JP2012037262A - 光学式位置検出装置、位置検出機能付き機器および位置検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物体に向き(方向性)があっても対象物体の位置を精度よく検出することができるとともに、対象物体の向きを検出することのできる光学式位置検出装置、位置検出機能付き機器、および位置検出方法を提供すること。
【解決手段】位置検出機能付き機器1の光学式位置検出装置10において、複数の光源部12が検出光L2を出射した際に対象物体Obで反射した検出光を受光部30で検出して対象物体Obの位置に対応する複数のデータを生成した後、複数のデータが多数データか少数データかを判定する。そして、多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出し、少数データに基づいて対象物体Obの向きを検出する。
【選択図】図1
【解決手段】位置検出機能付き機器1の光学式位置検出装置10において、複数の光源部12が検出光L2を出射した際に対象物体Obで反射した検出光を受光部30で検出して対象物体Obの位置に対応する複数のデータを生成した後、複数のデータが多数データか少数データかを判定する。そして、多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出し、少数データに基づいて対象物体Obの向きを検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置、該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き機器、および位置検出方法に関するものである。
対象物体を光学的に検出する光学式位置検出装置としては、例えば、複数の光源部の各々から透光部材を介して対象物体に向けて検出光を出射し、対象物体で反射した検出光が透光部材を透過して受光部で検出されるものが提案されている。このような構成の光学式位置検出装置では、例えば、受光部での検出結果に基づいて、複数の光源部同士を差動させて対象物体の位置を検出する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、対象物体で反射した検出光が受光部で検出された強度に基づいて対象物体の位置を検出するだけである。このため、対象物体に反射率が部分的に異なる部位や対象物体が傾いている場合等、対象物体の向き(方向性)がある場合、位置検出結果に大きな誤差が発生する。また、特許文献1に記載の構成では、対象物体の向きがあってもそれを検出することができないため、利用分野が狭い範囲に限られてしまうという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、対象物体の向き(方向性)があっても対象物体の位置を精度よく検出することができるとともに、対象物体の向きを検出することのできる光学式位置検出装置、該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き機器、および位置検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置であって、検出光を出射する複数の光源部と、前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成し、当該3以上のデータのうち、データが密に分布するデータ群に属する多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出し、データが疎に分布するデータ群に属する少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出するデータ処理部と、を有していることを特徴とする。
また、本発明は、対象物体の位置を光学的に検出する位置検出方法であって、検出光を出射する複数の光源部と、前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、を設け、前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成するデータ生成工程と、前記3以上のデータが各々、データが密に分布するデータ群に属する多数データであるか、データが疎に分布するデータ群に属する少数データであるかを判定するデータ判定工程と、前記多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出工程と、前記少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出する向き検出工程と、を有していることを特徴とする。
本発明では、複数の光源部を順次点灯させ、その間、受光部は、対象物体で反射した検出光を受光する。従って、受光部での検出結果を直接用いれば、あるいは受光部での受光結果に基づいて光源部同士を差動させたときの駆動電流を用いれば、対象物体の位置を検出することができる。それ故、光学式位置検出装置および位置検出方法を入力装置および入力方法等として利用することができ、かかる方式によれば、光源部や受光部の数が少なくても高い分解能を得ることができる。ここで、対象物体の特定箇所に他の部分と反射率が異なる部位が存在する等、対象物体に向き(方向性)がある場合、検出結果の一部が異常となってしまう。本発明では、対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成し、複数のデータが各々、データが密に分布するデータ群に属する多数データであるか、データが疎に分布するデータ群に属する少数データであるかを判定する。かかる3以上のデータのうち、多数データは、対象物体の向きに影響されないデータである。従って、多数データに基づいて対象物体の位置を検出すれば、対象物体に向きがあっても、対象物体の位置を正確に検出することができる。また、3以上のデータのうち、少数データは、対象物体の向きに影響されたデータである。従って、少数データが分布する方向を判定すれば、対象物体の向きを検出することができる。それ故、本発明によれば、対象物体の向きがあっても対象物体の位置を精度よく検出することができるとともに、対象物体の向きを検出することができる。
本発明において、前記データ処理部は、前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成するデータ生成部と、前記3以上のデータが各々、前記多数データであるか、前記少数データであるかを判定するデータ判定部と、前記多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、前記少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出する向き検出部と、を備えている構成を採用することができる。
本発明において、前記データ処理部は、予め設定された複数の区域の各々に含まれる前記データの数を判定し、データ数が最大となった区域に位置するデータを前記多数データと判定し、他の区域に位置するデータを前記少数データと判定する構成を採用することができる。
本発明において、前記データ処理部は、前記少数データが存在しないとき、あるいは、前記少数データが等方的に分散しているとき、前記対象物体に方向性がないと判定することが好ましい。
本発明において、前記データ処理部については、前記対象物体の向きとして、例えば、当該対象物体において反射率が当該対象物体の他の部分と異なる部分の向きを検出する構成を採用することができる。かかる構成によれば、対象物体の特定箇所に他の部分と反射率が異なる部位が存在する場合、かかる部位の向きを入力情報として利用することができる。
本発明において、前記データ処理部は、前記対象物体の向きとして、前記対象物体が延在している向きを検出するように構成してよい。かかる構成によれば、対象物体が延在する方向を検出することができるので、対象物体が延在する方向を入力情報として利用することができる。
本発明において、前記複数の光源部は、3つ以上であり、前記データ処理部は、前記受光部の受光結果に基づいて、前記複数の光源部のうち、一部の光源部と他の一部の光源部とを組み合わせを変えて差動させた結果に基づいて、前記3以上のデータを生成する構成を採用することができる。このような差動を用いれば、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
本発明において、前記出射空間を介さずに前記受光部に入射する参照光を出射する参照用光源を備え、前記複数の光源部は、3つ以上であり、前記データ処理部は、前記受光部の受光結果に基づいて、前記複数の光源部のうち、一部の光源部と前記参照用光源とを組み合わせを変えて差動させた結果に基づいて、前記3以上のデータを生成する構成を採用してもよい。このような差動を用いれば、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
本発明を適用した光学式位置検出装置については、視認面を備えた視認面構成部材を有する位置検出機能付き機器に用いることができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、画像を表示する直視型画像生成装置を用いることができ、この場合、前記視認面は、前記直視型画像生成装置において前記画像が表示される画像表示面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付き直視型表示装置として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、情報が視認されるスクリーンを用いることができ、この場合、前記視認面は、前記スクリーンにおいて前記情報が視認されるスクリーン面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付きスクリーン装置として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、展示品を覆う透光部材を用いることができ、この場合、前記視認面は、前記視認面構成部材において前記展示品が配置される側とは反対側で当該展示品が視認される面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器を位置検出機能付きショーウインドウ等として構成することができる。
本発明において、前記視認面構成部材としては、移動する遊技用媒体を支持する基盤を備えている構成を採用でき、この場合、前記視認面は、前記基盤において前記遊技用媒体が視認される側の面である。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器をパチンコ台やコインゲーム等のアミューズメント機器として構成することができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、互いに交差する軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、検出光の出射方向をZ軸方向として説明する。また、以下に参照する図面では、X軸方向の一方側をX1側とし、他方側をX2側とし、Y軸方向の一方側をY1側とし、他方側をY2側として示してある。
[位置検出機能付き機器の構成]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した位置検出機能付き機器の主要部を模式的に示す説明図であり、図1(a)、(b)は、位置検出機能付き機器の構成要素の立体的な配置を示す説明図、および位置検出機能付き機器に用いた光学式位置検出装置の構成要素の平面的な配置を示す説明図である。図2は、本発明を適用した位置検出機能付き機器の光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図である。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した位置検出機能付き機器の主要部を模式的に示す説明図であり、図1(a)、(b)は、位置検出機能付き機器の構成要素の立体的な配置を示す説明図、および位置検出機能付き機器に用いた光学式位置検出装置の構成要素の平面的な配置を示す説明図である。図2は、本発明を適用した位置検出機能付き機器の光学式位置検出装置の全体構成を示す説明図である。
図1および図2において、本形態の位置検出機能付き機器1は、情報が視認される視認面41を備えた透光性の視認面構成部材40と、視認面構成部材40に対して視認面41側(Z軸方向の一方側Z1)に位置する対象物体Obの位置を検出する光学式位置検出装置10とを有しており、後述する位置検出装置付き表示装置等として利用される。
光学式位置検出装置10は、Z軸方向の一方側Z1に向けて検出光L2を出射する複数の光源部12を備えた光源装置11と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えている。視認面構成部材40は、光源部12および受光部30に対してZ軸方向の一方側Z1に位置するシート状あるいは板状の透光部材からなる。従って、光源部12は、視認面構成部材40において視認面41側とは反対側の裏面42側から視認面41側に検出光L2を出射し、受光部30は、対象物体Obで反射して視認面構成部材40の裏面42側に透過してきた検出光L3を検出する。このため、受光部30の受光面31は、視認面構成部材40の裏面42に対向している。
光源装置11は、複数の光源部12として、3つ以上の光源部を備えており、本形態において、光源部12の数は5つである。より具体的には、光源装置11は、複数の光源部12として、視認面構成部材40の裏面42側に、第1光源部12A、第2光源部12B、第3光源部12C、第4光源部12Dおよび第5光源部12Eを備えており、これらの光源部12はいずれも、発光部120a〜120eを視認面構成部材40に向けている。従って、光源部12から出射された検出光L2は、視認面構成部材40を透過して、視認面41側(光源装置11からの検出光L2の検出光出射空間)に出射され、本形態では、かかる検出光出射空間(視認面41側の空間)によって、対象物体Obの位置が検出される検出空間10Rが構成されている。
第1光源部12A、第2光源部12B、第3光源部12Cおよび第4光源部12Dは、検出空間10R(Z軸方向)からみたとき、四角形の角に相当する位置に配置され、第5光源部12Eは、第1光源部12Aと第2光源部12Bとの間に配置されている。第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第5光源部12Eは、X軸方向にずれており、Y軸方向では略同一位置にある。第3光源部12Cおよび第4光源部12Dは、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第5光源部12Eに対してY軸方向でずれた位置でX軸方向にずれており、第3光源部12Cと第4光源部12DとはY軸方向では略同一位置にある。
本形態において、光源部12(第1光源部12A、第2光源部12B、第3光源部12C、第4光源部12Dおよび第5光源部12E)はいずれも、LED(発光ダイオード)等の発光素子により構成され、本形態において、光源部12はいずれも、ピーク波長が840〜1000nmに位置する赤外光からなる検出光L2(検出光L2a〜L2e)を発散光として放出する。本形態では、対象物体Obが指先等であることが多いことから、検出光L2として、対象物体Ob(人体)での反射率が高い波長域の赤外光(840〜920nm程度の近赤外光)が用いられている。
受光部30は、視認面構成部材40に受光面31を向けたフォトダイオードやフォトトランジスター等からなり、本形態において、受光部30は赤外域の感度ピークを備えたフォトダイオードである。本形態において、受光部30は、検出領域10Rの外側に配置されている。より具体的には、受光部30は、第1光源部12A、第2光源部12Bおよび第5光源部12Eを結ぶ線よりもY軸方向の一方側に配置され、第5光源部12Eに近接する位置にある。
(位置検出部等の構成)
図2に示すように、光源装置11は複数の光源部12を駆動する光源駆動部14を備えている。光源駆動部14は、光源部12を駆動する光源駆動回路140と、光源駆動回路140を介して複数の光源部12の各々の点灯を制御する光源制御部145とを備えている。光源駆動回路140は、第1光源部12A〜第5光源部12Eを駆動する光源駆動回路140a〜140eを備えており、光源制御部145は、光源駆動回路140a〜140eの全てを制御する。
図2に示すように、光源装置11は複数の光源部12を駆動する光源駆動部14を備えている。光源駆動部14は、光源部12を駆動する光源駆動回路140と、光源駆動回路140を介して複数の光源部12の各々の点灯を制御する光源制御部145とを備えている。光源駆動回路140は、第1光源部12A〜第5光源部12Eを駆動する光源駆動回路140a〜140eを備えており、光源制御部145は、光源駆動回路140a〜140eの全てを制御する。
受光部30にはデータ処理部50が電気的に接続されており、受光部30での検出結果はデータ処理部50に出力される。データ処理部50は、受光部30での検出結果に基づいて対象物体Obの位置を検出するための信号処理を行う信号処理部55(信号処理回路)を備えており、かかる信号処理部55は、増幅器や比較器等を備えている。
また、データ処理部50は、複数の光源部12が順次点灯した際の受光部30での受光結果に基づいて検出空間10R(出射空間)における対象物体Obの位置に対応する3以上のデータを生成するデータ生成部51と、3以上のデータが各々、データが密に分布するデータ群に属する多数データであるか、データが疎に分布するデータ群に属する少数データであるかを判定するデータ判定部52とを備えている。また、データ処理部50は、多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出する位置検出部53と、少数データに基づいて対象物体Obの向きを検出する向き検出部54とを備えている。
本形態において、データ処理部50のデータ生成部51は、後述するように、受光部30での受光結果に基づいて複数の光源部12を組み合わせを変えて差動させ、かかる差動結果に基づいて、検出空間10R(出射空間)における対象物体Obの位置に対応する3以上のデータを生成する。データ判定部52は、予め設定された複数の区域の各々に含まれるデータの数を判定し、データ数が最大となった区域に位置するデータを多数データと判定し、他の区域に位置するデータを少数データと判定する。位置検出部53は、多数データの平均値を求め、かかる平均値を対象物体Obの位置として特定する。また、向き検出部54は、多数データが位置する区域に対して少数データが分布する方向を検出し、かかる方向を対象物体Obの向きとして特定する。その際、向き検出部54は、全てのデータが特定の区域内に存在し、少数データが存在しないときには、対象物体Obに向き(方向性)がないと判定する。また、向き検出部54は、多数データが存在する区域の周りに少数データが等方的に分散しているとき、対象物体Obに向き(方向性)がないと判定する。ここでいう「等方性」とは、例えば、少数データを平均した際、かかる平均値が、多数データが存在する区域内に位置する場合である。
このように構成したデータ処理部50と光源駆動部14とは連動して動作し、後述する位置検出を行なう。データ処理部50において、データ生成部51、データ判定部52、位置検出部53および向き検出部54としてはマイクロプロセッサーユニット(MPU)を用い、これにより所定のソフトウェア(動作プログラム)を実行することに従って処理を行う構成を採用することができる。
(座標の基本的な検出原理)
本形態の光学式位置検出装置10において、データ処理部50は、光源部12同士の差動により、2つの光源部12のうちの一方の光源部12と対象物体Obとの距離と、他方の光源部12と対象物体Obとの距離の比を求め、かかる比に対応して2つの光源部12を基準にして設定される等比線に基づいて、対象物体Obの位置を検出する。例えば、検出光L2a、L2cの差動を利用して対象物体Obの位置情報を得るには、第1光源部12Aを点灯させる一方、第3光源部12Cを消灯させる。次に、第1光源部12Aを消灯させる一方、第3光源部12Cを点灯させる。従って、検出空間10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより検出光L2が反射され、その反射光の一部が受光部30により検出される。その際、受光部30での受光強度は、対象物体Obの位置に対応する値となる。それ故、第1光源部12Aを点灯させた際の受光部30と、第3光源部12Cを点灯させた際の受光部30の受光強度が等しくなるように、第1光源部12Aに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流と、第3光源部12Cに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流との比や調整量の比等を用いれば、XY平面内に第1光源部12Aと第3光源部12Cとを基準にした等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
本形態の光学式位置検出装置10において、データ処理部50は、光源部12同士の差動により、2つの光源部12のうちの一方の光源部12と対象物体Obとの距離と、他方の光源部12と対象物体Obとの距離の比を求め、かかる比に対応して2つの光源部12を基準にして設定される等比線に基づいて、対象物体Obの位置を検出する。例えば、検出光L2a、L2cの差動を利用して対象物体Obの位置情報を得るには、第1光源部12Aを点灯させる一方、第3光源部12Cを消灯させる。次に、第1光源部12Aを消灯させる一方、第3光源部12Cを点灯させる。従って、検出空間10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより検出光L2が反射され、その反射光の一部が受光部30により検出される。その際、受光部30での受光強度は、対象物体Obの位置に対応する値となる。それ故、第1光源部12Aを点灯させた際の受光部30と、第3光源部12Cを点灯させた際の受光部30の受光強度が等しくなるように、第1光源部12Aに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流と、第3光源部12Cに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流との比や調整量の比等を用いれば、XY平面内に第1光源部12Aと第3光源部12Cとを基準にした等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
同様に、第2光源部12Bを点灯させた際の受光部30と、第4光源部12Dを点灯させた際の受光部30の受光強度が等しくなるように、第2光源部12Bに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流と、第4光源部12Dに対する制御量(駆動電流)を調整した際の駆動電流との比や調整量の比等を用いれば、XY平面内に第2光源部12Bと第4光源部12Dとを基準にした等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線と、第2光源部12Bと第4光源部12Dとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XY座標)を得ることができる。
かかる等比線は、光源部12から出射された検出光L2が対象物体Obで反射して受光部30に到る距離関数に着目して取得することができ、かかる取得方法を以下に説明する。まず、各パラメーターを以下
T=対象物体Obの反射率
At=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
Ct=第3光源部12Cから出射された検出光L2cが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
C=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第3光源部12C
が点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12Aおよび第3光源部12Cの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第3光源部12Cに対する駆動電流をICとする。
T=対象物体Obの反射率
At=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
Ct=第3光源部12Cから出射された検出光L2cが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
C=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第3光源部12C
が点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12Aおよび第3光源部12Cの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第3光源部12Cに対する駆動電流をICとする。
検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で、前記した差動を行なうと、
A=T×At×IA+環境光 ・・式(1)
C=T×Ct×IC+環境光 ・・式(2)
の関係が得られる。
A=T×At×IA+環境光 ・・式(1)
C=T×Ct×IC+環境光 ・・式(2)
の関係が得られる。
ここで、差動の際の受光部30の検出強度は等しいことから、式(1)、(2)から下式
T×At×IA+環境光=T×Ct×IC+環境光
T×At×IA=T×Ct×IC・・式(3)
が導かれる。
T×At×IA+環境光=T×Ct×IC+環境光
T×At×IA=T×Ct×IC・・式(3)
が導かれる。
また、距離関数At、Ctの比PACは、下式
PAC=At/Ct・・式(4)
で定義されることから、式(3)、(4)から、距離関数の比PACは
PAC=IC/IA・・式(5)
で示すように表される。かかる式(5)では、環境光の項が存在しない。また、対象物体Obの部位にかかわらず、反射率が一定であれば、対象物体Obの反射率の項が存在しない。それ故、距離関数At、Ctの比PACには、環境光、対象物体Obの反射率が影響しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正を行なってもよい。
PAC=At/Ct・・式(4)
で定義されることから、式(3)、(4)から、距離関数の比PACは
PAC=IC/IA・・式(5)
で示すように表される。かかる式(5)では、環境光の項が存在しない。また、対象物体Obの部位にかかわらず、反射率が一定であれば、対象物体Obの反射率の項が存在しない。それ故、距離関数At、Ctの比PACには、環境光、対象物体Obの反射率が影響しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正を行なってもよい。
ここで、光源部12は点光源であり、ある地点での光強度は、光源からの距離の2乗に反比例する。従って、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る離間距離P1と、第3光源部12Cから対象物体Obを経て受光部30に至る離間距離P2との比は、下式
PAC=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XY平面内において第1光源部12Aと第3光源部12Cを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
PAC=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XY平面内において第1光源部12Aと第3光源部12Cを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
同様に、第2光源部12Bと第4光源部12Dとを差動させて、第2光源部12Bと対象物体Obとの距離と、第4光源部12Dと対象物体Obとの距離の比を求めれば、XY平面内において第2光源部12Bと第4光源部12Dを基準にして等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線と、第2光源部12Bと第4光源部12Dとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XY座標)を得ることができる。
(本形態における対象物体Obの位置の検出方法)
図3は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの位置に対応する複数のデータを生成する方法を示す説明図である。図4は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの位置に対応する複数のデータが多数データか少数データかを判別する方法を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、全てのデータが多数データである場合の説明図、多数データに対して一方方向に少数データが分散している場合の説明図、および多数データの周りに少数データが等方的に分布している場合の説明図である。なお、図4では、データ同士が重なっているので、点の数はデータの数より少なく表されている。
図3は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの位置に対応する複数のデータを生成する方法を示す説明図である。図4は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの位置に対応する複数のデータが多数データか少数データかを判別する方法を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、全てのデータが多数データである場合の説明図、多数データに対して一方方向に少数データが分散している場合の説明図、および多数データの周りに少数データが等方的に分布している場合の説明図である。なお、図4では、データ同士が重なっているので、点の数はデータの数より少なく表されている。
本形態では、上記の方法で対象物体Obの位置を検出するにあたって、データ生成工程において、データ生成部51は、信号処理部55によって2つの光源部12を組み合わせを変えて差動させ、対象物体Obの位置に対応する3以上のデータを生成する。
より具体的には、まず、図3(a)〜(j)に示すように、2つの光源部12を、以下のように、組み合わせを変えて差動させ、XY平面内に2つの光源部12を基準にした等比線を求める。
図3(a):第1光源部12A−第5光源部12E・・等比線LA-E
図3(b):第3光源部12C−第4光源部12D・・等比線LC-D
図3(c):第4光源部12D−第5光源部12E・・等比線LD-E
図3(d):第2光源部12B−第3光源部12C・・等比線LB-C
図3(e):第1光源部12A−第4光源部12D・・等比線LA-D
図3(f):第2光源部12B−第5光源部12E・・等比線LB-E
図3(g):第3光源部12C−第5光源部12E・・等比線LC-E
図3(h):第1光源部12A−第2光源部12B・・等比線LA-B
図3(i):第2光源部12B−第4光源部12D・・等比線LB-D
図3(j):第1光源部12A−第3光源部12C・・等比線LA-C
図3(a):第1光源部12A−第5光源部12E・・等比線LA-E
図3(b):第3光源部12C−第4光源部12D・・等比線LC-D
図3(c):第4光源部12D−第5光源部12E・・等比線LD-E
図3(d):第2光源部12B−第3光源部12C・・等比線LB-C
図3(e):第1光源部12A−第4光源部12D・・等比線LA-D
図3(f):第2光源部12B−第5光源部12E・・等比線LB-E
図3(g):第3光源部12C−第5光源部12E・・等比線LC-E
図3(h):第1光源部12A−第2光源部12B・・等比線LA-B
図3(i):第2光源部12B−第4光源部12D・・等比線LB-D
図3(j):第1光源部12A−第3光源部12C・・等比線LA-C
そして、上記の等比線のうち、任意の2つの等比線の組み合わせを変えて、交点を求める。例えば、第3光源部12Cと第4光源部12Dとの差動により求めた等比線LC-Dと、第4光源部12Dと第5光源部12Eとの差動により求めた等比線LD-Eとの交点を求めた後、等比線の組み合わせを変えて、交点を求める。本形態では、10本の等比線が得られるので、最大で45個の交点を求めることができ、かかる交点は、対象物体Obの位置に対応するデータである。なお、利用するデータの数については多いほど精度が向上するが、処理に長い時間がかかる。従って、後述する多数データと少数データとを得ることができるデータ数であれば、データの数については3個以上、45個未満であってもよい。
次に、データ判定工程において、データ処理部50のデータ判定部52は、上記のデータが各々、データが密に分布するデータ群に属する多数データであるか、データが疎に分布するデータ群に属する少数データであるかを判定する。なお、データの疎密は、データ群間の相対的な密度である。かかる判定には、図4(a)に示すように、予め設定された複数の区域R11、R12、R13・・の各々に含まれるデータの数を判定し、データ数が最大となった区域Rstに位置するデータを多数データと判定し、他の区域に位置するデータを少数データと判定する。より具体的には、XY平面内における解像度を所定の数に分割した各区域R11、R12、R13・・内に位置するデータの数を判定する。かかる判定において、対象物体Obに部分的に反射率が高い部位が存在しない等、対象物体Obの部位にかかわらず、反射率が一定であれば、対象物体Obに向きが存在しない。従って、図4(a)に示すように、複数の区域R11、R12、R13・・のうちの1つの区域Rst内にデータが含まれることになる。このような場合、全てのデータが多数データとなり、少数データが存在しないことになる。
次に、位置検出工程では、データ処理部50の位置検出部53は、多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出する。より具体的には、多数データの平均値を求め、かかる平均値を対象物体Obの位置(XY座標)とする。なお、隣接する複数の区域に跨ってデータが分布し、隣接する区域におけるデータの数が同数の場合、位置検出部53は、例えば、これらの区域内に位置するデータ全てを多数データとして対象物体Obの位置を検出する。
次に、向き検出工程では、データ処理部50の向き検出部54は、少数データに基づいて対象物体の向きを検出する。但し、図4(a)に示す結果では、少数データが存在しない。それ故、対象物体Obに部分的に反射率が高い部位が存在しない等、対象物体Obに向きがないことを検出することができる。
(対象物体Obに向きがある場合)
次に、対象物体Obに反射率が高い部位が存在する場合として、図3に示すように、対象物体Obにおいて第1光源部12Aが位置する側に爪やマニキュアに起因する高反射率の部位Ob0が存在する場合を説明する。すなわち、対象物体Obが指先であって、指先が視認面構成部材40に略垂直な姿勢にある場合、対象物体Ob(指先)のうち、爪が位置する部位は、指先の他の部位よりも検出光L2の反射率が高い部位Ob0となる。従って、光源部12から出射された検出光L2が対象物体Obで反射して受光部30で検出される際、第1光源部12Aから出射された検出光L2aの中心光軸は、反射率が高い部位Ob0を経由して受光部30に至ることになる。
次に、対象物体Obに反射率が高い部位が存在する場合として、図3に示すように、対象物体Obにおいて第1光源部12Aが位置する側に爪やマニキュアに起因する高反射率の部位Ob0が存在する場合を説明する。すなわち、対象物体Obが指先であって、指先が視認面構成部材40に略垂直な姿勢にある場合、対象物体Ob(指先)のうち、爪が位置する部位は、指先の他の部位よりも検出光L2の反射率が高い部位Ob0となる。従って、光源部12から出射された検出光L2が対象物体Obで反射して受光部30で検出される際、第1光源部12Aから出射された検出光L2aの中心光軸は、反射率が高い部位Ob0を経由して受光部30に至ることになる。
従って、データ生成工程において、データ処理部50のデータ生成部51が、2つの光源部12を組み合わせを変えて差動させ、等比線を求める際、図3(a)、(e)、(h)、(j)に示す検出光L2a(第1光源部12Aから出射された検出光)は、対象物体Obでの反射率が、他の検出光L2b〜L2eよりも大となる。このため、受光部30での検出光L2aの検出強度は、対象物体Obの実際の位置に対応する強度よりも大となり、等比線LA-E、LA-D、LA-B、LA-Cは誤差を含んだ位置を通ることになる。それ故、2つの等比線の組み合わせを変えて交点(対象物体Obの位置に対応するデータ)を求めた際、等比線LA-E、LA-D、LA-B、LA-Cを用いて得たデータは、図4(b)に示すように、第1光源部12Aが位置する側(X軸方向の一方側X1かつY軸方向の一方側Y1)に分布する。
従って、次のデータ判定工程において、データ処理部50のデータ判定部52によって、上記のデータが各々、多数データであるか少数データであるかを判定すると、図4(b)に示すように、交点を求めるのに用いた2つの等比線のいずれもが等比線LA-E、LA-D、LA-B、LA-C以外である場合、2つの等比線の交点は、複数の区域R11、R12、R13・・のうちの1つの区域Rst内に含まれ、多数データとなる。これに対して、交点を求めるのに用いた2つの等比線の少なくとも一方が等比線LA-E、LA-D、LA-B、LA-Cである場合、交点の位置は誤差を含んだ値となるので、多数データが位置する区域Rstとは異なる区域に少数データとして分散する。
次に、位置検出工程において、データ処理部50の位置検出部53は、区域Rst内に位置する多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出する。より具体的には、位置検出部53は、区域Rst内に位置する多数データの平均値を求め、かかる平均値を対象物体Obの位置(XY座標)とする。
また、向き検出工程において、データ処理部50の向き検出部54は、少数データに基づいて対象物体の向きを検出する。より具体的には、多数データが位置する区域Rstからみて、少数データがいずれの方向に分散しているかを検出し、少数データが分散している方向に、対象物体Obにおいて反射率が高い部位Ob0が存在すると判定する。例えば、少数データの平均値を求め、かかる平均値が、多数データが位置する区域Rstからみて、いずれの方向に位置しているかを検出し、平均値が位置する方向に、対象物体Obにおいて反射率が高い部位Ob0が存在すると判定する。本形態では、図4(b)に示すように、多数データが位置する区域Rstからみて、第1光源部12Aが位置する側(X軸方向の一方側X1、かつ、Y軸方向の一方側Y1)に少数データが分散しているので、対象物体Obにおいて第1光源部12Aが位置する側に、反射率が高い部位Ob0が存在すると判定することができる。
なお、隣接する2つの区域に跨ってデータが分布する結果、多数データが位置する区域Rstに隣接する区域のみに少数データが存在する場合、少数データが対象物体Obの向きと無関係である可能性があるので、向き検出部54は、対象物体Obに向きがないと判定するとともに、その結果の信頼度が低い旨の報知を行う。
また、対象物体Obにおいて反射率が高い部位が存在せず、対象物体Obに向きがない場合でも、図4(c)に示すように、多数データが存在する区域Rstの周りに少数データが等方的に分布することがある。このような場合、少数データの平均値は、多数データが位置する区域Rst内に位置することになるので、データ処理部50の向き検出部54は、対象物体Obにおいて反射率が高い部位Ob0が存在せず、対象物体Obに向きがないと検出することができる。
(対象物体Obの向き検出結果の利用例)
図5は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの向きを検出した結果の利用例を示す説明図である。
図5は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの向きを検出した結果の利用例を示す説明図である。
上記のように、本形態の光学式位置検出装置10および位置検出方法によれば、対象物体Obの位置に加えて、向きを検出することができる。このため、図5(a)に実線で示す向きで対象物体Ob(指先)による入力が行われたか、図5(a)に点線で示す向きで対象物体Ob(指先)による入力が行われたかを判別することができる。従って、図5(a)に実線で示す向きでの対象物体Obによる入力と、図5(a)に点線で示す向きでの対象物体Obによる入力とを各々、異なる入力として検出することができる。それ故、2つの対象物体Obによる入力を行うことができるので、向かい合った2人の利用者が各々入力した場合、いずれの利用者による入力かを判別することができる。
また、図5(a)に実線で示す向きの対象物体Obによる入力を許容し、図5(a)に点線で示す向きの対象物体Obによる入力を排除するという利用形態を実現することもできる。かかる構成によれば、位置検出機能付き機器1をカーナビゲーション装置として構成した場合、助手席に座った者の入力を許容し、運転席に座った者の入力を排除する形態を実現することができる。
さらに、図5(b)に示すように、対象物体Obを回転させた際、対象物体Obの向きが回転するので、対象物体Obの回転方向や回転速度を入力情報として利用することもできる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の光学式位置検出装置10および位置検出方法では、複数の光源部12を順次点灯させ、その間、受光部30は、対象物体Obで反射した検出光を受光する。そして、受光部30を介して光源部12同士を差動させたときの駆動電流の比等を用いて、対象物体Obの位置を検出する。それ故、光学式位置検出装置10および位置検出方法を入力装置および入力方法等として利用することができ、かかる方式によれば、光源部や受光部の数が少なくても高い分解能を得ることができる。
以上説明したように、本形態の光学式位置検出装置10および位置検出方法では、複数の光源部12を順次点灯させ、その間、受光部30は、対象物体Obで反射した検出光を受光する。そして、受光部30を介して光源部12同士を差動させたときの駆動電流の比等を用いて、対象物体Obの位置を検出する。それ故、光学式位置検出装置10および位置検出方法を入力装置および入力方法等として利用することができ、かかる方式によれば、光源部や受光部の数が少なくても高い分解能を得ることができる。
ここで、対象物体Obの特定箇所に他の部分と反射率が異なる部位Ob0があって対象物体Obに向き(方向性)がある場合、検出結果の一部が異常となってしまう。本形態では、対象物体Obの位置に対応する3以上のデータを生成し、かかる3以上のデータのうち、多数データは、対象物体Obの向きに影響されないデータである。従って、多数データに基づいて対象物体Obの位置を検出すれば、対象物体Obに向きがあっても、対象物体Obの位置を正確に検出することができる。また、3以上のデータのうち、少数データは、対象物体Obの向きに影響されたデータである。従って、少数データが分布する位置に基づいて対象物体Obの向きを検出することができる。それ故、本形態によれば、対象物体Obの向きがあっても対象物体Obの位置を精度よく検出することができるとともに、対象物体Obの向きを検出することができる。
また、本形態では、2つの光源部12での差動、あるいは光源部12と参照用光源12Rとの差動を利用しているため、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
さらに、複数の光源部12と受光部30とは、視認面構成部材40に対して同一の側に配置されているので、光学式位置検出装置10の小型化を図ることができる。
また、本形態において、検出光L2は赤外光であるため、視認されない。このため、本形態の光学式位置検出装置10を搭載した機器において情報を表示する場合でも、情報の視認を検出光が妨げないという利点がある。
なお、上記実施の形態では、対象物体Obに高反射率の部位Ob0が存在する場合を例に説明したが、反射率が低い部位が存在する場合でも、上記と同様な方法で検出することができる。また、対象物体Obにおいて形状が他の部分と相違することに起因する向きが存在する場合でも、上記と同様な方法で検出することができる。
(対象物体Obの向き検出結果の別の利用例)
図6は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの向きを検出した結果の別の利用例を示す説明図である。
図6は、本発明を適用した位置検出機能付き機器1に用いた光学式位置検出装置10において、対象物体Obの向きを検出した結果の別の利用例を示す説明図である。
上記実施の形態では、対象物体Obに爪やマニキュアに起因する高反射率の部位Ob0が存在する場合に高反射率の部位Ob0の向きを検出したが、本発明を適用した光学式位置検出装置10および位置検出方法によれば、指先等の対象物体Obの延在方向を向きとして検出することができる。
より具体的には、図6(a)に示すように、指先等の対象物体Obが大きく傾斜している場合、対象物体Obの延在方向では、対象物体Obの側面での反射の有無に起因する向きが発生するので、本発明を適用した光学式位置検出装置10および位置検出方法によれば、指先等の対象物体Obの延在方向を向きとして検出することができる。
このため、図6(b)に実線で示す向きで対象物体Obによる入力が行われたか、図6(b)に点線で示す向きで対象物体Obによる入力が行われたかを判別することができる。従って、図6(b)に実線で示す向きでの対象物体Obによる入力と、図6(b)に点線で示す向きでの対象物体Obによる入力とを各々、異なる入力として検出することができる。それ故、2つの対象物体Obによる入力を行うことができるので、向かい合った2人の利用者が各々入力した場合、いずれの利用者による入力かを判別することができる。
また、図6(b)に実線で示す向きの対象物体Obによる入力を許容し、図6(b)に点線で示す向きの対象物体Obによる入力を排除するという利用形態を実現することもができる。
さらに、図6(c)に示すように、対象物体Obを回転させた際、対象物体Obの向きが回転するので、対象物体Obの回転方向や回転速度を入力情報として利用することもできる。
[参照用光源を用いた場合の構成例]
図7は、本発明を適用した光学式位置検出装置10に参照用光源を用いた場合の構成例を示す説明図である。図8は、図7に示す光学式位置検出装置10において、検出光L2と参照用光源から出射される参照光との差動を利用して対象物体Obの位置を検出する原理を示す説明図であり、図8(a)、(b)は、光源部12から対象物体Obまでの距離と検出光L2等の受光強度との関係を示す説明図、および光源への駆動電流を調整した後の様子を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、図1〜図6を参照して説明した形態と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図7は、本発明を適用した光学式位置検出装置10に参照用光源を用いた場合の構成例を示す説明図である。図8は、図7に示す光学式位置検出装置10において、検出光L2と参照用光源から出射される参照光との差動を利用して対象物体Obの位置を検出する原理を示す説明図であり、図8(a)、(b)は、光源部12から対象物体Obまでの距離と検出光L2等の受光強度との関係を示す説明図、および光源への駆動電流を調整した後の様子を示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、図1〜図6を参照して説明した形態と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図7に示すように、本形態の位置検出機能付き機器1も、図1〜図6を参照して説明した形態と同様、情報が視認される視認面41を備えた透光性の視認面構成部材40と、視認面構成部材40に対して視認面41側(Z軸方向の一方側Z1)に位置する対象物体Obの位置を検出する光学式位置検出装置10とを有しており、後述する位置検出装置付き表示装置等として利用される。光学式位置検出装置10は、Z軸方向の一方側Z1に向けて検出光L2を出射する複数の光源部12を備えた光源装置11と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えている。光源装置11は、複数の光源部12として、4つ以上の光源部を備えており、本形態において、光源部12の数は5つである。
また、光源装置11は、受光部30に発光部120rを向けた参照用光源12Rも備えている。このため、図2を参照して説明した光源駆動回路140は、参照用光源12Rに対する駆動回路を備えている。
ここで、参照用光源12Rは、光源部12と同様、LED(発光ダイオード)等により構成され、参照用光源12Rは、ピーク波長が840〜1000nmに位置する赤外光からなる参照光Lrを発散光として放出する。但し、参照用光源12Rから出射される参照光Lrは、参照用光源12Rの向きや、参照用光源12Rに設けられる遮光カバー(図示せず)等によって、視認面構成部材40の視認面41側(検出空間10R)に入射せず、検出空間10Rを介さずに受光部30に入射するようになっている。
本形態の光学式位置検出装置10においては、検出光同士の直接的な差動に代えて、検出光L2aと参照光Lrとの差動と、検出光L2cと参照光Lrとの差動とを利用し、最終的に、検出光同士を直接、差動させた結果と同様な結果を導く。ここで、検出光L2aと参照光Lrとの差動、および検出光L2cと参照光Lrとの差動は、以下のようにして実行される。
図8(a)に示すように、検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態においては、第1光源部12Aから対象物体Obまで距離と、受光部30での検出光L2aの受光強度Daとは、実線SAで示すように単調に変化する。これに対して、参照用光源12Rから出射された参照光Lrの受光部30での検出強度は、実線SRで示すように、対象物体Obの位置にかかわらず、一定である。従って、受光部30での検出光L2aの受光強度Daと、受光部30での参照光Lrの検出強度Drとは、相違している。
次に、図8(b)に示すように、第1光源部12Aに対する駆動電流、および参照用光源12Rに対する駆動電流のうちの少なくとも一方を調整し、受光部30での検出光L2aの受光強度Daと、参照光Lrの受光部30での検出強度Drとを一致させる。このような差動は、参照光Lrと検出光L2aとの間で行なわれるとともに、参照光Lrと検出光L2cとの間でも行なわれる。従って、受光部30での検出光L2a、L2cの検出結果と、受光部30での参照光Lrの検出結果とが等しくなった時点での第1光源部12Aに対する駆動電流と、第3光源部12Cに対する駆動電流との比を求めることができる。それ故、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの間のいずれの位置に対象物体Obが存在するかを検出できることになる。
上記の検出原理を光路関数を用いて数理的に説明すると、以下のようになる。まず、各パラメーターを以下
T=対象物体Obの反射率
At=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
Ct=第3光源部12Cから出射された検出光L2cが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
C=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第3光源部12C
が点灯したときの受光部30の検出強度
Rs=参照用光源12Rから受光部30に到る距離関数
R=参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12A、第3光源部12Cおよび参照用光源12Rの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第3光源部12Cに対する駆動電流をICとし、参照用光源12Rに対する駆動電流をIRとする。また、差動の際、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度については、第1光源部12Aとの差動、および第3光源部12Cとの差動において同一と仮定する。
T=対象物体Obの反射率
At=第1光源部12Aから出射された検出光L2aが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
A=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第1光源部12A
が点灯したときの受光部30の検出強度
Ct=第3光源部12Cから出射された検出光L2cが対象物体Obで
反射して受光部30に到る距離関数
C=検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で第3光源部12C
が点灯したときの受光部30の検出強度
Rs=参照用光源12Rから受光部30に到る距離関数
R=参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度
とする。なお、第1光源部12A、第3光源部12Cおよび参照用光源12Rの発光強度は、駆動電流と発光係数との積で表されるが、以下の説明では、発光係数を1とする。また、上記の差動において、受光部30での受光強度が等しくなったときの第1光源部12Aに対する駆動電流をIAとし、第3光源部12Cに対する駆動電流をICとし、参照用光源12Rに対する駆動電流をIRとする。また、差動の際、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度については、第1光源部12Aとの差動、および第3光源部12Cとの差動において同一と仮定する。
検出空間10Rに対象物体Obが存在する状態で、前記した差動を行なうと、
A=T×At×IA+環境光 ・・式(6)
C=T×Ct×IC+環境光 ・・式(7)
R=Rs×IR+環境光 ・・式(8)
の関係が得られる。
A=T×At×IA+環境光 ・・式(6)
C=T×Ct×IC+環境光 ・・式(7)
R=Rs×IR+環境光 ・・式(8)
の関係が得られる。
ここで、差動の際の受光部30の検出強度は等しいことから、式(6)、(8)から下式
T×At×IA+環境光=Rs×IR+環境光
T×At×IA=Rs×IR
T×At=Rs×IR/IA・・式(9)
が導かれ、式(7)、(8)から下式
T×Ct×IC+環境光=Rs×IR+環境光
T×Ct×IC=Rs×IR
T×Ct=Rs×IR/IC・・式(10)
が導かれる。
T×At×IA+環境光=Rs×IR+環境光
T×At×IA=Rs×IR
T×At=Rs×IR/IA・・式(9)
が導かれ、式(7)、(8)から下式
T×Ct×IC+環境光=Rs×IR+環境光
T×Ct×IC=Rs×IR
T×Ct=Rs×IR/IC・・式(10)
が導かれる。
また、距離関数At、Ctの比PACは、下式
PAC=At/Ct・・式(11)
で定義されることから、式(9)、(10)から、距離関数の比PACは
PAC=IC/IA・・式(12)
で示すように表される。かかる式(12)では、環境光の項が存在しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正等を行なってもよい。また、第1光源部12Aとの差動と、第3光源部12Cとの差動とにおいて、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度を異なる値に設定した場合でも、基本的には同様な原理が成り立つ。
PAC=At/Ct・・式(11)
で定義されることから、式(9)、(10)から、距離関数の比PACは
PAC=IC/IA・・式(12)
で示すように表される。かかる式(12)では、環境光の項が存在しない。なお、上記の数理モデルについては、対象物体Obで反射せずに入射した検出光L2の影響等を相殺するための補正等を行なってもよい。また、第1光源部12Aとの差動と、第3光源部12Cとの差動とにおいて、参照用光源12Rのみが点灯したときの受光部30の検出強度を異なる値に設定した場合でも、基本的には同様な原理が成り立つ。
ここで、光源部12は点光源であり、ある地点での光強度は、光源からの距離の2乗に反比例する。従って、第1光源部12Aから対象物体Obを経て受光部30に至る離間距離P1と、第3光源部12Cから対象物体Obを経て受光部30に至る離間距離P2との比は、下式
PAC=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XY平面内において第1光源部12Aと第3光源部12Cを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
PAC=(P1)2:(P2)2
により求められる。それ故、XY平面内において第1光源部12Aと第3光源部12Cを基準にして比P1:P2に対応する等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
同様に、第2光源部12Bと第4光源部12Dとを差動させて、第2光源部12Bと対象物体Obとの距離と、第4光源部12Dと対象物体Obとの距離の比を求めれば、XY平面内において第2光源部12Bと第4光源部12Dを基準にして等比線を設定でき、かかる等比線上に対象物体Obが位置することになる。
よって、第1光源部12Aと第3光源部12Cとの差動により得た等比線と、第2光源部12Bと第4光源部12Dとの差動により得た等比線との交点を求めれば、対象物体Obの位置(XY座標)を得ることができる。また、他の組み合わせによって、光源部12同士を差動させれば、光源部12の組み合わせに対応する等比線が求まる。それ故、等比線の組み合わせを変えて交点を求めれば、対象物体Obの位置に対応するデータを生成することができる。
このような構成によれば、光源部12と参照用光源12Rとの差動を利用しているため、環境光等の影響を自動的に補正することができる。
[他の実施形態]
上記実施の形態では、光源部12の同士を差動させる際、複数の光源部12のうちの1つと、他の1つとを交互に点灯させたが、複数の光源部12のうちの2つと、他の2つを交互に点灯させてもよい。また、上記実施の形態では、光源部12と参照用光源12Rとを差動させる際、複数の光源部12のうちの1つと参照用光源12Rとを交互に点灯させたが、複数の光源部12のうちの2つと参照用光源12Rとを交互に点灯させた後、別の2つと参照用光源12Rとを交互に点灯させてもよい。
上記実施の形態では、光源部12の同士を差動させる際、複数の光源部12のうちの1つと、他の1つとを交互に点灯させたが、複数の光源部12のうちの2つと、他の2つを交互に点灯させてもよい。また、上記実施の形態では、光源部12と参照用光源12Rとを差動させる際、複数の光源部12のうちの1つと参照用光源12Rとを交互に点灯させたが、複数の光源部12のうちの2つと参照用光源12Rとを交互に点灯させた後、別の2つと参照用光源12Rとを交互に点灯させてもよい。
上記実施の形態では、光源部12が5つの例であったが、光源部の数は4つ以上であれば、差動方式を作用した場合でも、3つ以上のデータを生成することができるので、多数データと少数データとを得ることができる。
上記実施の形態では、複数の光源部12から出射される検出光L2の中心光軸が視認面構成部材40に垂直であったが、複数の光源部12から出射される検出光L2の中心光軸が認面構成部材40に沿う方向に設定されていてもよい。
上記実施の形態では、複数の光源部12が配置されている領域の外側に受光部30が配置されている構成であったが、受光部30の周りに複数の光源部12が配置されている構成を採用してもよい。
[位置検出機能付き機器1の具体例1]
図9を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として直視型画像生成装置を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付き直視型表示装置として構成した例を説明する。
図9を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として直視型画像生成装置を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付き直視型表示装置として構成した例を説明する。
図9は、本発明を適用した位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器1)の分解斜視図である。なお、本形態の位置検出機能付き直視型表示装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図9に示す位置検出機能付き直視型表示装置100は、図7を参照して説明した光学式位置検出装置10と、各種の直視型の画像生成装置20(直視型表示装置/視認面構成部材40)とを備えており、画像生成装置20の一方の面によって情報が視認される視認面41が構成されている。画像生成装置20は、視認面41に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは、Y軸方向からみたとき検出空間10Rと重なっている。
画像生成装置20は、画像生成パネル29を備えている。画像生成パネル29には、例えば、駆動回路等を構成する電子部品25が実装されているとともに、フレキシブル配線基板(FPC)等の配線部材26が接続されている。
ここで、光学式位置検出装置10の光源部12は、画像生成パネル29に対して表示光の出射側とは反対側に配置されている。このため、対象物体Obの位置を検出するためには、検出光L2を対象物体Obが位置する検出空間10Rに出射させる必要がある。従って、画像生成パネル29の画像表示領域20Rは、検出光L2を透過可能に構成されている。
このように構成した位置検出機能付き直視型表示装置100において、光源部12は、画像生成装置20(視認面構成部材40)において視認面41側とは反対側から視認面41側に位置する検出空間10Rに検出光L2を出射し、対象物体Obで反射して画像生成装置20を透過してきた検出光L3を検出する。従って、位置検出機能付き直視型表示装置100では、対象物体Obの位置を検出することができるので、画像生成装置20で表示された画像を指先等の対象物体Obで指示すると、所定の情報入力を行なうことができる。
[位置検出機能付き機器1の具体例2]
図10を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きスクリーン装置として構成した例を説明する。
図10を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きスクリーン装置として構成した例を説明する。
図10は、本発明を適用した位置検出機能付きスクリーン装置(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図10(a)、(b)は、位置検出機能付きスクリーン装置を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きスクリーン装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図10(a)、(b)に示す位置検出機能付きスクリーン装置8は、液晶プロジェクターあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置250(画像生成装置)から画像が投射されるスクリーン80(視認面構成部材40)と、図7を参照して説明した光学式位置検出装置10とを備えており、画像投射装置250は、筐体240の前面部241に設けられた投射レンズ系210からスクリーン装置8に向けて画像表示光Piを拡大投射する。従って、位置検出機能付きスクリーン装置8では、スクリーン80において画像が投射されるスクリーン面8aによって、情報が視認される視認面41が構成されている。
かかる位置検出機能付きスクリーン装置8において、光学式位置検出装置10は、スクリーン80の裏面8bの側に、検出光L2を出射する位置検出用の光源装置11と、対象物体Obで反射した検出光L3を検出する受光部30とを備えており、光源装置11は、複数の光源部12(第1光源部12A〜第5光源部12E)と、参照用光源12Rとを備えている。このため、光源部12は、スクリーン80(視認面構成部材40)において視認面41側とは反対側から視認面41側に設定された検出空間10Rに検出光L2を出射することになる。また、受光部30は、対象物体Obで反射してスクリーン80を透過してきた検出光L3を検出することになる。従って、スクリーン80として、検出光L2に対する透光性を備えているものが用いられている。より具体的には、スクリーン80は、スクリーン面8a側に白い塗料が塗ってある布地や、エンボス加工された白いビニール素材からなるホワイトスクリーンからなり、赤外光からなる検出光L2に対して透光を有している、スクリーン80としては、光の反射率を高めるために高銀色としたシルバースクリーン、スクリーン面8a側を構成する布地表面に樹脂加工を行なって光の反射率を高めたパールスクリーン、スクリーン面8a側に細かいガラス粉末が塗布して光の反射率を高めたピーススクリーンを用いることができ、このような場合も、スクリーン80は、赤外光からなる検出光L2に対して透光性を備えている。なお、スクリーン80は、表示される画像の品位を高めることを目的に、裏面8bに黒色の遮光層が形成される場合があり、このような場合、遮光層には、穴からなる透光部を複数形成しておく。
このように構成した位置検出機能付きスクリーン装置8において、検出空間10Rは、スクリーン装置8に対する法線方向からみたとき四角形の領域であり、スクリーン装置8において画像投射装置250によって画像が投射される領域(画像表示領域20R)と重なっている。このため、本形態の位置検出機能付きスクリーン装置8では、例えば、スクリーン80に投射された画像の一部に指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を画像の切り換え指示等といった入力情報として利用することができる。
なお、本形態では、位置検出機能付きスクリーン装置8として、画像投射装置250から画像が投射される投射型表示装置用のスクリーン装置を説明したが、電子黒板用のスクリーンに光学式位置検出装置10を設けて電子黒板用の位置検出機能付きスクリーン装置を構成してもよい。
[位置検出機能付き機器1の具体例3]
図11を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、情報としての展示品を覆う透光部材を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付きショーウインドウ)として構成した例を説明する。
図11を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、情報としての展示品を覆う透光部材を用いて、位置検出機能付き機器1を位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付きショーウインドウ)として構成した例を説明する。
図11は、本発明を適用した位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図11(a)、(b)は、位置検出機能付きウインドウを外側(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きウインドウにおいて、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図11(a)、(b)に示す位置検出機能付きウインドウ400は、情報としての展示品450を覆う透光部材440(視認面構成部材40)を備えており、透光部材440の外面441によって展示品450の視認面(視認面41)が構成されている。また、位置検出機能付きウインドウ400において、展示品450は、展示品450に前進や旋回等の動作を行なわせるアクチュエーター(図示せず)に保持されている。
かかる位置検出機能付きウインドウ400は、透光部材440の内面442の側に、図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光源装置11および受光部30を備えており、光源装置11の複数の光源部12(第1光源部12A〜第5光源部12E)は、透光部材440の内側から外面441(視認面41)の側に検出光L2を出射することになる。また、受光部30は、対象物体Obで反射して透光部材440を透過してきた検出光L3を検出することになる。
このように構成した位置検出機能付きウインドウ400において、透光部材440の外面441側には光学式位置検出装置10の検出空間10Rが設定されている。従って、検出空間10Rにおいて指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を展示品450の向きを切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。例えば、指先等の対象物体Obの位置を下方にずらしていけば、展示品450を透光部材440に接近させ、指先等の対象物体Obの位置を右側にずらしていけば、展示品450を右回りに旋回させる等、展示品450の向きを変更することができる。
[位置検出機能付き機器1の具体例4]
図12を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、パチンコ台等のアミューズメント機器において遊技用媒体を支持する基盤を用い、アミューズメント機器を位置検出機能付きアミューズメント機器として構成した例を説明する。
図12を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40として、パチンコ台等のアミューズメント機器において遊技用媒体を支持する基盤を用い、アミューズメント機器を位置検出機能付きアミューズメント機器として構成した例を説明する。
図12は、本発明を適用した位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図12(a)、(b)は、位置検出機能付きアミューズメント機器を正面(視認面側)からみた様子を模式的に示す説明図、およびその断面を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付きアミューズメント機器において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図12(a)、(b)に示す位置検出機能付きアミューズメント機器500は、パチンコ玉等の遊技媒体501を支持する板状の基盤520(視認面構成部材40)、基盤520を保持する外枠510、遊技媒体501を基盤520上に送り出す位置等を設定するハンドル570、遊技媒体501を受ける受け皿560等を備えている。基盤520の表面521(視認面41)は、ガラス板530で覆われており、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501に対するガイドレール525や、遊技媒体501の動きを変化させる釘528や、入賞口580、590等が設けられている。また、基盤520の表面521において、ガラス板530の内側には、遊技媒体501が入賞口580に入るたびに行われる抽選の結果等が表示される画像生成装置540が設けられている。
かかる位置検出機能付きアミューズメント機器500において、基盤520の裏面522には、図7を参照して説明した光学式位置検出装置10の光源装置11、および受光部30が設けられており、光源装置11の複数の光源部12は、基盤520の裏面522側から表面452(視認面41)の側に設定された検出空間10Rに検出光L2を出射する。また、受光部30は、対象物体Obで反射して透光部材440を透過してきた検出光L3を検出することになる。
このように光学式位置検出装置10を配置するにあたって、本形態では、画像生成装置540が、図9を参照して説明した位置検出機能付き直視型表示装置100として構成されている。すなわち、画像生成装置540の裏面側に光源装置11および受光部30が設けられている。このため、本形態の位置検出機能付きアミューズメント機器500では、基盤520の表面452側(視認面41側)のうち、画像生成装置540と重なる領域に検出空間10Rが設定されている。また、本形態では、ガラス板530の外面側を検出空間10Rとし、かかる検出空間10Rに位置する対象物体Obの位置を検出する。
このため、遊技者が画像生成装置540で表示されている内容や遊技の進行に合わせて検出空間10Rに指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を、画像生成装置540で表示されている内容を切り換える指示等といった入力情報として利用することができる。
なお、位置検出機能付きアミューズメント機器500を構成するにあたって、基盤520全体を赤外光からなる検出光L2が透過可能な構成とすれば、基盤520と重なる全域を検出空間10Rとすることができる。また、基盤520において光源部12および受光部30と重なる領域を赤外光からなる検出光L2が透過可能な構成とすれば、基盤520と重なる全域を検出空間10Rとすることができる。
[位置検出機能付き機器1の具体例5]
図13を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、スクリーンと画像投射装置とによって位置検出機能付き投射型表示装置を構成した例を説明する。
図13を参照して、位置検出機能付き機器1の視認面構成部材40としてスクリーンを用い、スクリーンと画像投射装置とによって位置検出機能付き投射型表示装置を構成した例を説明する。
図13は、本発明を適用した位置検出機能付き投射型表示装置(位置検出機能付き機器1)の説明図であり、図13(a)、(b)は、位置検出機能付き投射型表示装置を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の位置検出機能付き投射型表示装置において、光学式位置検出装置10の構成は、図7を参照して説明した構成と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図13(a)、(b)に示す位置検出機能付き投射型表示装置200は、液晶プロジェクターあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置250(画像生成装置)と、図7を参照して説明した光学式位置検出装置10とを備えている。画像投射装置250は、筐体240の前面部201に設けられた投射レンズ系210からスクリーン装置8に向けて画像表示光Piを拡大投射する。かかる投射型表示装置200では、スクリーン80において画像が投射されるスクリーン面8aによって、情報が視認される視認面41が構成されている。
かかる位置検出機能付き投射型表示装置200において、光学式位置検出装置10は、スクリーン80のスクリーン面8a(視認面41)側に配置された画像投射装置250に搭載されている。このため、光学式位置検出装置10は、画像投射装置250からスクリーン80(視認面構成部材40)の視認面41に沿って検出光L2を出射する。また、光学式位置検出装置10は、対象物体Obで反射してきた検出光L3を画像投射装置250において検出する。
このように構成した位置検出機能付き投射型表示装置200において、検出空間10Rは、スクリーン80に対する法線方向からみたとき四角形の領域であり、スクリーン80において画像投射装置250によって画像が投射される領域(画像表示領域20R)と重なっている。このため、本形態の位置検出機能付き投射型表示装置200では、例えば、スクリーン80に投射された画像の一部に指先等の対象物体Obを接近させれば、かかる対象物体Obの位置を画像の切り換え指示等といった入力情報として利用することができる。
1・・位置検出機能付き機器、8・・スクリーン装置(位置検出機能付き機器)、10・・光学式位置検出装置、10R・・検出空間(検出光出射空間)、11・・光源装置、12・・光源部、12A・・第1光源部、12B・・第2光源部、12C・・第3光源部、12D・・第4光源部、12E・・第5光源部、12R・・参照用光源、20・・画像生成装置(視認面構成部材)、30・・受光部、40・・視認面構成部材、41・・視認面、50・・データ処理部、51・・データ生成部、52・・データ判定部、53・・位置検出部、54・・向き検出部、80・・スクリーン(視認面構成部材)、100・・位置検出機能付き直視型表示装置(位置検出機能付き機器)、400・・位置検出機能付きウインドウ(位置検出機能付き機器)、500・・位置検出機能付きアミューズメント機器(位置検出機能付き機器)、Ob・・対象物体
Claims (14)
- 対象物体の位置を光学的に検出する光学式位置検出装置であって、
検出光を出射する複数の光源部と、
前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、
前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成し、当該3以上のデータのうち、データが密に分布するデータ群に属する多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出し、データが疎に分布するデータ群に属する少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出するデータ処理部と、
を有していることを特徴とする光学式位置検出装置。 - 前記データ処理部は、前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成するデータ生成部と、前記3以上のデータが各々、前記多数データであるか、前記少数データであるかを判定するデータ判定部と、前記多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、前記少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出する向き検出部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学式位置検出装置。
- 前記データ処理部は、予め設定された複数の区域の各々に含まれる前記データの数を判定し、データ数が最大となった区域に位置するデータを前記多数データと判定し、他の区域に位置するデータを前記少数データと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の光学式位置検出装置。
- 前記データ処理部は、前記少数データが存在しないとき、あるいは、前記少数データが等方的に分散しているとき、前記対象物体に方向性がないと判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
- 前記データ処理部は、前記対象物体の向きとして、当該対象物体において反射率が当該対象物体の他の部分と異なる部分の向きを検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
- 前記データ処理部は、前記対象物体の向きとして、前記対象物体が延在している向きを検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
- 前記複数の光源部は、3つ以上であり、
前記データ処理部は、前記受光部の受光結果に基づいて、前記複数の光源部のうち、一部の光源部と他の一部の光源部とを組み合わせを変えて差動させた結果に基づいて、前記3以上のデータを生成することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。 - 前記出射空間を介さずに前記受光部に入射する参照光を出射する参照用光源を備え、
前記複数の光源部は、3つ以上であり、
前記データ処理部は、前記受光部の受光結果に基づいて、前記複数の光源部のうち、一部の光源部と前記参照用光源とを組み合わせを変えて差動させた結果に基づいて、前記3以上のデータを生成することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。 - 請求項1乃至8の何れか一項に記載の光学式位置検出装置と、視認面を備えた視認面構成部材と、を有していることを特徴とする位置検出機能付き機器。
- 前記視認面構成部材は、画像を表示する直視型画像生成装置であり、
前記視認面は、前記直視型画像生成装置において前記画像が表示される画像表示面であることを特徴とする請求項9に記載の位置検出機能付き機器。 - 前記視認面構成部材は、情報が視認されるスクリーンであり、
前記視認面は、前記スクリーンにおいて前記情報が視認されるスクリーン面であることを特徴とする請求項9に記載の位置検出機能付き機器。 - 前記視認面構成部材は、展示品を覆う透光部材であり、
前記視認面は、前記視認面構成部材において前記展示品が配置される側とは反対側で当該展示品が視認される面であることを特徴とする請求項9に記載の位置検出機能付き機器。 - 前記視認面構成部材は、移動する遊技用媒体を支持する基盤を備え、
前記視認面は、前記基盤において前記遊技用媒体が視認される側の面であることを特徴とする請求項9に記載の位置検出機能付き機器。 - 対象物体の位置を光学的に検出する位置検出方法であって、
検出光を出射する複数の光源部と、前記検出光の出射空間に位置する前記対象物体で反射した前記検出光を受光する受光部と、を設け、
前記複数の光源部が順次点灯した際の前記受光部での受光結果に基づいて前記出射空間における前記対象物体の位置に対応する3以上のデータを生成するデータ生成工程と、
前記3以上のデータが各々、データが密に分布するデータ群に属する多数データであるか、データが疎に分布するデータ群に属する少数データであるかを判定するデータ判定工程と、
前記多数データに基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出工程と、
前記少数データに基づいて前記対象物体の向きを検出する向き検出工程と、
を有していることを特徴とする位置検出方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20131105 |