JP2012040884A - タイヤの滑り止め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 滑り止め体は前側と後側の連結部材11、12を取り付け、前側と後側の連結部材を連結する連結具を設けた滑り止め装置において、連結具は雌型と雄型にし、雄型連結具は、一方の連結部材に差し込み片26を接続し、差し込み片に連結凹部27を設け、雌型連結具は、他方の連結部材に本体31を取り付け、本体に差し込み通路34を形成し操作部材36を往復動可能に設け、操作部材に連結凸部37を設け、操作部材に復動力を与える弾性部材38を設けた。両連結具の連結時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、差し込み通路に差し込み片を挿入し、操作部材は弾性部材の弾性力で復動させ、連結凸部を連結凹部に嵌め込み、分離時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、連結凸部を連結凹部から抜き出し、差し込み片は差し込み通路から抜き出す。
【選択図】 図7
Description
上記のようなタイヤの滑り止め装置は、タイヤの周方向に配列した滑り止め体を連結する際、滑り止め体の後側の連結部材と後隣の滑り止め体の前側の連結部材を連結具で連結する作業が簡単であることが望まれる。連結具で連結した後側の連結部材と前側の連結部材を分離する作業も簡単であることが望まれる。
また、自動車のタイヤは、使用により接地面が磨耗して外径が縮小する。新品に取り替えると、外径が大きくなる。タイヤの滑り止め装置は、タイヤの外径が変化しても、使用できることが望まれる。
1.連結具は、差し込み式にする。
前側の連結部材と後側の連結部材の連結具は、雄型連結具と雌型連結具にし、差し込み式にする。連結分離作業が簡単である。
雄型連結具は、前側の連結部材と後側の連結部材の一方に差し込み片を接続する。差し込み片は、連結凹部を設ける。
雄型連結具と雌型連結具を分離する時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、連結凸部を連結凹部から抜き出す。次に、差し込み片は、差し込み通路から抜き出す。差し込み片と本体が分離する。
連結具は、タイヤの外側に位置し、自動車の走行によるタイヤの回転で、タイヤの放射方向、タイヤの中心側と反対向きに遠心力を受ける。この遠心力が操作部材にその往動の向きに作用すると、操作部材が弾性部材に抗して往動する可能性がある。タイヤの回転による遠心力で操作部材が往動すると、連結凸部が連結凹部から抜け出て、差し込み片が差し込み通路から抜け出し可能になる。差し込み片と本体が分離することになる。自動車の走行時、雄型連結具と雌型連結具が分離する。前側の連結部材と後側の連結部材が分離する。
又は、操作部材は、その往復動方向をタイヤの軸心方向にする。タイヤの回転による遠心力は、操作部材に往動力も、復動力も与えない。
差し込み片は、連結凹部を複数にして連結方向に沿って配置する。前側の連結部材と後側の連結部材の連結長さを調節可能にする。滑り止め体の隣同士の間隔を調節する。
滑り止め体は、自動車前進時のタイヤ回転方向の前側のU形状部材と後側のU形状部材、及び、タイヤの内側面に沿う内側の線状部材を備え、
前側のU形状部材と後側のU形状部材は、タイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの外側面に沿う外側部と、タイヤの内側面に沿う内側部を有し、内側部同士を内側の線状部材で連結し、
滑り止め体の外側部は、タイヤの周方向の前端と後端にそれぞれ前側と後側の連結部材を取り付け、タイヤの周方向に配列した滑り止め体の後側の連結部材を、後隣の滑り止め体の前側の連結部材に連結具で分離可能に連結する構成にした滑り止め装置において、
連結具は、雄型連結具と雌型連結具にし、
雄型連結具は、前側の連結部材と後側の連結部材の一方に差し込み片を接続し、差し込み片に連結凹部を設け、
雌型連結具は、前側の連結部材と後側の連結部材の他方に本体を取り付け、本体に、差し込み通路を形成し、操作部材を往復動可能に設け、操作部材に連結凸部を設け、操作部材に復動力を与える弾性部材を設け、
雄型連結具と雌型連結具を連結する時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、差し込み通路に差し込み片を挿入し、操作部材は弾性部材の弾性力で復動させ、連結凸部を連結凹部に嵌め込み、差し込み片と本体を連結する構成にし、
雄型連結具と雌型連結具を分離する時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、連結凸部を連結凹部から抜き出し、差し込み片は差し込み通路から抜き出し、差し込み片と本体を分離する構成にしたことを特徴とするタイヤの滑り止め装置。
2.上記のタイヤの滑り止め装置において、
操作部材は、その復動の向きをタイヤの中心側と反対向きにし、
自動車の走行中、操作部材の復動の向きをタイヤの中心側と反対向きに維持する構成にしたことを特徴とする。
3.上記1のタイヤの滑り止め装置において、
操作部材は、その往復動方向をタイヤの軸心方向にし、
自動車の走行中、操作部材の往復動方向をタイヤの軸心方向に維持する構成にしたことを特徴とする。
4.上記のタイヤの滑り止め装置において、
差し込み片は、連結凹部を複数にして連結方向に沿って配置し、前側の連結部材と後側の連結部材の連結長さを調節可能にしたことを特徴とする。
また、雄型連結具と雌型連結具が自動車の走行中に不意に分離しない。
また、タイヤの外径が変化しても、使用することができる。
本例のタイヤの滑り止め装置は、自動車のタイヤTに装着した状態を自動車の外側から視た正面図を図1に示す。この滑り止め装置は、第1滑り止め体1a、第2滑り止め体1bと第3滑り止め体1cをタイヤTの周方向に等間隔に連結している。3個の滑り止め体1a〜1c、1は、同一構造にしている。第1滑り止め体1aについて説明する。
本例は、第1例のタイヤの滑り止め装置の連結具21、22において、差し込み片26の連結凹部27、操作部材36と連結凸部37の構成を変更している。その他の点は、第1例におけるのと同様である。
図13〜図18は、それぞれ、第1例における図6〜図8、図10〜図12に対応している。
操作部材36の湾曲部は、本体31の正面側に突出し、操作端を構成している。
1.上記の実施形態の第1例と第2例において、雌型連結具21は前側の連結部材11に、雄型連結具22は後側の連結部材12に取り付けたが、逆にして、雌型連結具21は後側の連結部材12に、雄型連結具22は前側の連結部材11に取り付ける。
2.上記の実施形態の第1例と第2例において、差し込み片26は、複数の連結凹部27を等間隔に配置したが、不等間隔に配置する。
3.上記の実施形態の第1例と第2例において、連結凹部27は、複数にしたが、単数にする。
4.上記の実施形態の第1例において、操作部材36は、連結凸部37を複数にしたが、単数にする。
5.上記の実施形態の第2例において、操作部材36は、棒をU形状に湾曲して構成したが、棒を門形状に折り曲げて構成する。
6.上記の実施形態の第1例と第2例において、操作部材36に復動力を与える弾性部材は、螺旋ばね38にしたが、竹の子ばね又はその他のばねにする。
7.上記の実施形態の第1例と第2例において、本体31は、正面と背面を円形状にしたが、矩形状にする。
8.上記の実施形態の第1例と第2例において、本体31は、正面側構成部と背面側構成部の2部品を複数のリベット33で結合して箱型の中空構造にしたが、その他の構造にする。
1、1a〜1c 滑り止め体
1a 第1滑り止め体
1b 第2滑り止め体
1c 第3滑り止め体
2 前側のU形状部材、丸棒
2a 横断部
2b 外側部
2c 内側部
3 後側のU形状部材、丸棒
3a 横断部
3b 外側部
3c 内側部
4 内側の線状部材、鎖、リーフチェーン
2a、3a 滑り止め体の横断部
2b、3b 滑り止め体の外側部
2c、3c、4 滑り止め体の内側部
6 筒形状の当て部材、外側の当て部材、内側の当て部材
7 ボルト
8 ナット
11 前側の連結部材、鎖、リーフチェーン
12 後側の連結部材、鎖、リーフチェーン
21、22 連結具
21 雌型連結具
22 雄型連結具
26 差し込み片
27 連結凹部、切欠きの凹部、円形の孔、貫通孔
31 本体
32 折り曲げ片
33 リベット、案内ピン
34 差し込み通路
36 操作部材、帯形板状の操作部材、U形状の操作部材
37 連結凸部、折り曲げ片の凸部、U形状の操作部材の一方の直線部の端部
38 弾性部材、螺旋ばね
Claims (4)
- 数個のU形状断面の滑り止め体を自動車のタイヤに嵌め込んでタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、各滑り止め体の外側部をそれぞれ隣の滑り止め体の外側部に連結する構成にし、
滑り止め体は、自動車前進時のタイヤ回転方向の前側のU形状部材と後側のU形状部材、及び、タイヤの内側面に沿う内側の線状部材を備え、
前側のU形状部材と後側のU形状部材は、タイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの外側面に沿う外側部と、タイヤの内側面に沿う内側部を有し、内側部同士を内側の線状部材で連結し、
滑り止め体の外側部は、タイヤの周方向の前端と後端にそれぞれ前側と後側の連結部材を取り付け、タイヤの周方向に配列した滑り止め体の後側の連結部材を、後隣の滑り止め体の前側の連結部材に連結具で分離可能に連結する構成にした滑り止め装置において、
連結具は、雄型連結具と雌型連結具にし、
雄型連結具は、前側の連結部材と後側の連結部材の一方に差し込み片を接続し、差し込み片に連結凹部を設け、
雌型連結具は、前側の連結部材と後側の連結部材の他方に本体を取り付け、本体に、差し込み通路を形成し、操作部材を往復動可能に設け、操作部材に連結凸部を設け、操作部材に復動力を与える弾性部材を設け、
雄型連結具と雌型連結具を連結する時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、差し込み通路に差し込み片を挿入し、操作部材は弾性部材の弾性力で復動させ、連結凸部を連結凹部に嵌め込み、差し込み片と本体を連結する構成にし、
雄型連結具と雌型連結具を分離する時には、操作部材は弾性部材に抗して往動させ、連結凸部を連結凹部から抜き出し、差し込み片は差し込み通路から抜き出し、差し込み片と本体を分離する構成にしたことを特徴とするタイヤの滑り止め装置。 - 操作部材は、その復動の向きをタイヤの中心側と反対向きにし、
自動車の走行中、操作部材の復動の向きをタイヤの中心側と反対向きに維持する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの滑り止め装置。 - 操作部材は、その往復動方向をタイヤの軸心方向にし、
自動車の走行中、操作部材の往復動方向をタイヤの軸心方向に維持する構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの滑り止め装置。 - 差し込み片は、連結凹部を複数にして連結方向に沿って配置し、前側の連結部材と後側の連結部材の連結長さを調節可能にしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のタイヤの滑り止め装置。
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JP2010171560A JP2012040884A (ja) | 2010-07-23 | 2010-07-30 | タイヤの滑り止め装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2010-07-30 JP JP2010171560A patent/JP2012040884A/ja active Pending
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