JP2012045495A - 塗工装置、塗工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の一態様は、塗液が貯留される塗液供給タンク16と、塗液供給タンク16から供給される塗液を吐出するダイ10と、塗工終了時にダイ10より塗液を回収する塗液回収機構24とを有する塗工装置において、塗液回収機構24は、回収した塗液を貯留し、塗工開始時に塗液を排出してダイ10に供給すること、を特徴とする。
【選択図】 図3
Description
また、従来の第2の塗工装置による間欠塗工においては、塗液を循環させる循環配管を設置し、三方弁を切り替えることで、ダイへの塗液の供給の開始と停止を行っている。そして、塗工終了時において、ダイの直前に残留する塗液を塗液回収機構に回収することにより取り除いている。
がって、より確実に塗工開始時に所望の流量の塗液をダイへ供給でき、より確実に塗工開始時に所望の塗工厚みを実現することができる。
なお、本実施例の塗工装置は、例えば、リチウムイオン二次電池などの電池における電極板の製造方法のうち塗工工程を担う装置として使用される。
〔実施例1〕
まず、実施例1の塗工装置1の構成について説明する。図1は、実施例1の構成図である。
図1に示すように、実施例1の塗工装置1は、ダイ10、バックアップロール12、ウェブ14、塗液供給タンク16、ポンプ18、流量計20、遮断バルブ22、塗液回収機構24、制御部26などを有する。そして、ダイ10、塗液供給タンク16、ポンプ18、流量計20、遮断バルブ22は第1管路30に設けられており、塗液回収機構24は、ダイ10と遮断バルブ22との間にて第1管路30から分岐した第2管路32に設けられている。
ポンプ18は、第1管路30を介して塗液供給タンク16と接続され、塗液供給タンク16に貯蔵される塗液をダイ10に送る手段である。
次に、実施例2について説明する。以下の説明では、実施例1と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
実施例2の塗工装置2は、実施例1の塗工装置1と異なる点として、制御部26において、流量計20の測定結果をもとに塗液回収機構24から排出する塗液の流量を制御している。
実施例2の塗工装置2は、塗工開始時において、制御部26は、塗液供給タンク16から排出される塗液の流量の測定結果の情報を流量計20から取得し、この測定結果の情報をもとに、ダイ10に供給される塗液の流量が狙いの流量になるように、塗液供給タンク16から排出される塗液の流量と塗液回収機構24から排出する塗液の流量とを制御している。
次に、実施例3について説明する。以下の説明では、実施例1,2と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
まず、実施例3の塗工装置3の構成について説明する。図3は、実施例3の構成図である。
実施例3の塗工装置3は、実施例1,2の塗工装置1,2と異なる点として、塗液回収機構24とダイ10との間に設けられた第2管路32に流量計38を設けている。流量計38は、塗液回収機構24から排出される塗液の流量を測定する手段である。そして、制御部26に対し流量計38から測定流量の情報が伝達される。なお、流量計38の代わりに、圧力計を設け制御部26にて圧力計の測定結果をもとに塗液の流量を演算して算出するようにすれば、圧力計は一般に流量計よりも安価であるため、コストの低減を図ることができる。なお、流量計38、または、圧力計は、第2の測定手段であり、本発明の「機構流量測定手段」の一例である。
実施例3の塗工装置3は、塗工開始時において、流量計20にて測定された流量と流量計38にて測定された塗液の流量との合計が所望の流量になるように、塗液供給タンク16から排出される塗液の流量を制御し、かつ、塗液回収機構24から排出する塗液の流量を制御する。
次に、実施例4について説明する。以下の説明では、実施例1〜3と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
まず、実施例4の塗工装置4の構成について説明する。図4は、実施例4の構成図である。
実施例4の塗工装置4は、実施例1〜3の塗工装置1〜3と異なる点として、第1管路30における第2管路32との分岐点36が設けられた位置とダイ10が設けられた位置との間に、圧力計40が設けられている。圧力計40はダイ10へ供給される塗液の圧力を測定する。そして、制御部26に対し圧力計40から測定流量の情報が伝達され、制御部26で測定された圧力をもとに演算してダイ10へ供給される塗液の流量(第3の流量)(本発明の「ダイ供給流量」の一例)を算出する。なお、圧力計40の代わりに流量計を設けることも考えられるが、圧力計は一般に流量計よりも安価であるため、圧力計40を設けることによりコストの低減を図ることができる。なお、圧力計40、または、流量計は、第3の測定手段であり、本発明の「ダイ流量測定手段」の一例である。
実施例4の塗工装置4は、塗工開始時において、制御部26は、圧力計40の測定結果をもとに算出したダイ10へ供給される塗液の流量をもとに、ポンプ18の駆動を制御して塗液供給タンク16から排出される塗液の流量を制御し、かつ、塗液回収機構24から排出する塗液の流量を制御する。
以上のような実施例1〜4によれば、塗工開始時のポンプ18および塗液回収機構24から排出される塗液の流量とダイ10から吐出された塗液の流量の関係は、図5のようになる。
図5に示すように、ポンプ18から排出した塗液の流量と塗液回収機構24から排出した塗液の流量とが合わされることにより、ダイ10から吐出される塗液の流量は塗工開始時から立ち上がりが早くなり、少ない塗工距離で狙いの流量まで達することができる。
次に、塗液の流量の制御について行った評価結果について説明する。なお、以下の評価結果に示すダイ10から吐出された塗液がウェブ14に塗工された部分の塗工膜の膜厚変化は、流量の挙動と一致すると考えてよい。
図12に示すように、比較例に対して実施例1〜4は、比較例におけるような塗液回収機構24から廃棄するための配管41や廃液溜め42を設置していないので、装置のコストを低減できる。また、膜厚形状は実施例1よりも実施例2が良く、さらに、実施例2よりも実施例3,4のほうが良い結果が得られた。また、ロスの長さは、実施例1,2よりも実施例3が小さく、さらに、実施例3よりも実施例4が小さい結果を得ることができた。
10 ダイ
12 バックアップロール
14 ウェブ
16 塗液供給タンク
18 ポンプ
20 流量計
22 遮断バルブ
24 塗液回収機構
26 制御部
30 第1管路
32 第2管路
34 吐出口
36 分岐点
38 流量計
40 圧力計
41 配管
42 廃液溜め
44 逆止弁
46 逆止弁
50 塗工装置
Claims (7)
- 塗液が貯留される塗液供給タンクと、前記塗液供給タンクから供給される前記塗液を吐出するダイと、塗工終了時に前記ダイより前記塗液を回収する塗液回収機構とを有する塗工装置において、
前記塗液回収機構は、回収した前記塗液を貯留し、塗工開始時に前記塗液を排出して前記ダイに供給すること、
を特徴とする塗工装置。 - 請求項1の塗工装置において、
塗工開始時にて前記ダイに供給される前記塗液の流量が所望の流量になるように、前記塗液供給タンクから排出される前記塗液の流量であるタンク排出流量と前記塗液回収機構から排出される前記塗液の流量である機構排出流量とを制御する制御部を有すること、
を特徴とする塗工装置。 - 請求項2の塗工装置において、
前記タンク排出流量を測定するタンク流量測定手段を有し、
前記制御部は、塗工開始時にて、前記タンク流量測定手段により測定された前記タンク排出流量をもとに前記タンク排出流量と前記機構排出流量とを制御すること、
を特徴とする塗工装置。 - 請求項2の塗工装置において、
前記タンク排出流量を測定するタンク流量測定手段と、
前記機構排出流量を測定する機構流量測定手段と、を有し、
前記制御部は、塗工開始時にて、前記タンク流量測定手段により測定された前記タンク排出流量と前記機構流量測定手段により測定された前記機構排出流量との合計が所望の前記塗液の流量になるように、前記タンク排出流量と前記機構排出流量とを制御すること、
を特徴とする塗工装置。 - 請求項2の塗工装置において、
前記ダイへ供給される前記塗液の流量であるダイ供給流量を測定するダイ流量測定手段を有し、
前記制御部は、塗工開始時にて、前記ダイ流量測定手段により測定された前記ダイ供給流量をもとに前記タンク排出流量と前記機構排出流量とを制御すること、
を特徴とする塗工装置。 - 請求項5の塗工装置において、
前記ダイ流量測定手段は、前記塗液の圧力を測定する圧力計であること、
を特徴とする塗工装置。 - 塗液が貯留される塗液供給タンクと、前記塗液供給タンクから供給される前記塗液を吐出するダイと、塗工終了時に前記ダイより前記塗液を回収する塗液回収機構とを使用する塗工方法において、
前記塗液回収機構に回収して貯留した前記塗液を、塗工開始時に排出して前記ダイに供給すること、
を特徴とする塗工方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015058370A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 東レエンジニアリング株式会社 | 塗布装置および塗布方法 |
KR102670144B1 (ko) * | 2021-09-02 | 2024-05-29 | 스프레이시스템코리아 유한회사 | 분사 시스템 및 분사 시스템의 배관 청소 방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001129459A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布液塗布装置及び塗布液塗布方法 |
JP2002219400A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-08-06 | Hirano Tecseed Co Ltd | 塗工装置 |
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2010
- 2010-08-27 JP JP2010190504A patent/JP5593967B2/ja active Active
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