JP2012035306A - レーザ加工方法とその装置 - Google Patents

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圭一 山岡
Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
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Abstract

【解決手段】 先ず、板状の被加工物2に対して液柱Wを噴射すると同時に該液柱W内に導光されたレーザ光Lを照射して、切断予定線Cに沿って被加工物2を切断する(図4(a))。次に、被加工物2の切断面2Aをなぞるようにして、再度液柱Wを被加工物2に噴射すると同時にレーザ光Lを照射して、切断面2Aの長手方向全域を除去する仕上げ加工を施す(図4(b))。
【効果】 切断面2Aのドロスや酸化膜が除去されて、平滑な端面2A’を得ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明はレーザ加工方法とその装置に関し、より詳しくは、高圧の液体を液柱にして噴射するとともに、該液柱により導光したレーザ光を板状の被加工物に照射して加工するレーザ加工方法とその装置に関する。
従来、高圧の液体を液柱にして噴射するとともに、該液柱により導光したレーザ光によって板状の被加工物を加工するようにしたレーザ加工装置は公知である(例えば特許文献1)。こうしたレーザ加工装置は、被加工物に対する熱の影響が小さいため、金属の被加工物に対する切断加工に用いられている。
特開2010−82651号公報
ところで、従来のレーザ加工装置においては、被加工物の材質がステンレス等の鉄系合金であると、次のような問題が生じていた。 すなわち、溶融物の粘性が高い被加工物、例えばステンレスをレーザ加工装置で切断する際に、該溶融物が液体流により冷却されて、ドロスや酸化被膜となって切断面に付着して、切断面である端面に不規則な凹凸が形成されるという問題があった。そこで、従来のレーザ加工装置でステンレスを切断加工した場合には、切断後の仕上げ工程として電解研磨加工等を行って切断面のドロスや酸化膜を除去する必要があり、その分だけ被加工物の加工コストが高くなるという欠点があった。
また、被加工物の板厚が相対的に厚い場合には、切断加工時における切断面にドロスの付着が顕著になる。
また、従来では、被加工物の板厚とそれを切断加工する際のレーザ光の出力とには比例関係があり、レーザ光の出力の違いに応じて切断可能な板厚の範囲が略限定されるという問題があった。換言すると、小さな出力のレーザ光で許容範囲以上の肉厚の被加工物に切断加工を施すと、切断自体は可能であっても切断面にドロスや酸化膜の付着が顕著になるので、その除去に時間がかかるという問題があった。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、高圧の液体を液柱にして噴射するとともに、該液柱により導光したレーザ光を板状の被加工物に照射して加工するレーザ加工方法において、
上記液柱を、上記被加工物の端面と平行な方向に、かつ加工対象とする端面を含む被加工物端部に向けて噴射するとともに、上記端面の長手方向に沿って該液柱と該被加工物とを相対移動させることにより、上記被加工物端部に仕上げ加工を施すことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した本発明は、上記請求項1の発明を前提として、上記液柱を上記板状の被加工物の表面に向けて噴射するとともに、該被加工物と該液柱を相対移動させて該被加工物を所要の形状に切断した後、該切断面を含む被加工物端部に上記仕上げ加工を施すことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載した本発明は、上記請求項1又は請求項2の発明を前提として、上記液柱はレーザ光の断面強度分布がトップハットモードまたは低次モードであるレーザ光を導光することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載した本発明は、高圧の液体を液柱にして噴射する加工ヘッドと、該加工ヘッドに高圧の液体を供給する液体供給手段と、レーザ光を発振する発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を集光して、上記液柱に入射させる集光手段と、上記加工ヘッドと被加工物とを相対移動させる移動手段と、上記液体供給手段、レーザ発振器および移動手段を制御する制御手段とを備え、上記液柱に入射されたレーザ光を、該液柱を導光路として板状の被加工物に照射することにより、該被加工物を加工するレーザ加工装置において、
上記制御手段は、上記液柱を、上記被加工物の端面と平行な方向に、かつ加工対象とする端面を含む被加工物端部に向けて噴射するとともに、該端面の長手方向に沿って移動させることにより、該被加工物の端部に仕上げ加工を施す仕上げ加工モードを有することを特徴とするものである。
また、請求項5に記載した本発明は、上記請求項4の発明を前提として、上記制御手段は、上記液柱を板状の被加工物の表面に噴射するとともに、該被加工物と該液柱を相対移動させて該被加工物を所要の形状に切断する切断加工モードを有し、上記仕上げ加工モードにおける仕上げ加工は、上記切断加工モードにおいて切断された切断面を含む上記被加工物端部に対して行われることを特徴とするものである。
さらに、請求項6に記載した本発明は、上記請求項4または請求項5の発明を前提として、上記レーザ発振器と上記集光手段との間にレーザ光の断面強度分布をトップハットモードまたは低次モードに変換する変換手段を設けたことを特徴とするものである。
上記請求項1から請求項6の発明によれば、上記被加工物の端面と平行な方向に、かつ加工対象とする端面を含む被加工物端部に向けて噴射された液柱に導光される端面に付着する異物を除去して平滑な端面を得たり、所要寸法に沿った端面が得られるように端部を加工する仕上げ加工を行うことができる。また、同一の液柱を用いて、被加工物の切断および仕上げ加工を行うことができるので、従来必要であった切断加工後の研磨工程や研磨装置を省略することができ、被加工物に対する加工処理時間を従来と比較して大幅に短縮することができる。
また、上記請求項2および請求項6の発明よれば、上記液柱に入射させるレーザ光の断面強度分布をトップハットモードまたは低次モードとすることにより、液柱に導光されて被加工物端部に照射されるレーザ光のレーザ強度を高めることができ、その結果、加工効率を高めることができる。
本発明の一実施例を示す正面図。 図1のII―II線に沿う要部の断面図。 図1のレーザ加工装置により採用可能なレーザ光の断面のモードを示す図であり、図3(a)はトップハットモードを示し、図3(b)は低次モードを示し、図3(c)はガウスモードを示している。 図1のレーザ加工装置によって被加工物を切断し、その後の仕上げ加工する際の工程を示す平面図であり、図4(a)は切断工程を示し、図4(b)は仕上げ工程を示している。 図4(b)に示した仕上げ工程における被加工物の切断面と液柱およびレーザ光との関係を示す斜視図。 加工終了後の被加工物の切断面を拡大した図面であり、図6(a)は従来の装置によって切断後の切断面を示し、図6(b)は図1に示した本実施例の装置による加工後の切断面を示している。 図1に示す本実施例の装置によって被加工物を加工する際の工程図であり、図7(a)は切断加工中を示し、図7(b)は仕上げ加工中の状態を示している。 本発明の他の実施例を示す斜視図であり、図8(a)は切断加工中の状態を示し、図8(b)は切断加工終了直後の状態を示している。 図1の装置によって許容範囲以上の厚肉の被加工物を切断した際における切断面を時系列で示したものであり、図9(a)は切断加工直後を示し、図9(b)は切断加工後に仕上げ加工を数回施した直後を示し、図9(c)はさらに複数回、仕上げ加工を施した直後を示している。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1は板状の被加工物2を所要の形状に切断するレーザ加工装置である。
このレーザ加工装置1は、レーザ光Lを発振するレーザ発振器3と、レーザ光Lを被加工物2に照射するとともに高圧水を液柱Wにして噴射する加工ヘッド4と、この加工ヘッド4を図1の左右方向となるX軸方向に移動させる第1移動手段5と、上記被加工物2を支持して上記X軸方向と水平面で直交するY軸方向に移動する加工テーブル6と、上記加工ヘッド4のハウジング4A内へ高圧水を供給する高圧水供給源としてのポンプ7と、上記レーザ発振器3および第1移動手段5等を制御する制御装置11とを備えている。
上記加工テーブル6は、いわゆるハニカム構造となっており、この加工テーブル6に板状の被加工物2が搬入されると、該被加工物2は加工テーブルの載置面に水平に支持されるようになっている。加工テーブル6は、図示しない第2移動手段によってY軸方向に移動されるようになっており、この第2移動手段の作動は制御装置11によって制御されるようになっている。
上記加工テーブル6を跨いでX軸方向に伸びる門型フレーム12が設けられており、この門型フレーム12における支持部12AにX軸方向のガイドレール13が連結されている。
上記支持部12Aの前面に近接させて板状の可動部材14が鉛直方向に配置されており、この可動部材14の裏面に連結されたX軸方向スライダ14Aを上記ガイドレール13に摺動自在に係合させている。上記ガイドレール13と平行に図示しないX方向ねじ軸とそれを正逆に回転させるX軸方向モータが支持部12Aに配置されており、上記X軸方向ねじ軸は可動部材14の図示しないめねじ部に螺合されている。そのため、上記X軸方向モータが所要時に制御装置11によって所要量だけ正逆に回転されることにより、可動部材14とそれに設けられた加工ヘッド4、レーザ発振器3等がX軸方向に移動されるようになっている。上記X軸方向ねじ軸とX軸方向モータおよび可動部材14によって、加工ヘッド4をX軸方向に移動させる第1移動手段5が構成されている。
可動部材14の前面には鉛直方向に向けてZ軸方向レール15が配置されており、加工ヘッド4のベース16の裏面に設けられたZ軸方向スライダ16Aが上記Z軸方向レール15にZ軸方向(上下方向)に摺動自在に係合されている。
ベース16における前面の上部にレーザ発振器3が鉛直下方に向けて連結されており、レーザ発振器3の下方となるベース16の前面に、噴射ノズル17等を有するハウジング4Aが連結されている。このように加工ヘッド16は、ハウジング4Aとベース16とを備えている。
上記可動部材14の前面には、上記Z軸方向レール15と平行に図示しないZ軸方向ねじ軸が配置されるとともに、該Z軸方向ねじ軸を正逆に回転させる図示しないZ軸方向モータが配置されている。Z軸方向ねじ軸は、上記ベース16の図示しないめねじ部に螺合されており、Z軸方向モータが所要時に制御装置11により正逆に回転されると、Z軸方向レール15に沿って加工ヘッド4およびそれに配置されたレーザ発振器3が所要量だけ昇降されるようになっている。
ハウジング4Aには鉛直方向の段付孔4aが穿設されており、その段付孔4aの下端部に環状の噴射ノズル17が嵌着されるとともに、段付孔4aの中央部にナット21によって透明なガラス板22が液密を保持して嵌着されている。ガラス板22よりも下方となる段付孔4a内は、ハウジング4Aの水平方向の液体通路4bとそれに接続された導管23を介して上記ポンプ7と連通している。
上記導管23の途中には常閉の電磁開閉弁24が配置されており、この電磁開閉弁24およびポンプ7の作動は、制御装置11によって制御されるようになっている。制御装置11がポンプ7を作動させるとともに所要時に電磁開閉弁24を開放させると、導管23を介して段付孔4a内にポンプ7から高圧水が給送され、この高圧水は噴射ノズル17を通過することで液柱Wとなってから被加工物2へ噴射されるようになっている。本実施例では、液柱Wは直径100μmで略円柱状を有するように噴射される。なお、ノズル17を交換することにより、液柱Wの直径は適宜設定可能である。
他方、上記ハウジング4Aの上方となるベース16の前面には、レーザ光Lを集光する集光レンズ25と、レーザ光Lの断面形状を変換するビームホモジナイザ26が配置されており、さらに、ビームホモジナイザ26の上方となるレーザ発振器3の出射部にはコリメータレンズ27が配置されている。
上記コリメータレンズ27はレーザ発振器3から発振される発散角を有するレーザ光Lをほぼ平行な光線に変換するようになっており、上記ビームホモジナイザ26は、それを通過するレーザ光Lの断面の強度分布を、一定の強度分布を有するいわゆるトップハットモードに変換するようになっている。
また、本実施例においては、波長、1064nm(基本波)のYAGレーザ発振器をレーザ発振器3として採用し、該レーザ発振器3は上記加工ヘッド4のベース16上に配置されている。そのため、前述したように、レーザ発振器3は加工ヘッド4ととともに昇降可能で、かつX軸方向に移動可能となっている。
なお、レーザ発振器3を加工ヘッド4の外部に設け、光ファイバー等の導光手段を用いて加工ヘッド4にレーザ光Lを導くようにしても良い。
上記噴射ノズル17から被加工物2に向けて高圧水の液柱Wが噴射されている状態において、制御装置11によりレーザ発振器3が作動されてレーザ光Lが発振されると、レーザ光Lはコリメータレンズ27とビームホモジナイザ26を順次透過してから上記集光レンズ8によって集光されて上記液柱W内に導光されるようになっている。
本実施例においては、上記ビームホモジナイザ26によってレーザ光Lの断面のモードをトップハットモードに成形するようにしてあり、そのようにトップハットモードに成形されたレーザ光Lを上記集光レンズ25によって集光して液柱W内に入射させるようにしている。 ここで、図3はレーザ光Lの断面における強度分布の各種モードを模式的に表したものである。図3(a)乃至図3(c)において、横方向は断面の半径方向、縦方向はレーザ強度に対応する。ここで、各図の波形は線対称となっているが、その中心となっている軸はレーザ光Lの断面の中心に対応する。また、波形の両端部はレーザ光Lの断面の円周部に対応する。すなわち、図3 (a)に表されるトップハットモードは、断面中心部から円周部にかけて略均一にレーザ強度が分布するモードであり、図3(b)に表される低次モードは、レーザ強度が断面中心部と円周部の略中心付近で最大となるように分布するモードである。また、図3(c)に表されるガウスモードは、レーザ強度が断面中心部で最大となり、円周部に向けて徐々にレーザ強度が小さくなるように分布するモードである。本実施例では、レーザ光Lのモードを、この図3(a)に示すトップハットモード、または図3(b)に示す低次モードに変換して加工に用いるようにしており、図3(c)に示したガウスモードは採用しない。
上述した構成は従来公知のレーザ加工装置と基本的に変わるとごろはない。しかして、本実施例のレーザ加工装置1は、上述した構成を前提として、被加丁物2を先ず所要の形状に切断する切断加工モードを有し、この切断加工モードによつて切断された被加工物2の切断面に平行に、かつこの切断面を含む被加工物2の端部に向けて液柱Wを噴射させ、液柱Wに導光されるレーザ光Lを切断面を含む被加工物端部に照射する仕上げ加工モードにより、切断面の全域に対して仕上げ加工を施すことが特徴である。
すなわち、切断加工モードでは、被加工物2の表面に対して上方から略円柱状に形成した液体流である液柱Wが噴射されると同時に、該液柱Wに導光されたレーザ光Lが照射されることで被加工物2に対する切断加工が開始され、その状態において制御装置11が第1移動手段5および第2移動手段を介して、加工ヘッド4側の液柱Wおよびレーザ光Lと加工テープル6上の被加工物2とが水平面で相対移動されることにより、被加工物2が所要の形状に切断されるようになっている。
また、仕上げ加工モードでは、切断加工モードによって切断された被加工物2の切断面に平行に、かつこの切断面を含む被加工物2の端部に向けて液柱Wを噴射させ、この液柱Wに導光されたレーザ光Lが切断面を含む被加工物2の端部に照射されることで切断面2Aに対する仕上げ加工が開始され、その状態において制御装置11が第1移動手段5および第2移動手段を介して、加工ヘッド4側の液柱Wおよびレーザ光Lと加工テーブル6上の被加工物2とが水平面で相対移動されることにより、切断面2Aの全域に対して仕上げ加工するようになっている。
そして、図2に示すように、本実施例の制御装置11は、レーザ発振器3等の作動を制御する作動制御部11Aと、加工モードを切り換える加工モード切換部11Bとを備えている。作動制御部11Aには、被加工物2に切断加工を施すために必要なレーザ発振器3と第1移動手段5・第2移動手段等の作動を制御するための切断加工用数値制御データが保存されている。この切断加工用数値制御データに基づいて、作動制御部11Aがレーザ発振器3等の作動を制御することで、前述したように被加工物2を所要の形状に切断加工することができるようになっている。つまり、切断加工用数値制御データに基づいてレーザ発振器3等の作動を制御して、被加工物2を切断するのが切断加工モードとなる。
また、上記作動制御部11Aには、被加工物2が切断された後に、切断面2Aを除去加工するために必要なレーザ発振器3、第1移動手段5、第2移動手段の作動を制御するための仕上げ加工用数値制御データが保存されている。そして、この仕上げ加工用数値制御データに基づいて、作動制御部11Aがレーザ発振器3等の作動を制御することで、被加工物2の切断面となった端面を仕上げ加工するようになっている。これが、仕上げ加工モードとなる。
本実施例においては、被加工物2を切断加工する際に必要な被加工物2の板厚の大小とレーザ光Lの出力および液柱Wの外径との関係が予め実験によって求めてあり、それらが上記切断加工用数値制御データとして、作動制御部11Aに保存されている。また、被加工物2を切断した後に切断面に仕上げ加工を施す際に必要なレーザ光Lと液柱Wの切断加工時に対するオフセット量(ずれ量)が上記仕上げ加工用数値制御データとして作動制御部11Aに保存されている。
さらに、加工モード切換部11Bは、上記作動制御部11Aがレーザ発振器3等の作動を制御して被加工物2に対して切断加工を終了したら、その時点で上記作動制御部11Aを上記切断加工用数値データに基づく切断加工モードから、他方の仕上げ加工用数値制御データに基づく仕上げ加工モードに切り換えるようになっている。
以上の構成に基づいて、本実施例のレーザ加工装置1によって板状のステンレスである被加工物2を切断加工して、その切断面を仕上げ加工する場合の処理工程を説明する。
この場合、先ず、図4(a)に示すように、制御装置11の作動制御部11Aは、予め保存された切断加工用数値制御データによる切断加工モードにより被加工物2を予め想定した切断予定線Cに沿って切断する。より詳細には、被加工物2の一辺の中央位置から被加工物2に対して液柱Wを噴射すると同時にレーザ光Lを照射し、かつ被加工物2と液柱W及びレーザ光LをY軸方向に相対移動させることで、切断予定線Cに沿って被加工物2を切断する。この切断加工によって、被加工物2は2分割されるので、切断予定線Cに沿って相互に近接する一対の切断面2A、2Aが生じる。
このようにして被加工物2の切断加工が終了すると、直ちに加工モード切換部11Bは作動制御部11Aを切断加工モードから仕上げ加工モードに切り換える。すると、その後、作動制御部11Aは仕上げ加工モードに移行して、先ず、左方の切断面2Aに対して上記切断加工時とは逆方向に液柱Wとレーザ光Lを移動させて、上記切断加工モードにおいて切断された被加工物2の切断面2Aに平行に、かつこの切断面2Aを含む被加工物2の端部に向けて液柱Wを噴射するとともにレーザ光Lを照射する。
この時、本実施例においては、液柱Wおよびレーザ光Lの上記切断加工時に対する左方への位置ずれ量(切断面2Aの長手方向と直交する方向のずれ量)、つまり、液柱Wとレーザ光Lが切断面2Aに対してオーバラップする量αは、液柱Wの半径以下の寸法に設定されることが好ましい(図4(b)参照)。液柱W半径以上の寸怯を位置ずれ量αとした場合、被加工物2端部を冷却する液体流が増加する。その結果、被加工物端部へのレーザ光Lによる入熱に対し、液柱Wによる吸熱が相対的に大きくなり、仕上げ加工においても、再度ドロスの付着が発生する可能性があるためである。
そして、上記位置ずれ量αを維持したまま、上記切断加工時とは逆方向に液柱Wとレーザ光Lが切断面2Aの長手方向に沿って相対移動される。
それにより、左方の切断面2Aがその長手方向全域にわたって均一な除去量で加工される。つまり、均一な除去量で切断面2Aが長手方向全域にわたって仕上げ加工されたことになる(図4(b)、図5参照)。これにより、液柱Wが噴射される被加工物2の端部、つまり、左方の切断面2Aからずれ量αまでの部分が、切断面2Aの長手方向全域にわたつて均一に除去される。すなわち、この仕上げ加工モードによれぱ、ドロスや酸化被膜が付着した切断面2Aを含む端部が除去されることにより、平滑な端面2A’,が得られることとなる。
そして、この後、作動制御部11Aは、仕上げ加工モードにおいて、それまでとは逆方向に液柱Wとレーザ光Lを移動させて、右方の切断面2Aに対しても仕上げ加工を施す。その際にも、上述した位置ずれ量αだけ液柱Wとレーザ光Lを切断面2Aに対してオーバラップさせることは勿論である。
このように、先ず、切断加工モードにより被加工物2に切断予定線Cに沿って切断加工を施し、その後、一方の切断面2Aと他方の切断面2Aに対して順次仕上げ加工モードで、両切断面2Aの長手方向全域にわたって仕上げ加工を施すようになっている。これにより、両切断面2Aに仕上げ加工が施されて、平滑な端面2A’を得ることができる。
以上で、本実施例のレーザ加工装置1による被加工物2に対する加工が終了する。
ここで、図6は従来技術と上述した本実施例の場合とで、加工終了後の切断面の違いを示したものである。図6(a)は従来技術による切断面を示している。図6(a)の従来技術においては、切断面における下方側の領域の大半にドロス等による凹凸が残っていることが理解できる。他方、図6(b)は上述した切断加工後に仕上げ加工を行った後の端面を示している。この図6(b)に示す本実施例においては、切断面からドロス等が除去されていることが理解できる。
なお、仕上げ加工モードにおける切断面2Aに対する仕上げ加工としては、同じ行程を複数回移動させることで、所要の仕上げ精度の切断面2Aが得られるまで繰り返すようにしても良い。つまり、例えばフライス盤のエンドミルを用いた端面加工のように、最初に切り込み量(位置ずれ量α)を大きくした粗仕上げで切断面2Aの全域のドロス等を除去して除去し、その後に切り込み量(位置ずれ量α)を前回よりも小さくして切断面2Aを除去することで端面2A’の仕上げ精度を向上させるようにしても良い。
以上の説明は、レーザ加工装置1により被加工物2を2分割するように切断してから切断面2Aである各端面を除去仕上げする場合を説明したが、次に被加工物2の中央側を切断して切り捨てる、いわゆる抜き加工の場合について説明する。この抜き加工では、被加工物2の中央側がスクラップとなり、それを囲繞する外方側の残部が製品となる。
この場合には、図7(a)に示すように、先ず、被加工物2における長方形の切断予定線Cの近接位置に液柱Wを噴射すると同時にレーザ光Lを照射して加工開始用のピアッシング孔2Cを穿設する。このピアッシング孔2Cの内径は、液柱Wよりも大径となる。
この後、 ピアッシング孔2Cの位置から切断加工を開始して、切断予定線Cよりも内方側を該切断予定線Cに沿って液柱Wとレーザ光Lにより被加工物2に切断加工を施す(図7(a)参照)。
切断予定線Cに沿って矢印方向に切断加工を施すことで、切断加工、つまり抜き加工が終了すると、この場合には、枠状となる外方部分が製品となるので、外側部分の内周縁となる切断面2Aの長手方向全域に対して前述した要領で液柱Wとレーザ光Lにより仕上げ加工を施す(図7(b)参照)。
この図7に示した抜き加工の場合には、ピアッシング孔2Cの輪郭(ピアッシング痕)が消滅するまで、複数回、端面2A’を液柱Wとレーザ光Lによって仕上げ加工を行う。これにより、被加工物2の製品部分は、その内周縁となる上記端面2A’が精度の高い平滑な端面として仕上げ加工される。
なお、図7に示した抜き加工の場合においても、ハニカム構造の加工テーブル6を用いるが、ハニカム構造の加工テーブル6の代わりに次のような抜き型治具を用いても良い。すなわち、図8に示すように、水平断面が枠状となる中空テーブル106を採用して、この中空テーブル106上に板状の被加工物2を支持し、その状態で被加工物2に対して図7に示したような抜き加工を施す。
この図8の場合には、抜き加工で被加工物2を切断した際には、内方側のスクラップ部分が中空テーブル106内に落下することになる。そして、その後に、前述したように、中空テーブル106上に支持されている外側部分の切断面2A(内周縁)に対して液柱Wとレーザ光Lによって除去仕上げを行う。
上述した本実施例によれば、被加工物2に対して切断加工とその後の仕上げ加工を施すことで加工を終了するようになっており、加工終了後においては、ドロスや酸化被膜が完全に除去された平滑で精度の高い端面2A’を得ることができる。
また、一台のレーザ加工装置1により切断加工と仕上げ加工を行うことができるので、従来必要であった切断加工後の研磨工程や研磨装置を省略することができ、被加工物2に対する加工処理時間を従来と比較して大幅に短縮することができる。
さらに、本実施例のレーザ加工装置1とそれによる加工方法によれば、レーザ光Lの出力で決定される切断可能な板厚以上の被加工物2の切断加工が可能となる。つまり、従来では、切断加工可能な被加工物2の板厚に対して、レーザ光Lの出力は所定範囲に限定されることは公知であるが、本実施例においては、レーザ光Lで切断可能な板厚の許容範囲を従来の装置および加工方法と比較して実質的に拡大することができる。換言すると、レーザ光Lの出力に対して従来よりもより板厚の厚い被加工物2を切断加工することができるので、レーザ加工装置1の汎用性を実質的に拡大することができる。
このことは、本願の発明者が行った実験の結果から容易に理解することができる。すなわち、図9は、被加工物2としての板厚300μmのステンレス(SUS304)を先ず切断加工し、その後、順次複数回、切断面に上述した本実施例のように液柱Wとレーザ光Lで仕上げ加工を施した際の切断面(端面)の状態を示したものである。図9(a)は、板厚100μmを切断するための切断条件で敢えて300μmの板厚のステンレス板を切断した後の切断面を示している。レーザ光Lの出力が小さいので切断面における下方部分に多量のドロスが付着していることが理解できる。
次に、図9(b)は、図9(a)に示した切断面に対して複数回、上述した本実施例の要領で液柱Wとレーザ光Lにより仕上げ加工を行った後の切断面(端面)を示している。上記図9(a)と比較すると、切断面に付着していたドロスが大幅に除去されていることが理解できる。
さらに、図9(c)は、図9(b)に示した切断面に対してさらに複数回、上述した本実施例の要領で液柱Wとレーザ光Lにより仕上げ加工を施した後の切断面(端面)を示している。この図9(c)に示すように、当初付着していたドロスは完全に除去されていることが理解できる。
この図9に示すように、本実施例のレーザ加工装置1とそれによる加工方法によれば、レーザ光Lの出力に応じて切断可能とされていた板厚よりも厚い被加工物2を切断加工することができる。
なお、上述したように、本実施例のレーザ加工装置1では、ビームホモジナイザ26により、断面強度分布をトップハットモードまたは低次モードに変換したレーザ光Lにより仕上げ加工を行うようにしている。上述したように、ガウスモードと較べてレーザ光Lの断面円周部付近でのレーザ強度が高いトップハットモード、低次モードのレーザ光Lを用いれば、液柱Wと切断面2Aをオーバーラップさせた部分に照射されるレーザ光強度が高くなり、仕上げ加工の効率を高めることができるためである。
さらに、上述した実施例においては、被加工物2に切断加工を施し、その後に切断面に仕上げ加工を施す場合についてしたが、既に図示しない前工程において切断された被加工物2の切断面(端面)に対して、本実施例のレーザ加工装置1によって仕上げ除去加工を施して、切断面(端面)の仕上げ加工を行うことも可能である。
また、本実施例におけるレーザは、波長1064nmのYAGレーザとしているが、被加工物2に応じて、その他の各種レーザを適用可能である。さらに、本実施例では、被加工物2の形状は方形の板状のものとしているが、その他.、円形状のものであっても良い。
1‥レーザ加工装置 2‥被加工物
2A‥切断面 2A’‥端面
3‥レーザ発振器 4‥加工ヘッド
5‥第1移動手段 6‥加工テーブル
7‥ポンプ 11‥制御装置
25‥集光レンズ L‥レーザ光
W‥液柱 C‥切断予定線

Claims (6)

  1. 高圧の液体を液柱にして噴射するとともに、該液柱により導光したレーザ光を板状の被加工物に照射して加工するレーザ加工方法において、
    上記液柱を、上記被加工物の端面と平行な方向に、かつ加工対象とする端面を含む被加工物端部に向けて噴射するとともに、上記端面の長手方向に沿って該液柱と該被加工物とを相対移動させることにより、上記被加工物端部に仕上げ加工を施すことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 上記液柱を上記板状の被加工物の表面に向けて噴射するとともに、該被加工物と該液柱を相対移動させて該被加工物を所要の形状に切断した後、該切断面を含む被加工物端部に上記仕上げ加工を施すことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 上記液柱はレーザ光の断面強度分布がトップハットモードまたは低次モードであるレーザ光を導光することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザ加工方法。
  4. 高圧の液体を液柱にして噴射する加工ヘッドと、該加工ヘッドに高圧の液体を供給する液体供給手段と、レーザ光を発振する発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を集光して、上記液柱に入射させる集光手段と、上記加工ヘッドと被加工物とを相対移動させる移動手段と、上記液体供給手段、レーザ発振器および移動手段を制御する制御手段とを備え、上記液柱に入射されたレーザ光を、該液柱を導光路として板状の被加工物に照射することにより、該被加工物を加工するレーザ加工装置において、
    上記制御手段は、上記液柱を、上記被加工物の端面と平行な方向に、かつ加工対象とする端面を含む被加工物端部に向けて噴射するとともに、該端面の長手方向に沿って移動させることにより、該被加工物の端部に仕上げ加工を施す仕上げ加工モードを有することを特徴とするレーザ加工装置。
  5. 上記制御手段は、上記液柱を板状の被加工物の表面に噴射するとともに、該被加工物と該液柱を相対移動させて該被加工物を所要の形状に切断する切断加工モードを有し、上記仕上げ加工モードにおける仕上げ加工は、上記切断加工モードにおいて切断された切断面を含む上記被加工物端部に対して行われることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置,
  6. 上記レーザ発振器と上記集光手段との間にレーザ光の断面強度分布をトップハットモードまたは低次モードに変換する変換手段を設けたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のレーザ加工装置.
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