JP2012043240A - 関係コンテンツ評価装置、関係コンテンツ評価システムおよび関係コンテンツ評価方法 - Google Patents

関係コンテンツ評価装置、関係コンテンツ評価システムおよび関係コンテンツ評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のコンテンツにおいてなされた情報処理の種類に基づいてそれらコンテンツ間の関係を関係情報として特定する。
【解決手段】 関係コンテンツ評価装置は、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、そのコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、読み出した関係度のうち、第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、第一のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと第二のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係するコンテンツと判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータネットワーク環境において、コンテンツ間の関係性を判定する技術に関する。
業務履歴情報管理システムは、PC(Personal Computer)の操作情報やシステムのログ情報などから業務履歴情報を手に入れ、可視化する。
人は、通常多種の業務を並行して行うものである。よって全ての操作情報やログ情報が時系列順に並べられて可視化されても、それらの情報は閲覧者にとってわかりづらくなるという課題がある。この課題を解決する関連技術として、特許文献1ないし特許文献5および非特許文献1に記載された技術がある。
特許文献1に記載された技術は、文書作成中に文書作成者が参考にした他のファイルとのリンクを、操作履歴を元に自動的に登録する。
特許文献2に記載された技術は、ある作業中に印刷された他の文書を関係付けておき、後に他人が同じ作業をする際に、その作業に関連付けられている文書を自動的に印刷する。
特許文献3に記載された技術は、文書に対応するキーワードや同時に開かれていた時間に基づいて各文書の関連度を計算し、ある文書について関連度が高い文書を、前述のある文書の関連情報と特定する。
特許文献4に記載された技術は、所定のキーワードの共起性と各文書が参照された日時とに基づいて各文書を関連付ける。
特許文献5に記載された技術は、各文書に含まれる単語に基づいて生成される特徴ベクトルの類似性に基づいて各文書を関連付ける。
非特許文献1に記載された技術は、近い時間帯に閲覧しているファイル同士を関連付ける。
特開2003−296369号公報 特開2010−61189号公報 特開2000−067082号公報 特開2004−220215号公報 特開2009−294993号公報
渡部 徹太郎 他、"ファイル検索に向けたアクセスログからのファイル間関連度の導出"、[online]、平成19年9月28日、日本データベース学会、[平成22年8月4日検索]、インターネット<URL:http://www.dbsj.org/Japanese/DBSJLetters/vol6/no2/papers/watanabetetsutaro.pdf>
しかし、上記のいずれの文献に記載された技術も、関係付ける元のコンテンツと関係付ける先のコンテンツとの類似性に基づいて算出される値のみに基づいて各コンテンツが関係付けられるか否か判定している。例えば、このような技術によれば、検索エンジンサイトのように特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツに、複数のコンテンツが対応付けられてしまう。したがって、上記のいずれの文献に記載された技術も、特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツが使用されている場合でも、コンテンツ間の関係性を適切に判定することができない。
本発明の目的の一つは、特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツが使用されている場合でも、コンテンツ間の関係性を適切に判定する関係コンテンツ評価装置、関係コンテンツ評価システムおよび関係コンテンツ評価方法を提供することにある。
本発明の一態様における第一の関係コンテンツ評価装置は、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係情報判定部と、を備える。
本発明の一形態における第一の関係コンテンツ評価システムは、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定し、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報と当該関係情報に対応する関係度とを関係情報記憶部に記憶する、関係情報判定部と、クライアントから受け取る検索要求に基づいて関係情報を前記関係情報記憶部から読み出し、前記クライアントに送信するコンテンツ情報検索部と、を備える関係コンテンツ評価装置と、コンテンツの識別子を少なくとも含む検索要求の入力を受け、当該検索要求を前記関係コンテンツ評価装置へ送信する、コンテンツ情報入力部を備えるクライアントと、を備え、前記コンテンツ情報検索部は、前記クライアントから受け取る検索要求に含まれるコンテンツ識別子を含む関係情報を前記関係情報記憶部から読み出す。
本発明の一形態における第一の関係コンテンツ評価方法は、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間との関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、
前記読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する。
本発明の一形態における第一の関係コンテンツ評価プログラムは、コンピュータに、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間との関係性を示す指標値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す処理と、前記読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する処理と、を実行させる。
本発明の効果の一例は、特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツが使用されている場合でも、コンテンツ間の関係性を適切に判定できることである。
図1は、本発明の第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100の動作の概要を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の構成を示すブロック図である。 図4は、ログ記憶部211に記憶される情報の一例を示す図である。 図5は、コンテンツ情報記憶部213に記憶される情報の一例を示す図である。 図6は、関係コンテンツ情報記憶部212が記憶する情報の一例を示す図である。 図7は、関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶される情報の一例を示す図である。 図8は、ログ情報受信部221が記憶する、コンテンツ識別子と対応するコンテンツのバージョンを示す情報とを対応付けた情報の一例を示す図である。 図9は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20のログ登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。 図10は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の関係情報登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。 図11は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の情報提示に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30の構成を示すブロック図である。 図13は、関係情報抽出ルール記憶部315が記憶するルールの一例を示す図である。 図14は、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30の関係情報登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。 図15は、本実施例における関係コンテンツ評価システム20の関係情報登録に関する具体的な動作の一例を示す模式図である。 図16は、関係情報抽出ルール記憶部315が記憶するルールの一例を示す図である。 図17は、ユーザが情報提示部233に検索要求を入力するために表示される基本的な画面の一例を示す図である。 図18は、情報提示部233が、検索結果をユーザに提示する際に提示する画面の一例を示す図である。 図19は、図18に示される画面においてユーザが特定の一つのファイルを選択した際に、情報提示部233がその選択されたファイルの詳細な関係情報を提示する一例を示す図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面および明細書記載の各実施の形態において、同様の機能を備える構成要素には同様の符号が与えられている。
[第一の実施の形態]
図1は、本発明の第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、関係コンテンツ候補情報取得部101と、関係情報判定部102とを備える。
関係コンテンツ候補情報取得部101は、図示しない関係コンテンツ候補情報記憶部から関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す。
関係情報とは、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む情報である。また関係度とは、対応する関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である。
具体的には関係コンテンツ候補情報取得部101は、あるコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを前述の関係コンテンツ候補情報記憶部から読み出す。
関係情報判定部102は、まず関係コンテンツ候補情報取得部101が読み出した関係度の和を算出する。次に関係情報判定部102は、関係コンテンツ候補情報取得部101が読み出した関係情報の中で前述のあるコンテンツ識別子とは異なる他のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられる関係度の和を算出する。そして関係情報判定部102は、それぞれの関係度の和の比を算出し、この比が所定の閾値以上であるか否か判定する。そして関係情報判定部102は、比が所定の閾値以上である場合に、前述のあるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと前述の他のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係のあるコンテンツと判定する。
図2は、本発明の第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100の動作の概要を示すフローチャートである。
まず、関係コンテンツ候補情報取得部101は、図示しない関係コンテンツ候補情報記憶部から、あるコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す(ステップS101)。
次に関係情報判定部102は、関係コンテンツ候補情報取得部101が読み出した関係度の和を算出する(ステップS102)。そして関係情報判定部102は、関係コンテンツ候補情報取得部101が読み出した関係情報の中で前述のあるコンテンツ識別子とは異なる他のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられる関係度の和を算出する(ステップS103)。
関係情報判定部102は、それぞれの関係度の和の比を算出し、この比が所定の閾値以上であるか否か判定する(ステップS104)。関係情報判定部102は、比が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS104のYes)、以下の処理を実行する。すなわち関係情報判定部102は、前述のあるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと前述の他のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係のあるコンテンツと判定する(ステップS105)。そして関係コンテンツ評価装置100の処理はステップS106へ進む。
一方、関係情報判定部102は、比が所定の閾値以上でないと判定した場合(ステップS104のNo)、すべてのコンテンツ識別子に対して前述の「他のコンテンツ識別子」として選択したか否か判定する(ステップS106)。関係情報判定部102が、すべてのコンテンツに対して他のコンテンツ識別子として選択したと判定した場合(ステップS106のYes)、関係コンテンツ評価装置100の処理は終了する。一方、関係情報判定部102が、すべてのコンテンツに対して他のコンテンツ識別子として選択していないと判定した場合(ステップS106のNo)、関係コンテンツ評価装置100の処理は、ステップS103へ戻る。
第一の実施の形態において、関係コンテンツ評価装置100は、前述の関係コンテンツ候補情報記憶部を備えてもよい。
また第一の実施の形態において関係情報判定部102は、ステップS105の処理において、関係があると判定した各コンテンツを識別する関係情報と、その関係情報に対応付けられている関係度とを、図示しない関係コンテンツ情報記憶部に記憶してもよい。
第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、まず、あるコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、それらの関係度の和を算出する。そして関係コンテンツ評価装置100は、読み出した関係情報の中で前述のあるコンテンツ識別子とは異なる他のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられる関係度の和を算出する。次に、関係コンテンツ評価装置100は、それぞれの関係度の和の比を算出し、この比が所定の閾値以上であるか否か判定する。そして関係コンテンツ評価装置100はこの比が所定の閾値以上であると判定した場合に、前述のあるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと前述の他のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係のあるコンテンツと判定する。
よって、第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、所定のコンテンツ間の関係度が他のコンテンツ間の関係度に比べて特徴的に高い場合に、前述の所定のコンテンツ間に関係があると判定できる。
例えば、特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツが使用されている場合には、所定のコンテンツ間の関係度が他のコンテンツ間の関係度に比べて特徴的に高くならない。
ある文書Aと特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツCとは、それぞれ同時期に操作される場合が多い。例えば検索エンジンサイトや新聞社のポータルサイトなどは、業務に拠らず頻繁に参照される可能性が高い。すると、文書Aが開かれている間に、業務とは関係なくこれらのサイト(コンテンツC)が参照されると、文書AとコンテンツCとの関係情報が数多く生成される。これにより文書AとコンテンツCとの関係度が高くなり、各関連技術に記載のシステムは、文書AとコンテンツCとの関連付けを行う。すなわち各関連技術は、関係が薄いコンテンツ間についても関係付けを行ってしまうという課題がある。
一方、このコンテンツCとその他のコンテンツBとの間でも、同様の議論によりコンテンツBとコンテンツCとの関係度が高くなる。この場合に、第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、コンテンツCのコンテンツ識別子を含む関係情報に対応する関係度の和を求める。そして関係コンテンツ評価装置100は、コンテンツCのコンテンツ識別子と他のコンテンツ(例えば文書A)のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応する関係度の和を求める。すると、コンテンツCとコンテンツBとの関係度も高いので、前述の関係度の和の比は、所定の閾値を満たない。よって、第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、このような特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツに対して関係付けを行わない。
したがって第一の実施の形態における関係コンテンツ評価装置100は、特定の業務に関係なく頻繁に参照されるコンテンツが使用されている場合でも、コンテンツ間の関係性を適切に判定できる。
[第二の実施の形態]
図3は、本発明の第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の構成を示すブロック図である。
図3を参照すると、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20は、関係コンテンツ評価装置200とクライアント230とを備える。また第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20は、図示しない文書編集アプリケーションおよびオペレーティングシステムなどの他システムと連携してもよい。これらのソフトウェアの具体的な動作の説明は、本明細書では省略される。
まず、クライアント230について説明する。図3を参照すると、第二の実施の形態におけるクライアント230は、入出力部231を備える。入出力部231は、ログ収集部232と、情報提示部233とを備える。
ログ収集部232は、各種システムやアプリケーションから後述のログを受け取る。そしてログ収集部232は、受け取ったログを後述の関係コンテンツ評価装置200に送信する。
情報提示部233は、ユーザからのコンテンツの検索要求の入力を受ける。そして情報提示部233は、受け取った検索要求を関係コンテンツ評価装置200へ送信する。ここで検索要求は、コンテンツの名称の少なくとも一部を示すキーワードを含む。検索要求は、コンテンツの種別またはコンテンツが作成された日時またはコンテンツが作成された日時の範囲を示す情報などを含んでもよい。
また情報提示部233は、関係コンテンツ評価装置200から検索結果であるコンテンツの一覧を受け取る。出力の形態は、たとえば、表示デバイスによる表示である。これは例示であって出力の形態は、表示デバイスによる表示に限られない。そして情報提示部233は、受け取ったコンテンツの一覧を出力する。ここで、出力されるコンテンツの一覧は、例えばコンテンツの名称などを示す情報のリストであってもよい。
また、情報提示部233は、自身が出力したコンテンツの一覧のうちの一つを示す情報の入力をユーザから受ける。そして情報提示部233は、受け取った情報を関係コンテンツ評価装置200へ送信する。また情報提示部233は、自身が送信した情報に対応するコンテンツに関係があると判定されたコンテンツの一覧を関係コンテンツ評価装置200から受け取る。そして情報提示部233は、受け取ったコンテンツの一覧を出力する。ここでコンテンツの一覧の出力は、時系列上にコンテンツを識別できる情報を配置したネットワーク図であってもよい。
なお、情報提示部233が検索要求を関係コンテンツ評価装置200へ送信した際に、関係コンテンツ評価装置200は、検索要求に対する検索結果に含まれる各コンテンツの情報を特定してもよい。そして関係コンテンツ評価装置200は、特定した各コンテンツの情報に基づいて、それらのコンテンツと所定の関係があるコンテンツの一覧を生成してもよい。所定の関係があるコンテンツとは、そのコンテンツのコンテンツ識別子を含む関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツのうち、その関係情報に対応する関係度が所定の閾値以上であるコンテンツのことである。そして関係コンテンツ評価装置200は、生成した一覧をクライアント230に送信してもよい。そして情報提示部233は、受け取ったコンテンツの一覧を出力してもよい。
次に、関係コンテンツ評価装置200について説明する。図3を参照すると、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価装置200は、記憶部210と演算部220とを備え、記憶部210と演算部220とはそれぞれ接続されている。
記憶部210は、ログ記憶部211と関係コンテンツ情報記憶部212とコンテンツ情報記憶部213と関係コンテンツ候補情報記憶部214とを備える。以下記憶部210が含む各構成要素について説明する。
===ログ記憶部211===
ログ記憶部211は、情報処理の履歴情報として少なくともログを記憶する記憶部である。ログとは、コンテンツを識別するコンテンツ識別子を少なくとも含む情報である。ログは、コンテンツ識別子で識別されるコンテンツになされた情報処理の種類を示す行動種別を含んでもよい。またログは、コンテンツ識別子と、行動種別と、情報処理がなされた時刻を特定する時刻情報と、を対応付けた情報であってもよい。
ログは、文書編集アプリケーションやオペレーティングシステムが発生するすべてのログ情報を含んでもよい。また、ログは、メール管理アプリケーション、会議システム、プロジェクト管理システム、Webブラウザ、その他の業務システムが発生するログ情報を含んでもよい。
コンテンツとは、文書(ドキュメント)、スライド、ソースコード、動画、音声、画像、地図、グラフ、Webページ、メールなどのあらゆる種類のデータを含む。
行動種別とは、任意の情報処理の種類を含む。例えば、行動種別とは、コンテンツの閲覧、編集、コピー(複製)、ペースト(貼り付け)、承認、更新、チェックアウト、保存、削除などを含んでもよい。これらは例示であって、行動種別が前述の種類に限られることはない。
図4は、ログ記憶部211に記憶される履歴情報の一例を示す図である。図4を参照すると、ログ記憶部211は、ログを基にした履歴情報を記憶している。履歴情報は、以下の情報を含んでいる。第一の情報は、各履歴を識別できる識別子(ID: Identifier)である行動ID401である。第二の情報は、その履歴に該当する情報処理が開始された日時を示す開始日時402である。第三の情報は、その履歴に該当する情報処理が終了した日時を示す終了日時403である。第四の情報は、その履歴に該当する情報処理を行った人物を識別できる人物ID404である。第五の情報は、その履歴に該当する情報処理の種類を示す行動種別405である。第六の情報は、その履歴に該当する情報処理がなされたコンテンツを識別できるコンテンツID406である。
図4を参照すると、上記のすべての情報が対応付けられて記憶されているとは限らない。すなわち、履歴情報は、上記のいずれかの情報を含まなくてもよい。また、履歴情報はWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)、メールのタイトル、メールID、プロジェクトID、タスクID、その他の画像・動画ファイルのIDまたはURLを含んでもよい。
===コンテンツ情報記憶部213===
コンテンツ情報記憶部213は、文書・メール・Webサイトなどのコンテンツの情報を記憶する。図5は、コンテンツ情報記憶部213に記憶される情報の一例を示す図である。
図5を参照すると、コンテンツ情報記憶部213は、以下の情報をそれぞれ対応付けて記憶する。第一の情報は、コンテンツを識別できるコンテンツ識別子を示すコンテンツID501である。第二の情報は、コンテンツの名称であるコンテンツ名称502である。第三の情報は、コンテンツの種類を示すコンテンツ種別503である。第四の情報は、コンテンツが登録された日時を示す登録日時504である。第五の情報はコンテンツを登録した人を識別できる登録者ID505である。
コンテンツID501は、そのコンテンツのバージョンを示すバージョン情報を含んでもよい。また、コンテンツ情報記憶部213は、さらに以下の情報を含んでもよい。その情報は、URL506であってもよい。またその情報は、コンテンツを更新した人を示す識別子のリストである更新者IDリストであってもよい。またその情報は、コンテンツが更新された日時を示す情報のリストである更新日時リストであってもよい。またその情報は、コンテンツが作成された日時を示す作成日時であってもよい。またその情報は、コンテンツが最後に更新された日時を示す情報である最終更新日時であってもよい。またその情報は、コンテンツを最後に更新した人を示す識別子である更新者IDであってもよい。
===関係コンテンツ情報記憶部212===
関係コンテンツ情報記憶部212は、少なくともコンテンツ間の関係情報を記憶する。関係情報とは、複数のコンテンツ識別子を少なくとも含む情報である。図6は、関係コンテンツ情報記憶部212が記憶する情報の一例を示す図である。
図6を参照すると、関係コンテンツ情報記憶部212は、以下の情報をそれぞれ対応付けて記憶する。第一の情報は、関係元のコンテンツを識別できる関係元コンテンツID601である。第二の情報は、関係先のコンテンツを識別できる関係先コンテンツID602である。第三の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係が存在すると判定された時刻を示す関係日時603である。具体的には、関係日時803は、関係元コンテンツのコンテンツ識別子と関係先コンテンツのコンテンツ識別子とを含んでいた関係コンテンツ候補情報の生成に用いられたログにそれぞれ対応する終了日時のうちの前の時刻を示す終了日時である。第四の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係が存在すると判定する際に使われた情報処理を行った人を識別できる作成者ID604である。第五の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係性の指標を示す関係度605である。
また、関係コンテンツ情報記憶部212は、さらに以下の情報を含んでもよい。その情報は、関係情報へのアクセス権であってもよい。またその情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係の種別を示す関係種別であってもよい。この関係種別は、関係元コンテンツになされた情報処理の種別(行動種別)と関係先コンテンツになされた情報処理の種別とに基づいて定められるものであってもよい。また、後述の関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されているルールに関係種別が含まれている場合には、その関係種別が関係コンテンツ情報記憶部212に記憶されてもよい。
===関係コンテンツ候補情報記憶部214===
関係コンテンツ候補情報記憶部214は、関係があるコンテンツである可能性があるコンテンツ間の関係性を示す情報を記憶する。図7は、関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶される情報の一例を示す図である。
図7を参照すると、関係コンテンツ候補情報記憶部214は、以下の情報をそれぞれ対応付けて記憶する。第一の情報は、関係元のコンテンツを識別できる関係元コンテンツID801である。第二の情報は、関係先のコンテンツを識別できる関係先コンテンツID802である。第三の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係が成立した時刻を示す関係日時803である。具体的には、関係日時803は、関係元コンテンツのコンテンツ識別子と関係先コンテンツのコンテンツ識別子とを含んでいた関係コンテンツ候補情報の生成に用いられたログにそれぞれ対応する終了日時のうちの前の時刻を示す終了日時である。第四の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係が存在すると判定する際に使われた情報処理を行った人を識別できる作成者ID804である。第五の情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係性の指標を示す関係度805である。
また、関係コンテンツ候補情報記憶部214は、さらに以下の情報を含んでもよい。その情報は、関係情報へのアクセス権であってもよい。またその情報は、関係元コンテンツと関係先コンテンツとの関係の種別を示す関係種別であってもよい。この関係種別は、関係元コンテンツになされた情報処理の種別(行動種別)と関係先コンテンツになされた情報処理の種別とに基づいて定められるものであってもよい。また、後述の関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されているルールに関係種別が含まれている場合には、その関係種別が関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶されてもよい。
次に、演算部220についての説明がなされる。演算部220は、ログ情報受信部221と関係コンテンツ評価部222とコンテンツ情報検索部229とを備える。以下、演算部220が含む各構成要素について説明する。
===ログ情報受信部221===
ログ情報受信部221は、クライアント230からログを受信する。そしてログ情報受信部221は、受け取ったログを、ログ記憶部211に記憶される情報の形式に加工し、加工した情報をログ記憶部211に記憶する。
またログ情報受信部221は、所定のログを受け取ると、そのログを後述の関係コンテンツ評価部222が備えるログ処理部226に渡す。所定のログとは、例えば行動種別がコンテンツの保存を示すログである。
ここで、加工とは、例えば以下の処理をいう。ここではログが行動種別と時刻情報とを含む場合が想定されている。ログ情報受信部221は、第一のログを受け取ると、その第一のログに含まれる時刻情報をログ記憶部211に記憶される情報(図4)の開始日時402とする。そしてログ情報受信部221は、第一のログが含むコンテンツ識別子と行動種別とをそれぞれ含む第二のログを受信するまで第一のログを記憶する。そしてログ情報受信部221は、第二のログを受信すると、第二のログに含まれる時刻情報を第一のログにおける終了日時403とする。そしてログ情報受信部221は、開始日時と終了日時を特定した第一のログをログ記憶部211に記憶する。
また、加工とは、例えば以下の処理をいう。ここでは、あるログが行動種別として「コンテンツの保存」を含んでいた場合が想定される。ログ情報受信部221は、コンテンツ識別子にそのコンテンツの版数(バージョン)を示す情報を付加する。そしてログ情報受信部221は、コンテンツのバージョンを示す情報が付加されているコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211に記憶する。そしてログ情報受信部221は、コンテンツのバージョンを示す情報が付加されているコンテンツ識別子を含むログをログ処理部226に渡す。この場合、ログ情報受信部221は、例えば図8に示されるように、コンテンツ識別子と対応するコンテンツのバージョンを示す情報とを対応付けて記憶してもよい。
===関係コンテンツ評価部222===
関係コンテンツ評価部222は、ログ処理部226と関係コンテンツ候補情報取得部228と関係情報判定部227とを備える。また関係コンテンツ評価部222は、ログ情報受信部221とログ記憶部211と関係コンテンツ情報記憶部212とコンテンツ情報記憶部213と関係コンテンツ候補情報記憶部214とそれぞれ接続されている。
<ログ処理部226>
ログ処理部226は、ログ情報受信部221から所定のログを受け取る。そしてログ処理部226は、受け取ったログが含むコンテンツ識別子に対応する所定のコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211から抽出する。所定のコンテンツ識別子とは、例えば、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が含むバージョン情報が示すバージョンよりも1つ古いバージョンを示すバージョン情報を含むコンテンツ識別子である。そしてログ処理部226は、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が示すコンテンツが作成された時刻、または開かれた時刻と保存された時刻とを抽出したログに基づいてそれぞれ特定する。そしてログ処理部226は、前述の各時刻の範囲の時刻情報を含み、かつ受け取ったログに含まれるユーザ識別子を含むログをログ記憶部211から読み出す。
すなわち、ログ処理部226は、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が示すコンテンツが作成されてから、または開かれてから保存されるまでの該当ユーザのすべての履歴情報をログ記憶部211から検索する。この該当ユーザとは受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が示すコンテンツを操作したユーザである。またすべての履歴情報とは、該当ユーザが行った、他のコンテンツに対する操作を示すログに基づいて作成される履歴情報である。
またログ処理部226は、ログ情報受信部221から受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子とログ記憶部211から読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた情報である関係情報を生成する。そしてログ処理部226は、この関係情報を関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶する。なお本実施の形態では、ログ処理部226が関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶する関係情報は、関係コンテンツ候補情報とも表される。
ログ処理部226は、生成した関係コンテンツ候補情報に基づいて関係度を算出し、関係コンテンツ候補情報と関係度とを対応付けて関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶してもよい。この場合、ログ処理部226は、すべての関係コンテンツ候補情報に対して既定の関係度を特定してもよい。またログ処理部226は、例えばログに行動種別が含まれている場合に、受け取ったログに含まれる行動種別と読み出したログに含まれる行動種別との組み合わせ毎に既定の関係度を特定してもよい。またログ処理部226は、例えばログにユーザ識別子が含まれている場合に、受け取ったログに含まれるユーザ識別子毎に既定の関係度を特定してもよい。
ログは、情報処理を行ったユーザを示すユーザ識別子を含んでもよい。この場合、ログ処理部226は、受け取ったログが含むユーザ識別子を含み、かつ受け取ったログが含むコンテンツ識別子に対応する所定のコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211から読み出す。
ログ処理部226は、後述の関係コンテンツ候補情報取得部228に関係コンテンツ候補情報を渡す。
<関係コンテンツ候補情報取得部228>
関係コンテンツ候補情報取得部228は、ログ処理部226から関係コンテンツ候補情報を受け取る。そして関係コンテンツ候補情報取得部228は、受け取った関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子のうちから一つを選択する。ここで本実施の形態において、関係コンテンツ候補情報取得部228が選択したコンテンツ識別子で識別されるコンテンツは、選択コンテンツCと表される。また、関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子のうちログ処理部226がログ記憶部211から受け取ったログに含まれていたコンテンツ識別子で識別されるコンテンツは、保存コンテンツAと表される。この場合、関係コンテンツ候補情報取得部228は、保存コンテンツAを示すコンテンツ識別子以外のコンテンツ識別子を一つ選択する。
関係コンテンツ候補情報取得部228は、選択したコンテンツ識別子を含む関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを関係コンテンツ候補情報記憶部214から読み出す。関係コンテンツ候補情報取得部228は、読み出した関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを後述の関係情報判定部227に渡す。なお、関係コンテンツ候補情報取得部228が読み出した関係コンテンツ候補情報の少なくとも一つには保存コンテンツAのコンテンツ識別子が含まれている。これは、ログ処理部226が保存コンテンツAのコンテンツ識別子と選択コンテンツCのコンテンツ識別子とを対応付けた関係コンテンツ候補情報を関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶しているからである。
<関係情報判定部227>
関係情報判定部227は、関係コンテンツ候補情報取得部228から関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを受け取る。そして関係情報判定部227は、関係度に基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かを判定する。
関係情報判定部227は、例えば以下にあげる算出式[数1]に基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かを判定してもよい。ただし、dは所定の値である。
Figure 2012043240

[数1]は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとの関係度の総計値が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かが判定されることを示している。
また、関係情報判定部227は、例えば以下にあげる算出式[数2]に基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かを判定してもよい。ただし、eは所定の値である。
Figure 2012043240

[数2]は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとの関係度の総計値が他のコンテンツと選択コンテンツCとの関係度の総計値に比べて著しく高いか否かに基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かが判定されることを示している。
前述の二つの判定基準は例示であり、コンテンツ間の関係を判定する方法は、これらの方法に限られない。
関係情報判定部227は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いと判定した場合に、それらのコンテンツのコンテンツ識別子を含む関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度の総計値とを特定する。そして関係情報判定部227は、選択コンテンツCのコンテンツ識別子と保存コンテンツAのコンテンツ識別子とを含む関係情報を生成する。最後に関係情報判定部227は、その関係情報と前述の関係度の総計値とを対応付けて関係コンテンツ情報記憶部212に記憶する。
具体的には、関係情報判定部227は、関係情報に含まれる各コンテンツ識別子をすべて含む関係情報が関係コンテンツ情報記憶部212に記憶されているか否か判定する。もし前述の関係情報が記憶されている場合、関係情報判定部227は、その関係コンテンツ情報記憶部212に記憶されている関係情報に対応付けられている関係度を読み出す。そして関係情報判定部227は、計算した関係度の総計値を読み出した関係度に加算して、再びその関係情報と対応付けて加算した関係度を関係コンテンツ情報記憶部212に記憶する。
===コンテンツ情報検索部229===
コンテンツ情報検索部229は、クライアント230から検索要求を受け取ると、その検索要求に基づいてコンテンツ情報記憶部213を検索し、検索結果をクライアント230に送信する。
具体的には、コンテンツ情報検索部229は、検索要求に含まれるキーワードに基づいて、そのキーワードを含むコンテンツの名称と、そのコンテンツの名称に対応付けられているコンテンツ識別子とをコンテンツ情報記憶部213から読み出す。そしてコンテンツ情報検索部229は、そのコンテンツの名称とコンテンツ識別子とを対応付けた情報である検索結果を生成し、クライアント230へ送信する。
検索結果は、コンテンツの名称を少なくとも含む。検索結果は、コンテンツ識別子、コンテンツ識別子に対応するコンテンツの作成日時、最終更新日時または作成者を示す情報を含んでもよい。この場合、コンテンツ情報検索部229は、コンテンツ情報記憶部213からコンテンツの名称およびコンテンツ識別子を読み出す際に、それらの情報に対応付けられている所望の情報をあわせて読み出し、検索結果に含めればよい。
またコンテンツ情報検索部229は、クライアント230から少なくともコンテンツ識別子またはコンテンツの名称を示す情報を受け取ると、受け取った情報に基づいて関係コンテンツ情報記憶部212を検索する。コンテンツ情報検索部229は受け取った情報がコンテンツの名称であった場合に、そのコンテンツの名称に対応付けられているコンテンツ識別子をコンテンツ情報記憶部213から読み出す。そしてコンテンツ情報検索部229は、受け取ったコンテンツ識別子または読み出したコンテンツ識別子を含む関係情報を関係コンテンツ情報記憶部212から読み出す。そして、コンテンツ情報検索部229は、読み出した関係情報に含まれる関係先コンテンツのコンテンツ識別子、すなわち読み出しの際に使われていないコンテンツ識別子を特定する。
コンテンツ情報検索部229は、コンテンツ識別子を特定する際、そのコンテンツ識別子を含む関係情報にそれぞれ対応する関係度が所定の閾値を満たすか否かに基づいて特定してもよい。すなわちコンテンツ情報検索部229は、所定の閾値以上の関係度に対応付けられている関係情報に含まれるコンテンツ識別子の中からコンテンツ識別子を特定してもよい。
コンテンツ情報検索部229は、特定したコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ間の関係性を示す情報を生成する。この情報とは、クライアント230から送られてきたコンテンツ識別子を含む関係情報を時系列で並べたものである。例えばこの情報は、図19に示されるように、時系列上に関係情報が配置されているネットワーク図であってもよい。具体的には、ネットワーク図とは、図19に示されるように、各関係情報に含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツを示す情報が、各コンテンツ識別子に対応付けられている時刻情報で示される時刻に基づいて、時系列上に配置される情報である。なお、図19に示されるように、前述の情報は、コンテンツ識別子にバージョン情報が含まれている場合には、バージョン情報も含んでいてもよい。
コンテンツ情報検索部229は、クライアント230から検索要求を受け取る際に、検索結果ではなく、直接コンテンツ間の関係性を示す情報を生成してもよい。この場合、コンテンツ情報検索部229は、検索要求に含まれるキーワードに基づいて、そのキーワードを含むコンテンツの名称と、そのコンテンツの名称に対応付けられているコンテンツ識別子とをコンテンツ情報記憶部213から読み出す。そしてコンテンツ情報検索部229は、読み出したコンテンツ識別子毎にそのコンテンツ識別子を含む関係情報を関係コンテンツ情報記憶部212から読み出す。そして、コンテンツ情報検索部229は、読み出した関係情報に含まれる関係先コンテンツのコンテンツ識別子、すなわち読み出しの際に使われていないコンテンツ識別子を特定する。そしてコンテンツ情報検索部229は、特定したコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ間の関係性を示す情報を生成し、クライアント230に送信する。
次に、図9、図10および図11を参照して第二の実施の形態の動作について説明する。
図9は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20のログ登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。
ユーザが図示しないアプリケーションを用いると、ログ収集部232は、アプリケーションのログを収集して、関係コンテンツ評価装置200へ送信する(ステップS201)。関係コンテンツ評価装置200のログ情報受信部221は、ログを受け取る(ステップS202)。そしてログ情報受信部221は、それぞれのログに対応する次のログが来るまでそのログを記憶し、該当のログを受け取った際に、記憶していたログに対して終了日時を追加する(ステップS203)。
そしてログ情報受信部221は、ログが含む時刻情報を開始日時とし、ログと開始日時と終了日時とを対応付けてログ記憶部211に記憶する(ステップS204)。次にログ情報受信部221は、ログ記憶部211に記憶したログ(図4)に含まれる行動種別405がコンテンツの保存を示すか否か判定する(ステップS205)。行動種別がコンテンツの保存を示す場合(ステップS205のYes)、ログ情報受信部221は、以下の処理を実行する。すなわちログ情報受信部221は、そのログに含まれるコンテンツ識別子に対応付けられているバージョン情報が示す版数より1つ新しい版数を示す新たなバージョン情報をそのコンテンツ識別子(図8)に対応付けて記憶する(ステップS206)。そしてログ情報受信部221は、新たなバージョン情報を含むログと、そのログに対応する開始日時および終了日時と、をログ処理部226に渡す(ステップS207)。そして、関係コンテンツ評価システム20の処理はステップS208へ進む。
一方、行動種別がコンテンツの保存を示さない場合(ステップS205のNo)、ログ情報受信部221は、次のログが来たか否か判定する(ステップS208)。ログ情報受信部221は、次のログが来たと判定した場合(ステップS208のYes)、関係コンテンツ評価システム20の処理はステップS202へ戻る。ログ情報受信部221が、次のログが来ないと判定した場合(ステップS208のNo)、関係コンテンツ評価システム20の処理は終了する。
図10は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の関係情報登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。
ログ処理部226は、ログ情報受信部221からログと開始日時と終了日時とを受け取る(ステップS301)。そしてログ処理部226は、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が含むバージョン情報が示すバージョンよりも1つ古いバージョンを示すバージョン情報を含むコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211から抽出する(ステップS302)。次にログ処理部226は、ログ情報受信部221から受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が示すコンテンツが作成された時刻、または開かれた時刻と保存された時刻とを抽出したログに基づいてそれぞれ特定する。具体的にはログ処理部226は、抽出したログに対応付けられている開始日時と終了日時とに基づいて前述の各時刻をそれぞれ特定する(ステップS303)。そしてログ処理部226は、前述の各時刻の範囲の時刻情報を含み、かつ受け取ったログに含まれるユーザ識別子(人物ID404)を含むログをログ記憶部211から読み出す(ステップS304)。
そしてログ処理部226は、ステップS301にて受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子とステップS304にて読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とをそれぞれ含む関係コンテンツ候補情報を生成する(ステップS305)。そしてログ処理部226は、関係コンテンツ候補情報毎に所定の関係度を算出する(ステップS306)。そしてログ処理部226は、関係コンテンツ候補情報と対応する関係度とを対応付けて関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶すると共にその関係コンテンツ候補情報を関係コンテンツ候補情報取得部228に渡す(ステップS307)。
関係コンテンツ候補情報取得部228は、ログ処理部226から関係コンテンツ候補情報を受け取る。そして関係コンテンツ候補情報取得部228は、受け取った関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子のうちから一つのコンテンツ識別子を選択する(ステップS308)。そして関係コンテンツ候補情報取得部228は、選択したコンテンツ識別子を含む関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを関係コンテンツ候補情報記憶部214から読み出す(ステップS309)。関係コンテンツ候補情報取得部228は、読み出した関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを関係情報判定部227に渡す。
関係情報判定部227は、関係コンテンツ候補情報取得部228から関係コンテンツ候補情報とその関係コンテンツ候補情報に対応する関係度とを受け取る。そして関係情報判定部227は、関係度に基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かを判定する(ステップS310)。
関係情報判定部227は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いと判定した場合(ステップS310のYes)に、以下の処理を実行する。すなわち関係情報判定部227は、それらのコンテンツのコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応する関係度の総計値とを関係コンテンツ情報記憶部212に記憶する(ステップS311)。一方、関係情報判定部227は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高くないと判定した場合(ステップS310のNo)、処理はステップS312へ進む。
関係コンテンツ候補情報取得部228は、受け取ったすべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択したか否か判定する(ステップS312)。関係コンテンツ候補情報取得部228は、すべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択したと判定した場合(ステップS312のYes)、処理が終了する。一方、関係コンテンツ候補情報取得部228は、すべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択していないと判定した場合(ステップS312のNo)、処理は、ステップS308へ戻る。
図11は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の情報提示に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。
ユーザが情報提示部233に、検索要求を入力する(ステップS401)。次に情報提示部233は検索要求を関係コンテンツ評価装置200へ送信する(ステップS402)。次に、情報提示部233は、関係コンテンツ評価装置200から検索結果であるコンテンツの一覧を受け取る(ステップS403)。情報提示部233は受け取ったコンテンツの一覧を出力する(ステップS404)。
情報提示部233は、出力したコンテンツの一覧のうちの一つを示す情報の入力をユーザから受ける(ステップS405)。情報提示部233は、受け取った情報を関係コンテンツ評価装置200へ送信する(ステップS406)。そして情報提示部233は、送信した情報に対応するコンテンツに関係があると判定されたコンテンツの一覧を関係コンテンツ評価装置200から受け取る(ステップS407)。
第二の実施の形態において、ログは、コンテンツ識別子の代わりにコンテンツの名称を含んでもよい。この場合、ログ情報受信部221は、ログを受け取ると、そのログに含まれるコンテンツの名称に対応付けられているコンテンツ識別子をコンテンツ情報記憶部213から読み出せばよい。そしてログ情報受信部221は、読み出したコンテンツ識別子でコンテンツの名称を置き換えればよい。以降の処理は前述と同様である。なお、ログ情報受信部221が受け取ったログに含まれるコンテンツの名称がコンテンツ情報記憶部213に記憶されていない場合、ログ情報受信部221は、以下のように動作すればよい。すなわちログ情報受信部221は、コンテンツ情報記憶部213に記憶されていない新たなコンテンツ識別子でそのコンテンツ名称を置き換えればよい。
第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとの関係情報を生成した場合に、いったんコンテンツ間の関係付けの候補としてその関係情報(関係コンテンツ候補情報)を別の記憶部に格納する。そして関係コンテンツ評価システム20は、関係情報(関係コンテンツ候補情報)が含むコンテンツ間の関係度が所定の基準を満たした場合に、選択コンテンツCと保存コンテンツAとの関係を示す情報である関係情報を、関係情報を記憶する記憶部に記憶する。これにより、例えばユーザが複数の業務を同時に行っており、たまたま同時期に複数のコンテンツについて情報処理を行った場合でも、関係コンテンツ評価システム20は、そのような情報処理により作成される関係情報を、記憶しないことができる。すなわち第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20は、ユーザが複数の業務を並行して行う状況でも、コンテンツとそのコンテンツの作成または編集の際に参考として用いられた他のコンテンツとの関係のみを正しく関係情報として抽出できる。
また、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価装置200は、まず、あるコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、それらの関係度の和を算出する。そして関係コンテンツ評価装置200は、読み出した関係情報の中で前述のあるコンテンツ識別子とは異なる他のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられる関係度の和を算出する。次に、関係コンテンツ評価装置200は、それぞれの関係度の和の比を算出し、この比が所定の閾値以上であるか否か判定する。そして関係コンテンツ評価装置200は、この比が所定の閾値以上であると判定した場合に、前述のあるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと前述の他のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係のあるコンテンツと判定する。
よって、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価装置200は、所定のコンテンツ間の関係度が他のコンテンツ間の関係度に比べて特徴的に高い場合に、前述の所定のコンテンツ間に関係があると判定できる。
[第三の実施の形態]
図12は、本発明の第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30の構成を示すブロック図である。
図12を参照すると、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、関係コンテンツ評価装置300とクライアント230を備える。関係コンテンツ評価装置300は、記憶部310と演算部320とを備える。つまり、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20の関係コンテンツ評価装置200を関係コンテンツ評価装置300に置き換えたものである。また、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価装置300は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価装置200の記憶部210と演算部220とをそれぞれ記憶部310と演算部320とに置き換えたものである。
具体的には、図12を参照すると、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20について、さらに以下にあげる構成要素を追加したシステムである。その構成要素とは、関係コンテンツ評価部322が備える関係情報抽出ルール取得部325、関係情報抽出部324および関係度計算部323と、関係情報抽出ルール記憶部315と、である。また、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20におけるログ処理部226をログ処理部326に置き換えたシステムである。また、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、第二の実施の形態における関係コンテンツ評価システム20における関係コンテンツ候補情報取得部228を関係コンテンツ候補情報取得部328に置き換えたシステムである。以下では、第三の実施の形態にて新たに追加されたまたは置換された構成要素についてそれぞれ説明がなされる。
===関係情報抽出ルール記憶部315===
関係情報抽出ルール記憶部315は、少なくとも第一の行動種別と、第二の行動種別と、を対応付けたルールを記憶する。このルールは、関係するコンテンツを検索するために用いられる。図13は、関係情報抽出ルール記憶部315が記憶するルールの一例を示す図である。
図13を参照すると、関係情報抽出ルール記憶部315は以下の情報をそれぞれ対応付けて記憶する。第一の情報は、第一の行動種別である関係元行動種別701である。第二の情報は、第二の行動種別である関係先行動種別702である。第三の情報は、所定の時刻の範囲を示す関係先情報検索範囲703である。関係先情報検索範囲703の詳細は後で説明される。第四の情報は、関係度減衰係数704である。関係度減衰係数704の詳細は、後で説明される。第五の情報は、最大関係度705である。最大関係度705の詳細は、後で説明される。
また関係情報抽出ルール記憶部315は、第一の行動種別と第二の行動種別との関係を示す情報である関係種別を各ルールに対応付けて記憶してもよい。例えば第一の行動種別が『コンテンツの閲覧』であり、第二の行動種別が『コンテンツの編集』の場合、これらを含むルールには『参照関係』という関係種別が対応付けられる。また例えば、第一の行動種別が『コンテンツのコピー』であり、第二の行動種別が『コンテンツの貼り付け』の場合、これらを含むルールには『引用関係』という関係種別か対応付けられる。これらの関係種別は例示であって、関係種別は上記に限られない。関係種別は、関係コンテンツ評価装置300の管理者によってあらかじめ定められる値であってもよい。または、関係コンテンツ評価装置300が、関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されている各ルールに含まれる第一の行動種別と第二の行動種別との関係に基づいて、関係種別を特定し、それぞれのルールに対応付けて記憶してもよい。
関係情報抽出ルール記憶部315が記憶するルールが含む第一の行動種別と第二の行動種別との組み合わせは、例えば図13に示されるように、コンテンツの編集と閲覧、または、コンテンツの一部のコピーとペースト、などが想定される。これらは例示であって、第一の行動種別と第二の行動種別との組み合わせは、前述の項目に限られない。第一の行動種別と第二の行動種別との組み合わせの他の例は以下のように挙げられる。
(a) コンテンツの承認処理と閲覧・・・この組み合わせは、コンテンツの承認システムにおいて正しいプロセスによりコンテンツが承認されたか否かを管理する際に有効である。
(b) コンテンツの閲覧と検索・・・この組み合わせは、検索が行われた理由を後でシステム管理者が知る際に有効である。
(c) 設計作業とコンテンツ閲覧・・・この組み合わせは、正しいガイドライン(コンテンツ)を参照して設計しているか否かを管理する際に有効である。
(d) プログラムテストとコンテンツ閲覧・・・この組み合わせは、プログラムのテスト中に、テスト仕様やマニュアル(コンテンツ)を正しく確認しているか否かを管理する際に有効である。
(e) チャットまたはWeb会議システムでの発言とコンテンツ閲覧・・・この組み合わせは、どのコンテンツに対して行われた発言なのかを管理する際に有効である。
<ログ処理部326>
ログ処理部326は、ログ情報受信部221から所定のログを受け取る。そしてログ処理部326は、受け取ったログが含むコンテンツ識別子に対応する所定のコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211から読み出す。所定のコンテンツ識別子とは、第二の実施の形態におけるログ処理部226の説明で挙げた「所定のコンテンツ識別子」と同様である。
ログ処理部326は、受け取ったログと読み出したログとを後述の関係情報抽出ルール取得部325に渡す。
ログ処理部326が備えるその他の機能は、第二の実施の形態におけるログ処理部226が備える機能と同様である。
<関係情報抽出ルール取得部325>
関係情報抽出ルール取得部325は、ログ処理部226からログを受け取る。そして関係情報抽出ルール取得部325は、受け取ったログ毎に以下の処理を行う。すなわち関係情報抽出ルール取得部325は、ログに含まれる行動種別を第一の行動種別として含むルールを関係情報抽出ルール記憶部315から読み出す。そして関係情報抽出ルール取得部325はそのログと読み出したルールとを対応付けて関係情報抽出部324に渡す。
<関係情報抽出部324>
関係情報抽出部324は、関係情報抽出ルール取得部325からログとそのログに基づいて読み出されたルールとを受け取る。そして、関係情報抽出部324は、各ログに対応付けられたルール毎に以下の処理を行う。すなわち、関係情報抽出部324は、一のルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログをログ記憶部211から読み出す。そして関係情報抽出部324は、前述の一のルールに対応付けられているログに含まれているコンテンツ識別子と読み出したログのそれぞれに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた情報である関係情報をそれぞれ生成する。そして関係情報抽出部324は、生成した関係情報を関係度計算部323に渡す。
関係情報抽出部324は、ログに含まれる時刻情報に基づいてログ記憶部211からの読み出しを制御してもよい。すなわち、関係情報抽出部324は、関係情報抽出ルール取得部325から受け取ったログに含まれる時刻情報で示される時刻を特定する。そして関係情報抽出部324は、特定した時刻から起算してそのログに対応付けられている一のルールに含まれる関係先情報検索範囲で特定される時間の範囲を特定する。そして関係情報抽出部324は、特定した時間に含まれる時刻を示す時刻情報を含むログを読み出してもよい。さらに関係情報抽出部324は、前述の時刻情報を含み、かつ前述のルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含む、ログをログ記憶部211から読み出してもよい。
関係先情報検索範囲は、関係元のコンテンツになされた情報処理の時刻と関係先のコンテンツになされた情報処理の時刻との差の限界を示す時間の情報である。ここで関係元のコンテンツとは、関係情報抽出ルール取得部325から受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツである。関係元のコンテンツになされた情報処理とは、第一の行動種別で識別される種類の情報処理である。関係先のコンテンツとは、関係情報抽出部324がログ記憶部211から読み出したログに含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツである。関係先のコンテンツになされた情報処理とは、第二の行動種別で識別される種類の情報処理である。
前述のそれぞれの情報処理が、関係先情報検索範囲で示される時間以上離れた時刻でそれぞれなされた場合、それらの情報処理に対応するコンテンツは関係付けられない。この関係先情報検索範囲は、関係コンテンツ評価装置300の管理者によってそれぞれあらかじめ定められる値であってもよい。または、関係コンテンツ評価装置300が、関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されている各ルールに含まれる第一の行動種別と第二の行動種別との関係に基づいて、関係先情報検索範囲を算出し、それぞれのルールに対応付けて記憶してもよい。そして、関係情報抽出部324は、各ルールに含まれる関係先情報検索範囲に基づいてそれぞれのログをログ記憶部211から読み出してもよい。
関係情報抽出部324は、ログに対応付けられている開始日時および終了日時に基づいてログ記憶部211からの読み出しを制御してもよい。すなわち、まず関係情報抽出部324は、関係情報抽出ルール取得部325から受け取ったログに対応付けられる開始日時と終了日時とで特定される時間Rを特定する。そして関係情報抽出部324は、前述のログに対応付けられている一のルールに含まれる関係先情報検索範囲Rを時間Rに含まれるすべての時刻に適用する。つまり関係情報抽出部324は時間Rに含まれるすべての時刻tにおける検索範囲Rを算出する。
例えば開始日時が「2009年9月19日19:00」、終了日時が「2009年9月19日19:24」、であり、関係先情報検索範囲が「5分」であると仮定する。この場合、関係情報抽出部324は検索範囲を、「2009年9月19日19:00」から「2009年9月19日19:29」までであると特定する。次に関係情報抽出部324は、ログ記憶部211に記憶されるログのうちそれぞれのログに対応付けられる開始日時と終了日時とで特定される時間と、算出した検索範囲とを比較する。そして関係情報抽出部324は、それぞれの時間の少なくとも一部が重複する場合に、その対象のログをログ記憶部211から読み出す。さらに関係情報抽出部324は、前述のログであり、かつ前述のルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログをログ記憶部211から読み出してもよい。
<関係度計算部323>
関係度計算部323は、関係情報抽出部324が出力する関係情報毎に、その関係情報に含まれる各コンテンツ識別子で特定されるコンテンツ間の関係の指標を示す関係度を算出する。
関係度計算部323は、例えば以下に示される算出式[数3]に基づいてコンテンツCとコンテンツAとの関係度Racを算出してもよい。
Figure 2012043240

ただし、[数3]において、T1は、コンテンツAのログに対応付けられる開始日時とコンテンツCのログの終了日時との時間差である。T2は、コンテンツCのログに対応付けられる開始日時と終了日時との時間差である。aは、関係度減衰係数である。bは、所定の定数である補正係数である。cは、最大関係度である。また記号「^」は、べき乗を示す演算子である。
関係度減衰係数は、関係元のコンテンツのログに対応付けられる開始日時と関係先のコンテンツのログの終了日時との時間差が関係度に与える影響の度合いを示す指標である。この関係度減衰係数は、関係コンテンツ評価装置300の管理者によってあらかじめ定められる値であってもよい。または、関係コンテンツ評価装置300が、関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されている各ルールに含まれる第一の行動種別と第二の行動種別との関係に基づいて、関係度減衰係数を算出し、それぞれのルールに対応付けて記憶してもよい。そして、関係度計算部323は、各関係情報と共にその関係情報に含まれるコンテンツ識別子を含むログを読み出す際に用いたルールを関係情報抽出部324から受け取ってもよい。そして関係度計算部323は、受け取ったルールに含まれる関係度減衰係数に基づいて関係度を計算してもよい。
最大関係度は、関係元のコンテンツと関係先のコンテンツとの関係度に与える影響の度合いを示す指標である。この最大関係度は、関係コンテンツ評価装置300の管理者によってあらかじめ定められる値であってもよい。または、関係コンテンツ評価装置300が、関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されている各ルールに含まれる第一の行動種別と第二の行動種別との関係に基づいて、最大関係度を算出し、それぞれのルールに対応付けて記憶してもよい。そして、関係度計算部323は、各関係情報と共にその関係情報に含まれるコンテンツ識別子を含むログを読み出す際に用いたルールを関係情報抽出部324から受け取ってもよい。そして関係度計算部323は、受け取ったルールに含まれる最大関係度に基づいて関係度を計算してもよい。
補正係数は、関係情報抽出ルール記憶部315に記憶されている各ルールによらず定められる定数である。この補正係数は、関係コンテンツ評価装置300の管理者によってあらかじめ定められる値であってもよい。
T1およびT2は、関係度計算部323によって、関係情報に含まれるコンテンツ識別子を含む各ログに対応する開始日時または終了日時に基づいて算出される。この場合、関係度計算部323は、関係情報と共に、関係情報に含まれるコンテンツ識別子を含む各ログを関係情報抽出部324から受け取ってもよい。
関係度計算部323は、関係度を計算すると、その関係度と関係情報とを対応付けて関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶する。
関係度計算部323は、各関係情報と共にその関係情報に含まれるコンテンツ識別子を含むログを読み出す際に用いたルールを関係情報抽出部324から受け取った場合、各ルールに関係種別が含まれているか否か判定してもよい。そして関係度計算部323は、ルールに関係種別が含まれている場合に、関係情報と関係度と対応付けてそれらに対応する関係種別を関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶してもよい。
関係度計算部323は、関係コンテンツ候補情報を関係コンテンツ候補情報取得部328に渡す。
<関係コンテンツ候補情報取得部328>
関係コンテンツ候補情報取得部328は、関係度計算部323から関係コンテンツ候補情報を受け取る。関係コンテンツ候補情報取得部328が備えるその他の機能は、第二の実施の形態における関係コンテンツ候補情報取得部228が備える機能と同様である。
図14は、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30の関係情報登録に関する動作の概要の一例を示すフローチャートである。
ログ処理部326は、ログと開始日時と終了日時とを受け取る(ステップS501)。そしてログ処理部326は、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子が含むバージョン情報が示すバージョンよりも1つ古いバージョンを示すバージョン情報を含むコンテンツ識別子を含むログをログ記憶部211から読み出す(ステップS502)。そしてログ処理部326は、受け取ったログと読み出したログとそれらに対応付けられている開始日時と終了日時とを関係情報抽出ルール取得部325に渡す。
関係情報抽出ルール取得部325は、ログ処理部326からログを受け取る。そして関係情報抽出ルール取得部325は、受け取ったログ毎に、ログに含まれる行動種別を第一の行動種別として含むルールを関係情報抽出ルール記憶部315から読み出す(ステップS503)。そして関係情報抽出ルール取得部325はそのログと開始日時と終了日時と読み出したルールとを対応付けて関係情報抽出部324に渡す。
関係情報抽出部324は、関係情報抽出ルール取得部325からログとそのログに基づいて読み出されたルールとを受け取る。そして、関係情報抽出部324は、各ログに対応付けられたルール毎に、一のルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログをログ記憶部211から読み出す(ステップS504)。そして関係情報抽出部324は、前述の一のルールに対応付けられているログに含まれているコンテンツ識別子と読み出したログのそれぞれに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた情報である関係情報をそれぞれ生成する(ステップS505)。そして関係情報抽出部324は、生成した関係情報を関係度計算部323に渡す。
関係度計算部323は、関係情報抽出部324が出力する関係情報毎に、その関係情報に含まれる各コンテンツ識別子で特定されるコンテンツ間の関係の指標を示す関係度を算出する(ステップS506)。
関係度計算部323は、関係度を計算すると、その関係度と関係情報(関係コンテンツ候補情報)とを対応付けて関係コンテンツ候補情報記憶部214に記憶する(ステップS507)。関係度計算部323は、関係度計算部323は、関係コンテンツ候補情報を関係コンテンツ候補情報取得部328に渡す。
関係コンテンツ候補情報取得部328は、関係度計算部323から関係コンテンツ候補情報を受け取る。そして関係コンテンツ候補情報取得部328は、受け取った関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子のうちから一つを選択する(ステップS508)。関係コンテンツ候補情報取得部328は、選択したコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応する関係度とを関係コンテンツ候補情報記憶部214から読み出す(ステップS509)。関係コンテンツ候補情報取得部328は、読み出した関係情報とその関係情報に対応する関係度とを関係情報判定部227に渡す。
関係情報判定部227は、関係コンテンツ候補情報取得部328から関係情報とその関係情報に対応する関係度とを受け取る。そして関係情報判定部227は、関係度に基づいて、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いか否かを判定する(ステップS510)。
関係情報判定部227は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高いと判定した場合(ステップS510のYes)に、以下の処理を実行する。すなわち関係情報判定部227は、それらのコンテンツのコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応する関係度の総計値とを関係コンテンツ情報記憶部212に記憶する(ステップS511)。一方、関係情報判定部227は、選択コンテンツCと保存コンテンツAとが関係する可能性が高くないと判定した場合(ステップS510のNo)、処理はステップS512へ進む。
関係コンテンツ候補情報取得部328は、受け取ったすべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択したか否か判定する(ステップS512)。関係コンテンツ候補情報取得部328は、すべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択したと判定した場合(ステップS512のYes)、処理が終了する。一方、関係コンテンツ候補情報取得部328は、すべての関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子を選択していないと判定した場合(ステップS512のNo)、処理は、ステップS508へ戻る。
第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、あるコンテンツに対する情報処理がなされたことを示すログを受け取ると、そのログに含まれる行動種別に対応する行動種別を示すルールを特定する。そして関係コンテンツ評価システム30は、特定したルールに対応する行動種別が示す情報処理を行ったコンテンツに対応するログを読み出す。そして、関係コンテンツ評価システム30は、受け取ったログに対応するコンテンツと読み出したログに対応するコンテンツとの関係を関係情報として出力する。
よって第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、あるコンテンツとそのコンテンツの情報処理の際に用いられたと推定できるコンテンツとの関係を関係情報として収集して管理できる。つまり、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、以下に挙げる関連性に基づいて、関係があると推定されるコンテンツ間の関係情報のみを抽出できる。その関連性とは、各ログにそれぞれ含まれる行動種別の関連性、または、ログに含まれる時刻情報、ログに対応付けられる開始日時、あるいは終了日時の関連性、の少なくともいずれかである。そして第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、コンテンツとそのコンテンツの作成または編集の際に参考として用いられた他のコンテンツとの関係のみを正しく関係情報として抽出できる。
さらに、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、抽出した関係情報が示すコンテンツ間の関係性を示す指標である関係度を算出する。よって、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、コンテンツ間に情報の参照関係がある場合に、その関係の度合いを示す関係度を管理できるので、より正確なコンテンツ間の関係を把握することができる。
この関係度は、各コンテンツになされた情報処理の種別、またはそれらの組み合わせに応じて算出されうる。よって、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、コンテンツ間に情報の参照関係があると推定される可能性が高い情報処理の組み合わせについてより高い関係度を算出することができる。これにより第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、より正確なコンテンツ間の関係を把握することができる。
また、この関係度は、その関係度に対応する関係情報に含まれるコンテンツ識別子にそれぞれ対応するログに対応付けられた開始日時または終了日時に基づいて算出されうる。よって、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、コンテンツ間に情報の参照関係があると推定される可能性が高い情報処理の組み合わせについて、それらの情報処理が行われた時刻の差に基づいて当該コンテンツ間の参照関係の有無を推定できる。そして関係コンテンツ評価システム30は、コンテンツ間の参照関係があると推定した場合により高い関係度を算出することができる。これにより第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30は、より正確なコンテンツ間の関係を把握することができる。
また、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価装置300は、まず、あるコンテンツ識別子を含む関係情報とその関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、それらの関係度の和を算出する。そして関係コンテンツ評価装置300は、読み出した関係情報の中で前述のあるコンテンツ識別子とは異なる他のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられる関係度の和を算出する。次に、関係コンテンツ評価装置300は、それぞれの関係度の和の比を算出し、この比が所定の閾値以上であるか否か判定する。そして関係コンテンツ評価装置300は、この比が所定の閾値以上であると判定した場合に、前述のあるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツと前述の他のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツとを関係のあるコンテンツと判定する。
よって、第三の実施の形態における関係コンテンツ評価装置300は、所定のコンテンツ間の関係度が他のコンテンツ間の関係度に比べて特徴的に高い場合に、前述の所定のコンテンツ間に関係があると判定できる。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例は、本発明の第三の実施の形態における関係コンテンツ評価システム30の具体的な動作の概要を示す一例である。
図15は、本実施例における関係コンテンツ評価システム30の関係情報登録に関する具体的な動作の一例を示す模式図である。
まず関係コンテンツ評価システム30の関係コンテンツ評価装置300は、あるファイルAの保存を示すログ(保存ログ)を受信する。そして関係コンテンツ評価装置300は、関係情報の元となるログを抽出する。そして関係コンテンツ評価装置300は、抽出したログに基づいて関係コンテンツ候補情報を生成する。そして関係コンテンツ評価装置300は、例えば[数3]に示される方法によって各関係コンテンツ候補情報に含まれるコンテンツ識別子で特定されるコンテンツ間の関係度をそれぞれ算出する。関係コンテンツ評価装置300は、生成した関係コンテンツ候補情報と対応する関係度とを対応付けて関係コンテンツ候補情報記憶部214に登録する。
次に、図15を参照すると、関係コンテンツ評価装置300は、例えばファイルCを選択コンテンツとして選択する。そしてファイルCのコンテンツ識別子を含む関係情報を関係コンテンツ候補情報記憶部214から読み出す。
この場合、関係コンテンツ候補情報記憶部214は、図16に示す情報を記憶していると仮定する。図16において、コンテンツ識別子「D0001」は、ファイルCを、コンテンツ識別子「D0043」は、ファイルAをそれぞれ識別する情報と仮定する。
次に関係コンテンツ評価装置300は、関係コンテンツ候補情報記憶部214を参照し、関係日時が最近のN日間(Nは任意の整数)であり、かつ関係元ファイルIDが「D0001」である関係情報と関係度とを読み出す。そして関係コンテンツ評価装置300は、読み出した関係度の総計値W1を計算する。また関係コンテンツ評価装置300は、関係日時が最近のN日間であり、かつ関係元ファイルIDが「D0001」であり、かつ関係先ファイルIDが「D0043」である関係情報に対応付けられている関係度の総計値W2を計算する。
関係コンテンツ評価装置300は、例えば[数2]の方法によってW2/W1を計算し、この計算結果が所定の閾値以上であるか否か判定する。また、関係コンテンツ評価装置300は、例えば[数1]の方法によってW2が所定の閾値以上であるか否かを判定してもよい。
関係コンテンツ評価装置300は、それぞれの計算結果が所定の閾値以上であると判定した場合に、ファイルCとファイルAとは関係のあるコンテンツであると判定する。この場合関係コンテンツ評価装置300は、ファイルCのコンテンツ識別子とファイルAのコンテンツ識別子とを含む関係情報と、前述の総計値W2とを対応付けて関係コンテンツ情報記憶部212に登録する。
図17は、ユーザが情報提示部233に検索要求を入力するために表示される基本的な画面の一例を示す図である。ユーザは例えば図17に示される画面にコンテンツを識別できるコンテンツ識別子やコンテンツの名称の少なくとも一部を示すキーワード、またはコンテンツが作成された日時を示す情報などを入力することで、取得したいコンテンツを検索することができる。本実施例では、ユーザが検索要求として以下の情報を入力したと仮定する。図17を参照すると、まずコンテンツの名称の少なくとも一部を示すキーワードとして「Aプロジェクト」というキーワードが入力されている。またコンテンツ作成日時として「2009年1月1日から2009年10月1日まで」であることを示す情報が入力されている。またコンテンツの種別として「文書ファイル」を示す情報が入力されている。
図18は、情報提示部233が、検索結果をユーザに提示する際に提示する画面の一例を示す図である。図18を参照すると、提示される情報はコンテンツの名称を含んでいる。提示される情報は、他に、各コンテンツに関係するコンテンツの数やそれらのリストを含んでもよい。またコンテンツの名称が提示される部分は、ハイパーリンクとなっていてもよい。この構成により、ユーザはそのハイパーリンクをクリックすることでそのコンテンツに関する詳細な関係情報提示画面に遷移できる。
図19は、図18に示される画面においてユーザが特定の一つのファイルを選択した際に、情報提示部233がその選択されたファイルの詳細な関係情報を提示する一例を示す図である。情報提示部233は、ファイルAが選択された際に、ファイルAの関係情報を検索する検索要求を関係コンテンツ評価装置300へ送信する。そして、情報提示部233は、関係コンテンツ評価装置300からファイルB、CおよびGとファイルAとの関係情報をそれぞれ得る。ファイルGとファイルAとの関係情報には、ファイルGについてのバージョン情報が含まれている。よって情報提示部233は、ファイルAがファイルGのどのバージョンのファイルと関係しているのかを示す情報をあわせて表示する。
以上、各実施の形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
また、本発明の各実施の形態または実施例における各構成要素は、その機能をハードウェア的に実現することはもちろん、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリなどのコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。この読み取られたプログラムは、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態または実施例における構成要素として機能させる。
上記の実施の形態または実施例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性を示す指標値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、
前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係情報判定部と、を備える関係コンテンツ評価装置。
(付記2)
付記1に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係情報判定部は、前記第一のコンテンツ識別子と前記第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報の個数と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報の個数との比が所定の閾値以上の場合に、前記第一のコンテンツと前記第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
(付記3)
付記1または2に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係情報判定部は、関係情報と関係度と一のユーザを示すユーザ識別子とを対応付けて記憶する前記関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度と当該関係情報に対応付けられているユーザ識別子とを読み出し、一のユーザ識別子を含む関係情報の中で、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
(付記4)
付記1ないし3のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係情報判定部は、関係情報と関係度とある時刻を示す時刻情報とを対応付けて記憶する前記関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度と当該関係情報に対応付けられている時刻情報とを読み出し、所定の期間に含まれる時刻を示す時刻情報を含む関係情報の中で、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
(付記5)
付記1ないし4のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
関係情報と当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子にそれぞれ対応付けられるある時刻を示す時刻情報とを受け取り、当該関係情報に含まれる各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の前記関係度を、当該各コンテンツ識別子にそれぞれ対応付けられている時刻情報で示される時刻の差に基づいて算出し、前記関係情報と前記関係度とを対応付けて前記関係コンテンツ候補情報記憶部に記憶する関係度計算部を備える、関係コンテンツ評価装置。
(付記6)
付記5に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
コンテンツを識別するコンテンツ識別子と一のユーザを示すユーザ識別子とある時刻を示す時刻情報とを対応付けた情報であるログを受け取るログ処理部と、
ログを記憶するログ記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれるユーザ識別子を含むログを読み出し、前記ログ処理部が受け取るログに含まれるコンテンツ識別子および時刻情報を対応付け、前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子および時刻情報を対応付け、各コンテンツ識別子を対応付けた前記関係情報と各時刻情報とを出力する関係情報抽出部と、を備え、
前記関係度計算部は、前記関係情報抽出部が出力する前記関係情報と前記各時刻情報とを受け取る、関係コンテンツ評価装置。
(付記7)
付記6に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ログは、コンテンツ識別子で識別されるコンテンツになされた情報処理の種類を示す行動種別を含み、
第一の行動種別と、第二の行動種別と、を対応付けたルールを記憶する関係情報抽出ルール記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれている行動種別を第一の行動種別として含むルールを読み出す関係情報抽出ルール取得部を備え、
前記関係情報抽出部は、前記ログ記憶部から、前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログを読み出し、前記ログ処理部が受け取るログに含まれているコンテンツ識別子と前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた前記関係情報を出力する、関係コンテンツ評価装置。
(付記8)
付記7に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ルールは、前記第一の行動種別と、前記第二の行動種別と、所定の時間の範囲を示す関係先情報検索範囲と、を対応付けた情報であり、
前記関係情報抽出部は、前記ログ記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれている時刻情報で示される時刻から前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる関係先情報検索範囲で特定される時間に含まれる時刻を示す時刻情報を含み、かつ当該ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含む、ログを読み出す、関係コンテンツ評価装置。
(付記9)
コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性を示す指標値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、
前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定し、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報と当該関係情報に対応する関係度とを関係情報記憶部に記憶する、関係情報判定部と、
クライアントから受け取る検索要求に基づいて関係情報を前記関係情報記憶部から読み出し、前記クライアントに送信するコンテンツ情報検索部と、
を備える関係コンテンツ評価装置と、
コンテンツの識別子を少なくとも含む検索要求の入力を受け、当該検索要求を前記関係コンテンツ評価装置へ送信する、コンテンツ情報入力部を備えるクライアントと、
を備え、
前記コンテンツ情報検索部は、前記クライアントから受け取る検索要求に含まれるコンテンツ識別子を含む関係情報を前記関係情報記憶部から読み出す関係コンテンツ評価システム。
(付記10)
コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間との関係性を示す指標値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、
前記読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価方法。
(付記11)
付記7または8に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ルールは、前記第一の行動種別と、前記第二の行動種別と、当該第一の行動種別および当該第二の行動種別の間の関係に基づいて定められる値である最大関係度と、を対応付けた情報であり、
前記関係度計算部は、前記関係情報抽出部が前記関係情報を出力する際に用いたルールに含まれる最大関係度に基づいて前記関係度を計算する、関係コンテンツ評価装置。
(付記12)
付記8に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ログ記憶部と、
第一のログを受け取り、前記第一のログに含まれるコンテンツ識別子と行動種別とを含む第二のログをさらに受け取った際に、前記第一のログに含まれる時刻情報を開始日時とし、前記第二のログに含まれる時刻情報を終了日時として、前記第一のログと当該開始日時と当該終了日時とを対応付けて前記ログ記憶部に記憶するログ情報受信部を備え、
前記ログ情報受信部は、当該ログと当該ログに対応する開始日時および終了日時とを前記ログ処理部に渡し、
前記関係情報抽出部は、前記ログ記憶部から、前記ログ処理部がログとともに受け取った開始日時と終了日時とで特定される時間に含まれる一の時刻から当該ログに基づいて前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる関係先情報検索範囲で特定される時間に、一のログに対応付けられている開始日時と終了日時とで特定される時間の少なくとも一部が重複し、かつ当該ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含む当該一のログを読み出す、関係コンテンツ評価装置。
(付記13)
付記7、8または11のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ログ記憶部と、
コンテンツ識別子と当該コンテンツ識別子に対応するコンテンツの版数を示すバージョン情報とを対応付けて記憶し、ログを受け取り、当該ログに含まれる行動種別がコンテンツの保存を示す場合に、当該ログに含まれるコンテンツ識別子に対応付けられているバージョン情報が示す版数より1つ新しい版数を示す新たなバージョン情報を当該コンテンツ識別子に対応付けて記憶するとともに、当該コンテンツ識別子に当該新たなバージョン情報を含めた当該ログを前記ログ処理部に渡すログ情報受信部とを備え、
前記ログ処理部は、受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子に含まれるバージョン情報が示す版数より1つ古い版数を示すバージョン情報を含み、かつ受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子を含む、ログを前記ログ記憶部から読み出し、
前記関係情報抽出ルール取得部は、前記ログ処理部が前記ログ記憶部から読み出したログ毎に、そのログに含まれている行動種別を第一の行動種別として含むルールをそれぞれ読み出し、
前記関係情報抽出部は、前記ログ処理部が前記ログ記憶部から読み出したログ毎に、一のログに基づいて前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログを読み出し、前記一のログに含まれているコンテンツ識別子と前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた前記関係情報を出力する、関係コンテンツ評価装置。
(付記14)
付記13に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記ログは、前記コンテンツ識別情報と、前記行動種別と、前記時刻情報と、コンテンツへの情報処理を行ったユーザを識別できるユーザ識別子と、を対応付けた情報であり、
前記ログ処理部は、受け取ったログに含まれるユーザ識別子を含み、かつ受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子に含まれるバージョン情報が示す版数より1つ古い版数を示すバージョン情報を含み、かつ受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子を含む、ログを前記ログ記憶部から読み出す、関係コンテンツ評価装置。
(付記15)
付記5に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係度計算部は、関係情報と、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子にそれぞれ対応付けられるある時間を示す開始日時および終了日時と、を受け取り、前記関係情報に含まれる第一のコンテンツ識別子に対応付けられる開始日時と当該関係情報に含まれる第二のコンテンツ識別子に対応付けられる終了日時との差、および、前記第二のコンテンツ識別子に対応付けられる開始日時と終了日時との差に基づいて前記関係度を計算する、関係コンテンツ評価装置。
(付記16)
付記15に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係度計算部は、前記第一のコンテンツ識別子に対応付けられる開始日時と、前記第二のコンテンツ識別子に対応付けられる終了日時との差が大きくなるほど前記関係度が小さくなるよう当該関係度を計算する、関係コンテンツ評価装置。
(付記17)
付記15または16に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係度計算部は、第二のコンテンツ識別子に対応付けられる開始日時と終了日時との差が大きくなるほど前記関係度が大きくなるよう当該関係度を計算する、関係コンテンツ評価装置。
(付記18)
付記7に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記行動種別として、コンテンツの閲覧、編集、コピー、ペースト、承認、更新、チェックアウト、保存、削除、プログラムテスト、設計作業を含む、関係コンテンツ評価装置。
(付記19)
付記1ないし8または11ないし18のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記コンテンツとして、ドキュメントファイル、スライドファイル、メール、webページ、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイルを含む、関係コンテンツ評価装置。
(付記20)
付記7に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係情報抽出ルールに含まれる前記第一の行動種別と前記第二の行動種別との組み合わせとして、コンテンツの閲覧とコンテンツの編集との組み合わせ、コンテンツのコピーとコンテンツのペーストとの組み合わせ、コンテンツの承認とコンテンツの閲覧との組み合わせ、コンテンツの閲覧とコンテンツの検索との組み合わせ、設計作業とコンテンツの閲覧との組み合わせ、およびプログラムテストとコンテンツ閲覧との組み合わせを含む、関係コンテンツ評価装置。
(付記21)
付記1に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
前記関係コンテンツ候補情報記憶部を備える、関係コンテンツ評価装置。
(付記22)
付記1ないし4のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
コンテンツを識別するコンテンツ識別子と一のユーザを示すユーザ識別子とを対応付けた情報であるログを受け取り、ログを記憶するログ記憶部から、前記受け取ったログに含まれるユーザ識別子を含むログを読み出し、前記受け取ったログに含まれるコンテンツ識別子と、前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とを含む前記関係情報を前記関係コンテンツ候補情報記憶部に記憶すると共に、当該関係情報を前記関係コンテンツ候補情報取得部に渡す、ログ処理部を備え、
前記関係コンテンツ候補情報取得部は、受け取った関係情報に含まれるコンテンツ識別から前記第一のコンテンツ識別子を特定する、関係コンテンツ評価装置。
(付記23)
コンピュータに、
コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間との関係性を示す指標値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す処理と、
前記読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する処理と、を実行させるための関係コンテンツ評価プログラム。
本発明は、オペレーティングシステムのログ情報管理機能に用いられる。管理された情報は、ビジネスプロセスマネジメントシステムやナレッジマネジメントシステムや文書共有システムやコンテンツマネージメントシステムに利用されることが想定されるが、これに限られない。
20 関係コンテンツ評価システム
30 関係コンテンツ評価システム
100 関係コンテンツ評価装置
101 関係コンテンツ候補情報取得部
102 関係情報判定部
200 関係コンテンツ評価装置
210 記憶部
211 ログ記憶部
212 関係コンテンツ情報記憶部
213 コンテンツ情報記憶部
214 関係コンテンツ候補情報記憶部
220 演算部
221 ログ情報受信部
222 関係コンテンツ評価部
226 ログ処理部
227 関係情報判定部
228 関係コンテンツ候補情報取得部
229 コンテンツ情報検索部
230 クライアント
231 入出力部
232 ログ収集部
233 情報提示部
300 関係コンテンツ評価装置
310 記憶部
315 関係情報抽出ルール記憶部
320 演算部
322 関係コンテンツ評価部
323 関係度計算部
324 関係情報抽出部
325 関係情報抽出ルール取得部
326 ログ処理部
328 関係コンテンツ候補情報取得部
401 行動ID
402 開始日時
403 終了日時
404 人物ID
405 行動種別
406 コンテンツID
501 コンテンツID
502 コンテンツ名称
503 コンテンツ種別
504 登録日時
505 登録者ID
506 URL
601 関係元コンテンツID
602 関係先コンテンツID
603 関係日時
604 作成者ID
605 関係度
701 関係元行動種別
702 関係先行動種別
703 関係先情報検索範囲
704 関係度減衰係数
705 最大関係度
801 関係元コンテンツID
802 関係先コンテンツID
803 関係日時
804 作成者ID
805 関係度

Claims (10)

  1. コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、
    前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係情報判定部と、を備える関係コンテンツ評価装置。
  2. 請求項1に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    前記関係情報判定部は、前記第一のコンテンツ識別子と前記第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報の個数と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報の個数との比が所定の閾値以上の場合に、前記第一のコンテンツと前記第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
  3. 請求項1または2に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    前記関係情報判定部は、関係情報と関係度と一のユーザを示すユーザ識別子とを対応付けて記憶する前記関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度と当該関係情報に対応付けられているユーザ識別子とを読み出し、一のユーザ識別子を含む関係情報の中で、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    前記関係情報判定部は、関係情報と関係度とある時刻を示す時刻情報とを対応付けて記憶する前記関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度と当該関係情報に対応付けられている時刻情報とを読み出し、所定の期間に含まれる時刻を示す時刻情報を含む関係情報の中で、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    関係情報と当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子にそれぞれ対応付けられるある時刻を示す時刻情報とを受け取り、当該関係情報に含まれる各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の前記関係度を、当該各コンテンツ識別子にそれぞれ対応付けられている時刻情報で示される時刻の差に基づいて算出し、前記関係情報と前記関係度とを対応付けて前記関係コンテンツ候補情報記憶部に記憶する関係度計算部を備える、関係コンテンツ評価装置。
  6. 請求項5に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    コンテンツを識別するコンテンツ識別子と一のユーザを示すユーザ識別子とある時刻を示す時刻情報とを対応付けた情報であるログを受け取るログ処理部と、
    ログを記憶するログ記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれるユーザ識別子を含むログを読み出し、前記ログ処理部が受け取るログに含まれるコンテンツ識別子および時刻情報を対応付け、前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子および時刻情報を対応付け、各コンテンツ識別子を対応付けた前記関係情報と各時刻情報とを出力する関係情報抽出部と、を備え、
    前記関係度計算部は、前記関係情報抽出部が出力する前記関係情報と前記各時刻情報とを受け取る、関係コンテンツ評価装置。
  7. 請求項6に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    前記ログは、コンテンツ識別子で識別されるコンテンツになされた情報処理の種類を示す行動種別を含み、
    第一の行動種別と、第二の行動種別と、を対応付けたルールを記憶する関係情報抽出ルール記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれている行動種別を第一の行動種別として含むルールを読み出す関係情報抽出ルール取得部を備え、
    前記関係情報抽出部は、前記ログ記憶部から、前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含むログを読み出し、前記ログ処理部が受け取るログに含まれているコンテンツ識別子と前記読み出したログに含まれるコンテンツ識別子とを対応付けた前記関係情報を出力する、関係コンテンツ評価装置。
  8. 請求項7に記載の関係コンテンツ評価装置であって、
    前記ルールは、前記第一の行動種別と、前記第二の行動種別と、所定の時間の範囲を示す関係先情報検索範囲と、を対応付けた情報であり、
    前記関係情報抽出部は、前記ログ記憶部から、前記ログ処理部が受け取るログに含まれている時刻情報で示される時刻から前記関係情報抽出ルール取得部が読み出した前記ルールに含まれる関係先情報検索範囲で特定される時間に含まれる時刻を示す時刻情報を含み、かつ当該ルールに含まれる第二の行動種別を行動種別として含む、ログを読み出す、関係コンテンツ評価装置。
  9. コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間の関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出す関係コンテンツ候補情報取得部と、
    前記関係コンテンツ候補情報取得部が読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定し、当該第一のコンテンツ識別子と当該第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報と当該関係情報に対応する関係度とを関係情報記憶部に記憶する、関係情報判定部と、
    クライアントから受け取る検索要求に基づいて関係情報を前記関係情報記憶部から読み出し、前記クライアントに送信するコンテンツ情報検索部と、
    を備える関係コンテンツ評価装置と、
    コンテンツの識別子を少なくとも含む検索要求の入力を受け、当該検索要求を前記関係コンテンツ評価装置へ送信する、コンテンツ情報入力部を備えるクライアントと、
    を備え、
    前記コンテンツ情報検索部は、前記クライアントから受け取る検索要求に含まれるコンテンツ識別子を含む関係情報を前記関係情報記憶部から読み出す関係コンテンツ評価システム。
  10. コンテンツを識別するコンテンツ識別子を複数含む関係情報、および、当該関係情報に含まれるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツ間との関係性の指標を示す値である関係度、を対応付けて記憶する関係コンテンツ候補情報記憶部から、第一のコンテンツ識別子を含む関係情報と当該関係情報に対応付けられている関係度とを読み出し、
    前記読み出した関係度のうち、前記第一のコンテンツ識別子と第二のコンテンツ識別子とを含む関係情報に対応付けられた関係度の和と、当該第一のコンテンツ識別子を含む関係情報に対応付けられた関係度の和との比が所定の閾値以上の場合に、当該第一のコンテンツ識別子で識別される第一のコンテンツと当該第二のコンテンツ識別子で識別される第二のコンテンツとを関係するコンテンツと判定する、関係コンテンツ評価方法。
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