JP2012033072A - 面状体及びタッチパネル - Google Patents

面状体及びタッチパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2012033072A
JP2012033072A JP2010173097A JP2010173097A JP2012033072A JP 2012033072 A JP2012033072 A JP 2012033072A JP 2010173097 A JP2010173097 A JP 2010173097A JP 2010173097 A JP2010173097 A JP 2010173097A JP 2012033072 A JP2012033072 A JP 2012033072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planar body
touch panel
conductive
conductive film
wiring conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010173097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5374457B2 (ja
Inventor
Kimitomo Tsureyama
君奉 連山
Osamu Sasaki
治 佐々木
Takashi Shiojiri
隆志 塩尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2010173097A priority Critical patent/JP5374457B2/ja
Publication of JP2012033072A publication Critical patent/JP2012033072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374457B2 publication Critical patent/JP5374457B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】、基板上に形成された導電膜と外部回路とを電気的に接続するための配線導体に断線が発生することを防止できる面状体及びタッチパネルを提供する。
【解決手段】基板11(21)上に形成された導電膜12(22)と、導電膜12(22)及び外部回路を電気的に接続するための配線導体13(23)とを備える面状体1(2)であって、配線導体13(23)は、スクリーン印刷法により基板11(21)上に形成される波形線である面状体1(2)。
【選択図】図2

Description

本発明は、面状体及びタッチパネルに関する。
従来、銀行端末(キャッシュディスペンサー)、券売機、パソコン、OA機器、電子手帳、PDA、携帯電話等の表示装置にタッチパネルが使用されている。タッチパネルは画面表示を邪魔せずに、どこをタッチしたかを検出するセンサであり、いろいろな方式が考案され、実用化されている。通常、タッチパネルと表示装置とは別々の部品であり、2つのモジュール部品を組み合わせ(貼り合わせ)、1つのケースに収められて使用する。
代表的なタッチパネルは、図15の平面図及び図16の断面図に示されるように、基板101,102の片面にITO等の導電膜103,104が形成された2つの面状体105,106が、互いに導電膜103,104を対向配置された構成を有する(特許文献1等参照)。また、基板101,102上には、導電膜103,104に接続する配線導体107(引き廻し配線)が形成されており、当該配線導体107を介して、タッチパネルの外部に配置される図示しない外部回路と導電膜103,104とは電気的に接続している。ここで、基板101,102上に形成される配線導体107は、導電膜103,104のパターン形状によって異なる場合があるが、通常、基板101,102の周縁部領域に形成されている。
特開2009−289235号公報
上述の配線導体は、タッチパネルのタッチ面を広く形成したいという要求から、基板の周縁部のできるだけ狭い範囲内に形成されることが求められている。このニーズに応えるために、線幅が例えば100μm以下で線間が100μm以下となるように配線導体が形成されている。このように線幅が細い配線導体をスクリーン印刷法により形成する場合、スクリーン印刷版に形成される開口部(配線導体を形成するための開口部)内に、配線導体印刷用の導電インクが充填されにくくなるため、配線導体の断線が発生するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、基板上に形成された導電膜と外部回路とを電気的に接続するための配線導体に断線が発生することを防止できる面状体及びタッチパネルを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、基板上に形成された導電膜と、前記導電膜及び外部回路を電気的に接続するための配線導体とを備える面状体であって、前記配線導体は、スクリーン印刷法により前記基板上に形成される波形線である面状体により達成される。
また、この面状体において、前記波形線は、屈曲部を有する折れ線状であることが好ましい。
また、前記波形線は、交互に弧が反転しつつ連続する円弧連続の波形線、又は正弦波状の波形線であることが好ましい。
また、前記波形線の線幅は、10μm〜100μmであることが好ましい。
また、本発明の上記目的は、上述の面状体を備えるタッチパネルにより達成される。
また、本発明の上記目的は、上述の面状体を複数備え、前記各面状体は、前記導電膜が互いに対向する向きに、或いは、同一方向となる向きに配置されているタッチパネルにより達成される。
また、本発明の上記目的は、上述の面状体を備えるタッチパネルであって、前記導電膜及び前記配線導体が形成される前記基板の一方面とは反対側の他方面に、第2の導電膜と、前記第2の導電膜及び前記外部回路を電気的に接続するための第2の配線導体とを備えるタッチパネルにより達成される。
本発明によれば、基板上に形成された導電膜と外部回路とを電気的に接続するための配線導体に断線が発生することを防止できる面状体及びタッチパネルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るタッチパネルの概略構成断面図である。 図1に示すタッチパネルが備える第1面状体の一部を示す平面図である。 図1に示すタッチパネルが備える第2面状体の一部を示す平面図である。 図1に示すタッチパネルが備える第1面状体の変形例の一部を示す平面図である。 図1に示すタッチパネルが備える第2面状体の変形例の一部を示す平面図である。 第1面状体(第2面状体)が備える配線導体の要部拡大図である。 (a)(b)図6に示す配線導体の変形例を示す要部拡大図である。 スクリーン印刷法により配線導体を形成する際の説明図である。 (a)(b)(c)スクリーン印刷法により配線導体を形成する際の説明図である。 第1面状体(第2面状体)の変形例を示す平面図である。 第1面状体(第2面状体)のその他の変形例を示す平面図である。 第1面状体(第2面状体)のその他の変形例を示す平面図である。 第1面状体(第2面状体)のその他の変形例を示す平面図である。 図1に示すタッチパネルの変形例を示す概略構成断面図である。 従来のタッチパネルの一部を示す平面図である。 従来のタッチパネルの概略構成断面図である。
以下、本発明の実態形態について添付図面を参照して説明する。尚、各図面は、構成の理解を容易にするため、実寸比ではなく部分的に拡大又は縮小されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るタッチパネルの概略構成断面図である。図2は、タッチパネルを構成する第1面状体の平面図であり、図3は、タッチパネルを構成する第2面状体の平面図である。本発明の一実施形態に係るタッチパネル100は、例えば、銀行端末(キャッシュディスペンサー)、券売機、パソコン、OA機器、電子手帳、PDA、携帯電話等の表示装置に取り付けられて使用される静電容量式のタッチパネルであり、第1面状体1と第2面状体2とを備えている。第1面状体1は、基板11と、当該基板11の一方面側にパターニングされた導電膜12と、当該基板11の一方面側に形成される複数の配線導体13とを備えている。同様に、第2面状体2は、基板21と、当該基板21の一方面側にパターニングされた導電膜22と、当該基板21の一方面側に形成される複数の配線導体23とを備えている。第1面状体1と第2面状体2とは、それぞれの導電膜12,22が対向する向きとなるようにして、粘着層3を介して貼着されている。なお、それぞれの導電層12,22が同一方向を向くようにして、第1面状体1及び第2面状体2を貼着してもよい。
導電膜12,22は、図2及び図3に示すように、平行に延びる複数の帯状導電部12a,22aの集合体としてそれぞれ形成されており、各導電膜12,22の帯状導電部12a,22aは、互いに直交するように配置されている。各帯状導電部12a,22aの端部には、配線導体13,23が接続しており、図示しない外部回路と電気的に接続されている。
導電膜12,22のパターン形状は、指などの接触ポイントを検出可能である限り、任意の形状とすることが可能である。例えば、図4及び図5に示すように、導電膜12,22を、複数の菱形が直線状に連結された菱形帯状導電部12b,22bの集合体として構成し、各導電膜12,22における菱形帯状導電部12b,22bの長手方向が互いに直交し、且つ、平面視において上下の菱形が重なり合わないように配置してもよい。なお、タッチパネル100の分解能などの動作性能については、第1面状体1と第2面状体2とを重ね合わせた場合に、導電部が存在しない領域を少なくする構成を採用する方が優れている。このような観点から、導電膜12,22のパターン形状として、図2及び図3に示す矩形状の構成よりも、複数の菱形が直線状に連結された菱形帯状導電部12b,22bの構成の方が望ましい。
基板11,21は、透明性が高い材料からなることが好ましく、具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、アクリル、非晶性ポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、脂肪族環状ポリオレフィン、ノルボルネン系の熱可塑性透明樹脂などの可撓性フィルムやこれら2種以上の積層体、或いは、ソーダガラス、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラスなどのガラス板などを挙げることができる。基板11,21の厚みは、特に限定されないが、20〜500μm程度が好ましい。
また、可撓性を有する材料から基板11,21を形成した場合、当該基板11,21に剛性を付与するために支持体を貼着してもよい。支持体としては、ガラス板や、ガラスに準ずる硬度を有する樹脂材料を例示することができ、その厚さは100μm以上であることが好ましく、0.2mm〜10mmであることがより好ましい。
導電膜12,22は、透明性が高い材料からなることが好ましく、具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、カリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛や、酸化亜鉛−酸化錫系、酸化インジウム−酸化錫系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系、酸化亜鉛、スズ酸化膜等の透明導電材料、或いは、スズ、銅、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属材料、金属酸化物材料を例示することができ、これら2種以上を複合して形成してもよい。また、金属単体でも導電材料として使用できる。
また、カーボンナノチューブやカーボンナノホーン、カーボンナノワイヤ、カーボンナノファイバー、グラファイトフィブリルなどの極細導電炭素繊維や銀素材からなる極細導電繊維をバインダーとして機能するポリマー材料に分散させた複合材を導電膜12,22の材料として用いることもできる。ここでポリマー材料としては、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン、ポリチオフェン、ポリフェニレンビニレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリp−フェニレン、ポリ複素環ビニレン、PEDOT:poly(3,4-ethylenedioxythiophene)などの導電性ポリマーを採用することができる。また、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、アクリル、ポリイミド、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、脂肪族環状ポリオレフィン、ノルボルネン系の熱可塑性透明樹脂などの非導電性ポリマーを採用することができる。
導電膜12,22の材料として、特にカーボンナノチューブを非導電性ポリマー材料に分散させたカーボンナノチューブ複合材を採用した場合、カーボンナノチューブは、直径が一般的には0.8nm〜1.4nm(1nm前後)と極めて細いので、1本或いは1束ずつ非導電性ポリマー材料中に分散することでカーボンナノチューブが光透過を阻害することが少なくなり導電膜12,22の透明性を確保する上で好ましい。
導電膜12,22の形成方法は、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法などのPVD法や、CVD法、塗工法、印刷法などを例示することができる。また導電膜12,22の厚みは、例えばスパッタリング法でITO膜を成膜する場合は、60nm以下であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましい。なお、膜厚が5nm以下では連続した膜になり難く、安定な導電層を形成することは困難である。
導電膜12,22のパターニングは、基板11,21上にそれぞれ形成された導電膜12,22の表面に、所望のパターン形状を有するマスク部を形成して露出部分を酸液などでエッチング除去した後、アルカリ液などによりマスク部を溶解させて行うことができる。
導電膜12,22と外部回路とを電気的に接続する配線導体13,23は、引き廻し配線とも呼ばれ、図2〜図5に示すように、導電膜12,22を構成する各帯状導電部12a,22a(12b,22b)に接続される配線である。これら配線導体13,23を介して、導電膜12,22を構成する各帯状導電部12a,22a(12b,22b)は、外部に配置されるタッチパネル駆動用の外部回路(図示せず)と電気的に接続する。配線導体13,23は、図6の要部拡大図に示すように、基板11,21の一方面上に形成される波形線として構成されている。波形線としては、図6に示すように、屈曲部13a,23aを有する折れ線状となるように構成してもよく、また、図7(a)に示すように、交互に弧が反転しつつ連続する円弧連続の波形線、或いは、図7(b)に示すように、正弦波状の波形線となるように構成してもよい。
配線導体13,23の線幅は、10μm〜100μmであることが好ましく、特に15〜50μmとなるように形成することが好ましい。また、屈曲部13a,23aを有する折れ線状の波形線により配線導体13,23を構成する場合、図6を参照して、波形線を構成する各直線状部13b,23bの長さLが、50μm〜300μmとなるように構成することが好ましく、特に100〜200μmとなるように形成することが好ましい。また、波形線を構成する各直線状部13b,23bの折れ角度θ(波形線の長手方向に沿う直線Kと直線状部とのなす角度)が、30°〜60°の範囲となるように構成することが好ましい。
配線導体13,23は、スクリーン印刷法により、基板11,21上に形成される。例えば、図8に示すように、図示しない枠内にメッシュ(紗)51およびマスク用の乳剤52を有し、当該乳剤52を選択的に除去して設けられた開口部53を有するスクリーン印刷版5を用いて、スキージ6により配線導体印刷用の導電インク7を開口部53を介して押し出すことによって、基板11,21に配線導体13,23を形成する。
導電インク7は、樹脂成分と溶剤からなる溶媒中に導電性の微粒子が凝集することなく均一に分散されている導電性の流動体である。流動体中に含まれる導電性の微粒子の一例として、銀を主成分とする微粒子を挙げることができる。また、例えば、金、銀、銅、金と銀の合金、金と銅の合金、銀と銅の合金、金と銀と銅の合金のいずれか一を主成分とする微粒子でもよい。また、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化インジウムに酸化亜鉛を混合した導電性酸化物(IZO[indium
zinc oxide])、または酸化インジウムに酸化珪素を混合した導電性酸化物(ITSO)を主成分とする微粒子でもよい。
なお、スクリーン印刷法により形成される配線導体13,23の線幅は、上述のように10μm〜100μmと細いため、スクリーン印刷版5に形成される配線導体用の開口部53の形成位置によっては、スクリーン印刷版5のメッシュ(紗)51の紗径の影響を受けてしまい、印刷に十分な開口を得ることが困難な場合もある。このような事態を回避するため、スクリーン印刷版5に形成される配線導体用の開口部53は、その長手方向が、メッシュ(紗)51の縦糸51a或いは横糸51bの長手方向と一致しないように形成することが好ましい。
粘着層3は、エポキシ系やアクリル系など、一般的な透明接着剤を用いることができ、ポリエステル系樹脂の透明性フィルムからなる芯材を含むものであってもよい。また、シート状粘着材を複数枚重ね合わせることにより粘着層3を形成してもよく、更に、複数種類のシート状粘着材を重ね合わせて形成してもよい。粘着層3の厚みは、特に指定はないが、実用上では200μm以下であることが好ましい。
以上の構成を備えるタッチパネル100において、タッチ位置の検出方法は、従来の静電容量式のタッチパネルと同様であり、第1面状体1の表面側における任意の位置を指などで触れると、導電膜12,22は接触位置において人体の静電容量を介して接地され、導電膜12,22を流れる電流値を検出することにより、接触位置の座標が演算される。
本発明に係る面状体1,2は、導電膜12,22及び基板11,21の外部に配置される外部回路を電気的に接続するための、配線導体13,23をスクリーン印刷法により波形線として形成している。例えば、屈曲部13a,23aを有する折れ線状の波形線により配線導体13,23をスクリーン印刷により形成する場合、図9(a)に示すように、スクリーン印刷版に形成される配線導体13,23に対応する波形線状の開口部53における各直線状開口部53aは、スキージ6の動作方向(図中の矢印Aにて示す方向)に対して所定の角度傾いて配置されることになるため、配線導体が形成される領域Eの幅Wが、単に直線により配線導体を形成する場合(図9(b))に比べて広くなる。その結果、配線導体用インク7が、スクリーン印刷版5に形成された開口部53内に押し込まれ易くなり、配線導体13,23を形成するに際して、配線導体用インク7の充填不良に起因する配線導体13,23の断線が発生することを効果的に防止することができる。なお、波形線である配線導体13,23を、図7(a)に示す、交互に弧が反転しつつ連続する円弧連続の波形線、或いは、図7(b)に示す、正弦波状の波形線となるように構成しても、屈曲部13a,23aを有する折れ線状の波形線により配線導体13,23を形成する場合と同様に、配線導体用インク7が、スクリーン印刷版5に形成された開口部53内に押し込まれ易いため、配線導体印刷用の導電インク7の充填不良に起因する配線導体13,23の断線が発生することを効果的に防止することができる。
また、図9(b)に示すように、単なる直線により形成される配線導体の長手方向に沿う方向(図中の矢印Bにて示す方向)にスキージ6を移動させて配線導体13,23を形成する場合、スキージ6の移動方向(図中の矢印Bにて示す方向)に対する直線状の配線導体の長さが長いため、スキージ6を移動させるに従って、配線導体用インク7がスクリーン印刷版5の開口部53内に充填されにくくなるという問題が生じるが、本発明のように、配線導体13,23を波形線により形成する場合、図9(c)に示すように、波形線を構成する開口部53の各直線状開口部53aの長手方向に沿う方向(図中の矢印Cにて示す方向)にスキージを移動させたとしても、スキージ6の移動方向に対する各直線状開口部53aの長さが短くなるため、配線導体印刷用の導電インク7の充填を確実に行うことができ、配線導体用インク7の充填不良に起因する配線導体13,23の断線が発生することを効果的に防止することができる。
以上、本発明に係る面状体1,2及びこれを使用するタッチパネル100の実施形態について説明したが、具体的構成は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態においては、導電膜12(22)は、複数の帯状導電部12a(22a)の集合体として形成されているが、図10に示すように、単一の平面視矩形状の導電部により、導電膜12を形成してもよい。配線導体13は、平面視矩形状の導電膜12の4隅にそれぞれ接続している。なお、このような構成の導電膜12は、タッチした時の各4隅に流れる電流の比率からタッチ位置を検出することが可能である。また、2つの面状体を重ね合わせることなく単一の面状体によりタッチパネルを構成することができる。
また、各帯状導電部12a(22a)は、その形成領域全域にわたって、インジウム錫酸化物(ITO)等の導電性材料を成膜することにより構成されているが、このような構成に特に限定されず、例えば、図11や図12に示すように、各帯状導電部12a(22a)が、複数の導体線9を組み合わせた網目状となるように形成してもよい。この場合、例えば導体線9を線幅25μm、300μmピッチの網目状を形成すると、透過率約75%の透明な面状体が得られる。このような極細の導体線9を印刷する方法としては、例えば特開2006−240111に記載のスクリーン印刷機を用いた印刷が例示できる。なお、各帯状導電部12a(22a)をスクリーン印刷で行う場合は、配線導体13,23も同時に形成することができる。
また、帯状導電部12a(22a)の代わりに、図13に示すように、アイランド状の複数の導電部12cの集合体として、導電膜12を構成してもよい。導電膜12をアイランド状の導電部12cの集合体として形成する場合、各導電部12cに、配線導体13がそれぞれ接続するように構成するため、配線導体13の一部は、各導電部12cの間に配置される。なお、図13に示すように、アイランド状の複数の導電部12cの集合体として、導電膜12を形成し、各導電部12cに、配線導体13がそれぞれ接続するように構成した場合、当該導電膜12を有する第1面状体1(或いは第2面状体2)のみでタッチパネルとしての機能を備える。
また、上記実施形態においては、第1面状体1および第2面状体2を粘着層3を介して貼着することにより、静電容量式のタッチパネル100を構成しているが、タッチパネル100の構成として、このような構成に特に限定されない。例えば、図14の概略構成断面図に示すように、第1面状体1(或いは第2面状体2)において、導電膜12及び配線導体(図示せず)が形成される基板11の一方面とは反対側の他方面に、第2の導電膜15と、当該第2の導電膜15及び外部回路を電気的に接続するための第2の配線導体(図示せず)とを備えるようにタッチパネル100を形成することもできる。このような構成によれば、粘着層3を介して2つの面状体を貼り合わせる必要が無くなり、製造上の作業性を高めることができる。また、タッチパネル100が備える基板11は一枚だけであると共に、粘着層3を必要としないので、タッチパネル100の厚みを薄くすることが可能になる。なお、基板11の両面にそれぞれ形成される導電膜12及び第2の導電膜15を、例えば図2や図3(或いは図4や図5)に示すような、互いに平行に延びる複数の帯状導電部の集合体として形成する場合、基板11の一方面に形成される帯状導電部と、基板の他方面に形成される帯状導電部とは、その長手方向が互いに直交するよう配置する。また、図14に示すような構成のタッチパネルを形成する場合、タッチ面を保護するために、ガラス板や、ガラスに準ずる硬度を有する樹脂材料から形成される支持体や保護膜等をタッチ面に相当する面上に貼着することが好ましい。
また、上記実施形態においては、第1面状体1および第2面状体2を粘着層3を介して貼着することにより、静電容量式のタッチパネル100を構成しているが、以下のようにして抵抗膜式のタッチパネルを構成することもできる。すなわち、第1面状体1および第2面状体2を、それぞれの導電膜12,22が互いに対向するように、スペーサーを介して所定間隔を空けて配置することにより抵抗膜式のタッチパネルを構成することもできる。
この抵抗膜式のタッチパネルにおけるタッチ位置の検出方法は、従来の抵抗膜式のタッチパネルと同様であり、第1面状体1の表面側における任意の位置を指などで押圧することで、導電膜12,22は接触し、その接点の抵抗値を横方向と縦方向に時分割的測定をすることで接触位置の座標が演算される。
また、上記実施形態においては、第1面状体1及び第2面状体2は、タッチパネルの電極として使用する場合について記載しているが、例えば、有機発光層を備える有機エレクトロルミネッセンス装置の電極として使用することもできる。また、タッチパネルや有機エレクトロルミネッセンス装置以外の、シリコン基板上に素子を形成する反射型液晶装置(LCOS)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放出型ディスプレイ(FED、SED)、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、電気泳動装置等にもスクリーン印刷法で配線導体を形成する場合に適用可能である。
100 タッチパネル
1 第1面状体
2 第2面状体
11,21 基板
12,22 導電膜
13,23 配線導体
3 粘着層

Claims (7)

  1. 基板上に形成された導電膜と、前記導電膜及び外部回路を電気的に接続するための配線導体とを備える面状体であって、
    前記配線導体は、スクリーン印刷法により前記基板上に形成される波形線である面状体。
  2. 前記波形線は、屈曲部を有する折れ線状である請求項1に記載の面状体。
  3. 前記波形線は、交互に弧が反転しつつ連続する円弧連続の波形線、又は正弦波状の波形線である請求項1に記載の面状体。
  4. 前記波形線の線幅は、10μm〜100μmである請求項1から3のいずれかに記載の面状体。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の面状体を備えるタッチパネル。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の面状体を複数備え、
    前記各面状体は、前記導電膜が互いに対向する向きに、或いは、同一方向となる向きに配置されているタッチパネル。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の面状体を備えるタッチパネルであって、
    前記導電膜及び前記配線導体が形成される前記基板の一方面とは反対側の他方面に、第2の導電膜と、前記第2の導電膜及び前記外部回路を電気的に接続するための第2の配線導体とを備えるタッチパネル。

JP2010173097A 2010-07-30 2010-07-30 面状体及びタッチパネル Expired - Fee Related JP5374457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010173097A JP5374457B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 面状体及びタッチパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010173097A JP5374457B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 面状体及びタッチパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012033072A true JP2012033072A (ja) 2012-02-16
JP5374457B2 JP5374457B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=45846378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010173097A Expired - Fee Related JP5374457B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 面状体及びタッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5374457B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038580A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd タッチパネル
JP5520406B1 (ja) * 2013-03-28 2014-06-11 株式会社フジクラ タッチセンサの製造方法
JP2014174656A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネル用電極部材、タッチパネル、及び画像表示装置
WO2014156066A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 パナソニック株式会社 入力装置
WO2014157234A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 昭和電工株式会社 透明導電基板の製造方法及び透明導電基板
JP2015513750A (ja) * 2013-03-08 2015-05-14 南昌欧菲光科技有限公司Nanchang O−Film Tech. Co., Ltd. タッチパネルおよびその製造方法
WO2015146277A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 株式会社カネカ タッチパネル、表示装置、並びに、タッチパネルの製造方法
JP2015201065A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 株式会社フジクラ タッチセンサ
JP6096375B2 (ja) * 2014-03-20 2017-03-15 アルプス電気株式会社 静電容量式センサ
JP2018060345A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 日本航空電子工業株式会社 電子デバイス及びタッチパネル

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07228069A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Tani Denki Kogyo Kk スクリーン印刷におけるスクリーンと該スクリーンを用いるスクリーン印刷法
JP2001084894A (ja) * 1999-09-17 2001-03-30 Dainippon Printing Co Ltd プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
JP2002040462A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2004086626A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Tokai Rika Co Ltd タッチパネルスイッチ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07228069A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Tani Denki Kogyo Kk スクリーン印刷におけるスクリーンと該スクリーンを用いるスクリーン印刷法
JP2001084894A (ja) * 1999-09-17 2001-03-30 Dainippon Printing Co Ltd プラズマディスプレイパネルの電極形成方法
JP2002040462A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2004086626A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Tokai Rika Co Ltd タッチパネルスイッチ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038580A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd タッチパネル
JP2014174656A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネル用電極部材、タッチパネル、及び画像表示装置
JP2015513750A (ja) * 2013-03-08 2015-05-14 南昌欧菲光科技有限公司Nanchang O−Film Tech. Co., Ltd. タッチパネルおよびその製造方法
JPWO2014156066A1 (ja) * 2013-03-25 2017-02-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 入力装置
WO2014156066A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 パナソニック株式会社 入力装置
JP5520406B1 (ja) * 2013-03-28 2014-06-11 株式会社フジクラ タッチセンサの製造方法
WO2014157234A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 昭和電工株式会社 透明導電基板の製造方法及び透明導電基板
JPWO2015141473A1 (ja) * 2014-03-20 2017-04-06 アルプス電気株式会社 静電容量式センサ
JP6096375B2 (ja) * 2014-03-20 2017-03-15 アルプス電気株式会社 静電容量式センサ
CN105814529A (zh) * 2014-03-28 2016-07-27 株式会社钟化 触摸屏、显示装置及触摸屏的制造方法
WO2015146277A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 株式会社カネカ タッチパネル、表示装置、並びに、タッチパネルの製造方法
JPWO2015146277A1 (ja) * 2014-03-28 2017-04-13 株式会社カネカ タッチパネル、表示装置、並びに、タッチパネルの製造方法
US9952713B2 (en) 2014-03-28 2018-04-24 Kaneka Corporation Touch panel, display device, and touch panel manufacturing method
CN105814529B (zh) * 2014-03-28 2019-09-20 株式会社钟化 触摸屏、显示装置及触摸屏的制造方法
JP2015201065A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 株式会社フジクラ タッチセンサ
JP2018060345A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 日本航空電子工業株式会社 電子デバイス及びタッチパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP5374457B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374457B2 (ja) 面状体及びタッチパネル
US9338878B2 (en) Touch panel
US9594406B2 (en) Touch panel and method for producing same
TWI518569B (zh) A display device with a touch panel
US10091872B2 (en) Touch window and display including the same
US9329710B2 (en) Touchscreen panel and touchscreen device
KR102053258B1 (ko) 터치 윈도우
US20120162099A1 (en) Touch screen
KR101402825B1 (ko) 전극패턴의 구조가 개선된 터치윈도우
US20150060120A1 (en) Touch panel
KR20130027307A (ko) 터치패널
US20120081329A1 (en) Digital resistive type touch panel
CN104516584A (zh) 触控窗口和具有该触控窗口的触控设备
KR101765950B1 (ko) 터치 패널
JP5622160B1 (ja) 面状体及びタッチパネル
TWI630517B (zh) 觸控視窗以及包含其之觸控裝置
US20120001863A1 (en) Touch panel
KR102335116B1 (ko) 터치 스크린 패널 및 이의 제조 방법
KR101305697B1 (ko) 터치 패널
JP6134968B2 (ja) 表示装置
US9342171B2 (en) Touch panel with first and second electrodes extending in the same direction but on opposite surfaces of a substrate
JP6127251B2 (ja) タッチパネル
JP6134965B2 (ja) タッチパネル装置
US20150103261A1 (en) Touch panel and manufacturing method thereof
JP2012226498A (ja) タッチスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees