JP2012040371A - 胸郭アクセスポート - Google Patents

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Abstract

【課題】外科用アクセスポートを提供すること。
【解決手段】第一フレーム部分および第二フレーム部分を含む外側フレームを有する、患者の腔へアクセスする外科用アクセスポート。ここで、フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に関して可動である。外側フレームは第一の幅より大きい第一の長さを有し、ここで、フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、第一の長さより大きい第三の長さまで外側フレームを増大させる。内側部材は、第二の長さおよび第二の幅を有し、第二の長さは、実質的に外側フレームの第一の長さを横切り、第二の幅は、実質的に外側フレームの第一の幅を横切る。可撓性部材は、外側フレームと内側部材との間に延在し、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である。
【選択図】図1

Description

(背景)
本願は、2010年8月12日に出願された仮出願第61/372,960号からの優先権を主張し、その全内容が、本明細書に、参照することにより組み込まれている。
1.技術分野
本開示は、概して、外科手順を行うためのデバイスおよび技術に関する。より具体的には、本開示は、低侵襲手術のための拡大可能アクセスデバイスに関する。
2.関連技術の背景
外傷および回復時間を減らそうという努力のもと、切開または自然な体の開口のような皮膚の小さな開口部を通して、多くの外科手順が行われる。例えば、これらの手術は、腹腔鏡手術(一般的に、患者の腹部の領域内で行われる)および胸郭手術(一般的に、胸部の腔内で行われる)を含む。
特定の外科用器具が、そのような低侵襲手術の間の使用のために、開発されてきた。これらの外科用器具は、典型的には、細長いシャフトを含み、細長いシャフトは、シャフトの遠位端部に位置づけられた手術構造(例えば、グラスパー、クリップアプライヤー、標本回収バッグなど)を有する。
低侵襲手術の間、臨床家は、しばしば栓子またはトロカールを用いることにより、患者の身体壁に開口部を作ることがあり、その後、開口部内にアクセスアセンブリを位置づける。アクセスアセンブリは、そこを通って延在する通路を含み、内部の作業部位(例えば、体腔)内に位置づけるための上記で言及した外科用器具のうちの1つ以上を受容する。
低侵襲手術の間、アクセスアセンブリは、肋間隙として公知の、患者の隣接する肋骨間に配置された空間内に一般的には挿入される。次いで、外科用器具は、アクセスアセンブリの通路を通して内部の作業部位内へ挿入される。
低侵襲胸郭手術の間の視覚化、ある外科用器具の導入および/または組織標本の除去を促進するために、肋間隙を規定する肋骨に隣接する組織を拡張/収縮することが望ましくあり得る。加えて、これらの手術の間、アクセスアセンブリをしっかり、安定して置くことは、アクセスアセンブリが、そこを通って挿入された(単数または複数の)器具の操作の間に適用される力に耐えることを可能にするために望ましい。しかし、手順の間の患者の外傷を減らすことは、回復の間、不便を与え、全体の回復にかかる時間が、重要な問題であり続ける。そのため、術後の患者の苦痛を最小化し、組織の無傷な収縮を可能にし、体腔から組織標本の除去を促進し、体腔へのアクセスを制限しない胸郭アクセスポートの必要性が存在する。
(概要)
本願は、1つの局面において、患者の腔にアクセスするための外科用アクセスポートを提供し、この外科用アクセスポートは、第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームを含み、これらのフレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動である。外側フレームは、長手方向軸に沿って規定される第一の長さと第一の幅とを有し、第一の長さは、第一の幅よりも大きく、フレーム部分のうちの少なくとも1つの、他方のフレーム部分から離れる動きは、第一の長さよりも大きい第三の長さまで外側フレームを増大させる。内側部材は、長手方向軸に沿って規定される第二の長さと第二の幅とを有し、第二の長さは、第二の幅よりも大きい。内側部材の第二の長さは、外側フレームの第一の長さを実質的に横切っており、内側部材の第二の幅は、外側フレームの第一の幅を実質的に横切る。可撓性部材は、外側フレームと内側部材との間に延在し、可撓性部材は、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である。
1つの実施形態において、第一フレーム部分は、第一端部壁と第一側面壁および第二側面壁とを有し、第一側面壁および第二側面壁のうちの少なくとも1つは、そこに形成された開口部を有し、第二フレーム部分は、第二端部壁と第二端部壁から延在する第三側面壁および第四側面壁とを有し、第三側面壁および第四側面壁のうちの少なくとも1つは、開口部に挿入可能な実質的に直線の部分で終端する。いくつかの実施形態において、第一側面壁および第二側面壁の各々は開口部で終端し、第三側面壁および第四側面壁の各々は、第一側面壁および第二側面壁のそれぞれの開口部に挿入可能な、実質的に直線の部分で終端する。
第一側面壁および第二側面壁は、先細部分を含み得る。外側フレームおよび内側部材は、好ましくは、可撓性部材搭載表面を含む。
いくつかの実施形態において、内側部材は、外側フレームの方へ延在するリップを含み、内側部材の下部アクセス開口部を実質的に取り囲む。
好ましい実施形態において、外側フレームおよび内側部材は、実質的に長方形の構成である。他の形状もまた、予期される。
可撓性部材は、内側部材に向かう方向に狭くなる、漏斗形状を有し得る。いくつかの実施形態において、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きは、外側フレームの長さを増大させ、患者の細長いアクセス切開の長手方向の端から離れる方向に膜を伸張する。
いくつかの実施形態において、外側フレームの第一の長さは、内側部材の第二の長さより大きく、外側フレームの第一の幅は、内側部材の第二の幅より大きい。いくつかの実施形態において、内側部材の第二の長さは、外側フレームの第一の幅を超えない。
本開示は、もう1つの局面において、第一フレーム部分および第二フレーム部分を有する外側フレームを含み、フレーム部分のうちの少なくとも1つは、他方のフレーム部分に関して可動である、患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートを提供する。外側フレームは、長手方向軸に沿って規定される第一の長さを有し、フレーム部分のうちの少なくとも1つの、他方のフレーム部分から離される動きは、第一の長さより大きい第三の長さまで外側フレームを増大させる。内側部材はアクセス開口部および開口部に隣接するリップを有し、リップは、患者の切開に位置づけるために外側フレームの方へ近位に延在する。可撓性部材は外側フレームと内側部材との間に延在し、可撓性部材は、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である。
いくつかの実施形態において、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きは、外側フレームの長さを増大させ、患者の細長いアクセス切開の長手方向の端から離れる方向に膜を伸張する。いくつかの実施形態において、アクセス開口部は、幅より大きい長さを有し、リップは、実質的にアクセス開口部の周囲に延在する。
もう1つの局面において、外科用アクセスポートを胸腔へ挿入する方法が提供され、この方法は、
外側フレームと、近位に延在するリップを有する内側部材と、内側フレームと外側フレームとの間に延在する可撓性部材とを有するアクセスポートを提供するステップと、
患者の切開を通した挿入のために内側部材を再構成するステップと、
切開を通して内側部材を挿入し、内側部材が配置位置に戻ってくることを可能にするステップであって、その結果、内側部材が腔に位置づけられ、可撓性部材は、切開を通って延在し、そして、内側部材は、長手方向軸が切開の長軸に実質的に整列され、リップが切開の部分に延在するようにする、ステップと、
外側フレームのうちの少なくとも第一部分を、切開の長軸を横切る動きの方向に動かすことにより、外側フレームを拡大することにより、切開に隣接する組織を収縮させるために、可撓性部材を張るステップとを含む。
方法は、さらに、アクセスポートを通して外科用器具を挿入するステップと、アクセスポートを通して組織標本を引き出すステップとを含み得る。方法は、また、内側部材を患者の腔から取り除き、切開の外へ取り除くために、内側部材を再構成するステップを含み得る。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1) 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、
第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸沿って規定される第一の長さと第一の幅とを有し、該第一の長さは、該第一の幅よりも大きく、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さよりも大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
長手方向軸に沿って規定される第二の長さと第二の幅とを有する内側部材であって、該第二の長さは、該第二の幅よりも大きく、該第二の長さは、該外側フレームの該第一の長さを実質的に横切っており、該第二の幅は、該外側フレームの該第一の幅を実質的に横切る、内側部材と、
該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
を含む、外科用アクセスポート。
(項目2) 上記第一フレーム部分は、第一端部壁と、該第一端部壁から延在する第一側面壁および第二側面壁とを有し、該第一側面壁および該第二側面壁は、それぞれ、開口部で終端し、第三側面壁および第四側面壁は、それぞれ、該第一側面壁および該第二側面壁のそれぞれの開口部に挿入可能な実質的に直線の部分で終端する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目3) 上記外側フレームは、該外側フレームの下面に可撓性部材搭載表面を含み、上記内側可撓性部材は、可撓性部材搭載表面を含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目4) 上記内側部材は、上記外側フレームに向かって延在するリップを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目5) 上記内側部材は、下部アクセス開口部を規定し、該内側部材は、該下部アクセス開口部を実質的に取り囲むフランジを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目6) 上記外側フレームおよび上記内側部材は、実質的に長方形の構成である、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目7) 上記可撓性部材は、上記内側部材に向かう方向に狭くなる漏斗形状を有する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目8) 上記内側部材は、少なくとも1つのタブを含み、該タブは、除去のために該内側部材を再構成するツールによって把持するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目9) 上記外側フレームの上記長さを増大させる上記フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きは、患者の細長いアクセス切開の長手方向の端から離れる方向に膜を伸張する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目10) 上記外側フレームの上記第一の長さは、上記内側部材の上記第二の長さより大きく、該外側フレームの上記第一の幅は、該内側部材の上記第二の幅より大きい、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目11) 上記内側部材の上記第二の長さは、上記外側フレームの上記第一の幅を超えない、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目12) 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸に沿って規定される第一の長さを有し、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さより大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
アクセス開口部と該開口部に隣接するリップとを有する内側部材であって、該リップは、患者の切開に位置づけるために該外側フレームに向かって近位に延在する、内側部材と、
該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
を含む、外科用アクセスポート。
(項目13) 上記外側フレームは第一の幅を含み、上記第一の長さは該第一の幅より大きい、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目14) 上記アクセス開口部は、幅より大きい長さを有し、上記リップは、該アクセス開口部の周囲に実質的に延在し、該リップは、上記内側部材の外側の端から内側に位置づけられている、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目15) 上記可撓性部材は、上記内側部材に向かう方向に狭くなる漏斗形状を有する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目1A) 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、
第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸沿って規定される第一の長さと第一の幅とを有し、該第一の長さは、該第一の幅よりも大きく、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さよりも大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
長手方向軸に沿って規定される第二の長さと第二の幅とを有する内側部材であって、該第二の長さは、該第二の幅よりも大きく、該第二の長さは、該外側フレームの該第一の長さを実質的に横切っており、該第二の幅は、該外側フレームの該第一の幅を実質的に横切る、内側部材と、
該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
を含む、外科用アクセスポート。
(項目2A) 上記第一フレーム部分は、第一端部壁と、該第一端部壁から延在する第一側面壁および第二側面壁とを有し、該第一側面壁および該第二側面壁のうちの少なくとも1つは、開口部が形成され、上記第二フレーム部分は、第二端部壁と、該第二端部壁から延在する第三側面壁および第四側面壁とを有し、該第三側面壁および該第四側面壁のうちの少なくとも1つは、該開口部に挿入可能な実質的に直線の部分で終端する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目3A) 上記第一側面壁および上記第二側面壁の各々は開口部で終端し、上記第三側面壁および上記第四側面壁の各々は、該第一側面壁および該第二側面壁のそれぞれの開口部に挿入可能な実質的に直線の部分で終端する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目4A) 上記第一側面壁および上記第二側面壁は、先細部分を含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目5A) 上記外側フレームは、該外側フレームの下面に可撓性部材搭載表面を含み、上記内側可撓性部材は、可撓性部材搭載表面を含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目6A) 上記内側部材は、上記外側フレームに向かって延在するリップを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目7A) 上記内側部材は、下部アクセス開口部を規定し、該内側部材は、該下部アクセス開口部を実質的に取り囲むフランジを含む、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目8A) 上記外側フレームおよび上記内側部材は、実質的に長方形の構成である、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目9A) 上記可撓性部材は、上記内側部材に向かう方向に狭くなる漏斗形状を有する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目10A) 上記内側部材は、少なくとも1つのタブを含み、該タブは、除去のために該内側部材を再構成するツールによって把持するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目11A) 上記外側フレームの上記長さを増大させる上記フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きは、患者の細長いアクセス切開の長手方向の端から離れる方向に膜を伸張する、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目12A) 上記外側フレームの上記第一の長さは、上記内側部材の上記第二の長さより大きく、該外側フレームの上記第一の幅は、該内側部材の上記第二の幅より大きい、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目13A) 上記内側部材の上記第二の長さは、上記外側フレームの上記第一の幅を超えない、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目14A) 上記内側部材の上記第二の長さは、上記外側フレームの上記第一の幅と実質的に等しい、上記項目のいずれかに記載のアクセスポート。
(項目15A) 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸に沿って規定される第一の長さを有し、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さより大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
アクセス開口部と該開口部に隣接するリップとを有する内側部材であって、該リップは、患者の切開に位置づけるために該外側フレームに向かって近位に延在する、内側部材と、
該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
を含む、外科用アクセスポート。
(項目16A) 上記外側フレームは第一の幅を含み、上記第一の長さは該第一の幅より大きい、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目17A) 上記アクセス開口部は、幅より大きい長さを有し、上記リップは、該アクセス開口部の周囲に実質的に延在し、該リップは、上記内側部材の外側の端から内側に位置づけられている、上記項目のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
(項目18A) 外科用アクセスポートを胸腔へ挿入する方法であって、該方法は、
外側フレームと、近位に延在するリップを有する内側部材と、該内側フレームと該外側フレームとの間に延在する可撓性部材とを有するアクセスポートを提供するステップと、
切開を通した挿入のために該内側部材を再構成するステップと、
該切開を通して該内側部材を挿入し、該内側部材が配置位置に戻ることを可能にするステップであって、その結果、該内側部材が該腔に位置づけられ、該可撓性部材は、該切開を通って延在し、そして、該内側部材は、該内側部材の長手方向軸が、該切開の長軸に実質的に整列され、該リップは、該切開の一部分に延在するように方向付けられる、ステップと、
該外側フレームの少なくとも第一部分を、該切開の長軸を横切る動きの方向に動かすことにより、該外側フレームを拡大し、それによって、該切開に隣接する組織を収縮させるために、該可撓性部材を張るステップと
を含む、方法。
(項目19A) 上記アクセスポートを通して外科用器具を挿入し、続いて該アクセスポートを通して組織標本を引き出すステップをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目20A) 上記内側部材を患者の上記腔から、上記切開の外へ除去するように該内側部材を再構成するステップをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(摘要)
第一フレーム部分および第二フレーム部分を含む外側フレームを有する、患者の腔へアクセスする外科用アクセスポート。ここで、フレーム部分のうちの少なくとも1つは、他方のフレーム部分に関して可動である。外側フレームは第一の幅より大きい第一の長さを有し、ここで、フレーム部分のうちの少なくとも1つの他方のフレーム部分から離れる動きは、第一の長さより大きい第三の長さまで外側フレームを増大させる。内側部材は、第二の長さおよび第二の幅を有し、第二の長さは、実質的に外側フレームの第一の長さを横切り、第二の幅は、実質的に外側フレームの第一の幅を横切る。可撓性部材は、外側フレームと内側部材との間に延在し、フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である。
主題のアクセスポートのさまざまな実施形態が、本明細書で図面に関して開示される。
図1は、拡張位置で示された(可撓性部材は明確性のために取り除かれている)本開示の調節可能外科用アクセスポートの上からの透視図である。 図2は、外側部材(フレーム)の上からの透視図である。 図3は、拡大状態の外側部材の上からの平面図である。 図4は、収縮(非拡大)状態の外側部材の上からの平面図である。 図5は、拡大状態の外側部材の下からの透視図である。 図6は、内側(下部)部材の下からの透視図である。 図7は、内側部材の上からの透視図である。 図8は、可撓性部材が取り付けられた、図1のアクセスポートの透視図である。 図9は、隣接する肋骨間に規定される肋間隙内に位置づけられた、収縮状態のアクセスポートの外側部材を備えた、患者の骨格構造を例示した透視図である。 図10は、可撓性部材を張るために、拡大状態の外側部材を示した図9に類似する透視図である。
本開示の外科用アクセスポートの実施形態が、ここで、図面に関して詳細に説明される。類似の番号は、いくつかの図の各々において、同一または対応する要素を指定する。当業者に共通のように、「近位」という用語は、ユーザーまたはオペレーター(つまり、外科医または内科医)により近い部分またはコンポーネントを指し、一方で、「遠位」という用語は、ユーザーからより離れた部分またはコンポーネントを指す。
本明細書で開示される外科用アクセスポートは、胸腔へのアクセスを提供する胸郭アクセスポートとしての使用のために説明される。また、他の最小侵襲性手術において、患者の他の部分(例えば、腔)へのアクセスのために、アクセスポートが使用され得ることは、理解されるべきである。
最初に図1および図8を参照すると、アクセスポート10は、近位または上部本体部材または上部アクセス開口部14を規定するフレーム12と遠位または下部本体部材または下部アクセス開口部18を規定するフレーム16を含む。上部アクセス開口部14および下部アクセス開口部18は、外科用器具の受け渡しのために、そこを通して、患者の体腔へアクセスするために、アクセス経路を提供する。可撓性部材130は、フレーム12とフレーム16との間を延在し、下記で説明されるように、フレーム12の動きにより張られる、または伸張される。可撓性部材130は、図1には、明確性のために示されておらず、図8に例示される。下記で説明される使用において、近位部材12は、患者の体外に位置づけられ、そのため、「外側」部材を構成し、遠位部材16は、患者の体内に位置づけられ、そのため、「内側」部材を構成する。
上部(外側)フレーム12は、第一U形状部材またはフレーム部分20および第二U形状部材またはフレーム部分22を含み、互いに向き合う。2つの部材(部分)22、24は一緒に、実質的に長方形の上部フレーム12を形成する。他の形状も、また、予期される。第一部材20および第二部材22は、比較的剛性の素材から形成され得、可動に相互接続されて、上部アクセス開口部14のサイズを調節し、下記でより詳細に論じられるように、組織に対して可撓性部材130の張りを調節する。部材20および部材22も、また、半剛性または可撓性部材から形成され得る。
第一部材20は、壁24の第一対向端部30、第二対抗端部32(図2および図3も参照)から、それぞれ、延在する第一側面壁26、第二側面壁28を有する第一端部壁24を含む。同様に、第二部材22は、第二端部壁34の第一対向端部40、第二対向端部42から、それぞれ、延在する第三側面壁36、第四側面壁38を有する第二端部壁34を含む。
第一側面壁26は、端部壁24から離れる方向で幅が狭くなり、開口部56で終端する、先細部分46を含む。同様に、第二側面壁28は、端部壁24から離れる方向で幅が狭くなり、開口部62で終端する、第二先細部分50を含む。
第二部材22の第三側面壁36は、端部壁34から離れる方向で幅が狭くなり、挿入端部72で終端する、実質的に直線の部分70へ先細となる第三先細部分66を含む。実質的に直線の部分70と共に、挿入端部72は、第一先細部分46の開口部56内に受け止められるようにサイズが合わせられている。例示される実施形態において、それは、摩擦されながら、開口部56内に受け止められる。
第四側面壁38は、端部壁34から離れる方向で幅が狭くなり、挿入端部82で終端する、実質的に直線の部分80へ先細となる、第四先細部分76を含む。実質的に直線の部分80と共に、挿入端部82は、第二先細部分50の開口部62内に受け止められるようサイズが合わせられている。例示される実施形態において、それは、摩擦されながら、開口部56内に受け止められる。
開口部56および62内の直線部分70と80との間の相互接続は、摩擦的であるものとして説明される一方で、解放可能にそれらを固定する他の方法が提供され得ることが注意されるべきである。
上部フレーム12は、収縮(非拡大)と拡大(拡張)状態間で調節可能である。上部フレーム12の調節を促進するため、フィンガータブ84(図3)が、オプションで提供され得る。外科医は、代替または加えて、壁24および/または壁34をつかみ、それらを互いに引き離すか、または自身の親指で、壁24および/または壁34を反対の方向へ動かす。そのため、調節は、U形状部材(部分)20、22の相対的な動きにより達成され、そのような相対的な動きは、部材22が固定されて支えられる一方での部材20の動き、部材20が固定されて支えられる一方での部材22の動き、または互いから離される、部材20、22の両方の動きを含む。
図4の収縮された位置(これは、好ましくは、アクセスポート10の最初の位置である)において、壁24および壁34は、図3の拡大(拡張)された位置より一緒に近付いている。つまり、収縮された位置において、壁24と壁34との間の距離は、図3の拡大された位置の距離よりも小さい。拡大状態において、第三先細部分66、第四先細部分76の直線部分70、80は、それぞれ、スライド可能に第一先細部分46、第二先細部分50の開口部56、62に、より浅い程度で、受け止められる。
外側フレーム12を拡大された位置まで調節し、下記で説明される可撓性部材130を張るために、第一部材20、第二部材22の第一壁24、第二壁34の1つまたは両方は、互いからスライドして離され、第三先細部分66、第四先細部分76の直線部分70、80を動かして、第一先細部分46、第二先細部分50からさらに離し、開口部56、62からさらに外に出す。
収縮状態(図4)において、フレーム12は、拡大状態のフレーム12の長さL2(図3)より小さい第一の長さL1を有する。アクセス開口部14の長さ(壁24、34の第一内側端27、第二内側端29、それぞれの間の距離として規定される)は、同様に、フレーム12の収縮された位置において、より小さい。
上部アクセス開口部14の長さは、少なくとも外側フレーム12の拡大された位置において、幅を好ましくは超える。
また、外側フレーム12は、幅W1を規定することも注意される。幅W1は、収縮された位置および拡大された位置において同じであり続ける。アクセス開口部14の幅は、また、外側フレーム12の収縮された位置および拡大された位置において同じであり続ける。外側フレーム12の長さは、少なくとも拡大された位置において、好ましくは、幅W1よりも大きいことも、認められるべきである。また、いくつかの実施形態において、長さは、収縮された位置でのフレーム12の幅W1よりも大きくあり得る。
下記で議論されるように、第一部材20および第二部材22を互いの方へ動かし、互いから離して動かす能力は、第一部材20および第二部材22が、可撓性部材130を組織によりきつく接触させ、肋骨の周りの組織を収縮させるために、そこへ添付された可撓性部材130(好ましくは、可撓性膜の形態である)を伸張することを可能にする。そのため、可撓性部材130は、切開を汚染から保護し、組織を収縮させる機能を果たす。その形状は、また、体腔からの回復を促進する、切開を通しての組織の標本のガイドを助ける。
膜130のような可撓性部材を外側フレーム12に添付するために、表面86および88(図5)に搭載された第一膜および第二膜を有する外側フレーム12が提供される。示されるように、表面86に搭載された第一膜は、壁24の下側面90に沿って延在し、側面壁26、28の側面92、94の下に沿って延在する。同様に、表面88に搭載された第二膜は、第二壁34の下側面96に沿って延在し、側面壁36、38の下側面98、100に沿って延在する。膜130(図8に示される)は、表面86および88に搭載の膜に、接着剤、ホットグルーイング、溶接などのような、さまざまな公知の方法を通して添付され得る。
ここで、下部(近位)部材または内側部材またはフレーム16に目を向けると、図6および図7に関して、内側部材16は、好ましくは、切開を通した挿入のための、曲げられた位置または再構成された位置に強制されるのに十分可撓性である。部材16は、好ましくは、構成が実質的に長方形であり、長手方向軸に沿って規定される長さXおよびその長手方向軸を横切るより小さい幅Sを有する。好ましい実施形態において、外側フレーム12の長さL1(およびL2)は、内側部材16の長さXより大きく、外側部材12の幅W1は、内側部材16の幅Sより大きい。外側フレーム12の長さL1は、実質的に内側部材16の長さXを横切って位置づけられ、外側フレーム12の幅W1は、実質的に内側部材16の幅Sを横切って位置づけられることが注意される。そのため、好ましくは、長さL1は、幅Sに実質的に平行であり得、幅W1は、実質的に長さXに平行であり得る。いくつかの実施形態において、内側部材16の長さXは、外側部材12の幅W1を超えず、いくつかの実施形態において、それらは実質的に等しい。1つの実施形態において、外側部材12の長手方向軸と内側部材16の長手方向軸との関係は、約90度であり得ることが注意される。
内側部材16は、部材16の長手方向軸に沿って規定される長さT(開口部18の幅Vより大きい)を有する下部アクセス開口部18を含む。外側フレーム12の方へ近位に延在するリブまたはリップ104は、実質的に下部アクセス開口部18を取り囲み、好ましくは、周囲に沿って延在し、全体の開口部を取り囲む。リップ104の最も近位な端は、参照番号114により指定される。示されるようにリップ104は、下部部材16の外側端の内側に位置づけられている。リップ104は、切開の一部へ延在し、内側部材16が、患者の胸腔に位置づけられたとき、肋骨に隣接する神経を保護するように構成されている。リップは、他の外科用用途で用いられたとき、他の組織構造を保護し得る。表面106に搭載された膜は、膜130を接着剤、ホットグルーイング、溶接などのようなさまざまな公知の方法で搭載するために、内側(下部)部材16の最上(近位)表面上に提供される。あるいは、膜130は、先述の方法により、リップ104に搭載され得る。近位端部の可撓性部材130を、より大きな寸法の外側フレーム16に、遠位端部の可撓性部材を、より小さな寸法の内側フレーム16に取り付けることにより、可撓性部材130は、遠位方向に狭くなる、漏斗形状を形成することが注意される。
タブ108およびタブ110は、縫合を受け止めるか、または、外科用器具が患者から可撓性内側部材16の挿入または除去を促進するために、表面をつかむことを提供するため、内側本体部材16上に提供され得る。つまり、タブ108、110の1つまたは両方は、つかまれ、引かれ得、それによって、内側部材16を曲げ、患者の切開を通した挿入および除去を促進する。
可撓性部材130は、さまざまな公知の可撓性、生体親和性素材から形成され得、加えて、外科医が手術のサイトを見ることをより可能にするために、透明であり得る。可撓性部材130は、単一のコンポーネントとして形成され得る。加えて、互いに添付された、いくつかの別個のコンポーネントから構成され得る。例えば、可撓性部材130は、第一端部パネル128および第二端部パネル130と共に、第一側面パネル124および第二側面パネル126を含み得るか、または、代替で、好ましくは、一緒に取り付けられた(例えば、溶接)2つのパネルを含み得、製造を促進し、継ぎ目の数を減少させる。調節可能な外側フレーム12が拡大されるにつれ、可撓性部材130は張られ、下記で説明されるように、組織を収縮させる。
胸郭アクセスポート10の使用が、ここで説明される。切開が、患者の身体組織を通して、隣接した肋骨の間(例えば、肋骨R1と肋骨R2)に形成される(図9および図10)。その後、胸郭アクセスポート10の可撓性内側本体部材16が、適切な外科用器具を用いて、または外科医の手により圧縮または再構成(例えば、曲げられる)され、隣接する肋骨R1と肋骨R2の間に挿入される。一度、胸腔内に位置づけられると、内側部材16は解放され、元の状態に戻り、操作されて、エンゲージング表面112を肋骨R1および肋骨R2の下にある組織にはめ込み、延在するリップ104を切開に至らせる。これは、外側フレーム12をつかみ、外側フレーム12を上の方向に引くことにより促進され得る。この最初の位置において、外側フレーム12は、収縮状態(図9参照)であることが注意されるべきである。可撓性膜130は、切開を通って、切開から外に延在し、それによって、切開を汚染から保護する。この置かれた位置において、内側部材16の(長さXに沿った)長手方向軸は、実質的に切開の長さに沿って位置づけられることも、また、認められるべきである。これは、胸郭外科手順における切開は、一般的に肋骨の間に伸張されるので、切開に隣接した組織の収縮を促進する。つまり、この様態で、アクセスポート10を通ったアクセス開口部は、切開の形状をよりよくたどり、そのため、器具の挿入および除去をよりよく適応させ、とくに組織標本の挿入および除去をよりよく適応させる。
一度、内側部材16が適切に位置づけられると、上部フレーム12は、第一端部壁24および/または第二端部壁34をつかみ、互いから引き離して(図10参照)、可撓性部材130を切開および肋骨R1と肋骨R2に隣接する組織に対して所望の張り状態にさせることにより、組織を収縮させる(および上部アクセス開口部14の所望の長さを維持する)ために、拡大された位置へ動かされ得る。外側フレーム12は、その(長さL1またはL2に沿った)長手方向軸が、実質的に切開の長手方向軸を横切る(および実質的に内側部材16の長手方向軸を横切る)ように、位置づけられることが注意される。この様態で、可撓性部材130は張られ、その長手方向軸を横切る切開を広げ、アクセス開口部は最大化される。
一度、外側フレーム12が所望の拡大された位置へ動かされると、外側フレーム12のアクセス開口部14、漏斗形状可撓性部材130の通路122および内側部材16の下部アクセス開口部18を通して器具の挿入および組織標本を引き出すことにより、外科手順が、胸郭アクセスポート10を通して行われ得る。漏斗形状可撓性部材130は、近位端部でより大きな寸法の外側部材12に、遠位端部でより小さな寸法の内側部材16に取り付けることにより形成され、腔からの組織標本の除去を促進することが注意される。一度、手術が完了すると、外側フレーム12は収縮位置に戻され、部材130の張りを緩め、次いで、内側部材16は曲げられるか、または再構成され得、患者の切開を通して引き出される。上記で注意されるように、内側部材16上のタブ108および110は、内側部材16が曲げられまたは再構成されて、その横軸の寸法を減少させるので、患者の身体からの内側部材16の除去を促進し得る。
認められるように、アクセスポート10は簡単に挿入、操作および患者の身体から取り除かれる。さらに、アクセスポート10は最小限に挿入的であり、可撓性であり、患者の解剖学的構造に従って、胸腔の中によい可視性を提供する。加えて、アクセスポート10のロープロファイルな構成は、例えば、身体内から組織標本を取り除くまたは回収する際に、特に有利である。
可撓性部材130は、潤滑剤またはジェルでコーティングされ得、外科用器具および/または組織標本の挿入およびアクセスポート10からの除去を助ける。
胸郭手術における使用のために説明されたが、本明細書で説明されたアクセスポートは、他の低侵襲手術において使用され得ることも、また、理解されるべきである。
さまざまな改変が、本明細書に開示された実施形態になされ得ることが理解される。例えば、上部フレームまたは内側部材のどちらかは、透明な素材から形成され得る。加えて、一般的には長方形であるものとして開示されたが、本明細書で開示されたフレームおよび本体部材は、他の形状を含み得る。そのため、上記の説明は、限定的であるものとして解釈されるべきではなく、特定の実施形態の例示であるに過ぎない。当業者は、これに添付の特許請求の範囲の範囲および精神内で、他の改変を予期する。
10 アクセスポート
12、16 フレーム
14 上部アクセス開口部
18 下部アクセス開口部

Claims (15)

  1. 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、
    第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸沿って規定される第一の長さと第一の幅とを有し、該第一の長さは、該第一の幅よりも大きく、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さよりも大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
    長手方向軸に沿って規定される第二の長さと第二の幅とを有する内側部材であって、該第二の長さは、該第二の幅よりも大きく、該第二の長さは、該外側フレームの該第一の長さを実質的に横切っており、該第二の幅は、該外側フレームの該第一の幅を実質的に横切る、内側部材と、
    該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
    を含む、外科用アクセスポート。
  2. 前記第一フレーム部分は、第一端部壁と、該第一端部壁から延在する第一側面壁および第二側面壁とを有し、該第一側面壁および該第二側面壁は、それぞれ、開口部で終端し、第三側面壁および第四側面壁は、それぞれ、該第一側面壁および該第二側面壁のそれぞれの開口部に挿入可能な実質的に直線の部分で終端する、請求項1に記載の外科用アクセスポート。
  3. 前記外側フレームは、該外側フレームの下面に可撓性部材搭載表面を含み、前記内側可撓性部材は、可撓性部材搭載表面を含む、請求項1または2に記載の外科用アクセスポート。
  4. 前記内側部材は、前記外側フレームに向かって延在するリップを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  5. 前記内側部材は、下部アクセス開口部を規定し、該内側部材は、該下部アクセス開口部を実質的に取り囲むフランジを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  6. 前記外側フレームおよび前記内側部材は、実質的に長方形の構成である、請求項1〜5のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  7. 前記可撓性部材は、前記内側部材に向かう方向に狭くなる漏斗形状を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  8. 前記内側部材は、少なくとも1つのタブを含み、該タブは、除去のために該内側部材を再構成するツールによって把持するように構成されている、請求項1〜7のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  9. 前記外側フレームの前記長さを増大させる前記フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きは、患者の細長いアクセス切開の長手方向の端から離れる方向に膜を伸張する、請求項1〜8のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
  10. 前記外側フレームの前記第一の長さは、前記内側部材の前記第二の長さより大きく、該外側フレームの前記第一の幅は、該内側部材の前記第二の幅より大きい、請求項1に記載の外科用アクセスポート。
  11. 前記内側部材の前記第二の長さは、前記外側フレームの前記第一の幅を超えない、請求項10に記載のアクセスポート。
  12. 患者の腔にアクセスする外科用アクセスポートであって、該外科用アクセスポートは、第一フレーム部分と第二フレーム部分とを有する外側フレームであって、該フレーム部分のうちの少なくとも1つは、もう1つのフレーム部分に対して可動であり、該外側フレームは、長手方向軸に沿って規定される第一の長さを有し、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの、もう1つのフレーム部分から離れる動きは、該第一の長さより大きい第三の長さまで該外側フレームを増大させる、外側フレームと、
    アクセス開口部と該開口部に隣接するリップとを有する内側部材であって、該リップは、患者の切開に位置づけるために該外側フレームに向かって近位に延在する、内側部材と、
    該外側フレームと該内側部材との間に延在する可撓性部材であって、該可撓性部材は、該フレーム部分のうちの少なくとも1つの動きにより可動である、可撓性部材と
    を含む、外科用アクセスポート。
  13. 前記外側フレームは第一の幅を含み、前記第一の長さは該第一の幅より大きい、請求項12に記載の外科用アクセスポート。
  14. 前記アクセス開口部は、幅より大きい長さを有し、前記リップは、該アクセス開口部の周囲に実質的に延在し、該リップは、前記内側部材の外側の端から内側に位置づけられている、請求項12または13に記載の外科用アクセスポート。
  15. 前記可撓性部材は、前記内側部材に向かう方向に狭くなる漏斗形状を有する、請求項12〜14のいずれかに記載の外科用アクセスポート。
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