JP2012037264A - 光学式位置検出装置および位置検出機能付き機器 - Google Patents

光学式位置検出装置および位置検出機能付き機器 Download PDF

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Abstract

【課題】検出光が出射される第1方向、および第1方向に交差する第2方向における対象物体の位置を同一の原理で広い範囲にわたって検出することができる光学式位置検出装置および位置検出機能付き機器を提供すること。
【解決手段】光学式位置検出装置10では、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cのうち、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際の受光部30での受光結果、およびZ軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際の受光部30での受光結果に基づいて対象物体ObのZ軸方向の位置およびX軸方向の位置を検出する。第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cはいずれも、検出光L2の出射方向がZ軸方向であり、同一である。このため、検出光Lの出射方向(Z軸方向)において広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置、および該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き機器に関するものである。
対象物体を光学的に検出する光学式位置検出装置としては、例えば、第1光源部および第2光源部の各々から対象物体に向けて検出光を出射し、対象物体で反射した検出光を受光部で検出するものが提案されている。かかる光学式位置検出装置において、第1光源部および第2光源部は、検出光が出射される第1方向において同一の位置において、検出光の出射方向(第1方向)に対して交差する第2方向で離間する位置に配置されている。従って、第1光源部および第2光源部が順次点灯した際の受光部での検出結果によれば、対象物体の第2方向における位置を検出することができる(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−534554号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、第1光源部および第2光源部が第1方向において同一の位置に設けられているため、対象物体の第1方向(検出光の出射方向)における位置を検出することができないという問題点がある。なお、特許文献1の図2には、2つの光源部からの検出光の出射方向に対して斜めの方向から検出光を出射する第3光源部を追加した構成が開示されているが、かかる構成でも、第1光源部および第2光源部からの検出光の出射方向における対象物体の位置を広い範囲にわたって検出することは困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、検出光が出射される第1方向、および第1方向に交差する第2方向における対象物体の位置を同一の原理で広い範囲にわたって検出することができる光学式位置検出装置、および該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置であって、第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第1光源部と、前記第1方向に交差する第2方向において前記第1光源部から離間する位置で前記第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第2光源部と、前記第1光源部および前記第2光源部から前記第1方向の一方側に離間する位置で当該第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第3光源部と、前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、前記第1光源部、前記第2光源部および前記第3光源部を駆動する光源駆動部と、前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、前記光源駆動部が前記第1光源部、前記第2光源部および前記第3光源部のうち、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させたときの前記受光部での受光結果、および前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させたときの前記受光部での受光結果に基づいて、前記出射空間における前記対象物体の前記第1方向の位置および前記第2方向の位置を検出する位置検出部と、を有していることを特徴とする。
本発明では、第1光源部、第2光源部および第3光源部のうち、第2方向で離間する光源部を順次点灯させた際、受光部での受光結果は、光源部から対象物体を経て受光部に至るまでの距離に対応する。従って、受光部での検出結果を直接、あるいは受光部での受光結果に基づいて光源部同士を差動させたときの駆動電流を用いれば、対象物体の第2方向における位置情報を検出することができる。また、第1光源部、第2光源部および第3光源部のうち、第1方向で離間する光源部を順次点灯させた際、受光部での受光結果は、光源部から対象物体を経て受光部に至るまでの距離に対応する。従って、受光部での検出結果を直接、あるいは受光部での受光結果に基づいて光源部同士を差動させたときの駆動電流を用いれば、対象物体の第1方向における位置情報を検出することができる。すなわち、第1光源部、第2光源部および第3光源部から検出光が出射される方向(第1方向)における対象物体の位置情報を検出することができる。それ故、第2方向で離間する光源部を順次点灯させた際に得られた位置情報、および第1方向で離間する光源部を順次点灯させた際に得られた位置情報によれば、対象物体の第1方向の位置および第2方向の位置を検出することができるので、光学式位置検出装置を入力装置等として利用することができる。ここで、第1光源部、第2光源部および第3光源部はいずれも、検出光の出射方向が第1方向で同一である。このため、検出光の出射方向(第1方向)において広い範囲にわたって、対象物体の位置を検出することができる。
本発明において、前記第3光源部は、前記第1光源部および前記第2光源部を通って前記第1方向および前記第2方向に展開する平面内に位置することが好ましい。このように構成すると、第1方向および第2方向の双方に交差する第3方向における対象物体の位置の影響を受けずに対象物体の第1方向および第2方向における位置を検出することができる。
本発明において、前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第2光源部とを順次点灯させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第3光源部とを順次点灯させる構成を採用することができる。
本発明において、前記第1光源部と前記第2光源部とは、前記第1方向で同一の位置に設けられ、前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第2光源部とを順次点灯させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部および前記第2光源部を同一輝度で同時点灯させるとともに、前記第3光源部と、前記第1光源部および前記第2光源部とを順次点灯させる構成を採用してもよい。
本発明において、前記第1方向で前記第3光源部と同一の位置で当該第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第4光源部を有し、前記光源駆動部は、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記第3光源部と同一輝度で前記第4光源部を同時点灯させる構成を採用してもよい。
本発明において、前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部同士を差動させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部同士を差動させることが好ましい。このような差動を用いれば、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
本発明において、前記出射空間を介さずに前記受光部に入射する参照光を出射する参照用光源を備え、前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部と前記参照用光源とを差動させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部と前記参照用光源とを差動させる構成を採用してもよい。このような差動を用いれば、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
本発明を適用した光学式位置検出装置は、視認面を備えた視認面構成部材を備えた位置検出機能付き機器に用いることができる。この場合、前記検出光が前記視認面に沿うように出射される構成、あるいは前記検出光が前記視認面を透過するように出射される構成のいずれを採用してもよい。
本発明において、前記視認面構成部材としては、画像を表示する直視型画像生成装置を用いることができ、この場合、前記視認面は、前記直視型画像生成装置において前記画像が表示される画像表示面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付き直視型表示装置として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、情報が視認されるスクリーンを用いることができ、この場合、前記視認面は、前記スクリーンにおいて前記情報が視認されるスクリーン面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付きスクリーン装置として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、展示品を覆う透光部材を用いることができ、この場合、前記視認面は、前記視認面構成部材において前記展示品が配置される側とは反対側で当該展示品が視認される面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付きショーウインドウ等として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、移動する遊技用媒体を支持する基盤を備えている構成を採用でき、この場合、前記視認面は、前記基盤において前記遊技用媒体が視認される側の面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器をパチンコ台やコインゲーム等のアミューズメント機器として構成することができる。
本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置において、検出光と参照用光源から出射される参照光との差動を利用して対象物体の位置を検出する原理を示す説明図である。 本発明を適用した光学式位置検出装置を用いた位置検出機能付き機器の説明図である。 本発明を適用した位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器)の分解斜視図である。 本発明を適用した位置検出機能付きスクリーン装置(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した位置検出機能付き投射型表示装置(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した光学式位置検出装置を用いた別の位置検出機能付き機器の説明図である。 本発明を適用した別の位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器)の分解斜視図である。 本発明を適用した別の位置検出機能付きスクリーン装置(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した別の位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器)の説明図である。 本発明を適用した別の位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器)の説明図である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、互いに交差する軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、検出光の出射方向をZ軸方向として説明する。従って、本発明における「第1方向」はZ軸方向であり、「第1方向」に交差する「第2方向」はX軸方向である。また、以下に参照する図面では、X軸方向の一方側をX1側とし、他方側をX2側とし、Y軸方向の一方側をY1側とし、他方側をY2側として示し、Z軸方向の一方側をZ1側とし、他方側をZ2側として示してある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図であり、図1(a)、(b)、(c)は、光学式位置検出装置における光源部などの立体的な配置を示す説明図、光源部などをZ軸方向の他方側からみて説明図、および光源部などをX軸方向からみた説明図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図であり、光源部などについてはY軸方向からみた様子を示してある。
図1および図2において、本形態の光学式位置検出装置10は、Z軸方向(第1方向)の一方側Z1から他方側に向けて検出光L2を出射する光出射面110を備えた光学ユニット11を有している。光学ユニット11は、Z軸方向の一方側Z1から他方側Z2に向けて検出光L2を出射する複数の光源部12と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えている。
光学ユニット11は、複数の光源部12として、3つ以上の光源部を備えている。本形態において、3つの光源部12は、第1光源部12Aと、Z軸方向に交差するX軸方向(第2方向)において第1光源部12Aから離間する位置に設けられた第2光源部12Bと、第1光源部12Aおよび第2光源部12BからZ軸方向の一方側Z1に離間する位置に設けられた第3光源部12Cとからなる。かかる第1光源部12A、第2光源部12B、および第3光源部12Cは各々、検出光L2として、検出光L2a,L2b、L2cを出射する。また、第1光源部12A、第2光源部12B、および第3光源部12Cはいずれも、発光部120a〜120cをZ軸方向の他方側Z2に向けており、第1光源部12A、第2光源部12B、および第3光源部12Cの光軸は互いに平行である。本形態では、かかる検出光L2の出射空間によって、対象物体Obの位置が検出される検出空間10Rが構成されている。
ここで、第1光源部12Aと第2光源部12Bは、Z軸方向において同一の位置に配置されている。また、第3光源部12Cは、第1光源部12Aに対してZ軸方向の一方側Z1においてX軸方向の他方側X2にずれた位置に配置されている。このため、第3光源部12Cは、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bに比して光出射面110からみてZ軸方向の一方側Z1に位置する。また、第3光源部12Cは、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを通ってZ軸方向およびX軸方向に展開するXZ平面内に位置している。
本形態において、光源部12(第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12C)はいずれも、LED(発光ダイオード)等の発光素子により構成され、本形態において、光源部12はいずれも、ピーク波長が840〜1000nmに位置する赤外光からなる検出光L2(検出光L2a〜L2c)を発散光として放出する。本形態では、対象物体Obが指先等であることが多いことから、検出光L2として、対象物体Ob(人体)での反射率が高い波長域の赤外光(840〜920nm程度の近赤外光)が用いられている。
受光部30は、Z軸方向の他方側Z2に受光面31を向けたフォトダイオードやフォトトランジスター等からなり、本形態において、受光部30は赤外域の感度ピークを備えたフォトダイオードである。本形態において、受光部30は、X軸方向において第1光源部12Aと第2光源部12Bとの略中央位置に配置され、Z軸方向において第1光源部12Aおよび第2光源部12Bと第3光源部12Cとの略中央位置に配置されている。このため、受光部30は、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bに比して光出射面110からみてZ軸方向の一方側Z1に位置する。
(位置検出部等の構成)
図2に示すように、ユニット11は複数の光源部12を駆動する光源駆動部14を備えている。光源駆動部14は、光源部12を駆動する光源駆動回路140と、光源駆動回路140を介して複数の光源部12の各々の点灯を制御する光源制御部145とを備えている。光源駆動回路140は、第1光源部12A〜第3光源部12Cを駆動する光源駆動回路140a〜140cを備えており、光源制御部145は、光源駆動回路140a〜140cの全てを制御する。
受光部30には位置検出部50が電気的に接続されており、受光部30での検出結果は位置検出部50に出力される。位置検出部50は、受光部30での検出結果に基づいて対象物体Obの位置を検出するための信号処理を行う信号処理部55(信号処理回路)を備えており、かかる信号処理部55は、増幅器や比較器等を備えている。また、位置検出部50は、予め設定されたパターンで複数の光源部12が順次点灯した際の受光部30での受光結果に基づいて検出空間10R(出射空間)における対象物体ObのX軸方向の位置およびZ軸方向の位置を検出するXZ座標検出部51を備えている。
このように構成した位置検出部50と光源駆動部14とは連動して動作し、後述する位置検出を行なう。位置検出部50において、XZ座標検出部51としてはマイクロプロセッサーユニット(MPU)を用い、これにより所定のソフトウェア(動作プログラム)を実行することに従って処理を行う構成を採用することができる。
(座標の基本的な検出原理)
本形態の光学式位置検出装置10において、位置検出部50は、複数の光源部12(第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12C)のうち、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させたときの受光部30での受光結果、およびZ軸方向で離間する光源部12を順次点灯させたときの受光部30での受光結果に基づいて、検出空間10Rにおける対象物体ObのX座標およびZ座標を検出する。その際、2つの光源部12のうちの一方の光源部12と対象物体Obとの距離と、他方の光源部12と対象物体Obとの距離の比を求め、かかる比に対応して2つの光源部12を基準にして設定される等比線に基づいて、対象物体Obの位置を検出する。
より具体的には、光源駆動部14は、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aを点灯させる一方、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cを消灯させる。また、光源駆動部14は、第1光源部12Aおよび第3光源部12Cを消灯させる一方、第2光源部12Bを点灯させる。従って、検出空間10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより検出光L2が反射され、その反射光の一部が受光部30により検出される。その際、受光部30での受光強度は、対象物体Obの位置に対応する値となる。それ故、第1光源部12Aを点灯させた際の受光部30と、第2光源部12Bを点灯させた際の受光部30の受光強度が等しくなるように、第1光源部12Aに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流と、第2光源部12Bに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流との比や調整量の比等を用いれば、XZ平面内に第1光源部12Aと第2光源部12Bとを基準にした等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
また、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aを点灯させる一方、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cを消灯させる。また、光源駆動部14は、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを消灯させる一方、第3光源部12Cを点灯させる。従って、検出空間10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより検出光L2が反射され、その反射光の一部が受光部30により検出される。その際、受光部30での受光強度は、対象物体Obの位置に対応する値となる。それ故、第1光源部12Aを点灯させた際の受光部30の受光強度と、第3光源部12Cを点灯させた際の受光部30の受光強度とが等しくなるように、第1光源部12Aに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流と、第3光源部12Cに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流との比や調整量の比等を用いれば、XZ平面内に第1光源部12Aと第3光源部12Cとを基準にした等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとの差動により得た等比線と、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XY座標)を得ることができる。
かかる等比線は、光源部12から出射された検出光L2が対象物体Obで反射して受光部30に到る距離関数に着目して取得することができ、かかる取得方法を以下に説明する。まず、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に点灯させる。その際の各パラメーターを以下
T=対象物体Obの反射率
t=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
t=第2光源部12Bから出射された検出光L2bが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
B=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第2光源部12B
が点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第2光源部12Bに対する駆動電流をIBとする。
検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で、前記した差動を行なうと、
A=T×At×IA+環境光 ・・式(1)
B=T×Bt×IB+環境光 ・・式(2)
の関係が得られる。
ここで、差動の際の受光部30の検出強度は等しいことから、式(1)、(2)から下式
T×At×IA+環境光=T×Bt×IB+環境光
T×At×IA=T×Bt×IB・・式(3)
が導かれる。
また、距離関数At、Btの比PABは、下式
AB=At/Bt・・式(4)
で定義されることから、式(3)、(4)から、距離関数の比PAB
AB=IB/IA・・式(5)
で示すように表される。かかる式(5)では、環境光の項、および対象物体Obの反射率の項が存在しない。それ故、距離関数At、Btの比PABには、環境光、対象物体Obの反射率が影響しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正を行なってもよい。
ここで、光源部12は点光源であり、ある地点での光強度は、光源からの距離の2乗に反比例する。従って、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る距離P1と、第2光源部12Bから対象物体Obを経て受光部30に至る距離P2との比は、
下式
AB=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XZ平面内において第1光源部12Aと第2光源部12Bを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
同様に、第1光源部12Aと第3光源部12Cとを差動させて、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る距離と、第3光源部12Cから対象物体Obを経て受光部30に至る距離との比を求めれば、XZ平面内において第1光源部12Aと第3光源部12Cを基準にして等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとの差動により得た等比線と、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XZ座標)を得ることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光学式位置検出装置10では、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cのうち、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際、受光部30での受光結果は、光源部12から対象物体Obを経て受光部30に至るまでの距離に対応する。従って、受光部30での検出結果を直接、あるいは受光部30での受光結果に基づいて光源部12同士を差動させたときの駆動電流を用いれば、対象物体ObのX軸方向における位置情報を検出することができる。また、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cのうち、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際、受光部30での受光結果は、光源部12から対象物体Obを経て受光部30に至るまでの距離に対応する。従って、受光部30での検出結果を直接、あるいは受光部30での受光結果に基づいて光源部12同士を差動させたときの駆動電流を用いれば、対象物体ObのZ軸方向における位置情報を検出することができる。すなわち、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cから検出光L2が出射される方向(Z軸方向)における対象物体Obの位置情報を検出することができる。それ故、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際に得られた位置情報、およびZ軸方向で離間する光源部12を順次点灯させた際に得られた位置情報によれば、対象物体ObのZ軸方向の位置およびX軸方向の位置を検出することができるので、光学式位置検出装置10を入力装置等として利用することができる。
ここで、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12Cはいずれも、検出光L2の出射方向がZ軸方向であり、同一である。このため、検出光Lの出射方向(Z軸方向)において広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができる。
また、第3光源部12Cは、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを通ってZ軸方向およびX軸方向に展開するXZ平面内に位置する。このため、Z軸方向およびX軸方向の双方に交差するY軸方向における対象物体Obの位置の影響を受けずに対象物体ObのZ軸方向およびX軸方向における位置を検出することができる。
また、本形態では、2つの光源部12での差動を利用しているため、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
さらに、検出光L2は赤外光であるため、視認されない。このため、本形態の光学式位置検出装置10を搭載した機器において情報を表示する場合でも、情報の視認を検出光が妨げないという利点がある。
[実施の形態1の変形例]
上記実施の形態1において、光源駆動部14は、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に点灯させ、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第3光源部12Cとを交互に点灯させた。
但し、本形態においては、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bと、第3光源部12Cとを交互に点灯させる。より具体的には、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを同一輝度で同時点灯させる一方、第3光源部12Cを消灯させる動作と、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを消灯させる一方、第3光源部12Cを点灯させる動作とを繰り返す。なお、光源駆動部14は、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に点灯させる。
このように構成した場合、Z軸方向における対象物体Obの位置情報を得る際に、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを同一輝度で同時点灯させる分、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって検出光L2を出射することができる。従って、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができるという利点がある。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図であり、図3(a)、(b)、(c)は、光学式位置検出装置における光源部などの立体的な配置を示す説明図、光源部などをZ軸方向の他方側からみて説明図、および光源部などをX軸方向からみた説明図である。図4は、本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図であり、光源部などについてはY軸方向からみた様子を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図3および図4に示すように、本形態の光学式位置検出装置10は、実施の形態1と同様、Z軸方向の一方側Z1から他方側に向けて検出光L2を出射する光学ユニット11を備えており、光学ユニット11は、Z軸方向の一方側Z1から他方側Z2に向けて検出光L2を出射する複数の光源部12と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えている。
本形態において、光学ユニット11は、複数の光源部12として、4つの光源部を備えている。本形態において、4つの光源部12は、第1光源部12Aと、X軸方向において第1光源部12Aから離間する位置に設けられた第2光源部12Bと、第1光源部12Aおよび第2光源部12BからZ軸方向の一方側Z1に離間する位置に設けられた第3光源部12Cと、X軸方向において第3光源部12Cから離間してZ軸方向において第3光源部12Cと同一位置に設けられた第4光源部12Dとからなる。従って、図4に示すように、光源駆動部14において、光源駆動回路140は、第1光源部12A〜第4光源部12Dを駆動する光源駆動回路140a〜140dを備えており、光源制御部145は、光源駆動回路140a〜140dの全てを制御する。
ここで、第1光源部12Aと第2光源部12Bは、Z軸方向において同一の位置に配置されている。また、第3光源部12Cは、第1光源部12Aに対してZ軸方向の一方側Z1においてX軸方向の他方側X2にずれた位置に配置され、第4光源部12Dは、第2光源部12Bに対してZ軸方向の一方側Z1においてX軸方向の一方側X1にずれた位置に配置されている。また、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dは、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを通ってZ軸方向およびX軸方向に展開するXZ平面内に位置しており、第1光源部12A〜第4光源部12Dは、同一のXZ平面内に位置している。
このように構成した光学式位置検出装置10において、第1光源部12A〜第4光源部12Dは各々、検出光L2a〜L2dを出射する。また、第1光源部12A〜第4光源部12Dはいずれも、発光部120a〜120dをZ軸方向の他方側Z2に向けており、第1光源部12A〜第4光源部12Dの光軸は互いに平行である。なお、第4光源部12Dも、第1光源部12A〜第3光源部12Cと同様、赤外光を出射するLEDからなる。
本形態の光学式位置検出装置10において、位置検出部50は、複数の光源部12(第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第3光源部12C)のうち、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させたときの受光部30での受光結果、およびZ軸方向で離間する光源部12を順次点灯させたときの受光部30での受光結果に基づいて、検出空間10Rにおける対象物体ObのX座標およびZ座標を検出する。その際、交互に点灯する光源部12のうちの一方の光源部12と対象物体Obとの距離と、他方の光源部12と対象物体Obとの距離の比を求め、かかる比に対応して2つの光源部12を基準にして設定される等比線に基づいて、対象物体Obの位置を検出する。かかる検出を行うにあたって、光源駆動部145は、第3光源部12Cを点灯させる際、第3光源部12Cと同一輝度で第4光源部12Dを同時点灯させる。
より具体的には、光源駆動部14は、まず、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に消灯させる。
また、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dとを交互に点灯させる。すなわち、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aを点灯させる一方、第2光源部12B、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを消灯させる動作と、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを消灯させる一方、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを同時点灯させる動作とを繰り返す。その際、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dについては同一輝度で同時点灯させる。
このように構成した場合、Z軸方向における対象物体Obの位置情報を得る際に、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを同一輝度で同時点灯させる分、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって検出光L2を出射することができる。従って、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができるという利点がある。
[実施の形態2の変形例1]
上記実施の形態2において、光源駆動部14は、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に点灯させ、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dとを交互に点灯させた。
但し、本形態において、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bと、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dとを交互に点灯させる。すなわち、光源駆動部14は、Z軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを同時点灯させる一方、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを消灯させる動作と、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを消灯させる一方、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを同時点灯させる動作とを繰り返す。その際、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bについては同一輝度で同時点灯させ、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dについては同一輝度で同時点灯させる。
このように構成した場合、Z軸方向における対象物体Obの位置情報を得る際に、第1光源部12Aおよび第2光源部12Bを同一輝度で同時点灯させ,第3光源部12Cおよび第4光源部12Dを同一輝度で同時点灯させる分、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって検出光L2を出射することができる。従って、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができるという利点がある。
[実施の形態2の変形例2]
上記実施の形態2、および実施の形態2の変形例1において、光源駆動部14は、X軸方向で離間する光源部12を順次点灯させるにあたって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとを交互に点灯させたが、第1光源部12Aおよび第3光源部12Cと、第2光源部12Bおよび第4光源部12Dとを交互に点灯させてもよい。
このように構成した場合、X軸方向における対象物体Obの位置情報を得る際に、2つの光源部12を同時点灯させる分、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって検出光L2を出射することができる。従って、X軸方向およびZ軸方向の広い範囲にわたって、対象物体Obの位置を検出することができるという利点がある。
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置の主要部を模式的に示す説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は、光学式位置検出装置における光源部などの立体的な配置を示す説明図、光源部などをZ軸方向の他方側からみて説明図、および光源部などをX軸方向からみた説明図である。図6は、本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図であり、光源部などについてはY軸方向からみた様子を示してある。図7は、本発明の実施の形態3に係る光学式位置検出装置において、検出光L2と参照用光源から出射される参照光との差動を利用して対象物体Obの位置を検出する原理を示す説明図であり、図7(a)、(b)は、光源部12から対象物体Obまでの距離と検出光L2等の受光強度との関係を示す説明図、および光源への駆動電流を調整した後の様子を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5および図6に示すように、本形態の位置検出機能付き機器1も、実施の形態1と同様、Z軸方向の一方側Z1から他方側に向けて検出光L2を出射する光学ユニット11を備えており、光学ユニット11は、Z軸方向の一方側Z1から他方側Z2に向けて検出光L2を出射する複数の光源部12と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えている。本形態において、光学ユニット11は、複数の光源部12として、Z軸方向の一方側Z1から他方側Z2に向けて検出光L2を出射する3つ以上の光源部(第1光源部12A〜第3光源部12C)を有している。
また、光学ユニット11は、受光部30に発光部120rを向けた参照用光源12Rも備えている。このため、図6に示す光源駆動回路140は、参照用光源12Rに対する駆動回路140rを備えている。
ここで、参照用光源12Rは、光源部12と同様、LED(発光ダイオード)等により構成され、参照用光源12Rは、ピーク波長が840〜1000nmに位置する赤外光からなる参照光Lrを発散光として放出する。但し、参照用光源12Rから出射される参照光Lrは、参照用光源12Rの向きや、参照用光源12Rに設けられる遮光カバー(図示せず)等によって、検出空間10Rを介さずに受光部30に入射するようになっている。
本形態の光学式位置検出装置10においては、検出光同士の直接的な差動に代えて、検出光L2aと参照光Lrとの差動と、検出光L2cと参照光Lrとの差動とを利用し、最終的に、検出光同士を直接、差動させた結果と同様な結果を導く。ここで、検出光L2aと参照光Lrとの差動、および検出光L2cと参照光Lrとの差動は、以下のようにして実行される。
図7(a)に示すように、検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態においては、第1光源部12Aから対象物体Obまで距離と、受光部30での検出光L2aの受光強度Daとは、実線SAで示すように単調に変化する。これに対して、参照用光源12Rから出射された参照光Lrの受光部30での検出強度は、実線SRで示すように、対象物体Obの位置にかかわらず、一定である。従って、受光部30での検出光L2aの受光強度Daと、受光部30での参照光Lrの検出強度Drとは、相違している。
次に、図7(b)に示すように、第1光源部12Aに対する駆動電流、および参照用光源12Rに対する駆動電流のうちの少なくとも一方を調整し、受光部30での検出光L2aの受光強度Daと、参照光Lrの受光部30での検出強度Drとを一致させる。このような差動は、参照光Lrと検出光L2aとの間で行なわれるとともに、参照光Lrと検出光L2b,L2cとの間でも行なわれる。従って、受光部30での検出光L2a、L2b、L2cの検出結果と、受光部30での参照光Lrの検出結果とが等しくなった時点での第1光源部12Aに対する駆動電流と、第2光源部12Bに対する駆動電流との比や、第1光源部12Aに対する駆動電流と、第3光源部12Cに対する駆動電流との比を求めることができる。
上記の検出原理を光路関数を用いて数理的に説明すると、以下のようになる。まず、第1光源部12Aと参照用光源12Rとを交互に点灯させるとともに、第2光源部12Bと参照用光源12Rとを交互に点灯させる。その際の各パラメーターを以下
T=対象物体Obの反射率
t=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
t=第2光源部12Bから出射された検出光L2bが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
B=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第2光源部12B
が点灯したときの受光部30の検出強度
s=参照用光源12Rから受光部30に到る距離関数
R=参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび参照用光源12Rの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第2光源部12Bに対する駆動電流をIBとし、参照用光源12Rに対する駆動電流をIRとする。また、差動の際、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度については、第1光源部12Aとの差動、および第2光源部12Bとの差動において同一と仮定する。
検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で、前記した差動を行なうと、
A=T×At×IA+環境光 ・・式(6)
B=T×Bt×IB+環境光 ・・式(7)
R=Rs×IR+環境光 ・・式(8)
の関係が得られる。
ここで、差動の際の受光部30の検出強度は等しいことから、式(6)、(8)から下式
T×At×IA+環境光=Rs×IR+環境光
T×At×IA=Rs×IR
T×At=Rs×IR/IA・・式(9)
が導かれ、式(7)、(8)から下式
T×Bt×IB+環境光=Rs×IR+環境光
T×Bt×IB=Rs×IR
T×Bt=Rs×IR/IB・・式(10)
が導かれる。
また、距離関数At、Btの比PABは、下式
AB=At/Bt・・式(11)
で定義されることから、式(9)、(10)から、距離関数の比PAB
AB=IB/IA・・式(12)
で示すように表される。かかる式(12)では、環境光の項が存在しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正等を行なってもよい。また、第1光源部12Aとの差動と、第2光源部12Bとの差動とにおいて、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度を異なる値に設定した場合でも、基本的には同様な原理が成り立つ。
ここで、光源部12は点光源であり、ある地点での光強度は、光源からの距離の2乗に反比例する。従って、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る距離P1と、第2光源部12Bから対象物体Obを経て受光部30に至る距離P2との比は、下式
AB=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XZ平面内において第1光源部12Aと第2光源部12Bを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
同様に、第1光源部12Aと第3光源部12Cとを差動させて、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る距離P1と、第3光源部12Cから対象物体Obを経て受光部30に至る距離との比を求めれば、XZ平面内において第2光源部12Bと第4光源部12Dを基準にして等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第2光源部12Bとの差動により得た等比線と、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XZ座標)を得ることができる。
このような構成によれば、光源部12と参照用光源12Rとの差動を利用しているため、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
なお、図5および図6には、実施の形態1に係る光学式位置検出装置10に参照用光源12Rを設けた例を示したが、実施の形態2に係る光学式位置検出装置10に参照用光源12Rを設けてもよい。
[位置検出機能付き機器の構成例1]
図8は、本発明を適用した光学式位置検出装置10を用いた位置検出機能付き機器の説明図であり、図8(a)、(b)は、光学式位置検出装置の光学ユニット11と視認面構成部材との位置関係を示す説明図、および光学ユニット11をX軸方向からみた説明図である。
図8に示すように、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10は、視認面構成部材40を備えた位置検出機能付き機器1を構成するのに用いることができる。視認面構成部材40は、光源部12および受光部30を備えた光学ユニット11に対してZ軸方向の他方側Z2に位置するシート状あるいは板状の透光部材からなる。
ここで、視認面構成部材40は、情報などが視認される視認面41がXZ平面に沿って展開するように配置されており、光学式位置検出装置10の光学ユニット11からは、検出光L2が視認面41に沿うように出射される。従って、利用者は、視認面構成部材40の視認面41に表示された情報などを見ながら、指先などからなる対象物体Obを所定位置に移動させれば、対象物体Obの位置を入力情報として光学式位置検出装置10での動作を切り換えることができる。
かかる位置検出機能付き機器1は、図9〜図13を参照して説明するように、位置検出機能付き直視型表示装置、位置検出機能付きスクリーン装置、位置検出機能付き投射型表示装置、位置検出機能付きショーウインドウ、位置検出機能付きアミューズメント機器として構成することができる。
(位置検出機能付き直視型表示装置の構成例)
図9を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として直視型画像生成装置を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付き直視型表示装置として構成した例を説明する。
図9は、本発明を適用した位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器1)の分解斜視図である。なお、本形態の位置検出機能付き直視型表示装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図9に示す位置検出機能付き直視型表示装置100は、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10と、各種の直視型の画像生成装置20(直視型表示装置/視認面構成部材40)とを備えており、画像生成装置20の一方の面によって情報が視認される視認面41が構成されている。画像生成装置20は、視認面41に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは、Y軸方向からみたとき検出空間10Rと重なっている。
画像生成装置20は、画像生成パネル29を備えている。画像生成パネル29には、例えば、駆動回路等を構成する電子部品25が実装されているとともに、フレキシブル配線基板(FPC)等の配線部材26が接続されている。
このように構成した位置検出機能付き直視型表示装置100において、光学式位置検出装置10は、画像生成装置20の画像表示領域20Rの側方に光学ユニット11を備えている。従って、位置検出機能付き直視型表示装置100では、対象物体Obの位置を検出することができるので、画像生成装置20で表示された画像を指先等の対象物体Obで指示すると、所定の情報入力を行なうことができる。
(位置検出機能付きスクリーン装置の構成例)
図10を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きスクリーン装置として構成した例を説明する。
図10は、本発明を適用した位置検出機能付きスクリーン装置(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図10(a)、(b)は、位置検出機能付きスクリーン装置を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きスクリーン装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図10(a)、(b)に示す位置検出機能付きスクリーン装置8は、液晶プロジェクターあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置250(画像生成装置)から画像が投射されるスクリーン80(視認面構成部材40)と、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10とを備えている。画像投射装置250は、筐体240の前面部241に設けられた投射レンズ系210からスクリーン装置8に向けて画像表示光Piを拡大投射する。従って、位置検出機能付きスクリーン装置8では、スクリーン80において画像が投射されるスクリーン面8aによって、情報が視認される視認面41が構成されている。
かかる位置検出機能付きスクリーン装置8において、光学式位置検出装置10は、スクリーン80(視認面構成部材40)のスクリーン面8a(視認面41)の側方に光学ユニット11を備えている。このため、本形態の位置検出機能付きスクリーン装置8では、例えば、スクリーン80に投射された画像の一部に指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を画像の切り換え指示等といった入力情報として利用することができる。
なお、本形態では、位置検出機能付きスクリーン装置8として、画像投射装置250から画像が投射される投射型表示装置用のスクリーン装置を説明したが、電子黒板用のスクリーンに光学式位置検出装置10を設けて電子黒板用の位置検出機能付きスクリーン装置を構成してもよい。
[位置検出機能付き投射型表示装置の構成例]
図11を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、スクリーンと画像投射装置とによって位置検出機能付き投射型表示装置を構成した例を説明する。
図11は、本発明を適用した位置検出機能付き投射型表示装置(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図11(a)、(b)は、位置検出機能付き投射型表示装置を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付き投射型表示装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図11(a)、(b)に示す位置検出機能付き投射型表示装置200は、液晶プロジェクターあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置250(画像生成装置)と、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10とを備えている。画像投射装置250は、筐体240の前面部201に設けられた投射レンズ系210からスクリーン装置8に向けて画像表示光Piを拡大投射する。かかる投射型表示装置200では、スクリーン80において画像が投射されるスクリーン面8aによって、情報が視認される視認面41が構成されている。
かかる位置検出機能付き投射型表示装置200において、光学式位置検出装置10は、スクリーン80のスクリーン面8a(視認面41)側に配置された画像投射装置250に搭載されている。このため、光学式位置検出装置10は、画像投射装置250からスクリーン80(視認面構成部材40)の視認面41に沿って検出光L2を出射する。また、光学式位置検出装置10は、対象物体Obで反射してきた検出光L3を画像投射装置250において検出する。
このように構成した位置検出機能付き投射型表示装置200において、検出空間10Rは、スクリーン80に対する法線方向からみたとき四角形の領域であり、スクリーン80において画像投射装置250によって画像が投射される領域(画像表示領域20R)と重なっている。このため、本形態の位置検出機能付き投射型表示装置200では、例えば、スクリーン80に投射された画像の一部に指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を画像の切り換え指示等といった入力情報として利用することができる。
(位置検出機能付きショーウインドウの構成例)
図12を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、情報としての展示品を覆う透光部材を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付きショーウインドウ)として構成した例を説明する。
図12は、本発明を適用した位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図12(a)、(b)は、位置検出機能付きウインドウを外側(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きウインドウにおいて、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図12(a)、(b)に示す位置検出機能付きウインドウ400は、情報としての展示品450を覆う透光部材440(視認面構成部材40)を備えており、透光部材440の外面441によって展示品450の視認面(視認面41)が構成されている。また、位置検出機能付きウインドウ400において、展示品450は、展示品450に前進や旋回等の動作を行なわせるアクチュエーター(図示せず)に保持されている。
かかる位置検出機能付きウインドウ400は、透光部材440の外面441の側に、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光学ユニット11を備えており、光学ユニット11は、透光部材440の外面441(視認面41)に沿って検出光L2を出射する。また、光学ユニット11は、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する。
このように構成した位置検出機能付きウインドウ400において、透光部材440の外面441側には光学式位置検出装置10の検出空間10Rが設定されている。従って、検出空間10Rにおいて指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を展示品450の向きを切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。例えば、指先等の対象物体Obの位置を下方にずらしていけば、展示品450を透光部材440に接近させ、指先等の対象物体Obの位置を右側にずらしていけば、展示品450を右回りに旋回させる等、展示品450の向きを変更することができる。
(位置検出機能付きアミューズメント機器の構成例)
図13を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、パチンコ台等のアミューズメント機器において遊技用媒体を支持する基盤を用い、アミューズメント機器を位置検出機能付きアミューズメント機器として構成した例を説明する。
図13は、本発明を適用した位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図13(a)、(b)は、位置検出機能付きアミューズメント機器を正面(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きアミューズメント機器において、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図13(a)、(b)に示す位置検出機能付きアミューズメント機器500は、パチンコ玉等の遊技媒体501を支持する板状の基盤520(視認面構成部材40)、基盤520を保持する外枠510、遊技媒体501を基盤520上に送り出す位置等を設定するハンドル570、遊技媒体501を受ける受け皿560等を備えている。基盤520の表面521(視認面41)は、ガラス板530で覆われており、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501に対するガイドレール525や、遊技媒体501の動きを変化させる釘528や、入賞口580、590等が設けられている。また、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501が入賞口580に入るたびに行われる抽選の結果等が表示される画像生成装置540が設けられている。
かかる位置検出機能付きアミューズメント機器500において、ガラス板530の外側には、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光学ユニット11が設けられており、光学ユニット11は、ガラス板530の外面に沿って検出光L2を出射する。また、光学ユニット11、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する。
このため、遊技者が画像生成装置540で表示されている内容や遊技に進行に合わせて検出空間10Rに指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を、画像生成装置540で表示されている内容を切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。
[位置検出機能付き機器の構成例2]
図14は、本発明を適用した光学式位置検出装置10を用いた別の位置検出機能付き機器の説明図であり、図14(a)、(b)は、光学式位置検出装置の光学ユニット11と視認面構成部材との位置関係を示す説明図、および光学ユニット11をX軸方向からみた説明図である。
図14に示すように、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10は、視認面構成部材40を備えた位置検出機能付き機器1を構成するのに用いることができる。視認面構成部材40は、光源部12および受光部30を備えた光学ユニット11に対してZ軸方向の他方側Z2に位置するシート状あるいは板状の透光部材からなる。
ここで、視認面構成部材40は、情報などが視認される視認面41がXY平面に沿って展開するように配置されており、光学式位置検出装置10の光学ユニット11からは、検出光L2が視認面41を透過するように出射される。従って、利用者は、視認面構成部材40の視認面41に表示された情報などを見ながら、指先などからなる対象物体Obを所定位置に移動させれば、対象物体Obの位置を入力情報として光学式位置検出装置10での動作を切り換えることができる。
かかる位置検出機能付き機器1は、図15〜図18を参照して説明するように、位置検出機能付き直視型表示装置、位置検出機能付きスクリーン装置、位置検出機能付きショーウインドウ、位置検出機能付きアミューズメント機器として構成することができる。
(位置検出機能付き直視型表示装置の構成例)
図15は、本発明を適用した別の位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器1)の分解斜視図である。なお、本形態の位置検出機能付き直視型表示装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図15に示す位置検出機能付き直視型表示装置100は、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10と、各種の直視型の画像生成装置20(直視型表示装置/視認面構成部材40)とを備えており、画像生成装置20の一方の面によって情報が視認される視認面41が構成されている。画像生成装置20は、視認面41に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは、Y軸方向からみたとき検出空間10Rと重なっている。画像生成装置20は、図9を参照して説明した画像生成装置20と同一の構成を有していることから説明を省略するが、画像生成パネル29などを備えている。
ここで、光学式位置検出装置10の光学ユニット11は、画像生成パネル29に対して表示光の出射側とは反対側に配置されている。このため、対象物体Obの位置を検出するためには、検出光L2を対象物体Obが位置する検出空間10Rに出射させる必要がある。従って、画像生成パネル29の画像表示領域20Rは、検出光L2を透過可能に構成されている。
このように構成した位置検出機能付き直視型表示装置100において、光学ユニット11は、画像生成装置20(視認面構成部材40)において視認面41側とは反対側から視認面41側に位置する検出空間10Rに検出光L2を出射し、対象物体Obで反射して画像生成装置20を透過してきた検出光L3を検出する。従って、位置検出機能付き直視型表示装置100では、対象物体Obの位置を検出することができるので、画像生成装置20で表示された画像を指先等の対象物体Obで指示すると、所定の情報入力を行なうことができる。
(位置検出機能付きスクリーン装置の構成例)
図16は、本発明を適用した別の位置検出機能付きスクリーン装置(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図16(a)、(b)は、位置検出機能付きスクリーン装置を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きスクリーン装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図16(a)、(b)に示す位置検出機能付きスクリーン装置8は、液晶プロジェクターあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置250(画像生成装置)から画像が投射されるスクリーン80(視認面構成部材40)と、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10とを備えている。画像投射装置250は、筐体240の前面部241に設けられた投射レンズ系210からスクリーン装置8に向けて画像表示光Piを拡大投射する。従って、位置検出機能付きスクリーン装置8では、スクリーン80において画像が投射されるスクリーン面8aによって、情報が視認される視認面41が構成されている。
かかる位置検出機能付きスクリーン装置8において、光学式位置検出装置10は、スクリーン80(視認面構成部材40)においてスクリーン面8a(視認面41)の側とは反対側の裏面8bの側に光学ユニット10を備えている。このため、光学ユニット11は、スクリーン80(視認面構成部材40)において視認面41側とは反対側から視認面41側に設定された検出空間10Rに検出光L2を出射することになる。また、光学ユニット11は、対象物体Obで反射してスクリーン80を透過してきた検出光L3を検出することになる。従って、スクリーン80として、検出光L2に対する透光性を備えているものが用いられている。より具体的には、スクリーン80は、スクリーン面8a側に白い塗料が塗ってある布地や、エンボス加工された白いビニール素材からなるホワイトスクリーンからなり、赤外光からなる検出光L2に対して透光を有している、スクリーン80としては、光の反射率を高めるために高銀色としたシルバースクリーン、スクリーン面8a側を構成する布地表面に樹脂加工を行なって光の反射率を高めたパールスクリーン、スクリーン面8a側に細かいガラス粉末が塗布して光の反射率を高めたピーススクリーンを用いることができ、このような場合も、スクリーン80は、赤外光からなる検出光L2に対して透光性を備えている。なお、スクリーン80は、表示される画像の品位を高めることを目的に、裏面8bに黒色の遮光層が形成される場合があり、このような場合、遮光層には、穴からなる透光部を複数形成しておく。
このように構成した位置検出機能付きスクリーン装置8において、例えば、スクリーン80に投射された画像の一部に指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を画像の切り換え指示等といった入力情報として利用することができる。
なお、本形態では、位置検出機能付きスクリーン装置8として、画像投射装置250から画像が投射される投射型表示装置用のスクリーン装置を説明したが、電子黒板用のスクリーンに光学式位置検出装置10を設けて電子黒板用の位置検出機能付きスクリーン装置を構成してもよい。
(位置検出機能付きショーウインドウの構成例)
図17は、本発明を適用した別の位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図17(a)、(b)は、位置検出機能付きウインドウを外側(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きウインドウにおいて、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図17(a)、(b)に示す位置検出機能付きウインドウ400は、情報としての展示品450を覆う透光部材440(視認面構成部材40)を備えており、透光部材440の外面441によって展示品450の視認面(視認面41)が構成されている。また、位置検出機能付きウインドウ400において、展示品450は、展示品450に前進や旋回等の動作を行なわせるアクチュエーター(図示せず)に保持されている。
かかる位置検出機能付きウインドウ400は、透光部材440の内面442の側に、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光学ユニット11を備えており、光学ユニットは、透光部材440の内側から外面441(視認面41)の側に検出光L2を出射することになる。また、光学ユニット11は、対象物体Obで反射して透光部材440を透過してきた検出光L3を検出することになる。
このように構成した位置検出機能付きウインドウ400において、透光部材440の外面441側には光学式位置検出装置10の検出空間10Rが設定されている。従って、検出空間10Rにおいて指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を展示品450の向きを切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。例えば、指先等の対象物体Obの位置を下方にずらしていけば、展示品450を透光部材440に接近させ、指先等の対象物体Obの位置を右側にずらしていけば、展示品450を右回りに旋回させる等、展示品450の向きを変更することができる。
(位置検出機能付きアミューズメント機器の構成例)
図18は、本発明を適用した別の位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図18(a)、(b)は、位置検出機能付きアミューズメント機器を正面(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きアミューズメント機器において、光学式位置検出装置10の構成は、図1〜図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図18(a)、(b)に示す位置検出機能付きアミューズメント機器500は、パチンコ玉等の遊技媒体501を支持する板状の基盤520(視認面構成部材40)、基盤520を保持する外枠510、遊技媒体501を基盤520上に送り出す位置等を設定するハンドル570、遊技媒体501を受ける受け皿560等を備えている。基盤520の表面521(視認面41)は、ガラス板530で覆われており、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501に対するガイドレール525や、遊技媒体501の動きを変化させる釘528や、入賞口580、590等が設けられている。また、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501が入賞口580に入るたびに行われる抽選の結果等が表示される直視型の画像生成装置540が設けられている。
かかる位置検出機能付きアミューズメント機器500において、基盤520の裏面522には、図1〜図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光学ユニット11が設けられており、光学ユニット11は、基盤520の裏面522側から表面452(視認面41)の側に設定された検出空間10Rに検出光L2を出射する。また、光学ユニット11は、対象物体Obで反射して透光部材440を透過してきた検出光L3を検出することになる。
このように光学式位置検出装置10を配置するにあたって、本形態では、画像生成装置540が、図15を参照して説明した位置検出機能付き直視型表示装置100として構成されている。すなわち、画像生成装置540の裏面側に光学ユニット11が設けられている。このため、本形態の位置検出機能付きアミューズメント機器500では、基盤520の表面452側(視認面41側)のうち、画像生成装置540と重なる領域に検出空間10Rが設定されている。また、本形態では、ガラス板530の外面側を検出空間10Rとし、かかる検出空間10Rに位置する対象物体Obの位置を検出する。
このため、遊技者が画像生成装置540で表示されている内容や遊技に進行に合わせて検出空間10Rに指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を、画像生成装置540で表示されている内容を切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。
なお、位置検出機能付きアミューズメント機器500を構成するにあたって、基盤520を赤外光からなる検出光L2が透過可能な構成とすれば、基盤520と重なる領域を検出空間10Rとすることができる。また、基盤520において光学ユニット11の光源部12および受光部30と重なる領域を赤外光からなる検出光L2が透過可能な構成とすれば、基盤520と重なる領域を検出空間10Rとすることができる。
1・・位置検出機能付き機器、8・・スクリーン装置(位置検出機能付き機器)、10・・光学式位置検出装置、10R・・検出空間(検出光出射空間)、11・・光学ユニット、12・・光源部、12A・・第1光源部、12B・・第2光源部、12C・・第3光源部、12D・・第4光源部、12R・・参照用光源、20・・画像生成装置(視認面構成部材)、30・・受光部、40・・視認面構成部材、41・・視認面、50・・位置検出部、51・・XZ座標検出部、80・・スクリーン(視認面構成部材)、100・・位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器)、200・・位置検出機能付き投射型表示装置、400・・位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器)、500・・位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器)、Ob・・対象物体

Claims (9)

  1. 対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置であって、
    第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第1光源部と、
    前記第1方向に交差する第2方向において前記第1光源部から離間する位置で前記第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第2光源部と、
    前記第1光源部および前記第2光源部から前記第1方向の一方側に離間する位置で当該第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第3光源部と、
    前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、
    前記第1光源部、前記第2光源部および前記第3光源部を駆動する光源駆動部と、
    前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、
    前記光源駆動部が前記第1光源部、前記第2光源部および前記第3光源部のうち、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させたときの前記受光部での受光結果、および前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させたときの前記受光部での受光結果に基づいて、前記出射空間における前記対象物体の前記第1方向の位置および前記第2方向の位置を検出する位置検出部と、
    を有していることを特徴とする光学式位置検出装置。
  2. 前記第3光源部は、前記第1光源部および前記第2光源部を通って前記第1方向および前記第2方向に展開する平面内に位置することを特徴とする請求項1に記載の光学式位置検出装置。
  3. 前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第2光源部とを順次点灯させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第3光源部とを順次点灯させることを特徴とする請求項1または2に記載の光学式位置検出装置。
  4. 前記第1光源部と前記第2光源部とは、前記第1方向で同一の位置に設けられ、
    前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部と前記第2光源部とを順次点灯させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させるにあたって、前記第1光源部および前記第2光源部を同一輝度で同時点灯させるとともに、前記第3光源部と、前記第1光源部および前記第2光源部とを順次点灯させることを特徴とする請求項1または2に記載の光学式位置検出装置。
  5. 前記第1方向で前記第3光源部と同一の位置で当該第1方向の一方側から他方側に向けて検出光を出射する第4光源部を有し、
    前記光源駆動部は、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記第3光源部と同一輝度で前記第4光源部を同時点灯させることを特徴とする請求項3または4に記載の光学式位置検出装置。
  6. 前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部同士を差動させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部同士を差動させることを特徴とする請求1乃至5の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  7. 前記出射空間を介さずに前記受光部に入射する参照光を出射する参照用光源を備え、
    前記光源駆動部は、前記第2方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部と前記参照用光源とを差動させ、前記第1方向で離間する光源部を順次点灯させる際、前記受光部での受光強度が等しくなるように当該光源部と前記参照用光源とを差動させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学式位置検出装置と、視認面を備えた視認面構成部材とを備えた位置検出機能付き機器において、
    前記検出光は、前記視認面に沿うように出射されることを特徴とする位置検出機能付き機器。
  9. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学式位置検出装置と、視認面を備えた視認面構成部材とを備えた位置検出機能付き機器において、
    前記検出光は、前記視認面を透過するように出射されることを特徴とする位置検出機能付き機器。
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