JP2012043664A - 開閉器,開閉器ユニット,スイッチギヤ及びスイッチギヤを搭載した風車 - Google Patents

開閉器,開閉器ユニット,スイッチギヤ及びスイッチギヤを搭載した風車 Download PDF

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Abstract

【課題】継続使用を可能にする開閉器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る開閉器は、ばね接点15A,15Bを有する接地断路部可動導体14と、ばね接点15A,15Bと接触する固定電極11と、操作器に接続され、接地断路部可動導体14に操作器の駆動力を伝達する絶縁ロッド25とを備え、接地断路部可動導体14が、絶縁ロッド25の回転に伴って絶縁ロッド25の周囲を直線状に移動する開閉器であって、絶縁ロッド25には金属製のネジ部17が接続され、接地断路部可動導体14は金属製のネジ部17と嵌め合う金属製のネジ部16を有しており、絶縁ロッド25に接続されるネジ部17は接地断路部可動導体14の内部に位置することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開閉器等に関するものであり、特に軸方向を中心に小型化を実現可能なものに関する。
開閉器は、発電機で発電した電力を送電・受電・配電する上で、事故部を解列する等の役割を果たしている。
開閉器の一種である従来の断路器として、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載の断路器は、内周面にネジ山が形成される固定接点側可動導体と、ネジ山が形成されて、内部中空部に挿入される絶縁シャフトとを有しており、絶縁シャフトが一方向に回転すると、固定接点側可動導体が直線移動するものである。
特開2006−318919号公報
しかし、特許文献1に記載の断路器では、絶縁シャフト自体にネジ山を形成し、固定接点側可動導体の内周面に形成されたネジ山と噛み合うようにしているが、そもそも絶縁物と金属部材である導体とでネジ構造を形成した場合、使用の度に絶縁物が金属部材により削られてしまうため、継続使用に到底耐え得るものでない。
そこで、本発明では継続使用を可能にする開閉器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る開閉器では可動接点部を有する可動導体と、前記可動接点部と接触する固定接点部と、操作器に接続され、前記可動導体に前記操作器の駆動力を伝達する絶縁ロッドとを備え、前記可動導体が、前記絶縁ロッドの回転に伴って該絶縁ロッドの周囲を直線状に移動する開閉器であって、前記絶縁ロッドには金属製のネジ部が接続され、前記可動導体には前記金属製のネジ部と嵌め合う別の金属製のネジ部を有しており、前記絶縁ロッドに接続される前記ネジ部は前記可動導体の内部に位置することを特徴とする。
本発明によれば、継続使用を可能にする開閉器を提供することができる。
実施例1に係る開閉器を搭載した開閉器ユニットの側断面図であり、電圧・電流の投入状態を示す図である。 図1に示す本発明の開閉器ユニットの動作を説明するための単相結線図である。 図1の開閉器ユニットの遮断状態の動作を説明するための側断面図である。 図1の開閉器ユニットの断路状態の動作を説明するための側断面図である。 図1の開閉器ユニットの接地前期状態の動作を説明するための側断面図である。 図1の開閉器ユニットの接地状態の動作を説明するための側断面図である。 実施例1に係る開閉器の可動導体部の構造を説明するための側断面図である。 図7に示す可動導体部の長手方向中央部分の横断面図である。 図7に示す可動導体部のガイドの形状を説明するための上視図である。 図1の開閉器ユニットの接地断路部の中間固定電極の形状を説明するための上視図である。 実施例2に係る3相の回路用切り替え装置の開閉器ユニットの側断面図である。 図11に示す本発明の開閉器ユニットで構成した3相3回路用切り替え装置の平面図である。 図11に示す本発明の開閉器ユニットで構成した3相3回路用切り替え装置の正面図である。 実施例3に係る開閉器ユニットの側断面図である。 実施例3に係る三相交流一相分の平面図である。 実施例3に係る開閉器ユニットの正面図である。 実施例4に係るスイッチギヤの側断面図である。
以下、上記本発明の実施に好適な実施例について説明する。
実施例1に係る開閉器である接地断路部10を含む開閉器ユニットについて、図1ないし図10を用いて説明する。
図1では、電流の投入状態を示している。
図1における開閉器ユニットは、真空バルブ1,接地断路部10,母線用ブッシング40及びケーブル用ブッシング42から概略構成されており、これらはエポキシ等の固体絶縁物30により一体注型されている。そして、固体絶縁物30の外側は、母線用ブッシング40,ケーブル用ブッシング42の外側を除き、作業者等の感電事故を防ぐべく、導電塗装されており、該導電塗装は接地されている。そして、母線用ブッシング40には固体絶縁母線60が接続され、ケーブル用ブッシング42にはケーブルヘッド56が接続されており、固体絶縁母線60とケーブルヘッド56の表面は接地されている。母線用ブッシング40,ケーブル用ブッシング42の導電塗装していない面は、固体絶縁母線60,ケーブルヘッド56の絶縁ゴム面との嵌め合いで構成した界面絶縁構造により絶縁耐力を確保している。固体絶縁母線60とケーブルヘッド56の表面が接地されているので、作業者等の安全は確保される。
真空バルブ1について、以下説明する。真空バルブ1は、固定側セラミックス絶縁筒2Aと可動側セラミックス絶縁筒2Bとの両端を固定側端板3A及び可動側端板3Bで封止することで構成され、かつ内部を真空とした真空容器内に、固定側電極6A及び固定側電極6Aと対向する可動側電極6Bと、固定側電極6Aと接続される固定側ホルダ7Aと、可動側電極6Bと接続される可動側ホルダ7Bと、上記したセラミックス絶縁筒を電流の開閉時に電極から飛散するアークから保護するためのアークシールド5と、真空容器内の真空状態を保ったまま可動側ホルダ7Bの動作を可能とするベローズ9と、ベローズ9をアークから保護するためのベローズシールド8とを備えている。真空バルブ1は、可動側端板3B及び可動側ホルダ7Bに接続されたベローズ9によって内部の真空を維持しながら可動側電極6B,可動側ホルダ7Bを軸方向に移動することで投入・遮断状態を切り替えている。固定側ホルダ7Aはケーブル用ブッシング42内に配置されているケーブル用ブッシング中心導体43と接続されており、母線側からの電力を負荷側へと供給できるようになっている。可動側ホルダ7Bは、真空バルブ用絶縁操作ロッド20及び連結ロッド23を介して、図示しない操作器側に接続されており、該操作器の操作力によって駆動される。真空バルブ1の外側は固体絶縁物30で覆われており、固定側セラミックス絶縁筒2Aと固定側端板3Aとの接続部の周囲には、該接続部における固定側セラミックス絶縁筒2A,固定側端板3A及び固体絶縁物30との境界における電界集中を緩和するための固定側電界緩和シールド4Aが配置され、可動側セラミックス絶縁筒2Bと可動側端板3Bとの接続部の周囲には、該接続部における可動側セラミックス絶縁筒2B,可動側端板3B及び固体絶縁物30との境界における電界集中を緩和するための可動側電界緩和シールド4Bが配置されている。
次に、接地断路部10について説明する。接地断路部10は、母線用ブッシング40内に配置されている母線用ブッシング中心導体41を介して母線側へと接続される母線側固定電極11と、母線側固定電極11と反対側に位置して接地電位である接地断路部接地側固定電極13と、両固定電極の中間に位置し、フレキシブル導体45を介して上記した真空バルブ側の可動側ホルダ7Bと電気的に接続される接地断路部中間固定電極12A,12Bの各固定電極を備えており、内部は乾燥空気で覆っている。尚、内部を覆うものとしては乾燥空気に限るものではなく、特に環境適合性を上げるにはN2、及びCO2等の地球温暖化係数の低い気体で絶縁するのが良い。SF6ガスは絶縁性能が良いが、地球温暖化係数が23,900と高いため、SF6ガスが周囲に漏れないよう密封することが重要である。また、母線側固定電極11の周囲には母線側シールド31が配置され、接地断路部中間固定電極12Bの周囲には可動側シールド32がそれぞれ配置されている。尚、母線側シールド31と母線側固定電極11と母線用ブッシング中心導体41を鋳造などで1つの部品として製作することも可能であり、1つの部品として製作することで、製作過程を一本化でき工期の短縮及び製造コストの低減につながる。ここで、上記した各固定電極11,12A,12B,13は直線上に配置され、内径はいずれも等しくしている。各固定電極に対して円筒状の接地断路部可動導体14が接地断路部10内を直線状に移動することによって、閉・断路・接地の3位置に切り替えることが可能となる。接地断路部可動導体14は、主として、銅,アルミなど、導電率の高い金属で製作され、接地断路部可動導体14の内側には接地断路部可動導体14に固定されて金属製の雌ネジ16が設置されている。また、雌ネジ16の内側には雌ネジ16と対になる金属製の雄ネジ17が配置されており、雄ネジ17は接地断路部用絶縁操作ロッド25を介して電動モータ81に接続されている。そして、接地断路部用絶縁操作ロッド25と電動モータ81との間には、気密を保ったまま電動モータ81が回転し、接地断路部用絶縁操作ロッド25を回転させることができる様、即ち、回転シールできるようにOリング82が配置されている。電動モータ81で接地断路部用絶縁操作ロッド25を介して雄ネジ17を回転させることにより、雄ネジ17と対になる雌ネジ16が直線方向に駆動し、それに伴って雌ネジ16が固定されている接地断路部可動導体14も直線方向に駆動することになる。また、接地断路部可動導体14の外周部の下部と上部には、接地断路部可動導体14の可動を妨げずに、かつ弾性力により確実に接触を実現できるようにするべく、上述した接地断路部の各固定電極と接触し、接地断路部可動導体14と共に動作するばね接点15A,15Bが配置されている。
上記した真空バルブ1の真空バルブ用絶縁操作ロッド20及び接地断路部10の接地断路部用絶縁操作ロッド25は気体中で絶縁され、絶縁性能が確保されており、さらに真空バルブ用絶縁操作ロッド20,接地断路部用絶縁操作ロッド25フレキシブル導体45及び接地断路部中間固定電極12Bを取り囲んで、固体絶縁物30に埋め込まれた操作ロッド側シールド33が配置されることで、操作ロッド周囲の更なる電界の低減に加えて、フレキシブル導体45や接地断路部中間固定電極12Bの電界も低減しており、操作ロッド周囲の絶縁性能を確保しつつ小型化を図っている。
接地断路部10,接地断路部用絶縁操作ロッド25の周囲、及び、真空バルブ用絶縁操作ロッド20の周囲は区分されておらず、同様な気体により絶縁されている。この気体絶縁部分を、固体絶縁物30,金属板35,ゴムベローズ等のフレキシブルな隔離壁36,接地断路部接地側固定電極13及びOリング82により密閉構造とし、外気から隔離している。これにより、湿度上昇や結露による絶縁性能の低下や、絶縁物表面への塵埃付着や塩分付着による絶縁性能の劣化が長期間に渡って防止され、長期間にわたる絶縁信頼性を確保すると共に、絶縁信頼性向上に伴って小型化することも可能としている。このような点は、特に洋上風車に用いられるスイッチギヤの適用については、湿度上昇及び塩分付着防止が重要な課題となることから、本構成は好適となる。また、隔離壁36を導電性とすることにより、ユニット全体を確実に接地でき、非定常作業時でも安全性を高めることができる。
図2は、本実施例における開閉器ユニットを3回路切り替え用開閉器に適用した場合の単相結線図であり、図1の構成の開閉器ユニット3つが共通母線50で接続された構成である。母線用ブッシング40に共通母線50が接続されることにより、3回路切り替え用開閉器が構成されている。図2において、図1の接地断路部母線側固定電極11が接地断路部固定接点51A,51B,51Cに、図1の接地断路部可動導体14が接地断路部可動接点53A,53B,53Cに、図1の接地断路部接地側固定電極13が接地断路部接地接点52A,52B,52Cに、図1の真空バルブ1の固定側電極6Aが電流開閉部固定接点54A,54B,54Cに、可動側電極6Bが電流開閉部可動接点55A,55B,55Cにそれぞれ対応し、ケーブル用ブッシング42にはケーブルヘッド56A,56B,56Cが接続される。接地断路部可動接点53A,53B,53Cを閉位置に切り替えた後に、電流開閉部可動接点55A,55B,55Cを閉位置に投入することで、共通母線50と各ケーブルヘッド56A,56B,56Cが各々電気的に接続され、例えば母線側の電力を負荷側に供給できる。断路時には、まず電流開閉部可動接点55A,55B,55Cにより電流を遮断し、その後、接地断路部可動接点53A,53B,53Cを断路位置に切り替える。接地時は、断路時からさらに接地断路部可動接点53A,53B,53Cを接地位置に切り替え、かつ、電流開閉部可動接点を投入位置にすることにより達成できる。
次に、図7ないし図10を用いて接地断路部可動導体14及びこの周辺の構造について詳細に説明する。図7に示すように、雌ネジ16を設けた円筒は、端部のフランジ部16A,16Bと板16Cによって、円筒状の接地断路部可動導体14を両端から挟み込んで、板16C側からボルト16Dで締めて固定しており、端部のフランジ部のうち16Bの部分は、雌ネジ16の回転運動を防止すべく、他の部分16Aよりも厚くして、接地断路部可動導体14の上端部に設けた溝に食い込むようにしている。そして接地断路部可動導体14の径方向外側には、接地断路部可動導体14が直線駆動する際に回転しないようガイド19が設けてあり、ガイド19は図8に示すように接地断路部可動導体14の軸方向に設けられたキー溝18に嵌められる。この様に、ガイド19を設けて接地断路部可動導体14や雌ネジ16の回転を防止するのは、接地断路部可動導体14と雌ネジ16が雄ネジ17と共に回転することを防止し、雄ネジ17の回転運動を効率よく接地断路部可動導体14の直線運動に変換するためであり、接地断路部可動導体14と雌ネジ16が雄ネジ17と共に回転してしまうと、スクリューとして機能しなくなって全く直線運動しなくなることとなってしまう。ガイド19の形状は、図9に示すようにリング状であり、一部がリングの内径方向に突出する突起部19Aとなっており、またリングの一部には外径方向に突出する突起部19Bが形成されている。ガイド19は接地断路部可動導体14の径方向外側に位置して、接地断路部可動導体14の外周を覆うように配置されており、内径方向に突出する突起部19Aが接地断路部可動導体14の軸方向に設けられたキー溝18に嵌められる。そして、図10に示すように、接地断路部中間固定電極12Aにガイド19の形状に合わせて設けられた切削部分12Aa,12Abに、ガイド19を嵌めこみ、外径方向に突出する突起部19Bを切削部分12Abに嵌めこむことでガイド19を固定し、さらにガイド19自体も回転しないようにしている。ガイド19は、図1等に示すように軸方向には接地断路部中間固定電極12A,12Bに挟まれて固定されているが、接地断路部中間固定電極12Aまたは12Bの一方に嵌めこまれるようにしても良い。尚、図9では、突起部19Bは内径方向に突出する19Aとガイド19のリングの周方向においては同位置から外径方向に突出しているが、同位置に限定する趣旨ではない。また、図7ないし図10において、突起19Aとキー溝18は1組ずつ示しているが、2組以上にしても良いことは勿論である。また、ガイド19には接地断路部可動導体14が接触したまま摺動することから摺動性の良い材質で構成されることがより好ましく、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂の様な樹脂を用いることが可能である。
以上のように構成された開閉器ユニットについての動作を図3ないし図6を用いて以下説明する。
図3は遮断状態を示す。図1に示した投入状態では、母線用ブッシング40から接地断路部10,真空バルブ1を経由してケーブル用ブッシング42に負荷電流が通電されている。その状態でケーブル用ブッシングに接続された負荷側で短絡が発生し大きな事故電流が流れた場合、操作器を操作し、真空バルブ用絶縁操作ロッド20や可動側ホルダ7Bを介して可動側電極6Bを図中上方に切り開くことで事故電流を遮断する。
図4は断路状態を示す。真空バルブ1が遮断状態にある場合で、接地断路部10について、電動モータ81を駆動すると、接地断路部用絶縁操作ロッド25が回転し、それに伴って雄ネジ17も回転する。雄ネジ17が回転するに伴い、雄ネジ17と対になる雌ネジ16は図中上方向に、雄ネジ17及び接地断路部用絶縁操作ロッド25の周囲を直線状に移動する。雌ネジ16は接地断路部可動導体14に固定されていることから、雄ネジ17の回転に伴い、接地断路部可動導体14も雄ネジ17及び接地断路部用絶縁操作ロッド25の周囲を直線状に移動する。そして、接地断路部可動導体14を、接地断路部可動導体14と母線側固定電極11の間、または接地断路部可動導体14と接地断路部接地側固定電極13の間でいずれも導通が無く、かつ、接地断路部可動導体14と母線側固定電極11のギャップが、接地断路部可動導体14と接地断路部接地側固定電極13のギャップよりも大きくなる位置まで図中上方に駆動することにより、開閉器ユニットは断路状態となる。
図5は接地前期状態を示す。該図に示すように、電動モータ81を駆動し、接地断路部可動導体14を接地断路部可動導体14のばね接点15Bと接地断路部接地側固定電極13が接触する位置まで図中上方に駆動する。このとき、接地断路部中間固定電極12Aとばね接点15Aも同時に接触している。これにより、接地断路部可動導体14は接地電位となり、更にフレキシブル導体45を介して真空バルブ1の可動側電極6Bが接地電位となる。この結果、真空バルブ1内の電極間には接地電位と負荷側の電位との電位差分が印加される状態となる。
図6は接地状態を示す。図5に示す状態から、さらに真空バルブ1の可動側電極6Bを投入することにより、ケーブル用ブッシング42は、真空バルブ1,フレキシブル導体45,接地断路部中間固定電極12A,12B,接地断路部可動導体14,接地断路部接地側固定電極13の順に経由して接地される。この際、ケーブル用ブッシング42が課電状態にあったとしても、最終的な投入動作は真空バルブ1で行うため、気中接地断路部10に短絡電流投入容量は要求されない。
接地状態から再び投入状態に戻すためには、逆の手順を踏めば良い。即ち、真空バルブ1内の電極間を遮断位置まで戻して図5に示す接地前期状態とし、遮断特性を有する真空バルブ1を遮断状態にした後に、電動モータ81を駆動して接地断路部可動導体14を移動させ(図4の断路状態を経由する)、ばね接点15Aが母線側固定電極11に接触し、ばね接点15Bが接地断路部中間固定電極12Bに接触する位置まで移動させる(図3の遮断状態となる)。そして真空バルブ1内において可動側電極6Bを投入することにより投入状態に戻る。
以上のように本実施形態においては、接地断路部10において、接地断路部用絶縁操作ロッド25に金属製の雄ネジ17を接続し、この金属製の雄ネジ17と接地断路部可動導体14に設けた金属製の雌ネジ16とを嵌め合わせたことにより、ほぼ同様の強度の部材により、ネジ部を構成でき、複数回使用しても両ネジ部が互いに摩耗する程度は低く、継続的使用に適している。
また、一方が絶縁物で他方が金属等の導電部材とでネジ部を構成した場合には、ネジの谷部に電界が集中して絶縁耐力が低下するため、絶縁物距離を長くする必要があったが、金属製のネジ同士でネジ部を構成するので、ネジの谷部に電界が集中する様なことはなく、従って絶縁物距離を長くする必要もなく、小型化を実現できる。
また、接地断路部可動導体14を接地断路部用絶縁操作ロッド25及び接地断路部用絶縁操作ロッド25に接続された雄ネジ17の外周で直線状に動作させているので、接地断路部可動導体14の動作によるスペースを別に確保する必要がない。さらに雄ネジ17は接地断路部可動導体14の内部に位置するため、雄ネジ17を配置するためのスペースが常に不要となり、雄ネジ17の大きさ分だけ、縮小化することも可能になる。
また、本実施例では雄ネジ17及び、これと対になる雌ネジ16を用いることにより、操作ロッドの回転に伴って、操作ロッドの周囲を可動導体が直線的に駆動する機構について説明しているが、回転機構に積極的に限定する趣旨でないことは明らかであり、可動導体の動作のためのスペースを別途確保する必要としない様に、操作ロッドの周囲を可動導体が直線的に駆動する機構を備えているものであれば良い。そして、接地断路部を例として説明しているが、遮断器,断路器,接地開閉器等、一般の開閉器についても本機構は適用可能であることは言うまでもない。
また、本実施例では母線側固定電極11と電気的に接続された母線側シールド31を、固体絶縁物内部に配置している。接地断路部10の断路器としての極間絶縁性能は、接地断路部可動導体14と母線側固定電極11のギャップにより本来確保することになるが、本実施例では気中絶縁よりも固体絶縁の方が絶縁耐力が高いことに着目し、母線側固定電極11と電気的に接続された母線側シールド31を、固体絶縁物30の内部であって、かつ、固体絶縁物30の内面と母線側シールド31の間に一定の距離を確保して配置している。母線側シールド31の先端部は電界強度が高いが、絶縁耐力の高い固体絶縁物30の内部であるので、絶縁性能を確保できる。また、母線側シールド31の先端からの距離に反比例して電界強度が低くなるので、固体絶縁物の厚さで一定距離を確保することにより母線側固定電極11周辺の気中部分での電界強度を低減して、機器を大型化せずに極間絶縁性能を確保できる。同様に可動側シールド32を配置することにより、断路状態での接地断路部可動導体14周辺の気中部分での電界強度を低減して、極間絶縁性能を確保できる。
さらに母線側シールド31と可動導体14(または可動導体14と同電位となる可動側シールド32)との距離が、母線側固定電極11と可動導体14(または可動導体14と同電位となる可動側シールド32)との距離よりも短くなるような位置に配置している。これによって、可動導体14と母線側固定電極11の間の絶縁は、可動導体14と母線側固定電極11自体ではなく、母線側固定電極11と電気的に接続され、同電位となった母線側シールド31と可動側シールド32または可動導体14の間で保つことになる。この場合、母線側シールド31と可動側シールド32または可動導体14の間の距離としては、母線側固定電極11と可動導体14の間の距離よりは狭まっているものの、母線側シールド31及び可動側シールド32は固体絶縁物に埋め込まれているところ、母線側シールド31と可動側シールド32の間の絶縁は固体絶縁によって保たれ、母線側シールド31と可動導体14の間の絶縁は固体絶縁及び気中絶縁となるため、母線側固定電極11と可動導体14の間の気中絶縁のみの場合と比較して絶縁耐力は向上する。従って、軸方向(図中上下方向)において、絶縁耐力を確保するために必要な距離を短くすることができ、小型化を実現できる。
本小型化は、真空バルブ1の様に元々小型化された開閉器と並列等、組み合わせて用いた場合には、機器全体の大きさを決めるのが大型化した気中絶縁式の開閉器となるため、該気中絶縁式の開閉器を小型化できることは機器全体の小型化に直接つながるため、大変有益である。
また、本実施例の様に遮断性能を有する開閉器と接地断路器(または接地開閉器と断路器という様に、更に個別に設けても良い。)とを直列に接続する開閉器ユニットを用いた場合、上記した順序で投入・遮断・断路・接地の切り替えを行えば、短絡電流投入・遮断特性は遮断器のみに持たせればよく、接地断路器に短絡電流投入・遮断容量は要求されない。そして、本開閉器ユニットで上記の操作手順を採用することで、電流の投入・遮断性能は真空バルブ1のみに持たせればよいこととなり、気中接地断路部10を小型化かつ低コストにより製作することが可能となる。尚、無論気中接地断路部10に電流の投入・遮断性能を持たせても良いことは言うまでもなく、この場合には上記の手順を必ずしも踏まなくとも良い。
また本実施形態では、接地断路部可動導体14にばね接点を配置しているが、それに代えて固定電極側にばね接点を配置することもできる。
また本実施形態では、接地断路部において閉・断路・接地の3位置切り替えとしているが、太陽電池,風力発電機やコージェネレーション等の分散電源が負荷側に繋がっている場合でなければ、スイッチギヤの負荷側で電圧が発生することはなく、この場合には接地前期状態で断路状態を兼ねることが可能となり、係る場合、閉・接地の2位置に切り替えとすることもできる。
尚、本実施形態において接地断路部10は、真空バルブ1と併せて用いているが、接地断路部10自体は、真空バルブ1以外と組み合わせて適用することが可能である。
また、ばね接点を用いて摺動可能に構成しており、直線状の動作で投入・断路・接地と切り替えることが可能となっている。
また、固体絶縁及び、大気による絶縁とすることにより、隔離壁36のような簡単な封止方法を適用でき、構成が簡略化される。
気中絶縁,真空絶縁,固体絶縁を最適に組み合わせた絶縁ベストミックスの構成とし、SF6などの地球温暖化係数の高いフロンガスを一切使用しないため、環境負荷を低減しつつ小型化を実現できる。
また、本実施例における開閉器ユニットでは母線用ブッシング40とケーブル用ブッシング42の間は真空バルブ1と接地断路部10の2点で断路されるため、信頼性が高い。
また、接地断路部可動導体14と接地断路部接地側固定電極13の間の耐電圧を、真空バルブ1の固定側電極6Aと可動側電極6Bの間の耐電圧よりも低く設計することにより、地絡優先の高信頼構造とすることができる。
本実施形態では、何らかの原因により真空バルブ1にて真空漏れが生じていても、接地断路部10を真空バルブ1と分離して構成していることから、接地断路部10によって断路状態を維持することができ、信頼性を向上させることができる。また接地断路部を気体絶縁としていることから、真空絶縁とする場合と比較して廉価に抑えることができる。
また本実施形態では、固体絶縁物30で注型された開閉器部の周囲を、接地電位とした固体絶縁物30の外側表面の導電塗装、及び、接地された金属板35で覆うことにより、作業者の感電を防止している。
また本実施形態では、フレキシブル導体45を用いているが、フレキシブル導体45に代えて、通常の導体を用い、摺動可能な接触子を可動側ホルダ7Bとの間に配置する等により摺動可能な構造とすることもできる。
実施例2について、図11ないし図13を用いて説明する。本実施例では実施例1の開閉器ユニットを3相3回路の回路切り替え用開閉装置に適用している。尚、実施例1と重複する内容については説明を省略する。
本実施例に係る回路切り替え用開閉装置では、図11に示す様に、交流3相分の3台の開閉器ユニットを隣接配置しており、固体絶縁母線によって列盤間を接続する開閉器ユニットを構成するべく、交流の相毎に母線用ブッシング40A,40B,40Cの位置を変位させ(ずらして)、空間的に各相の母線の位置が重なり合わないようにし、接地断路部の母線側固定電極11と母線用ブッシングを固体絶縁母線60A,60B,60Cによってそれぞれ接続する。
図12,図13においては、図1の開閉器ユニットが上下反転して配置された3相の開閉器ユニット61A,61B,61Cが3つずつ合計9個並んで配置されている。該図における固体絶縁母線60A,60B,60Cは同相の母線同士を接続したものであり、図11における共通母線50に相当する。
図12,図13は、図10に示した開閉器ユニットを各相の開閉器ユニット61A,61B,61Cとして、固体絶縁母線60A,60B,60Cで同相を接続することによって3相3回路の切り替え用開閉装置を構成した例であり、図12が平面図、図13が正面図である。図12,図13においては、図10の開閉器ユニットが上下反対に配置された開閉器ユニット61A,61B,61Cが3個ずつ合計9個並んで配置されている。また、固体絶縁母線60A,60B,60Cが図2に示した共通母線50に相当する。
上記の様に、実施例1に係る開閉器ユニットを用いて3相3回路の切り替え用開閉装置を構成することができる。また、本実施例では類似構造の小形軽量の開閉器ユニットを組み合わせて、3相3回路の切り替え用開閉装置を構成するため、組立作業性が優れている。
実施例3について図14ないし図16を用いて説明する。上記各実施例と重複する内容については説明を省略する。本実施例では図14の側断面図に示すように、実施例1における母線用ブッシングに代わる高電圧導体として、接地断路部10の母線側固定電極11同士を電気的に接続する共通母線導体150を備え、これらの複数のユニットを固体絶縁物で一括注型している。また、接地断路部母線側固定電極11,母線側シールド31及び共通母線導体150を1つの部品として製作している。
共通母線導体150を用いることで、母線用ブッシングが不要となるので、必要なモールド量を全体として大幅に低減できる。さらに個々に固体絶縁母線60A,60B,60Cを設ける必要がなくなる。故に、部品点数を大幅に削減することができると共に、スイッチギヤ全体の小型化も実現できる。
図15と図16は本実施例における開閉器ユニットを用いて、三相交流一相分の3回路切り替え開閉装置ユニットを構成した例の平面図と正面図を示しており、接地断路部10A,10B,10C,真空バルブ1A,1B,1C,ケーブル用ブッシング中心導体43A,43B,43Cなどを固体絶縁物30で一括に注型でき、各ケーブル用ブッシング42A,42B,42Cについても同時に形成した。同一相の複数の開閉器ユニットを一体にモールドできるので、注型回数を低減でき、製造コストが低減される。さらに全体としてのモールド体積も低減でき、一層製造コストの低減を図ることができる。
実施例4について図17を用いて説明する。框体101の中に、実施例1で示した開閉器ユニット61と、負荷側へ電力を供給するケーブル57と、開閉器ユニット61のうち、真空バルブ1を開閉操作する操作器105と、制御装置102とが配置されている。ケーブル57はケーブルヘッド56で開閉器ユニット61内のケーブル用ブッシングと接続されており、操作器105は操作機構104を介して開閉器ユニット61内の真空バルブ用絶縁操作ロッド20に対して、駆動可能となるように連結されている。開閉器ユニットの内部構造については、実施例1で示した通りであり、ここでの重複説明は省略する。
この様に、実施例1で示した開閉器ユニットは、スイッチギヤに搭載することが可能であり、この場合、開閉器ユニットを小型化できることから、係る開閉器ユニットを搭載したスイッチギヤ全体も小型化することが可能となる。また、上述した開閉器ユニットを用いることで、塩分対策及び対湿度対策も行うことができ、特に洋上を始めとする風力発電システムへの適用にも適したスイッチギヤとなる。
尚、上記の各実施例はあくまでも一例であり、例えばいずれも開閉器ユニットの上下を反転させて構成することを排除するものではない。それ以外にも、上記各実施例は本発明の実施に好適な例であり、この中で説明した内容に限定されるものではない。
1,1A,1B,1C 真空バルブ
2A 固定側セラミックス絶縁筒
2B 可動側セラミックス絶縁筒
3A 固定側端板
3B 可動側端板
4A 固定側電界緩和シールド
4B 可動側電界緩和シールド
5 アークシールド
6A 固定側電極
6B 可動側電極
7A 固定側ホルダ
7B 可動側ホルダ
8 ベローズシールド
9 ベローズ
10,10A,10B,10C 接地断路部
11 母線側固定電極
12A,12B 接地断路部中間固定電極
13 接地断路部接地側固定電極
14 接地断路部可動導体
15A,15B ばね接点
16 雌ネジ
17 雄ネジ
18 キー溝
19 ガイド
20 真空バルブ用絶縁操作ロッド
25 接地断路部用絶縁操作ロッド
30 固体絶縁物
31 母線側シールド
32 可動側シールド
33 操作ロッド側シールド
35 金属板
36 隔離壁
40,40A,40B,40C 母線用ブッシング
41 母線用ブッシング中心導体
42,42A,42B,42C ケーブル用ブッシング
43,43A,43B,43C ケーブル用ブッシング中心導体
45,45A,45B,45C フレキシブル導体
50 共通母線
51A,51B,51C 接地断路部固定接点
52A,52B,52C 接地断路部接地接点
53A,53B,53C 接地断路部可動接点
54A,54B,54C 電流開閉部固定接点
55A,55B,55C 電流開閉部可動接点
56,56A,56B,56C ケーブルヘッド
60,60A,60B,60C 固体絶縁母線
61,61A,61B,61C 開閉器ユニット
150 共通母線導体

Claims (14)

  1. 可動接点部を有する可動導体と、前記可動接点部と接触する固定接点部と、操作器に接続され、前記可動導体に前記操作器の駆動力を伝達する絶縁ロッドとを備え、前記可動導体が、前記絶縁ロッドの回転に伴って該絶縁ロッドの周囲を直線状に移動する開閉器であって、
    前記絶縁ロッドには金属製のネジ部が接続され、前記可動導体には前記金属製のネジ部と嵌め合う別の金属製のネジ部を有しており、
    前記絶縁ロッドに接続される前記ネジ部は前記可動導体の内部に位置することを特徴とする開閉器。
  2. 請求項1に記載の開閉器であって、前記固定接点部の周囲には電界緩和用シールドが固体絶縁物内に配置されていることを特徴とする開閉器。
  3. 請求項2に記載の開閉器であって、前記可動接点部と前記固定接点部との間は気中絶縁されていることを特徴とする開閉器。
  4. 請求項2または請求項3に記載の開閉器であって、前記電界緩和用シールドは前記固定接点部と一体に構成されていることを特徴とする開閉器。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の開閉器であって、前記開閉器はさらにガイド部材を備えており、前記可動導体には前記可動導体の移動方向に溝が設けてあり、前記可動導体の移動時に該溝に前記ガイド部材が嵌め合うことで、前記可動導体の回転を防止することを特徴とする開閉器。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の開閉器であって、前記可動接点部はバネ摺動子であることを特徴とする開閉器。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の開閉器であって、前記固定接点部は母線側に接続する母線側固定接点部と接地電位である接地固定電極とを有しており、
    前記開閉器は、前記可動接点部が前記母線側固定接点部と接触する投入位置と、前記可動接点部が前記母線側固定接点部及び前記接地固定電極のいずれにも接触せず、かつ前記可動接点部と前記母線側固定接点部との距離が前記可動接点部と前記接地側固定接点部との距離よりも長くなる断路位置と、前記可動接点部が前記接地側固定接点部と接触する接地位置とを切り替え可能であることを特徴とする開閉器。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記載の開閉器と、真空容器の中に固定電極及び可動電極を有し、電流の遮断を行う真空開閉器とを備える開閉器ユニットであって、
    前記開閉器と前記真空開閉器とは固体絶縁物によって一体に覆われていることを特徴とする開閉器ユニット。
  9. 請求項8に記載の開閉器ユニットであって、前記真空開閉器の前記可動電極は前記絶縁ロッドとは異なる気中絶縁ロッド側と接続されており、
    該気中絶縁ロッドと前記絶縁ロッドとは、密閉された空間内で気中絶縁されていることを特徴とする開閉器ユニット。
  10. 請求項9に記載の開閉器ユニットであって、前記第一の気中絶縁ロッドは、第一の操作ロッドと接続されており、該第一の操作ロッドの周囲はO−リングにより、気密を保った状態で接触しており、該O−リングは固定電極と気密を保ったまま接触しており、
    第二の気中絶縁ロッドは、第二の操作ロッドと接続されており、該第二の操作ロッドはゴムベローズに接続され、気密を保ったまま動作することが可能であり、
    前記固定電極と前記ゴムベローズは金属板によって支持され、前記固定電極と前記金属板の間及び前記固定電極と前記ゴムベローズの間は気密されており、さらに前記金属板は前記固体絶縁物と気密に接続されており、
    前記金属板と前記ゴムベローズと前記固定電極と前記O−リングと前記固体絶縁物とにより密閉された空間内で、前記第一と第二の気中絶縁ロッドは気中絶縁されていることを特徴とする開閉器ユニット。
  11. 請求項10に記載の開閉器ユニットであって、前記固体絶縁物の該表面と前記金属板と前記ゴムベローズと前記固定電極はいずれも接地電位であることを特徴とする開閉器ユニット。
  12. 請求項8ないし請求項11のいずれか一つに記載の開閉器ユニットであって、前記開閉器の固定電極部は共通母線導体によって接続されており、前記共通母線導体と、該共通母線導体により互いに接続される開閉器と、該開閉器と同一の開閉器ユニット内の真空開閉器とは固体絶縁物によって一体に注型されていることを特徴とする複数の開閉器ユニット集合体。
  13. 請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記載の開閉器、請求項8ないし請求項11のいずれか一つに記載の開閉器ユニット、または請求項12に記載の複数の開閉器ユニットの集合体のいずれか一つと、前記開閉器に電力系統側からの電力を供給する母線と、前記開閉器から負荷側に電力を供給するケーブルとを備えるスイッチギヤ。
  14. 請求項13に記載のスイッチギヤと、風を受けて回転するタービンと、該タービンの回転に伴って回転する回転子を有する発電機とを備えることを特徴とする風力発電システム。
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