JP2012040075A - 内視鏡画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影された画像が様々な外観の病変部位であるか否かの推定をする。
【解決手段】病変部推定回路30は、分割回路31、選択回路32、輝度勾配算出回路33、ヒストグラム作成回路34、特徴量算出回路36、および判別回路37を有する。分割回路31は画像全体を分割して画像ブロックを設定する。選択回路32は単一の画像ブロックを選択する。輝度勾配算出回路33は選択された画像ブロックにおける第1〜第8の輝度勾配を算出する。ヒストグラム作成回路34は第1〜第8の輝度勾配のヒストグラムを作成する。特徴量算出回路36は第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける各階級の度数を用いて第1、第2の特徴量を算出する。判別回路37は第1、第2の特徴量に基づいて選択された画像ブロックが正常部位または第1〜第3の病変部位であるか否かを判別する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡により撮像された画像に対して特徴的な病変部位の検出を支援する内視鏡画像処理システムに関する。
光が照射されない体内を観察するために、電子内視鏡を有する内視鏡ユニットが用いられている。内視鏡ユニットでは、挿入管が体内に挿入され、照明された体内の生体組織などが撮像され、撮像された被写体像がモニタで観察可能である。
体内の病変部位の外観は正常部位の外観と異なっていることが多く、内視鏡ユニットのモニタに表示される画像が診断に用いられることがある。病変部位であるか否かの判断は観察者の熟練度に依存していた。
また、内視鏡による体内観察においては、特定の部位を観察する方向を調製することが難しいため、外観上の差異を判断するのは困難な画像しか得られない場合もある。このような場合においては、熟達した観察者によっても病変部位と正常部位との判別は困難であった。
そこで、被写体を上方から観察した画像においてエッジの検出が困難であっても、2次元の濃淡値勾配を検出することにより病変部をより正確に検出する画像解析装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の画像解析装置では、濃淡値勾配に等方性を有する箇所を検出するので円形の病変部を推定することが容易となるが、円形以外の濃淡勾配の部位を検出することが困難であった。また、特許文献1に記載の画像解析装置では、画素信号に混入し得るノイズの影響による誤検出が多くなることが問題であった。
特開2007−244519号公報
したがって、本発明では、様々な種類の病変部と推定される部位を、ノイズの影響を低減化させながら検出する内視鏡画像処理システムの提供を目的とする。
本発明の内視鏡画像処理システムは、受光した画像である受光画像を構成する複数の画素に相当する画素信号によって構成される画像信号を受信する受信部と、受光画像上において複数の画像ブロックを設定する設定部と、画像ブロックにおける第1の位置の画素を基準画素として画像ブロック内に配置され基準画素から第1の方向に位置する複数の画素を第1の画素として画像ブロック内に配置され基準画素から第1の方向と交差する第2の方向に位置する複数の前記画素を第2の画素として画像ブロック毎に選択する選択部と、基準画素と複数の第1の画素の中で間隔が第1の間隔である2つの画素の画素信号の差を第1の方向差として基準画素と複数の第2の画素の中で間隔が第2の間隔である2つの画素の画素信号の差を第2の方向差として画像ブロック毎に算出する第1の算出部と、第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数および第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を画像ブロック毎にカウントするカウンタと、第1、第2の方向差それぞれが第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて所定の算出方法に基づいて第1の特徴量を画像ブロック毎に算出する第2の算出部と、体内の正常部位および第1の病変部位の画像に基づいて予め算出された第1の特徴量を格納するメモリと、第2の算出部により算出された第1の特徴量とメモリに格納された第1の特徴量とを比較することにより画像ブロックの画像が正常部位および第1の病変部位の画像であるか否かを判別する判別部とを備えることを特徴としている。
なお、カウンタは第1の方向の第1の階級と異なる第1の方向の第2の階級に第1の方向差が属する度数および第2の方向の第2の階級と異なる第2の方向の第2の階級に第2の方向差が属する度数の少なくとも一方をカウントし、第2の算出部はカウンタにカウントされた度数を用いて第1の特徴量を算出することが好ましい。
また、選択部は画像ブロック内に配置され基準画素から第1、第2の方向と異なる第3の方向に位置する複数の画素を第3の画素として画像ブロック毎に選択し、第1の算出部は基準画素と複数の第3の画素の中で間隔が第3の間隔である2つの画素の画素信号の差を第3の方向差として画像ブロック毎に算出し、カウンタは第3の方向差が第3の方向の第1の階級に属する度数を画像ブロック毎に算出し、第2の算出部は第3の方向差が第3の方向の第1の階級に属する度数を画像ブロック毎にカウントし、第2の算出部はカウンタにカウントされた度数を用いて第1の特徴量を画像ブロック毎に算出することが好ましい。
また、第2の算出部はカウンタにカウントされた度数を用いて所定の算出方法に基づいて第2の特徴量を画像ブロック毎に算出し、メモリは正常部位および第1の病変部位の画像に基づいて予め算出された第2の特徴量を格納し、判別部は第2の算出部により算出された第2の特徴量とメモリに格納された第2の特徴量とを比較することにより画像ブロックの画像が正常部位および第1の病変部位の画像であるか否かを判別することが好ましい。
また、メモリに記憶させた第1の特徴量の算出に用いた正常部位および第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、画像ブロックの画像サイズは基準サイズに定められることが好ましい。
また、メモリに記憶させた第1の特徴量の算出に用いた正常部位および第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、メモリに記憶させた第1の特徴量は画像サイズが基準サイズである正常部位および第1の病変部位の画像における第1、第2の方向差それぞれが第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて所定の算出方法に基づいて算出され、画像ブロックの画像サイズは基準サイズと異なる第1のサイズに定められ、第2の算出部は第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数および第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を基準サイズおよび前記第1のサイズを用いて正規化することが好ましい。
また、設定部、選択部、第1、第2の算出部、カウンタ、および判別部を制御する制御部を備え、メモリに記憶させた第1の特徴量の算出に用いた正常部位および第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、メモリに記憶させた第1の特徴量は画像サイズが基準サイズである正常部位および第1の病変部位の画像における第1、第2の方向差それぞれが第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて所定の算出方法に基づいて算出され、設定部は受光画像を複数のサイズのいずれかを画像サイズとする画像ブロックに設定可能であり、第2の算出部は画像ブロックの画像サイズが基準サイズと異なる画像サイズである場合に第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数および第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を基準サイズおよび画像ブロックの画像サイズを用いて正規化し、制御部は判別部がいずれの画像ブロックの画像も第1の病変部位の画像でないと判別したときに設定部に画像ブロックの画像サイズを変えさせ選択部に基準画素および第1、第2の画素を再度選択させ第1の算出部に第1、第2の方向差を再度算出させカウンタに第1、第2の方向差が第1の階級に属する度数を再度カウントさせ第2の算出部に第1の特徴量を算出させ判別部に画像ブロックの画像が正常部位および第1の病変部位の画像であるか否かを再度判別させることが好ましい。
また、判別部は受信部が画像信号を受信した後の設定部における最初の設定のときに画像ブロックの画像サイズを複数のサイズの中の最大サイズに設定させることが好ましい。
また、判別部は判別部がいずれの画像ブロックの画像も第1の病変部位の画像でないと判別したときに設定部に画像ブロックの画像サイズを小さくするように変えさせることが好ましい。
また、メモリには正常部位および第1の病変部位の複数の画像に基づいて予め算出された複数の第1の特徴量に基づいて定められた第1の特徴量の範囲が格納され、判別部は第2の算出部により算出された第1の特徴量がメモリに格納された第1の特徴量の範囲に含まれるか否かに基づいて画像ブロックの画像が正常部位および第1の病変部位の画像であるか否かを判別することが好ましい。
また、メモリには正常部位および第1の病変部位の複数の画像に基づいて予め算出された複数の第1の特徴量が格納され、判別部は第2の算出部により算出された第1の特徴量がメモリに格納された複数の第1の特徴量を用いた所定の分類方法により正常部位、第1の病変部位、または正常部位および第1の病変部位以外の部位であるかを分類することにより画像ブロックの画像が正常部位および第1の病変部位の画像であるか否かを判別することが好ましい。
また、所定の算出方法は主成分分析であって、予め受光した複数の正常部位および第1の病変部位の画像に対して算出された第1、第2の方向差の中で第1、第2の方向の第1の階級に属する度数に対して求められる第1主成分が前記第1の特徴量として算出されることが好ましい。
また、メモリは画像ブロックの画像が第1の病変部位と異なる第2の病変部位の画像である場合の前記第1の特徴量を記憶させられ、判別部は第2の算出部により算出された第1の特徴量とメモリに格納された第1の特徴量とを比較することにより画像ブロックの画像が第2の病変部位の画像であるか否かを判別することが好ましい。
また、第1の算出部は画素信号における輝度信号成分または赤色項成分を用いて第1、第2の方向差を算出することが好ましい。
また、選択部は画像ブロックの中心を第1の位置として基準画素を選択することが好ましい。
本発明によれば、内視鏡により撮影された生体組織が正常部位であるか病変部位であるか、ノイズの影響を低減化させながら推定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態を適用した内視鏡画像処理システムを有する内視鏡プロセッサを含む内視鏡ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の病変部推定回路の内部構成を概略的に示すブロック図である。 画像ブロックにおける基準画素および第1〜第8の画素の位置を示す配置図である。 第1、第2の特徴量を2軸とする座標平面上における正常領域および第1〜第3の病変領域を示すグラフである。 病変部位と推定される部位がある場合にモニタに表示される画像である。 第1の輝度勾配ヒストグラムを示すグラフである。 第2の輝度勾配ヒストグラムを示すグラフである。 実際の正常部位および第1〜第3の病変部位の画像に対して算出される第1、第2の特徴量の座標および各座標により定められる正常領域および第1〜第3の病変領域を示すグラフである。 第1、第2の関数、正常領域、および第1〜第3の病変領域の設定制御を示すフローチャートである。 病変部推定回路により実行される病変部推定処理を示す第1のフローチャートである。 病変部推定回路により実行される病変部推定処理を示す第2のフローチャートである。 病変部推定回路により実行される病変部推定処理を示す第3のフローチャートである。 第2の実施形態の病変部推定回路の内部構成を概略的に示すブロック図である。 実際の正常部位および第1〜第3の病変部位の画像に対して算出される第1、第2の特徴量の座標をプロットしたグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用した内視鏡画像処理システムを有する内視鏡プロセッサによって構成される内視鏡ユニットの内部構成を概略的に示すブロック図である。
内視鏡ユニット10は、内視鏡プロセッサ20、電子内視鏡40、およびモニタ11によって構成される。内視鏡プロセッサ20は、電子内視鏡40、およびモニタ11に接続される。
内視鏡プロセッサ20から被写体を照明するための照明光が電子内視鏡40に供給される。照明光を照射された被写体が電子内視鏡40により撮像される。電子内視鏡40の撮像により生成する画像信号が内視鏡プロセッサ20に送られる。
内視鏡プロセッサ20では、電子内視鏡40から得られた画像信号に対して所定の信号処理が施される。所定の信号処理を施した画像信号はモニタ11に送信され、送信された画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
次に、内視鏡プロセッサ20の構成について説明する。内視鏡プロセッサ20には光源システム21、第1、第2の映像信号処理回路22a、22b、病変部推定回路30、SDRAM23、EEPROM24(メモリ)、およびシステムコントローラ25などが設けられる。
光源システム21から出射される照明光は、電子内視鏡40に設けられるライトガイド41に入射される。照明光はライトガイド41により挿入管42の先端まで伝達される。伝達された照明光は、挿入管42の先端方向の被写体に照射される。
照明光が照射された被写体の反射光による光学像が、挿入管42の先端に設けられた対物レンズ(図示せず)により、撮像素子43の受光面に結像する。撮像素子43は、一定の周期、例えば、1/60秒毎に1フレームの画像信号を生成するように制御される。
なお、撮像素子43の受光面には複数の画素(図示せず)が2次元状に配置される。各画素はRGBいずれかのカラーフィルタ(図示せず)によって覆われる。各画素では、カラーフィルタを透過した光成分の受光量に応じた画素信号が生成される。画像信号は、全画素において生成される画素信号によって構成される。
生成された画像信号は、電子内視鏡40に設けられるA/Dコンバータ(図示せず)によりデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、第1の映像信号処理回路22aに送信される。第1の映像信号処理回路22aは、バス26を介してSDRAM23に接続される。画像信号はSDRAM23に格納される。
なお、バス26には、第2の映像信号処理回路22b、病変部推定回路30、EEPROM24も接続されており、画像信号や必要なデータがバス26を介して送信される。
第1の映像信号処理回路22aはSDRAM23に格納された画像信号を読出し、読出した画像信号に対して色補間処理およびマトリックス処理を含む所定の信号処理が施される。色補間処理を施すことにより、全画素はRGB原色信号成分を有する。また、マトリックス処理によりRGB原色成分から輝度信号成分および色差信号成分が生成される。所定の信号処理が施された画像信号はSDRAM23に格納される。
第1の映像信号処理回路22aで所定の信号処理の施された画像信号は、SDRAM23から第2の映像信号処理回路22bに読出される。第2の映像信号処理回路22bでは、画像信号に対してスーパーインポーズなどの所定の信号処理が施される。所定の信号処理の施された画像信号はアナログ信号に変換され、モニタ11に出力される。
なお、後述するように、内視鏡プロセッサ20に設けられた病変部推定機能を実行させるときには、病変部位と推定される部位を指示する信号処理が第2の映像信号処理回路22bで付加的に施される。
モニタ11には、受信した画像信号に相当する画像が表示される。前述のように、撮像素子43は1/60秒毎に画像信号を生成するように駆動され、モニタ11にも1/60秒毎に画像信号が送信される。1/60秒毎に表示する画像を切換えることにより、モニタ11には動画像が表示される。
前述のように、内視鏡プロセッサ20には病変部推定機能が設けられる。病変部推定機能を実行すると、後に詳述するように、モニタ11に表示した画像の中で病変部位と推定される位置が点線で囲われて表示される。
次に、病変部位推定回路30の構成とともに、病変部推定回路30によって実行される病変部推定機能について説明する。図2は病変部推定回路30の内部構成を示すブロック図である。病変部推定回路30は、分割回路31(設定部)、選択回路32(選択部)、輝度勾配算出回路33(第1の算出部)、ヒストグラム作成回路34(カウンタ)、正規化回路35、特徴量算出回路36(第2の算出部)、判別回路37(判別部)によって構成される。
病変部推定機能を実行すると、分割回路31により画像ブロックが設定される。画像ブロックとは、撮影した画像を行列状に分割して得られるそれぞれの小領域である。具体的には、撮像素子43の有効撮影範囲において行列状に並ぶ複数の画素によって構成される特定の画像サイズとする複数の矩形の領域が、画像ブロックとして定められる。
なお、画像ブロックの行方向および列方向の画素数は等しくなるように定められる。また、画像ブロックの画像サイズは第1、第2、第3のサイズのいずれかに変更可能である。第1のサイズ>第2のサイズ>第3のサイズとなるように、各サイズは定められる。
分割回路31により画像ブロックが設定されると、各画像ブロックを構成する複数の画素のアドレスが画像ブロックデータとして分割回路31から選択回路32に送信される。選択回路32が画像ブロックデータを受信すると、選択回路32により単一の画像ブロックが選択される。
バス26を介してSDRAM23から、選択された単一の画像ブロック内の画素の輝度信号成分が読出される。なお、以下に説明するように、画像ブロックにおける基準画素および複数の第1〜第8の画素の輝度信号成分が読出される。読出された輝度信号成分は輝度勾配算出回路33に送信される。
図3に示すように、画像ブロックIB内の中心に位置する画素が基準画素spに定められる。また、基準画素spから上方向に向かって2画素おきに配置された画素が第1の画素p1に定められる。また、基準画素spから右方向に向かって2画素おきに配置された画素が第2の画素p2に定められる。また、基準画素spから下方向に向かって2画素おきに配置された画素が第3の画素p3に定められる。また、基準画素spから左方向に向かって2画素おきに配置された画素が第4の画素p4に定められる。
また、基準画素spから右上方向に向かって2画素おきに配置された画素が第5の画素p5に定められる。また、基準画素spから右下方向に向かって2画素おきに配置された画素が第6の画素p6に定められる。また、基準画素spから左下方向に向かって2画素おきに配置された画素が第7の画素p7に定められる。また、基準画素spから左上方向に向かって2画素おきに配置された画素が第8の画素p8に定められる。
上述のように、基準画素spおよび第1〜第8の画素p1〜p8における輝度信号成分が輝度勾配算出回路33に送信される。輝度勾配算出回路33では、以下に説明する第1〜第8の輝度勾配が算出される。
なお、第1の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第1の画素p1との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。例えば、基準画素spから上方向に2画素分離れた位置の第1の画素p1と基準画素spとにおける輝度信号成分の差や、基準画素spから上方向に2画素分および4画素分離れた位置の2つの第1の画素p1における輝度信号成分の差である。
同様に、第2の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第2の画素p2との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。同様に、第3の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第3の画素p3との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。同様に、第4の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第4の画素p4との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。
同様に、第5の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第5の画素p5との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。同様に、第6の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第6の画素p6との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。同様に、第7の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第7の画素p7との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。同様に、第8の輝度勾配とは、基準画素spとすべての第8の画素p8との中の2画素であって、互いに2画素分の間隔で離れた2つの画素における輝度信号成分の差である。
算出された第1〜第8の輝度勾配は、データとしてヒストグラム作成回路34に送信される。ヒストグラム作成回路34では、第1〜第8の輝度勾配毎のヒストグラムが作成される。
例として、第1の輝度勾配のヒストグラムの作成について説明する。なお、輝度信号成分の信号レベルは9ビット、すなわち0〜511で表すことが可能である。ヒストグラムは、−256〜−224、−224〜−175、−174〜−125、−124〜−75、−74〜−25、−24〜24、25〜74、75〜124、125〜174、175〜224、225〜256を範囲とする第1〜第11の階級の度数がカウントされる。
カウントされた第1〜第11の階級の度数は、データとして正規化回路35に送信される。正規化回路35では、第1〜第11の階級の度数が正規化される。正規化のために、画像ブロックIBの画像サイズが分割回路31から読出され、後述する基準サイズがEEPROM24から読出される。基準サイズを画像ブロックIBの画像サイズで除した値が正規化係数として算出される。第1〜第11の階級の度数に正規化係数を乗じることにより正規化が実行される。
正規化された度数が、データとして特徴量算出回路36に送信される。特徴量算出回路36では、正規化された第1の輝度勾配ヒストグラムおける第1〜第11の階級の度数fr1.1〜fr1.11〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける第1〜第11の階級の度数fr8.1〜fr8.11を用いて第1、第2の特徴量が算出される。
第1、第2の特徴量を算出するために、第1、第2の関数f1(fr1.1、…、fr1.11、…fr8.1、…fr8.11)(以下、f1とする)、f2(fr1.1、…、fr1.11、…fr8.1、…、fr8.11)(以下f2とする)がEEPROM24から読出される。
正規化された第1の輝度勾配ヒストグラムにおける第1〜第11の階級の度数fr1.1〜fr1.11〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける第1〜第11の階級の度数fr8.1〜8.11を第1、第2の関数f1、f2に代入することにより、第1、第2の特徴量が算出される。
第1、第2の特徴量は、データとして判別回路37に送信される。判別回路37では、第1、第2の特徴量に基づいて、画像ブロックIB上に形成される画像が正常部位および第1〜第3の異常部位の画像であるか否かが判別される。
画像ブロックIB上に形成される画像がどのような部位の画像であるか否かは、第1、第2の特徴量を2軸とする座標平面上において、算出された第1、第2の特徴量によって定められる座標に基づいて判別される。
図4に示すように、第1の特徴量を横軸、第2の特徴量を縦軸とする2次元座標平面上において、正常領域ah、第1〜第3の病変領域a1〜a3が定められる。特徴量算出回路36で算出された第1、第2の特徴量を座標とする点を含む領域に対応する画像が、画像ブロックIB上に形成される画像と推定される。
例えば、算出された第1、第2の特徴量が正常領域ah内に位置する場合には、選択された画像ブロックIB上には正常部位の画像が形成されていると推定される。また、算出された第1、第2の特徴量が第1、第2の病変領域の2領域内に位置する場合には、選択された画像ブロックIB上には第1、第2の病変部位の画像が形成されていると推定される。
第1、第2の特徴量を含む領域がデータとして、SDRAM23に格納される。選択された画像ブロックIBに対する判別回路37における画像判別を終了すると、選択回路32によって画像判別の行われていない単一の画像ブロックIBが選択される。
選択された画像ブロックIBに対して上述と同じ処理が施され、画像判別が行われる。すべての画像ブロックIBに対して画像判別が行われると、第1〜第3の病変部位の画像が形成された画像ブロックIBがあるか否かがシステムコントローラ25(図1参照)により判別される。なお、システムコントローラ25によって、内視鏡プロセッサ10の各部位の動作が制御される。
すべての画像ブロックIBにおいて形成される画像が正常部位と推定される画像である場合には、システムコントローラ25の制御に基づいて、画像ブロックIBの画像のサイズが第2のサイズに変更される。画像サイズの変更後、第1のサイズのときと同様に、全画像ブロックIBに対する画像判別が行われる。
第2のサイズを画像サイズとする画像ブロックIBにおいても、第1〜第3の病変部位と推定される画像が検出されなかった場合には、画像ブロックの画像サイズが第3のサイズに変更される。その後、第1、第2のサイズと同様に、画像判別が行われる。
画像サイズが第1のサイズまたは第2のサイズであっていずれかの画像ブロックIB上に第1〜第3の病変部位と推定される画像が形成されると、画像サイズの変更を行うことなく、対象とするフレームの画像信号に対する病変部の推定が停止される。
病変部の推定の停止、または第3のサイズの画像ブロックIBに対する画像判別の終了後、第2の映像信号処理回路22bにおいて推定結果表示の信号処理が実行される。推定結果表示の信号処理により、第1〜第3の病変部位と推定される画像ブロックIBに対応する地域が枠線11fによって囲われる画像(図5参照)が作成される。
なお、推定される病変部位の種類に応じて枠線の色が変えられる。例えば、第1、第2、第3の病変部位と推定される場合には、赤色、緑色、青色によって枠線が描かれる。
病変部推定機能をOFFにするまで、全フレームの画像信号に対して上述の病変部推定処理が施される。
次に、EEPROM24に記憶され、病変部推定に用いられる基準サイズ、第1、第2の関数、正常領域、および第1〜第3の病変領域について説明する。
これらのデータは実際の正常部位および第1〜第3の病変部位の画像に基づいて定められ、内視鏡プロセッサ10の製造時などにおいてEEPROM24に格納される。
まず、基準サイズが定められる。基準サイズは、正常部位および第1〜第3の病変部位を判別可能な適当な大きさに定められる。次に、実際の正常部位および第1〜第3の病変部位の複数の画像が採取される。
なお、画像の採取は、事前に撮影した内視鏡の全体画像から医療従事者などにより画像の一部が選択され、正常部位および第1〜第3の病変部位のいずれであるかの分類により実行される。なお、選択された画像の画像サイズを基準サイズに変換される。または、画像サイズの変換を行うことなく、病変部推定機能実行時と同様に、第1〜第8のヒストグラムを形成する度数を基準サイズによって正規化してもよい。
採取した画像毎に、第1〜第8の輝度勾配が算出される。算出した第1〜第8の輝度勾配に基づいて、画像毎に第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムが作成される。それぞれのヒストグラムは、画像によって傾向が異なっている。すなわち、個々のヒストグラムは異なっていても、正常部位であれば異なる画像であっても互いに同様のヒストグラムが作成される。第1〜第3の病変部位も同様である。
例えば、図6、図7に示すように、第1、第2の輝度勾配のヒストグラムは正常部位および第1〜第3の病変部位によって異なっている。第3〜第8の輝度勾配のヒストグラムも同様に、正常部位および第1〜第3の病変部位によって異なっている。
次に、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラム毎の第1〜第11の階級の度数に対して主成分分析を施すことにより、正常部位、第1〜第3の病変部位の区別に適した第1、第2主成分の算出方法である第1、第2の関数f1、f2が定められる。
すなわち、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラム毎の第1〜第11の階級の度数を変数とした88次元(8×11)の特徴空間が、主成分分析により、正常部位、第1〜第3の病変部位の分布を表現し得る第1、第2主成分を変数として2次元の特徴空間に変換される。
正常部位の複数の画像および第1〜第3の病変部位の複数の画像毎に作成された第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムに基づいて、それぞれの画像に対する第1、第2の主成分が第1、第2の特徴量として算出される。
算出された第1、第2の特徴量が、第1、第2の特徴量を2軸とする座標平面上にプロットされる(図8参照)。正常部位の画像に対応する第1、第2の特徴量を含む領域が、正常領域ahに定められる。また、第1〜第3の病変部位の画像に対応する第1、第2の特徴量を含む領域が、第1〜第3の病変領域a1〜a3に定められる。
上述のようにして定められた基準サイズ、第1、第2の関数f1、f2、正常領域ah、および第1〜第3の病変領域a1〜a3が、EEPROM24に記憶され、病変部推定機能に用いられる。
次に、第1、第2の関数、正常領域、および第1〜第3の病変領域の設定用機器(図示せず)によって実行される設定制御について、図9のフローチャートを用いて説明する。設定制御は、設定機器への開始入力により実行される。
ステップS100では、画像を選択する入力および分類する入力があるか否かを判別する。例えば、採取された複数の内視鏡の全体画像に対して操作者による部分的な画像を選択する入力がなされ、さらに選択された画像が正常部位および第1〜第3の病変部位のいずれであるかを分類する入力があるか否かを判別する。
画像の選択入力および分類入力がある場合には、ステップS101に進む。入力が無い場合にはステップS101をスキップして、ステップS102に進む。
ステップS101では、選択された部分画像に対応する画像データが抽出され、抽出された画像データおよび分類された部位データが設定用機器のワーキングメモリ(図示せず)に格納される。ワーキングメモリへの格納後にステップS102に進む。
ステップS102では、画像の選択終了する入力がされたか否かを判別する。選択終了されない場合には、ステップS100に戻る。以後、選択終了が入力されるまでステップS100〜ステップS102の処理を繰返す。画像の選択終了の入力がなされると、ステップS103に進む。
ステップS103では、第1〜第8の輝度勾配を入力された画像毎に算出する。輝度勾配の算出を終えると、ステップS104に進む。
ステップS104では、各画像の第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムを作成する。第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムを作成すると、ステップS105に進む。
ステップS105では、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムの正規化を行う。すなわち、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける各階級の度数に対して、基準サイズを元の画像の画像サイズで除した係数が乗じられる。正規化後、ステップS106に進む。
ステップS106では、各画像に対して作成された正規化された第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムに対して主成分分析を施すことにより、第1、第2主成分を第1、第2の特徴量として算出するための第1、第2の関数f1、f2を作成する。第1、第2の関数f1、f2の作成後、ステップS107に進む。
ステップS107では、作成した第1、第2の関数f1、f2を記録用のメモリ(図示せず)に格納する。メモリへの格納後、ステップS108に進む。
ステップS108では、まず、S101で格納された各画像に対する第1、第2の特徴量を算出する。なお、各画像に対する第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける度数を、ステップS107で格納した第1、第2の関数f1、f2に代入することにより、各画像に対する第1、第2の特徴量が算出される。
次に、第1、第2の特徴量を軸とする2次元座標空間において、算出した各画像に対応する第1、第2の特徴量をプロットする。プロットした各画像の対応点に基づいて、正常範囲および第1〜第3の病変範囲を決定する。正常範囲および第1〜第3の病変範囲は、各画像の対応点に基づいて適切な算出方法に基づいて定められる。または、実際のプロットした各点に対して、操作者が範囲を決めてもよい。正常範囲などの決定後、ステップS109に進む。
ステップS109では、ステップS108で決定した正常範囲および第1〜第3の病変範囲を記録用のメモリに格納する。メモリへの格納後、設定制御を終了する。
なお、正常範囲および第1〜第3の病変範囲の算出には、正規化されたヒストグラムが用いられている。また、正規化されたヒストグラムは、画像サイズが基準サイズである正常部位および第1〜第3の病変部位の画像のヒストグラムに等価である。
次に、病変部推定回路30によって実行される病変部推定処理について図10〜図12のフローチャートを用いて説明する。病変部推定処理は、病変部推定機能を実行が入力された状態で、1フレームの画像信号を受信するたびに開始する。
ステップS200では、画像ブロックIBの画像サイズを第1のサイズに決定する。画像サイズIBの決定後、ステップ201に進む。
ステップS201では、ステップS200または、後に説明するステップS218で決定した画像サイズの画像ブロックIBを設定する。画像ブロックIBの設定後、ステップS202に進む。
ステップS202では、ステップS201で設定された複数の画像ブロックIBの中で、ステップS203〜ステップS213の処理が施されていない単一の画像ブロックIBを選択する。単一の画像ブロックIBの選択後、ステップS203に進む。
ステップS203では、ステップS202で選択された画像ブロックIBにおける基準画素spおよび第1〜第8の画素p1〜p8を選択する。基準画素spおよび第1〜第8の画素p1〜p8の選択後、ステップS204に進む。
ステップS204では、ステップS203において選択した基準画素spおよび第1〜第8の画素p1〜p8の輝度信号成分をSDRAM23から読出す。輝度信号成分の読出し後、ステップS205に進む。
ステップS205では、ステップS204で読出した輝度信号成分を用いて、第1〜第8の輝度勾配を算出する。輝度勾配の算出後、ステップS206に進む。
ステップS206では、ステップS205で算出した第1〜第8の輝度勾配を用いて、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムを作成する。第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムの作成後、ステップS207に進む。
ステップS207では、ステップS206で作成した第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムを正規化する。すなわち、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける各階級の度数に対して、基準サイズを画像ブロックIBの画像サイズで除した正規化係数が乗じられる。ヒストグラムの正規化後、ステップS208に進む。
ステップS208では、第1、第2の特徴量を算出する。すなわち、ステップS207で正規化した第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける各階級の度数を、第1、第2の関数f1、f2に代入することにより、第1、第2の特徴量が算出される。第1、第2の特徴量の算出後、ステップS209に進む。
ステップS209では、ステップS208で算出された第1、第2の特徴量が正常範囲内に属するか否かを判別する。正常範囲である場合には、ステップS210〜ステップS212をスキップして、ステップS213に進む。正常範囲で無い場合には、ステップS210に進む。
ステップS210では、ステップS208で算出された第1、第2の特徴量が第1の病変範囲に属するか否かを判別する。第1の病変範囲である場合には、ステップS211およびステップS212をスキップして、ステップS213に進む。第1の病変範囲で無い場合には、ステップS211に進む。
ステップS211では、ステップS208で算出された第1、第2の特徴量が第2の病変範囲に属するか否かを判別する。第2の病変範囲である場合には、ステップS212をスキップして、ステップS213に進む。第2の病変範囲で無い場合には、ステップS212に進む。
ステップS212では、ステップS208で算出された第1、第2の特徴量が第3の病変範囲に属するか否かを判別する。第3の病変範囲で無い場合には、ステップS213をスキップしてステップS214に進む。第3の病変範囲である場合には、ステップS213に進む。
ステップS213では、ステップS209〜ステップS212において判別された部位に応じた部位信号を、画像ブロックの画像データに付加する。部位信号の付加後、ステップS214に進む。
ステップS214では、ステップS201で設定したすべての画像ブロックIBに対して画像推定の処理を施しているか否かを判別する。すべての画像ブロックに画像推定の処理が施されていない場合には、ステップS202に戻る。以後、全画像ブロックIBに画像推定の処理が施されるまでステップS202〜ステップS214の処理を繰返す。すべての画像ブロックに画像推定の処理が施されている場合には、ステップS215に進む。
ステップS215では、第1〜第3の病変部位であると推定された画像ブロックIBがあるか否かを判別する。第1〜第3の病変部位であると推定された画像ブロックがある場合には、ステップS218に進む。いずれの画像ブロックでも第1〜第3の病変部位であると推定されなかった場合には、ステップS216に進む。
ステップS216では、画像ブロックIBの画像サイズが第3のサイズであるか否かを判別する。画像ブロックIBの画像サイズが第3のサイズである場合には、ステップS218に進む。画像ブロックIBの画像サイズが第3のサイズで無い場合には、ステップS217に進む。
ステップS217では、画像ブロックIBの画像サイズを一段階小さなサイズに変更する。すなわち、画像ブロックIBの画像サイズが第1のサイズである場合には第2のサイズに変更され、画像ブロックIBの画像サイズが第2サイズである場合には第3のサイズに変更される。画像サイズの変更後、ステップ201に戻る。
前述のように、ステップS215において第1〜第3の病変部位であると推定された画像ブロックIBがある場合、またはステップS216において画像ブロックIBの画像サイズが第3のサイズである場合にステップS218に進む。ステップS218では、第1〜第3の病変部位であると推定された画像ブロックIBの箇所に枠線11fを全体画像に重畳する画像処理を、SDRAM23に格納された画像信号に対して施す。枠線の重畳処理後、1フレームの画像信号に対して施される病変部推定処理を終了する。
以上のように、第1の実施形態の内視鏡画像処理システムによれば、撮影した生体内における画像に基づいて、様々な外観の病変部位があるか否かを判別可能である。
前述のように、各方向の輝度勾配ヒストグラムは、正常部位や病変部位の外観に応じて異なっている。そこで、本実施形態のように、実際の画像における各方向の輝度勾配ヒストグラムを用いた特徴量の算出方法が決められ、実際の画像に対して算出される特徴量をデータベースとして保持し、画像ブロック毎に算出した特徴量を保持されたデータベースと比較することにより、様々な外観の病変部位であるか否かが判別可能である。
また、第1の実施形態では、病変部位の推定に対する画素信号に混入するノイズの影響を低下させることが可能である。一部の画素信号にはノイズが混入することがあり、ノイズの混入した画素信号を用いた輝度勾配はノイズ分の誤差を有する。しかし、本実施形態では、一部の輝度勾配にノイズ分の誤差が混入しても、多くの輝度勾配を用いて画像の判別をするので、ノイズの影響は低減化される。
また、第1の実施形態では、輝度勾配ヒストグラムの正規化を行うので、様々な大きさの画像ブロックに対して病変部位の推定を行うことが可能である。正規化が行われない場合には、正常範囲および第1〜第3の病変範囲を算出に用いた正常部位および第1〜第3の病変部位の画像の画像サイズと同じ画像サイズ以外の画像サイズの画像に対しては病変部位の推定が出来なかった。一方、本実施形態では、正規化を行うので、大きさによらず病変部位の推定が可能である。
次に、本発明の第2の実施形態の内視鏡画像処理システムについて説明する。第2の実施形態の内視鏡画像処理システムは、第1、第2の特徴量を用いた病変部位であるか否かの判別方法が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、第1の実施形態と同じ機能を有する部位には、同じ符号を付す。
第2の実施形態において、EEPROM240および病変部推定回路300以外の内視鏡プロセッサ20の部位の構成および機能は第1の実施形態と同じである(図13参照)。
第1の実施形態と異なり、EEPROM240には、正常領域および第1〜第3の病変領域の代わりに、第1、第2の関数f1、f2の決定に用いた実際の正常部位および第1〜第3の病変部位の複数の画像に対して算出される第1、第2の特徴量が格納されている。すなわち、図14に示すように、正常領域や第1〜第3の病変領域が定められることなく、正常部位や病変部位の画像に対して算出される第1、第2の特徴量が格納されている。
第2の実施形態における病変部推定回路300の構成は、第1の実施形態と同じである(図13参照)。一方、第2の実施形態における病変部推定回路300において、判別回路370の機能のみが第1の実施形態と異なる。なお、判別回路370以外の病変部推定回路300の各部位の機能は第1の実施形態と同じである。
したがって、特徴量算出回路36により選択された画像ブロックIBの画像の第1、第2の特徴量がデータとして、判別回路370に送信される。判別回路370では、第1の実施形態と同様に、画像ブロックIB上に形成される画像が正常部位および第1〜第3の病変部位の画像であるか否かが判別される。
画像の判別のために、EEPROM240に格納された実際の正常部位や病変部位の画像に対して算出される第1、第2の特徴量が、判別回路370に読出される。判別回路370では、実際の正常部位や病変部位の画像に対して算出される第1、第2の特徴量を用いたNN法などのパターン分類方法により、算出された第1、第2の特徴量がいずれの部位に分類されるかが判別される。なお、実際の画像に対して算出される第1、第2の特徴量の集まりからの距離が一定の判別値以上に離れている場合には、分類不能としてもよい。
以上のような構成の第2の実施形態の内視鏡画像処理システムによっても、撮影した生体内における画像に基づいて、様々な外観の病変部位があるか否かを判別可能である。
なお、第1、第2の実施形態において、上下左右、右上、右下、左下、および左上の8方向における輝度勾配が算出される構成であるが、算出されるべき輝度勾配の方向はこれらの方向に限定されない。他の方向の輝度勾配であってもよい。また、算出されるべき輝度勾配の方向は8方向に限定されない。少なくとも、互いに交差する2方向または3方向以上であれば、第1、第2の実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
ただし、方向が多いほど検出精度の向上が見込まれるが、算出速度が低減化する。したがって、用いる回路の計算速度に応じて適切な方向数に定めることが好ましい。
また、第1〜第8の輝度勾配として、2画素間隔で離れた画素同士の輝度信号成分の差が算出される構成であるが、間隔は2画素に限定されない。また、輝度勾配の方向によって画素の間隔が変わってもよい。ただし、輝度勾配の方向によって画素の間隔が変わる場合には、EEPROM24、240に格納された第1、第2の関数の算出に用いた実際の正常部位及び第1〜第3の病変部位の画像における輝度勾配の方向による画素間隔と合致させる必要がある。
また、第1、第2の実施形態において、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムでは、輝度勾配が第1〜第11の階級に分割される構成であるが、少なくとも2以上の階級に分割されれば第1、第2の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、第1、第2の実施形態において、第1、第2の特徴量が算出されるが、第1の特徴量のみが算出される構成であってもよいし、3以上の特徴量が算出される構成であってもよい。正常部位および第1〜第3の病変部位の判別が可能であれば、算出される特徴量は2つに限定されない。
また、第1、第2の実施形態において、画像ブロックの画像に基づいて算出されるヒストグラムは正規化される構成であるが、正規化されなくてもよい。正規化されなくても、基準サイズの画像ブロックの画像に対しては病変部位であるか否かの推定が可能である。ただし、前述のように正規化可能であれば、どのような大きさの病変部位であっても、光学的倍率を変えることなく、病変部位の推定が可能である。
また、第1、第2の実施形態において、推定される病変部位は第1〜第3の病変部位であるが、判別可能な病変部位は3つに限定されない。1以上の病変部位であるか否かの判別が可能であればよい。
また、第1、第2の実施形態において、第1、第2の特徴量は主成分分析によって算出方法が定められる構成であるが、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムにおける各階級の度数を変数として、これらの変数の画像毎の特徴を表現可能な特徴量を算出するいかなる公知の特徴量算出方法が用いられてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、画像ブロックIBの画像サイズは第1〜第3のサイズの3段階で変更可能な構成であるが、2段階以上の何段階に変更可能な構成でもよい。
また、第1、第2の実施形態において、病変部推定機能実行直後の画像ブロックIBの画像サイズは、調整可能な範囲における最大サイズである第1のサイズであるが、他のサイズを用いてもよい。ただし、第1、第2の実施形態のように、最大サイズから順番にサイズを小さくしていくことにより、最小サイズから順番に大きくしていく構成に比べて、推定にかかる時間を短縮することが可能である。
また、第1、第2の実施形態において、画像ブロックIBの画像サイズは第1〜第3のサイズの3段階で変更可能な構成であるが、変更不可能であっても病変部推定機能を実行することは可能である。
また、第1、第2の実施形態において、画像ブロックにおける基準画素の位置は画像ブロックIBの中心に定められる構成であるが、中心に限定されない。画像ブロックIBのいかなる位置であってもよい。
また、第1、第2の実施形態において、2画素間の輝度信号成分の差を輝度勾配として算出する構成であるが、輝度信号成分の代わりにR原色信号成分を用いてR原色勾配を算出して、第1〜第8の輝度勾配ヒストグラムの代わりに第1〜第8のR原色勾配に基づいて、第1、第2の特徴量を算出してもよい。R原色信号成分は、体内における凹凸情報を他の原色信号成分より多く含んでおり、輝度信号成分の代わりに使用しても十分に病変部位の推定に用いることが可能である。
10 内視鏡ユニット
11f 枠線
23 SDRAM
24、240 EEPROM
25 システムコントローラ
30、300 病変部推定回路
31 分割回路
32 選択回路
33 輝度勾配算出回路
34 ヒストグラム作成回路
35 正規回路
36 特徴量算出回路
37、370 判別回路
40 電子内視鏡
43 撮像素子
ah 正常領域
a1〜a3 第1〜第3の病変領域
IB 画像ブロック
sp 基準画素
p1〜p8 第1〜第8の画素

Claims (15)

  1. 受光した画像である受光画像を構成する複数の画素に相当する画素信号によって構成される画像信号を受信する受信部と、
    前記受光画像上において、複数の画像ブロックを設定する設定部と、
    前記画像ブロックにおける第1の位置の前記画素を基準画素として、前記画像ブロック内に配置され前記基準画素から第1の方向に位置する複数の前記画素を第1の画素として、前記画像ブロック内に配置され前記基準画素から前記第1の方向と交差する第2の方向に位置する複数の前記画素を第2の画素として、前記画像ブロック毎に選択する選択部と、
    前記基準画素と複数の前記第1の画素の中で間隔が第1の間隔である2つの画素の画素信号の差を第1の方向差として、前記基準画素と複数の前記第2の画素の中で間隔が第2の間隔である2つの画素の画素信号の差を第2の方向差として、前記画像ブロック毎に算出する第1の算出部と、
    前記第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数、および前記第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を、前記画像ブロック毎にカウントするカウンタと、
    前記第1、第2の方向差それぞれが前記第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて所定の算出方法に基づいて、第1の特徴量を、前記画像ブロック毎に算出する第2の算出部と、
    体内の正常部位および第1の病変部位の画像に基づいて予め算出された前記第1の特徴量を格納するメモリと、
    前記第2の算出部により算出された前記第1の特徴量と前記メモリに格納された前記第1の特徴量とを比較することにより、前記画像ブロックの画像が前記正常部位および前記第1の病変部位の画像であるか否かを判別する判別部とを備える
    ことを特徴とする内視鏡画像処理システム。
  2. 前記カウンタは、前記第1の方向の第1の階級と異なる第1の方向の第2の階級に前記第1の方向差が属する度数、および前記第2の方向の第2の階級と異なる第2の方向の第2の階級に前記第2の方向差が属する度数の少なくとも一方をカウントし、
    前記第2の算出部は、前記カウンタにカウントされた度数を用いて前記第1の特徴量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理システム。
  3. 前記選択部は、前記画像ブロック内に配置され前記基準画素から前記第1、第2の方向と異なる第3の方向に位置する複数の前記画素を第3の画素として、前記画像ブロック毎に選択し、
    前記第1の算出部は、前記基準画素と複数の前記第3の画素の中で間隔が第3の間隔である2つの画素の画素信号の差を第3の方向差として、前記画像ブロック毎に算出し、
    前記カウンタは、前記第3の方向差が第3の方向の第1の階級に属する度数を、前記画像ブロック毎に算出し、
    前記第2の算出部は、前記第3の方向差が前記第3の方向の第1の階級に属する度数を、前記画像ブロック毎にカウントし、
    前記第2の算出部は、前記カウンタにカウントされた度数を用いて前記第1の特徴量を、前記画像ブロック毎に算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡画像処理システム。
  4. 前記第2の算出部は、前記カウンタにカウントされた度数を用いて前記所定の算出方法に基づいて、第2の特徴量を、前記画像ブロック毎に算出し、
    前記メモリは、前記正常部位および前記第1の病変部位の画像に基づいて予め算出された前記第2の特徴量を格納し、
    前記判別部は、前記第2の算出部により算出された前記第2の特徴量と前記メモリに格納された前記第2の特徴量とを比較することにより、前記画像ブロックの画像が前記正常部位および前記第1の病変部位の画像であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内視鏡画像処理システム。
  5. 前記メモリに記憶させた前記第1の特徴量の算出に用いた前記正常部位および前記第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、前記画像ブロックの画像サイズは前記基準サイズに定められることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  6. 前記メモリに記憶させた前記第1の特徴量の算出に用いた前記正常部位および前記第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、
    前記メモリに記憶させた前記第1の特徴量は、画像サイズが前記基準サイズである前記正常部位および前記第1の病変部位の画像における、前記第1、第2の方向差それぞれが前記第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて前記所定の算出方法に基づいて算出され、
    前記画像ブロックの画像サイズは前記基準サイズと異なる第1のサイズに定められ、
    前記第2の算出部は、前記第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数および前記第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を、前記基準サイズおよび前記第1のサイズを用いて正規化する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  7. 前記設定部、前記選択部、前記第1、第2の算出部、前記カウンタ、および前記判別部を制御する制御部を備え、
    前記メモリに記憶させた前記第1の特徴量の算出に用いた前記正常部位および前記第1の病変部位の画像の画像サイズが基準サイズに定められており、
    前記メモリに記憶させた前記第1の特徴量は、画像サイズが前記基準サイズである前記正常部位および前記第1の病変部位の画像における、前記第1、第2の方向差それぞれが前記第1、第2の方向の第1の階級に属する度数を用いて前記所定の算出方法に基づいて算出され、
    前記設定部は、前記受光画像を複数のサイズのいずれかを画像サイズとする前記画像ブロックに設定可能であり、
    前記第2の算出部は、前記画像ブロックの画像サイズが前記基準サイズと異なる画像サイズである場合に、前記第1の方向差が第1の方向の第1の階級に属する度数および前記第2の方向差が第2の方向の第1の階級に属する度数を、前記基準サイズおよび前記画像ブロックの画像サイズを用いて正規化し、
    前記制御部は、前記判別部がいずれの画像ブロックの画像も前記第1の病変部位の画像でないと判別したときに、前記設定部に前記画像ブロックの画像サイズを変えさせ、前記選択部に前記基準画素および前記第1、第2の画素を再度選択させ、前記第1の算出部に前記第1、第2の方向差を再度算出させ、前記カウンタに前記第1、第2の方向差が第1の階級に属する度数を再度カウントさせ、前記第2の算出部に前記第1の特徴量を算出させ、前記判別部に前記画像ブロックの画像が前記正常部位および前記第1の病変部位の画像であるか否かを再度判別させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  8. 前記判別部は、前記受信部が前記画像信号を受信した後の前記設定部における最初の設定のときに前記画像ブロックの画像サイズを前記複数のサイズの中の最大サイズに設定させることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡画像処理システム。
  9. 前記判別部は、前記判別部がいずれの画像ブロックの画像も前記第1の病変部位の画像でないと判別したときに、前記設定部に前記画像ブロックの画像サイズを小さくするように変えさせることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の内視鏡画像処理システム。
  10. 前記メモリには、前記正常部位および前記第1の病変部位の複数の画像に基づいて予め算出された複数の前記第1の特徴量に基づいて定められた前記第1の特徴量の範囲が格納され、
    前記判別部は、前記第2の算出部により算出された前記第1の特徴量が、前記メモリに格納された前記第1の特徴量の範囲に含まれるか否かに基づいて、前記画像ブロックの画像が前記正常部位および前記第1の病変部位の画像であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  11. 前記メモリには、前記正常部位および前記第1の病変部位の複数の画像に基づいて予め算出された複数の前記第1の特徴量が格納され、
    前記判別部は、前記第2の算出部により算出された前記第1の特徴量が、前記メモリに格納された複数の第1の特徴量を用いた所定の分類方法により前記正常部位、前記第1の病変部位、または前記正常部位および前記第1の病変部位以外の部位であるかを分類することにより、前記画像ブロックの画像が前記正常部位および前記第1の病変部位の画像であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  12. 前記所定の算出方法は主成分分析であって、予め受光した複数の前記正常部位および前記第1の病変部位の画像に対して算出された前記第1、第2の方向差の中で前記第1、第2の方向の第1の階級に属する度数に対して求められる第1主成分が前記第1の特徴量として算出されることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  13. 前記メモリは、前記画像ブロックの画像が第1の病変部位と異なる第2の病変部位の画像である場合の前記第1の特徴量を記憶させられ、
    前記判別部は、前記第2の算出部により算出された前記第1の特徴量と前記メモリに格納された前記第1の特徴量とを比較することにより、前記画像ブロックの画像が前記第2の病変部位の画像であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  14. 前記第1の算出部は、前記画素信号における輝度信号成分または赤色項成分を用いて前記第1、第2の方向差を算出することを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
  15. 前記選択部は、前記画像ブロックの中心を前記第1の位置として前記基準画素を選択することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の内視鏡画像処理システム。
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