JP2012044628A - 帯域整合回路及び無線通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低周波帯域での広帯域整合を図ることができると共に、高周波帯域における整合の乱れを防止することができる帯域整合回路を提供する。
【解決手段】帯域整合回路1は、フィルタ回路2を伝送線路15に接続させ、スタブ3をフィルタ回路2の後段に接続した構成になっている。フィルタ回路2は、T型フィルタであり、1対のインダクタ21,22と1つのキャパシタ23とで構成されている。このようなフィルタ回路2は、給電部110とアンテナ120との間で送受信する所望の低周波帯域の信号S1を通すが、この帯域の周波数よりも高い周波数を有する信号S2を阻止する。スタブ3は、オープンスタブであり、スタブ3とフィルタ回路2との全体の電気長が、低周波帯域を広帯域化することができるように設定されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、無線通信機のアンテナやパワーアンプ等で使用される帯域整合回路及び無線通信機に関するものである。
スタブは、回路の所定箇所のインピーダンスを調整するために用いられるものであり、無線通信機の帯域整合回路等、各種の回路に設けられている。
スタブを用いた技術としては、例えば、特許文献1に開示の整合回路がある。この技術は、信号の伝送線路上にスタブ部を設け、このスタブ部の先端を、少なくとも2本以上の先端開放スタブに分岐し、そのうち少なくとも一本のスタブには任意値の容量値を有するキャパシタを挿入して、広帯域整合を図るものである。
また、特許文献2に開示の電力分配回路のように、スタブを用いることで、回路規模を大きくすることなく、容易に所望の電力分配比を得ることができる技術もある。
さらに、特許文献3に開示のフィルタ回路のように、マイクロストリップ線路と誘電体共振器とを蜜結合状態にし、先端開放の並列容量性スタブをこれらの結合点端に形成して、トラップ周波数近傍における通過帯域の特性劣化を改善した技術がある。
特開2003−264407号公報 特開2001−196816号公報 特開平09−331202号公報
しかし、スタブを用いた上記従来の技術では、スタブに繰り返し現れる高調波を意識しておらず、高調波において、インピーダンスが所望値からかけ離れてしまうという問題が生じる。
例えば、特許文献1の整合回路では、キャパシタが挿入されていない先端開放のスタブにおいて、低周波帯域における広帯域整合を図ると、このスタブで共振する高調波等の高周波帯域において、インピーダンスが乱れ、整合が取れなくなるおそれがある。
特許文献2及び特許文献3の技術においても同様であり、低周波帯域では、期待通りに動作するが、高周波帯域では、動作が乱れるおそれがある。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、低周波帯域での広帯域整合を図ることができると共に、高周波帯域における整合の乱れを防止することができる帯域整合回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、低周波帯域の信号と高周波帯域の信号とを伝送するための伝送線路に設けられ、入力端が伝送線路に接続されたフィルタ回路と、基端部がフィルタ回路の出力端に接続されたスタブとを備える帯域整合回路であって、フィルタ回路は、低周波帯域の信号の波長に対応した周波数よりも高い周波数を有する信号を阻止する構成とした。
かかる構成により、低周波帯域の信号が、伝送線路を通ると、フィルタ回路を通じてスタブに入力する。この低周波帯域の信号は、スタブとフィルタ回路とで構成される当該帯域整合回路で共振する。このため、低周波帯域において、広帯域整合が実現する。
一方、低周波帯域の信号の高調波等、高周波帯域の信号がスタブで共振すると、当該高周波帯域において、整合が取れなくなるおそれがある。
しかし、この発明は、フィルタ回路が伝送線路とスタブとの間に設けられ、低周波帯域の信号の波長に対応した周波数よりも高い周波数を有する信号を阻止するので、高周波の信号がスタブに入力して共振することはない。この結果、当該帯域整合回路が設けられている部位において、当該高周波帯域における整合が維持される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の帯域整合回路において、スタブは、セラミックスブロックの上に形成されている構成とした。
かかる構成により、Q値が高いセラミックスブロックを用い、この上にスタブを形成することで、Q値が悪い基板でも広帯域の整合が可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の帯域整合回路において、フィルタ回路は、インダクタとキャパシタとで構成されるL型フィルタ,T型フィルタ又はπ型フィルタのいずれかである構成とした。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の帯域整合回路において、スタブは、基端部がフィルタ回路の出力端に接続され且つ先端部が開放されたオープンスタブである構成とした。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の帯域整合回路において、スタブは、基端部がフィルタ回路の出力端に接続され且つ先端部が接地されたショートスタブである構成とした。
また、請求項6の発明に係る無線通信機は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の帯域整合回路を備える構成とした。
以上詳しく説明したように、請求項1ないし請求項5の発明に係る帯域整合回路によれば、低周波帯域での信号をスタブに通し、高周波帯域の信号がスタブに入ることをフィルタ回路によって阻止するので、低周波帯域における広帯域整合を実現することができると共に、高周波帯域における整合の乱れを防止することができるという優れた効果がある。
また、請求項6の発明によれば、整合性に優れた高性能の無線通信機を提供することができるという優れた効果がある。
この発明の第1実施例に係る帯域整合回路を備えた無線通信機のブロック図である。 第1実施例の帯域整合回路が実装された基板の平面図である。 帯域整合回路を拡大して示す平面図である。 伝送線路上に何も設けていない場合の作用及び効果を説明するための概略図である。 図4の構造におけるリターンロスを示す線図である。 伝送線路上にスタブのみを設けた場合の作用及び効果を説明するための概略図である。 図6の構造におけるリターンロスを示す線図である。 この実施例の帯域整合回路を伝送線路上に設けた場合の作用及び効果を説明するための概略図である。 図8の構造におけるリターンロスを示す線図である。 シミュレーションの結果を示す線図である。 シミュレーションに用いられたフィルタ回路の特性を示す線図である。 この発明の第2実施例に係る帯域整合回路の要部を示す概略断面図である。 この発明の第3実施例に係る帯域整合回路を実装した基板の平面図である。 フィルタ回路の変形例を示す回路図である。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、この発明の第1実施例に係る帯域整合回路を備えた無線通信機のブロック図であり、図2は、第1実施例の帯域整合回路が実装された基板の平面図である。
この実施例の帯域整合回路は、図1に示す無線通信機に設けられている。
この無線通信機は、周知の携帯電話であり、BB(Base Band)部100と、RF(Radio Frequency)部110とアンテナ120とを備えている。
RF部110において、ミキサ112と送信フィルタ113とパワーアンプ114とが、送信回路を形成している。これにより、BB部100からのIF(Intermediate Frequency)信号の周波数を、ミキサ112と発振器119とで増加させてRF信号を生成し、送信フィルタ113で、所望の周波数だけを通過させ、パワーアンプ114によって、RF信号の電力を増幅する。一方、ローノイズアンプ115と受信フィルタ116とミキサ117と中間周波数フィルタ118とが、受信回路を形成している。これにより、アンテナ120で、受信したRF信号を、ローノイズアンプ115でノイズを除きながら増幅し、受信フィルタ116で所望の周波数のみを通過させた後、その周波数を、ミキサ117と発振器119とで減少させ、中間周波数フィルタ118により、所望のIF信号だけを通過させて、BB部100に送る。このような送信回路と受信回路の切換は、アンテナスイッチ111で行われる。
上記のような無線通信機において、符号1が、この実施例の帯域整合回路であり、RF部110とアンテナ120とを繋ぐ伝送線路15上に設けられている。
具体的には、図2に示すように、非グランド領域11とグランド領域12とが、図1の無線通信機が備える基板10上に設けられている。アンテナ120に対する給電部であるRF部110(以下、「給電部110」と記す)は、グランド領域12側に設けられ、アンテナ120は、非グランド領域11上に設けられている。そして、フィルタ回路2とスタブ3とで構成される帯域整合回路1が、非グランド領域11上にパターン形成された伝送線路15に接続されている。なお、図1及び図2には図示しないが、ベタのグランド層13が、基板10の裏面に設けられており、伝送線路15は、マイクロストリップラインとして機能する。
図3は、帯域整合回路を拡大して示す平面図である。
図3に示すように、帯域整合回路1は、フィルタ回路2を伝送線路15に接続させ、スタブ3をフィルタ回路2の後段に接続した構成になっている。
フィルタ回路2は、T型フィルタであり、直列に接続された1対のインダクタ21,22とインダクタ21,22の間から分岐した1つのキャパシタ23とで構成されている。 具体的には、インダクタ21の一方端21aが、伝送線路15に接続されて、フィルタ回路2の入力端をなし、また、インダクタ22の他方端22bが、スタブ3の基端部31に接続されて、フィルタ回路2の出力端をなす。そして、キャパシタ23の一方端がインダクタ21,22の他方端21b,一方端22aの接続点に接続され、他方端が基板裏面のグランド層13に接地されている。
このようなフィルタ回路2は、給電部110とアンテナ120との間で送受信する所望の低周波帯域の信号S1を通すが、この帯域の周波数よりも高い周波数を有する信号S2を阻止する機能を有する。インダクタ21,22の値及びキャパシタ23の値は、フィルタ回路2がかかる機能を発揮するように設定されている。
一方、スタブ3は、先端部32が開放されたオープンスタブであり、このスタブ3とフィルタ回路2との全体の電気長が、上記低周波帯域を広帯域化することができるように設定されている。
次に、この実施例の帯域整合回路が示す作用及び効果について説明する。
図4は、伝送線路15上に何も設けていない場合の作用及び効果を説明するための概略図であり、図5は、図4の構造におけるリターンロスを示す線図であり、図6は、伝送線路15上にスタブのみを設けた場合の作用及び効果を説明するための概略図であり、図7は、図6の構造におけるリターンロスを示す線図であり、図8は、この実施例の帯域整合回路1を伝送線路15上に設けた場合の作用及び効果を説明するための概略図であり、図9は、図8の構造におけるリターンロスを示す線図である。
図4に示すように、フィルタ回路2やスタブ3を伝送線路15に設けていない場合においては、図5のリターンロス曲線A1に示すように、帯域幅d1の範囲で整合が取れ、周波数f1,f2の高調波である周波数f3,f4を含む高周波帯域では、帯域幅Dの範囲で整合が取れる。すなわち、帯域幅d1内の低周波信号S1と帯域幅D内の高周波信号S2とを、正常に送受信することができる。
しかし、この図5から明らかなように、低周波帯域の整合範囲d1は、高周波帯域の整合範囲Dに比べて狭い。したがって、低周波においては、狭い帯域での送受信のみ可能となる。
低周波において、広い帯域で送受信を可能にしたい場合には、図6に示すように、伝送線路15上にスタブ30を設けて、低周波帯域の整合範囲を広げる必要がある。
具体的には、図5に示した帯域d1を広帯域化することができる長さのスタブ30を伝送線路15に突設する。これにより、当該低周波の信号S1がスタブ30で共振し、図7のリターンロス曲線A2に示すように、周波数f1〜f2を含む低周波帯域での整合範囲がd1からd2に広がり、広帯域での送受信が可能となる。
しかし、スタブ30を用いると、上記低周波の信号S1の高調波の信号S2も、スタブ30の影響を受けるため、リターンロスが良好な周波数f3〜f4の高周波帯域において、リターンロスが異常に高くなる部分Bが生じてしまう場合がある。つまり、帯域Dでのリターンロスが暴れ出し、整合が不可能な状態になり、高周波信号S2の送受信に支障をきたすこととなる。
これに対して、図8に示すように、この実施例の帯域整合回路1を伝送線路15上に設けると、フィルタ回路2が、低周波帯域の信号S1をスタブ3側に通す。そして、スタブ3とフィルタ回路2との全体の電気長が、低周波帯域幅を広げるように設定されているので、信号S1が帯域整合回路1で共振し、図9のリターンロス曲線A3に示すように、周波数f1〜f2を含む帯域範囲d2での整合が維持され、かかる広い範囲において、信号S1の送受信が可能となる。
一方、周波数f3〜f4の高周波帯域における信号S2に対しては、フィルタ回路2が阻止するので、この信号S2のスタブ3への入力は抑制される。したがって、帯域整合回路1は、この信号S2によって共振しないので、周波数f3〜f4の高周波帯域Dにおいて、リターンロスは許容値以下に維持され、暴れ出すことはない。このため、高周波帯域においても、広い範囲Dで整合が取れ、この範囲での信号S2の正常な送受信が可能となる。
かかる効果を確認すべく、発明者等は、次のようなシミュレーションを行った。
図10は、シミュレーションの結果を示す線図であり、図11は、シミュレーションに用いられたフィルタ回路2の特性を示す線図である。
このシミュレーションでは、伝送線路15が50Ωの特性インピーダンスを有し、この伝送線路15を通じて給電部110に接続されたアンテナ120により、4方式の通信を行う場合を想定した。具体的には、GSM(Global System for Mobile Communications)850とGSM900による低周波帯域の送受信とDCS(Digital Cellular System)1800とPCS(Personal Communication Service )1900による高周波帯域の送受信とを行う場合を想定した。
まず、図4に示したと同様に、伝送線路15に何も設けずに、周波数700MHz〜2300MHzの範囲で、伝送線路15部分のリターンロスを測定した。
すると、図10における破線のリターン曲線C1で示すように、低周波帯域において、824MHz〜960MHzの帯域幅d1が確保され、高周波帯域においては、1710MHz〜1990MHzの帯域幅Dが確保されることを確認した。
次に、図6に示したと同様に、長さ145mmで特性インピーダンスが50Ωのスタブ30を伝送線路15に突設して、周波数700MHz〜2300MHzの範囲で、スタブが設けられた伝送線路15部分のリターンロスを測定した。
すると、図10における二点鎖線のリターン曲線C2で示すように、低周波帯域において、824MHz〜960MHzの帯域幅d1よりも広い帯域幅d2が確保され、高周波帯域においては、帯域幅Dが維持された。しかし、帯域幅D内において、リターンロスが上下に暴れ、この帯域での整合性が大きく劣化した。
そこで、図8に示したと同様に、フィルタ回路2とスタブ3とで構成された帯域整合回路1を伝送線路15に設けた。このとき、長さが55mmで特性インピーダンスが50Ωのスタブ3を用いた。また、フィルタ回路2には、共に12nHのインダクタ21,22と、2.0pFのキャパシタ23を用いた。
フィルタ回路2は、低周波の帯域d2の周波数よりも高い周波数の信号入力を阻止する回路であり、図11の実線のリターンロス曲線S11で示すように、824MHz〜960MHzを含む低周波帯域の信号に対するリターンロスを小さくし、周波数1710MHz〜1990MHzを含む高周波帯域の信号に対するリターンロスを非常に大きくする。これに対応して、破線の挿入損失曲線S21で示すように、824MHz〜960MHzを含む低周波帯域の信号に対する挿入損失を小さくし、周波数1710MHz〜1990MHzを含む高周波帯域の信号に対する挿入損失を非常に大きくする。
かかる状態で、周波数700MHz〜2300MHzの範囲で、帯域整合回路1が設けられた伝送線路15部分のリターンロスを測定した。
すると、図10における実線のリターン曲線C3で示すように、低周波帯域において、広い帯域幅d2が維持されると共に、高周波帯域の帯域幅D内において、リターンロスの変動が抑えられていた。
このように、この実施例の帯域整合回路1を、給電部110とアンテナ120とを繋ぐ伝送線路15に適用することで、高周波の広い帯域幅を維持しつつ、低周波の帯域幅を広くすることができ、低周波帯域においても、広帯域整合を図ることができることを確認した。
なお、この実施例では、図1に示したように、帯域整合回路1を給電部110とアンテナ120とを繋ぐ伝送線路15上に設けたが、図1の二点鎖線で示すように、帯域整合回路1をRF部110のアンテナスイッチ111とパワーアンプ114とを繋ぐ伝送線路16上に設けることもできる。これにより、パワーアンプ114の整合改善を図ることができる。
(実施例2)
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図12は、この発明の第2実施例に係る帯域整合回路の要部を示す概略断面図である。
この実施例の帯域整合回路1では、スタブ3を、セラミックスブロック4の上に形成した。
かかる構成により、セラミックスブロック4として、例えば、Q値が高いセラミックスを用い、この上にスタブ3を形成することで、例えば、、ガラスエポキシ等のQ値が悪い基板10でも広帯域の整合が可能となる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
(実施例3)
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図13は、この発明の第3実施例に係る帯域整合回路を実装した基板の平面図である。
図13に示すように、フィルタ回路2に接続されたスタブ3は、ショートスタブである。具体的には、スタブ3の先端部32が、基板10の裏面のグランド層13に接続されている。そして、フィルタ回路2とショートスタブであるスタブ3との全体の電気長が、低周波帯域を広帯域化することができるように設定されている。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、フィルタ回路2として、T型のフィルタ回路を適用したが、図14の(a)に示すように、インダクタ21とキャパシタ23とで構成したL型のフィルタ回路2′や、図14の(b)に示すように、インダクタ21とキャパシタ23,24とで構成したπ型のフィルタ回路2′′を適用することもできる。
1…帯域整合回路、 2,2′,2′′…フィルタ回路、 3,30…スタブ、 4…セラミックスブロック、 10…基板、 11…非グランド領域、 12…グランド領域、 13…グランド層、 15,16…伝送線路、 21,22…インダクタ、 23,24…キャパシタ、 100…ベースバンド部、 110…給電部、 111…アンテナスイッチ、 112,117…ミキサ、 113…送信フィルタ、 114…パワーアンプ、 115…ローノイズアンプ、 116…受信フィルタ、 118…中間周波数フィルタ、 119…発振器、 120…アンテナ。

Claims (6)

  1. 低周波帯域の信号と高周波帯域の信号とを伝送するための伝送線路に設けられ、入力端が上記伝送線路に接続されたフィルタ回路と、基端部が上記フィルタ回路の出力端に接続されたスタブとを備える帯域整合回路であって、
    上記フィルタ回路は、上記低周波帯域の信号の波長に対応した周波数よりも高い周波数を有する信号を阻止する、
    ことを特徴とする帯域整合回路。
  2. 上記スタブは、セラミックスブロックの上に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯域整合回路。
  3. 上記フィルタ回路は、インダクタとキャパシタとで構成されるL型フィルタ,T型フィルタ又はπ型フィルタのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帯域整合回路。
  4. 上記スタブは、基端部が上記フィルタ回路の出力端に接続され且つ先端部が開放されたオープンスタブである、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の帯域整合回路。
  5. 上記スタブは、基端部が上記フィルタ回路の出力端に接続され且つ先端部が接地されたショートスタブである、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の帯域整合回路。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の帯域整合回路を備える、
    ことを特徴とする無線通信機。
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