JP2012037760A - 偏光照明装置 - Google Patents

偏光照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012037760A
JP2012037760A JP2010178608A JP2010178608A JP2012037760A JP 2012037760 A JP2012037760 A JP 2012037760A JP 2010178608 A JP2010178608 A JP 2010178608A JP 2010178608 A JP2010178608 A JP 2010178608A JP 2012037760 A JP2012037760 A JP 2012037760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarization
polarizing
illumination device
polarized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010178608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4846868B1 (ja
Inventor
Makoto Uehara
誠 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEJIRO GENOSSEN KK
Original Assignee
MEJIRO GENOSSEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEJIRO GENOSSEN KK filed Critical MEJIRO GENOSSEN KK
Priority to JP2010178608A priority Critical patent/JP4846868B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4846868B1 publication Critical patent/JP4846868B1/ja
Publication of JP2012037760A publication Critical patent/JP2012037760A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】偏光方向が一定に揃った偏光を照射できるだけでなく、偏光を取り出すための偏光素子を小型化することのできる偏光照明装置を提供する。
【解決手段】偏光照明装置100は、発光部10と発光部10から発せられた光を反射する反射光学系12からなる複数の光源部14と、複数の光源部14から出射された光から偏光を取り出す偏光素子16と、偏光素子16によって取り出された偏光が入射するフライアイレンズ18と、フライアイレンズ18から出射された光を平行光に変換する平行光変換手段20と、を含む。反射光学系12は、断面略放物線形状をなす反射鏡13によって構成されている。偏光素子16は、複数の光源部14から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液晶パネルの配向膜の形成に用いることのできる偏光照明装置に関する。
液晶パネルは、2枚の透明な基板の間に液晶分子が挟まれることによって構成されている。液晶分子は特定方向に並んでおり、この液晶分子に電圧をかけることによって、バックライトからの光の透過率の切り替えが行えるようになっている。2枚の基板の内側には、液晶分子を特定方向に配向させるための配向膜が形成されている。この配向膜は、例えば、ポリイミドからなる薄膜によって形成されている。
配向膜に配向能を付与する方法として、ラビング法が知られている。ラビング法とは、回転するローラに巻きつけた布によって配向膜の表面を擦る方法のことである。このラビング法により、配向膜の表面には無数の微細な傷がつけられるために、液晶分子がこの傷に沿って特定方向に並ぶものと考えられている。
しかし、このラビング法は、基板を物理的に布で擦って行う方法であるため、粉塵が発生して液晶パネルの品質に悪影響を及ぼすなどの問題があった。そこで、近年、ラビング法以外によって液晶分子を配向させる技術に関心が集まっており、このような技術の一つとして、光配向法が提案されている。
光配向法とは、光に反応する性質を持ったポリイミドなどの配向膜に偏光を照射することによって、その配向膜に異方性すなわち配向能を付与する方法のことである。配向膜に照射する光としては、紫外光が一般に用いられる。この光配向法では、超高圧水銀ランプなどから発せられる紫外光から偏光を取り出すために、ブリュースター角を利用した偏光板などが用いられる。偏光板を利用した偏光照明装置の一つとして、特許文献1に記載の偏光光照射装置が知られている。
特開平10−90684号公報
特許文献1で使われる偏光素子は、ブリュースター角だけを利用したもので、偏光のP/S分離比を高めるために8枚以上のガラス板を必要とし、被照射面に至る偏光光量の減衰が大きくなる欠点を持つ。また、偏光素子が被照射面に対して略45度に配置されるために、偏光素子は大きな面積を必要とする欠点も持つ。
そこで、偏光光量の減衰を軽減するために、図11に示すような偏光照明装置500が知られている。この偏光照明装置500は、紫外光を発するための超高圧水銀ランプなどからなる発光部502と、発光部502から発せられる光を前方に向けて指向性を持たせて反射する反射鏡504と、反射鏡504によって反射された光が入射するフライアイレンズ506と、フライアイレンズ506から出射した光を平行光に変換しつつ反射する凹面ミラー508と、凹面ミラー508によって反射された光が入射する偏光板510とを備えている。
偏光板510は、ガラス板に偏光機能を付加するコーティングを施した偏光板で、浅い入射角(例えば70度)に傾けて配置される。偏光板510に入射した光は、特定の偏光方向をもった光(例えばP偏光)のみが透過して被照射物W1に向けて照射される。被照射物W1としては、例えば、ポリイミドからなる配向膜がその表面に形成されたガラス基板が用いられる。
ところで、上記した従来の偏光照明装置500において、偏光板510は、凹面ミラー508と被照射物W1との間に配置する必要がある。なぜなら、コーティングが施された偏光板510の特性として、主光線の入射角に対して±数度の角度までの光束しかP/S分離が出来ないために、凹面ミラー508の後に偏光板510を配置しなければならないからである。
しかし、凹面ミラー508と被照射物W1との間に偏光板510を配置した場合、偏光板510の寸法がきわめて大きくなってしまう。例えば、偏光板510に入射する光束の横幅をX1(m)、光軸に対する偏光板510の傾きをθ(度)、偏光板510の横幅をX2(m)とした場合、図11を見ればわかるように、以下の式が成立する。
X2=X1/cosθ
したがって、例えば、X1を1.0(m)、θを70(度)であると仮定した場合には、X2=1/cos70°=2.9(m)となる。つまり、偏光板510の横幅X2は、偏光板510に入射する光束の横幅X1の3倍近い大きさとなってしまう。
さらに、近年、液晶パネルの大型化が進んでおり、偏光板510に入射する光束の横幅X1も大きくなっている。したがって、必要とされる偏光板510の横幅X2もますます大きくなっている。
このように、従来の偏光照明装置は、きわめて大きな偏光板を用いなければならないという問題があった。そして、大きな偏光板を用いた場合、偏光板の調達コストが増大するだけでなく、偏光を照射する際の偏光板の取り扱いが困難となり、液晶パネルの製造コストの増大につながるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、偏光方向が一定に揃った偏光を照射できるだけでなく、偏光を取り出すための偏光素子を小型化することのできる偏光照明装置を提供することを目的とする。
本発明の偏光照明装置は、発光部と前記発光部から発せられた光を反射する反射光学系とからなる複数の光源部と、前記複数の光源部から出射された光から偏光を取り出す偏光素子と、前記偏光素子によって取り出された偏光が入射するフライアイレンズと、前記フライアイレンズから出射された光を平行光に変換する平行光変換手段と、を含む偏光照明装置であって、前記反射光学系は、断面略放物線形状をなす反射鏡からなり、前記偏光素子は、前記複数の光源部から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光源部から出射された光は、断面略放物線形状をなす反射鏡によって平行光に変換されつつ反射された後に、偏光素子に入射する。したがって、偏光方向が一定に揃った偏光を取り出すことができる。
また、偏光を取り出すための偏光素子は、複数の光源部から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されている。ここでいう「直接的」とは、複数の光源部から出射された光がミラーやフライアイレンズなどの他の光学部品を介することなく偏光素子に入射することを意味する。
したがって、本発明によれば、偏光素子を複数の光源部の直近の位置に配置することができるために、従来技術のように凹面ミラーの後に偏光素子を配置する場合よりも偏光素子を小型化することが可能である。
本発明の偏光照明装置において、前記偏光素子を回転させることのできる回転手段を備えることが好ましい。
このような回転手段を備えることにより、偏光素子によって取り出される偏光の偏光方向を容易に回転させることが可能となる。これにより、例えば、偏光を照射することによって形成される配向膜の配向方向を容易に90度回転させることが可能となる。
本発明の偏光照明装置において、前記偏光素子は、複数の偏光ミラーからなり、前記複数の光源部から出射された光が、前記複数の偏光ミラーによって複数回反射されることが好ましい。
このように、複数の光源部から発せられる光を複数の偏光ミラーによって複数回反射させることによって、P偏光に対するS偏光の比率、もしくは、S偏光に対するP偏光の比率を所定値よりも小さくすることが可能である。これにより、複数の光源部から発せられる光からより純粋な偏光を取り出して被照射物に照射することが可能となる。
本発明の偏光照明装置において、偏光が照射される被照射物は、液晶パネル用の要処理配向膜基板であることが好ましい。本発明の偏光照明装置によって偏光方向が一定に揃った偏光を照射することによって、配向膜の配向方向が一定に揃った液晶パネル用の基板を製造することができる。これにより、大型で高品質の液晶パネル用の基板を安価に製造することが可能となる。
本発明によれば、偏光方向が一定に揃った偏光を照射できるとともに、偏光を取り出すための偏光素子を小型化することのできる偏光照明装置を提供することができる。
第1実施形態に係る偏光照明装置の平面図である。 偏光照明装置の拡大平面図である。 偏光素子を入射光の光軸に対して66.5度傾けて設置したときの分光特性を示すグラフである。 偏光素子を入射光の光軸に対して70.0度傾けて設置したときの分光特性を示すグラフである。 偏光素子を入射光の光軸に対して73.5度傾けて設置したときの分光特性を示すグラフである。 第2実施形態に係る偏光照明装置の平面図である。 第2実施形態に係る偏光照明装置の正面図である。 第2実施形態に係る偏光照明装置の平面図であり、偏光板を90度回転させた後の状態を示している。 第2実施形態に係る偏光照明装置の正面図であり、偏光板を90度回転させた後の状態を示している。 第3実施形態に係る偏光照明装置の部分的な平面図である。 従来の偏光照明装置の平面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る偏光照明装置100の平面図である。図2は、偏光照明装置100を部分的に拡大した平面図である。図1、図2に示すように、偏光照明装置100は、発光部10と発光部10から発せられた光を反射する反射光学系12とからなる複数の光源部14と、複数の光源部14から出射された光から偏光を取り出す偏光素子16と、偏光素子16によって取り出された偏光が入射するフライアイレンズ18と、フライアイレンズ18から出射された光を平行光に変換する平行光変換手段20と、を備えている。
発光部10は、紫外光を発することのできる超高圧水銀ランプによって構成されている。発光部10を構成する超高圧水銀ランプの内部には、陰極及び陽極からなる図示しない2つの電極が設けられている。また、この超高圧水銀ランプの内部には、所定の水銀蒸気圧、例えば30気圧以上の水銀が封入されている。
反射光学系12は、断面略放物線形状をなす反射鏡13によって構成されている。この反射鏡13は、放物面を有する椀形状のガラスの成形体によって構成されている。この反射鏡13の内面には、反射コーティング膜が形成されており、この反射コーティング膜によって発光部10から発せられた紫外光を前方に向かって反射することができるようになっている。
発光部10は、反射鏡13の焦点もしくはその近傍に配置されている。具体的には、発光部10を構成する超高圧水銀ランプの陰極と陽極との中点が、反射鏡13の焦点もしくはその近傍に位置するように発光部10が配置されている。したがって、発光部10から発せられた紫外光は、反射鏡13によって平行光に変換されつつ前方に向かって反射されるようになっている。
光源部14は、発光部10及び反射光学系12によって構成されている。光源部14は、横方向に5個、縦方向にも5個並んでおり、合計で25個が同一平面に並ぶように配置されている。なお、このような複数の光源部とフライアイレンズとを利用した紫外光照明装置は本発明者らによってすでに提案されており、例えば特開2004−361746号公報に開示されている。
偏光素子16は、P偏光を透過してS偏光を反射する偏光ミラー17によって構成されている。この偏光ミラー17は、複数の光源部14から出射される光の前方側にそれぞれ設置されている。また、この偏光ミラー17は、複数の光源部14から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されている。ここでいう「直接的」とは、複数の光源部14から出射された光がミラーやフライアイレンズなどの他の光学部品を介することなく偏光素子16に入射することを意味する。
偏光ミラー17は、複数の光源部14から出射される光の光軸に対して浅い入射角(例えば70度)に傾けて設置される。例えば、偏光ミラー17がガラス板で構成されている場合には、60度以上80度以下が好ましい。
図3〜図5は、偏光ミラー17に入射する光の入射角を変化させたときの分光特性(P偏光及びS偏光の透過率特性)を示すグラフである。以下、これらのグラフの意味について説明する。
被照射面に対して垂直に当る光線は、主光線と呼ばれる。例えば70度の角度で偏光ミラー17を配置した場合、主光線の入射角は70度となる。ここで、図1を参照すると、被照射面の各部位に至るコーン状の光束の外縁光線は、主光線に対して±数度の角度をなしている。したがって、外縁光線の入射角は、70度±数度となる。
図4は、入射角が70度の場合のS偏光とP偏光の分光特性を示すグラフであり、図3及び図5は、入射角が70±3.5度(66.5度と73.5度)の場合のS偏光とP偏光の分光特性をそれぞれ示すグラフである。70度というのは、主光線の入射角に対応しており、70±3.5度というのは、外縁光線の入射角に対応している。
紫外光を発光する水銀ランプのスペクトルの中で、313nmは配向膜の形成に寄与する波長である。水銀蒸気圧70〜80気圧でのスペクトル半値幅は±3nm程度になる。図3〜図5中の2点鎖線は、波長幅313±3nm、3点鎖線は、波長幅313±10nmをそれぞれ示している。図3〜図5を見ればわかるように、波長幅313±3nmであれば、ほぼ100%光エネルギーのP/S分離を実現することができる。波長幅313±10nmまで広げると、光束外縁光で分離が悪くなる。
水銀蒸気圧を上げると、光エネルギーは大きくなるがスペクトル幅は広くなり、P/S分離が悪くなる。逆に水銀蒸気圧を下げると、P/S分離は良くなるが、光エネルギーは小さくなる。本発明の偏光照明装置100を具現設計するに当り、光源選択と偏光板に施されるコーティング膜選択は、装置性能を大きく変えるファクターとなる。
なお、上記の実施形態では、偏光素子16として、偏光を反射させる偏光ミラー17を用いた例を示したが、後述するように、偏光を透過させる偏光板を用いてもよい。
偏光ミラー17によって反射された光の前方側には、フライアイレンズ18が配置されている。フライアイレンズ18は、長尺な略直方体の形状を有する同一の単レンズを縦横に複数配列したレンズ集合体からなり、複数の光源部14から出射された光を被照射物Wに対して均一に照射するためのインテグレーター光学系の1つである。
フライアイレンズ18は、入射面18aとこの入射面18aに略平行な出射面18bとを有する。複数の光源部14から出射された紫外光は、偏光ミラー17によってP偏光あるいはS偏光のみが取り出された後、フライアイレンズ18の入射面18aの略中心に入射する。フライアイレンズ18の入射面18aに入射した光は、フライアイレンズ18の内部を通って、フライアイレンズ18の出射面18bから出射される。
平行光変換手段20は、コリメータ光学系の1つであり、入射する光を平行光に変換しつつ被照射物Wに向かって反射することのできる凹面ミラーによって構成されている。フライアイレンズ18の出射面18bから出射された光は、平行光変換手段20によって平行光に変換された後に、被照射物Wの表面に略垂直に照射される。
被照射物Wは、その表面にポリイミドからなる配向膜が形成された液晶パネル用のガラス基板で構成されている。
上記のように構成された偏光照明装置100の作用効果について説明する。
本実施形態の偏光照明装置100によれば、複数の光源部14から出射された光は、断面略放物線形状をなす反射鏡13によって平行光に変換されつつ反射された後に、偏光素子16に入射する。したがって、偏光素子16に平行光を入射させることができるために、偏光方向が一定に揃った偏光を被照射物Wに対して均一に照射することが可能である。
本実施形態の偏光照明装置100によれば、偏光を取り出すための偏光素子16は、複数の光源部14から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されている。したがって、偏光素子16を複数の光源部14の直近の位置に配置することが可能であり、従来技術のように凹面ミラーの後に偏光素子16を配置する場合よりも偏光素子16を小型化することが可能である。
また、本実施形態の偏光照明装置100によれば、紫外光の強度を確保するために複数の光源部14を用いているために、1つの大型の光源部を用いる場合よりも1枚あたりの偏光ミラー17の大きさを小型化することが可能である。
また、本実施形態の偏光照明装置100によれば、偏光素子16として偏光ミラー17を用いているために、例えば紫外光によって一部が分解されてしまう有機化合物からなる偏光フィルムなどを用いる場合よりも安定的に偏光を取り出すことが可能である。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係る偏光照明装置200の平面図である。図7は、偏光照明装置200の正面図である。
第2実施形態に係る偏光照明装置200は、第1実施形態に係る反射偏光を用いる偏光照明装置100と異なり、偏光素子として偏光板202による透過偏光を用いている。また、偏光板202を回転させるためのモーター204を備えている。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
図6、図7に示すように、第2実施形態に係る偏光照明装置200は、複数の光源部14と、複数の光源部14から発せられた光から偏光を取り出すための偏光板202を備えている。
光源部14は、横方向に5個、縦方向に5個並んでおり、合計で25個が同一平面に並ぶように配置されている。縦方向に配列した5個の光源部14の前方側には、縦方向に細長い形状を有するルーバー型の偏光板202が一枚ずつ設置されている。つまり、合計で25個の光源部14の前方側には、合計で5枚の偏光板202が縦方向に略平行に並ぶようにして設置されている。
5枚の偏光板202は、例えばアルミ合金によって形成された箱型形状の枠体206の内部に図示しない回動軸を介して取り付けられている。
枠体206にはモーター204が連結されており、このモーター204によって枠体206を回転させることが可能となっている。このモーター204が、本発明の「回転手段」に対応している。
図8、図9は、モーター204によって偏光板202を90度回転させた後の状態における偏光照明装置200の平面図及び正面図である。図8、図9に示すように、偏光板202を90度回転させることによって、偏光板202を透過する光の偏光方向を90度回転させることができる。これにより、被照射物Wに照射する光の偏光方向を90度回転させることができる。
第2実施形態の偏光照明装置200によれば、モーター204によって偏光板202を回転させることが可能であり、被照射物Wに照射する光の偏光方向を90度回転させることが可能である。これにより、例えば、液晶パネルディスプレイの視野角を広げるために画素のサブ画素内を分割して配向膜の配向方向を部分的に変化させる「配向分割」を容易に行うことができるようになる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係る偏光照明装置300の部分的な平面図である。
図10に示すように、第3実施形態に係る偏光照明装置300は、複数の光源部14と、複数の光源部14のそれぞれから発せられた光から偏光を取り出すための2枚の偏光ミラー302、304とを備えている。1枚目の偏光ミラー302は、複数の光源部14から出射された光の前方側に配置されている。2枚目の偏光ミラー304は、1枚目の偏光ミラー302によって反射された光の前方側に配置されている。つまり、複数の光源部14から出射された光は、1枚目の偏光ミラー302及び2枚目の偏光ミラー304によって2回反射された後に、フライアイレンズ18の入射面18aに入射するようになっている。
第3実施形態の偏光照明装置300によれば、複数の光源部14から発せられる光を2枚の偏光ミラー302、304によって2回反射させることができる。これにより、P偏光に対するS偏光の比率、もしくは、S偏光に対するP偏光の比率を所定値よりも小さくすることが可能である。この結果、複数の光源部14から発せられる光からより純粋な偏光を取り出して被照射物Wに照射することが可能となる。
なお、偏光ミラーを向かい合わせに2枚配置した例を示したが、偏光ミラーを3枚以上配置した場合であっても同様の効果を得ることができる。また、2枚以上の偏光板をほぼ平行に配置した場合であっても同様の効果を得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、発光部10として超高圧水銀ランプを用いた例を示したが、紫外線を照射できるのであればこれ以外のランプを用いることもできる。
(2)上記実施形態では、超高圧水銀ランプの波長が313nmの場合における偏光特性を例に説明したが、他の強いスペクトルである254nm、365nmなどの波長を選んでも、偏光板に施されるコーティング膜設計を変更する事により、同様の効果を持つ偏光照明装置を実現できる。
(3)上記実施形態では、平行光変換手段20として凹面ミラーを用いた例を示したが、他のコリメータ系レンズなどを用いることもできる。
(4)上記実施形態では、回転手段としてモーター204を用いた例を示したが、例えば手動によって偏光板202を回転させることもできる。
(5)上記実施形態では、被照射物Wが液晶パネル用の基板である例を示したが、これ以外の被照射物に対して偏光を照射する場合であっても本発明を適用することができる。
(6)上記実施形態では、縦方向に5個、横方向に5個(合計25個)の光源部14を配列する例を示したが、これ以外の個数の光源部14を配列してもよい。例えば、縦方向に5個、横方向に3個(合計15個)の光源部14を配列してもよい。
(7)上記実施形態では、縦方向に並ぶ5個の光源部14の前方側に、縦方向に細長い形状を有するルーバー型の偏光ミラー17あるいは偏光板202を一枚ずつ設置した例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、複数の光源部14のそれぞれの前方側に、略正方形の形状を有する偏光ミラーあるいは偏光板を一枚ずつ設置してもよい。
10…発光部
12…反射光学系
13…反射鏡
14…光源部
16…偏光素子
17、302、304…偏光ミラー
18…フライアイレンズ
20…平行光変換手段
100、200、300…偏光照明装置
202…偏光板
204…モーター(回転手段)
W…被照射物

Claims (5)

  1. 発光部と前記発光部から発せられた光を反射する反射光学系とからなる複数の光源部と、前記複数の光源部から出射された光から偏光を取り出す偏光素子と、前記偏光素子によって取り出された偏光が入射するフライアイレンズと、前記フライアイレンズから出射された光を平行光に変換する平行光変換手段と、を含む偏光照明装置であって、
    前記反射光学系は、断面略放物線形状をなす反射鏡からなり、
    前記偏光素子は、前記複数の光源部から出射された光が直接的に入射することのできる位置に配置されていることを特徴とする偏光照明装置。
  2. 前記偏光素子は、偏光を透過させる偏光板、あるいは、偏光を反射する偏光ミラーであることを特徴とする偏光照明装置。
  3. 前記偏光素子を回転させることのできる回転手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の偏光照明装置。
  4. 前記偏光素子は、複数の偏光ミラーからなり、
    前記複数の光源部から出射された光が、前記複数の偏光ミラーによって複数回反射されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の偏光照明装置。
  5. 偏光が照射される被照射物が、液晶パネル用の要処理配向膜基板であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の偏光照明装置。
JP2010178608A 2010-08-09 2010-08-09 偏光照明装置 Expired - Fee Related JP4846868B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010178608A JP4846868B1 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 偏光照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010178608A JP4846868B1 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 偏光照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4846868B1 JP4846868B1 (ja) 2011-12-28
JP2012037760A true JP2012037760A (ja) 2012-02-23

Family

ID=45475294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010178608A Expired - Fee Related JP4846868B1 (ja) 2010-08-09 2010-08-09 偏光照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4846868B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000122069A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Lg Cable & Mach Co Ltd 光配向性高分子組成物とこれを利用した液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2004144884A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Ushio Inc 光配向用偏光光照射装置
JP2004361746A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Mejiro Genossen:Kk 露光用照明装置
JP2006113180A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Hitachi Displays Ltd 光配向用偏光照射方法及びその装置
JP2009016489A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000122069A (ja) * 1998-10-16 2000-04-28 Lg Cable & Mach Co Ltd 光配向性高分子組成物とこれを利用した液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2004144884A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Ushio Inc 光配向用偏光光照射装置
JP2004361746A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Mejiro Genossen:Kk 露光用照明装置
JP2006113180A (ja) * 2004-10-13 2006-04-27 Hitachi Displays Ltd 光配向用偏光照射方法及びその装置
JP2009016489A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4846868B1 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4063042B2 (ja) 光配向用偏光光照射装置
US7021765B2 (en) Illumination optical system and projection display optical system
JP6474918B2 (ja) 光案内手段及び光源装置
US7807957B2 (en) Light source unit and projection type image display apparatus
JP6056001B2 (ja) 光源装置および投写型表示装置
US20050190445A1 (en) Wire grid polarizer
CN101592853B (zh) 投影机
CN102645831B (zh) 照明光学系统及投影机装置
WO2013103037A1 (ja) 光学装置、光学素子および画像表示装置
CN103257519B (zh) 照明装置及投影机
CN101046607A (zh) 照明装置及投影机
WO2019071971A1 (zh) 一种激光投影设备
US20060262233A1 (en) Liquid crystal projector
JP2018194819A (ja) 光源装置および投写型映像表示装置
US20080165329A1 (en) Projection Type Display Apparatus and Optical Unit
KR20020006414A (ko) 액정 배향막의 광 배향용 편광광 조사장치의 편광 소자
US6724530B2 (en) Polarized light illuminator with a polarized light beam splitter
TW200537136A (en) Projection type image display apparatus and optical system
US7543945B2 (en) Integrator module with a collimator and a compact light source and projection display having the same
CN100365468C (zh) 照明光学装置及投影机
JP4846868B1 (ja) 偏光照明装置
KR20170135737A (ko) 편광광 조사 장치 및 광배향 장치
JP5036102B2 (ja) 照明装置
WO2013069119A1 (ja) 偏光照明装置
JP2004233708A (ja) 液晶表示装置の製造方法及び露光照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4846868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees