JP2012045469A - 集塵機のダスト排出装置および排出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集塵機に設けられてダストを収容するホッパの下部に配置されるダスト排出口を備えるとともにこのダスト排出口が、ホッパからのダストの流路を開閉する第1の開閉弁と、第1の開閉弁の下部に配置されてダストを下方へ導く中間流路と、中間流路の下部に配置されて中間流路を開閉する第2の開閉弁とを有する集塵機のダスト排出装置において、第1の開閉弁と第2の開閉弁との間の空間に気体を吹き込むための気体供給機構を備える集塵機のダスト排出装置である。
【選択図】図2
Description
図5に示すように、特許文献1〜4により開示された技術は、いずれも、集塵機下部のホッパ1の下部に二重弁(図5に示す例では上弁としてシール性を重視してスライドゲート弁2を配置するとともに、短管3を介して下弁としてバタフライ弁4を配置する)を備えるダスト排出口5を設け、スライドゲート弁2およびバタフライ弁4を個々に開閉操作して、ホッパ1の内部に堆積したダスト6を断続的に落下させることにより、外気の吸い込みを防止しながらダスト6を排出する。
(A)上弁(スライドゲート弁2)、短管3、および下弁(バタフライ弁4)により構成されるダスト排出口5を備える集塵機のダスト排出装置において、上弁2および下弁4で区切られた空間に気体(例えば空気)を、望ましくはこの空間内が外気に対して若干正圧になるように吹き込むことが可能な構成を採用することによって、上弁2および下弁4で区切られた空間内への外気流入を抑制または防止できるとともに、短管3〜上弁2の間に堆積するダスト6の流動化を図れること。
これらの本発明では、気体供給機構は、気体を、空間の内部の圧力が外気圧よりも高くなるように、吹き込み可能であることが望ましい。
焼結主排電機集塵機10の内部には、図1中の矢印方向へ向けて、図示しない焼結鉱製造設備から排出される排ガス11が流されている。排ガス11は、焼結主排電機集塵機10の下部に連通して配置されるダストホッパ12−1、12−2、12−3、12−4にそれぞれ分流される。
第1の開閉弁14は、ダストホッパ12−1からのダスト17の流路を開閉する。ここで、焼結主排系統は外気吸込みにより焼結鉱生産量が低下する。また、焼結主排ガス中に含まれるSOx分により酸露点腐食が発生する。さらに、外気吸込みによりガス温度が低下し酸露点腐食を促進させる。このため、上弁である第1の開閉弁14には、シール性が高いスライドゲート弁を用いることが望ましい。本例でもスライドゲート弁を用いる。
図2は、本発明に係るダストの排出装置22におけるダスト排出口13−1を拡大して示す説明図である。
気体供給機構23は、第1の開閉弁14と第2の開閉弁16との間の空間に気体を吹き込むためのものである。具体的には、図2に示すように、スライドゲート弁14とバタフライ弁16の間の中間流路15に、気体供給配管26を取り付けることによって、気体供給機構23を形成することが例示される。
気体として吹き込む空気は、乾燥しているほうがよい。また、腐食ガスの結露防止の観点で、供給前の空気を加熱してもよい。実際には、外気が常時流入する程度でないと中間流路15での結露および腐食は問題にならないと解される。
本発明では、ホッパ12−1の内部におけるダスト17の堆積状況の検出機構24と、この検出機構24の検出結果に基づいて気体供給機構23からの気体の吹き込み圧を制御する制御機構25とを備えることによって、ホッパ12−1の内部におけるダスト17の堆積状況を検出し、この検出の結果に基づいて気体の吹き込み圧を制御することが望ましい。
図1において、スライドゲート弁14およびバタフライ弁16のうちスライドゲート弁14を開くことによってホッパ12−1の内部に収容されたダスト17を中間流路15の内部に輸送する。次に、スライドゲート弁14を閉じた後にバタフライ弁16を開くことによってダスト17を排出する。
2 スライドゲート弁
3 短管
4 バタフライ弁
5 ダスト排出口
6 ダスト
10 焼結主排電機集塵機
11 排ガス
12−1〜12−4 ダストホッパ
13−1〜13−4 ダスト排出口
14 第1の開閉弁
15 中間流路
16 第2の開閉弁
17 ダスト
18 ポンプ
19 配管
20 スラリーピット
21 スラリー
22 ダスト排出装置
23 気体供給機構
24 検出機構
25 制御機構
26 気体供給配管
Claims (8)
- 集塵機に設けられてダストを収容するホッパの下部に配置されるダスト排出口を備えるとともに、該ダスト排出口が、前記ホッパからのダストの流路を開閉する第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁の下部に配置されて前記ダストを下方へ導く中間流路と、該中間流路の下部に配置されて該中間流路を開閉する第2の開閉弁とを有する集塵機のダスト排出装置において、
前記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁との間の空間に気体を吹き込むための気体供給機構を備えること
を特徴とする集塵機のダスト排出装置。 - 前記気体供給機構は、前記気体を、前記第1の開閉弁またはその近傍へ向けて、吹き込む請求項1に記載された集塵機のダスト排出装置。
- 前記気体供給機構は、前記気体を、前記空間の内部の圧力が外気圧よりも高くなるように、吹き込み可能である請求項1または請求項2に記載された集塵機のダストの排出装置。
- さらに、前記ホッパの内部におけるダストの堆積状況の検出機構と、該検出機構の検出結果に基づいて前記気体供給機構からの気体の吹き込み圧を制御する制御機構とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された集塵機の排出装置。
- 集塵機に設けられてダストを収容するホッパの下部に配置されるとともに、前記ホッパからのダストの流路を開閉する第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁の下部に配置されて前記ダストを下方へ導く中間流路と、該中間流路の下部に配置されて該中間流路を開閉する第2の開閉弁とを有するダスト排出口を備える集塵機のダスト排出装置を用い、閉められた前記第1の開閉弁および前記第2の開閉弁のうちの該第1の開閉弁を開くことによって前記ホッパの内部に収容されたダストを前記中間流路の内部に輸送し、前記第1の開閉弁を閉じた後に前記第2の開閉弁を開くことによって前記ダストを排出する集塵機の排出方法において、
前記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁との間の空間に気体を吹き込むこと
を特徴とする集塵機のダスト排出方法。 - 前記気体を、前記第1の開閉弁またはその近傍へ向けて、吹き込む請求項5に記載された集塵機のダスト排出方法。
- 前記気体を、前記空間の内部の圧力が外気圧よりも高くなるように、吹き込む請求項5または請求項6に記載された集塵機のダスト排出方法。
- 前記ホッパの内部におけるダストの堆積状況を検出し、該検出の結果に基づいて前記気体の吹き込み圧を制御することを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載された集塵機のダスト排出方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101329733B1 (ko) | 2012-07-27 | 2013-11-20 | 케이씨코트렐 주식회사 | 순산소 연소용 전기 집진기 |
CN112128773A (zh) * | 2020-09-21 | 2020-12-25 | 长兴新城环保有限公司 | 一种具有飞灰减量化处理系统的垃圾焚烧炉 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59185711A (ja) * | 1983-04-06 | 1984-10-22 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高炉除塵器における切出し制御方法 |
JPH0189944U (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-13 | ||
JPH10113524A (ja) * | 1996-10-09 | 1998-05-06 | Ishikawajima Constr Mach Co | ダスト収集装置 |
-
2010
- 2010-08-25 JP JP2010188565A patent/JP2012045469A/ja active Pending
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