部27および上側面25に位置する部分の周方向の大きさを、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次大きくしてもよいし、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次大きくしてもよい。
11 口部
13 胴部
14 底部
16 周溝
17 上側胴部
23 下側胴部
25 上側面(一方の側面)
26 下側面(他方の側面)
27 上角部(角部)
28 下角部(角部)
29 小溝
O ボトル軸
Claims (3)
- 有底筒状のボトルであって、
その胴部には、該胴部を、口部側の上側胴部と底部側の下側胴部とに区画し、かつボトル軸方向に収縮変形可能にする周溝が全周にわたって延設され、
該周溝を画成する両側面のうちのいずれか一方の側面に、当該周溝の底面側から径方向の外側に向けて延びる小溝が、周方向に間隔をあけて多数全周にわたって形成されていることを特徴とするボトル。 - 請求項1記載のボトルであって、
前記上側胴部および下側胴部は、前記周溝を画成する側面に角部を介して各別に連なり、
前記小溝は、前記一方の側面から該一方の側面に連なる前記角部に至っていることを特徴とするボトル。 - 請求項1または2に記載のボトルであって、
前記周溝を画成する両側面のうち、前記一方の側面は他方の側面よりも、ボトル軸に直交する水平面に対する傾斜角度が小さくなっていることを特徴とするボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010184012A JP5775273B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-08-19 | ボトル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010172832 | 2010-07-30 | ||
JP2010172832 | 2010-07-30 | ||
JP2010184012A JP5775273B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-08-19 | ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012046187A true JP2012046187A (ja) | 2012-03-08 |
JP5775273B2 JP5775273B2 (ja) | 2015-09-09 |
Family
ID=45901548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010184012A Active JP5775273B2 (ja) | 2010-07-30 | 2010-08-19 | ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5775273B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015081095A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2015081096A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2016132502A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2016132503A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2017030779A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器 |
JP2017210279A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社吉野工業所 | ウエスト部を有するボトル |
JP2019048673A (ja) * | 2019-01-07 | 2019-03-28 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290736A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Nippon Foil Mfg Co Ltd | 合成樹脂製包装容器 |
WO2010018835A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | 株式会社吉野工業所 | ボトル |
-
2010
- 2010-08-19 JP JP2010184012A patent/JP5775273B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290736A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Nippon Foil Mfg Co Ltd | 合成樹脂製包装容器 |
WO2010018835A1 (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-18 | 株式会社吉野工業所 | ボトル |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015081095A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2015081096A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-04-27 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2016132502A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2016132503A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
JP2017030779A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器 |
JP2017210279A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社吉野工業所 | ウエスト部を有するボトル |
JP2019048673A (ja) * | 2019-01-07 | 2019-03-28 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5775273B2 (ja) | 2015-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5775273B2 (ja) | ボトル | |
CA3040674A1 (en) | Bottle | |
JP6307370B2 (ja) | ボトル | |
TWI564219B (zh) | bottle | |
JP5645598B2 (ja) | ボトル | |
JP6040013B2 (ja) | ボトル | |
JP5658251B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP6798770B2 (ja) | 円形ボトル | |
JP5986733B2 (ja) | ボトル | |
JP6043534B2 (ja) | ボトル | |
JP5793300B2 (ja) | ボトル | |
JP6326291B2 (ja) | スクイズ変形可能なボトル | |
JP7370248B2 (ja) | ボトル | |
JP6703898B2 (ja) | ウエスト部を有するボトル | |
JP6438834B2 (ja) | 角形ボトル | |
WO2015016030A1 (ja) | 減圧吸収ボトル | |
JP6335736B2 (ja) | ボトル | |
JP5835909B2 (ja) | ボトル | |
JP7068909B2 (ja) | ボトル | |
JP6925115B2 (ja) | ボトル | |
JP6670573B2 (ja) | 胴部にパネル部が形成されたボトル | |
JP7122855B2 (ja) | ボトル | |
JP2017154759A (ja) | 積み重ね可能なボトル | |
JP6902933B2 (ja) | ボトル | |
JP6335734B2 (ja) | ボトル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150416 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5775273 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |