JP2012036706A - 幅の調節が可能である枠組み足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】地下トンネルに連設している、直径750mmの小径のマンホールを容易に通過し、地下トンネル内の作業空間に足場を容易に搬入することができ、作業空間内においては、足場の幅を適宜調節することのできる枠組み足場を提供する。
【解決手段】枠組み足場1は連結部2を介して接続している一対の脚柱3から構成される基礎脚部4と、連結部2を介して接続している一対の脚柱3から構成される移動脚部6を備え、基礎脚部4を構成する一対の脚柱3には側方に向けて複数の保持パイプ14を設ける一方、移動脚部6を構成する一対の脚柱3には側方に向けて複数の支持杆15を設け、移動脚部6の支持杆15を基礎脚部4の保持パイプ14に挿入して対向するように組み付けた基礎脚部4と移動脚部6により自立する枠組み足場1を構成し、基礎脚部4の保持パイプ内14において移動脚部6の支持杆15を移動させて幅の調節が可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電力ケーブルが敷設されている地下トンネル内における所定の作業空間において使用する、幅の調節が可能である枠組み足場である。具体的には、幅を狭くした状態で、地下トンネルに連設している比較的に小径のマンホールを介して、地下トンネル内に容易に搬入することができ、地下トンネル内の作業空間においては、幅を広げて使用することができる、幅の調節が可能である枠組み足場に関するものである。
電力ケーブルが敷設されている地下トンネル内においては、所定の作業空間が存在している。この作業空間としては、種々の規模のものが存在しているが、比較的に大規模なものとして、例えば、幅6メートル・高さ10メートル・長さ30メートルの横長矩形状の作業空間が存在している。
この様な比較的に大規模な作業空間においては、作業位置が高所にも及ぶことから、所定の枠組み足場が設置されて、種々の作業が実施されている。
この地下トンネル内の作業空間に設置される枠組み足場としては、足場の高さや幅等が所定の寸法に固定されている、特定の規格品が使用されている。
即ち、地下トンネル内の作業空間に枠組み足場を搬入するときに、地下トンネルに連設している、直径750mmの比較的に小径のマンホールを通過しなければならないことから、枠組み足場の幅が600mmの寸法となる特定の規格品しか使用できないのが実情であった。
特になし
しかしながら、地下トンネル内の作業空間に設置される枠組み足場として、幅が600mmの寸法となる特定の規格品が使用されていたことから、地下トンネル内の作業空間において実施する、様々な作業内容に適宜対応した好ましい高さや幅等を備えた枠組み足場を構築することが困難であった。
地下トンネル内の作業空間において、例えば、作業員が比較的に低い位置で作業を行うときは、規格品としての足場を使用して対応できるものの、例えば、高さが10メートルにもなる作業空間において、作業員が高い位置で作業を行うときは、特定の規格品としての足場を使用して、充分な高さと安定性を有する枠組み足場を構築することができなかったのである。
この様な場合、複数の単管をクランプ等を使用して組み上げ、地下トンネル内の作業空間に枠組み足場を構築する措置が採られているが、枠組み足場を構築する技能を備えていない作業員にとっては、堅牢性と安全性を備えた枠組み足場を構築することが現実的に困難である。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、地下トンネルに連設している、直径750mmの比較的に小径のマンホールを容易に通過して、地下トンネル内の作業空間に足場を容易に搬入することができ、また、地下トンネル内の作業空間においては、足場の幅を適宜調節して、地下トンネル内の作業空間において実施する、様々な作業内容に適宜対応した好ましい高さや幅等を備えた枠組み足場を構築することのできる、幅の調節が可能である枠組み足場を提供することを目的とする。
本発明に係る幅の調節が可能である枠組み足場は、連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される基礎脚部と、同じく連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される移動脚部を備え、基礎脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の保持パイプを設ける一方、移動脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の支持杆を設け、移動脚部の支持杆を基礎脚部の保持パイプに挿入して、対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場を構成し、基礎脚部の保持パイプ内において移動脚部の支持杆を移動させて、幅の調節が可能であることで、同じく上述した課題を解決した。
また、基礎脚部と移動脚部における連結部は、いずれも、一対の脚柱間に取り付けた着脱可能な筋交いであることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部に、幅調節手段を設け、該幅調節手段は、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱の間に取り付けた、交差筋交いであることで、同じく上述した課題を解決した。
また、幅調節手段を構成する交差筋交いは、所定の長さを有する第1筋交いと第2筋交いにより構成され、中央の交差部分を軸止めして第1筋交いと第2筋交いを回動可能に接合し、第1筋交いと第2筋交いの下端部を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における下方部分に取り付ける一方、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における上方部分において、複数の取付孔を脚柱の長手方向に沿って設け、第1筋交いと第2筋交いの上端部を、特定の取付孔に宛がって取り付けていることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、第1筋交いと第2筋交いの上端部に、掛け止め機構を有する突出体を設け、該突出体を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱に設けている特定の取付孔に宛がって挿入していることで、同じく上述した課題を解決した。
また、第1筋交いと第2筋交いの突出体は、いずれも所定の長さの筒状部により形成され、該筒状部は、掛け止め機構として、筒状部に回動可能に取り付けた掛止片と、この掛止片に当接する操作杆を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、筒状部に回動可能に取り付けた掛止片は、筒状部内に収容されている状態と、筒状部の周壁に設けている切り込みを介して、筒状部外に突出している状態を維持することで、同じく上述した課題を解決した。
また、操作杆は、筒状部内に摺動自在に配置され、操作杆の先端部が掛止片から離れているときは、掛止片が筒状部内に収容されている状態を維持し、操作杆の先端部が掛止片に当接しているときは、掛止片が回動して筒状部外に突出している状態を維持することで、同じく上述した課題を解決した。
本発明に係る幅の調節が可能である枠組み足場は、連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される基礎脚部と、同じく連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される移動脚部を備え、基礎脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の保持パイプを設ける一方、移動脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の支持杆を設け、移動脚部の支持杆を基礎脚部の保持パイプに挿入して、対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場を構成し、基礎脚部の保持パイプ内において移動脚部の支持杆を移動させて、足場の幅を容易に調節できる。
その為、地下トンネル内の作業空間において、足場の幅を適宜調節して、地下トンネル内の作業空間において実施する、様々な作業内容に適宜対応した好ましい高さや幅等を備えた枠組み足場を構築することができる。
このとき、比較的に簡単な作業により足場の幅を適宜調節できることから、特別な技能も必要とせず、誰もが堅牢性と安全性を備えた枠組み足場を構築することができる。
また、基礎脚部と移動脚部における連結部は、いずれも、一対の脚柱間に取り付けた着脱可能な筋交いであることから、一対の脚柱間に筋交いを取り付けているときには、基礎脚部と移動脚部の強度を保持して、枠組み足場全体の堅牢性を維持することができる。
これに対し、一対の脚柱間から筋交いを取り外したときには、対向するように組み付けている一方の基礎脚部・移動脚部と、同様に対向するように組み付けている他方の基礎脚部・移動脚部同士を重ね合わせて、足場の全体を、コンパクトな平板状にすることができる。
その為、地下トンネルに連設している、直径750mmの比較的に小径のマンホールを介して、地下トンネル内の作業空間に枠組み足場を容易に搬入することができる。
さらに、足場の全体を、コンパクトな平板状にすることができることから、複数の足場を嵩張ることなく、トラック等を介して容易に運搬することができる。また、倉庫等に保管するときにも、スペースが低減されて、その管理費用を削減することができる。
加えて、対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部に、幅調節手段を設け、該幅調節手段は、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱の間に取り付けた、交差筋交いであることから、比較的に簡単な構成により、足場の幅を適宜調節することができる。
また、幅調節手段を構成する交差筋交いは、所定の長さを有する第1筋交いと第2筋交いにより構成され、中央の交差部分を軸止めして第1筋交いと第2筋交いを回動可能に接合し、第1筋交いと第2筋交いの下端部を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における下方部分に取り付ける一方、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における上方部分において、複数の取付孔を脚柱の長手方向に沿って設け、第1筋交いと第2筋交いの上端部を、特定の取付孔に宛がって取り付けていることから、足場全体の堅牢性を維持しながら、足場の幅を適宜調節することができる。
さらに、第1筋交いと第2筋交いの上端部に、掛け止め機構を有する突出体を設け、該突出体を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱に設けている特定の取付孔に宛がって挿入していることから、比較的に簡単な操作により、足場の幅を適宜調節することができる。
また、第1筋交いと第2筋交いの突出体は、いずれも所定の長さの筒状部により形成され、該筒状部は、掛け止め機構として、筒状部に回動可能に取り付けた掛止片と、この掛止片に当接する操作杆を備えていることから、この操作杆を操作して掛止片を回動させることにより、特定の取付孔に宛がって挿入している突出体が、当該取付孔から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止している。
加えて、筒状部に回動可能に取り付けた掛止片は、筒状部内に収容されている状態と、筒状部の周壁に設けている切り込みを介して、筒状部外に突出している状態を維持することから、掛止片が筒状部内に収容されている状態において、突出体を特定の取付孔に宛がって容易に挿入できる。
これに対し、掛止片が筒状部外に突出している状態において、特定の取付孔に宛がって挿入している突出体が、当該取付孔から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止している。
この他、操作杆は、筒状部内に摺動自在に配置され、操作杆の先端部が掛止片から離れているときは、掛止片が筒状部内に収容されている状態を維持し、操作杆の先端部が掛止片に当接しているときは、掛止片が回動して筒状部外に突出している状態を維持することから、操作杆の操作により、突出体を特定の取付孔に宛がって容易に挿入できる状態と、特定の取付孔に宛がって挿入している突出体が、当該取付孔から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止している状態を容易に維持することができる。
着脱可能な筋交いを介して接続している一対の脚柱から構成される基礎脚部と、同じく着脱可能な筋交いを介して接続している一対の脚柱から構成される移動脚部の構成を示す斜視図である。 対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場を構成し、幅調節手段により枠組み足場の幅を狭くしている状態の斜視図である。 対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場を構成し、幅調節手段により枠組み足場の幅を広くしている状態の斜視図である。 対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場の構成を示すもので、(a)は幅調節手段により枠組み足場の幅を狭くしている状態の側面図、(b)は幅調節手段により枠組み足場の幅を広くしている状態の側面図である。 第1筋交いの突出体を基礎脚部の脚柱に設けている特定の取付孔に取り付ける状態を示すもので、(a)は突出体を取付孔に挿入する状態を示す分解斜視図、(b)は突出体を取付孔に挿入した状態を示す斜視図、(c)は掛止片を回動させて、筒状部の上方の切り込み・下方の切り込みから、掛止片の両端部を突出させている状態を示す斜視図である。 突出体の構成を示すもので、(a)は筒状部内に操作杆を挿入する状態を示す分解斜視図、(b)は筒状部内に操作杆を挿入した状態を示す斜視図、(c)は操作杆を移動させて、筒状部の上方の切り込み・下方の切り込みから、掛止片の両端部を突出させている状態を示す斜視図である。 対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場に、他の枠組み足場を積み重ねている状態を示す斜視図である。 一対の脚柱間から筋交いを取り外して、対向するように組み付けている一方の基礎脚部・移動脚部と、同様に対向するように組み付けている他方の基礎脚部・移動脚部同士を重ね合わせている状態を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る幅の調節が可能である枠組み足場1は、図1・図2に示すように、連結部2を介して接続している一対の脚柱3から構成される基礎脚部4と、同じく連結部2を介して接続している一対の脚柱5から構成される移動脚部6を備えている。
一対の脚柱3・5は、いずれも所定の長さを有する円筒状に形成されている。また、一対の脚柱3は、図1に示すように、連結部2としての着脱可能な筋交い7を介して接続されている。同様に、一対の脚柱5も、連結部2としての着脱可能な筋交い7を介して接続されている。
さらに、一対の脚柱3・5の下端部には、基礎脚部4と移動脚部6の高さを調節する、ジャッキベース部材8が設けられている。
ジャッキベース部材8は、ハンドル9を有する回転操作部10を備えている。この回転操作部10の内周面には、雌ネジが設けられている。また、回転操作部10には、四角形状の接地板11に固定した棒状部材12が進退自在に取り付けられている。棒状部材12は、基端部側に雄ネジを設けており、この棒状部材12の雄ネジを、回転操作部10の内周面に設けている雌ネジに螺合させて、回転操作部10に棒状部材12が進退自在に取り付けられている。
加えて、一対の脚柱3・5の上端部には、円柱状の突出片13を設けている。この突出片13は、脚柱3・5自体の経よりも小径に形成されている。
また、図1に示すように、基礎脚部4を構成する一対の脚柱3には、それぞれ側方に向けて2本の保持パイプ14を、所定の間隔を開けて設けている。この保持パイプ14は、所定の長さを有する円筒状に形成されている。
一方、移動脚部6を構成する一対の脚柱5には、それぞれ側方に向けて2本の支持杆15を、所定の間隔を開けて設けている。この支持杆15は、基礎脚部4の保持パイプ14に挿入できる円柱状に形成されている。
そして、図2に示すように、移動脚部6の支持杆15を基礎脚部4の保持パイプ14に挿入して、対向するように組み付けた基礎脚部4と移動脚部6により自立する枠組み足場1を構成している。この枠組み足場1は、図2・図3に示すように、基礎脚部4の保持パイプ内14において移動脚部6の支持杆15を移動させることにより、幅の調節が可能となっている。
さらに、対向するように組み付けた基礎脚部4と移動脚部6の間には、図2・図3に示すように、幅調節手段20を設けている。この幅調節手段20は、基礎脚部4の脚柱3と移動脚部6の脚柱5の間に取り付けた、交差筋交い21である。
この幅調節手段20としての交差筋交い21は、組み付けている基礎脚部4と移動脚部6において、左右の両側に配置されている。
幅調節手段20を構成する交差筋交い21は、図2・図3に示すように、所定の長さを有する第1筋交い21Aと第2筋交い21Bにより構成され、中央の交差部分を軸止めして、第1筋交い21Aと第2筋交い21Bを回動可能に接合している。
この交差筋交い21は、図4(a)(b)に示すように、第1筋交い21Aの下端部を、移動脚部6の脚柱5における下方部分に取り付けている。また、第2筋交い21Bの下端部を、基礎脚部4の脚柱3における下方部分に取り付けている。
加えて、図2・図3に示すように、基礎脚部4の脚柱3と移動脚部6の脚柱5における上方部分において、複数の取付孔22を、脚柱3・5の長手方向に沿って設けている。
そして、図4(a)(b)に示すように、第1筋交い21Aの上端部を、基礎脚部4の脚柱3における特定の取付孔22に宛がって取り付けている。同様に、第2筋交い21Bの上端部を、移動脚部6の脚柱5における特定の取付孔22に宛がって取り付けている。このとき、第1筋交い21Aの上端部・第2筋交い21Bの上端部を宛がって取り付けるそれぞれの取付孔22の位置は、同一の水平線上に位置するものである。
具体的には、図2・図4(a)に示すように、第1筋交い21Aと第2筋交い21Bの上端部を、脚柱3・5における上方の取付孔22に宛がって取り付けているときは、枠組み足場1の幅が狭いものとなる。
これに対し、図3・図4(b)に示すように、第1筋交い21Aと第2筋交い21Bの上端部を、脚柱3・5における下方の取付孔22に宛がって取り付けているときは、枠組み足場1の幅が広いものとなる。
この他、図5(a)に示すように、第1筋交い21Aの上端部に、突出体30を設けている。この突出体30は、所定の掛け止め機構30Aを有している。同様に、第2筋交い21Bの上端部にも、掛け止め機構30Aを有する突出体30を設けている。
この第1筋交い21Aの突出体30は、図5(a)(b)に示すように、基礎脚部4の脚柱3に設けている特定の取付孔22に宛がって挿入するものである。また、第2筋交い21Bの突出体30は、図4(a)(b)に示すように、移動脚部6の脚柱5に設けている特定の取付孔22に宛がって挿入するものである。
第1筋交い21Aと第2筋交い21Bに設けている掛け止め機構30Aを有する突出体30は、いずれも同一形状に構成されていることから、以下の説明を、図6に示す第2筋交い21Bの突出体30を一例にして行う。
第2筋交い21B(第1筋交い21A)の掛け止め機構30Aを有する突出体30は、図6(a)に示すように、所定の長さの筒状部31により形成されている。この筒状部31は、第2筋交い21B(第1筋交い21A)の上端部において、板状の第2筋交い21B(第1筋交い21A)の一側面に固定されている。このとき、筒状部31の開口部は、板状の第2筋交い21B(第1筋交い21A)の他面側に向けて露出している。
また、第2筋交い21B(第1筋交い21A)の突出体30は、図6(b)(c)に示すように、掛け止め機構30Aとして、筒状部31に回動可能に取り付けた掛止片32を備えている。さらに、第2筋交い21B(第1筋交い21A)の突出体30は、図6(b)(c)に示すように、掛け止め機構30Aとして、掛止片32に当接する操作杆33を備えている。
掛止片32は、板状に形成され、所定の軸部40を介して、筒状部31に回動可能に取り付けられている。この掛止片32は、図6(a)(b)に示すように、筒状部31内に収容されている状態と、図6(c)に示すように、両端部が筒状部31の外側に突出している状態を維持するものである。
掛止片32は、図6(a)(b)に示すように、所定の軸部40を介して筒状部31に取り付けられているが、軸部40の上方及び下方に位置している筒状部31の周壁には、それぞれ切り込み34A・34Bを設けている。筒状部31における上方の切り込み34Aは、所定の長さを有しており、その一端部が軸部40の上方に位置し、他端部が第2筋交い21B(第1筋交い21A)に近接する方向に配置されている。また、筒状部31における下方の切り込み34Bも、所定の長さを有しており、その一端部が軸部40の下方に位置し、他端部が第2筋交い21B(第1筋交い21A)から離れる方向に配置されている。
掛止片32は、図6(a)(b)に示すように、筒状部31内の長手方向に沿うように収容されているとき、その両端部は、上方の切り込み34A・下方の切り込み34Bから大きく突出することの無いように部材が切除されて、掛止片32全体が平行四辺形となるように形成されている(図6(c)参照)。
また、掛止片32は、筒状部31内に収容されている状態において、下方の切り込み34B側に位置している端部が、筒状部31内に配置されているバネ等の弾性部材35に接続されている。この弾性部材35は、図6(a)(b)に示すように、掛止片32が筒状部31内に収容されている状態を維持するように付勢するものである。
そして、弾性部材35の付勢力に抗して、図6(c)に示すように、掛止片32を、筒状部31の長手方向に直交するように回動させたとき、筒状部31の上方の切り込み34A・下方の切り込み34Bから、掛止片32の両端部が大きく突出することとなる。
この掛止片32の回動は、図6(b)(c)に示すように、筒状部31内に配置されている操作杆33を操作して行う。
操作杆33は、図6(a)に示すように、所定の長さの円柱状に形成されており、図6(b)(c)に示すように、筒状部31内に摺動自在に収容されている。この操作杆33は、図6(a)に示すように、円柱の端部における周壁面に、所定の操作突起36を設けている。
また、筒状部31には、図6(a)に示すように、軸部40の近傍から第2筋交い21B(第1筋交い21A)に近接する方向に、水平の長尺な切り込み37を設けている。この長尺な切り込み37における軸部40寄りの端部には、上向きの短尺な切り込み38を連設している。
そして、筒状部31内に収容している操作杆33は、図6(b)(c)に示すように、その操作突起36が、筒状部31に設けている長尺な切り込み37と短尺な切り込み38に係合するように、筒状部31内を移動する。
このとき、操作杆33は、図6(b)に示すように、操作突起36が長尺な切り込み37における第2筋交い21B(第1筋交い21A)寄りに位置して、操作杆33の端部が第2筋交い21B(第1筋交い21A)から突出するように退避しているとき、掛止片32は、弾性部材35の付勢力により、掛止片32の全体が筒状部31内に収容されている状態が維持されている。
これに対し、操作杆33は、図6(c)に示すように、操作突起36が上向きの短尺な切り込み38に位置しているとき、操作杆33の端部が掛止片32に当接する。その為、掛止片32が弾性部材35の付勢力に抗して、筒状部31の長手方向に直交するように回動し、掛止片32の両端部が、筒状部31の上方の切り込み34A・下方の切り込み34Bから大きく突出した状態が維持される。
そして、図4(a)に示すように、枠組み足場1の幅を狭くするときは、図6(b)に示すように、突出体30の掛け止め機構30Aを構成する操作杆33の操作突起36が長尺な切り込み37における第2筋交い21B(第1筋交い21A)寄りに位置して、操作杆33の端部が第2筋交い21B(第1筋交い21A)から突出するように退避している状態で、第2筋交い21Bの突出体30を、移動脚部6の脚柱5における上方の取付孔22に宛がって挿入する。
同様に、図5(a)(b)に示すように、第1筋交い21Aの突出体30も、基礎脚部4の脚柱3における上方の取付孔22に宛がって挿入する。
次に、図5(c)・図6(c)に示すように、突出体30の掛け止め機構30Aを構成する操作杆33を押し込んで、操作杆33の操作突起36を、上向きの短尺な切り込み38に位置させる。このとき、操作杆33の端部が掛止片32に当接して、掛止片32が弾性部材35の付勢力に抗して筒状部31の長手方向に直交するように回動し、掛止片32の両端部が、筒状部31の上方の切り込み34A・下方の切り込み34Bから大きく突出した状態が維持されて、第1筋交い21Aの突出体30が、基礎脚部4の脚柱3における取付孔22から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止している。同様に、第2筋交い21Bの突出体30も、移動脚部6の脚柱5における取付孔22から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止している。
一方、図4(b)に示すように、枠組み足場1の幅を広くするときは、図6(b)に示すように、突出体30の掛け止め機構30Aを構成する操作杆33の操作突起36を、長尺な切り込み37における第2筋交い21B(第1筋交い21A)寄りに位置して、操作杆33の端部が第2筋交い21B(第1筋交い21A)から突出するように退避している状態とし、上方の取付孔22から突出体30を抜き取る。同様に、第1筋交い21Aの突出体30も、基礎脚部4の脚柱3における取付孔22から抜き取る。
次に、図4(b)に示すように、第1筋交い21A・第2筋交い21Bの突出体30を、脚柱3・5における下方の取付孔22に宛がって挿入する。
そして、図5(c)・図6(c)に示すように、突出体30の掛け止め機構30Aを構成する操作杆33を押し込んで、操作杆33操作突起36を、上向きの短尺な切り込み38に位置させて、掛止片32の両端部が、筒状部31の上方の切り込み34A・下方の切り込み34Bから大きく突出した状態とし、突出体30が、脚柱3・5における取付孔22から抜け落ちてしまう事態の発生を阻止する。
この様にして、例えば、図2・図3に示すように、対向するように組み付けた基礎脚部4と移動脚部6により、ジャッキベース部材を備えた自立する枠組み足場1を構成するものであるが、必要に応じて、図7に示すように、自立する枠組み足場1に、他の枠組み足場1を積み重ねて使用しても良い。
積み重ねる枠組み足場1は、ジャッキベース部材を備えておらず、基礎脚部4と移動脚部6を構成する脚柱3・5の下端部に、所定の取り付け穴を設けている。そして、ジャッキベース部材8を備えた枠組み足場1の突出片13を、脚柱3・5の取り付け穴に挿入して、自立する枠組み足場1の上に、他の枠組み足場1を積み重ねるのである。
尚、図7に示す枠組み足場1は、二段に構成されているが、これに限定されることはなく、3段以上に枠組み足場1を積み重ねても良い。
この他、枠組み足場1を、直径750mmの比較的に小径のマンホールを介して、地下トンネル内の作業空間に搬入するとき、また、枠組み足場1をトラック等を介して運搬するとき、さらには、倉庫等に保管するとき等には、図8に示すように、一対の脚柱3間・一対の脚柱5間から着脱可能な筋交い7を取り外す。
そして、対向するように組み付けている一方の基礎脚部4(3)・移動脚部6(5)と、同様に対向するように組み付けている他方の基礎脚部4(3)・移動脚部6(5)同士を重ね合わせて、全体をコンパクトな平板状にする。
この様なコンパクトな平板状となっている一方の基礎脚部4(3)・移動脚部6(5)、他方の基礎脚部4(3)・移動脚部6(5)同士は、例えば、所定の紐部材等を用いて結び付けておくことにより、一体的な保管・運搬が極めて容易となる。
同様に、取り外した筋交い7も、図8に示すように、全体が閉じている状態とし、所定の紐部材等を用いて結び付けておくことにより、その保管・運搬が極めて容易となる。
本発明に係る幅の調節が可能である枠組み足場は、例えば、電力ケーブルが敷設されている地下トンネル内における所定の作業空間において使用することの外に、様々な作業現場において広く利用することができる。
1…枠組み足場
2…連結部
3…脚柱
4…基礎脚部
5…脚柱
6…移動脚部
7…着脱可能な筋交い
8…ジャッキベース部材
9…ハンドル
10…回転操作部
11…接地板
12…棒状部材
13…突出片
14…保持パイプ
15…支持杆
20…幅調節手段
21…交差筋交い
21A…第1筋交い
21B…第2筋交い
22…取付孔
30A…掛け止め機構
30…突出体
31…筒状部
32…掛止片
33…操作杆
40…軸部
34A…切り込み
34B…切り込み
35…弾性部材
36…操作突起
37…長尺な切り込み
38…短尺な切り込み
40…軸部

Claims (8)

  1. 連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される基礎脚部と、同じく連結部を介して接続している一対の脚柱から構成される移動脚部を備え、基礎脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の保持パイプを設ける一方、移動脚部を構成する一対の脚柱には、側方に向けて複数の支持杆を設け、移動脚部の支持杆を基礎脚部の保持パイプに挿入して、対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部により自立する枠組み足場を構成し、基礎脚部の保持パイプ内において移動脚部の支持杆を移動させて、幅の調節が可能である枠組み足場。
  2. 基礎脚部と移動脚部における連結部は、いずれも、一対の脚柱間に取り付けた着脱可能な筋交いである請求項1に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  3. 対向するように組み付けた基礎脚部と移動脚部に、幅調節手段を設け、該幅調節手段は、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱の間に取り付けた、交差筋交いである請求項1に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  4. 幅調節手段を構成する交差筋交いは、所定の長さを有する第1筋交いと第2筋交いにより構成され、中央の交差部分を軸止めして第1筋交いと第2筋交いを回動可能に接合し、第1筋交いと第2筋交いの下端部を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における下方部分に取り付ける一方、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱における上方部分において、複数の取付孔を脚柱の長手方向に沿って設け、第1筋交いと第2筋交いの上端部を、特定の取付孔に宛がって取り付けている請求項3に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  5. 第1筋交いと第2筋交いの上端部に、掛け止め機構を有する突出体を設け、該突出体を、基礎脚部の脚柱と移動脚部の脚柱に設けている特定の取付孔に宛がって挿入している請求項4に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  6. 第1筋交いと第2筋交いの突出体は、いずれも所定の長さの筒状部により形成され、該筒状部は、掛け止め機構として、筒状部に回動可能に取り付けた掛止片と、この掛止片に当接する操作杆を備えている請求項5に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  7. 筒状部に回動可能に取り付けた掛止片は、筒状部内に収容されている状態と、筒状部の周壁に設けている切り込みを介して、筒状部外に突出している状態を維持する請求項6に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
  8. 操作杆は、筒状部内に摺動自在に配置され、操作杆の先端部が掛止片から離れているときは、掛止片が筒状部内に収容されている状態を維持し、操作杆の先端部が掛止片に当接しているときは、掛止片が回動して筒状部外に突出している状態を維持する請求項6に記載の幅の調節が可能である枠組み足場。
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